『洋館物語』※安価(976)



 今日は 楽しい 楽しい 修学旅行!


 高校二年の男子高校生 川澄頼光(かわすみ よりみつ)君も 修学旅行を楽しみにしていました 


 新幹線と飛行機を乗り継いで 目的の県に着き そこから先はバス移動です



 ですが バスへ乗る前に酔い止めを飲まなかったせいで 酷いバス酔いになってしまいました…


 バスには頼光のクラスメイトと 引率教師が二名と バスガイドが一名と 運転手が乗っていますが 酔ったのは頼光だけです


 頼光は酔い止めを飲まなかった事に後悔しながら バスの最後部座席で横になり 眠りながら過ごしました…


 やがて何処かに着くと 誰かに背負われて 再び何処かへ横たえられます

 ぼんやりと目を開くと室内で どうやらベッドに寝かされているようでした



 目的地の旅館に着いたのでしょうか? 頼光はそれも分からずに また深い眠りに沈みました……


 その日は 起きる事の無いまま ずっと寝ていました


 次の日も 起きる事の無いまま ずっと寝ていました


 次の日も 起きる事の無いまま ずっと寝ていました


 そして次の日の朝 起きました…

脱出クエストの人か?



 ドアを開け 部屋から出て 立派な館内を見渡しながら 廊下を歩きます


 ここは旅館… と言うよりも洋館のようです


 やがてロビーへ下るのだろう幅の広い階段が見付かり 階段の上からロビーを見下ろします



 ピカピカに磨かれ 鏡のような大理石のフローリング床…

 一色に染められた 深紅の絨毯…

 そして その絨毯よりも赤い 赤い 赤い…


 赤い血で染まった クラスメイトの死体 死体 死体…



 大理石の床に 深紅の絨毯に 死体は無造作に転がっていました


 頼光はパニックになりながらも階段から降りようとして……





 ──ドンッ!!!




 階段の最上階から 背中を押されてしまいました

 いえ 正確には 押されたように感じました


 どちらにしても 頼光は階段を転がり落ち 大理石の床に頭部を強打して……



   死 に ま し た



,




※このままでは、三日目の朝を迎えた時に頼光か、バスに乗っていた誰か、もしくは全員が死んでしまいます。


 頼光を操作して、三日目の朝を生きて乗り越えてください。


 結果がどうでも、『とにかく、頼光が生きて洋館から脱出』したらクリアです。



『洋館物語』




それでは

>スタート ピッ
 続きから
 終わる

>>4
そです




取り敢えず最初の部分だけ。

後は、しばら~~~~~くしたら始めますm(__)m




 ……


  頼光は 【三日目の惨劇】の情報を手に入れました


          ……



,



 頼光は異様な睡眠欲に打ち勝ち 目を覚ましました…


 見知らぬ天井だ ここはどこだろう? 今はベッドに寝かされているらしい


 頼光はズボンのポケットから携帯を取り出すと 時刻を確認した…



  ○月×日 20時10分



 今日は旅行初日 まだまだ 夜は長い……




※次回からはここまで省きます。



 頼光は起き上がって部屋を見渡すと テーブルの上に三枚のメモを発見しました

 それぞれに部屋番号と名前が書いて有り 気付いたら来てくれと言う内容のようだ


 今は状況を確認したい 誰かへ会いに行こう


 携帯は 繋がらない……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 妹の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>15

エロはある?

>>16
あるよ



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 『葵ひかる(あおい ひかる)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます
 間から ひかるが恐る恐ると言った感じで ヒョコッと顔を出しました…


ひかる「あっ、頼光くん!! 来てくれたんだねっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした



 どうやら 『部屋の中の音は 部屋の外へは聞こえそうにない』……



,




 ひかるの部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


ひかる「あははっ、顔色、だいぶ良くなったね? 私すごく心配したよぉ」


 葵ひかる… 生まれつき赤みがかった髪色で 細く長いおさげのような三つ編みで後ろ髪を束ねている
 くりくりとした大きな瞳で可愛らしい容姿だが 性格と言葉づかいは少年ぽく 体型もやはり少年ぽい…




 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている



 ……

 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 この場所について聞く
2 乗っていたバスについて聞く
3 外について聞く

頼光はどうしますか>>22



ひかる「そと? 凄い嵐だよ、風も雨も強いし……でも、建物の中だと全然聞こえないんだよね。何でだろ?」


 ひかるはベッドへ腰掛けると 返事をよく考えてから 頼光の質問に答え始めました


ひかる「ここ、『窓が開かない』から、それが関係してるのかな? ドアと同じで窓も厚いとか?」

ひかる「あっ……それと今は、非常口も鍵が掛かってるから、万が一『外へ出る時はロビーを通って入り口から』、だって」



 ……

 館内の窓は開かない 外は凄い嵐 外の音は聞こえない 外へ出れるのは入り口の玄関だけ… らしい

 そして 廊下から部屋の中へ または逆に部屋から廊下へ 聞こえる音はドアを通してのノックする音だけだ…


ひかる「あのっ、それで……さ」


 ひかるは頼光が隣へ座ると 頬を僅かに赤く染めてうつむきました

 心なしか瞳が潤んでるようにも見える


 ひかるの右手はギュッと握られており どうやら手の中に何か持っているようだ



 ……

 確かに ここなら二人きりだが…

 まだ聞きたい事も有るし 館内を見て回りたい気もする



※さて

1 二人で館内を見て回ろうと言う
2 一人で館内を見て回ると言う
3 そっと肩き寄せる(注意↓)

頼光はどうしますか>>25

※3を選んだ場合は、この日の探索は打ち切り、翌日へ移行します

4、ジャップ民歓喜の公開オナニー

無理なら2

2で

眠気に勝てないので、続きは明日書いときますm(__)m



ひかる「えっ!? あは、はっ……そう、だよね?」

ひかる「ゴメン……もし何かあったら、また私の所に来てね頼光くん?」


 ひかるは表情を曇らせますが すぐに笑顔に変わると 追い払うように頼光の背中を押して部屋から出しました

 結局 ひかるが何を握っていたのかは分からない…


 頼光は自室とひかるの部屋を間違えないようにしながら 洋館の中を探索する事にしました



 この【洋館の見取り図】でも有れば楽なのだが…

 そんな物は無いのか それとも配られてしまった後なのか


 とにかく歩いて見るしか無さそうだ…


 ……


 『時間が経過しました』 21時50分



 頼光は一通り洋館を歩き回ると 自室の前まで戻って来ました



 外観を見てはいないが 大体の形は想像できた


 どうやらこの洋館を真上から見ると 『凹』の形をしている

 もっと簡単に表すならカタカナの コ だ…


 隠し階段や地下室が無ければ二階建てで 自分の部屋は二階に有る

 消灯時間まで 後一ヶ所ぐらいなら見て回れるが…



※さて

1 翌日から使用可能と張り紙が有った『大浴場』が気になる
2 『調理場』はどうなっているのだろう?
3 『フロント』に降りてみる
4 今日は疲れたので寝る

頼光はどうしますか>>31

3で



 頼光は館内中央に在る幅の広い階段を下ると フロントロビーへやって来ました

 階段を降りてすぐの所から絨毯が真っ直ぐに敷かれており そのまま入り口の扉まで続いている…

 入り口の扉は外への押し開きになっていて 今は開かないように木の杭が重しとして掛けられ 更に大きな錠前が取り付けられている

 木の杭は一人で動かせるだろうか? どちらにしても 鍵を外さなければここから出る事はできそうにない……



「なんだ、元気になったのか頼光?」


 扉を眺めていると後ろから声を掛けられました この声はいつも聞いている声だ…


サキ「んっ、どうした? 言っとくが、外へは出れないぞ?」


 後ろへ振り返ると そこに居たのは担任で体育の授業を受け持つ女教師… 『瀬戸山サキ(せとやま さき)』でした


 サキはジャージ姿で 長い髪をアップにしてポニーテールを結っている
 顔とスタイルは良いのだが 性格に難が有るのか 未だに独身だ…



サキ「ところで頼光、あの人を見てみろ」


 サキは目の動きで あの人……とロビーの脇 恐らく食事会場で皿を片付けている人を示した

 白髪のだいぶ混じったオールバックで 黒いタキシードスーツに身を包んでいる 紳士のような男性だ

 失礼だが どう見ても五十より上の年齢にしか見えない…


サキ「はぁっ、カッコいいよな……いっそ、明日にでも告白しようかな?」


 しかしどうやら サキは恋に落ちてしまったらしい… 言葉通りだと 告白を明日しそうだ



サキ「ああ、すまない。生徒にする話じゃないな」


サキ「取り敢えずもう就寝時間だ、部屋に戻って寝なさい。明日の朝食は八時……遅れるなよ? 今後の予定もその時に言うからな?」


 サキは おやすみ と手を降っている

 今日は部屋に戻った方が良さそうだ…


 頼光はサキに就寝の挨拶を返し 自室へと戻りました……




 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日は疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



  何故か 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て初めての朝だ





     次の日へ──



,





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 大浴場が使えるようになってるかも知れない、朝風呂だ!!

頼光はどうしますか>>41

>>33
それだと風呂場も危なくならないか、溺死とか
安価なら2




 頼光はフロントロビーの横に在る 食事会場に着きました


 会場は広く 四人掛けの白い丸テーブルが幾つも有る

 窓側一面はシャッターが下ろされていて 嵐の外を見せないようにしているみたいだ


 ……

 頼光が席へ座ろうとすると 今入って来た食事会場の入り口から 誰かがこちらを見ている



 視線に気付いてそちらを見ると…

 長い黒髪をツインテールに束ね 黒いゴシックドレスを着た少女が居ました

 身長は低く 顔立ちからすると小学生くらいにも見える


少女「……」


 少女は頼光と目が合うと すぐに走り去ってしまいました……



※さて

1 少女を追い掛ける
2 席に座ってみんなを待つ

頼光はどうしますか>>46



 頼光は少女が気になり 「待って」 と追い掛けます


 食事会場を出て 足の早い少女の後ろを走り どこをどう行ったのか 少女がドアの開いていた部屋へ入り 頼光もその部屋へと続きました



 頼光が入った部屋は 高い本棚が並んでいる… どうやら『書斎』のようだ


 少女はピョンと飛び跳ねると 大きな机の縁に腰掛けてこちらを見ました…


 少女は 微笑んでいる…… 

,



咲夜「ボクは咲夜(さくや)……おにぃさんの名前は?」

咲夜「あっ、やっぱり言わなくてイイや……よっ、と」


 咲夜は机から降りると 二人が入って来た書斎のドアを閉めました

 そして頼光の前で向かい合うように立ち 顔をジッと見上げます


咲夜「えへへっ、おにぃ~さん♪」


 咲夜に見つめられると 瞳の奥へ吸い込まれるようだ…



咲夜「それで、どうするの? すっきり……させてあげよっか?」


 咲夜は微笑んだまま その手は頼光の腰付近を撫でている…



※さて

1 咲夜にすっきりさせて貰う
2 それよりも咲夜とお話ししたいと言う
3 誘いを振り切って食事会場に戻る

頼光はどうしますか>>50

1



1で

睡魔にかてないので寝ます
続きは明日か明後日にでも書いて置きますm(__)m


↓一応前の
『脱出クエスト』※安価
『脱出クエスト』※安価 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1364892859/)




※頼光は咲夜の誘いに乗ってしまいました。


※イベントが発生します


,



咲夜「ふぅん……それじゃ、全部ボクがするから。落ち着いて、体の力を抜いててね?」


 ニコリと微笑み……

 腰を撫でていた咲夜の小さい手が、ゆっくりと滑って股間を撫でろします。
 驚きで一瞬だけ体を硬直させてしまいますが、下半身に、敏感な部分に触れられても、黒いシルクの手袋をした手は全く不快に感じませんでした。


咲夜「おにぃさんの、おっきいね♪ こんなの舐めたら、アゴが疲れちゃうよっ」


 咲夜はぺニスの大きさを確かめるように、何度か指先でなぞり上下に動かします。
 そして再びニコリと微笑んでジャージを掴むと、それをトランクスごと膝までズリ下ろしてしまいました。

 中途半端に勃起したぺニスが、咲夜の目の前で脈打ちます。




 ぴちゃっ、チュプチュプ──

咲夜「ふっ、ん……ぢゅっ」



 明らかに自分の中へ入るにはサイズ違いなそれを、しかし咲夜は口を目一杯に拡げて咥え込みました。

 両腕を頼光の背中に回して離れないように抱き締めると、苦しいのを我慢しているのか、涙目になりながら……それでもぺニスを根元まで包もうと股ぐらに顔をうずめて行きます。


 じゅぷ、じゅぷ、じゅぷヂュプ──

咲夜「ふんんっ、んふっ、んぢゅっ、ちゅっ」



 ずっと上目使いは崩さず、まるで視線から「気持ちいい?」と問い掛けて来るようでした。


 小学生にしか見えない子供が、自ら誘ってぺニスを咥え込んでいる……
 あまりにも有り得ない状況は、罪悪感すら芽生えさせません。


咲夜「ん、んっ、んっ、ンッ!!」

 咲夜は唾液が満たされた口内で勃起したぺニスをしゃぶり、丹念に丹念に、愛情を込めて丁寧に、舌を這わせて舐め上げます。

 挿入感を煽る為に顔は前後へ動かしたまま、強く吸い付いてみたり、口の中で飴玉を転がすようにしてみたり、小学生とは思えないテクニックで黙々とぺニスをイジメるのです。



 気が付くと抱き締めていた筈の腕は片方だけになっていて、もう片方は自らの下半身へ潜り込んでいました。


咲夜「ちゅむ、ちゅっ、ちゅむ、ちゅっ」


 スカートを僅かに捲り上げて黒いタイツとショーツを下ろし、頼光からは見えないスカートの中で、クチュクチュと水音を響かせながら咲夜は懸命に指を動かしているのです。


 じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、ヂュプッ!!

 裏スジも、カリ首も、鈴口に至るまで余す所無くなぶられて、先走りと唾液で濡れたぺニスは、とうとう限界を迎えました。

 咲夜の動きも、ラストスパートとばかりに早まります。



咲夜「ちゅぷっ……んはあぁぁっ!! はぁっ、はぁっ……だしておにぃさん、だしてっ!! ボクの顔にっ、せーしいっぱいかけてっ!!」

 そしてイキそうなのが分かると口を離し、背中へ回していた手で頼光のぺニスを握ります。
 精液の出る尿道を自分の顔へ向け、激しく上下に擦って扱き立てるのです。

 目を細めて頬を赤く染め、口を拡げてペロリと舌を出して待ち構えます。

 もう、本当に限界でした……


 びゅるびゅるっ!! びゅぐっ、ビュクビュグッ、びゅるるっ!!

咲夜「わきゃっ!? あぁっ、ああっ♪ あつっ、いよぉっ♪♪ おにぃさんのせーし、すっごくアツいぃ……」



 射精が始まっても、しゅにしゅにと手淫は続き、何も出なくなるまでぺニスは弄ばれます。

 勢いよく射精したザーメンは黒いサラサラの髪をべっとり汚し、頬や口の中、ゴスロリの衣服にまで飛び散りました。


咲夜「んっ、ペロッ、れろれろっ♪ はぁぁっ……おにぃさん、いっぱい、でたねっ?」


 咲夜は最後にぺニスの先端へキスし、残り粕まで吸い上げて、口に溜まっていた精液を美味しそうに飲み下しました。




 ……




咲夜「おにぃさん、そろそろ戻った方が良いよ? 頭、スッキリしたでしょ?」


 頼光はティッシュで咲夜を拭こうとしましたが やんわり断られ 食事会場へ戻るように促されました…

 確かに そろそろ朝食の時間だ

 笑顔で手を振る咲夜に こちらも手を振り返すと 頼光は書斎から出る事にしました


咲夜「ねぇ、おにぃさん? ボクは、『だいじょうぶ』……だからね?」


 呟くように言われた言葉を耳にしながら 頼光は咲夜と別れて食事会場へと戻りました…



 食事会場へ戻ると 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます

 パン スクランブルエッグ カリカリベーコン ミネストローネ コーンサラダ


 そして 何かの… 肉


 サイコロ状に切られて焼かれ 味付けは塩コショウでシンプルだが とても美味しい

 鳥でも 豚でも 牛でも 無いようだが 何の肉だろう?

 気が向いたら調理してる人に聞いてみるのも良いかも知れない……



サキ「みんな食べ終わったかぁ? それじゃ、今日の予定を発表する」

 しばらくすると サキが立ち上がって話を始めました

 どうやら 今日の予定を発表するようだ…


サキ「二人で話し合ったんだが、今日も自由行動だ。とてもじゃないが外へは出られない」


サキ「大浴場は時間で男女入れ替わり、時刻割りは直接大浴場に行って確認な?」

サキ「それと『遊技場』……ちょうどこの真上、食事会場の二階の位置に遊技場が在るから、そこも今日から開放だから、有意義に時間を潰してくれ」


サキ「ダーツ、ビリヤード……後は何だったかな? これも何が有るかは直接行って確認」


サキ「あっ、夕食の時と同じで食器はそのままで良いから。分からない事が有ったら聞きに来い。それではっ、はいっ、解散!!」



 ……

 今日も洋館から出られない… 旅行予定は全て変更になりそうだ

 このままだと 時間をもて余してしまう… どうしようか?



※さて

1 サキと話す
2 遊技場へ行ってみる
3 席に座ったまましばらくボーっとしてる

頼光はどうしますか>>68

( ゚∀゚) 2



 頼光はゆっくり席を立つと 食事会場を出て階段を上り 開放されたばかりの遊技場へと向かいました

 入り口のドアは開いた状態で ストッパーが置かれて閉じないようになっている

 何人かは既に中で遊んでいた…


 どうやら遊技場では ビリヤード ダーツ 卓球 が出来るみたいだ

 … 近くで見てみようか?



※さて

1 卓球台を近くで見てみる
2 ダーツを近くで見てみる
3 ビリヤード台を近くで見てみる

頼光はどうしますか>>71



 頼光はサキの告白を見るために ロビーへ降りました


 辺りを見回すと… サキは… 食事会場に居た


 ビールグラスを片手に持ち ぐでんぐでんになってテーブルへ突っ伏している…


サキ「ギャハハッ♪ お~~っ、よりみちゅう、こっち来てすわれよぉっ」


 サキはこっちに向けて手招きしました どうやら告白の結果は聞くまでもないが…


サキ「早くこいっ!!」


 ややこしい事になりそうだ……



 …

 頼光はしばらくの間 サキの愚痴を聞きました…


サキ「うぅ~~っ、ひっく。歳の差がなんなんだよぉ……「娘にしか思えません」、じゃないよアホぉっ」


 酔っているのか 泣いているのか…

 頬は真っ赤で 目は完全に座っている


サキ「駄目だ、諦めきれない!! 風呂に入った後に、薄着でもう一回アタックしよう!!」


 もはや 恥女にしか思えない……

 サキはまだまだビールを飲むつもりだ



※さて

1 酒も告白も止める
2 頑張ってくださいと応援する

頼光はどうしますか>>81



 頼光は サキの飲酒と告白を止めました…


サキ「……」

サキ「ははっ……そう、だよな? 教師がこれじゃ、格好つかないよな? フッ!!」


 サキは大きく深呼吸をして パチン!! と自分の頬を手のひらで張ります

 だらしない表情は引き締まった… 気がする 

サキ「目が覚めた、ありがとな頼光? それじゃ先生は、大浴場にでも行って暖まるとするよ」



 サキはビールとグラスを片付けると 席を立って食事会場から離れて行った


 良いのか悪いのかは分からないが これでサキは告白を止めるだろう…


 もう消灯の時間は近い サキが大浴場へ向かったと言う事は 今は女性が入る時間だ


 ……


 少し早いが 今日は部屋に戻ろう



 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日も疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



  一つ 嫌な予感がする……

  一つ 良い予感もする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て二日目の朝だ





     次の日へ──



,





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 大浴場行く、朝風呂だ!!

頼光はどうしますか>>88

3



 頼光はサッパリする為に大浴場へと向かいました…


 大浴場の入り口には 洋館に合わない『のれん』が垂らされいる

 のれんの横には コルクボードが貼って有り そこに【男女の入浴時間】が書かれていた…


 随分と細かく入れ替わるようだ……


 今は 男性の入浴時間 遠慮なく入ろう




※頼光は【細かい入浴時間】の情報を手に入れました



 頼光はのれんをくぐり 脱衣場へと入りました

 脱衣場には誰も居ない…


 しかし 着替え用の棚には 一ヶ所だけジャージの入ってるカゴが有る

 誰かが大浴場に居るようだ… 時間帯から恐らく男性だろう 


 他には 脱衣場で気付いた所は無い……



※さて

1 誰かが居ても構わずに入る
2 部屋に戻ってシャワーにする

頼光はどうしますか>>91

1しかないだろ



 頼光は服を脱いで裸になると ハンドタオルを持って大浴場へ入ります


 中は湯気が立ち込めていましたが 広い巨大な浴槽の奥 浴場用の枕に頭を乗せて プカプカと浮いている人物を見付けました…


「あれっ、誰か来たのか!?」


 その人物はこちらに気付くと 慌てて声を掛け 浮かせていた体沈ませて隠します

 そして目を細めて睨み 入って来たのが頼光だと分かると 安堵の溜め息を吐くのです…


レオナ「なんだ、アニキかよ……びっくりさせんなよなっ」


 大浴場の先客は 頼光の双子の妹 『川澄玲音(かわすみ れおな)』でした



玲音「いやさ、男の時間だっつのは分かってたけど、脱衣場に誰の着替えも無かったし……まぁいっかなって」

 頼光は玲音に なんで入ってるのか聞きましたが 大して悪びれている様子は無い

 一応 体にはバスタオルを巻き 見えないようにはしているが……


玲音「まぁまぁ、そんな怒んなって。背中を流してやっからさ♪」


 玲音は湯船から上がると ニコニコしながらこちらへ近付いて来る…

 長い黒髪を濡れないようにアップにして纏め 切れ長の目は細められ 小学生の頃から成長する胸は 歩く度に大きく弾む


 川澄玲音… 中学の頃に一度グレたのが切っ掛けで言葉づかいは悪いが 兄妹関係はとても良好だ



 言われるままに 体を洗う場所でバスチェアへ腰掛けたが…

 こんな所をクラスメイトに見られたら マズイ気もする



※さて

1 一人で洗うからとレオナを大浴場から退出させる
2 背中だけ洗って貰う
3 レオナのお任せコース(注↓)
頼光はどうしますか>>99

※3を選んだ場合は、朝食が食べれません

さん



 頼光は玲音に背中を向けて 好きなように洗って貰う事にしました


玲音「おっ? へぇ~っ、ふぅ~ん……オレが好きにしちゃっていいんだ?」


 レオナは愉しそうな声で確認をすると シャワーヘッドを手に取ってお湯を出し 頼光の背中を流し始めました

 熱過ぎず ぬる過ぎず ちょうど良い温度… 気持ちいい… 自然と安堵の溜め息が漏れる


玲音「アニキ、アニキのタオル借りるからな?」



 玲音は一通り流し終わってお湯を止めると 頼光の股間に被せていたハンドタオルを剥ぎ取り それに備え付けのボディソープを塗布して泡立てました


 ……

 変に意識して手で股間を隠すのも情けない そのままで居る事にしよう

 今さら恥ずかしがる間柄でもない…


玲音「それじゃ、背中から擦るから。もし痛かったら言ってくれよ?」


 ごしっ、ごし。ごし、ごしっ──

 左から右へ 上から下へ ゆっくりゆっくり 丁寧に丁寧に 玲音は頼光の背中を擦り洗いします



 力加減も申し分ない 良い気分になって貰いたいと言う思いやりが伝わって来るようだ…


 ごしっ、ごし。ごし、ごしっ──


玲音「なぁアニキ……オレとアニキってさ、顔が似てないじゃん?」


 背中は終わりなのか 次は頼光の左腕を持ち上げて同じく洗い始めた

 玲音の質問には コクリと頷いて返します


玲音「そんでさぁ、こないだ役所に行って……戸籍謄本をもらって来たんだよね」



 左腕を洗い終え 続いて右腕も洗い終わりました

 普通なら 後は泡を流すだけだが…


玲音「アニキは、さ……オレと兄妹だったと思う?」


 妹の両腕はおんぶするように後ろから回され 柔らかな感触が背中に押し付けられます

 声は小さくなり けれども甘く耳元で囁くのです… 『本当の兄妹じゃなかったらどうする?』 と


玲音「わかんねぇかな? もし兄妹だったら、背中しか洗ってやれねぇよ?」

玲音「けど、もし本当の兄妹じゃなかったら……こんな事しても、許されるんだぜ?」



 玲音の指先は そのまま後ろから胸を撫で そこから もっと もっと 下へ 下へ 滑って行きます…

 泡にまみれて ヌルヌルして 気持ち良さそうな手が 腹筋を通り… ヘソを通り… いきり立つペニスを優しく包んで握るのです


玲音「ふふっ。アニキの、太くて、硬くてっ、たくましいおチンポを……シコシコ、シコシコって、洗ってやるよっ♪」


 親指と人差し指で輪っかを作り それをカリ首に引っ掛けながら 玲音の手は上下に擦り始めます…


 にちゅにちゅ、にゅちゅっ、にゅぢゅっ、にゅぢゅっ!!

 締め付ける手のひらの強さを常に変え 緩急を付けて扱き続け ペニスを襲う刺激に慣れさせてくれないのです



玲音「アニキの……すげぇ熱いよ? こんなん挿れられて腰振られたら、ぜってーアニキのでしかイケなくなっちまうって……」

玲音「ねぇ……おにぃ、ちゃん? オレの処女膜を破ってさ、ナカ出しした感想……聞かせてくれよ? 実の妹を犯して、気持ち良かったか?」


 手の動きは一層に早くなって 頼光を限界へと導きます

 もう片方の手も玉袋を下から持ち上げるように添えられ 優しく揉みほぐして精液の通りを良くしてしまうのです


玲音「んっ、ちゅむ、ちゅっ、おにぃ……ふんんっ」


 耳を唾液にまみれた口内でしゃぶりながら 甘い吐息で過去の過ちを責めながら ツンと膨れて固くなった乳首を背中に擦り付けて来ます



 玲音の愛撫で作られた精子は 我慢のできない すぐそこにまで迫っていました…


玲音「ふぅっ、ん、ふふっ……ビクビクしてきた♪ いいよ、イッて? イッておにぃちゃん!!」


 玲音はそれを敏感に察知すると ペニスをより強く握って浮き出る血管を圧迫しました
 まるで女性の膣内が絶頂を迎えたかのように ぎゅぅぅっ……っと愛情たっぷりに締め付けて 気持ち良く射精を促すのです


 ビュビュゥゥッ!! びゅるるっ!! ビュクビュクッ、びゅくっ……


玲音「あはっ♪ いっぱいでたね? 今こんなの出されたら、イヤでも孕んじまうよな? なぁ、聞いてっか……ア、ニ、キ」




 ……


 落ち着いた後 証拠が残らないように 二人で綺麗に洗い流しました

 もう… 朝食の時間には間に合いそうにない


 二人はこっそり大浴場を抜け出して 自室へと戻りました



 ……

 体が… ダルい……




 ……


 昼の12時


 何故だか調子が悪い… 昼食も喉を通らないだろう


 頼光は昼食の時間になってもベッドから起きず このまま仮眠する事にしました…



 駄目だ

 午後は動けそうにない……




 ……夜へ



 長い睡眠から目覚めると 窓の外はすっかり暗くなっていました

 体調は完全に回復したが

 時刻は… 昨日と同じぐらいだ


 そう言えば メモをくれた友人にはまだ会ってない



※さて

1 友人の部屋へ行く
2 シャワーを浴びて寝る

頼光はどうしますか>>112

2



 友人にはいつでも会える…

 頼光はシャワーを浴びると 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日も疲れた… もう寝よう…

 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………


  嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て三日目の朝だ





     次の日へ──



,





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 昨日までより明るい気がする……

 窓を見ると 嵐はすっかり止んでいた 予定通り 今日が帰宅になるだろう



 朝食の時間にはまだ早いが… 食事会場へ向かおう



 頼光は部屋を出て 幅の広い階段を下りました

 フロントロビーには赤い絨毯が敷かれ 正面には洋館入り口の大きな扉が在ります…


 外は晴れているが 未だ扉には木の杭が乗せられ 立派な錠前が掛かっている
 
 今の自分では どうする事も出来そうにない……





 その時…


 ──ボコッ。


 そんな短く 小さい 何かが溢れるような音が どこからか聞こえました


 ……

 なんだか 息苦しくなったようだ…



 食事会場に着くと 既に 全員が 座っていました……

 テーブルの上には朝食が置かれていますが 誰も食べていません 誰も喋っていません


 だれも うごいて いません…



 だれも… いきて… いません……



 生徒達は全身が濡れて水浸しになり 力無く下を向いて 身体を真っ青にしています



 頼光は混乱しながらも 慌ててみんなに声を掛けて歩きますが…


 玲音も 光も サキも 誰も返事を返してくれませんでした


 頼光は洋館で働く人物に話を聞こうと 調理場へ向かおうと しましたが…


 ──ゴポッ。


 動けません……

 息苦しくて 息苦しくて ノドを掻きむしりながら転げ回って


 ──ゴポッ。


 肺の中から水が涌き出る苦しさに 頼光は とうとう意識を手放してしまうのでした……






※※※※※
選択ルート 省略

バッドエンド【溺死】

ゲームオーバー
※※※※※



『洋館物語』




それでは

 スタート
>続きから(二週目) ピッ
 終わる



 頼光は起き上がって部屋を見渡すと テーブルの上に三枚のメモを発見しました

 それぞれに部屋番号と名前が書いて有り 気付いたら来てくれと言う内容のようだ


 今は状況を確認したい 誰かへ会いに行こう


 携帯は 繋がらない……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 妹の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>126

3



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 『川澄玲音(かわすみ れおな)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます


玲音「あっ、起きたのかアニキ!! ほらっ、オレの部屋に入れよっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした



 どうやら 『部屋の中の音は 部屋の外へは聞こえそうにない』……



 玲音の部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


玲音「もう、大丈夫そうか? あんま心配かけんなよなっ……」


 川澄玲音… 黒髪は腰のラインまで長く 切れ長の目は 可愛い よりも カッコいい と思わせる

 大きな胸やムチムチとした太ももは 一時期コンプレックスだったらしいが 今は吹っ切れているみたいだ…



 今はパジャマ代わりに紺色のジャージを着て スリッパを履いている



 ……

 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 この場所について聞く
2 乗っていたバスについて聞く
3 玲音の事について聞く

頼光はどうしますか>>131

1



玲音「ここ? ああ……薄気味悪い場所だよな? まぁしょうがねぇよ、『本当の宿泊先には行けなくなっちまった』んだからさ」


玲音「先生に言わせりゃ、こうやって止まる場所が有っただけラッキーだとさ」


玲音「オレだって、一人一部屋なのは嬉しいんだけどさ……テレビも無い、携帯も電波が入んない、じゃな? つまんねって」




 ……

 どうやらここは 本来宿泊する場所では無かったらしい

 そして 外部から情報を得る手段も無さそうだ


 固定電話でも発見できれば 話は別だが…



玲音「あっ、そうだ……明日の夜は部屋に居てくれよ? アイツに迫られてめんどくせぇから、逃げさしてくれ」


 アイツ? 恐らく 自分の友人で妹の彼氏の事だと思うが… 上手く行ってないのだろうか?


玲音「んじゃ、この後はどうする? 耳かきセットが置いて有ったから、耳かきでもしてやっか?」



 確かに 耳かきをして貰うのも良いが…

 まだ 館内を見て回りたい気もする



※さて

1 二人で館内を見て回ろうと言う
2 一人で館内を見て回ると言う
3 お願い!とベッドへ横になる(注↓)

頼光はどうしますか>>134

※3を選んだ場合は、この日の探索は打ち切り、翌日へ移行します

1



玲音「んっ? オレも一緒にか? へへっ、こんなのいつぶりかな……早く探検に行こうぜアニキ!!」


 頼光は 玲音と館の中を見て回る事にしました


 【洋館の見取り図】でも有れば楽なのだが…

 そんな物は無いのか それとも配られてしまった後なのか


 とにかく 歩いて見るしか無さそうだ…


 ……



 二人は一通り洋館を歩き回ると 玲音の室の前まで戻って来ました




玲音「どうする? 今日はもうヤメっか?」


 消灯時間まで 後一ヶ所ぐらいなら見て回れるが…

 公衆電話ならさっき見付けて有る 自宅に電話するのも良いかも知れない…



※さて

1 『大浴場』に行ってみる
2 『公衆電話』で自宅に電話する
3 『フロント』に降りてみる
4 今日は疲れたので寝る

頼光はどうしますか>>139

1



 二人は大浴場へ向かいました…


玲音「やっぱ、今日はダメみたいだな?」


 入り口の数メートル出前には 『本日準備中』と書かれた木製ボードが立っていた


 しかし…


玲音「アレっ、中からなんか聞こえねぇか?」


 大浴場から 僅かだが声が漏れて来ている… どうやら 脱衣場に誰か居るらしい



 二人はそっと 脱衣場を覗いてみる事にしました


 すると…



健二「頼むよ、ゆかりぃっ、先生もう我慢できないんだよ」

ゆかり「ええ~っ、先生ってばエッチなんだぁ♪ どうしよっかなぁ~っ」


 男性教師の鈴村健二と 女子生徒の青山ゆかり が居ました…

 この二人が付き合ってると噂を聞いた事は有ったが 本当のようだ



玲音「げっ、マジかよ……ここで始めちまうんじゃねぇか?」


 玲音の言う通り このままだと二人は脱衣場で性行為を始めてしまいそうだが…



※さて

1 二人を止める
2 邪魔するのはよそう

頼光はどうしますか>>144



玲音「なんだアニキ、止めねぇのか? んん……まっ、変に文句言われんのも癪だしな」


 二人は邪魔するのを止め 大浴場から離れます




 ……


玲音「おやすみ、アニキ……」


 そして玲音を部屋に送って別れると 頼光は自分の部屋へと戻りました



 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日は疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



  何故か 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て初めての朝だ

今日はここまでッス


続きは、明日か明後日にでも書いて置きますm(__)m

前回のスレの真相がさっぱりわからない
どっかに書いてもらえるとありがたいのだが

>>150

メインの犯人は先生。
男子トイレに入った後に女子トイレに入ると、女の子を助けられて核心に迫れたりしたのですが…

真相は、まぁこれが安価の醍醐味って事で、脱出エンドが選ばれたので終わりです。

前の答えに関しては、これ以上のレスはすみませんが無しでm(__)m





     次の日へ──



,





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 食事の前に大浴場へ行く

頼光はどうしますか>>160

3



 頼光は体を洗う為に 大浴場へと向かいました

 どうやら 今日は使えるみたいだ


 脱衣場に入ると 『アレ』の匂いがした……

 確か昨夜は 男性教師の鈴村健二と 女子生徒の青山ゆかり が居たはずだ


 ……

 どうやら二人は ここでシたらしい

 形跡は残っていないが 匂いは僅かに残り漂っている



 これはマズそうだが…

 止めに入って 教師に因縁を付けられるよりは良かったのだろうか?


 脱衣場を見渡すと 一つだけカゴが使われている 誰か大浴場に入っているらしい……



※さて

1 このまま大浴場に入る
2 部屋へ戻る
3 早いが食事会場へ行く

頼光はどうしますか>>163

1



 頼光は服を脱いで裸になると ハンドタオルを持って大浴場へ入ります


 中は湯気が立ち込めていましたが 風呂イスに座ってシャンプーの泡を流している人物を見付けました


「おっ、頼光も来たのか?」


 その人物はこちらに気付くと視線だけを向け 続いて体を洗い始めます


清正「なんだ、顔色良さそうじゃん」


 大浴場の先客は 友人の『南城清正(なんじょう きよまさ)』でした

 清正は妹の玲音と付き合っている……



 頼光は南城の隣に腰を下ろすと 同じく体を洗い始めました


南城「……」


 ……

 南城は時おり 頼光をチラ見している

 頼光は反射的に 「お前はホモか?」と聞いてしまった…


南城「ばっか、ちげぇし!! つか、俺は玲音ちゃんと付き合ってるだろ、いいかげんにしろ!!」


 荒い口調で反論された… どうやら違うらしい


南城「そうじゃなくてさ、俺……玲音ちゃんと付き合って数ヶ月になるだろ?」

南城「男っぽい口調だし、性格だってどっちかって言うとサバサバして男っぽいじゃん?」


 ……

 南城は 玲音について相談が有るみたいだ



南城「こう言っちゃ悪いけどさ、もっと早く関係は先に進む……ぶっちゃけると、もっと早くヤれるって思ってたんだよ」

南城「もちろん、それが全てじゃないし、俺は本当に好きだけどさ……付き合って数ヶ月は経つのに、キスもさせてくれないし、デートだって手も繋いでくれないんだ。何か不安になるよ……」


 南城は 自信無さげにガックリと項垂れている

 どうにかしてやりたいが 自分が間に入るのも何か違う気がする…


南城「よしっ、今夜きちんと話してみるよ。そしてチャンスが有ったら……決めるぜ?」



南城「お前だってまだ、彼女とセックスしてないんだろ? それじゃ、どっちが先に童貞を卒業するか勝負だな!!」



 南城はニヤリと口元を歪ませて笑うと 頼光に手を振って大浴場から出て行きました

 どこか 焦っている感じがする… 早まった事をしなければ良いが……


 今夜 南城は玲音に 決める らしい…



※さて

1 二人の邪魔をせずに南城を応援する
2 玲音を自室に連れ込んで二人を会わせない
3 彼女の部屋に行く

頼光はどうしますか>>170


※今夜の行動は、ここで決まります

3




 ……

 二人の邪魔をするのは止めよう


 そう言えば ここに来てからまだ彼女に会っていない……

 今夜 会って置く事にしよう



 頼光は体を洗い流し 大浴場にゆっくり浸かってから食事会場へと向かいました



 食事会場に着くと 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます

 パン スクランブルエッグ カリカリベーコン ミネストローネ コーンサラダ


 そして 何かの… 肉


 サイコロ状に切られて焼かれ 味付けは塩コショウでシンプルだが とても美味しい

 鳥でも 豚でも 牛でも 無いようだが 何の肉だろう?

 気が向いたら 調理してる人に聞いてみるのも良いかも知れない……



サキ「みんな食べ終わったかぁ? それじゃ、今日の予定を発表する」

 しばらくすると サキが立ち上がって話を始めました

 どうやら 今日の予定を発表するようだ…


サキ「二人で話し合ったんだが、今日も自由行動だ。とてもじゃないが外へは出られない」


サキ「大浴場は時間で男女入れ替わり、時刻割りは直接大浴場に行って確認な?」

サキ「それと『遊技場』……ちょうどこの真上、食事会場の二階の位置に遊技場が在るから、そこも今日から開放だから、有意義に時間を潰してくれ」


サキ「ダーツ、ビリヤード……後は何だったかな? これも何が有るかは直接行って確認」



サキ「あっ、夕食の時と同じで食器はそのままで良いから。分からない事が有ったら聞きに来い。それではっ、はいっ、解散!!」



 ……

 今日も洋館から出られない… 旅行予定は全て変更になりそうだ

 このままだと 時間をもて余してしまう… どうしようか?



※さて

1 遊技場へ行ってみる
2 席に座ったまましばらくボーっとしてる

頼光はどうしますか>>176

あえての2。先ほどはすまん。



「おや、座ったままで、気分でも悪いのですか?」


 頼光が満足した食事の余韻に浸っていると 食器を片付けに来た人物から声を掛けられました

 声を掛けて来たのは 白髪のだいぶ混じったオールバックで 黒いタキシードスーツに身を包んでいる 紳士のような男性だ


 頼光は 美味しい食事の余韻に浸っていたと前置きしてから 朝食に出たのは何の肉か聞きました…


執事「ん? ははっ……子羊、の肉ですよ。じっくり下ごしらえしたから、柔らかかったでしょう?」


 ……

 さっき食べた肉は 子羊 らしい…

 美味しかったので 帰ったら食べに行こう



 ついでだ 何か他に質問しようか?


 今は……

 優先して聞くべき事は思い付かない



※さて

1 この建物について
2 執事さんについて

頼光はどうしますか>>181



 頼光は執事に この建物について 聞きました……


執事「ほぉ……珍しいですな。ここに興味を持たれましたか」

執事「ここは、奥様が海外のとある場所に有った建物を、そのまま再現した館なのです。今は……改修して宿泊施設となってますがね」


執事「そうだ。遊技場の遊具の中には、そのとある場所から引き取った品も有りますよ」


 ……

 どうやらここは 宿泊施設では無かったらしい

 元々がどんな場所だったかは 遊技場に行けばヒントぐらい見付かりそうだが…… 


 まぁ 深く考える事も無いだろう… 遊技場に行く機会が有れば 調べてみようか?



 頼光は ハンバーグ 魚のフライ ペペロンチーノ 卵スープ を 皿とカップによそると 玲音の隣に座りました


玲音「オッス、アニキ……はむっ、ん~~っ♪」


 玲音は一度だけ頼光に声を掛けると そのまま食事を続けます 今はチーズケーキを食べている…

 玲音の盛った皿を見ると ケーキ ゼリー アイス フルーツ 杏仁豆腐… 見事にデザートしかない 冷たい物だけだ


 それを横目で見ながら 頼光も食べ始めました…
 ハンバーグ… 熱い 旨い 魚のフライ… 熱い 旨い 卵スープ… 熱い 旨い あつうま!!

 いいぞいいぞぉっ 箸が止まらない… うぉォン まるで 人間火力発電所だ




 ……

 食べ終わった……


玲音「もちゅもちゅ♪」


 玲音はまだ楽しそうに フルーツを食べている


 そう言えば 南城が今夜 玲音の部屋へ行くと言っていたが……



※さて

1 南城が玲音の部屋へ行くのを教えてから、午後は一緒に行動しようと言う
2 南城が玲音の部屋へ行くのを教えずに、午後は一緒に行動しようと言う
3 食事を止めない。午後は一人で行動する

頼光はどうしますか>>192



玲音「んっ、午後? 良いぜ、どうせ暇だし」


 フルーツを頬張ったまま ニコリと微笑んでくれた… 午後は玲音と過そう…

 頼光は 玲音が食事を終えるまで 待つ事にしました


玲音「そう言えばアニキさ? 彼女の、ひかる……だっけ? とは、最近どうなんだよ?」


 言葉遣いは男っぽくても やはり女性……と言う事なのだろうか? 玲音も人の恋ばなが聞きたいらしい


 ……

 しかし 自慢できるほど ひかるとは進展していない……


玲音「マジかよ……まだキスもしてねぇとか、幼稚園児じゃねぇんだからさ?」


 どうやら 呆れられたようだ…



 しかし 南城の話では 南城と玲音は手すら繋いでいないと聞いたが… 追及するのはよそう


玲音「ごちそうさまでした……っと。で、どうすんだよアニキ?」


 どうやら満足したようだ…

 遊技場に行ってみようか? それとも こんな機会だから 昔の事を思い出しながらじっくり話そうか?



※さて

1 遊技場に行く
2 座ったまま二人で話し込む

頼光はどうしますか>>198

1でしょ!



 二人は席を立つと 食事会場を出て階段を上り 遊技場へと向かいました

 入り口のドアは開いた状態で ストッパーが置かれて閉じないようになっている

 何人かは既に中で遊んでいた…


 どうやら遊技場では ビリヤード ダーツ 卓球 が出来るみたいだ

 … 近くで見てみようか?


玲音「おっ、卓球できんじゃん!! 勝負しようぜっ」


 だが 選ぶ暇も無く ぐいぐい引っ張られて 卓球台まで来てしまった… ビリヤードとダーツは また今度にしよう



 ……

 卓球台に おかしな所は無い…

 台の上にラケットが二本置かれており 台の下に有るカゴにはピンポン玉がたくさん入っていた

 少なくも今は ごく普通の物にしか見えない……


玲音「あっ、オレはこっちのシェイクハンドな!! アニキはこっちの持ち難いやつ」


 !?


玲音「負けた方が、帰ってからマック驕りだぞ?」


 !!?


玲音「それじゃ、こっちからサーブ行くぜぇっ!!」



 ……

 それから数時間 夕食の時間まで ひたすら卓球に没頭した


玲音「はぁっ、はぁっ。くそぅ……」


 スコアは 220-177 で 何とか玲音に勝利を納めた……


玲音「あー、メシに行こうぜメシ!!」


 夕食の時間は近い… でも夜には ひかるの部屋へ行くと決めている


 ……

 何が有るか分からない… 休んで体力を回復させよう

 それに これだけ動いた後では 食事がノドを通りそうにない…



 頼光は玲音の誘いを断ると 自室へと戻りました


 シャワーを浴びて汗を流すと 下着を変えてベッドに寝転がります……



 二時間ぐらいなら 眠れそうだ…


 頼光は目覚ましをセットすると 目を瞑り すぐに眠ってしまいました……



 ……

 二時間後…

 頼光は目を覚ますと メモ用紙を見ながら館内を歩き 『葵ひかる(あおい ひかる)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます
 間から ひかるが恐る恐ると言った感じで ヒョコッと顔を出しました…


ひかる「あっ、頼光くん!! 入って入ってっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした




 ひかるの部屋も 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


ひかる「あははっ、卓球お疲れ様っ。勝負の邪魔をしたら悪いかなって、声は掛けなかったよ」


 葵ひかる… 生まれつき赤みがかった髪色で 細く長いおさげのような三つ編みで後ろ髪を束ねている
 くりくりとした大きな瞳で可愛らしい容姿だが 性格と言葉づかいはどこか少年ぽく 体型もやはり少年ぽい…




 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている


 頼光がベッドに腰掛けると ひかるも その隣へちょこんと腰を下ろしました


 ……

 まだ ひかるとは 手を繋いでデートするまでの 清い関係だ

 ここらで 少し距離を縮めるのも 良いかもしれない……



※さて

1 ひかるに頼光の事をどう思ってるか聞く
2 やっぱり疲れた。明日に備えて、二人で寝る

頼光はどうしますか>>206



ひかる「わわっ!?」


 頼光はひかるの肩に腕を回して抱き寄せると そのまま後ろに倒れました

 今日は何だか疲れた… ここで寝てしまいたい…


ひかる「頼光くん、何も……してくれないの?」


 ひかるは心配そうに呟きますが もう睡魔には勝てません… 腕枕をして身を寄せたまま すぐに眠ってしまいました


ひかる「あっ……今日は、これでいい、かな? ふふっ。おやすみっ、頼光くん」




 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



 何故か とても 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て二日目の朝だ





     次の日へ──



,




 ゆさゆさ、ゆさゆさっ──


ひかる「起きて頼光くん、朝だよっ」


 頼光は優しく揺すられながら起きると ひかるに挨拶をして携帯の時計を見ました…


 時刻は

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 部屋に戻ってシャワーを浴びる
2 食事会場に行って待ってる
3 食事の前に大浴場へ行く

頼光はどうしますか>>212

1



ひかる「うんっ、私もシャワー浴びてから行くよっ。また後でねっ♪」


 頼光は ひかるに手を降られて別れると 自室へと戻りました





 ……

 部屋に入ると ベッドの上に人影が有った… 誰だろう?

 どうやら 体育座りでうずくまっているようだ



「シネ……」



「シネ……」



 消えそうに囁かれる小さな声が 断続的に耳へ届く…


 扉を閉めて鍵を掛け ゆっくり近付くと その人物もゆっくりと顔を上げました……



玲音「シネ、くそアニキ……」


 ベッドの上にうずくまっていたのは 妹の玲音だ 目は充血し 涙の跡が頬に残っている


玲音「部屋にぃ、ひっく、うぅっ……居ろって、言ったろ!? うわああああああああん!!」


 玲音は頼光の胸に顔をうずめると 表情をくしゃくしゃにして泣き始めました……


 そうだ… 玲音から 昨日の夜は部屋に居ろと言われていたんだった……



玲音「お願いだから、このままでいてくれ……」


 玲音はどうしたのだろうか? しがみついたままで答えてくれない…

 頼光は玲音を安心させるように抱き寄せると 落ち着くまで背中を撫で続けました



 ……

玲音「もう、いいぜアニキ……ありがとなっ」


 どうやら ようやく満足したようだ… 同時に ぐぅーっと 二人の腹が鳴る

 時計を見ると… もう昼食の時間だ 食事会場へ向かおう


玲音「あははっ、ハラ……減ったな」



 二人は顔を洗うと 部屋を出て食事会場へ向かいました…



 しかし なんだろう… 館内が… 騒がしい……



 階段を降りると すぐ横の部屋の前に 人だかりができていた

 部屋のドアは開けられているが 誰もその中へは入ろうとしない


玲音「おっ、なんだなんだ? 入ってみようぜアニキ!!」


 玲音は興味津々のようだが…



※さて

1 人だかりができている部屋に入る
2 何か有れば連絡が有るはずだ。まずは昼食


頼光はどうしますか>>218

2



 興味も空腹には勝てません 頼光は玲音を説得すると 人だかりから離れました…


 ……

 今日の昼食もバイキングだ… ナポリタンを皿に山盛り乗せると 二人は一緒のテーブルに着きました

 騒ぎのせいか 昼食の時間なのに 頼光達以外は食事会場にいない…


鈴村「おい川澄!! こんな時になにやってんだ!? すぐにロビーへ来い!!」


 その時 ロビーから顔を見せた男性教師が 二人を呼びました

 どうやら みんなフロントロビーへ集まっているらしい…


 二人は急いで食事を終わらせると 遅れてフロントロビーへと向かいました……




鈴村「やっと全員が揃ったか……」


 鈴村は珍しく神妙な面持ちで 生徒の数を確かめるように見渡している

 どうやら これから鈴村の話があるらしい…


鈴村「ええ……みんなの中には、現場をみてしまった者も居るだろうが、教師の『瀬戸山先生がお亡くなりになりました』」


 ……

 声が出ない… あの人だかりが有った部屋は 女性教師の… 瀬戸山サキの部屋だったのだろう



鈴村「瀬戸山先生の部屋は、さっきオーナーさんに頼んで鍵を掛けて貰った。だが、それはお前たちの、精神衛生上を考えての事なので理解して欲しい……」

鈴村「それと、眠くないだろうが今の内に仮眠を取って置け。夕食後は、全員、食事会場で夜を明かす。これは絶対だ、わかったな?」


 ……

 最後に 解散!! の一言で終わりになった…

 なんだろう… 鈴村の話は どこかオカシク感じる ような気がする… どこだ? それとも 本当に気のせいなのか?


 どうやら 午後が 最後の自由行動になりそうだ…



※さて

1 自室に戻って仮眠する
2 瀬戸山サキの部屋へ行ってみる
3 鈴村健二と話をする

頼光はどうしますか>>223



 頼光は 先ほど人だかりが出来ていた部屋の前へとやってきました…



 ──ガチャガチャ、ガチャガチャ。



 今はドアに鍵が掛けられ 固く閉ざされている… 中へ入る事は不可能そうだ


 ……

 頼光以外にも 何人かの生徒が集まっていた… 会話の内容が聞こえて来る




 いつの間にか眠っていたようだ


 朝 自然と目が覚めた…


 ……


 …………


 食事会場には 誰もいない




 ──カチッ、カチッ、カチッ。


 一定のリズムを刻む時計の小さい音が聞こえるだけで 他の音は何も無い… 話し声も… 歩く靴の音も… 何も 無い
 まるで広い洋館の中に 自分一人しか居ないようだ

 頼光は

ここはぜひとも解明エンドに進みたいな
脱出エンドのもやもやはもう味わいたくない

>>258 激しく同意

取り敢えず今判明してる謎は
・1日目にひかるが握ってるもの
・2日目に食う肉(執事曰く子羊)
・咲夜の正体

ヒント?は
・執事「ここは、奥様が海外のとある場所に有った建物を、そのまま再現した館なのです。今は……改修して宿泊施設となってますがね」

・執事「遊技場の遊具の中には、そのとある場所から引き取った品も有りますよ」

・遊技場にはビリヤード、ダーツ、卓球が有る。
卓球に異常は無い

・ビリヤードは年季が入っている、玉の数がショット用除き10コ(通常は15コ)
玉には1~10まで数字が書いてあり、その横に小さく『CUT』と書かれている

ついでに今までの死因

>>6 転落死(通常ルート)
>>116-120 溺死(咲夜と書斎、玲音と浴場でH)

>>252-256 爆死(サキ他殺死、玲音と南城行方不明)



※所持重要情報

【館内に潜む殺人者?】




それでは

 スタート
>続きから(三週目) ピッ
 終わる



 頼光は起き上がって部屋を見渡すと テーブルの上に三枚のメモを発見しました

 それぞれに部屋番号と名前が書いて有り 気付いたら来てくれと言う内容のようだ


 今は状況を確認したい 誰かへ会いに行こう


 携帯は 繋がらない……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 妹の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>265

>>1



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 『葵ひかる(あおい ひかる)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます
 間から ひかるが恐る恐ると言った感じで ヒョコッと顔を出しました…


ひかる「あっ、頼光くん!! 来てくれたんだねっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした



 どうやら 『部屋の中の音は 部屋の外へは聞こえそうにない』……






 ひかるの部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


ひかる「あははっ、顔色、だいぶ良くなったね? 私すごく心配したよぉ」


 葵ひかる… 生まれつき赤みがかった髪色で 細く長いおさげのような三つ編みで後ろ髪を束ねている

 くりくりとした大きな瞳で可愛らしい容姿だが 性格と言葉づかいは少年ぽく 体型もやはり少年ぽい…




 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている



 ……

 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 この場所について聞く
2 乗っていたバスについて聞く
3 外について聞く

頼光はどうしますか>>270

外に音が漏れないってのが怖いな、前は3だっけ
2で



ひかる「バス? うん……すごくね、メチャクチャ、だよ。フロントガラスが割れちゃったし」


 ひかるはベッドへ腰掛けると 返事をよく考えてから 頼光の質問に答え始めました


ひかる「それに、バスガイドさんと運転手さんはケガをしたみたいなんだ……部屋でずっと横になってるって」

ひかる「体調は休んでれば良くなるみたいだから、嵐さえ止めば帰宅日には帰れるって言ってたけど」


 ……

 バスガイドと運転手は 館内の どこかの部屋で寝ているらしい…

 しかし 体調が回復しても… バスのフロントガラスが割れていて 嵐が止むまでは帰れないみたいだ



ひかる「あのっ、それで……さ」


 ひかるは頼光が隣へ座ると 頬を僅かに赤く染めてうつむきました

 心なしか瞳が潤んでるようにも見える

 ひかるの右手はギュッと握られており どうやら手の中に何か持っているようだ


 ……

 確かに ここなら二人きりだが…

 まだ聞きたい事も有るし 館内を見て回りたい気もする



※さて

1 二人で館内を見て回ろうと言う
2 一人で館内を見て回ると言う
3 そっと肩き寄せる(注意↓)


頼光はどうしますか>>273

※3を選んだ場合は、この日の探索は打ち切り、翌日へ移行します

さ・・・い、1で(血の涙を流す音)



ひかる「えっ!? あは、はっ……そう、しよっか?」

ひかる「よしっ、それじゃ行こう♪」


 ひかるは表情を曇らせますが すぐ笑顔に変わると 右手に握っていた物を慌てて枕の下へ隠しました

 頼光の背中を押すようにして 部屋から出ます


 結局… ひかるが何を握っていたのかは分からない……


 二人は部屋を間違えないようにしながら 洋館の中を探索する事にしました



ひかる「頼光くん頼光くん……あのっ、手を、繋いでも……あっ」


 頼光は ひかるの言葉を遮って 手を繋ぎました… 今日は このまま見て回ろう


ひかる「あははっ、なんか……照れちゃうね」


 ひかるは嬉しそうだ…… さて… どこへ行こうか?


 この【洋館の見取り図】でも有れば楽なのだが…

 そんな物は無いのか それとも配られてしまった後なのか


 とにかく歩いて見るしか無さそうだ…


 ……

 頼光は一通り洋館を歩き回ると ひかるの部屋の前まで戻って来ました



ひかる「歩いてみると、けっこう広かったね?」


 外観を見てはいないが 大体の形は想像できた


 どうやらこの洋館を真上から見ると 『凹』の形をしている

 もっと簡単に表すならカタカナの コ だ…


 隠し階段や地下室が無ければ二階建てで 自分の部屋は二階に有る

 消灯時間まで 後一ヶ所ぐらいなら見て回れるが…



※さて

1 翌日から使用可能と張り紙が有った『大浴場』が気になる
2 運転手とバスガイドの部屋はどこだろう
3 今日は疲れたので寝る

頼光はどうしますか>>279

2



ひかる「お見舞いに行くの? 寝てると思うし、今日は止めた方が……」


 ひかるの話によると 教師 バスガイド 運転手の 大人組は全員一階の部屋らしい

 階段の右横二つの部屋が 女教師とバスガイド… 階段の左横二つの部屋が割れていて男教師と運転手


 ……

 しかし 確かに今日は止めた方が良いだろう… 部屋の場所は覚えた お見舞いは明日以降にしよう


ひかる「うんっ、私もそれが良いと思うよっ。それじゃ、今日はここまでだね? おやすみ頼光くん♪」


 ひかるは頼光と手を離すと にっこりと微笑んでから部屋の中へと入って行った……

 頼光は 少し早めに今日の探索を打ち切ると 自室へ戻る事にしました



 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日は疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



  何故か 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て初めての朝だ





     次の日へ──



,




 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 大浴場へ行く。朝風呂だ!!

頼光はどうしますか>>284

1

今日はここまでですm(__)m



 頼光はシャワーを浴びて歯を磨くと ベッドに腰掛け ボーッと天井を見上げました


 とても静か… 何かを考えるには最適かも知れない…


 今 考えられる事は…


 昔の思い出を呼び起こす


 しかない



※さて

1 子供の頃を思い出す
2 食事会場へ向かう

頼光はどうしますか>>290


 頼光はゆっくり目を瞑ると 幼少時代の頃を思い起こしました……


 ──────



 雪が降った… 寒くて 寒くて 凍えそうな冬の日に……

 外は昼間でも薄暗い 部屋の中は明かりも無くて更に暗い

 違う… 部屋とも呼べない 真新しい二階建ての新居… その庭の隅に立てられた八畳ほどのプレハブ小屋 不要品を押し込める荷物置き場

 その中で その隅で 二枚の畳(たたみ)の上で 弾力の無い布団の上で 二人の子供が抱き合って幼い身を震わせる… 寒さに 虐待に 両親の暴力に脅えながら…

 二枚の汚れた毛布で それぞれ背を覆って抱き合い 白く色付いた息を吐いて励まし合う

 いつか助かる
 誰か助けてくれる
 もしかしたら両親が優しくなるかも

 神の存在を信じていた双子の兄妹に いつか… 誰か… もしかしたら… そんなモノは最後まで来なかった



 兄の身体は生傷が絶えず 新しい傷が出来る度に妹はソレを舐めて癒す
 土が残っていようが 埃が付着していようが 綺麗に汚れが落ちるまで 小さな舌で一生懸命に舐め続けた…

 兄が二人分の傷を受け 妹が二人分の傷を癒す その循環…

 食事は一日に一度だけ 出来合いのおにぎりと パックのジュースが二つずつ それを二人でゆっくりと 時間を掛けて 噛み締めて 胃に納めて行く……

 後は抱き合って将来の夢を語らい合う… 毎日がその繰り返し… 同じ事を何度も 何度も



 両親が虐待を始めたきっかけは妹… 妹は兄の側を離れず 両親にはいつまでも懐かなかった… いつまでも無表情で…

 それが面白くなくて妹は手を上げられ それでも無表情

 見ていられなくて兄は妹を庇った 代わりに殴られ続けた そこでようやく… 妹が泣いた わんわんと大声で泣いた
 虫の息で倒れる兄に覆い被さって その小さな体を もっと小さな体で抱いて泣き崩れた

 兄が暴力を振るわれ 妹が泣き 親は笑い転げる… 家にも入れて貰えない

 朝早くに起きて 荷物の中に有った洗面用具を使って庭の水道で顔を洗い 歯を磨き プレハブ小屋に戻る



 一日一度の食事と 週に一度の暴力…

 頬に傷ができれば頬を舐め 舌を切れば舌を舐め 目が腫れれば目を舐めた… 逃げ出そうなんて思いもしない…

 神様 かみさま カミサマ……

 そんな生活が半年 半年経ち 双子の兄妹に仕事が与えられる

 兄は母に連れられて見通しの悪い通学路へ…


 綺麗な洋服を着せられ 美容室で髪型を整え 新品のランドセルを背負い…

 スピードの出てない 軽自動車を狙って…


 突き飛ばされた……


 子供を使うアタリ屋 体は吹き飛んで 痛くて泣いて 母も嘘泣きで兄を抱きしめて 高額な治療費を請求して笑う
 それが月に一度… 兄は病院には連れて行かれず 痛みが引くまでプレハブの中… 横になって唸り続ける



 妹は濡れタオルを兄の額に乗せ 頻繁に取り替えて熱を冷まし 傷の一つ一つを丹念に舐めた

 月に一度の仕事 兄は死に際の詐欺を強要される…

 その間 妹は 父と二人……

 風呂で背中を流させられ 胸を触られ 尻を撫でられ 舐めさせられ 受け続けたのは性的虐待

 死にたくなる様な嫌悪感… これが兄のモノならどれだけ良かったろうと 自分が奉仕しているのは兄だと言い聞かせてやっと堪えれる

 兄は肉体的に死の淵を歩き 妹は精神的に死の淵を歩く……

 神様 かみさま カミサマ… 兄は妹の変化に戸惑い 一層に願う 一年中願う 毎日 毎日


 願い続けて 仕事の日が来た…

 兄は母に連れられてレストランへ 美味しい物をたくさん食べさせられた なんて事はない… 最期の晩餐

 食べ終わったら駅へ 人込み溢れるホームで 最前列に立たされる

 兄はそこで殺されると気付き トイレに行くと言って小窓からそっと逃げ出した

 神様 どうか神様 助けてください… ずっと願って 今まで願っていたけど 神様は救ってくれない

 泣いていた 走って逃げながら泣いていた
 妹にいつか神様が助けてくれると… 嘘を言い続けていた事に後悔して

 神様はいない 神様なんて者は存在しない

 走って 走って 家に着く… プレハブへ向かう… 兄は一刻も早く謝りたかった



 小屋の眼前に立ち 戸に手を掛けて… 妹の悲鳴を聞く…
 父の怒声よりも遥かに大きな声で兄の名を連呼し 助けを求めてひた叫んでいた

 初めて… 兄はここに来て初めて分かった 妹は神様なんか信じちゃいない 居ると信じていたのは兄だけ
 妹が助けてくれると信じていたのは… 神様ではなく兄だったのだと

 全て分かり 戸を思い切り開け 驚愕を浮かべる父に体当たりし 押し倒されそうになっていた妹の手を引いて家からも逃げ出した……

 兄は裸足で 妹は兄の靴を履いて 雪の降る冬の道を 幼い手を繋いで走る…

 すぐに捕まるだろうと思いながらも 兄は妹を助けたい一心で走った



 だけれども子供の体力… やがて力尽き 辿り着いたのは 半分以上が取り壊されて屋根も無い古びた教会
 キリスト像の前… 最前列のベンチに座り 神の模型を見上げて 見下す

 もう信じてやるものかと 妹の身体を抱き包み丸くなる

 そして兄は ずっと二人で居ようと約束し 寒さと眠気で目を閉じた…
 そして妹は 神の前で接吻する… 兄を起こさぬように気を付けながら 信じていた者に救われた事を 涙を流して感謝した



 朝を迎え… 目を覚まし 捜索願いを受けていた警察に見付かる… ただし 出していたのは両親ではなく親戚
 両親は二人で車に乗り… 兄妹を追って雪道を飛ばし… 信号機で止まれずトラックにぶつかられ……




 死んだ


,




 ────


 頼光は ゆっくりと目を開きました…

 今までよりも 玲音を大切にできそうな気がする


 そろそろ時間だ… 食事会場へ向かおう




※重要情報【玲音との絆】を手に入れました。

玲音が生存していた場合、大切な局面で、玲音をパートナーに選ぶ事ができます。



 食事会場に着くと 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます

 パン スクランブルエッグ カリカリベーコン ミネストローネ コーンサラダ


 そして 何かの… 肉


 サイコロ状に切られて焼かれ 味付けは塩コショウでシンプルだが とても美味しい

 鳥でも 豚でも 牛でも 無いようだが 何の肉だろう?

 気が向いたら調理してる人に聞いてみるのも良いかも知れない……



サキ「みんな食べ終わったかぁ? それじゃ、今日の予定を発表する」

 しばらくすると サキが立ち上がって話を始めました

 どうやら 今日の予定を発表するようだ…


サキ「二人で話し合ったんだが、今日も自由行動だ。とてもじゃないが外へは出られない」


サキ「大浴場は時間で男女入れ替わり、時刻割りは直接大浴場に行って確認な?」

サキ「それと『遊技場』……ちょうどこの真上、食事会場の二階の位置に遊技場が在るから、そこも今日から開放だから、有意義に時間を潰してくれ」


サキ「ダーツ、ビリヤード……後は何だったかな? これも何が有るかは直接行って確認」



サキ「あっ、夕食の時と同じで食器はそのままで良いから。分からない事が有ったら聞きに来い。それではっ、はいっ、解散!!」



 ……

 今日も洋館から出られない… 旅行予定は全て変更になりそうだ

 このままだと 時間をもて余してしまう… どうしようか?



※さて

1 サキと話す
2 遊技場へ行ってみる
3 席に座ったまましばらくボーっとしてる

頼光はどうしますか>>305

3



「おや、座ったままで、気分でも悪いのですか?」


 頼光が満足した食事の余韻に浸っていると 食器を片付けに来た人物から声を掛けられました

 声を掛けて来たのは 白髪のだいぶ混じったオールバックで 黒いタキシードスーツに身を包んでいる 紳士のような男性だ


 頼光は 美味しい食事の余韻に浸っていたと前置きしてから 朝食に出たのは何の肉か聞きました…


執事「ん? ははっ……子羊、の肉ですよ。じっくり下ごしらえしたから、柔らかかったでしょう?」


 ……

 さっき食べた肉は 子羊 らしい…

 美味しかったので 帰ったら食べに行こう




 ついでだ 何か他に質問しようか?


 今は……


 運転手とバスガイド


 について 聞いてみるのも良いかも知れない…



※さて

1 この建物について
2 執事さんについて
3 運転手とバスガイドについて

頼光はどうしますか>>308

3



 頼光は バスガイドと運転手 について質問しました


執事「バスガイドと運転手? ああ……バスガイドと、運転手、ですか?」

執事「昨夜……ですが、様子を見に行った時は、大きな声も出していらして元気そうでしたよ?」


 食事… でも持って行ったのだろうか? バスガイドと 運転手 どちらの部屋へ行ったのかは分からないが 大声がでるぐらいに元気だったらしい


 どうやら 自分が心配する必要は無さそうだが… 今晩 気が向いたら行ってみようか?




 執事は仕事の途中だからと お辞儀をして去って行きました


 ……

 まだまだ 時間はたっぷりと有る 何をしよう…


「おーい、頼光!! こっちでトランプしようぜっ」


 頼光は 再び食事会場へやって来たクラスメイト達に誘われ 一緒にトランプをする事にしました

 トランプを二組み使った 超大富豪だ… 配られた手札で既に革命を三回起こせる… ジョーカーも二枚… 負ける気がしない!!



 ……

 負けた……



 だが かなり熱中していた もう昼食の時間になる



 昼食はバイキングで 食べたくない人は昼食を取らなくても良いらしい…

 しかし 並べ始まる料理の数々を見ると やはり食べてみたい 


 回りを見ると 席は自由みたいだが…



※さて

1 ひかるの隣に座る
2 玲音の隣に座る
3 南城の隣に座る
4 メシは孤独のグルメ…一人で食べる

頼光はどうしますか>>312




 昼食は自由な一人メシ 誰に気を使う事も無い…

 バイキングは 和 洋 中と揃っている


 ……

 今日は何だか 和食を食べたい気分だ


 頼光は サンマのつみれ汁 マグロの炙り 海鮮丼 ホタテのバター焼き を お椀と皿によそると 誰も居ないテーブルの席に座りました


 いかんいかん… 海鮮丼にもマグロが入ってるじゃないか… マグロとマグロで マグロがダブってしまった……

 まずはマグロの炙りから行ってみるか… ふむ どうやらタレと塩から選んで掛けるみたいだが… ここは 塩で行ってみよう



 モグモグ……


 んっ? んん~~っ!? 塩… 正解!! 塩で良かった… これはマグロの味を引き立ててる!?

 いいぞ… 塩!! 頑張れ… 塩!!


 他の料理も抜群に旨い… サンマに マグロに ホタテに 沢山の魚介類… 俺の胃袋は今 間違いなく大漁旗を掲げている!!



 ……

 食べ終わった……


 午後は一人での行動になる



※さて

1 遊戯場へ行く
2 まだ席に座ったままで居る


頼光はどうしますか>>315

1

生徒一人一人に割り当てられるほどの大量の個室、外に出れない窓、拷問場…

刑務所?



 そうか!!

 もしかして この洋館は元々……


 『刑務所』


 だったんじゃないのか?




 ……

 …………



>>324 perfectanswer!!


 海外と言っていた… それなら 今の情報からは 『刑務所』 と決めるのが正解だろう……



※重要情報【どこかの刑務所?】を手に入れました。








「おーい頼光、一緒にやろうぜっ」


 頼光はクラスメイトに誘われ ダーツで遊ぶ事になりました…


 ……

 このダーツは どうやって点数を計算するのだろうか?


 しかし 思いのほか熱くなり 時間は瞬く間に過ぎて行きます




 夜……


,



 食事会場へ行くと 既に夕食は席へ配られていました

 既にみんな集まっていて 席に着いた生徒から食べているようだ…


 ……

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた夕食を食べ始めます


 Tボーンステーキ ロールキャベツ 肉じゃが ライス コーンスープ


 … ステーキと肉じゃがの組み合わせはどうなんだ? それに… 美味しいのだが 肉料理が多過ぎる… 胸焼けしなければ良いが……



 頼光は全て食べ切ると 自室に戻って横になりました…


 だが まだ寝るには早い……

 満腹の苦しさが引いたら どこかへ行こうか?


 そう言えば メモをくれた妹と友人にはまだ会ってない

 それと 執事は元気だと言っていたが 運転手とバスガイドも気になる……



※さて

1 妹の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 一人で運転手とバスガイドのお見舞いへ行く
4 ひかると二人で運転手とバスガイドのお見舞いへ行く

頼光はどうしますか>>337

4にしてみる。



ひかる「あっ、今から行くんだね? いいよっ、一緒に行こ頼光くん♪」


 頼光は途中でひかるを誘うと 二人で階段を降りてロビーへと向かいました…


サキ「ギャハハッ♪ お~~っ、よりみちゅう、ひかりゅう、こっち来てすわれよぉっ」


 階段を降りると 離れた場所から声を掛けられた… どうやら 女教師の瀬戸山サキが食事会場に居るようだ

 ビールグラスを片手に持ち ぐでんぐでんになってテーブルへ突っ伏している…


サキ「早くこいっ!!」


 サキはこっちに向けて手招きしている… ややこしい事になりそうだ……



ひかる「頼光くん、お見舞い……一人でも大丈夫? このままじゃ二人とも捕まっちゃうし、私が先生の相手をしてるから行って来てよ……ねっ?」


 ひかるはニコリと微笑むと 駆け足でサキが居るテーブルへ行ってしまいました

 酔っ払いに絡まれるのを 助けてくれたようだ……


 ひかるの犠牲を無駄にできない… ここは 一人でもお見舞いに行って置こう



※さて

1 バスガイドの部屋へ行く
2 運転手の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>340

2




 ──トンッ、トン。



 頼光は運転手の部屋まで来ると ドアを二回ノックしました…


 中に他の誰かが居て… もしくは 運転手だけでも立てるぐらいに体調が良くなっていれば 出て来てくれると思うが…



 ……



 …………



運転手「はいっ……おお、生徒さんか。お見舞いにでも来てくれたのかい?」


 運転手は 想像していたよりもずっと若い 青年の男性でした

 顔色は良さそうに見える… 執事が言った通りだ… 自分の 心配し過ぎだったのか?




運転手「何も無いが……少し、話して行くかい?」


 頼光は運転手に招かれ 部屋の中へと入る事にしました…


 部屋の中は 自分の部屋と変わらない…


 ……

 いや 違和感が有る… この部屋と自分の部屋は どこかが違う… どこだろうか?


運転手「そこの椅子に座ってくれ、差し入れに貰ったリンゴを剥くよ」


,




 運転手はパジャマ姿で リンゴの皮を器用に剥き始めました


運転手「体調は帰る時までに良くなるから、帰りのバスは心配しなくていいよ?」


 本当に 自分の考え過ぎだったのか? 笑顔でリンゴの皮を剥いている処を見ると やはり余計な心配だったようだ…

 ただ この部屋の違和感だけが 気に掛かる……


運転手「いてっ!! あー、指をちょっと切っちゃったよ。確か絆創膏は……っと」



 よそ見をしていたのか 運転手は果物ナイフで指を切ったようだ…

 僅かに赤い血が滴り ポツリと落ちて床に付着します


 運転手が応急箱から絆創膏を探してる間 頼光は床の血を拭く事にしました…

 一度立ち上がると 化粧台に置いて有ったティッシュボックスから数枚抜き取り 元の場所へ戻って血が落ちた箇所を探します



 ……



 …………


 血の痕が 無い…

 運転手が拭き取ったのだろうか?



運転手「あははっ、ゴメンな……変なとこ見せちゃって?」


 運転手は 今 絆創膏を指に巻きながら さっきの場所に座った……

 拭き取ったのは 運転手では無いのだろうか? それとも 血が床に落ちたと思ったのは 自分の勘違いか?


運転手「すまないけど、今日は部屋に戻りなさい。もう、リンゴとか食べる気分じゃないだろ?」


 ……

 そうしよう…… 頼光は運転手にお辞儀すると 部屋から出て行きました

 そして 部屋から出て 気付きました… この部屋は 狭かった と…



 ロビーに ひかるとサキの姿は無い…

 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日は疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…


 ……


 …………


 ………………


  今日は 気持ち良く眠れそうだ……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て二日目の朝だ





     次の日へ──



,




 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 大浴場行く、朝風呂だ!!

頼光はどうしますか>>350

さん



 頼光はサッパリする為に大浴場へと向かいました…

 大浴場の入り口には 洋館に合わない『のれん』が垂らされいる…


 頼光はのれんをくぐると 脱衣場へと入りました… 脱衣場には誰も居ない…

 しかし 着替え用の棚には 一ヶ所だけジャージの入ってるカゴが有る

 誰かが大浴場に居るようだ… 時間帯から恐らく男性だろう 


 他には 脱衣場で気付いた所は無い……



※さて

1 誰かが居ても構わずに入る
2 部屋に戻ってシャワーにする

頼光はどうしますか>>352



 朝から野郎の裸なんて見たくない……


 頼光は脱衣場から出ると 部屋に戻り 時間ギリギリまでゆっくりとシャワーを浴びました


 最後に温度を冷水にして 男の整理現象を無理やり沈静化させます……



 静まれっ… 静まれ……ッ!!



 これなら皆の前に出れる… そろそろ食事会場へ行こう



 食事会場へ戻ると 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます


 ライス しょうが焼き 卵 おしんこ ワカメサラダ 焼き鮭の切り身 松茸のお吸い物


 朝からしょうが焼き… これなら満腹になりそうだが できればパンが良かった……



 ……

 食べ終わった… サキからの連絡事項も 昨日と余り変わらないものだった


 やる事が 無い… このままだと 午前中は時間を無駄してしまう…

 携帯ゲーム機は二台持って来ているが… 誰かを誘って 一緒に遊ぼうか?



※さて

1 彼女と遊ぶ
2 妹と遊ぶ
3 友人と遊ぶ

頼光はどうしますか>>356

1

今日はここまでです

続きは明日か明後日に書きますm(__)m



 ひかる… を誘おうか?


 頼光は 食事会場から出て行く葵ひかるの姿を見付けると 走って追い付きました


ひかる「あっ……頼光くんっ。どうしたの?」


 ひかるは声に気付いて振り返り 頼光の顔を見ると嬉しそうに微笑みました…

 長い三つ編みのおさげも 嬉しそうに左右へ揺れています…


 ……

 これなら 断られる事は無いだろう… 頼光は ひかるに ゲームして遊ばない? と誘いました


ひかる「ゲーム? 頼光くんの部屋で……だよね? なら、いいよ」


 確か レースゲームが有った筈だ… 楽しく遊ぼう



 ……


ひかる「ああっ!! 私の前にバナナ置かないでよ頼光くんっ」


 どうやら ひかるは感受性豊かなタイプのようだ… 操作する車が左に曲がる時は左へ 右に曲がる時は右へ 自分の体も無意識に曲げながらプレイしている

 ただ… ゲームは凄く下手だ… 手を抜いて 接待プレイをしなくてはイケない為 こちらはツマらない……



※さて

1 このまま遊ぶ
2 館内を探索しようと言う
3 違う遊びをする(注↓)

頼光はどうしますか>>360


※3を選んだ場合は、夜まで時間が経過します

2(悔し涙



ひかる「ええっ……最初の日に見て回ったよ? ゲームしてようよっ、ゲーム♪」


 ……

 ひかるは乗り気では無いが… 手を抜いてやるゲームほど ツマらないものは無い…

 残念だが ひかるには諦めて貰おう


ひかる「あっ、何するの頼光くん!? 返してっ、私のゲーム返してよ!!」


 頼光は ひかるから携帯ゲーム機を取り上げると 頭上高く持ち上げました

 ひかるはピョンピョン跳び跳ね 何とかゲーム機を取り返そうとしますが 身長差が有る為に届かない…


ひかる「もぉ~っ、頼光くんなんかキライだっ」


 余りにも力技すぎて すねてしまったようだ……

 ほっぺを膨らませ プイッと顔を反らします


 ……

 失敗した… 一人で行こうか?


ひかる「ま、待って待って!! 私も行くよっ!!」


 ですが ゲーム機を渡そうとすると 頼光の手を握って来ました…

 二人で 探索に行こう



 だが 【洋館の見取り図】が無いと どこへ行けば良いか分からない…

 取り敢えず 二階の部屋を探索してみようか…



 二人は部屋を出ると 二階の探索を始めました…


ひかる「男の子ってこう言うの、好きだよねぇ♪」



 ……


 洋館の造りは単純で 迷う事なんてまずは無いが…


 不自然な場所は… 有った…


 この洋館を真上から見ると『凹』の形をしていて 左側の出っ張り部分は… 一階が食事会場 二階が遊戯場になっている



 そして右側の出っ張り部分は ただの通路が続き… 突き当たりに 部屋の扉が有った

 とても 大きな 扉…… 誰かの寝室なのだろうか?


ひかる「頼光くん、そろそろお昼だよ?」


 扉の前まで来ているが… ここで勝手に入る訳にはいかない

 それに 思ったよりも時間は経過していたようだ… ひかるが「戻ろう?」と袖を引っ張って来るが… どうしようか?


 ……

 今は 気に留めて置くだけにしよう… 昼食が楽しみだ!!


 頼光はひかるを部屋へ送って別れると 自室に戻って携帯ゲームセットを片付けました

 そろそろ 食事会場へ行こう…


 ……

 昼食はバイキングだ… どうやら今日は 四川料理がメインらしい

 回りを見ると 席は自由みたいだが…

 旅行は今日で終わり… 残りの時間は 誰かと一緒に過ごしたい…

 今は


 【玲音との絆】


 が有る……



※さて

1 玲音の隣に座る
2 メシは孤独のグルメ…一人で食べる

頼光はどうしますか>>368

1


 頼光は 麻婆豆腐 モツの煮込み じゃがとろ ライス を 皿によそると 玲音の隣に座りました


玲音「よっ、アニキ……はむっ、ん~~っ♪」


 玲音は一度だけ頼光に声を掛けると そのまま食事を続けます 今はババロアを食べている…

 玲音の盛った皿を見ると ケーキ ゼリー アイス フルーツ 杏仁豆腐…
 見事にデザートしかない 冷たい物だけだ


 それを横目で見ながら 頼光も食べ始めました…

 麻婆豆腐… 旨い… そして からい… うまからだ うまからうまから

 モツの煮込みも これまた辛い……

 煮込み 麻婆 じゃがとろ ライス 次々と食う… 今の俺は 好きなように四川を口に運ぶ… 四川料理の諸葛亮公明だ




 ……

 食べ終わった……


玲音「ごちそ~さん」


 玲音も食べ終わったらしく パチンと手を合わせて大きく息を吐く

 これからは… 玲音と過ごそう… たまには 兄妹でじっくり話すのも大切な筈だ


玲音「なんだよアニキ、すげぇ見詰めてくんじゃん?」


 玲音を 誘おう……


 ……

玲音「はっ? アニキの部屋で? 話すんの? まぁ、いいけど……んじゃ、先に戻ってろよ。オレは自分の部屋によってから行くからさ」



 少し言葉を詰まらせ 考えた様子は有ったが… どうやら了承してくれたようだ…


玲音「先、戻るわ……」


 玲音は最後にそう残して席を立つと グッと伸びをしながら 歩いて食事会場を出て行きました  


 ……

 特に 準備する物は無い… ゆっくり玲音を待とう

 頼光も遅れて席を立ち グッと伸びをすると 自分の部屋へと戻りました



 ですが 10分 20分 30分経っても玲音はやって来ません…

 食事後と言う事も有り 頼光は睡魔に襲われると そのままベッドへ倒れ 眠ってしまいました…



 ……



 …………



 どれぐらい時間が経ったでしょうか… 頼光が眠りから覚め ゆっくり目を開くと そこには玲音の顔が有りました

 後頭部を柔らかな感触が支え 優しく微笑む玲音が 頼光の頭を撫でながら覗き込んでいます…

 膝枕… されているらしい……


玲音「どうするアニキ? もう少し……こうしてっか?」


,



 幼い頃を思い出す… とても 落ち着く……

 頼光は もう少しこのままで居たいとリクエストしました


玲音「おっけ。んじゃ、大切な話があっからさ、このまま聞いてくれ」


 撫でる玲音の手も心地いい… 

 何か 大切な話が有るようだが… なんだろう?



玲音「オレさ、高校卒業したら……海外に行くから」



 ……

 余りに唐突で 余りに驚き過ぎて 逆に冷静で居れる……



玲音「オレがずっと思ってて、ずっと言おうとしてたセリフ……教えてやろうか?」


 玲音から笑顔が消えた… とても大切で 大事な言葉なのだろうか?

 頼光も一字一句聞き逃すまいと 真剣な顔になって玲音を見詰め返します


玲音「お兄ちゃんを殺して、私も死ぬ……ってさ、何度も言おうとしたぜ?」

玲音「だからだよ……このまま日本に居ると、ぜってーアニキの結婚式に乗り込んでメチャクチャにすっから……わたし、はっ!! お兄ちゃんから離れるのっ!!!」



玲音「ははっ。もう、駄目なんだよな……南城の事は好きだぜ? だけど、やっぱさ……アニキの事を忘れようって付き合ってみたけど、南城は友達以上に思えねぇんだわ」


 ……

 玲音の 秘められた思いが伝わって来る…

 目尻から流れる涙が ポロポロと頼光の頬へ落ちます


玲音「だったら、ガキの頃の方が虐待を受けてたけど……今より、幸せだったよ。今は、さ……実の兄妹は結婚できないって知ってからは、ずっと不幸続きだ」


 頼光は膝枕から起き上がって向かい合うと 玲音の背中に両腕を回して抱き締めました……



玲音「アニ、キ……うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!」


 玲音は 頼光の胸に顔をうずめると わんわん声を上げて泣き始めました…

 今日は… 好きなだけ泣かせよう……


 ……

 しばらくして玲音が泣き止んでも 二人はまるで子供の頃のように抱き合っていました…


玲音「さんきゅ、もういいぜ……」


 そして どれだけ経ったかも分からなくなった時… 玲音はようやく頼光の体を離しました



玲音「そうだ、夕食を持って来てたんだよっ。一緒に食おうぜ♪」

 玲音はベッドの脇へ置いていたビニール袋を手に取ると その中身を出してベッドの上に並べます…


 二切れ入っている100円のハムサンドと 同じく100円のグレープフルーツジュースが一本…


玲音「サンドイッチは賞味期限が昨日までだけど……まっ、オレらにはお似合いだろっ?」


 ……

 旅行前に買っていた物だろう… 今日は… これを夕食にしよう



玲音「あっ、そう言や話は変わっけどさ、何か……ここってオカシくね?」


 ここ… とは洋館の事だろうか?


 ……



 …………



 今… 何かを考えるには 情報が少な過ぎる……


玲音「わりぃ、きっとオレの気のせいだな。さっ、食おうぜアニキ?」


,



 食事を終えると 一緒にシャワーを浴びてお互いの体を洗い 汗を流しました

 そして 二人は大きなベッドに寝転がります…


玲音「おやすみっ、アニキ♪」


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………


 今日は 気持ちよく眠れそうだ……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て三日目の朝だ





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 昨日までより明るい気がする……

 窓を見ると 嵐はすっかり止んでいた 予定通り 今日が帰宅になるだろう



 朝食の時間にはまだ早いが… 食事会場へ向かおう



 ……

 玲音の姿が無い… 部屋に戻ったのだろうか? それとも 食事会場へ行ったのか…

 どちらにしても 一言欲しかったが……


 頼光は部屋を出ると 幅の広い階段を下りました

 フロントロビーには赤い絨毯が敷かれ 正面には洋館入り口の大きな扉が在ります…


 外は晴れているが 未だ扉には木の杭が乗せられ 立派な錠前が掛かっている
 
 今の自分では どうする事も出来そうにない……






 その時…


 ──ボコッ。


 そんな短く 小さい 何かが溢れるような音が どこからか聞こえました


 ……

 なんだか 息苦しくなったようだ…



 食事会場に着くと 既に 全員が 座っていました……

 テーブルの上には朝食が置かれていますが 誰も食べていません 誰も喋っていません


 だれも うごいて いません…



 だれも… いきて… いません……



 生徒達は全身が濡れて水浸しになり 力無く下を向いて 身体を真っ青にしています



 頼光は混乱しながらも 慌ててみんなに声を掛けて歩きますが…


 玲音も ひかるも サキも 誰も返事を返してくれませんでした


 頼光は洋館で働く人物に話を聞こうと 調理場へ向かおうと しましたが…


 ──ゴポッ。


 動けません…

 息苦しくて 息苦しくて ノドを掻きむしりながら転げ回って……


 ──ゴポッ。


 肺の中から水が涌き出る苦しさに 頼光は とうとう 意識を手放してしまうのでした……






※※※※※
選択ルート 省略

バッドエンド【溺死】

ゲームオーバー
※※※※※



※所持重要情報

【玲音との絆】

【館内に潜む殺人者?】
【どこかの刑務所?】



それでは

 スタート
>続きから(四週目) ピッ
 終わる

うーん、溺死…
やっぱ死亡方法にも条件があるのか?


ヒント


死亡フラグを全て回避して最終日→帰宅エンド

絆以外の重要情報を全て揃え、尚且つ推理可能なルートに進み、そこで推理安価で正解し、真実へ辿り着く→解明脱出エンド

>>390


特定の死亡フラグが経った時や 死亡フラグの数で変化します





 頼光は起き上がって部屋を見渡すと テーブルの上に三枚のメモを発見しました

 それぞれに部屋番号と名前が書いて有り 気付いたら来てくれと言う内容のようだ


 今は状況を確認したい 誰かへ会いに行こう


 携帯は 繋がらない……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 妹の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>394

1





今日はここまでですm(__)m



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 『葵ひかる(あおい ひかる)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます
 間から ひかるが恐る恐ると言った感じで ヒョコッと顔を出しました…


ひかる「あっ、頼光くん!! 来てくれたんだねっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした



 どうやら 『部屋の中の音は 部屋の外へは聞こえそうにない』……




 ひかるの部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


ひかる「あははっ、顔色、だいぶ良くなったね? 私すごく心配したよぉ」


 葵ひかる… 生まれつき赤みがかった髪色で 細く長いおさげのような三つ編みで後ろ髪を束ねている

 くりくりとした大きな瞳で可愛らしい容姿だが 性格と言葉づかいは少年ぽく 体型もやはり少年ぽい…




 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている



 ……

 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 この場所について聞く
2 乗っていたバスについて聞く
3 外について聞く

頼光はどうしますか>>401

3で



ひかる「そと? 凄い嵐だよ、風も雨も強いし……でも、建物の中だと全然聞こえないんだよね。何でだろ?」


 ひかるはベッドへ腰掛けると 返事をよく考えてから 頼光の質問に答え始めました


ひかる「ここ、『窓が開かない』から、それが関係してるのかな? ドアと同じで窓も厚いとか?」

ひかる「あっ……それと今は、非常口も鍵が掛かってるから、万が一『外へ出る時はロビーを通って入り口から』、だって」



 ……

 館内の窓は開かない 外は凄い嵐 外の音は聞こえない 外へ出れるのは入り口の玄関だけ… らしい

 そして 廊下から部屋の中へ または逆に部屋から廊下へ 聞こえる音はドアを通してのノックする音だけだ…


ひかる「あのっ、それで……さ」


 ひかるは頼光が隣へ座ると 頬を僅かに赤く染めてうつむきました

 心なしか瞳が潤んでるようにも見える


 ひかるの右手はギュッと握られており どうやら手の中に何か持っているようだ



 ……

 確かに ここなら二人きりだが…

 まだ聞きたい事も有るし 館内を見て回りたい気もする



※さて

1 二人で館内を見て回ろうと言う
2 一人で館内を見て回ると言う
3 そっと肩き寄せる(注意↓)

頼光はどうしますか>>404

※3を選んだ場合は、この日の探索は打ち切り、翌日へ移行します

誰もいないのか!?3



 頼光は緊張している雰囲気を感じ取ると ひかるの肩に手を回して 優しく抱き寄せました


ひかる「あっ、あのねっ、頼光くん……こんなこと言ったら、嫌いになられちゃう、かも知れないけどっ」


 ひかるは何度も深呼吸し 意を決したようにゴクリとノドを鳴らすと…

 強く握り締め… しかし小さく震える右手を… 頼光の前で ゆっくり ゆっくり 開きました



ひかる「お願いだよ、頼光くんっ……」


 ひかるは顔を耳まで真っ赤にして… 緊張が強過ぎるからなのか 恥ずかしさからなのか 目尻に大きな涙の粒を作って頼光を見上げます

 広げられた手の中に有ったのは 握られて袋ケースが変形した コンドームでした……


ひかる「私にっ……えっち、してください」


 ……

 ひかるの性格を考えると 凄く勇気のいる言動だったのだろう

 ここで逃げるなんて カッコ悪い事はできない!!



ひかる「あっ、ちょっと待って!! あっち向いててよっ!! 自分でっ、脱ぐから……んしょ」


 ひかるはゴムをベッドに置き、頼光の体をドアの方へ向くように押しやると、これまた何度も深呼吸をしてから衣服を脱ぎ始めました。

 大きくと弾む心臓の音が、体を離していても聞こえて来そうです。


ひかる「あのっ、頼光くん……私、どうして良いのか分からないから。頼光くんの……好きにしていいよ? でも、優しく……ねっ?」


 そして頼光の肩を後ろからつつくと、頼光が振り返る前に、こてんっ、とベッドの上へ仰向けで寝転んでしまいました。



 頼光も覚悟を決めて振り返ると、そこに広がっていたのは驚きの光景でした……

 髪は三つ編みのままほどいていない。上半身もジャージを着たまま、恐らく膨らみの少ない胸を晒すのは堪えられなかったのでしょう。


ひかる「オカシイよね? 高校生にもなって生えないなんて……でもっ、はえないんだもん!! それでも、頼光くんと、えっち……したいんだもん」


 ひかるは下半身だけが裸の姿で、シーツをギュッと握りながら、恥ずかしさで視線を横に逸らします。

 一言で表すなら、ひかるの秘部は子供でした。

 陰毛すら一本も生えて無いツルツルで、穴も見当たらない一本スジで、クリトリスはスジの間に埋まってしまっています。



 顔は可愛らしく、声は格好良く、身体は少年ぽく、性器は幼い少女のように……

 何故か、イケない気分になって来ます。ゾクゾクと震えが全身を駆け抜け、口の中には大量の唾液が溜まるのです。


 もう、我慢の限界でした。


 頼光は口をいっぱいに開くと、ひかるの足をガバッと左右に広げ、その間へ体を移動させて股ぐらに顔をうずめます。


ひかる「はひゅっ!? あ、あっ、ぁああっ♪♪」


 ぐちゅっ、くちゅくちゅくちゅ、くちゅり……

 ひかるの小さな性器を丸ごと口へ含み、スジに沿って舐めあげます。

 舌を縦にして差し込み、恥ずかしがり屋なクリトリスをほじくり出すのです。



 下から上へ何度も舌運動を繰り返し、粘着質な水を音を響かせながら、柔らかな秘肉を更に揉みほぐして行きます。

 味はしません。香りは柚のボディーソープ。念入りに洗った後が伺えます。


ひかる「うあっ。ふっ、はぅぅっ……」


 そして、ゆっくりと……頼光の情熱的な呼び掛けに応え、クリトリスがようやく顔を出して来ました。

 ぷっくりと膨れて赤く色付き、舌先で無理やり皮を剥かれて小さく震えています。


 優しく……と言われましたが、自分の欲望が抑え切れません。



 ぢゅっ、んぢゅ~~~~~ぅっ!!!

 頼光は剥き立ての敏感なクリトリスを唇で挟むと、遠慮なしに思いっきり吸い付きました。


ひかる「ふんん!? ダメっ、だめえぇぇっ!! 優しくっ、ふああっ、して、くれなきゃ……取れちゃうよぉっ」


 ひかるはその刺激から逃れようと、無意識に頼光の頭部を太ももで挟み、ペチペチと力無く叩きます。

 ペチペチ、ペチペチ……


ひかる「頼光くんっ、私の、話をっ、聞いてったら」


 ですが、それでもクリトリスへの執拗な責めは続き、やがて……

 ペチ、ペチ……


ひかる「はぁぁっ……よりみつ、くん」


 力の入らなくなった体は、完全に頼光へ屈伏していました。



 ひかるの表情はトロけ、声を出すでも無く、魚のようにパクパクと口を開閉しています。

 頼光は足の間から一度抜け出すと、ひかると同じく、ジャージとパンツを脱いで、下半身だけ裸になりました。

 ぺニスは熱を持って硬くなり、血管を浮かび上がらせるまで勃起して興奮しています。


ひかる「んっ……こうすれば、しやすいかなぁ?」


 ひかるは初めて見る生の男性器に戸惑いますが、頼光に心配を掛けないよう……頼光との行為が上手く行くように、何とか体を動かして協力します。


 くちぃっ……

 両手の指を幼いスジの横に添え、まるで貝が口を開けるように、盛り上がった部分を左右へと拡げるのです。



 そこは透明な糸が幾つも左右の唇に橋を架け、無防備なオシッコの穴まで覗かせていました。

 その下にも、お腹を空かせた小穴が一つ。ヨダレを垂らし、繋がれるのを今か今かと待ち焦がれているようです。


ひかる「やさしく、だよっ?」


 頼光はひかるの太ももを抱えて持ち上げると、腰を突き出してぺニスをあてがい、にゅぷりと先端を肉穴にネジ挿れました。


 ぢゅぷぷっ……

 そこは一番太いカリ首を難無く咥え、もっと中へ引きずり込もうと懸命にヒダたちが絡み付いて来ます。

 見た目通りに、小さく、狭く、キツく。そして気持ちいいのです。


ひかる「いいよっ? 動いて、頼光くん。痛くない、からっ……頼光くんの、好きにしてっ?」



 そこで、頼光の身体が僅かに震えました。

 これから、こんなキツい肉の中を掻き分けて行くのかと、想像して身震するのです。

 今だってこのままでイキそうなのに、ぺニスを全て包まれたらどれだけ気持ちいいんだと、妄想が止まりません。


ひかる「頼光くんっ、頼光くんっ、よりみ……ひっ!? ぁあ゙あ゙ぁぁぁぁぁああ!!!」


 ぢゅぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ!!!

 優しく、と何度も言われていましたが、手加減できませんでした。

 ぺニスを根元まで一気に押し沈め、ズンッ!! と、ひかるの中を突き上げます。



 ぺニスを包み込む膣壁はピッタリとフィットして締め付け、鈴口からカリ首、裏スジに至るまで、グネグネと余す所無く刺激して来ます。

 挿れただけなのに、もうイキそうになっていました。


ひかる「ひあっ、あんっ!! より、みちゅくんの、おっき、ぃ、よぉっ……」


 ひかるは舌足らずな声で、身体を細かく震わせるだけです。

 それでも膣肉は隙間無くぺニスに吸い付き、腰を引こうとする頼光を逃がしません。


 ゴムを付けてない事を思い出し……「一回ぐらいじゃ萎えないから、外で射精して、ゴムを付けて、その後で続きをしよう」と提案するのですが、ひかるは首を横にしか振らないのです。

 しかも頼光の背中に両足を回してガッチリとホールドし、膣内射精する事を強要していました。



ひかる「ヤダっ、イヤだっ!! 負けたくないんだよ頼光くん……あの子に、私は負けたくない!!」

ひかる「好きなんだ!! いちばん、一番……だいすきっ、だよっ」


 そして、理性なんて吹っ飛ばす言葉で、最後の追い討ちを掛けました。

 ドクドクと……ぺニスの中を精液がマグマのように噴き上がる感覚。もう間に合わないと言う知らせです。

 ヂュブッ、ずにゅにゅっ!!


ひかる「あんっ、頼光くんっ♪」


 頼光は僅かに引いてた腰を打ち込み直し、最奥まで挿れ直します。

 我慢の限界はすぐそこ。ぺニスは意思とは無関係に脈打ち、表面を撫で回す膣壁の動きまで敏感に感じ取ります。



 目の前が真っ白になって行く感覚。見えるのは、全身を火照らせ、中出しを求め、待ち焦がれる同級生の少女。

 そんな、少女に……


 ちつ、ない、しゃ、せい。


 ビュビュゥゥゥゥッ!! びゅるびゅる!! びゅるっ、びゅるるっ!! ドクンドクンドクン……


ひかる「んんんんんっ!!? ふんっ……あ、ぅあぁっ、すごぃ、量だよっ? えへへっ、気持ち、よかった?」


 キツく狭い膣内は、頼光のぺニスでギチギチで。当然どれだけ長い射精をしても中には溜まらず、ボトボトとピンク色の唇から逆流して垂れ落ちて行くのだった。



 ひかるも、膣内に射精された瞬間、弓なりに上体を反らせ、ばちゃばちゃと泡立つ精液を注がれながら、初めての性交で無事に絶頂を果たす。


 だが、一度の射精では満足できず。このまま抜かずに、二度、三度と、頼光はひかるを求めるのだった……




 ……

 そして 疲れ果てて気絶するように二人が眠る直前

 頼光の「処女じゃなかったんだな?」 と言う質問と
 ひかるの「ひっ、一人でえっち、してる時に、そのっ……」 と言う解答が有りました



 頼光とひかるはシャワーを浴びると どちらも下着姿で大きなベッドに寝転がりました


 今日は疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



  何故か 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て初めての朝だ





     次の日へ──



,



 ゆさゆさ、ゆさゆさっ──


ひかる「起きて頼光くん、朝だよっ」


 頼光は優しく揺すられながら起きると ひかるに挨拶をして携帯の時計を見ました…


 時刻は

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 部屋に戻って着替える
2 食事会場に行って待ってる
3 食事の前に大浴場へ行く

頼光はどうしますか>>432

3



 頼光はサッパリする為に大浴場へと向かいました…

 大浴場の入り口には 洋館に合わない『のれん』が垂らされいる


 頼光はのれんをくぐり 脱衣場へと入りました

 脱衣場には誰も居ない…


 しかし 着替え用の棚には 一ヶ所だけジャージの入ってるカゴが有る

 誰かが大浴場に居るようだ… 時間帯から恐らく男性だろう 


 他には 脱衣場で気付いた所は無い……



※さて

1 誰かが居ても構わずに入る
2 部屋に戻ってシャワーにする

頼光はどうしますか>>434

いち



 頼光は服を脱いで裸になると ハンドタオルを持って大浴場へ入ります


 中は湯気が立ち込めていましたが 風呂イスに座ってシャンプーの泡を流している人物を見付けました


「おっ、頼光も来たのか?」


 その人物はこちらに気付くと視線だけを向け 続いて体を洗い始めます


南城「なんだ、顔色良さそうじゃん」


 大浴場の先客は 友人の『南城清正(なんじょう きよまさ)』でした

 南城は妹の玲音と付き合っている……



 頼光は南城の隣に腰を下ろすと 同じく体を洗い始めました


南城「……」


 ……

 南城は時おり 頼光をチラ見している

 頼光は反射的に 「お前はホモか?」と聞いてしまった…


南城「ばっか、ちげぇし!! つか、俺は玲音ちゃんと付き合ってるだろ、いいかげんにしろ!!」


 荒い口調で反論された… どうやら違うらしい




南城「そうじゃなくてさ、俺……玲音ちゃんと付き合って数ヶ月になるだろ?」

南城「男っぽい口調だし、性格だってどっちかって言うとサバサバして男っぽいじゃん?」


 ……

 南城は 玲音について相談が有るみたいだ



南城「こう言っちゃ悪いけどさ、もっと早く関係は先に進む……ぶっちゃけると、もっと早くヤれるって思ってたんだよ」

南城「もちろん、それが全てじゃないし、俺は本当に好きだけどさ……付き合って数ヶ月は経つのに、キスもさせてくれないし、デートだって手も繋いでくれないんだ。何か不安になるよ……」


 南城は 自信無さげにガックリと項垂れている

 どうにかしてやりたいが 自分が間に入るのも何か違う気がする…


南城「よしっ、今夜きちんと話してみるよ。そしてチャンスが有ったら……決めるぜ?」



南城「お前だってまだ、彼女とセックスしてないんだろ? それじゃ、どっちが先に童貞を卒業するか勝負だな!!」


 南城はニヤリと口元を歪ませて笑うと 頼光の話も聞かずに手を振って大浴場から出て行きました

 どこか 焦っている感じがする… 早まった事をしなければ良いが……


 今夜 南城は玲音に 決める らしい…



※さて

1 二人の邪魔をせずに南城を応援する(館内行動)
2 玲音を自室に連れ込んで二人を会わせない

頼光はどうしますか>>440


※今夜の行動は、ここで決まります



 ……

 今の南城は焦り過ぎているように感じる… 何がなんでも今夜 決めたくて 良くない事をしでかしそうに思う…

 幾ら付き合っていると言っても 玲音は大切な妹だ 無理やりレイプ紛いの事をされたら 心の傷が甦ってしまう…

 南城には悪いが 今夜は諦めて貰おう… 玲音を自室へ呼び出し 南城には注意するよう言えば良いだろうか?



 頼光は体を洗い流すと 大浴場にゆっくり浸かってから食事会場へと向かいました



 食事会場に着くと 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます

 パン スクランブルエッグ カリカリベーコン ミネストローネ コーンサラダ


 そして 何かの… 肉


 サイコロ状に切られて焼かれ 味付けは塩コショウでシンプルだが とても美味しい

 鳥でも 豚でも 牛でも 無いようだが 何の肉だろう?

 気が向いたら 調理してる人に聞いてみるのも良いかも知れない……



サキ「みんな食べ終わったかぁ? それじゃ、今日の予定を発表する」

 しばらくすると サキが立ち上がって話を始めました

 どうやら 今日の予定を発表するようだ…


サキ「二人で話し合ったんだが、今日も自由行動だ。とてもじゃないが外へは出られない」


サキ「大浴場は時間で男女入れ替わり、時刻割りは直接大浴場に行って確認な?」

サキ「それと『遊技場』……ちょうどこの真上、食事会場の二階の位置に遊技場が在るから、そこも今日から開放だから、有意義に時間を潰してくれ」


サキ「ダーツ、ビリヤード……後は何だったかな? これも何が有るかは直接行って確認」



サキ「あっ、夕食の時と同じで食器はそのままで良いから。分からない事が有ったら聞きに来い。それではっ、はいっ、解散!!」



 ……

 今日も洋館から出られない… 旅行予定は全て変更になりそうだ

 このままだと 時間をもて余してしまう… どうしようか?



※さて

1 遊技場へ行ってみる
2 席に座ったまましばらくボーっとしてる

頼光はどうしますか>>445

1でいいよね



 頼光はゆっくり席を立つと 食事会場を出て階段を上り 開放されたばかりの遊技場へと向かいました

 入り口のドアは開いた状態で ストッパーが置かれて閉じないようになっている

 何人かは既に中で遊んでいた…


 どうやら遊技場では ビリヤード ダーツ 卓球 が出来るみたいだ

 … 近くで見てみようか?


 ……

 いや もっと じっくりと 近くで見よう


※さて

1 じっくりと、卓球台を近くで見てみる
2 じっくりと、ダーツを近くで見てみる
3 じっくりと、ビリヤード台を近くで見てみる

頼光はどうしますか>>447

1



 ……

 卓球台に おかしな所は無い…

 台の上にラケットが二本置かれており 台の下に有るカゴにはピンポン玉がたくさん入っていた

 少なくも今は ごく普通の物にしか……


 ……

 いや じっくりと見れば オカシナ所が見えて来る



 卓球台の裏側… そこには 文字がビッシリと書かれていた

 フランス語なのか ドイツ語なのか…

 人名と思われる文字と 日付と思われる文字が… 赤い色で 黒い色で 無数に綴られている


 日付は 古ければ百年以上前… 新しいければ…… 今年

 この日付は 今日 では無いのか? そして… 日付の横に真新しい赤で書かれた人名……


 ……

 ローマ字読みで 『レミィ=キャロライン』 と読める

 しかし この名前に心当たりは… 無い




「おーい頼光、一緒にやろうぜっ」


 頼光はクラスメイトに誘われ 卓球で遊ぶ事になりました…


 思いのほか熱くなり 時間は瞬く間に過ぎて行きます



 ……

 そろそろ 昼食の時間だ…





 頼光が食事会場に着くと 既に準備は終わっていました

 昼食はバイキングで 食べたくない人は昼食を取らなくても良いらしい…

 しかし 並べられている料理の数々を見ると やはり食べてみたい 


 回りを見ると 席は自由みたいだが…

 今日は 玲音 か 南城 に絞ろう…



※さて

1 玲音の隣に座る(夜の呼び出し)
2 南城の隣に座る(夜の牽制)


頼光はどうしますか>>452

1にしとこうか



 頼光は ハンバーグ 魚のフライ ペペロンチーノ 卵スープ を 皿とカップによそると 玲音の隣に座りました


玲音「オッス、アニキ……はむっ、ん~~っ♪」


 玲音は一度だけ頼光に声を掛けると そのまま食事を続けます 今はチーズケーキを食べている…

 玲音の盛った皿を見ると ケーキ ゼリー アイス フルーツ 杏仁豆腐…
 見事にデザートしかない 冷たい物だけだ


 それを横目で見ながら 頼光も食べ始めました…
 ハンバーグ… 熱い 旨い 魚のフライ… 熱い 旨い 卵スープ… あつうま!!

 いいぞいいぞぉっ 調子が乗って来た 箸が止まらない…
 うぉォン 俺はまるで 人間火力発電所だ



 ……

 食べ終わった……


玲音「ごちそうさまでした……っと。で、どうすんだよアニキ?」


 玲音もパチンと手を合わせると 満足そうに大きな溜め息を吐きます

 そろそろ 切り出そうか?


玲音「改まって、どうしたよ?」


 頼光は 大事な話が有ると前置きしてから 玲音と向かい合うように座り直して 喋り始めました



 ……

玲音「今夜、アニキの部屋に来いって? 納得できる理由があんならいいぜ? ほれっ……オレを部屋に誘う、理由を言ってみな?」


 どうやら 簡単には了承してくれないみたいだ…

 南城との考えても 「南城が抱きに行くから、俺の部屋に逃げろ」とは言えない……


 それはそれとして 最近の玲音は態度がデカイ気もする…



※さて

1 何とか説得して、午後は一緒に行動する
2 十時間耐久で兄の威厳を見せる(注↓)

頼光はどうしますか>>458

※2を選んだ場合は、今日の行動は全て終了します

2!!



玲音「はっ?」


 ……

 いただきたい…


玲音「アタマだいじょーぶかよアニキ? マジでキメェぞ?」


 デカイのは 胸だけにしていただきたい!!

 最近の玲音が見せる 反抗的な態度を注意することにしました…


玲音「いてぇってば、離せよオラ!!」


 頼光は玲音の手首を掴むと 椅子から立たせ… そのまま引っ張って歩き出します

 非難の声は聞こえるのですが… そんなのは関係なく 頼光の部屋に着くまで歩き続けるのでした




 ──ガチャッ。


 頼光は部屋に玲音を連れ込むと すぐに中から鍵を掛けます


玲音「オイ、どうしたんだよアニキ!?」


 そして 質問に答える事も無く 背もたれの付いた椅子に座らせました

 抵抗する暇なんて与えません… 制服用のネクタイを手に取ると 直ぐ様 椅子の後ろで玲音の手首を縛ります

 着替えのYシャツも 持って来ていた裁断ハサミで二つに分け… それぞれでこちらも玲音の足首と椅子の脚を縛るのです



玲音「テメェ……さっさと外せよオラ!!」


 玲音は椅子に括り付けられ 自分の意思では身動きが取れなくなってしまいました

 未だに声は低く圧を効かせ ビビらせるように睨み上げて来るのですが 全く怖くありません…


 それよりも兄は 下心なんて無い 仏の気持です

 何とかして どんどん捻れて行く言葉遣いと態度を直して上げたい…… まるでキリストの心境なのです


 ですから 逆に心を鬼にして… 玲音を調教…… いえ 更正させる事と言う無慈悲な決断を下したのでした。




 ──チョキン、チョキン。


玲音「っ!? なっ、なにする気だよ?」


 裁断ハサミは右手に持ったまま 玲音の前で数回ほど開閉してみせます…

 相変わらずの強気なセリフですが しかし体はビクリと小さく震えました


玲音「ちょっと!? オイ、聞けよ!! マジでヤメろって!!」


 ──ヂョキッ、ヂョキヂョキ。


 頼光は 玲音の左座骨ら辺のジャージを摘み上げると 躊躇(ちゅうちょ)無くハサミで切れ目を入れます




玲音「アニキ……うそ、だろ?」


 リズミカルに 玲音にしてみれば残酷に…
 左の乳房がそのまま見えるように 丸く穴を開けるように…

 頼光はジャージを器用に切り裂くと 中のブラもフロント部分で切り離し 作った穴からスルスルと取り出してしまいました


玲音「ひっ!? ぐっ……最悪。シネば?」


 ブラから解放された胸は大きく上下に揺れ 玲音もようやく頼光の考えが分かったようです…

 恥ずかしさで頬を赤くしながらも 懸命に睨み付け… それでも相手が止める気は無いと感じると プイッと横を向いてしまいます



 それでも構わず 右側もジャージを切り取って胸を丸出しにさせると そこでようやく頼光はハサミをテーブルに置きました


玲音「テメェ……覚えとけよっ!!」


 ……

 態度を改めるのなら もう止めるぞ? とチャンスを与えましたが 玲音は更に言葉を荒げるだけでした


玲音「バカ!! あほっ!! しねっ!!」


 どうやら 直すつもりは無いようだ……

 胸の部分だけを露出したジャージ姿の妹への更正は 仕方なく 本当に仕方なく 次の行程に移るのでした



 確かに今 玲音の胸は晒け出されていますが 先端の部分… つまり乳首と乳輪は見る事ができません

 何故ならそこには 大切な箇所を覆い隠すように… ぴったりとニプレスが貼られていたからです


玲音「ホントに……すんの?」


 観念したのか 声のトーンが一気に落ちた玲音の質問へ首を縦に振ると ニプレスに向けて手を伸ばしました……



 ──ぺりっ、ぺりぺりっ。


玲音「ふぅっ!?」


 シールのように貼り付いたニプレスが 上から下へ ゆっくりと音を立てて剥がされて行きます




 ──ぺりぺりっ。


玲音「んっ……」




 ──べりりぃっ!!


玲音「ん゙んっ!!?」


 途中までは 優しく 優しく… ナメクジが這うようなスピードで…

 途中からは 胸への負担なんて考えず 一息で引き剥がすのです

 玲音は 目をギュッとつむり 歯を噛み締め 自身を襲う刺激に ただただ… 堪えるしか有りません



 反対側のニプレスも同様に剥がされ これからどんな事をされても 堪えるしか無いのです


玲音「はぁっ、はぁぁっ……っ、くっそ!!」


 しかし それでも玲音の乳首は見えませんでした……

 乳輪の中央には 真横へスジのような線が入っています

 そうです… 玲音は 陥没乳首なのでした……


玲音「こんな事されて……相手が態度を改めるとか、本気で思ってんのか?」


 態度を改めるのなら もう止めるぞ? と再びチャンスを与えましたが やはり玲音は言葉を荒げるだけでした

 残念ですが もう… 最後の手段に出るしか有りません……



 玲音の側を一度離れると 洗面所から 乳液と バラでパッケージされた綿棒を数本ほど持って戻りました


玲音「あっ、ああ!! 分かったよ!! ヤりたいんだろっ? 普通にヤればいいじゃん!?」


 それを見て何かを察知した玲音は 慌ててセックスならしても良いと言いますが…

 こちらは今 別にセックスがしたい訳では無いのです


玲音「はっ……あぅっ、冷たっ、いぃっ」


 最初に乳液のボトルを手に取ると 先端のノズルを乳輪のスジの中へ挿し込み… そこへドロドロとした液体を零れるまで注ぎます



 ここまでされれば 分かりたくなくても 完全に分かってしまいます…

 続いて綿棒が何本かパッケージから出されると それの一つが手に取られ 耳掻きのようにクルクルとねじられながら 玲音の胸に押しあてられました


玲音「ぐっ……」


 ここで… 態度を改めるのなら もう止めるぞ? と最後のチャンスを与えます



玲音「シ、ネ、ク、ソ、ア、ニ、キ!!」



 ずにゅり……


玲音「ぎぃっ!?」


 綿棒は一息で 玲音の乳輪の中へと挿し込まれました…

 グリグリと暴れながら陥没乳首を掻き回し すぐに 二本 三本と新たな綿棒が追加されます




 ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅっ、ぐちゅり……


玲音「うぅっ……うあ゙あっ!!」


 先端は柔らかいと言っても… 硬度の有る複数の棒が 中の肉をこれでもかとこねくり回します

 スジだった乳輪の中心も穴のように拡げられ まだ隠れている乳首を外へ誘い出そうとしているのです


玲音「ヤメろ、よぉっ。この、まま、だと……んんっ!?」


 玲音はピンと背を伸ばして仰け反った後… 目を強く瞑り 長い黒髪を激しく揺らしながら 顔を何度も左右に振ります

 兄の責めにより 自分の体が変化して行くのを感じたからです……



玲音「ちく、しょう!! ちくしょうっ……」


 悔しそうに歯を食い縛り 目尻に大粒の涙を浮かべ… しかし 体は反応してしまうのです

 ピンクに色付くコリコリとシコった乳首が ついにぷっくり膨れて乳輪の中から顔を出し 差し込まれていた綿棒達を床へと弾き落としました


 温められたトロットロの乳液で妖しく艶めき… 玲音の荒い呼吸に合わせて小さく震えています 外へ出られた事に喜んでいるのです


玲音「ゎかったよもぅ、アニキのっ、言う通りにするからぁ……ヤメっ、てよぉっ」


 玲音は泣きそうになりながら止めるよう懇願するのですが こんな状態になった乳首をイジメないなんて 考えられません




玲音「ひっ!?」


 玲音の後ろに立って胸へと腕を回し 顔の前で 左手の親指と中指の指先を擦り合わせて見せます

 これだけで自分が何をされるか分かった玲音は 慌てて兄の方へ振り返りますが……


玲音「んっ……ちゅっ」


 何も抗議できません 唇を重ねられ… 口を塞がれてしまったからです

 すると すぐにジタバタと反抗していた体は動かなくなり 静かに兄の行為を受け入れ始めました



玲音「ふっ、んっ……おにぃ、ちゃっ、ちゅむ、ちゅっ」


 幼い頃の影響でしょうか? 他のどんな行為も断れるのですが キスだけは拒絶できません…

 どんな時だろうとキス一つで記憶は甦り 愛おしくて愛おしくて… 堪らなくなるのです

 別な言い方をすれば 体は完全に堕ちていました……


玲音「あっ、ふあっ、ふんん!?」


 口付けは続けられながら 硬く勃起した乳首が きゅっ……と摘ままれても コロコロと転がされても 玲音は甘い吐息を漏らすだけで抵抗しません



 玲音の性感帯が 口の中に集中しているからです…

 舌同士を絡ませ 擦らせ合い 歯茎の裏側を舐められ… 脳が余りの幸福感に 危険域までエンドルフィンを放出してしまいます


玲音「んぷっ、はぁぁっ!! ふぇぇっ、ふぇぇっ……」



 ……

 頼光は玲音から唇を離し ズルリと絡めていた舌を引き抜きました

 そして 口が開きっぱなしでヨダレが垂れっぱなしの 情けない玲音の表情と 片方が陥没で片方が硬くなっているアンバランスな胸の写真を撮るのです


 こんな画像をチラつかされては 流石の玲音も 横柄な態度をしにくいだろうと言う考えでした…




 気付くと 時間は相当経過していました…

 兄の威厳は 充分に見せれただろう……


玲音「おにぃ、ちゃ……」

玲音「すーっ、すーっ」


 玲音は限界を迎えたのか ガクンと頭を下げると すぐに可愛らしい寝息を立てて 眠ってしまいました


 ……

 ベッドで 寝かせてやろう



 頼光は玲音の服を脱がし 体を暖めた濡れタオルで丁寧に拭くと… 自分の予備の服に着せ替え ベッドへ優しく横たえました 

 時計を見ると ちょうど夕食の時間だが……

 今は食欲が無い もう部屋から出たくない気分だ


玲音「すーっ、すーっ、むにゃむにゃ……」


 ……

 だいぶ早いが 今日は寝よう




 頼光はシャワーを浴びて玲音の隣へ横になると ゆっくり目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



 何故か とても 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て二日目の朝だ





     次の日へ──



,



 ゆさゆさ、ゆさゆさっ──


玲音「ほら、起きてよっ」


 頼光は優しく揺すられながら起きると 玲音に挨拶をして携帯の時計を見ました…


 もう

   昼食の時間 だ…


 同時に ぐぅーっと 二人の腹が鳴る


玲音「あははっ、おなか……減ったね?」


 … 食事会場へ向かおう



 二人は顔を洗うと 部屋を出て食事会場へ向かいました…



 しかし なんだろうか… 館内が… 騒がしい……



 階段を降りると すぐ横の部屋の前に 人だかりができていた

 部屋のドアは開けられているが 誰もその中へは入ろうとしない


玲音「どうしたんだろうね? 入って……みよっか?」


 玲音は 興味が有るようだが…



※さて

1 人だかりができている部屋に入る
2 何か有れば連絡が有るはずだ。まずは昼食


頼光はどうしますか>>486

1



 二人は人だかりを掻き分けると 部屋の中へと入りました…



 ……

 部屋は 瀬戸山サキ の部屋です

 本人が部屋の中に居たのですから 間違い有りません


玲音「ぁ……せん、せい?」


 片手でベッドのシーツを握り締め… 床へうつ伏せに倒れて……

 死んでいる 瀬戸山サキが 居ました



玲音「あっ、あっ……なんで? なんでっ!?」


 玲音はこの光景を見て フルフルと顔を横に振りながら取り乱している……

 長居するのは止そう…

 頼光は最後に 瀬戸山サキの姿を脳裏に焼き付けます




 ドアの方へ足を向け 部屋の奥側でうつ伏せに倒れている

 死因は恐らく出血多量 ベッドやテーブルに サキのと思われる血液が飛び散って付着している

 うつ伏せなので背面しか見ていないが 下半身だけに真新しい無数の刺し傷が存在している



 ……

 今は この程度しか気付けない…


 頼光は玲音の手を握ると 駆け足で部屋から抜け出しました




※情報【サキの死亡現場】を手に入れました。

どこかで、もう一つ死亡現場の情報を手に入れると、推理安価が発生します


続きは、明日か明後日にでも書きますm(__)m



 昼食の時間だが 食欲が… 無くなってしまった

 頼光はフロントロビーの隅で 震える玲音の体を抱き寄せ 背中を撫で続けました


 しばらくすると生徒がみんな集まり その中心に居る教師を見つめます


鈴村「やっと全員が揃ったか……」


 鈴村は珍しく神妙な面持ちで 生徒の数を確かめるように見渡している

 どうやら これから鈴村の話があるらしい…


鈴村「ええ……みんなの中には、現場をみてしまった者も居るだろうが、教師の『瀬戸山先生がお亡くなりになりました』」



鈴村「瀬戸山先生の部屋は、さっきオーナーさんに頼んで鍵を掛けて貰った。だが、それはお前たちの、精神衛生上を考えての事なので理解して欲しい……」

鈴村「それと、眠くないだろうが今の内に仮眠を取って置け。夕食後は、全員、食事会場で夜を明かす。これは絶対だ、わかったな?」


 ……

 最後に 解散!! の一言で終わりになった…

 なんだろう… 鈴村の話は どこかオカシク感じる ような気がする… どこだ? それとも 本当に気のせいなのか?


 どうやら 午後が 最後の自由行動になりそうだ…



※さて

1 自室に戻って仮眠する
2 瀬戸山サキの部屋へ行ってみる
3 鈴村健二と話をする

頼光はどうしますか>>496

3



 頼光は玲音に部屋へ戻るよう促すと 玲音から離れ 鈴村に声を掛けました


鈴村「んっ? どうした川澄?」


 何と質問しようか……


※頼光は、【瀬戸山サキの死亡現場】を見ている。

※頼光は、【館内に潜む殺人者?】の重要情報を所持している。

※会話の内容が変化します


 ……

 鈴村に… 自分の考えを聞いて貰おう




 瀬戸山サキは何者かに惨殺され その犯人はまだ捕まっていない… ですよね?


鈴村「川澄は、瀬戸山先生の死体を近くでみたのか? 随分とキモが座ってるな」


 鈴村は頼光の質問に どうしようかと悩んだ表情を見せましたが…

 辺りを見回して近くに他の生徒が居ないのを確認すると 声のトーンを落として返答してくれました


鈴村「しかし、気付いたか……」

鈴村「明るくて気さくな教師だったし、誰かの恨みを買うとは思わないんだがな」



鈴村「恨みを買う人じゃない……と、言う事は、どう言う事だ?」


 人を殺すなんて かなりの怨恨が無ければ普通はできない……

 では 犯人にそのかなりの怨恨が有ったとして わざわざ修学旅行中に殺すのか?

 あえて修学旅行中に殺した のかも知れないが… どうなのだろうか?


鈴村「犯人は、瀬戸山先生に恨みは無かった……少なくとも、修学旅行前までは」

鈴村「つまり俺は、何かの弾み……突発的な行動で、誰かが殺したんだと思う」



鈴村「瀬戸山先生は良く言えばさばさばしているが、悪く言えばデリカシーが無いと言うか……」

鈴村「悪気は無くとも、無意識にその人の傷口を抉ってしまう所も有るからな」


 鈴村はそこまで述べると シャワーを浴びて来ると残してロビーから去って行きました


 ……

 鈴村は 犯人が『カッとなって』 突発的な行動で瀬戸山サキを殺したと言ったが……

 先ほどの死亡現場を思い浮かべると… どうにも それは違う気がする


 犯人は 最初から瀬戸山サキを殺そうとして 瀬戸山サキの部屋へ行った…


 その証拠は……


 ……

 今は 考えるのはよそう 今日はまだまだ長い… まずはゆっくり休まないと





 疑いたくは無いが 今夜は みんなの行動に目を配ってみようか?

 頼光は 仮眠をする為にロビーを離れ 自室へと戻りました


 今夜起きていれるように 今は眠ろう


 頼光は目覚ましをセットすると ベッドに寝転がり目をつむりました…


 この修学旅行は どうなってしまうのだろうか? 嵐は未だに止む気配が無い……





     夜へ──



,




 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   そろそろ夕食の時間だ……


 頼光はシャワーを浴びて汗を流すと 荷物を全てスポーツバッグに纏めました

 これを食事会場へ持って行けば もうこの部屋へ戻らなくて済む…

 食事会場では 誰かと一緒に居ようか?


 ……

 いや 止めて置こう…

 食事会場では できるだけ一人で居る事にしました



 食事会場へ行くと 既に夕食は席へ配られていました

 まだ 生徒は集まっていないようだが…


鈴村「来た奴から座って食え、それと大浴場は禁止だ。部屋に戻って荷物をまとめるついでにシャワーを浴びて来なさい」


 ……

 自分にはもう 関係ないか…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた夕食を食べ始めます


 ローストビーフ マグロの叩きシーチキン和え ミネストローネ ガーリックライス ヨーグルト



 ……

 徐々にみんなが集まり出し そして食べ終わるとテーブルを食事会場の端に寄せ 真ん中へ開けた空間に布団を敷き始めました……

 どうやら ここが就寝スペースになるようだ

 荷物はフロントロビーへ置き 後はここで夜を明かすだけなのだが 前もってたっぷりと寝ていたため 眠くない… 目が冴えている


 辺りを見渡すと みんなそれぞれに動いている… すぐ横になって眠る生徒 携帯ゲームで遊ぶ生徒 何人かでお喋りをする生徒

 鈴村は… 離れた場所で執事らしき人と話をしている……


 今夜は 眠れそうにない… 朝まで 何も無ければ良いが……




 ……

 …………


 そう言えば いつからか ひかる の姿が見えない……

 布団を被って寝ているのか… それとも トイレへ行ったのか…

 ……

 トイレへ行ったにしては遅い気もするが……



※さて

1 このまま食事会場で生徒や教師を観察
2 クラスメイトと共にトイレへ行く
3 静かに抜け出してひかるを探す

頼光はどうしますか>>509

3



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 『南城清正(なんじょう きよまさ)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます


南城「はいはい、お待たせ……って、おおっ、頼光!! 元気になったのか?」


 南城は眠そうに頭を掻きながら扉を開け… そして頼光の姿を見ると ニコリと笑って部屋の中へと招き入れるのでした



 南城の部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


南城「なかなか目を覚まさないから、心配したんだぜ?」


 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている


 気になるのは テーブルにごっそりと置かれたプリントのような物…

 これは何なのだろうか?


 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 テーブルに積まれたプリントについて聞く
2 この場所について聞く
3 バスについて聞く

頼光はどうしますか>>528



もしかして地図かもしれないし…



南城「プリント?」

南城「あっ、やっべ……瀬戸山に回せって寄越されたの、すっかり忘れてたよ」


 南城は慌てた様子でプリントの一枚を頼光へ渡すと 残りを全て持って抱えました

 手に取って良く見ると これは【洋館の見取り図】のコピーみたいだ


南城「悪いな頼光、話したい事も有ったんだけどさ……後で怒られるのも嫌だし、急いで配ってくりわ」


 南城はすまなそうに頭を下げると 頼光を部屋から出し 自分も部屋から出て廊下を走って行った……



※特殊情報【洋館の見取り図】を手にいれました。

次に見取り図の説明入ります



【洋館の見取り図】には 部屋番号とそこに誰が泊まっているか

そして 一階と二階に存在する部屋の名前が 全て書き加えられて有る



※見取り図説明

【洋館の見取り図】を手に入れた事により 一部の行動結果の変更

そして 初日の夜の自由行動で発生する選択肢が大幅に変更されます


初日の夜の選択肢が発生した時 
これまで 一度でも初日の夜の自由行動で選択肢として表示された事が 全て表示されます



 頼光は見取り図を見ながら 館内をぐるっと一回りしました


 外観は見ていないが 地図が正確で 三階への隠し階段や地下室が無ければ この洋館は二階建てのようだ……


 消灯時間まで 後一ヶ所ぐらいなら見て回れるが…



※頼光は【洋館の見取り図】の特殊情報を所持している為、選択肢が増加します



※さて

1 運転手の部屋へ行く

2 バスガイドの部屋へ行く

3 『調理場』はどうなっているのだろう?
4 『フロント』に降りてみる

5 『大浴場』に行ってみる
6 『公衆電話』で自宅に電話する
7 今日は疲れたので寝る


頼光はどうしますか>>534

3



 頼光は少女が気になり 「待って」 と追い掛けます


 食事会場を出て 足の早い少女の後ろを走り どこをどう行ったのか 少女がドアの開いていた部屋へ入り 頼光もその部屋へと続きました



 頼光が入った部屋は 高い本棚が並んでいる… どうやら『書斎』のようだ


 少女はピョンと飛び跳ねると 大きな机の縁に腰掛けてこちらを見ました…


 少女は 微笑んでいる…… 

,



咲夜「ボクは咲夜(さくや)……おにぃさんの名前は?」

咲夜「あっ、やっぱり言わなくてイイや……よっ、と」


 咲夜は机から降りると 二人が入って来た書斎のドアを閉めました

 そして頼光の前で向かい合うように立ち 顔をジッと見上げます


咲夜「えへへっ、おにぃ~さん♪」


 咲夜に見つめられると 瞳の奥へ吸い込まれるようだ…



咲夜「それで、どうするの? すっきり……させてあげよっか?」


 咲夜は微笑んだまま その手は頼光の腰付近を撫でている…



※さて

1 咲夜にすっきりさせて貰う
2 それよりも咲夜とお話ししたいと言う
3 誘いを振り切って食事会場に戻る

頼光はどうしますか>>552

2



咲夜「ええーっ……今までの人は、みんなさせてくれたよぉ?」

咲夜「やっぱり、小さい子どもじゃ……えぐっ、ひっく、魅力、ないのかなぁ?」



咲夜「おにぃさんは、ボクじゃ……咲夜じゃ、おちんちんおっきくならない?」


 潤んだ瞳… 媚びるような甘い声… 股関を撫で回して来る小さな手のひら……


 小悪魔… そんな言葉がピッタリに感じます


 頼光は 可愛いから 可愛いから と泣きそうになる咲夜を必死になだめると 抱き着いていた体をやっと引き剥がしました


 これ以上誘惑されたら 堪えれる自信がない……



咲夜「むぅっ、わかりましたよーっだ♪」


 断って怒っているとも思いましたが 咲夜は再びスリ寄って来ると ニコニコと微笑みました


 機嫌は 良さそうだ… これなら 色んな質問に答えてくるかも知れない



※さて

1 家族について聞く
2 この屋敷について聞く
3 咲夜について聞く

頼光はどうしますか>>556

2



咲夜「ここ? ここは見た通りだよ?」

咲夜「誰かを泊めたりもするし、ボクの家だし、ここで働いてる人も一緒に住んでる……」


 ……

 特に 深く考える必要は無さそうだ…

 洋館には 咲夜が住んでいて 従業員も住んでいる らしい……


咲夜「ねぇ、おにぃさん? もっと楽しい事しよぅよ、愉しいこと♪」



咲夜「う~ん……じゃあ、クイズね?」


 もう話に飽きたようだ… 朝食まで時間は有る 少し付き合って上げよう

 咲夜は微笑んだまま 再びピョンと跳んで 最初に座っていた書斎の机の縁に腰掛けました


咲夜「問題。じゃじゃん♪ ボクの性別は、男? それとも女? どっち?」


 ……

 問題の意味が分からない

 髪型も 服装も 声も 少女としか思えないのだが…… これでクイズになるのか?



咲夜「おにぃさぁん♪ は、や、くん♪」

咲夜「ボクが嘘の答えを言ったと思ったら、確かめてもぃぃよん♪」


 咲夜はゴシックドレスの裾を両手で摘むと 下着が見えないギリギリのラインまで持ち上げて挑発して来る

 このままでもガーターが付いてるのは分かるし 外見は完全に少女なのだが……

 わさわざクイズにすると言う事は 少女では無く 少年の可能性も有るのだろうか?


 わからない… わからない が……



※さて

1 咲夜は女だと言う(確かめない)
2 咲夜は男だと言う(確かめない)
3 昨夜は男だと言う(確かめる!)

頼光はどうしますか>>560

1



 ……



 …………



咲夜「へたれっ……」

咲夜「はぁぁっ、つまんなーい」


 答えが気に入らないのか 咲夜は聞こえるように大きく溜め息を吐きました

 どうやら 落胆させてしまったらしい… でも 問題は正解だったのだろうか?


咲夜「おにぃさんは、ボクを女の子だと思ったんでしょ?」

咲夜「じゃあ、女の子で良いんじゃない? ここまで誘ったのに乗って来ない人には、教えてあげせんよ~~っだ!!」



 ……

 投げやりな答えだ… どうやら 咲夜の本当の性別を知るには 確認するしか無いらしい


咲夜「なんか、今日はもういいや……おしまいおしまいっ」

咲夜「次は、勇気を出してねおにぃさん?」


咲夜「ボクは、大丈夫、だから……またね」


 書斎から追い出されてしまった… 仕方ない 食事会場へ戻ろう



 食事会場へ戻ると 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます

 パン スクランブルエッグ カリカリベーコン ミネストローネ コーンサラダ


 そして 何かの… 肉


 サイコロ状に切られて焼かれ 味付けは塩コショウでシンプルだが とても美味しい

 鳥でも 豚でも 牛でも 無いようだが 何の肉だろう?

 気が向いたら調理してる人に聞いてみるのも良いかも知れない……



サキ「みんな食べ終わったかぁ? それじゃ、今日の予定を発表する」

 しばらくすると サキが立ち上がって話を始めました

 どうやら 今日の予定を発表するようだ…


サキ「二人で話し合ったんだが、今日も自由行動だ。とてもじゃないが外へは出られない」


サキ「大浴場は時間で男女入れ替わり、時刻割りは直接大浴場に行って確認な?」

サキ「それと『遊技場』……ちょうどこの真上、食事会場の二階の位置に遊技場が在るから、そこも今日から開放だから、有意義に時間を潰してくれ」


サキ「ダーツ、ビリヤード……後は何だったかな? これも何が有るかは直接行って確認」


サキ「あっ、夕食の時と同じで食器はそのままで良いから。分からない事が有ったら聞きに来い。それではっ、はいっ、解散!!」



 ……

 今日も洋館から出られない… 旅行予定は全て変更になりそうだ

 このままだと 時間をもて余してしまう… どうしようか?



※さて

1 サキと話す
2 遊技場へ行ってみる
3 席に座ったまましばらくボーっとしてる

頼光はどうしますか>>569

さん



「おや、座ったままで、気分でも悪いのですか?」


 頼光が満足した食事の余韻に浸っていると 食器を片付けに来た人物から声を掛けられました

 声を掛けて来たのは 白髪のだいぶ混じったオールバックで 黒いタキシードスーツに身を包んでいる 紳士のような男性だ


 頼光は 美味しい食事の余韻に浸っていたと前置きしてから 朝食に出たのは何の肉か聞きました…


執事「ん? ははっ……子羊、の肉ですよ。じっくり下ごしらえしたから、柔らかかったでしょう?」


 ……

 さっき食べた肉は 子羊 らしい…

 美味しかったので 帰ったら食べに行こう



 ついでだ 何か他に質問しようか?


 今は……

 従業員 について聞くのも良いかも知れない



※さて

1 この建物について
2 執事さんについて
3 従業員について

頼光はどうしますか>>572

3




執事「従業員ですか? ええ、何人かおりますよ」

執事「表に出る仕事は私だけですが、後はコックや清掃員などですね」


 なるほど… 執事さんは笑顔のまま 丁寧に教えてくれる

 そうだ… 昨夜 調理場へ入った事を謝罪しよう……


 頼光は 正直に昨夜の事を執事へ話すと 頭を下げて謝りました


執事「そう……でしたか。これからは気を付けてくださいね?」

執事「調理場は刃物がたくさん置いてます。万が一……なんて事も有りますから」




 ……

 そう言えば 調理場には コックは一人も居なかった……



執事「コックですか? その時間なら……」


執事「帰ってますよ」



 執事さんは優しい人だ こちらな質問にも丁寧に答えてくれる



 どこかに違和感を覚えるが… きっと気のせいだろう

 これ以上 困らせる事は止めよう 調理場へも近寄らない方がいい



 執事は仕事の途中だからと お辞儀をして去って行きました


 ……

 まだまだ 時間はたっぷりと有る 何をしよう…


「おーい、頼光!! こっちでトランプしようぜっ」


 頼光は 再び食事会場へやって来たクラスメイト達に誘われ 一緒にトランプをする事にしました

 トランプを二組み使った 超大富豪だ… 配られた手札で既に革命を三回起こせる… ジョーカーも二枚… 負ける気がしない!!



 ……

 負けた……



 だが かなり熱中していた もう昼食の時間になる



 昼食はバイキングで 食べたくない人は昼食を取らなくても良いらしい…

 しかし 並べ始まる料理の数々を見ると やはり食べてみたい 


 回りを見ると 席は自由みたいだが…



※さて

1 ひかるの隣に座る
2 玲音の隣に座る
3 南城の隣に座る
4 メシは孤独のグルメ…一人で食べる

頼光はどうしますか>>577

野郎に興味はないが3で

しかしこの嵐の中どうやって帰ったんだ?

今回の始まりの時にヒント出し忘れたので、ここで……


>>577

今の会話で大事なのは、そこではないよ。
咲夜との会話を読み返してから、もう一度執事の会話を読むと、異変に気付くはず。

この周回のヒント終わり。




 昼食はバイキング… 和 洋 中と揃っている


 ……

 今日は何だか 中華を食べたい気分だ


 頼光は 麻婆豆腐とライス を 皿に山盛りよそると 南城の隣の席へ座りました


南城「おっ、頼光……って、うえっ。よくそんなマーボーだけ喰えんな?」


 南城の皿には カットされたピザ スモークチーズ チーズ乗せハンバーグがよそられていた……

 チーズとチーズがダブっている… この組み合わせは無しだろう


 南城と頼光は お互いの昼食に軽く引きながらも 集中して食べ始めました




 ……

 特に会話も無く 全て食べ終わった…


南城「ふぅっ……ごっつぉさん!!」

南城「で、午後はどうする頼光?」


 南城と遊ぶなら、やはり遊技場か… それとも部屋で携帯ゲームを対戦しようか?



※さて

1 部屋で愚痴りながら対戦ゲーム
2 遊技場で遊ぶ

頼光はどうしますか>>583

いち



 頼光は南城を誘うと 自室へと戻りました… パズルゲームと格闘ゲームとレースゲームを持って来ているが……


 まずは パズルゲームの『ぷよぷよ』にして置こう…

 二台のDSにカセットを入れると 片方を南城に手渡しました


南城「あー、これやんの? マリカにしね?」


 南城は起動したゲーム画面を見ると 顔を曇らせる

 どうやら ゲームのチョイスに不満が有るようだ


南城「だってアイテムとかの運要素が絡んだゲームじゃないと、お前……俺に勝った事ねぇじゃん?」


,



 ふっ いつの話をしているんだ南城は?


南城「もうさ、百連勝ぐらいしてるぜ俺?」


 だったら 前回の勝利が お前の最後の勝利になるぜ南城!!

 さぁさぁ!! 意地とプライドを賭けた男と男の闘い… やるのか? やらねぇのか!? 南城!!


南城「はいはい、分かった分かった。俺は激辛な?」


 俺は激甘だ コツコツ消す作戦で行く!!




 ……

 まだ三回負けただけ… ようやく体が暖まって来たぜ!!



南城「頼む頼光、お願いだからマリカにしようぜ? 手を抜いてするゲームなんかつまんねーよ」


 なに? 逃げるのか南城?

 意地とプライドを賭けた男と男の闘いから… たった三勝した程度で? 逃げるって言うのか!? 南城ッ!!


南城「はぁっ……これでラストにしてくれよ? お前さ、ゲーム下手なのに好きだよな?」

南城「あー、それと、さ……ぷよぷよはぷよぷよでも、リアルぷよぷよの方なんだけどさ?」


 リアルぷよぷよ? 


 ……


 …………


 おっぱいか?



南城「そーそー。玲音ちゃんのぷよぷよにさぁ、そろそろ触りたいんだけどさぁ……」

南城「なぁ頼光? 玲音ちゃんにさ、俺の事をどう思ってるか聞いて来てくれね?」


 南城はそう言いながら大連鎖を起こすと ハーピー戦法をする頼光を一瞬で下しました


 ……

 今日はパズルの日では無かった…

 頼光はぷよぷよのカセットを引き抜いて床に叩き付けると 続いて格闘ゲームのカセットをセットします



※さて

1 ゲーム中止。玲音に南城の事を聞きに行く

3 ゲーム続行。このゲームから逃げるのか南城!!

頼光はどうしますか>>590

1



 頼光は部屋から南城を追い払うと ゲーム機を持って玲音の部屋へと向かいました




 ──トン、トン。




 何度かノックして少し待つと ゆっくりドアが開きます…


玲音「おっ、アニキじゃん? どしたん?」

玲音「って……ああ」


 そしてニコニコとゲーム機を持っている頼光の姿を見ると 一つ溜め息を吐いてから 部屋の中へと招き入れるのでした



 ……

 二人は 頼光の持って来た『ぷよぷよ』で遊ぶ事にしました…


玲音「えっ……と、ここに置くと連鎖になるから、こっちに……」


 頼光と玲音は 互角の勝敗で競っている…

 そう言えば 南城から頼まれていた事を聞いていない… 聞いておこう


 頼光は玲音に 南城の事をどう思ってるか聞きました……


玲音「アイツ? 別に……嫌いじゃねーよ? アニキの友達だし」

玲音「ただっ……『セックスしたいオーラ』が見え見えで、たまに引くけどな」


 なるほど… 玲音の答えは聞けた 今度南城に会ったら教えてやろう





 夜へ────。



,



 頼光がゲームを終えてから 食事会場に行くと 夕食は席へ配られていました

 既にみんな集まっていて 席へ着いた生徒から食べているようだ…


 ……

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた夕食を食べ始めます


 Tボーンステーキ ロールキャベツ 肉じゃが ライス コーンスープ


 ステーキと肉じゃがの組み合わせはどうなんだ?

 それに… 美味しいのだが 肉料理が多過ぎる… 胸焼けしなければ良いが……



 頼光は全て食べ切ると 自室に戻って横になりました…


 だが まだ寝るには早い……

 満腹の苦しさが引いたら どこかへ行こうか?


 そう言えば メモをくれた彼女にはまだ会ってない

 南城に玲音の答えを教えに行くのも 早い方が良いだろうか……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 南城に玲音の答えを教える
3 寝る

頼光はどうしますか>>596

1



 頼光は部屋を出ると 館内を歩き まだ会ってない『葵ひかる(あおい ひかる)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます
 間から ひかるが恐る恐ると言った感じで ヒョコッと顔を出しました…


ひかる「あっ、頼光くん!! 入って入ってっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした



 ひかるの部屋も 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


ひかる「ん~っ、元気……良さそうだねっ♪」


 葵ひかる… 生まれつき赤みがかった髪色で 細く長いおさげのような三つ編みで後ろ髪を束ねている

 くりくりとした大きな瞳で可愛らしい容姿だが 性格と言葉づかいはどこか少年ぽく 体型もやはり少年ぽい…



 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている


 頼光がベッドに腰掛けると ひかるも その隣へちょこんと腰を下ろしました


 ……

 まだ ひかるとは 手を繋いでデートするまでの 清い関係だ


 ここらで 少し距離を縮めるのも 良いかもしれない……

 それとも 洋館の中を歩いて来ようか?


※さて

1 ひかるに頼光の事をどう思ってるか聞く
2 一人で館内を歩く
3 やっぱり疲れた。明日に備えて、二人で寝る

頼光はどうしますか>>601

1



 ひかるは 頼光の肩にちょこんと頭を乗せて 寄り掛かって来ました


ひかる「そんなの……そんなの、好きに決まってるよっ」

ひかる「ねぇ、頼光くん……中学の時のアレ、おぼえてるかな?」


 ……

 アレ、とは何だろうか?


 ……


 …………



 ひかるとの絆は充分に深まっている… 今なら思い出せそうだ

 恐らく アレとは あの事だろう……


 頼光は静かに そしてゆっくりと頷きました





 ────────。




 女の子が好きな、女の子がいました。


 同性愛者と言う訳では無いけれど、可愛い女の子を見ればときめくし、綺麗な女性が近くにくればドキドキする。

 誰しも持っている感情が、ただちょっとだけ多かった少女。


 そんな少女に訪れた、中学三年の、忘れられない出来事……



,




 答えを、聞かずにはいられなかった……



 いつだっただろうか?

 本当は一人の時に告白をしたかったのだけれど、最近の彼女は彼と毎日のように一緒に帰っていたし、かと言って手紙では読まれずに捨てられる……


 だから放課後、ちょうど良く彼と彼女の二人だけが残って居た時、その時に、声を掛けた。



「あのねっ、玲音ちゃん……」

「なんだよ?」



,



 キッ、と睨まれる。

 恐らく彼女は、「今から彼に告白するから出ていけ」……そう言われると、思っているのだろう。


 そんなだから、彼を好きな彼女は、私を睨む……


「玲音ちゃん、好きです。付き合ってください」


 そんなでも、私はそのまま彼女に告白した。

 彼と彼女はどちらも驚いた声を漏らし、けれど私が真剣だと知れば大きく深呼吸して、彼女は、ゆっくりと、口を開く。


「ごめんなさい」


 彼女は頭を一度下げると、彼の袖を引いて教室から出て行った。

 それが彼女の優しさ。私が教室で、一人で、大声で、泣けるように……



 でも、次の日。

 学校へ行き、教室に入ると……



 黒板に大きな文字で、『葵ひかるはレズ!女に告白!』と書かれてあった。



 隣には写メを引き伸ばしたようなポスターが貼って有り、どうやら廊下に居た人物が戸の隙間から撮ったもののようだった。

 私は後ろ姿。彼女へ向けて頭を下げていて、彼女はそれで驚いた表情を浮かべる。


 こんな写真と、レズだと言う煽り文。そして……そんな写真を見て、ガタガタと体を震わせてる私。

 クラスの皆が、『本当なんだ』と思うには充分だった。



 弁解もできたけれど、したところで、実際に私は彼女へ告白したのだから、真実なのだから……


「なんだコレっ!?」


 そこへ、彼女がやって来て声を上げ、更に一足遅れて彼もやって来た。

 ああ、終わった。


「ねぇねぇ、葵さんに告白されたの!?」

「んっ? うん、されたぜ?」


 彼女は嘘をつく人では無いから、そんな所を好きになったから、やっぱりクラスメイトの質問にも正直に答えてしまう。



 もう、犯人探しをする気にもなれなかった……

 学校から帰って、自分の部屋に籠って、布団を被って、死にたい。



「おぃぃっ!! 誰だよこれ撮ったの!? 恥ずかしいからヤメろ!!」



 皆の視線が私へ向けられようとした時、それを遮るように発せられた大きな声が、視線の先を誘導して行く。

 彼は黒板の前まで走ると、文字を消し、ポスターを剥がしてビリビリと破いてしまった。


「お前らのせいで、俺の彼女が怖がっちゃったろ?」


 そして今度は私の前まで走り、耳元で小さく「合わせて」と呟いた後、私の手を取ってギュッと握り締めた。



 彼女からの告白……


 その告白も、心が籠っていれば嬉しかったけど、揺れ動きもしたかもしれないけど、彼女からの好意は全く感じ取れなかった。

 感じ取れたのは、好意とは真逆の気持ち……それが透けて見えたのに、嬉しくなんて思えるはずも無い。

 少なくとも、心は。


「ごめんなさい」


 だから今度は私から、玲音ちゃんの告白を断った。




「そう、かよ……」


 それが最後の言葉。

 私の返事も予測できていたのか、彼女は驚きもせず、ただ無表情に、踵を返して私の前から去って行った。

 それからはずっと、彼女とは挨拶すら交わしていない。

 出来るなら仲直りして、三人で遊んでた頃のように遊びたいけど……彼を譲るつもりはないんだ。


 頼光くんは、誰にも渡したくない……




 でも、でも。本当にできるなら、もう一度……三人で仲良く。



 ……


 …………




 ────────。




ひかる「やっぱり玲音ちゃんとは、仲直りできないのかな?」


 頼光は ひかるの想いを聞きました

 そっと肩を抱き寄せ 優しく頭を撫でます……



※重要情報【ひかるとの絆】を手に入れました

※二人の絆を入手したので、ひかると玲音の仲直りフラグが立ちました。修学旅行帰宅エンドを迎えた際に、仲直りイベントが追加されます。



 ひかるが安心して眠るまで撫で続けると 頼光は静かに自室へ戻り シャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日は疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



  凄く 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て二日目の朝だ





     次の日へ──



,



 ゆさゆさ、ゆさゆさっ──


ひかる「起きて頼光くんっ、とっくにお昼だよっ」


 頼光は優しく揺すられながら起きると ひかるに挨拶をして携帯の時計を見ました…


 もう

   昼食の時間 だ…



ひかる「朝に見掛けなかったから、また体調悪くしちゃったのかなって、心配したよぅ……」

ひかる「でもでもっ、気持ち良さそうに寝てたから安心したけどねっ♪」


 どうやら 心配して部屋まで様子を見に来てくれたらしい……

 腹も減った… 一緒に 食事会場へ向かおう



 二人は部屋を出ると 食事会場へ向かいました…



 しかし なんだろうか… 館内が… 騒がしい……



 階段を降りると すぐ横の部屋の前に 人だかりができていた

 部屋のドアは開けられているが 誰もその中へは入ろうとしない


ひかる「どうしたのかな? 行ってみる?」


 ひかるは 興味が有るようだが…



※さて

1 人だかりができている部屋に入る
2 何か有れば連絡が有るはずだ。まずは昼食


頼光はどうしますか>>639

1で



 二人は人だかりを掻き分けると 部屋の中へと入りました…



 ……

 部屋は 瀬戸山サキ の部屋です

 本人が部屋の中に居たのですから 間違い有りません


ひかる「え……えっ、えっ!?」


 片手でベッドのシーツを握り締め… 床へうつ伏せに倒れて……

 死んでいる 瀬戸山サキが 居ました



ひかる「あっ、あっ……きゃあああああああああっ!!?」


 ひかるはこの光景を見て 甲高い悲鳴を上げながら取り乱している……

 長居するのは止そう…

 頼光は最後に 瀬戸山サキの姿を脳裏に焼き付けます




 ドアの方へ足を向け 部屋の奥側でうつ伏せに倒れている

 死因は恐らく出血多量 ベッドやテーブルに サキのと思われる血液が飛び散って付着している

 うつ伏せなので背面しか見ていないが 下半身だけに真新しい無数の刺し傷が存在している



 ……

 今は この程度しか気付けない…


 頼光はひかるの手を握ると 駆け足で部屋から抜け出しました




※情報【サキの死亡現場】は入手済みです。

どこかで、もう一つ死亡現場の情報を手に入れると、推理安価が発生します



 昼食の時間だが 食欲が… 無くなってしまった

 頼光はフロントロビーの隅で 震えるひかるの体を抱き寄せ 背中を撫で続けました


 しばらくすると生徒がみんな集まり その中心に居る教師を見つめます


鈴村「やっと全員が揃ったか……」


 鈴村は珍しく神妙な面持ちで 生徒の数を確かめるように見渡している

 どうやら これから鈴村の話があるらしい…


鈴村「ええ……みんなの中には、現場をみてしまった者も居るだろうが、教師の『瀬戸山先生がお亡くなりになりました』」



鈴村「瀬戸山先生の部屋は、さっきオーナーさんに頼んで鍵を掛けて貰った。だが、それはお前たちの、精神衛生上を考えての事なので理解して欲しい……」

鈴村「それと、眠くないだろうが今の内に仮眠を取って置け。夕食後は、全員、食事会場で夜を明かす。これは絶対だ、わかったな?」


 ……

 最後に 解散!! の一言で終わりになった…

 なんだろう… 鈴村の話は どこかオカシク感じる ような気がする… どこだ? それとも 本当に気のせいなのか?


 どうやら 午後が 最後の自由行動になりそうだ…



※さて

1 自室に戻って仮眠する
2 瀬戸山サキの部屋へ行ってみる
3 鈴村健二と話をする

頼光はどうしますか>>647

3



 頼光はひかるに部屋へ戻るよう促すと ひかるから離れ 鈴村に声を掛けました


鈴村「んっ? どうした川澄?」


 何と質問しようか……


※頼光は、【瀬戸山サキの死亡現場】を見ている。

※頼光は、【館内に潜む殺人者?】の重要情報を所持している。

※会話の内容が変化します


 ……

 鈴村に… 自分の考えを聞いて貰おう




 瀬戸山サキは何者かに惨殺され その犯人はまだ捕まっていない… ですよね?


鈴村「川澄は、瀬戸山先生の死体を近くでみたのか? 随分とキモが座ってるな」


 鈴村は頼光の質問に どうしようかと悩んだ表情を見せましたが…

 辺りを見回して近くに他の生徒が居ないのを確認すると 声のトーンを落として返答してくれました


鈴村「しかし、気付いたか……」

鈴村「明るくて気さくな教師だったし、誰かの恨みを買うとは思わないんだがな」



鈴村「恨みを買う人じゃない……と、言う事は、どう言う事だ?」


 人を殺すなんて かなりの怨恨が無ければ普通はできない……

 では 犯人にそのかなりの怨恨が有ったとして わざわざ修学旅行中に殺すのか?

 あえて修学旅行中に殺した のかも知れないが… どうなのだろうか?


鈴村「犯人は、瀬戸山先生に恨みは無かった……少なくとも、修学旅行前までは」

鈴村「つまり俺は、何かの弾み……突発的な行動で、誰かが殺したんだと思う」



鈴村「瀬戸山先生は良く言えばさばさばしているが、悪く言えばデリカシーが無いと言うか……」

鈴村「悪気は無くとも、無意識にその人の傷口を抉ってしまう所も有るからな」


 鈴村はそこまで述べると シャワーを浴びて来ると残してロビーから去って行きました


 ……

 鈴村は 犯人が『カッとなって』 突発的な行動で瀬戸山サキを殺したと言ったが……

 先ほどの死亡現場を思い浮かべると… どうにも それは違う気がする


 犯人は 最初から瀬戸山サキを殺そうとして 瀬戸山サキの部屋へ行った…


 その証拠は……


 ……

 今は 考えるのはよそう 今日はまだまだ長い… まずはゆっくり休まないと





 疑いたくは無いが 今夜は みんなの行動に目を配ってみようか?

 頼光は 仮眠をする為にロビーを離れ 自室へと戻りました


 今夜起きていれるように 今は眠ろう


 頼光は目覚ましをセットすると ベッドに寝転がり目をつむりました…


 この修学旅行は どうなってしまうのだろうか? 嵐は未だに止む気配が無い……





     夜へ──



,



 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   そろそろ夕食の時間だ……


 頼光はシャワーを浴びて汗を流すと 荷物を全てスポーツバッグに纏めました

 これを食事会場へ持って行けば もうこの部屋へ戻らなくて済む…

 食事会場では 誰かと一緒に居ようか?


 ……

 いや 止めて置こう…

 食事会場では できるだけ一人で居る事にしました



 食事会場へ行くと 既に夕食は席へ配られていました

 まだ 生徒は集まっていないようだが…


鈴村「来た奴から座って食え、それと大浴場は禁止だ。部屋に戻って荷物をまとめるついでにシャワーを浴びて来なさい」


 ……

 自分にはもう 関係ないか…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた夕食を食べ始めます


 ローストビーフ マグロの叩きシーチキン和え ミネストローネ ガーリックライス ヨーグルト



 ……

 徐々にみんなが集まり出し そして食べ終わるとテーブルを食事会場の端に寄せ 真ん中へ開けた空間に布団を敷き始めました……

 どうやら ここが就寝スペースになるようだ

 荷物はフロントロビーへ置き 後はここで夜を明かすだけなのだが 前もってたっぷりと寝ていたため 眠くない… 目が冴えている



 辺りを見渡すと みんなそれぞれに動いている… すぐ横になって眠る生徒 携帯ゲームで遊ぶ生徒 何人かでお喋りをする生徒


 ……


 …………


 ………………


 いつの間にか 鈴村の姿が消えている… シャワーでも浴びに行ったのだろうか?


 今夜は 眠れそうにない… 朝まで 何も無ければ良いが……




 ……

 …………


 ひかる 玲音 南城 の三人は それぞれの友達と談笑している


 しかし… 相変わらず鈴村は戻って来ない…… 心配だ


 ……

 シャワーにしても トイレへ行ったにしても 遅過ぎる……



※さて

1 このまま食事会場で生徒や教師を観察
2 クラスメイトと共にトイレへ行く
3 静かに抜け出して鈴村を探す

頼光はどうしますか>>659

ここは…1で



 ……

 何か分かるかも知れない…

 ここで みんなを観察してみよう



 ……

 …………

 ………………



 どうやら 居なくなったのは鈴村だけでは無いみたいだ

 生徒の 青山ゆかり の姿も見えないらしい… 一部の女子達が集まって騒いでいる



 嫌な 予感がする


 これで… 瀬戸山サキ 鈴村健二 青山ゆかり…… 一人が死に 二人が姿を消した


 ……

 今夜は 眠れそうにない……


 視線をロビーの方へ向けると 二人の大人が話し合っていた

 執事と… もう一人は制服の帽子を被っているので バスの運転手だろう


 ここからでは 会話の内容まで聞く事はできない




 頼光はその夜 ずっと食事会場を見渡していましたが

 結局… 鈴村が姿を表す事は 一度もありませんでした……



,





     次の日へ──




,




 いつの間にか眠っていたようだ


 朝 自然と目が覚めた…


 ……


 …………


 食事会場には 誰もいない




 ──カチッ、カチッ、カチッ。


 一定のリズムを刻む時計の小さい音が聞こえるだけで 他の音は何も無い… 話し声も… 歩く靴の音も… 何も 無い

 まるで広い洋館の中に 自分一人しか居ないみたいだ



 頼光は すぐにその理由が分かりました…



 食事会場から繋がる フロントロビー

 ピカピカに磨かれ 鏡のような大理石のフローリング床…

 一色に染められた 深紅の絨毯…



 そして その絨毯よりも赤い 赤い 赤い…


 赤い血で染まった クラスメイトの死体 死体 死体…



 大理石の床に 深紅の絨毯に 死体は無造作に転がっていました

 どの死体も まるで腹部が破裂したように裂けて内臓を飛び散らせています……




 ──カチッ、カチッ、カチッ。


 静かな筈だ 時計の音しか聞こえない筈だ みんな… 死んでいたんだから……

 だからなのでしょうか? 時計の… 秒針の音が 徐々に大きく聞こえて来るのです


 吐き気がするのに そんな事を気にしている場合では無いのに 時計の音が 気になって… 気になって… どうしようも有りません



 大体にして この時計の 針の 音は どこから… 聞こえるのか?




 ──カチッ、カチッ、カチッ。



 ……

 そして… 頼光は… ああ… と 理解しました


 ──カチッ。


 この時計の音は 自分の体の中から聞こえるのだと……



 ……

 果たして 人間にこんな事が出来るのだろうか?

 もしかすると とんでもない勘違いをしているのではないか?




 それとも… 


 それとも……



 それでもっ 解明は 可能なのだろうか……


 今は… わからない



,






※※※※※
選択ルート 省略

バッドエンド【爆死】

ゲームオーバー
※※※※※



※所持重要情報

【洋館の見取り図】

【玲音との絆】
【ひかるとの絆】
(帰宅エンドを迎えた時に、玲音とひかるの仲直りイベント発生)

【館内に潜む殺人者?】
【どこかの刑務所?】

【瀬戸山サキの死亡現場】
(もう一つの死亡現場発見で推理安価発生)


それでは

 スタート
>続きから(六週目) ピッ
 終わる



 頼光は起き上がって部屋を見渡すと テーブルの上に三枚のメモを発見しました

 それぞれに部屋番号と名前が書いて有り 気付いたら来てくれと言う内容のようだ


 今は状況を確認したい 誰かへ会いに行こう


 携帯は 繋がらない……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 妹の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>688

難しいところだけどここは3で



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 玲音の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます


玲音「あっ、起きたのかアニキ!! ほらっ、オレの部屋に入れよっ」


 そして頼光の姿を見ると嬉しそうに腕を掴み 部屋の中へと招き入れるのでした



 どうやら 部屋の中の音は 部屋の外へは聞こえそうにない……



 玲音の部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


玲音「もう、大丈夫そうか? あんま心配かけんなよなっ……」


 川澄玲音… 黒髪は腰のラインまで長く 切れ長の目は 可愛い よりも カッコいい と思わせる


 大きな胸やムチムチとした太ももは 一時期コンプレックスだったらしいが 今は吹っ切れているみたいだ…



 今はパジャマ代わりに紺色のジャージを着て スリッパを履いている



 ……

 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 この場所について聞く
2 乗っていたバスについて聞く
3 玲音の事について聞く

頼光はどうしますか>>692

2



玲音「バス? ああ……走るには走るけど、フロントガラスが割れたし、ずぶ濡れになるんじゃねぇか?」

玲音「ガラスの破片は散らばってないから、ケガはしないと思うけどな」


 ……

 バスのガラスは 割れた らしい… でも バスの中にガラスは散らばっていないようだ


玲音「あっ、それとバスガイド……おっぱいがメチャおっきかったぜ? アニキ好きだろ大きいの?」

玲音「日本人離れしてるな、あの大きさは」


 玲音は茶化す様に笑っている… バスガイドの胸は 日本人離れしてるぐらい大きいらしい

 必要になるかは分からないが この情報も覚えておこう



玲音「あっ、そうだ……明日の夜は部屋に居てくれよ? アイツに迫られてめんどくせぇから、逃げさしてくれ」


 アイツ? 恐らく 自分の友人で妹の彼氏の事だと思うが… 上手く行ってないのだろうか?


玲音「んじゃ、この後はどうする? 耳かきセットが置いて有ったから、耳かきでもしてやっか?」



 確かに 耳かきをして貰うのも良いが…

 まだ 館内を見て回りたい気もする



※さて

1 二人で館内を見て回ろうと言う
2 一人で館内を見て回ると言う
3 お願い!とベッドへ横になる(注↓)

頼光はどうしますか>>695


※3を選んだ場合はこの日の探索を打ちきり。翌日に以降します

1



玲音「んっ? オレも一緒にか? へへっ、こんなのいつぶりかな……早く探検に行こうぜアニキ!!」


 頼光は 玲音と館の中を見て回る事にしました


 外観は見ていないが 地図が正確で 三階への隠し階段や地下室が無ければ この洋館は二階建てのようだ……


 消灯時間まで 後一ヶ所ぐらいなら見て回れるが…



※頼光は【洋館の見取り図】の特殊情報を所持している為、選択肢が増加します



※さて

1 運転手の部屋へ行く

2 バスガイドの部屋へ行く

3 『調理場』はどうなっているのだろう?

4 『フロント』に降りてみる

5 『大浴場』に行ってみる

6 『公衆電話』で自宅に電話する

7 今日は疲れたので寝る


頼光はどうしますか>>698

ここは2だ!



玲音「ふぅん……やっぱり大きな胸がお好きなんですねっ、お、に、い、さ、ま、は!!」


 頼光は玲音のキツい視線を受けながらも、「お見舞いだから」と手を引き

 二人で階段を降りてロビーへと向かいました…


サキ「ギャハハッ♪ お~~っ、よりみちゅう、れおにゃあ、こっち来てすわれよぉっ」


 階段を降りると 離れた場所から声を掛けられた… どうやら 女教師の瀬戸山サキが食事会場に居るようだ

 ビールグラスを片手に持ち ぐでんぐでんになってテーブルへ突っ伏している…


サキ「早くこいっ!!」


 サキはこっちに向けて手招きしている… ややこしい事になりそうだ……



玲音「アニキ、一人で行って来いよ。このままじゃ二人とも捕まっちまうし、オレが瀬戸山の相手してっからよ」


 玲音はフゥーと微笑むと 駆け足でサキが居るテーブルへ行ってしまいました

 酔っ払いに絡まれるのを 助けてくれたようだ……


 玲音の犠牲を無駄にできない… ここは 一人でもお見舞いに行って置こう




 ──トンッ、トン。



 頼光はバスガイドの部屋まで来ると ドアを二回ノックしました…

 中に居れば… 出て来てくれると思うが…



 ……



 …………



バスガイド「ハぁ~いっ……わおっ、お見舞いにでも来てくれたのですカ?」



 バスガイドは 想像していたよりもずっとスタイルの良い 胸の大きな女性でした

 顔色は良さそうに見える… どうやら健康そうだ これなら会話できるだろう



バスガイド「少し、お話しして行きますカ?」


 頼光はバスガイドに招かれ 部屋の中へと入る事にしました…


 部屋の中は 自分の部屋と変わらない…


 ……

 いや 違和感が有る… この部屋と自分の部屋は どこかが違う… どこだろうか?

 そして このバスガイドにも どこか 普通と違うものを感じる


バスガイド「ごめんネ。おもてなしできるの何も無いケど」



※さて

1 バスガイドの名前を聞く
2 バスガイドのスリーサイズを聞く

頼光はどうしますか>>703

まあ1で



バスガイド「なまえ? ネームですカ?」


 バスガイドを見て バスガイドの声を聞いて 何が普通と違うのかを知る為 まずは名前を教えて貰う事にしました


バスガイド「私のなまえは……」



 ……


 …………


 ………………



レミィ「レミィ……『レミィ=キャロライン』でス♪ ふぁっちゅーあねーむ?」


 そう… このバスガイド… 顔など 見た目は日本人だが 言葉のイントネーションが微妙に可笑しい…

 どうやら 純粋な日本人では無いようだ



 頼光はレミィの笑顔へ照れながら微笑み返すと こちらからも自己紹介をしました…


 しかし……


 レミィ=キャロライン……


 この名前は 知っているような気がする…… どこだ? それとも 気のせいなのだろうか?

 今はまだ 思い出す事ができない


レミィ「それで、どうして私の部屋に来タの?」

今日はここで終わりっすm(__)m



 身長は頼光と同じぐらいだろうか… 整った綺麗な顔 魅力の詰まった体型 柔らかく優しい声

 出会ってたったの数分ほどだが レミィと言う女性は素晴らしい人物だと理解できた


 今のところ 男女の関係になりたい訳では無いが 修学旅行が終わった後も 仲の良い友人として付き合って行きたい……



※さて

1 朝までこの部屋で語り明かし仲を深める(エロ無し)
2 部屋にいつまでも居るのは失礼だと帰る
3 明日の朝にまた来ますと言って帰る

頼光はどうしますか>>711

ここが攻め時か……

1で



レミィ「ん~~~っ……」

レミィ「いいヨ♪ お話し、いっぱいいっぱいシましょう」


 レミィは人差し指を唇に当ててしばらく頭を傾げた後 ポンポンと頼光の肩を叩きました

 どうやら 乗り気になってくれたようだが… レミィの出身地や仕事など 色々と聞いてみよう


 ……


 …………


 ………………


 頼光は椅子に腰掛け レミィはタンクトップにショートパンツに着替え ベッドの上で胡座を掻きながら…

 笑顔の絶えない談笑は 深夜まで続きました



 そして気付けば 夜も 更けて 更けて……


 そして気付けば 宵も 深く 深く……


 時刻にすれば二時を過ぎ… 頼光は椅子に腰掛けたまま眠りこけ レミィもベッドへ仰向けに倒れて眠る


 そんな頃……




 ━━トン、トン。




 部屋のドアが二度 外からノックされました



 その音に レミィは気付かず 頼光は気付きました…

 しかし頼光は寝惚けていたのか レミィを起こそうとはせず まるで自分の部屋に居るかように


 『誰ですか?』


 重い瞼を擦りながら フラフラと歩きながら 部屋のドアを 開けました 

 だが 頼光がドアを開けても 頼光の視線の先には 誰も居ません


 代わりに……




 ──ドスッッ!!




 その激しい音と 衝撃と 鋭い痛みが 頼光の左足を襲いました


今日はここまでですm(__)m




 冷静に 冷静に… 頼光が部屋を見渡すと

 ベッドから転げ落ち 床の上に横たわって… バスガイドの レミィが 死んでいました……


 恐らく 寝ている所を一突きにされたのだろう…

 彼女の着ていたタンクトップには 心臓位置を中心に赤い染みが広がり それはベッドのシーツまで大きく汚している

 床は 綺麗なままだ……


 レミィも外見からは 心臓以外に傷が無いみたいだが…

 いや 開き切った口の中… 八重歯に赤い何か… 血が付いているようにも見える


 刺された時の血が飛び散ったか それとも……


,

サキの現場からサキが殺されたのは部屋の奥側でうつ伏せに倒れてることから
犯人を部屋に招き入れた後に殺されていることが分かる
つまり犯人はサキが部屋に招き入れる様な人物

レミィの現場から心臓を一突きにしていることから
心臓を狙いを外さず狙うことができるだけの知識があることがわかる

頼光の足の傷も頼光が出血多量で死んでいないことから
死なないように狙って刺した可能性が高い

屋敷にいる人物の中で知識や面識の面で条件を満たすのは洋館の執事のみ

したがって、犯人は執事である

Q.E.D 証明終了

時間過ぎてる上に無理やりだけど……どうかな



 声を掛けられて振り向くと そこに居たのは…


 白髪のだいぶ混じったオールバックで 黒いタキシードスーツに身を包んでいる 紳士のような男性でした

 高齢に見えるが 落ち着いた感じは伝わって来る… 恐らく この洋館の従業員…… 執事か何かだろう


執事「この部屋は、警察の方が来るまでそのままにしたいので、鍵を掛けさせていただきました」


 頼光は部屋の中を見せて欲しいとお願いしましたが 執事はゆっくりと首を横に振るのでした


 ……

 もう 部屋の中を見る事は無理そうだ…



執事「それでは、失礼致します」


 執事は最後に軽く頭を下げると 頼光の前から遠ざかって行きました

 そして…… 少し離れて その後を女教師の瀬戸山サキが コソコソと尾行し出します
 
 何をする気なのだろうか? まぁ 深追いはヤメて置こう



※さて

1 疲れた。部屋に戻って寝る
2 まだだ。食事会場で水を飲みながら考える

頼光はどうしますか>>780

2やな



 そう言えば 玲音に何か言われていた気はするが…

 しかし 部屋に戻ると眠ってしまいそうだ… 今はまだ もう少し考えたい


 頼光は食事会場へ入ると サーバーから冷水をコップに注ぎ それを持って一番奥の席へ座りました


 ……

 よほど疲れているみたいだ… このまま座っているだけでも眠ってしまうかも知れない

 眠ってしまう前に 少しだけ 考えよう…


 自分は具合を悪くしていたので詳しくは分からないが…

 嵐が訪れ 目的地まで行けなくなり 丁度見つけた宿泊施設のここへ泊まり バスガイドは殺された

 バスガイドは殺された… 殺されたんだ……

 頼光がロビーの方へ目を向けると 楽しそうに談笑する生徒達の姿が見えました



 ……


 …………


 ………………


 つまり どう言う事だ?

 つまり… つまり… つまり……


 と ここまで考えて 疲労した体の訴えに勝てなくなり

 頼光はテーブルに突っ伏すと そのまま腕を枕にして眠ってしまうのでした





 次の日へ──




,

今日はここまでですm(__)m




 頼光は人だかりを掻き分けると 部屋の中へと入りました…



 ……

 部屋は 瀬戸山サキ の部屋です

 本人が部屋の中に居たのですから 間違い有りません




 片手でベッドのシーツを握り締め… 床へうつ伏せに倒れて…


 死んでいる 瀬戸山サキが 居たのですから……


,



 ……

 余りにも信じられない光景ほど 冷静に見られるものだ…


 頼光は冷静に しかし再び込み上げる吐き気を抑えながら 瀬戸山サキの姿を脳裏に焼き付けます




 ドアの方へ足を向け 部屋の奥側でうつ伏せに倒れている

 死因は恐らく出血多量 ベッドやテーブルに サキのと思われる血液が飛び散って付着している

 うつ伏せなので背面しか見ていないが 下半身だけに真新しい無数の刺し傷が存在している


 今は この程度しか気付けない…

 頼光はそこまでを確認すると ゆっくり呼吸をし 体を落ち着けながら部屋を抜け出しました





※頼光は二人の死亡現場を確認し、既に推理を終えています



,



 どうやら昼食の時間みたいだが 食欲は… 無い

 頼光はフロントロビーの隅で柱に寄り掛かると 豪華なシャンデリアを見上げながら溜め息を吐き出しました


 しばらくすると生徒がみんな集まり その中心に居る教師に注目します


鈴村「やっと全員が揃ったか……」


 鈴村は珍しく神妙な面持ちで 生徒の数を確かめるように見渡している

 どうやら これから鈴村の話があるらしい…


鈴村「ええ……みんなの中には、現場をみてしまった者も居るだろうが、教師の『瀬戸山先生がお亡くなりになりました』」



鈴村「瀬戸山先生の部屋は、さっきオーナーさんに頼んで鍵を掛けて貰った。だが、それはお前たちの、精神衛生上を考えての事なので理解して欲しい……」

鈴村「それと、眠くないだろうが今の内に仮眠を取って置け。夕食後は、全員、食事会場で夜を明かす。これは絶対だ、わかったな?」


 ……

 最後に 解散!! の一言で終わりになった…

 なんだろう… 鈴村の話は どこかオカシク感じる ような気がする… どこだ? それとも 本当に気のせいなのか?


 どうやら 午後が 最後の自由行動になりそうだ…



※さて

1 自室に戻って仮眠する
2 瀬戸山サキの部屋へ行ってみる
3 鈴村健二と話をする

頼光はどうしますか>>800

3で
会話内容は変化するかどうか……



 頼光はロビーから生徒が少なくなるのを待つと 考えをまとめながら鈴村に声を掛けました


鈴村「んっ? どうした川澄?」


 何と質問しようか……


※頼光は、【瀬戸山サキの死亡現場】を見ている。

※頼光は、【レミィ=キャロラインの死亡現場】を見ている。

※頼光は、【館内に潜む殺人者?】の情報を所持している。

※会話の内容が変化します


 ……

 鈴村に… 自分の考えを聞いて貰おう



 瀬戸山サキは何者かに惨殺され その犯人はまだ捕まっていない… ですよね?


鈴村「川澄は、瀬戸山先生の死体を近くでみたのか? 随分とキモが座ってるな」


 鈴村は頼光の質問に どうしようかと悩んだ表情を見せましたが…

 辺りを見回して近くに他の生徒が居ないのを確認すると 声のトーンを落として返答してくれました


鈴村「しかし、気付いたか……」

鈴村「明るくて気さくな教師だったし、誰かの恨みを買うとは思わないんだがな」



鈴村「恨みを買う人じゃない……と、言う事は、どう言う事だ?」


 人を殺すなんて かなりの怨恨が無ければ普通はできない……

 では 犯人にそのかなりの怨恨が有ったとして わざわざ修学旅行中に殺すのか?

 あえて修学旅行中に殺した のかも知れないが… どうなのだろうか?


鈴村「犯人は、瀬戸山先生に恨みは無かった……少なくとも、修学旅行前までは」

鈴村「つまり俺は、何かの弾み……突発的な行動で、誰かが殺したんだと思う」



鈴村「瀬戸山先生は良く言えばさばさばしているが、悪く言えばデリカシーが無いと言うか……」

鈴村「悪気は無くとも、無意識にその人の傷口を抉ってしまう所も有るからな」


 ……

 瀬戸山サキに関しては そうかも知れない… しかし……

 レミィに関しては どうなんだ? この修学旅行が始まってから 殺されるほど恨まれる事を どこかでしてしまったのだろうか?


 鈴村の 意見を聞いてみたい


鈴村「……」

鈴村「なぁ、川澄? 何を言ってるんだ? バスガイドが殺されたなんて、聞いてないぞ?」


,



 ……

 そんな筈は無い!! 情報が 食い違う…

 自分が刺された事や レミィが殺された事… そして 気付いたら自室に運ばれていた事を鈴村に話しました

鈴村「にわかには信じられないが……なるほど。確かに、ここに来てから運転手とバスガイドは見ていない」

鈴村「だがその話を聞いてな川澄? 俺は一つ不思議に思ったんだが……」


 鈴村は頼光の肩にポンと手を乗せると 半分睨むような瞳で頼光を見据えました


鈴村「犯人は、バスガイドは殺したが、川澄は足を刺しただけ。俺が殺人鬼なら、二人とも殺すね」



鈴村「だが、仮に、仮に……だぞ? バスガイドを殺したのがお前なら、存在しない殺人鬼に罪を擦り付ける為、自分で自分の足を刺したとも考えられる」

鈴村「そして、無差別さを装うように、関係の無い瀬戸山先生をも殺した……」


 ……

 鈴村… 最低過ぎる……

 駄目だ 鈴村は 頼れない… この手の教師は 自らの保身の為なら 平気で生徒を裏切って傷付けるタイプだ


鈴村「そんなに怖い顔をするな川澄。後でここの人から話を聞いといてやるよ」


 鈴村はそこまで述べると シャワーを浴びて来ると残してロビーから去って行きました



 ……

 信じれるのは 自分だけ か…

 疑いたくは無いが 今夜は みんなの行動に目を配ってみようか?

 頼光は 仮眠をする為にロビーを離れ 自室へと戻りました


 すると……

 部屋に入ると……

 一目で分かるほど……

 荒らされていた。


 バッグに入っていた荷物は散乱し 繋がらない携帯は中央から半分に折られて床に転がっている

 ベッドのシーツもしわくちゃで それに… 僅かだが暖かい……ついさっきまで この部屋に 誰かが居たのか?



 まさか まさかとは思うが…


 ……

 いや 考え過ぎか?

 どちらにしても 今夜起きていれるように 今は眠ろう


 頼光はドアに鍵を掛けると ベッドに寝転がり目をつむりました…



 この修学旅行は どうなってしまうのだろう? 嵐は未だに 止む気配が無い……





     夜へ──



,



 数時間が経ち…

 頼光は自然に目を覚ますと 体を起こして携帯ゲーム機の電源を入れ 合わせて設定していた機内時計を確認しました


 時刻は…

   そろそろ夕食の時間だ……


 頼光はシャワーを浴びて汗を流し 散らかった荷物を全てスポーツバッグに纏め直しました

 これを食事会場へ持って行けば もうこの部屋へ戻らなくて済む…

 食事会場では 誰かと一緒に居ようか?


 ……

 いや 止めて置こう…

 食事会場では できるだけ一人で居る事にしました



 食事会場へ行くと 既に夕食は席へ配られていました

 まだ 生徒は集まっていないようだが…


鈴村「来た奴から座って食え、それと大浴場は禁止だ。部屋に戻って荷物をまとめるついでにシャワーを浴びて来なさい」


 ……

 自分にはもう 関係ないか…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた夕食を食べ始めます


 ローストビーフ マグロの叩きシーチキン和え ミネストローネ ガーリックライス ヨーグルト



 ……

 徐々にみんなが集まり出し そして食べ終わるとテーブルを食事会場の端に寄せ 真ん中へ開けた空間に布団を敷き始めました……


 どうやら ここが就寝スペースになるようだ

 荷物はフロントロビーへ置き 後はここで夜を明かすだけなのだが 前もってたっぷりと寝ていたため 眠くない… 目が冴えている



 辺りを見渡すと みんなそれぞれに動いている…

 すぐ横になって眠る生徒 携帯ゲームで遊ぶ生徒 何人かでお喋りをする生徒


 鈴村は… 離れた場所で執事らしき人と話をしている…… 遠くなので良く分からないが 何かを聞いているのだろうか?


 今夜は 眠れそうにない… 朝まで 何も無ければ良いが……




 ……

 …………


 そう言えば いつからか玲音と南城の姿を見ていない……

 布団を被って寝ているのか… それとも トイレへ行ったのか…

 ……

 トイレへ行ったにしては遅い気もするが……



※さて

1 このまま食事会場で生徒や教師を観察
2 クラスメイトと共にトイレへ行く
3 静かに抜け出して二人を探す

頼光はどうしますか>>815

3



 何か… イヤな予感がする… 二人を探しに行こう


 頼光は気付かれないように食事会場を抜け出すと 静かに階段を上って二階へ戻って来ました

 最初に探すなら 玲音の部屋か南城の部屋だろう…


 ……

 … 玲音の 部屋 か

 頼光は玲音の部屋の前まで来るとドアを数回ノックし すぐにドアノブを捻ると簡単に開きました




 ──ギイィィィッ。




 重く低い音が 静かな室内に響きます



 ……

 部屋の中に 玲音の姿は 無かった

 ただ 荷物は置いてある… と言う事はやはり 食事会場へは行っていないのか? 


 じゃあ どこに居るんだ? 南城の… 部屋か?

 頼光は玲音の部屋を出るとすぐさま南城の部屋へ向かい 今度はノックもせずに中へと入りました


 ……

 南城の部屋も さっきと同じだ… 荷物は有るが 南城本人は居ない… 二人は どこだ?

 遊技場 大浴場… 思い付く限りの所を回りましたが 結局… 見付ける事は出来ませんでした




 頼光は食事会場に戻ると もう一度辺りを見渡しましたが

 やはり… 南城と玲音を目にする事はありませんでした……



,





  次の日──



,



 ……


 …………


 ………………


 このままで 良い訳が無い!!

 目が覚める… 頭が冴える… 体が動く…… 深夜の0時を越えて いつかの記憶が甦る


 そうだ 話が有るんだ…


 頼光は突っ伏していたテーブルから腰を上げると 食事会場の奥で椅子に座っている人物に声を掛けました


執事「何か、御用ですか?」


 二人で話せるとこ…… 行きましょうか?

今日はここまでですm(__)m



執事「なるほど。お供いたしましょう……」


 頼光は執事を連れ出すと 誰も居ない脱衣場に入りました

 こんな深夜 しかもこの場所なら 邪魔されずに話ができる


執事「それで、御用はなんでしょうか? 何か、大切な事とお見受けしましたが」


 執事は落ち着いている… 取り乱した様子も無い… だがっ……




※頼光は、レミィとサキの殺人犯として、執事を問い詰めます




 俺の推理を聞いても 落ち着いていられるかな執事さん?

,




 貴方が、バスガイドと教師を殺したんだ!!


 ……


 …………


 ………………


執事「ふっ……面白い事をおっしゃる。私がやったと言う動機、もしくは、こんな事ができたのは私だけだと言い切れる状況証拠があるのですか?」

証拠「私はやっていませんが、是非とも聞いてみたいですね……無論、ただの暇潰しとしてです」



 証拠は… 俺のQ.E.Dは……


,




 貴方が、バスガイドと教師を殺したんだ!!


 ……


 …………


 ………………


執事「ふっ……面白い事をおっしゃる。私がやったと言う動機、もしくは、こんな事ができたのは私だけだと言い切れる状況証拠があるのですか?」

執事「私はやっていませんが、是非とも聞いてみたいですね……無論、ただの暇潰しとしてです」



 証拠は… 俺のQ.E.Dは……


,



 さぁ… ここが正念場!!

 >>750で、追い詰める!!




 まず、先生の現場。殺されたのは部屋の奥側、うつ伏せに倒れていた。

 この事から、犯人を部屋へ招き入れ、その後に殺されていることが分かる。つまり犯人は、先生が部屋に招き入れる様な人物。


 執事さん、貴方… 瀬戸山先生から告白、されましたよね?



執事「……」


,



 次にレミィの現場では、レミィは心臓を一突きにされている。
 これは、心臓を外さず狙えるだけの知識が有る事を示しているんだ。


 そして俺の足の傷。出血多量で死んでないって事は、死なないように狙って刺した可能性が高い。

 この屋敷にいる人物の中、知識や面識の面で条件を満たすのは、執事の貴方だけなんですよ!!


 したがって、犯人は執事さん、貴方だ!!


 Q.E.D 証明終了




執事「……」


執事「ふっ、可笑しな事を言いますな?」


,



 執事に…


 焦っている様子は…


 無い……



執事「確かに、私は先生から告白されましたが、それだけです」

執事「まずもって、私が人を刺した事が有ると言う前提の考えでは……どうなのでしょうな?」


 駄目だ たぎっていた熱が 引いて行く…

 犯人は 執事では無いのか? それとも 犯人は執事だが この推理じゃ追い詰められないのか?


 とにかく この推理を執事へ向けても 事件は解決しない……


,



執事「もう、満足ですか? では戻りましょう。夜も遅い……早くお休みになりませんと」


 執事は頼光にクルリと背を向け 脱衣場から出て行ってしまいました…


 ……


 …………


 ………………



 どこで 間違っていたのだろうか?


 頼光はしばらくその場でボーっと立ち竦むと やがて肩を落とし 自らも脱衣場から出て食事会場へと戻りました

今日はここまでですm(__)m





     次の日へ──




,



 いつの間にか眠っていたようだ


 朝 自然と目が覚めた…


 ……


 …………


 食事会場には 誰もいない




 ──カチッ、カチッ、カチッ。


 一定のリズムを刻む時計の小さい音が聞こえるだけで 他の音は何も無い… 話し声も… 歩く靴の音も… 何も 無い

 まるで広い洋館の中に 自分一人しか居ないみたいだ



 頼光は すぐにその理由が分かりました…



 食事会場から繋がる フロントロビー

 ピカピカに磨かれ 鏡のような大理石のフローリング床…

 一色に染められた 深紅の絨毯…



 そして その絨毯よりも赤い 赤い 赤い…


 赤い血で染まった クラスメイトの死体 死体 死体…



 大理石の床に 深紅の絨毯に 死体は無造作に転がっていました

 どの死体も まるで腹部が破裂したように裂けて内臓を飛び散らせています……




 ──カチッ、カチッ、カチッ。


 静かな筈だ 時計の音しか聞こえない筈だ みんな… 死んでいたんだから……

 だからなのでしょうか? 時計の… 秒針の音が 徐々に大きく聞こえて来るのです


 吐き気がするのに そんな事を気にしている場合では無いのに 時計の音が 気になって… 気になって… どうしようも有りません



 大体にして この時計の 針の 音は どこから… 聞こえるのか?




 ──カチッ、カチッ、カチッ。



 ……

 そして… 頼光は… ああ… と 理解しました


 ──カチッ。


 この時計の音は 自分の体の中から聞こえるのだと……



 ……

 果たして 人間にこんな事が出来るのだろうか?

 もしかすると とんでもない勘違いをしているのではないか?




 それとも… 


 それとも……



 それでもっ 解明は 可能なのだろうか……


 今は… わからない



,






※※※※※
選択ルート 省略

バッドエンド【爆死】

ゲームオーバー
※※※※※

※ラストヒント!!


帰宅ルート。二人の教師に気を配りながら、頼光自身は玲音とひかるに特定の行動を取らなければクリア。


脱出ルート。

レミィが殺された後、部屋は>>725の状況になります。

貴方自身が殺人者になりきって、どうやって殺し、どう言う過程を辿れば>>725の状況になるのか想像して見てください。


犯人候補が、だいぶ限定出来る筈です



※所持重要情報

【洋館の見取り図】

【玲音との絆】
【ひかるとの絆】
(帰宅エンドを迎えた時に、玲音とひかるの仲直りイベント発生)

【館内に潜む殺人者?】
【どこかの刑務所?】

【瀬戸山サキの死亡現場】
【レミィの死亡現場】


それでは

 スタート
>続きから(七週目) ピッ
 終わる



 頼光は起き上がって部屋を見渡すと テーブルの上に三枚のメモを発見しました

 それぞれに部屋番号と名前が書いて有り 気付いたら来てくれと言う内容のようだ


 今は状況を確認したい 誰かへ会いに行こう


 携帯は 繋がらない……



※さて

1 彼女の部屋へ行く
2 友人の部屋へ行く
3 妹の部屋へ行く

頼光はどうしますか>>878

今日はここまでですm(__)m

次は恐らく火曜日以降

kskst

一気に読んだけどかなりおもしろいなこれ、帰宅ルートはだいたい情報出きってる感じか

サキ刺殺回避で溺死、刺殺発見で爆死なのかな
溺死時の夕食メニュー分からないし盛られたとかはいまいち分からないけど
最初のグッスリだと爆死フラグは回避したみたいだし

>>725で気になるのは寝ている所を一突きにされてベッドシーツが盛大に染みてる割には何故か床に転がってるくらい、全然絞れないわ……
後は朝はわざわざ目立つような立入禁止の張り紙をしていたのにも関わらず無施錠、夜になるとそれが剥がされ施錠済み
最低でも鍵持ち、鍵持ちでない二者が発見済み?
動向知ってる妹が現場に来て主人公運んで張り紙くらいはやったのかな?執事が適当に誤魔化せばいいのに警察云々話してるのも謎

やっぱり狭いのは部屋間や地下に隠し通路みたいなのがあるんじゃないかと気になる
ノック→通路経由で後ろからグサーみたいな、でも殺されなかった理由やっぱりわかんね



 頼光は重く分厚いドアを開けて部屋から出ると 部屋番号を見ながら館内を歩き 『南城清正(なんじょう きよまさ)』の部屋へと着きました



 ──トン、トン。



 最初に何度か声を掛け その後にノックして少し待つとドアが開きます


南城「はいはい、お待たせ……って、おおっ、頼光!! 元気になったのか?」


 南城は眠そうに頭を掻きながら扉を開け… そして頼光の姿を見ると ニコリと笑って部屋の中へと招き入れるのでした



 南城の部屋は 自分が居た部屋と何ら変わりない

 大きめのベッドが一つ 化粧台が一つ 木製の丸テーブルが一つ 椅子が二つ それにクローゼット 金庫 部屋には似合わないユニットバス


南城「なかなか目を覚まさないから、心配したんだぜ?」


 今は紺色のジャージを上下に着て スリッパを履いている


 聞きたい事はたくさん有るが…



※さて

1 この場所について聞く
2 バスについて聞く

頼光はどうしますか>>882

2

 

南城「バス? ああ……バスって言や、バスガイド!!」


 南城は頼光の質問を聞けばポンと手を叩き 何を思い出しているのか気持ち悪い笑顔を浮かべる


 ニヤニヤ… ニヤニヤ…


 … 早く答えろ


南城「ギャップ萌え? っつーのかな? 背は高くてしっかりしてそうなのに、ボーリングが出来ないんだってよ? 何でか分かるか?」


 … 知らん

 この質問は失敗だっただろうか? 南城の萌えなんぞに興味はない



南城「ボーリングの玉が重たくて持てないんだってよ!! お前も本人を見てみろ頼光? まさかこの人が、って萌えるぜ?」

南城「それと運転手。ありゃたぶんバスガイドと……」


 ……

 話は 終わりそうにない…

 頼光は溜め息を吐いて適当に相づちすると 南城に背を向けて部屋から出て行きました


 何だか気疲れしたが まだ寝るには早いだろうか?

,



※さて


1 運転手の部屋へ行く

2 バスガイドの部屋へ行く

3 『調理場』はどうなっているのだろう?
4 『フロント』に降りてみる

5 『大浴場』に行ってみる
6 『公衆電話』で自宅に電話する
7 今日は疲れたので寝る


頼光はどうしますか>>886

バスガイド 助けたいな

2



 頼光は階段を降りてロビーへと向かいました…


サキ「ギャハハッ♪ お~~っ、よりみちゅう、こっち来てすわれよぉっ」


 階段を降りると 離れた場所から声を掛けられた…
 どうやら 女教師の瀬戸山サキが食事会場に居るようだ

 ビールグラスを片手に持ち ぐでんぐでんになってテーブルへ突っ伏している…


サキ「早くこいっ!!」


 サキはこっちに向けて手招きしている… ややこしい事になりそうだ……



南城「先生、俺で我慢してくださいよ~」

南城「ほら、行って来い頼光。このままだと捕まっちまうぞ? オレが酔っ払いの相手してっから、萌えを確認して来い」


 追って来た南城は頼光に声を掛けると そのまま返事をしてサキが居るテーブルへ行ってしまいました


 酔っ払いに絡まれるのを 助けてくれたようだ……


 南城の犠牲を無駄にできない… そこまで言うのなら その萌えを見て置こう



 ──トンッ、トン。



 頼光はバスガイドの部屋まで来ると ドアを二回ノックしました…

 中に居れば… 出て来てくれると思うが…



 ……



 …………



バスガイド「ハぁ~いっ……わおっ、お見舞いにでも来てくれたのですカ?」



 バスガイドは 想像していたよりもずっとスタイルの良い 胸の大きな女性でした

 顔色は良さそうに見える… どうやら健康そうだ これなら会話できるだろう



バスガイド「少し、お話しして行きますカ?」


 頼光はバスガイドに招かれ 部屋の中へと入る事にしました…


 部屋の中は 自分の部屋と変わらない…


 ……

 いや 違和感が有る… この部屋と自分の部屋は どこかが違う… どこだろうか?

 そして このバスガイドにも どこか 普通と違うものを感じる


バスガイド「ごめんネ。おもてなしできるの何も無いケど」



※さて

1 バスガイドの名前を聞く
2 バスガイドのスリーサイズを聞く

頼光はどうしますか>>891

2

今日はここまでですm(__)m


バスガイド「スリーサイズ? あはハ~♪ さっきから、ワタシのおっぱいばっかり見てるもんネ♪」


 バスガイドを見て バスガイドの体を見て 男なら聞かずには要られない… まずはスリーサイズを教えて貰う事にしました


バスガイド「私のスリーサイズは……」


 ……


 …………


 ………………


バスガイド「秘密だヨッ♪ ボーイフレンドいますから、ナンパはダメね」


 口説きたい訳では無く 純粋な心でおっぱいの大きさを知りたかっただけなのだが

 まぁ そう思われても仕方ないだろう… このおっぱいを独り占め出来る彼氏よ おめでとう


バスガイド「それで、どうして私の部屋に来タの?」

,



 身長は頼光と同じぐらいだろうか… 整った綺麗な顔 魅力の詰まった体型 柔らかく優しい声

 出会ってたったの数分ほどだが この女性は素晴らしい人物だと理解できた


 今のところ 男女の関係になりたい訳では無いが 修学旅行が終わった後も 仲の良い友人として付き合って行きたい……



※さて

1 朝までこの部屋で語り明かし仲を深める(※注)
2 部屋にいつまでも居るのは失礼だと帰る
3 明日の朝にまた来ますと言って帰る

頼光はどうしますか>>896

※1を選ぶと推理ルートに入り、サキに関する展開が固定されます

バスガイドに
・非力(ボーリングの玉が持てない程度)
・彼氏持ち
という情報が追加された訳だが死因に関係あるのか無いのか
帰宅ルートも気になるが犯人も当てたい…ので安価なら下



 ……

 あまり長いするのも良くない そろそろ戻ろうか?

 それに もしかしたら彼氏が来るかも知れないんだ… 熱い営みを邪魔したら悪い


バスガイド「気にしないでクダさ~い♪ 今日はもうシ……なんでも無いですゥ」

バスガイド「忘れてくだサ~い!!」


 どうやら 南城の感は当たったようだ… バスガイドの恋人は運転手で間違いないだろう

 頼光は恥ずかしそうに声を荒げるバスガイドへ軽く頭を下げると 部屋から出て自室へと戻りました



 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました

 今日は疲れた… もう寝よう…


 目をつむり 今日あった事を思い起こします…



 ……


 …………


 ………………



  何故か 嫌な予感がする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て初めての朝だ





     次の日へ──



,





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 大浴場でさっぱり朝風呂

頼光はどうしますか>>903

>>903の再安価

このレスの↓




 頼光はフロントロビーから繋がる 食事会場に着きました


 会場は広く 四人掛けの白い丸テーブルが幾つも有る

 窓側一面はシャッターが下ろされていて 外を見せないようにしているみたいだ



 ……

 頼光が席へ座ろうとすると 今入って来た食事会場の入り口から 誰かがこちらを見ている



 視線に気付いてそちらを見ると…

 長い黒髪をツインテールに束ね 黒いゴシックドレスを着た少女が居ました

 身長は低く 顔立ちからすると小学生くらいにも見える


少女「……」


 少女は頼光と目が合うと すぐに走り去ってしまいました……



※さて

1 少女を追い掛ける
2 席に座ってみんなを待つ

頼光はどうしますか>>908

1



今日はここまでですm(__)m



 頼光は少女が気になり 「待って」 と追い掛けます


 食事会場を出て 足の早い少女の後ろを走り どこをどう行ったのか 少女がドアの開いていた部屋へ入り 頼光もその部屋へと続きました



 頼光が入った部屋は 高い本棚が並んでいる… どうやら『書斎』のようだ


 少女はピョンと飛び跳ねると 大きな机の縁に腰掛けてこちらを見ました…


 少女は 微笑んでいる…… 

,



咲夜「ボクは咲夜(さくや)……おにぃさんの名前は?」

咲夜「あっ、やっぱり言わなくてイイや……よっ、と」


 咲夜は机から降りると 二人が入って来た書斎のドアを閉めました

 そして頼光の前で向かい合うように立ち 顔をジッと見上げます


咲夜「えへへっ、おにぃ~さん♪」


 咲夜に見つめられると 瞳の奥へ吸い込まれるようだ…

,



咲夜「それで、どうするの? すっきり……させてあげよっか?」


 咲夜は微笑んだまま その手は頼光の腰付近を撫でている…



※さて

1 咲夜にすっきりさせて貰う
2 それよりも咲夜とお話ししたいと言う
3 誘いを振り切って食事会場に戻る

頼光はどうしますか>>913

2



咲夜「ええーっ……今までの人は、みんなさせてくれたよぉ?」

咲夜「やっぱり、小さい子どもじゃ……えぐっ、ひっく、魅力、ないのかなぁ?」



咲夜「おにぃさんは、ボクじゃ……咲夜じゃ、おちんちんおっきくならない?」


 潤んだ瞳… 媚びるような甘い声… 股関を撫で回して来る小さな手のひら……


 小悪魔… そんな言葉がピッタリに感じます


 頼光は 可愛いから 可愛いから と泣きそうになる咲夜を必死になだめると 抱き着いていた体をやっと引き剥がしました


 これ以上誘惑されたら 堪えれる自信がない……

,



咲夜「むぅっ、わかりましたよーっだ♪」


 断って怒っているとも思いましたが 咲夜は再びスリ寄って来ると ニコニコと微笑みました


 機嫌は 良さそうだ… これなら 色んな質問に答えてくるかも知れない



※さて

1 家族について聞く
2 この屋敷について聞く
3 咲夜について聞く

頼光はどうしますか>>916

咲夜について聞くだと咲夜が何者なのか(オーナーかどうか?)の確定ができそうではあるけど……
ここはまだ見ぬ登場人物が居たときのこととか執事との関係性も含めて

安価は1で



咲夜「家族? うん、そうだね。居る、よ。最近は、殆ど喋ったりもしないんだけど……えへへっ♪」

咲夜「だからボク、この屋敷の事をあんまり知らないんだよね~っ。部屋の位置ぐらいは分かるけどさ」


 ……

 特に 深く考える必要は無さそうだ…

 家族が 母なのか 父なのか 兄弟なのか 姉妹なのか それはやんわりと誤魔化して濁したが… 追及する必要も無いだろう…


咲夜「ねぇ、おにぃさん? もっと楽しい事しよぅよ、愉しいこと♪」

,



咲夜「う~ん……じゃあ、クイズね?」


 もう話に飽きたようだ… 朝食まで時間は有る 少し付き合って上げよう

 咲夜は微笑んだまま 再びピョンと跳んで 最初に座っていた書斎の机の縁に腰掛けました


咲夜「問題。じゃじゃん♪ ボクの性別は、男? それとも女? どっち?」


 ……

 問題の意味が分からない

 髪型も 服装も 声も 少女としか思えないのだが…… これでクイズになるのか?


咲夜「おにぃさぁん♪ は、や、くん♪」

咲夜「ボクが嘘の答えを言ったと思ったら、確かめてもぃぃよん♪」


 咲夜はゴシックドレスの裾を両手で摘むと 下着が見えないギリギリのラインまで持ち上げて挑発して来る

 このままでもガーターが付いてるのは分かるし 外見は完全に少女なのだが……

 わさわざクイズにすると言う事は 少女では無く 少年の可能性も有るのだろうか?


 わからない… わからない が……



※さて

1 咲夜は女だと言う(確かめない)
2 咲夜は男だと言う(確かめない)
3 咲夜は男だと言う(確かめる!)

頼光はどうしますか>>920


今北産業



 ……



 …………



咲夜「へたれっ……」

咲夜「はぁぁっ、つまんなーい」


 答えが気に入らないのか 咲夜は聞こえるように大きく溜め息を吐きました

 どうやら 落胆させてしまったらしい… でも 問題は正解だったのだろうか?


咲夜「おにぃさんは、ボクを女の子だと思ったんでしょ?」

咲夜「じゃあ、女の子で良いんじゃない? ここまで誘ったのに乗って来ない人には、教えてあげせんよ~~っだ!!」



 ……

 投げやりな答えだ… どうやら 咲夜の本当の性別を知るには 確認するしか無いらしい


咲夜「なんか、今日はもういいや……おしまいおしまいっ」

咲夜「次は、勇気を出してねおにぃさん?」


咲夜「ボクは、大丈夫、だから……またね」


 書斎から追い出されてしまった… 仕方ない 食事会場へ戻ろう



 食事会場へ戻ると 朝食は席へ配られた後でした

 どうやら 自分が一番最後のようだ…

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた朝食を食べ始めます

 パン スクランブルエッグ カリカリベーコン ミネストローネ コーンサラダ


 そして 何かの… 肉


 サイコロ状に切られて焼かれ 味付けは塩コショウでシンプルだが とても美味しい

 鳥でも 豚でも 牛でも 無いようだが 何の肉だろう?

 気が向いたら調理してる人に聞いてみるのも良いかも知れない……


サキ「みんな食べ終わったかぁ? それじゃ、今日の予定を発表する」

 しばらくすると サキが立ち上がって話を始めました

 どうやら 今日の予定を発表するようだ…


サキ「二人で話し合ったんだが、今日も自由行動だ。とてもじゃないが外へは出られない」


サキ「大浴場は時間で男女入れ替わり、時刻割りは直接大浴場に行って確認な?」

サキ「それと『遊技場』……ちょうどこの真上、食事会場の二階の位置に遊技場が在るから、そこも今日から開放だから、有意義に時間を潰してくれ」


サキ「ダーツ、ビリヤード……後は何だったかな? これも何が有るかは直接行って確認」



サキ「あっ、夕食の時と同じで食器はそのままで良いから。分からない事が有ったら聞きに来い。それではっ、はいっ、解散!!」



 ……

 今日も洋館から出られない… 旅行予定は全て変更になりそうだ

 このままだと 時間をもて余してしまう… どうしようか?



※さて

1 サキと話す
2 遊技場へ行ってみる
3 席に座ったまましばらくボーっとしてる

頼光はどうしますか>>928

3

今日はここまでですm(__)m

次はもしかすると日が空くかもしれません



「おや、座ったままで、気分でも悪いのですか?」


 頼光が満足した食事の余韻に浸っていると 食器を片付けに来た人物から声を掛けられました

 声を掛けて来たのは 白髪のだいぶ混じったオールバックで 黒いタキシードスーツに身を包んでいる 紳士のような男性だ


 頼光は 美味しい食事の余韻に浸っていたと前置きしてから 朝食に出たのは何の肉か聞きました…


執事「ん? ははっ……子羊、の肉ですよ。じっくり下ごしらえしたから、柔らかかったでしょう?」


 ……

 さっき食べた肉は 子羊 らしい…

 美味しかったので 帰ったら食べに行こう



 ついでだ 何か他に質問しようか?


 今は……

 咲夜 について聞くのも良いかも知れない



※さて

1 この建物について
2 執事さんについて
3 咲夜について

頼光はどうしますか>>933

3



執事「おや、お会いになられたのですか?」

執事「ふふっ、随分と元気な方だったでしょう?」


 執事さんに咲夜の性別を聞いてみたが 上手くはぐらかされてしまった…

 やはり直接 咲夜に聞くしかないだろう


執事「どうやら貴方の事を気に入ったみたいですが……仲良くしてあげてください。家族思いの優しい方ですので」


 ……

 なるほど… 少ないが 会話の内容から 咲夜と執事の人間関係はだいたい理解できた



 執事は仕事の途中だからと お辞儀をして去って行きました


 ……

 まだまだ 時間はたっぷりと有る 何をしよう…


「おーい、頼光!! こっちでトランプしようぜっ」


 頼光は 再び食事会場へやって来たクラスメイト達に誘われ 一緒にトランプをする事にしました

 トランプを二組み使った 超大富豪だ… 配られた手札で既に革命を三回起こせる… ジョーカーも二枚… 負ける気がしない!!



 ……

 負けた……



 だが かなり熱中していた もう昼食の時間になる



 昼食はバイキングで 食べたくない人は昼食を取らなくても良いらしい…

 しかし 並べ始まる料理の数々を見ると やはり食べてみたい 


 回りを見ると 席は自由みたいだが…



※さて

1 ひかるの隣に座る
2 玲音の隣に座る
3 南城の隣に座る
4 メシは孤独のグルメ…一人で食べる

頼光はどうしますか>>937

1



 昼食はバイキング… 和 洋 中と揃っている


 ……

 今日は何だか 中華を食べたい気分だ


 頼光は 麻婆豆腐とライス を 皿に山盛りよそると ひかるの隣の席へ座りました


ひかる「あっ、頼光くん♪」


 ひかるの前には シーザーサラダ 小さめのおにぎり 杏仁豆腐 が置かれていた……

 随分と少ないが… これで足りるのだろうか?


 ひかると頼光は 何か会話をする事もなく 静かに昼食を食べ始めました




 頼光はヒリヒリする舌を水で潤しながらも 山盛りだった麻婆豆腐を完食した…


ひかる「ごちそうさまでした」

ひかる「ねぇ、頼光くん頼光くん♪ これからどうする?」


 ……

 ひかると遊ぶなら、やはり遊技場か… それとも部屋で休憩しようか?



※さて

1 ひかるの部屋で一緒に休む
2 遊技場で遊ぶ

頼光はどうしますか>>940

1



 ……

 二人はひかるの部屋に入ると そのままベッドの上へ仰向けに寝転がりました

 ひかるは頼光の右腕を枕にして横になりながら 恥ずかしそうにチラチラと視線を送ります


 緊張しているのか 高鳴っている胸の鼓動が 腕を通して伝わって来る…

 このまま昼寝をしても良いのだが ここで何もしないのもひかるに失礼だろうか?


,




ひかる「あの、ね……頼光くん?」

ひかる「前に玲音ちゃんと頼光くんの部屋で、ね? 頼光くんを待ってた時が有るんだけど」


 ……

 今年初め… ジャンケンで負けた頼光が ひかると玲音の分もまとめてコンビニへ買い物に行った事がある

 寒いからと おでんやホットコーナーの品を買いに行ったのだが… 帰宅したら二人の様子が少し変だった


ひかる「頼光くんがシたいなら、私のお尻……使ってもいいよ?」


 ……

 なるほど どうやら隠していた本がバレていたらしい

 頼光は完全なおっぱい成人なのだが それともう一つ… 誰しもが必ず興味を持つプレイ… アナルセックスに付いての本も所有していた



 健全な男子なら誰もが憧れるが 実際はパートナーに嫌われる事を恐れて実現出来ていない

 頼光も本の世界の話で 自分が経験する事は一生無いと思っていたが…


ひかる「頼光くん、好きだよ? すごく、好きなんだ!!」

ひかる「頼光くんにも、私をもっと好きになって欲しい……」


 ひかるは頼光の胸に顔を埋めると 潤んだ瞳でジィーっと見つめて来ます



※さて

1 ひかるを肛虐する(注↓)
2 無理をするなと抱き締めて二人で昼寝

頼光はどうしますか>>943

1を選んだ場合、今日の行動は全て終了します



 頼光はひかるの頭を撫でながら微笑み 「焦らなくて良いよ」と優しく諭しました…


ひかる「せっかく……勇気を出したのに」

ひかる「でも、すきっ♪」


 ひかるは頬を耳まで赤くして それでも嬉しそうに目を細め ジッとしたまま撫でられ続けます


 ……

 ひかるの体温に抱き締められて暖かい… ああ 眠たい 眠ってしまおう

 頼光は目をつむると そのまま二人並んで眠ってしまいました…



 数時間後… 頼光は目を覚ますと まだ眠っているひかるを起こさないようにして部屋から出ました


 ……

 一度 自分の部屋に戻って顔を洗おう

 そして夕食までは… ゲームでもしてようか?


 頼光は自室へ戻ると洗面所で顔を洗い 夕食まで携帯ゲーム機で時間を潰しました…


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 食事会場へ行くと 既に夕食は席へ配られていました

 既にみんな集まっていて 席に着いた生徒から食べているようだ…


 ……

 頼光は空いている席を見付けて座ると 並べられた夕食を食べ始めます


 Tボーンステーキ ロールキャベツ 肉じゃが ライス コーンスープ


 … ステーキと肉じゃがの組み合わせはどうなんだ? それに… 美味しいのだが 肉料理が多過ぎる… 胸焼けしなければ良いが……



 頼光は全て食べ切ると 自室に戻って横になりました…


 だが まだ寝るには早い……

 満腹の苦しさが引いたら どこかへ行こうか?


 そう言えば メモをくれた妹にはまだ会ってない

 それと 運転手とバスガイドも気になる……



※さて

1 妹の部屋へ行く
2 一人で運転手とバスガイドの所へ行く

頼光はどうしますか>>949

2



 頼光は部屋を出ると 一人で階段を降りてロビーへと向かいました…


サキ「ギャハハッ♪ お~~っ、よりみちゅう、ひかりゅう、こっち来てすわれよぉっ」


 階段を降りると 離れた場所から声を掛けられた… どうやら 女教師の瀬戸山サキが食事会場に居るようだ

 ビールグラスを片手に持ち ぐでんぐでんになってテーブルへ突っ伏している…


サキ「早くこいっ!!」


 サキはこっちに向けて手招きしている… ややこしい事になりそうだ……



 頼光は逃げ切れずに捕まり しばらくの間 サキの愚痴を聞きました… 

 どうやら ここの執事に告白してフラれたようだ


サキ「うぅ~~っ、ひっく。歳の差がなんなんだよぉ……「娘にしか思えません」、じゃないよアホぉっ」


 酔っているのか 泣いているのか…

 頬は真っ赤で 目は完全に座っている


サキ「駄目だ、諦めきれない!! 風呂に入った後に、薄着でもう一回アタックしよう!!」


 もはや 恥女にしか思えない……

 サキはまだまだビールを飲むつもりだ



※さて

1 酒も告白も止める
2 頑張ってくださいと応援する

頼光はどうしますか>>952

1



 頼光は サキの飲酒と告白を止めました…


サキ「……」

サキ「ははっ……そう、だよな? 教師がこれじゃ、格好つかないよな? フッ!!」


 サキは大きく深呼吸をして パチン!! と自分の頬を手のひらで張ります

 だらしない表情は引き締まった… 気がする 


サキ「目が覚めた、ありがとな頼光? それじゃ先生は、大浴場にでも行って暖まるとするよ」



 サキはビールとグラスを片付けると 席を立って食事会場から離れて行った


 良いのか悪いのかは分からないが これでサキは告白を止めるだろう…


 もう消灯の時間は近い サキが大浴場へ向かったと言う事は 今は女性が入る時間だ


 ……


 少し早いが 今日は部屋に戻ろう



 頼光は自室へ戻るとシャワーを浴び 下着一枚で大きなベッドに寝転がりました


 今日も疲れた… もう寝よう…


 頼光は目をつむり 今日あった事を思い起こしました…



 ……


 …………


 ………………



 嫌な予感がするが……

 良い予感もする……


 頼光は眠りに着きました

 起きたら ここに来て二日目の朝だ





     次の日へ──



,





 ジリリリリッ──



 頼光は目を擦りながら起きて もそもそと携帯の目覚ましを止めました


 時刻を見ると

   7時30分 だ…


 朝食の時間にはまだ早いが……



※さて

1 時間になるまで部屋に居る
2 食事会場に行って待ってる
3 大浴場行く、朝風呂だ!!

頼光はどうしますか>>958

2




 頼光はフロントロビーの横に在る 食事会場に着きました


 会場は広く 四人掛けの白い丸テーブルが幾つも有る

 窓側一面はシャッターが下ろされていて 嵐の外を見せないようにしているみたいだ


 ……

 頼光が席へ座ろうとすると 今入って来た食事会場の入り口から 誰かがこちらを見ている



 視線に気付いてそちらを見ると…

 長い黒髪をツインテールに束ね 黒いゴシックドレスを着た咲夜が居ました

 身長は低く 顔立ちからすると小学生くらいにも見える


咲夜「おにぃ~さん♪」


 咲夜は頼光と目が合うと すぐに走り去ってしまいました…


 誘っているのだろうか?



※さて

1 咲夜を追い掛ける
2 席に座ってみんなを待つ

頼光はどうしますか>>961

1



 頼光は咲夜が気になり 昨日と同じように追い掛けます

 食事会場を出て走り どこをどう行ったのか… 咲夜が入った部屋へ頼光も入りました


 頼光が入った部屋は やはり昨日と同じ… 書斎のようだ


 咲夜はピョンと飛び跳ねると 大きな机の縁に腰掛けてこちらを見ました…


 咲夜は 妖しく微笑んでいる……


,



咲夜「ボクを、追って来てくれたんだぁ……嬉しいな♪」

咲夜「でも、ヘタレな人はきら~~い。だ、か、らぁ♪」


 咲夜は右手の人差し指をクイクイと折り曲げ 頼光を机の前まで呼び寄せました

 次にスカートの裾を摘み 下着の見えないギリギリのラインまで持ち上げるのです……


咲夜「舐めろ」

咲夜「それが出来ないなら、帰って。ボクが何を望んでるか、わかるよね?」

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 ……

 話をするなら 条件を呑むしか無いのか?

 あきらかに昨日よりハードルは高くなった…


 咲夜の言いたい事は分かる…

 だが 咲夜は男かも知れないのに そんな事……


※頼光は咲夜の性別を調べていません。



※さて

1 咲夜が望む場所を舐める(注↓)
2 男かも知れないのに無理だ。食事会場へ戻る

頼光はどうしますか>>966

1を選んだ場合は夜まで時間が飛びます。

1
調べる他はない

今日はここまでですm(__)m

今日はここまでですm(__)m

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