ミカサ「ジャンが好きになりました//」(68)

もしミカサがジャンを好きになったら
デットエンドしか見えない…


ミカサ「調査兵団になってからのジャンは輝いている」

ミカサ「とてもかっこいい」

ミカサ「だけどそう思っているということは秘密//」ポーッ

ジャン「俺はもう、ミカサミカサ言うのはやめようと思う」キリッ

アルミン「どうしたの突然」

ジャン「ミカサだって迷惑だろ?」

ジャン「好きでもねぇ男に好意持たれてもよ」

アルミン「そんなことないと思うけど……」

ジャン「決めた!これからは俺は戦うことだけを考える!」

アルミン「(そんなの………)」

アルミン「(なんか、ジャンらしくないよ)」

ミカサ「おはよう、二人とも」ニコッ

ジャン「お、おう、おはよう!」

ジャン「(好きじゃない、好きじゃない)」

アルミン「ミカサ、なんか最近表情が明るくなったね?」

アルミン「(エレンが隔離されてからしばらくは暗かったのに……)」

ミカサ「え?そう?ふふっ」ニコッ

ジャン「」

ジャン「(やばい可愛い!ミカサの笑顔眩しい!)」ドキドキ

ジャン「(いやいや、可愛くない、ブスだ、うん)」オチツケオレ

アルミン「(気のせいか、ミカサはジャンがいるときに明るい気がする)」

アルミン「(まっまさか!?)」イヤイヤー

ミカサ「ジャン、今度立体機動のコツを教えてほしい」

ジャン「お、おう?俺でいいのか?」

ミカサ「ええもちろん、あなたに頼んでいる」

ミカサ「……嫌ならいいけれど」シュン

ジャン「そんなわけないだろ、いいぜ」サラッ

ジャン「(ミカサから!ミカサから頼まれた!こんなの初めて!)」ドキドキ

ジャン「(なに言ってんだ俺、ミカサはただの仲間だ、仲間)」オチツケ

アルミン「(はたして、ミカサへの思いは断ち切れるのか……)」

そして、その今度になった……

ジャン「やっぱまずはガスの吹かし方が大事だと思うんだ」

サシャ「そうですねぇ、大事ですねぇ」ホクホク

ミカサ「吹かし方……」フムフム

ジャン「ガスを吹かすのにも強弱をつけるって感じだな」

サシャ「大きめならもっと強めに、ですねぇ」モグモグ

ミカサ「でもそれは誰にでもできることではない……?」

ジャン「まあそうだな、でも……」

ジャン「ミカサなら出来るだろ//」

サシャ「できます!誰でも!」

ミカサ「そ、そう……?///」

ミカサ「(ジャンは私を認めてくれてる……//)」

ミカサ「(ジャンが言うなら、私でも出来る!)」

サシャ「やはり実践あるのみです!どうぞ!」サッ

ミカサ「おイモ……?」

サシャ「上手く蒸かせたら、私にもわけてくださいね!」ルンルン

ジャン「あのな、俺はガスの話してたんだよ」

サシャ「えー!?そうなんですかぁ?」

サシャ「残念です……ジャンが蒸かしたら美味しそうなのに」ショボン

ジャン「…………………」

ジャン「仕方ねえな、蒸かしてやるからそれ貸してくれ」

ミカサ「え?うん………」ハイ

ジャン「俺が芋も上手に蒸かしてやるよ!」

サシャ「芋も蒸かせるいい男!ですねぇ」ワクワク

ミカサ「(サシャのために芋を蒸かしてあげるなんて………)」

ミカサ「やっぱりジャンは優しい//」ポッ

サシャ「ん?何か言いました?」

ミカサ「…………別に何も」

ミカサ「(そう、私にはエレンがいる)」

ミカサ「(ジャンは確かに素敵だけれど、これは恋ではない)」

ミカサ「(ジャンはただの仲間、ただの……)」


二人はお互いを意識しないように、
でもつい意識してしまう
そんな学生の恋のような日々を送っていました……

原作でジャンの想いが届いたらマジで死亡フラグだろうな
そもそもこの先は104期も調査兵団もバッタバッタ死んでいきそうだけど

ジャン「ミカサ、隣いいか?」

ミカサ「ええはやく座って、話がしたい」ワクワク

ジャン「なんだ、また面白いことでもあったのか?」ハハハ


アルミン「なんかあの二人、この一週間ですごく仲良くなってない?」

ライナー「なんか気持ち悪いな、あの組み合わせ」

ベルトルト「どうしたのあの二人?」

アルミン「わからないけど、なんかジャンと話してるとき」

アルミン「ミカサがすごく楽しそうなんだ」

>>13ですよねー……

クリスタ「それはきっと、ミカサはジャンに恋をしたのよ」ニコッ

ユミル「はっあり得ねーよ!それは!」ハハハ

クリスタ「でも好きな人と話しているときは楽しい気持ちになるよ?」

ライナー「(俺もクリスタと話してるとき楽しいな……)」

ベルトルト「(確かに…そうだとしてもなぜあのミカサが?)」

アルミン「信じられないけど、僕もそう思うよ」

クリスタ「だから、そっとしておいてあげよう?」

ライナー「そうだな、見守っててやるか」

アルミン「(でも、あの二人はただの仲良しな友達にも見える……)」

アルミン「(一体二人は今お互いをどう思ってるのだろう?)」

実はそんなに深く書くつもりはなかったんだ

ごめん……

>>27

>>1見れば冗談系だってわかるからそんな深く考えなくていいと思う

ミカサ「あ、ジャン、ほっぺにパンカスがついてる……」ヒョイッ

ジャン「お、サンキュー」

ミカサ「………」パクッ

ジャン「え?今食ったか?パンカス?」

ミカサ「…………食べちゃった、つい」

ジャン「な、なんで食べたっ!?//」

ミカサ「(分からない……なぜ今私は)」

ミカサ「(ジャンのほっぺについてたパンカスを食べたんだろう……)」


ミカサ「(もしかして、それって……)」

ミカサ「好きだから……?」

ジャン「っ!?」ドキッ

ミカサ「あ、今のはパンカスが好きという意味であって」

ミカサ「別にジャンのことでは……」アセアセ


ジャン「わ、わかってるぜそれくらい」アセアセ


ジャン「(あー、やっぱミカサが好きになんてなってくれるわけねえよな)」

ジャン「(なに期待してたんだろ、俺)」

ジャン「(仲良くなったくらいで、笑顔向けられたくらいで)」

ジャン「(そもそもミカサはエレンが好きなんだぜ?)」

ジャン「(ミカサにとって俺は友達になれたのなら、それでいいんだ)」

ジャン「(それだけで俺は……)」

>>29
ありがとう!

分かってくれたら助かる……

そう、それだけでよかったんです
いやむしろ、ジャンにとってはその方がよかったんです
生きたいのならこれ以上何も望むべきではなかったんです


ミカサ「(私はジャンが好き?)」

ミカサ「(そんなはずない、私はエレンのことが好き……)」

ミカサ「(でもそれって、家族として?)」

ミカサ「(エレンは家族だけど……恋愛対象として好きなの?)」

ミカサ「(考えれば考えるほど分からなくなる)」

ミカサ「(恋って何………?)」

ミカサ「(……考えるのはよそう)」

翌日

ジャン「よおミカサ、隣……いいか?」

ミカサ「え、ええ……もちろん」

ジャンミカサ「(意識しない、いつも通りに……)」ガタッ

アルミン「あっ」

ジャン「うわっ!」クラッ

ミカサ「!!」ドン

……………………

アルミン「(ジャンが椅子につまづいて……)」

アルミン「(ジャンがミカサを押し倒したような体勢に……!)」

ジャン「…………」

ミカサ「…………」ジーッ

ジャン「あっ、わ、わりい!//」バッ

ミカサ「き……気をつけて//」ドキドキ

アルミン「(王道展開や………!)」ドキドキ

ジャン「は、はやく食べようぜ」ドキドキ

ミカサ「そうしよう」ドキドキ

ミカサ「(なぜこんなにドキドキしているの)」

ミカサ「(やっぱり私は………)」


アルミン「(ミカサとジャン、かぁ……)」


しかし、そんな二人の恋も
いつまでも続くはずはなかったんです

数日後……

ミカサ「ジャン……おはよう、隣とっておいた」ニコッ

ジャン「サンキュー、ありがたくすわらせてもらうぜ」

ミカサ「…………………」モグ

ジャン「元気ねえな、どうかしたのか?」モグモグ

ミカサ「明日はいよいよ初めての壁外調査……」

ジャン「ああ、そうだな」

ミカサ「………お互い頑張ろう」ニコッ

ジャン「そうだな、頑張ろうぜ」ニコッ

アルミン「………………」モグモグ

ジャン「じゃ、俺は先に行くわ」スタスタ

ミカサ「またあとでね、ジャン」

アルミン「……ミカサは、ジャンが好き?」

ミカサ「ええ、とても好き」ニコニコ

アルミン「それって、友達として?それとも……」

ミカサ「……好き、とにかく好き」

ミカサ「今はそれでいいと思う」

アルミン「そっか、分かったよ」

アルミン「でももしそれが恋なら……」

ミカサ「わかってる、ありがとうアルミン」

アルミン「ううん、二人ともずっと仲良くね!」ニコニコ

アルミン「(やっぱり、恋だねこれは)」

そして、いよいよ壁外調査が始まった


ミカサ「ジャン」

ジャン「どうしたミカサ?」

ミカサ「……帰ってきたら、また話を聞いてほしい//」

ミカサ「だから、一つだけ約束して」

ミカサ「………必ず生きて帰ってきて」

ジャン「当たり前だろ、ミカサもな!」ニコッ

ミカサ「…………うん」ニコッ


エルヴィン「進めーーーーーーー!!!!」ドドドド

ーーーーー
ーーーーーーーーー

アルミン「ジャン、死に急いじゃ駄目だよ?」

ジャン「俺とエレンを一緒にすんなよ」

ライナー「それであのいいケツした奴はどうする?」


女型の巨人「」ドシドシ


ジャン「……俺たちでも撤退の時間稼ぎくらいはできるだろ」シャキン

アルミン「やる気なの?」

ライナー「やるしかないな!」

アルミン「(死に急ぐなって言ったばかりなのに……まったく)」

アルミン「わかったよ!無茶はしないでね!」

ところでエレンさんはどちらに…

>>42

森の中にて

リヴァイ「エレン、俺たちを信じてついてこれるか?」

エレン「(巨人化は極力控えろってことか………)」

ペトラ「エレン、私たちを信じて!」

エレン「はいっ!」

エレンさん、隔離からの壁外ですが
ちゃんと今日も元気です、はい


更新遅くてごめんよ、そして寝るわ…………

戦漫画で恋愛要素は死に直結するからな…
せめて二次創作でだけでも皆に幸せになってほしい
まぁBAD ENDも最高ですけど!
というわけで支援

>>53
まあ、きっといろいろな幸せの形が
あるはず……

>>1です、様々なコメントありがとう

ジャン「ふんっ!」シュルルルガキン

ジャン「(やべ、外した!)」

女型「」ブンッ

ジャン「くっ………あぶねえ」スタッ

女型「」ドドドド

アルミン「(まずい……この巨人はあきらかに強すぎる………!)」

アルミン「(逃げ切れない!)」ダーッ

そして、女型の巨人はアルミンの乗っている馬を蹴り飛ばし
アルミンはものすごい勢いで転がり落ちた
女型の巨人は頭から血を流すアルミンを、ただじっと見つめていた

ジャン「アルミン!」ピューン

女型「!」サッ

ジャン「!?」

ジャン「(うなじを守りやがった……?)」

ジャン「(しかもこいつ……運動性能が普通の奴の比じゃねえ!!)」

ジャン「(認識が……認識が甘かった!)」

ライナー「ジャン!!」

ジャン「(このままワイヤー捕まれて終わりだ!)」

ジャン「(死んじまう!)」ピューン


ミカサ『……一つだけ約束して』

ミカサ『……必ず生きて帰ってきて』


ジャン「(ミカサ…………ごめんな)」

ミカサ「………」タタタタ

サシャ「うぅ…………」キョロキョロ

ミカサ「ん、あれは…………?」

馬「」タタタタ

サシャ「馬が走ってきますね!」


馬「ヒヒーン」ブルブル

ミカサ「この馬………ジャンの馬」ナデナデ

サシャ「とても怯えているように見えます……」

ミカサ「ここに馬がいるならジャンはどうしてるのだろう?」

ミカサ「何かあったのかも………!」

サシャ「馬はあっちから来たみたいですけど……」

ミカサ「!………」タタタタタタタタ

サシャ「あ、ちょっと、ミカサ!」アワワ

ミカサ「(ジャンは死なない)」

ミカサ「(死ぬはずがない)」

ミカサ「(ジャンは生きている)」

ミカサ「(まだ、聞いてほしい話があるのだから)」

ミカサ「…………」チラッ

アルミンの馬「」

ミカサ「(アルミン………!)」

ミカサ「そんなはずない、みんな生きてるに決まってる!」タタタタ

ミカサ「アルミンだって、ジャンだって!」

ミカサ「ジャンー!アルミンー!」

ミカサ「返事をして……………!」

ミカサ「………………」

ピィーーーーーー

ミカサ「?」

ピィーーーーーー

ミカサ「指笛の音が聞こえる………あの木がある方から?」

ミカサ「きっとアルミンやジャンがいるかもしれない……!」タタタタ


寝よう……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月27日 (金) 10:08:02   ID: R7IVSh1C

面白い!期待!

2 :  SS好きの774さん   2014年03月23日 (日) 15:54:03   ID: gTugDyAP

ジャンミカか〜 いいな〜
この感じ!

3 :  SS好きの774さん   2014年05月09日 (金) 07:05:14   ID: YOsBDSAr

ジャン氏ね

4 :  SS好きの774さん   2014年12月06日 (土) 19:37:43   ID: YOIr0CN8

ジャンミカむかつく!でも見てしまう

5 :  ヒストリア   2015年02月15日 (日) 19:45:10   ID: dNwxo8qJ

なんてゆうか、、、スゴいです>0<お話考えるの上手いですね!!次も楽しみにしてます!




6 :  SS好きの774さん   2015年03月10日 (火) 17:16:29   ID: KwTspAQS

いいね

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom