櫻子「言ってた!」
撫子「…」
あかりちゃんはそんなこと言わない
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「結衣って好きな人いるの?」
結衣「別に。なんで?」
京子「きいてみただけ」
結衣「ふーん」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「なんで私がいつも結衣の家に来るか知ってる?」
結衣「知らない」
京子「結衣と一緒にいたいからだよ」
結衣「ふーん。あ、お昼できたよ」
京子「わーい」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「なんでそんなに家事できるの?」
結衣「慣れだよ」
京子「結衣と結婚したい」
結衣「は?」
京子「そしたら私家事覚えなくていいじゃん!」
結衣「じゃがいもうまい」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「暑いねー」
結衣「そうだね」
京子「クーラーつけないの?」
結衣「電気代の節約してるから」
京子「虫多くなるよ」
結衣「京子、クーラーつけてきて」
京子「うー涼しー」ヒンヤリ
結衣「京子、洗い物しておいて」
京子「ええーっ」
結衣「ラムレーズンあげるから」
京子「やらせていただきます!」
結衣「…涼しい」
京子「ラムレーズンうめぇ!」パクパク
結衣「お前家で手伝いとかしないのか?」
京子「どうして?」
結衣「いや、食器の洗い方が斬新だったから」
京子「まあそんなん洗えてればいいんだよ」
結衣「おとなになってから苦労するぞ」
京子「大丈夫!結衣が全部やってくれる予定だから!」
結衣「このゲーム難しいな」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「もし私が誰かと付き合ったらどうする?」
結衣「んー…ちょっと気にはなるかもな」
京子「へへっ」
結衣「雨が振りそうだな」
京子「どこか出かける予定だったの!? 私に秘密でそんな…!」
結衣「洗濯物を取り込もうと思ったんだよ」
京子「なーんだ、私のおっちょい!じゃあ私は安心して漫画の続き読んでます」
結衣「お前も手伝えよ」
京子「うーだるいー」
結衣「あっ、雨がふりだした。早くしろ」セカセカ
京子「結衣、この下着そろそろ替え時じゃない?」
結衣「何やってんだお前」
今気づいたけどスレタイ、あかりちゃんじゃなくてちなつちゃんだった
ちなつ「このパン美味しいね!レーズンの塩気とか特に。やっぱり向日葵ちゃん料理上手だね」
向日葵「それ櫻子がつくったパンですわ」
ちなつ「…え?」
向日葵「櫻子が」
ちなつ「ヴォ"エ"エ"エ"エ"エ"エ"」
結衣「お前が早くしないからいくつか洗濯物濡れちゃったじゃん」
京子「でも私がいなかったらもっと濡れてたよ?」
結衣「それは……ありがとう」
京子「それより濡れた洗濯物は早くアルカリ性洗剤で洗わないとダメだよ」
結衣「は?」
京子「酸性雨に打たれて溶けちゃうからね」
結衣「あー涼しい」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「私いつまで結衣の家にいると思う?」
結衣「知らない」
京子「いつまでも!」
結衣「早く帰れ」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「明日はハンバーグがいい」
結衣「たまにはお前が作れよ」
京子「ハンバーグは難易度高いからカップ麺ならいいよ」
結衣「レベル急低下だな」
京子「ただのカップ麺じゃないぞ!普通は3分だけど特別に30分も待たせてから食べるんだ!」
結衣「お前一人で責任持って食べろよ」
京子「ねえ結衣」
京子「なーに?」
京子「私ね、ずっと結衣のことが好きだったんだ」
京子「実は…私も京子のことがずっと…」
結衣「ゴミ箱とって」
京子「はーい」
京子「ねえ結衣」
結衣「なに?」
京子「キスしてみない?」
結衣「うわっ、この敵強い」
京子「最近は友達同士ってのも流行ってるんだよ」
結衣「全体攻撃連発かよ」
京子「一回だけでいいから」
結衣「今回はしぶといな」
京子「ねえ結衣、しよ?」
結衣「だいたいどこから仕入れた情報なの?」
京子「ちなつちゃん」
結衣「あっ…(察し)」
京子「あとこの雑誌から」
結衣「あっ…(冊子)」
京子「したいしたいしたいー!」
京子「結衣とキスしたいー」ジタバタ
結衣「お前はこどもか」
京子「まだ一応こどもだよ」
結衣「仕方ないなー…。一回だけだぞ」
京子「さすが結衣さん!」
結衣「じゃあするぞ」
京子「う、うん」
結衣「目閉じてて」
京子「わ、わかった…」ギュッ
京子「…」
京子「…」
京子「…」
京子「…」ソーッ
京子「…あの、結衣さん、どうしてゲームの続きをやっているんでしょうか?」
結衣「ちょっと待って、今いいところ」カチカチ
結衣「クスクス」
京子「な、なんだよ」
結衣「いや、キスを待ってる時の京子の顔が面白くてさ」
京子「なっ///」
結衣「急に恥ずかしがっちゃって」
京子「きょ、京子ちゃんの純情を踏みにじんだ罪は重いぞ!」
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