アニオタ「オタクだけの世界を作った奴らを潰すでござる」 (24)

リア充「オッフゥwwwwwwしかしこのネプテューヌとやらはwwwwwwなんとも艶やかなwwwwwwムヌンwwwwww」

リア充2「左様にござるなwwwwwwしかし拙者としては今期の作品ではやはりもこっち殿がですねwwwwww親近感がですねwwwwww」

キョロ充「いやーwやっぱりミカサ美琴ちゃんでしょw」

リア充3「あ?誰だよそれ」

リア充1「誰だよお前」

キョロ充「えーwなんだよ冗談だしーwお前らが気づくかどうか試しただけしーw」

女子a「VIERAになら処女ささげてもいいよねー」

女子b「いやいやwww時代はCELL REGZAでしょwww」

アニオタ「・・・」コポォ

アニオタ(世界は変わってしまったでござる・・・・かつて日本国民総オタク化を推し進めていた巨大オタク支援組織、オタクネーションは
対抗する最大勢力の反オタク連合を壊滅させて以降、飛ぶような勢いで国民たちを次々にオタク化させてしまった・・・・)

アニオタ(結果リア充もギャルも高学歴も皆が皆オタク、拙者は最初それを喜んでいたで候)

アニオタ(しかしリア充が、ギャルがオタクになったところでそのコミュ力や空気感は変わるわけもなく、それ以前から存在した拙者達原種のオタクは以前同様寂しい思いをし続けているでござる・・・)

VIPPER「・・・・チッ、何がネプテューヌだよ・・・クソ過ぎワロエナイ・・・ネプギアだろjk」ブツブツ

ギャル男「いやしかしこの間の映画鑑賞会は最高でしたなぁwwwwww特にショーシャンクの空になどは心に残る傑作でしてwww」

ヤリマン「それねーwwwでもうち的にはやっぱり遠すぎた橋がやばかったかなぁ♪」

ギャル「今度また何か皆で観ようよ!クラスの皆で!」
オーイイネ!
ウチモイクワー

アニオタ「・・・・」

女子1「最近思うのが、やっぱりブロッコリー×マヨネーズが最強のカップリングだと思うの」

女子2「いやいやいや!それ違う!朝までそれ不正解だよ!ドレッシング×ブロッコリーでしょ!これ!油まみれになりながらも頑張ってドレッシングを受け入れようとするブロッコリー!」

女子1「悪くない、けれどそこには白濁が足りないのよ・・・・」

アニオタ「・・・・どうしてこんなことに・・・」

VIPPER「そろそろ昼休み終わるな・・・おいアニオタ、俺今日はともう帰って新参の
厨房論破してくるわ」

アニオタ「び、VIPPER殿・・・・サボるのはよくないでござる」

元DQN「そうだよVIPPER殿wwwサボりは我々の特権!今日もサボってブックオフに行くわwwwあなたのようなノーマル()はトイレでシコシコしていなさいwww」

VIPPER「で、でも僕体調悪くて・・・・」

元DQN2「嘘おっしゃいなwwwさっきあなた厨房論破するとかいってたでしょお?wwwぽっくんちゃんときいてたんだからwww」

VIPPER「・・・・チッ、DQN共が」

元DQN2「ムムムッ何か言ったかな!?www」

元DQN3「あなたはサボらないわ、わたしがサボるもの」

元DQN「ホッホゥwwwwwwこれはさすが元DQN3殿wwwwwwエバネタとはまた上品なwwwwww」

元DQN2「腹www筋www崩www壊wwwよいこらwwwよいこらwwwwww」

VIPPER「バじゃなくてヴァだヴォケ」ボソッ

元DQN3「何か言ったです?」

VIPPER「な、何でも、ははは」

ー放課後ー

アニオタ「・・・・・VIPPER殿」

VIPPER「なんだよアニオタ、さっきのことなら後であいつらの顔と名前住所晒してやるから大丈夫だってwwwついでにIP抜いてやるwww」

アニオタ「彼らは2ちゃんねらーではござらんから意味が・・・・」

VIPPER「じゃああいつらのバカッター垢晒したるwwwどうせあいつらコンビニの冷蔵庫に納まるような人間性だろwwwwww」

アニオタ「・・・・VIPPER殿も、生き辛さを感じているのでは?」

VIPPER「生き辛さwwwww端から友達のいない俺に資格はなかった(キリッ」

アニオタ「涙目ではござらぬか・・・」

VIPPER「・・・」

アニオタ「・・・」

アニオタ(VIPPER殿、彼はかつてのオタクネーション大進撃の時、大勢のVIPPERを率いてオタクネーションと共に戦った男でござる・・・)

アニオタ(故に伝説のVIPPERとまで呼ばれてオタクネーションから崇められていたにも関わらず、国民総オタク化が完成した今ではそのオーラなど完全になくなってしまった・・・)

アニオタ(こんな事に・・・・イケメン殿もきっとこうなることを知っていたに違いないでござる)

VIPPER「・・・なぁアニオタ、久しぶりにイケメンの墓参りしてやるか」

アニオタ「そ、そうでござるな!もう半年も墓前に立っていなかったでござる!」

VIPPER「そうだな・・・・それに、イケメンを昇天させちまったのは俺が率いたブーン隊だしな・・・・」

アニオタ「VIPPER殿・・・・あれは仕方のないことでござる・・・」

アニオタ「イケメン殿は幼女を守りたいという信念を貫いて、その結果反オタク連合側についたのでござる、後悔はしていないはずでござろう・・・」

VIPPER「そうだよな・・・・死に際に幼女バンザァァァァイって言ってたもんな・・・」

ーイケメン墓前ー

アニオタ「着いたでござる・・・・・あ、あの方は」

けいおん豚「はっちみっついっろのwwwごっごがっすぎってくwwwwww」

アニオタ「ハーニスィートティータイムwwwwww」

けいおん豚「その声、アニオタかい!久しぶりだね!」

アニオタ「けいおん豚殿!なんと懐かしい!」

VIPPER「けいおん豚未だに不登校だもんな」

けいおん豚「いやな、ようやっと周りがオタクだらけになって怖いヤンキーもいなくなったから学校に行ってけいおん祭しようと思ってたんだけどさ」

けいおん豚「いざ話してみたらやれ澪推しだやれ純推しだって、その上けいおんには中身がないだとか京アニ補正だとか池沼アニメだとか色々と言われたりしてな、こいつら違うわって思っちまって」

アニオタ「オゥフ・・・」

けいおん豚「そうじゃないだろ、全て愛してこそのけいおん豚なんだ、そこがわかってない!あいつらやっぱり中身は変わらないんだよ。パトカーの上に乗るようなイタズラして補導されるレベル」

VIPPER「・・・やっぱりお前もそう思うかけいおん豚」

アニオタ「と言うと御二方もずっとそれを感じていたのでござるか・・・」

けいおん豚「俺達オタク原種にとっては何も変わらないんだ、ホント酷い体験だったぜ」

けいおん豚「あいつらに合わせなくちゃって頑張ったせいで今ではムギちゃん以外愛せなくなっちまった」

けいおん豚「ゆるせねえよ・・・!絶対に許さねえ!!!」ゴゴゴゴ


アニオタ「けいおん豚殿・・・・しかしけいおん豚殿はオタク連合の幹部だったのでは」

けいおん豚「もうやめたよ、国民総オタク化なんてバカげてる」

アニオタ「なんと・・・!」

けいおん豚「だから俺は作ったんだ・・・・・AONをな」

VIPPER「何言ってんだこいつ・・・」

アニオタ「AON・・・一体それは・・・」

けいおん豚「ふふっ、まぁまずはた、オタクが一番嫌なことってアニオタ、何だと思う?」

アニオタ「よ、嫁が他の男にとられる事でござる!!

アニオタ「突然作品内に湧いて出てきた見ず知らずの男に拙者が何年も何年も愛し続けお布施し続け応援し続けた大事な大事な嫁のまんこを持っていかれた時にはその男制作会社声優田中諸共地獄のごとく残酷な苦しみを味合わせてやる・・・・!!!

アニオタ「だから恋愛ラボは許されなくても仕方がないのでござろうよ!ハッ!俺は百合を求めてたんだ!なのに何だあれは!ふざけんなよ!!」

アニオタ「だからこそゆるゆりは素晴らしかった!男っ気皆無!安心と安定のユリライフの提供!ストパンもだ!男の告白すら許さない軍の規律がエイラーニャのような理想郷を確立させた!!!」

けいおん豚「違うんだアニオタ!俺が言いたかったのはそういうことじゃ」

アニオタ「こと現在において頻繁に聞く意見が『中身がない』というものである。しかしここで重要なのは内容よりもキャラ萌を全面に押し出す作品がトレンド化しているという点であろう。可愛ければよいのだ。その究極系が男の娘である。」

アニオタ「ここにひとつの重要な要素がある。そう、それは男の娘とはすなわち男なのだ。にも関わらずここ数年この需要は爆発的に上昇し、市場における男の娘の需要曲線は右上がり以外になったことが無い。」

アニオタ「近年の百合男子増加の背景にはこういったアンチ男や男の娘の心情が根底にあるのはまず間違いない。」

アニオタ「ここで一つ疑問が浮かぶ、そう、それでは俗に言うハーレムアニメの絶大な支持はどういうことなのであろう。」

アニオタ「ここに働くのは心理的な願望に基づく自己投影に他ならない。或いは自己の憧れをそこに見出しているのかもしれない。」

アニオタ「それらの作品の主人公の男性はおしなべて女性とよく接点を持ち、キレのあるツッコミなど絡み方も上手い。我々はそこに理想を重ねているのだ!」

けいおん豚「もういいか?」

アニオタ「嫌だ!みんな俺の嫁なんだ!みんなそうだ!二次元の住民にとって三次元世界の僕は神に等しい存在なんだ!だから一夫多妻制もあンンンヌヌヌヌブブブブブヌヌヌヌンンン!!!!!!」

アニオタ「落ち着いたでござる」

VIPPER「アニオタは語りだしたら止まらないよな」

けいおん豚「いいか、オタクが一番嫌なこと、それは知識で負けること、にわか認定されることだ」

VIPPER「確かにそれやられるとあらかたファビョるよな」

アニオタ「まして総オタク化でにわかオタクになった奴らじゃそういった経験に浅いはずでござろう」

けいおん豚「それを可能にする為、俺はあらゆる分野のプロフェッショナルを集めた、百戦錬磨の少数精鋭でオタクネーションをぶっ潰すのさ」

アニオタ「心を折ってまともな人間に戻すということでござるな」

けいおん豚「間違った世界を正すんだ、その報告をする為俺は今日イケメンの墓前に来たのさ、イケメンの意思を継ぐために。また皆がけいおんの全てを愛していた頃に戻るために」

アニオタ「けいおん豚殿・・・」

VIPPER「殺伐とした墓前にブサメンがwww」

アニオタ「VIPPER殿はまたそうやって・・・・」

VIPPER「そういう皆で何かしようぜwwwみたいなの臭くて嫌いなんだわwwwさて俺は家帰って各端末を駆使した自演でもしてくる」

けいおん豚「彼は相変わらずだね、祭にさえなれば頼りになるのに」

アニオタ「あの大戦で色々とトラウマになってしまったのでござるよきっと・・・」

けいおん豚「なぁアニオタ、これから家に来ないか?」

アニオタ「上映会でござるか?拙者アニメは好きとはいえけいおんシリーズは劇場版含め既に700周ほどしてしまっているので・・・」

けいおん豚「いや違う、AONのメンバーを紹介してやろうと思ってな」

アニオタ「し、しかし拙者コミュ障故に仲良くなれるかどうか」

けいおん豚「心配すんなって、多分知り合いしかいないぜ」

アニオタ「ま、まさか・・・」

ーVIPPER宅ー

VIPPER「『うはwwwwww絡んできたDQN三人ボコボコにしたったwwwwww』と・・・」

VIPPER「・・・・レス全然つかないな・・・・」

VIPPER「しかしあの頃の俺とはもう違う・・・・PC2台スマホ1台もしもし1台を保有する俺の自演力は53万だ・・・!!」カタカタッ!タァーン!


ーけいおん豚宅ー

けいおん豚「ほら、入っていいぞ」

アニオタ「おんぷちゃんマジ悪女!おジャ魔します!!」ガチャ

アニオタ「やはり皆様方でござったか・・・!」

ゲーオタ「ラグいぞアニオタ、無線LANかよ!お前が来るっていうからこっちは3フレーム並の速度で向かってきたってのに」

キモオタ「パーティーはまだ終わらない訳だがwwwむしろ始まったばかりなわけだがwwwンンッwwwwwwめろ~んwww」

ミリオタ「なぁガノタ冷静に考えてもみろ、小さくなった後期のザクマシンガンの口径ですらWWⅡに開発された傑作戦車ティーガーと大差ないんだ、そんなものが連射されるんだぞ」ブツブツ

ガノタ「わかってねえな、MMP-80は対MS用に開発されたマシンガンだから貫通力を上げるために口径を小さくしてるんだよ、もっともチタンセラミック複合金に対して効果があるとは言えないがな」ブツブツ

萌え豚「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛僕は一体秋山殿と田尻さんのどちらを選べばいいんだァァァぁぁぁぁぁ助けてみぽりんんんんんん」ビュルルルル

アニオタ「この顔ぶれ・・・」

けいおん豚「かつて反オタク連合と戦い抜いた精鋭達を再び集めたのさ」

アニオタ「ところで、AONとは一体何なのでござろう?」

けいおん豚「あぁ、それはな、ANTI・OTAKU・NATIONの頭をとってるんだ」

アニオタ「デュフッ!なんというかっこよさ!最近のアニメの傾向から○○部のような名前を想像していた拙者にとって・・・・・んん?」

アニオタ「アンチオタクネーション・・・・?」

アニオタ「それってつまり・・・反オタク連合、ってことではござらぬか?」

ガノタ「皮肉なことに、かつて潰した組織の名前を使う結果になっちまった、しかも俺達もオタクなんだ、まるでエゥーゴだね」

アニオタ「相変わらずガノタ殿はギリギリ理解できない例えを・・・」

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