郁乃「強制絶頂スイッチができたで~」 (33)
代行 ID:ftKdg8eOP
―姫松―
漫(って言われて渡されたコレ……『末原ちゃんに復讐できるで~』って……)
漫(相変わらず意味がわからんことしよるな、代行は)
漫(絶頂って……まぁアレのことやんな……)
漫(せやけど、もし代行の言うことが本当やったら……)
漫(ま、まぁ一回くらいは押して見てもええかもな)
漫(とりあえず部活に行って、それから考えよか)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
漫「お疲れ様でーす」
洋榎「おう、遅かったやないか」
漫「すみません、代行に捕まってしまいまして……」
洋榎「まぁええわ、ちょうど一人足りなかったんや」
由子「こっちへどうぞなのよー」
恭子「ほら、早く座り、漫ちゃん」
漫(末原先輩はおるな……)
漫(まぁどうせ嘘っぱちやからな、押してもなんも問題ないやろ……)
漫「……」ドキドキ
ポチッ
恭子「漫ちゃん? どなひゃい!?」ビビクン
洋榎「は?」
由子「恭子?」
恭子「は?……え?」ガクガク
漫「っ!」
漫(ほ、ほんものやった!)
漫(い、いや……まだ断定すんのは早い……もう一度試してみんと……)ポチッ
恭子「す、すみません……なんだかきゅふうう!?」ガクガク
洋榎「きょ、恭子!?」
由子「大丈夫!?」
漫(間違いない……まごう事なきホンモノや!)
恭子「あ…………え……」ガクガク
漫(それにしても……末原先輩……メッチャエロい顔してんな……)ゴクリ
漫「先輩! 私保健室に末原先輩を連れて行ってきます!」ガシッ
恭子「ひぅっ!」ビクン
洋榎「じゃ、じゃあウチも一緒に!」
漫「いえ、ほかの生徒が動揺すると悪いんで、先輩方は残っとった方がええと思います」
由子「でも、一人で大丈夫なん?」
漫「心配せんといてください、こう見えても力はありますんで」
恭子「あ……だいじょ、ぶ…………」ハァハァ
漫「大丈夫にはとても見えませんって、ほな行ってきます」
洋榎「あ、あぁ……気いつけてな」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
恭子(あ、れ……ここ、どこや?)
恭子「す、漫ちゃん?」
漫「なんですか?」
恭子「ここ……」
漫「はい、見ての通り体育館倉庫です」
恭子「な、なんでこんな……」
漫「それはですね」ポチッ
恭子「ふぐぅう!?」ビビクン
漫「ほかの人にこういうことをしてんのがバレへんようにするためです」
恭子「へ、な……」ガクガク
漫「大丈夫です、たっぷり気持ちよくしてあげますから……」ニッコリ
支援
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―宮守―
塞(変な関西の人から変なアイテムをもらってしまった……)
塞(“シロを強制絶頂させるスイッチ”かぁ……怪しすぎて逆に信じたくなるね、ははは)
塞(…………もしホンモノだったりしたら)
塞「いやいやいやいや」
塞(捨てよう、うん、それが一番いい)
塞(くだらないこと考えてないで、早く部活に行かないと)
塞「お疲れーってあれ? シロだけ?」
白望「エイスリンは手続きで遅れるって……ほかのふたりは知らない」
塞「そう……とりあえず待ってようか」
白望「ダル……」
塞(シロと二人きり……これは……)ゴクリ
塞(だ、大丈夫大丈夫、こんなものパチモンに決まってるし)
塞「…………」ポチッ
白望「……んっ」ビク
塞「!!」
白望「あ、え?」
塞「どどどどうかしたのシロ!?」
白望「…………ん、なんでもない」
塞「……そう」
塞(今のシロの反応……)
ポチッ
白望「んんっ」ビクン
塞「……」ゴクリ
塞(ホン……モノ?)
塞「ね、ねぇシロ……さっきからどうかしたの?」
白望「…………なんでもないってば……!?」ビクッ
白望「あ……ふぅ……」ハァハァ
塞(し、シロのイキ顔……色っぽすぎ……)ゴクリ
ピキュィーン
塞(……はっ!? もしこれが何らかの能力的なものの効果だとしたら、私の能力をうまく使えば……)
塞(た、試してみよう……シロに集中して……)
白望(さっきから何なんだろうコレ……何もしてないのにイっちゃう……)ハァハァ
白望(っ! く、また来る……!)ガクガク
キュキュキュ
白望「うっ……く…………はぇ?」
白望(イ、イけない……?)
白望(そんな……こんなに寸前まで来たのに……)ガクガク
白望(んっ!? またっ!)ギュ
白望(………………また、途中で?)
白望「もうヤダ…………」ハァハァ
塞(っっっっっしゃあ! 寸止め成功!)
塞「シロ、本当に大丈夫?」サワッ
白望「あっ」ビク
白望「だ、ダメ……塞、今は……」ハァハァ
塞「シロ? 具合悪そうだよ?」サワサワ
白望「あっ! あっ!」ガクガク
ポチッ
白望「んぐっ!?」ビビクン
白望「う……あ」
塞「…………シロ、イイことしよっか?」
白望「イイ……こと?」ハァハァ
塞「そう……ダルいのも忘れちゃうくらい、イイことだよ?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―鶴賀―
ゆみ(モモを絶頂させるスイッチだと……バカバカしいにも程がある)
ゆみ(だいたいそんなもの、もし本物だったとしても使うわけがないだろう)
ゆみ(これはさっさと捨ててしまおう)
桃子「先輩?」
ゆみ「もっ、モモか……」
桃子「どうかしたんすか?」
ゆみ「いや……なんでもないよ」
桃子「…………」
ゆみ「さ、部活へ行こう、みんなが待ってるぞ」
桃子「……押してくれないんすか?」ボソッ
ゆみ「なっ!?」バッ
桃子「なにか?」
ゆみ「…………い、いや」
桃子「さ、早くしないと遅刻するっすよ!」
ゆみ「あ、ああ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―龍門渕―
純「そういえば聞いたか? 国広くん」
一「ああ、あの変質者のこと?」
純「『衣のスイッチ~』とかいって忍び込んできたところを、ハギヨシにとっ捕まったらしいな」
一「かわいそうに……生きてればいいけど」
衣「純、今日の夕餉はなんだ?」トテトテトテ
純「秋野菜のラタトゥイユ風だ」
衣「や、野菜……それだけなのか?」
純「ピクルスも付けるぞ、あとオニオンサラダとかな」
衣「うぅ……」
透華「純! あんまり衣をからかってはいけませんわよ!」
純「へーい」
智紀「今日の夕飯は煮込みハンバーグ」
透華「エビフライも付きますわよ」
衣「本当か!」
透華「ええ、ですから一緒に手を洗いに行きましょう?」
衣「うん!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―新道寺―
姫子「……どげんしますか、ぶちょー?」
哩「花田が……スイッチか」
姫子(恥ずかしくて肝心なとこをはぐらかすぶちょー……かわいか)
哩「これが本物か偽物か……確かめんと」
姫子「! ぶちょ」
煌「おやお二人共、こんなところで何を?」
哩「花田……ちょうど良か」
姫子「ぶちょ、まっ」
哩「とうっ」ポチッ
シーン
煌「……えっと、どうしました?」
哩「…………いや、なんにもなか」
姫子「ほっ……」
哩「偽物やったか……」チッ
姫子「!?」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
―風越―
未春(華菜ちゃんをイかせられるスイッチ……)
未春(これをうまく使えば、華菜ちゃんは……ふふふ)
星夏「先輩、ちょっといいですか?」
未春「へっ!? あ、ああどうしたの?」
星夏「実はですね……」
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