クリスタ「あなたがカルラさんですね」カルラ「はい。」(272)

10巻までのネタバレ注意

カルラ「(女神様ってもっと大きいのかと…)女神様なぜ、私の名を?」

クリスタ「あなたの息子さんであるエレンと義理の娘さんのミカサの知り合いでして」

カルラ「あの子達生きてるのね女神様!!」ガシッ

クリスタ「え、えぇ…落ち着いて」アセアセ

クリスタ「訓練兵団に入っており、もうすぐ卒業します。」

カルラ「…兵士になったのね…エレンとミカサ…」

クリスタ「…彼らは」

カルラ「わかってるわ…故郷を目指してるのね。…私達の家に。」

クリスタ「…はい。」

カルラ「あの子達、頑張ってる?」

クリスタ「はい!今では成績10番以内に入ってます!!」

カルラ「それはよかったわ♪」

カルラ「ところで女神様はなぜ私にお声を?」

クリスタ「実は、あなたの息子さんと義理の娘さんにご恩がありまして。恩返しに何かしてあげたいと思いまして」

カルラ「はい…」

クリスタ「あなたに数日間だけ彼らに会ってもらおうと」

カルラ「…え?」

クリスタ「…だめですか?」

カルラ「…それって、なんか…神々の法律みたいなものに引っ掛からないんですか!?」

クリスタ「えぇ。」

カルラ(驚愕の真実…)

クリスタ「どうですか」

カルラ「……」


……
………

―――行かないで…

………
……

カルラ(あの時…さよならを言えなかった…)

クリスタ「…。」

カルラ(言えなかったさよならを…いうチャンス)

カルラ「女神様」

クリスタ「はい」

カルラ「会わせてください…子供たちに…エレンとミカサに!!」

クリスタ「願いを受け取りました、では手を」スッ

カルラ「はい」ギュッ

クリスタ「あ、あとちなみに私の名前はクリスタという偽名で訓練兵団に紛れています。私が女神ってことは秘密でお願いします♪」ピカー

カルラ「は…はい」

カルラ(まぶしい…)

―――では、行きましょう

――――
―――――
――――――
―寒い――――

ーーーー
ーーー
ーー

エレン「zzzグスッ…母さん…」ツー

アルミン「また…」

ライナー「またか、」

アルミン「また夢の中でカルラさんに会っているみたい」

ベルトルト「…。」

ジャン「そうとう辛いんだろうな…こいつも」

コニー「目の前で…だもんな」

マルコ「コニー…」

コニー「このあと夜間演習…」

アルミン「起こしにくいよエレン…」

ジャン「でも起こさなきゃいけねぇ…だろ?」

コニー「ジャンお前起こせよ」

ジャン「無理に決まってんだろ…こんな辛い現実に引き戻したくねーよ」
コニー「いいやつだなお前は」

アルミン「だけど戻るべき現実だ…僕が起こす。エレン!!」グイッ

ベルトルト「…。」グッ

ライナー「落ち着けベルトルト」

アルミン「起きてエレン。夜間演習始まるよ」ユサユサ

エレン「う……アルミン…」

エレン「ありがとう…あれ?…なんだお前ら、なに集まってんだ」

ベルトルト「…別に。」

ジャン「ほら、顔洗って目ぇ覚ませ」

エレン「…あれ、なに泣いてんだ俺www」

ジャン「ほんとだな、なに泣いてんだかお前はwほら、顔洗え。」

エレン「……なんかまた寝言言ってたか?俺」

ベルトルト「…。」

ジャン「あぁ言ってたぜ、『アニ~あまり蹴るな~』とかなんとかwww」

エレン「…。…wwwなんだその夢w」

ジャン「…。」

ベルトルト「…。」

アルミン「それよりほら、行くよみんな。着替えて着替えて!」

ガヤガヤ

ジャン「コニーてめぇ!!そりゃ俺のブーツだ!!」

コニー「あぁわりぃわりぃwww」

エレン「…情けねぇとこ見せちまったな…俺」

マルコ「情けなくないよ。」

エレン「え?」

マルコ「情けなくない…辛い時は泣いていいんだよ」

エレン「お…おぉ」

マルコ「誰も君の辛さはわからない…だから、君が泣いても誰も笑わないよ。」

エレン「……ありがとう、マルコ。」

ベルトルト「…。」

ーーーーー
ーーー

キース教官「これより夜間訓練を開始する!!」

キース教官「いかなる場合においても平常心を保ち必ず全員帰還せよ!!」

一同「「「「はっ」」」」

ーーーーー
ーーー

演習場森
――ユミル班――
ユミル「クリスタ!!おいクリスタ!!」

クリスタ「…。」

モブ「どうかしたか?ユミル」

ユミル「クリスタが全然返事しねぇ…」

モブ「…目が死んでる…」

ユミル「何かあったのかクリスタ!!」

クリスタ「…」

モブ「普通に行軍してるし…ほっといてやろうよユミル」

ユミル「…あぁ…」

クリスタ「…。」

――ブラウン班――
ライナー「俺らが…あいつの…家族をっ!!」

ベルトルト「ライナー!!…気にするな…」

ライナー「気にするなだと!?…俺らはあいつの故郷を奪ったんだぞ!!」

ベルトルト「僕だって辛いんだっ!!」

アニ「どうかした?」

ベルトルト「…いや、アニ…たいしたことないよ…」

アニ「たいしたことあるでしょ…その様子じゃ…」

アニ「…まさかエレンの寝言?」

ベルトルト「どうしてそれを!」

アニ「…ミカサ…ミカサもよく夜、泣くんだ…」

――キルシュタイン班――
アルミン「ありがとう…」

ジャン「は?」

アルミン「エレンのこと…」

ハンナ「何かあったの?」

アルミン「まぁ…」

ジャン「…俺にはあいつの悲しみがわからねぇ。」

ジャン「だけど…親を目の前で失うって…そうとう辛いんだろうな…」

アルミン「…。」

ジャン「…なんだ…俺らしくねぇ…あんな…死に急ぎ野郎なんかを…」

アルミン「多分今のが本当のジャンだよ。やっぱりジャンは優しいんだね」

ハンナ「うん」

ジャン「もっと誉めてくれw」

ハンナ「うわぁぁ…ふふっ」

ピカッ!!

――ユミル班――

ユミル「なんだ今の光!!」

モブ「光の塊みたいなのが森に落ちていった!!」

クリスタ「…はっ!!」

ユミル「クリスタ!!今の見たか!?」

クリスタ「うん!?」

ユミル「綺麗な光の塊が森に落ちてくのを!!すげぇ綺麗だった!!」ワクワク

クリスタ「はしゃぎすぎだよユミルwww」

モブ「いやすげー興奮した!!なんだろ見に行きたい!!」

クリスタ「あれ?ところでなんで森の中にいるの?」

ユミル「なんだ寝ぼけてんのかおまえ」

――イェーガー班――

ミーナ「…今の光、近くに落ちたみたい」

エレン「見に行こう!!」ワクワク

サシャ「行きましょ行きましょ!!」

ミーナ「ちょっと二人とも!!置いてかないで~!!」

教官「イェーガー班!!」

エレン「教官!!今の光は!?」

教官「わからない、念のため調査にいくつもりだ。お前らついてきてくれるのか!」

エレン「はい!!」

教官「よし、じゃ行こう!!」

ーーー
ーー

教官「おかしいなぁ…ここら辺に落ちた気がするんだが…」

エレン「森抜けちゃいますよ…」

――野原――

ミーナ「松明の光!あそこに誰かいますよ!!」

教官「行こう!!」

エレン「かれは、スプリンガー班だ!!」


コニー「エレン!!早く来い!!」

ミカサ「うぐ…グスッ…うぇぇぇぇん…」ぎゅぅぅ

トーマス「エレン!!」


エレン「今行く!!」

コニー「エレン!!エレン!!」グイッ

エレン「なんだよコニーwww引っ張るな……っ!?」

ミカサ「エレン…グスッ…」

ミカサが抱き抱えてんのは…母さん?

エレン「!」バッ

カルラ「…ぅ…ミカサ…エレン…」

エレン「…うぅ…母さん…」ポロポロ

――ハンネスさん!!なにやってんだよ!!

――母さんが…まだ!!

行かないで――

エレン「母さん…母さんだ……」ポロポロ

カルラ「…また…会えたねエレン、ミカサ。」

ミカサ「カルラおばさん、会いたかったぁぁぁ!!」ポロポロ

ーーー
ーー

医療班「道を開けろ!!」

教官「おい通してやれ!!」

―その後、野原で発見されたカルラ・イェーガーは担架で訓練兵団医務室に運ばれた。

―まだ体に力が入らず喋るのがやっとの状態だ。

ザワザワ…

なぁさっきの光、あの人らしいぜ

空から降ってきたのかよ

あの人、エレンの母親らしい

マジ!?…でもエレンの母親って…

アルミン「通してください!!」

アルミン「ちょっ!」


アルミン「…!カルラおばさん!!」

カルラ「…アルミンかい?…元気そうね…」

アルミン「…!」ウルウル

医療班「悪いが、再会を喜ぶ暇はない。今彼女は衰弱しきってる…」

アルミン「なんとか助けてください!!」

アルミン「彼女はエレンの母親なんです!!」

医療班「知っている、我々も全力で対応する!」
ーー

アルミン「…。」

クリスタ「大丈夫だよアルミン♪」

アルミン「?」

クリスタ「すぐ元気になると思うよ!」

アルミン「だといいんだけど…」

クリスタ「私の勘は当たるものだよ♪」

アルミン「…信じるよ。」

クリスタ「えへへ♪」


エレン「…母さん、帰ってきたな」

ミカサ「…うん」グスッ

エレン「母さんに会えて良かった…」

ミカサ「…私も…」グスッ

アルミン「…エ…エレン」

エレン「アルミン…」ウルウル

アルミン「良かったねエレン」ギュッ

エレン「…うわぁぁぁん」ポロポロ

クリスタ「ふふっ♪嬉しそう」

ーーー
ーー

メガネ教官「イェーガー!アッカーマン!」

エレン「はい!!」

ミカサ「はい!!」

メガネ教官「カルラさんの容態が良くなった。会いに行ってやりなさい。」

エレン「はい!!♪」

ミカサ「行こうエレン」
アルミン「いってらっしゃい」

ジャン「いってこいエレン!!」

ライナー「お母さんに会えるとは羨ましいなエレン!!」

コニー「ほらハンカチ、お母さんに泣き顔は見せんなよ?」

エレン「ありがとうコニー、ありがと皆」ポロポロ

モブ「ミカサいってら!!」

ミーナ「いってらっしゃいミカサ♪」

アニ「いってらっしゃいミカサ」

ジャン「いってらミカサ」

ミカサ「皆ありがとう。会ってくる」

ガチャ…バタン

ーーー
ーー

トコトコ

エレン「…教官、母さんの様子は…」

教官「カルラさんなら非常に良くなってる。立ったり歩いたりもできる。」

ミカサ「良かった…」

エレン「ミカサ、母さんが生き返ってたんだな」

教官「いや、違う」

エレン「?」

教官「…イェーガー、アッカーマン。これは辛いと思うが聞いてくれ。」

教官「カルラさんの話によると、自分は女神によって一時的にこの世に戻された。だから数十日後にはまた帰って行ってしまうと…」

教官「つまり…また天国に行ってしまうと…」

エレン「そんな…せっかく…せっかく会えたのに…」

ミカサ「…そんなのイヤ…」

教官「だから…女神とやらが与えてくれた猶予を…家族と過ごしたいと、イェーガー、アッカーマン。」

エレン「…母さん…」

――医務室――

ガチャ

カルラ「あぁエレン!!ミカサ!!」

エレン「母さん!!」バッ

ミカサ「おばさん!!」ギュッ

カルラ「会いたかったよ、あなたたち…」ギュゥッ

エレン「俺も…」ギュッ

教官「では我々は失礼します」

医療班「…。」ペコッ

カルラ「ちゃんと好き嫌いなく食べているかいエレン?」

エレン「…もちろん」

カルラ「あ!耳が赤い嘘ついてる証拠♪」プニッ

エレン「いたたっ」

カルラ「変わらないねエレン」

ミカサ「エレンは子供」

カルラ「ミカサ、髪切ったのね?」

ミカサ「うん、立体機動の事故になるかもしれないから切れってエレンが」

カルラ「まったくお前は~女の子との話し方がなってないねエレン」グニグニ

エレン「いたいたいたい!」

ミカサ「いいのおばさん。エレンは私を心配して言ってくれた。」

カルラ「そう、でも似合ってるわよミカサ。大人っぽい。」

ミカサ「ふふっ♪ありがとう。」

エレン「母さん…」

カルラ「なに?」

エレン「また数十日したら……帰っちゃうって本当?」

カルラ「………えぇ。」

ミカサ「どうして!!せっかく会えたのにぃ…」ポロポロ

カルラ「泣かないの…今母ちゃんがこの世にいられるのは女神様の力のお陰なんだ。女神様が力を出し続けている限り…母ちゃんはこの世に居れる。」

カルラ「女神様の力が尽きれば…母ちゃんは帰ることになる…」

ミカサ「…イヤだ…そんなのイヤ」ポロポロ

カルラ「わがままを言うなんて珍しいわねミカサ」ニコッ

エレン「母さん…もう逝くなよ…」ギュッ

カルラ「エレン…あんまり女神様に無理さしちゃダメじゃないかい?」ギュゥッ

カルラ「それより、せっかく会えたし、いまのおまえたちの実力を見して頂戴。」ニコッ

ーーーーー
ーーー

立体機動訓練

パシュッ…ギュイィィィィン

キース教官「来ました、イェーガーとアッカーマンペアです。」

ザシュッ!!ザシュッ!!

カルラ「凄い!!…あの子達がこんなにも成長したなんて」ジーン

カルラ「頑張れーっ!!エレン!!ミカサ!!」フリフリ

エレン「母さん!!恥ずかしいだろ!!やめろよ!!///」

ミカサ「////」フリフリ

コニー「ははっwwwお前の母ちゃん元気だなwww」

ライナー「ほらエレン!!お袋さんにいいとこ見してやれ!!」

エレン「うるせーお前らっ!!///」

ハハハハハッ

ベルトルト「…。」

カルラ「頑張れ~!!」キャッキャッ

ベルトルト(…あの人が僕の奪った命の一つ…)

エレン「母さん!!静かに見てろよ///!!恥ずかしいなぁっ///!!」

ベルトルト(あれが僕の奪った幸せの一つ…)

ベルトルト「…。」

カルラ「頑張ってるね二人とも。」

キース教官「二人とも優秀な人材です。」

エレン(なんだろう…今日は母さんが見てるからかな…)

ザシュッ!!

エレン(斬撃が深い。)

ーーー
ーー

食堂

キース教官「今は食料難でして、あまり一杯食べさせてあげられませんけど…」

カルラ「いいですよ!お構い無く…」

カルラ「あっ!エレ~ンミカサ~!!」フリフリ

ざわざわ…

ミカサ「おばさんこっち!」

エレン「母さん!!すぐ手を振る癖やめろよ!!///」
アルミン「カルラおばさん相変わらずだねw」

カルラ「ふふっ♪久しぶりにあなたたちと食事なんて母ちゃん嬉しいよ♪」ナデナデ

エレン「は//恥ずかしいだろ!!///」

ミカサ「おばさん!私も」

カルラ「はい♪」ナデナデ

ミカサ「嬉しい///」

アルミン(甘えるミカサ久しぶりに見た)

ざわざわ

ジャン「なぁあの人がエレンの母さんなんだよな」

コニー「すげぇ美人さんだなエレンの母ちゃん」

ミーナ「いいなぁ~私もカルラさんみたいな美人なお母さんになりたい」

アニ「そうね」

サシャ「幸せな家族ですね!」

ユミル「まったく羨ましいぜ…クリスタどうした?」

クリスタ「…ううん、なんでもなーい(別れの時…あの二人どんな顔するのかな…)」

クリスタ(自分でやっときながらちょっと恐くなった…)

ミカサ「今のエレンはちゃんと好き嫌い無く食べている」

カルラ「偉いじゃないのエレン」

エレン「子供扱いするなっての///兵士は好き嫌いなんかしない。」

カルラ「ふふっ、立派になったのね」ナデナデ

エレン「だから撫でるなっての!!///」

カルラ「エレン、友達はいる?」

エレン「みんな友達だし家族みたいなものだ」

カルラ「シガンシナでは友達アルミンだけだったのに…」

ミカサ「私も友達」

カルラ「ミカサは家族じゃないの」

ミカサ「…そうだった、私はエレンの家族、おばさんの娘」

カルラ「そうよ」

エレン「いいからいいから食べよう食べよう」

ミカサ「エレン、これは大事なこと」

エレン「お前が俺の家族ってことはよく知ってるよ!!」

ミカサ「嬉しい///」

サシャ「ミカサ!!パン食べないんですか!?」

ミカサ「あげない。」

カルラ「あら、可愛い娘ね!」

サシャ「むふふ♪照れますねぇ~///」

カルラ「どうかしら、うちの息子をお婿に持ってかない?」

エレン「ばっ/////」

サシャ「//」

エレン「なにいってんだ母さんっ////!!!!」

エレン「////」チラッ

サシャ「////////」カァー

エレン「あばばばば//////」

ミカサ「それはだめ!サシャではエレンを守れないし、何より食費がバカにならない!」プンスカ

ミカサ「百歩譲ってもダメ」

ユミル「みろよクリスタはははっwww芋女め赤くなってやがるwww傑作だwww」

クリスタ「笑いすぎだよユミル!」

カルラ「じゃあ百歩譲ってエレンのお嫁さんは誰?」

ミカサ「…。」

ミカサ「わた カルラ「ミカサ以外で」

エレン「おいおい恥ずかしいからやめてくれ二人とも////」

ミカサ「」ジー

ミーナ「///(エレンのお嫁さんなんて///…)」ビクッ

ミカサ「」ジー

クリスタ「///(来ないで///来ないで///)」ビクッ

ミカサ「」ジー

アニ(こっち見てないこっち見てない…)

ミカサ「千歩譲ってアニ。…あそこの」

アニ「はぁっ!?/////」ガタッ

エレン「マジでやめて~////」

カルラ「かなり可愛い娘ね!ちなみになんでアニちゃんはOKなの?」

アニ「ちょっと////」

ミカサ「アニはエレンより強い」

ミカサ「エレンが暴走しても、アニなら抑制できそう」

アニ「」

エレン「」

カルラ「アニちゃん強いの?」

エレン「あそこのライナーって男」

ライナー「…どうも」

エレン「アレを空中で一回転させる格闘術ができる。」

カルラ「人をアレ呼ばわりしないのエレン」

カルラ「でもそれはかっこいいわね!」

アニ「/////」アセアセ

エレン「ごめんアニ、うちの母さん///」

アニ「構わない///」

エレン「昔はあんなハイテンションじゃないんだが///」

アニ「…。」

アニ「…久しぶりに…あんたらに会えて嬉しいんじゃないの?」

エレン「…。」

カルラ「アルミンは小さいときから物知りだったもんね~」なで

アルミン「ちょっカルラおばさん////!」

エレン「そうだな」

アニ「行ってきなよ。」

エレアニじゃないよ

カルラさんが変なこと言ってお互い気まずくなって顔赤くしてるだけで

エレアニじゃないよ

アニがエレンに急に優しくなったのは

罪滅ぼしという名の

自己満足やで。

上手く伝わらなかったわごめんしゃい

誤解を産むような展開にしてごめんぬ

続けるよ!

――――――
カルラ「で、その時オネショしてエレンに抱き付いて泣いてたのよミカサは」

ミカサ「き//…記憶にない///」

エレン「あっちょっ///母さんなに話してんだよ!!////もう//」

サシャ「ミカサ可愛いですね~」

アニ「…。」

――これからトロスト区の扉を破壊

――アニは巨人を集めてきて

――ライナーは破壊した扉から巨人として侵入

――マリアの扉を破壊して

――いいね?

――おう!

――はいよ

――わくわくする僕が顔を出したらみんなどんな顔をするのかな…

――ベルトルト、お前今から人を殺しに行くんだぞ?

――いいんじゃない?プレッシャーがかかるといざって時に躊躇するし、こういう時は楽しんじゃいなよ

――お前まで…

サシャ「たしかにエレンと似てますね!!」

カルラ「でしょ~?」

エレン「そうか?」

アニ「…。」

アニ(私…最低。)

ライナー(アニ…)

ベルトルト「…。」

コニー「なんだお前ら元着ねーな」

サシャ「じゃあパンもらっていいですか!?」

ライナー「ほら、やるよ」ガタッ

ベルトルト「僕もあげる、もう寮に戻る」ガタッ

サシャ「はいありがと……ございます」

ライナー「」ツー

ベルトルト「」ポロポロ

サシャ「…?」

サシャ「あ…あの」

ジャン「よせサシャ、あいつらだって故郷で辛い目にあったんじゃないか?」

ジャン「今はほっといてやれ」

サシャ「…はい」

ベルトルト(違うんだジャン…)

ライナー「…。」

>>50
お前アニエレ関係ないスレでも妙なこと言ってたよな
何がしたいんだ

>>59

まじ?

ーーー
ーー

男子寮

ガチャ…バタン

ライナー「はぁ…」

ベルトルト「…。」

ライナー「…。」

ベルトルト「…気にしないでおこう」

ライナー「できねぇよ」

ベルトルト「…。」

ライナー「考えてみろよ…あの日あの場所で、あれと同じ幸せが…たくさんの幸せが一瞬で消えたんだぜ…」

ライナー「しかも俺たt ベルトルト「うるさい!!」

ライナー「…。」

ベルトルト「もうやめてくれ…頭がおかしくなりそうだ…」

ベルトルト「毎晩うなされる…シガンシナの悲鳴が毎晩頭の中で響くんだ…」

ーーー
ーー

食堂

カァンカァン

エレン「母さん、時間だ早く食べて!!」

カルラ「」ガツガツ

サシャ「カルラおばさん手伝いましょうか?」

エレン「うるせー!!」

ミカサ「サシャ…あなたは限度を覚えるべき」

カルラ「んっ…ごちそうさま」

アニ「おばさん、私が片付ける」

カルラ「ありがとね、アニちゃん」ニコッ

アニ「…うん。」


キース教官「イェーガーさん」

エレン「はい!」

キース教官「いや、息子じゃなくてお母さんのほう」

カルラ「はい?」

キース教官「あなたの寝床は女性教官室です、後で女性教官が案内しますんで」

コニー「教官の敬語www」
キース教官「あとイェーガー!明日の山岳訓練は貴様だけ装備重量に+5㌔な!」

コニー「…。」

キース教官「あとイェーガー!」

カルラ「はい!」

キース教官「いや、息子のほう」

エレン「はい!」

キース教官「就寝時間までの休憩時間に、会議室を使っていいぞ!お母さんと存分に話してこい!アッカーマンもだ!」

エレミカ「「はい!」」パァ

ミカサ「行こうおばさん♪」ニコニコ

カルラ「ミカサ!引っ張らないでよw、ありがとうキースさん」グイグイ

キース教官「いえいえ(あんなに笑ったアッカーマン…初めて見たぞ)」

ジャン(至福の極みぃぃ~///)

アニ「…。」

アルミン「僕も行きたい!!」

カルラ「アルミンも来なさい♪」ニコッ

ーーー
ーー

食堂

アニ「」ガタガタガタガタ


クリスタ「アニ~?どこ~?」

クリスタ「あ…アニ!まだ片付けしてたの?」

アニ「」ガタガタガタガタ

クリスタ「アニ…アニどうしたの」

アニ「…私が…」ポロポロ

クリスタ「…!?どうしたのアニ!大丈夫?」

アニ「…ズス…」ポロポロ

クリスタ「ほら…女子寮に戻ろ?」

アニ「…うん」ポロポロ

クリスタ「どうしたのよアニ…」

ーーー
ーー

会議室

メガネ教官「はい、これが成績表です」ペラッ

カルラ「おー、凄いわねミカサ」

ミカサ「ふふ」

カルラ「体力、技巧、座学かなり好成績じゃないの!」

ミカサ「私頑張った///」

カルラ「エレンも凄いわよ!成績10番内で5位」

エレン「特技はないけど俺も頑張ったぜ」

カルラ「あなた立体機動装置が好きなのね!座学も立体機動装置の欄が高得点じゃないの!」

カルラ「でも座学はやっぱりアルミンがトップなのね!」

アルミン「体力に自信はないけど…」

カルラ「でも凄い!!毎回の試験で90点以上は凄い」ニコッ

アルミン「ありがとうカルラおばさん、そういってもらえると頑張った甲斐がかったよ」



エレン「ライナーはみんなの兄貴的存在だよ」

アルミン「そう凄く優しい人だよ。僕も何度か助けられた。」

ミカサ「みんなライナーニキとか呼んでた。」

エレン「ベルトルトは口数が少ないけど喋り出せばいいやつだ。なんだかんだでベルトルトにも助けてもらってる。」

エレン「ジャンはうぜぇけど、言ってることは正しくもあるし根はいいやつ」

アルミン「マルコはよく座学でお互いに助けあってる。他人に成績を譲ったり実践を想定したり。」

ミカサ「サシャは食いしん坊、初日に教官の前で盗んだ芋を食べた時はびっくりした。」

エレン「あの時はホントびっくりしたwww」

カルラ「ふふっよくあれで太らないわねw羨ましいわww」

>>66
キース教官「あとイェーガー!明日の山岳訓練は貴様だけ装備重量に+5㌔な!」

コニー「…。」


のイェーガーの部分スプリンガーじゃないの?

>>66
キース教官「あとイェーガー!明日の山岳訓練は貴様だけ装備重量に+5㌔な!」

コニー「…。」


のイェーガーの部分スプリンガーじゃないの?

>>66
キース教官「あとイェーガー!明日の山岳訓練は貴様だけ装備重量に+5㌔な!」

コニー「…。」


のイェーガーの部分スプリンガーじゃないの?

ごめんすごい連投してた…
本当にごめん…



カルラ「嫁さん候補のアニちゃんは?」

エレン「もうやめろって///」

ミカサ「アニは無口で愛想がない…ように見えて結構乙女。」

アルミン「アニ優しいよ」

エレン「格闘術もいつも組んでもらってるし、いろいろ教わった。議論もしたっけな」

カルラ「内容は?」

エレン「なんだっけ、『軍の在り方』だっけ。アルミンとミカサも居たよな。」

アルミン「アニ普段無口だけど議論とか考察とかになるとべらべら喋ったよね」

ミカサ「アニは考えがちゃんとしてる」

これは連投なのか?それにしては時間が間いてるが嘘じゃないよな?



カルラ「エレンは恋愛とかしないの?…アニちゃんとか」

ミカサ「おばさん!怒りますよ?」ムー

エレン「ん~…まだする気はない」

ミカサ「…。」シュン

カルラ「もったいない、せっかく可愛い娘いっぱいいるのに…」

エレン「立派な兵士になって強くて家族を守れるような男になるまでは恋愛はしない!」

カルラ「お~」

アルミン「ただ単に外にしか目がないだけじゃないの?」ボソ

エレン「」ギクッ

カルラ「エレンは調査兵団に入るのかい?」

エレン「……うん、…ダメ?」

カルラ「いいえ、応援するわよ!」

>>73

ごめんスプリンガーだわ

すまんぬ

ありがとう

カルラ「お母さん応援するよ、エレンの調査兵団行き」

エレン「本当?」

カルラ「うん、調査兵団に入って巨人を倒せるような強い兵士になってね♪」

エレン「…ありがとう母さん」

扉|<ほら早く行ってください

扉|<ちょっおま

エレン「?」

扉|<突撃!!

バタン!!


カルラ「ハンネス!」

ハンネス「やぁ…カルラ」

ハンネス「あの…あの時はすまなかったな…カルラ」

カルラ「いいえ!あの時二人を連れてってくれなかったら三人ともここには居なかった。ハンネスには感謝してるのよ?」

>>76
投稿する→エラー→しばらく待つ→再度投稿→エラー
の繰り返しで気づいたらこんなに連投してた…
本当に申し訳ない…

>>82

あるある探検隊だわ

ハンネス「カルラ…本音を言ってくれ…」

カルラ「…感謝してるわよ。」ニコッ

ハンネス「…」グス

ハンネス「あんときは本当悪かった…カルラ」ポロポロ

カルラ「もうハンネスったらもう」ニコニコ

ーーー
ーー

カルラ「へぇ、あの呑んだくれが立派な部隊長さんなのねw」

ハンネス「エレンと同じことあってるぞカルラww」

エレン「本当のことだよハンネスさん」

ミカサ「言えてる。」

アルミン「昔は喋りだしたら酒の臭いがよく服に付着したものです」

ハンネス「お前ら言いたいほうだい言いやがってこのっ」グリグリ

エレン「いたたたたた」ジタバタ

ミカサ「ふふっハンネスさんくすぐったい」ジタバタ

アルミン「うわぁぁ」ジタバタ

カルラ「ふふっ」ニコニコ

コンコン

ガチャ

キース教官「悪いが就寝時間だ」

エレン「はっ!!…それじゃ母さん、また明日」

カルラ「おやすみなさいエレン」ニコッ

ミカサ「おばさん…また明日も会えるよね…」

カルラ「会えるわよ」ニコッ
アルミン「おやすみなさいカルラおばさん」

カルラ「おやすみアルミン」ニコッ

お互いに呼び捨てだった気がするんぬ

こんなss読んでると俺が書いたssのヒドさが分かる………

期待

>>91

読みたい

宣伝はよ

ーーーーー
ーーー

その夜

―男子寮

エレン「zzz…」ムニャムニャ

アルミン「…ふふ」

ライナー「今日はいい顔で寝てるな」

ジャン「ふんっ…にやけた顔つきで気持ちわりぃ」

アルミン「ジャンだってちょっと嬉しそうな顔してるじゃないか」

ジャン「はっw…こいつのうるせぇ夜泣きがなくなって喜んでんだよ。胸が踊って眠れないぜwww」

マルコ「他人の幸せを見るのは…嫌いじゃないぜ」ボソ

ジャン「マルコ!!てめぇ黙ってろよ!!」

アルミン「なになに~?」

ライナー「詳しく聞かせてもらおうじゃないか」ニヤニヤ

コニー「さぁ吐けジャン!!」

ジャン「オォォエッ」

コニー「そっちじゃねーよwww」バシッ

ジャン「いってぇなwww」
ライナー「マルコ、ジャンはなんて言ってたんだ?www」

マルコ「あぁ、他人の幸s ジャン「バカバカバカ!!」バッ

マルコ「モガモガ」

コニー「マルコ!!ジャンの手を舐めてやれ!!舐めてやれ!!」

ジャン「よせよお前!!やめろよ!?」

ライナー「ペロコ!!ペロペロマルコ略してペロコだ!!www」

アルミン「あははははwwwお腹痛いwww」

ベルトルト「…。」

>>91わかる!
自分でss書いてそのあとこれ読んで、さぁ書くぞって思うと

何これ……って思う

――女子寮

ミカサ「zzz…zzz」フニュ

ミーナ「♪」ニコニコジー

ユミル「なにミカサを鑑賞してんだミーナ」

ミーナ「いや…なんか幸せそうな顔してるな~って♪」

ミーナ「ミカサは美人だから、笑顔だとこんなにも美人なのね♪」

ユミル「たしかに美人だな。ちなみにあそこにも女神が寝てるぜ」

クリスタ「ふぁzzz…zzz」

ミーナ「本当だ、可愛い♪」

クリスタ「んzzz…zzz」

ミーナ「あれ、急に顔が険しくなった…」

ユミル「…」

クリスタ「…zzz…パンツ…返してよぉ…zzz」

ミーナ「あ」

ユミル「ぶふっw」

ミーナ「笑い事じゃないよユミル、あなたがいけないんでしょ!」

ユミル「あれかw、私がクリスタのパンツを棒にかけて旗みたいに振り回しながらそこらじゅう駆け巡ったときの夢をみてるのかwww」

ミーナ「あれは酷かったw…」

ユミル「悪いことしちゃったなぁwww」

ミーナ「反省してないじゃんwww」

>>91



ユミル「犯されった人の♪名前もしらずに~♪」

エレン「そして、誰もいなくなっちまった」

ベルトルト「戦士……か………」

ライナー「………」



で、今書いてるのが
Fainal Dead Three-dimensional movement(進撃ss)です
スレタイの英語の間違いは気にしないでください


宣伝すみません…………

>>95
仲間!!!

ミス
>>92

>>98さんのもほとんど読みましたがすごくおもしろかったですよ!

>>100
ありがとう……

あと
エルヴィン「このような雲は見たことない………」
を入れ忘れてた


良スレ汚してすみません

>>1に期待

>>98

読んでるよそれ!

外野にドイツ語記入してたやつ

あたし

クリスタ「う…っ」

クリスタ「はぁっ…!」
ユミル「おいおい苦しそうだな…」

クリスタ「はっ!」パチクリ

ユミル「起きたかクリスタ…寝苦しそうだったぞ」

クリスタ「はぁ…はぁ…なんでもない…」

ユミル「汗ヤバイぞ大丈夫か?」

クリスタ「うん…」

クリスタ(気を抜いてた…あとちょっとで消えるとこだったよぉ…)

ミーナ「…水とってくる」

クリスタ「ありがとミーナ…」

ミーナ「はい」

クリスタ「んっ…ありがと」

ユミル「…お前なんか悪いもんでも食ったか?」

クリスタ「うーん、わかんないや」

ユミル「そうか、あんまり無理すんなよ明日の解散式…出なくてもいいんじゃないか?」

クリスタ「考えてみる。」
ーーーーー
ーーー

早朝

カルラ「うーん…はぁぁ」ノビノビ

カルラ「朝の目覚めなんて久しぶり…ん?」

カルラ「なにかしらこれ」スッ

カルラ(…紫色の花びら)
http://mobile.shingeki-kyojin.com/article/28418571/image?id=27546353&guid=ON

カルラ(あら、そこらじゅうに散ってる…)

カルラ(あとで教官に謝らないと…の前に片付けようかしら。)

ガチャ

ミカサ「おばさん!」バッ

カルラ「ミカサ!どうしたの!?」ナデナデ

ミカサ「よかったぁ…昨日のは夢じゃなかった!」ギュゥ

カルラ「ミカサ、夢じゃないわよ?」ギュゥ

エレン「母さん!!」

エレン「よかった、夢じゃない…」

カルラ「もう…二人して」ニコニコ

カルラ「ミカサ、今日の予定は?」

ミカサ「最終試験のあと解散式。そのあとは宴会。」

カルラ「そう、楽しみね」

エレン「それより母さん、この花びらなに?」

カルラ「母さんにもわからない、朝起きたら散らかってた。」

エレン「俺、ほうきって来る!」ダッ

ミカサ「私はちりとりを!」ダッ

カルラ「ふふっ二人とも変わらないわね…」


……
――母さん!アルミンが今日凄い話をしてくれたんだ!!

――おばさん、エレンに花冠をつくってあげたい
……

カルラ「…グス」ツー

エレン「母さん持ってきた…よ…」

ミカサ「…おばさん、どこか痛いの?」

カルラ「…うん、胸が…痛むの……」ポロポロ

エレン「母さん…」ギュッ

カルラ「グスッ…ありがとエレン、ささっ。掃除を済ましましょう♪」

ミカサ「うん!」
ーーーーー
ーーー

食堂

アルミン「エレーン!!ミカサー!!おばさーん!!ここ開けてるよ~」フリフリ

エレン「おう!!ありがとアルミン」






アルミン「正直自信ないよ最終試験…」

カルラ「アルミン、あなたならできるわよ。頑張って」ニコッ

アルミン「はい!」

サシャ「カルラおばさ~ん!」ズイズイ

カルラ「なにかしらサシャちゃん」

サシャ「見てください!この髪飾り!」キラキラ

カルラ「素敵ね~!!買ったの?」

サシャ「はい!ちょうどここに2個あるので一個あげます!」

カルラ「嬉しいわ~ありがとね♪」ニコニコ

サシャ「お揃いですね~♪」キャッキャッ

クリスタ「あ!サシャヅルイ~いつの間にカルラさんと仲良くしてる~っ」

カルラ「!!」

クリスタ「どうもカルラさん♪クリスタ・レンズです」ニコッ

カルラ「おはよう♪(女神が居た)」

サシャ「クリスタ!カルラさんと仲良くなるならパンを一個くださいな!!」

クリスタ「なんたる交換条件…」

カルラ「パンならあげるよサシャちゃん♪」ニコニコ

サシャ「うぉぉぉぉ聖母ぉぉ!!!!」ガバッ

エレン「うるせえよwww」

コニー「やっぱりエレンの母ちゃんすげえ美人だな」

ベルトルト「うん」

コニー「もしかしたらさ、エレンが女の子に生まれたらすげぇ可愛いんじゃねーの?」

ライナー「おぉお前天才だな!」

ベルトルト(ライナー…君は自分を見失ってないかい?…)

アニ「…。」

ミーナ「やっぱり元気ないねアニ」

アニ「別に…」

ミーナ「…。」

ーーー
ーー

――解散式終了後

ベルトルト「明日の昼…進撃するよ」

ライナー「…。」

アニ「…。」

ベルトルト「君たち、使命を忘れたの?」

ライナー「…。」

アニ「…。」

ベルトルト「…。」

ライナー「お前は強いな…ベルトルト。」

アニ「…私…もう、辛い…」

ベルトルト「アニ!」

アニ「…。」

ベルトルト「もう後にはひけないんだ…五年前のあの日から…」

アニ「…。」

ベルトルト「要件は言った。」

ベルトルト「返事は?」

アニ「…。」

ライナー「…。」

ベルトルト「…くっ…解散!!」

ーー

アニ「」スタスタ

アニ「!」

カルラ「さすが私の息子ね!5番で卒業なんて」ギュゥ

エレン「苦しいよ母さん///…」ニコニコ

ミカサ「おばさん私も誉めてほしい!!」

カルラ「ふふっ///ミカサは成績一番だけど家族の中でも一番甘えん坊なのね///」ナデナデ

ミカサ「へへっ///」ニコニコ

アニ「…っ!!」ズキッ

アニ(もうやだ…もうやだ…もう…)ダッ

クリスタ「アニ!?これから宴会だよ!?」

ユミル「なんだあいつ」

ーーーーー
ーーー

850年

トロスト区

ベルトルト(上には四班…大丈夫)

ベルトルト(現れて四班を吹き飛ばして壁を蹴破りすぐ逃げる…)

ベルトルト「アニ、作戦を開始する。できるだけ集めてきて」

アニ「…。」

ベルトルト「カルラさんは今訓練兵団施設で教官とお話してるんだよ。僕が教官を説得したんだ」
アニ「…。」

ベルトルト「…作戦開始」

アニ「」スタスタ

アニ(この壁の中には…)

アニ(あるんだろ?…あの笑顔が…あの幸せが…)


……
カルラ『ミカサ似合ってるわよ♪』ニコニコ

ミカサ『そんなに?』ニコニコ
……


ベルトルト「腹を括れ自分!」

ベルトルト「よし!」ガリッ

ピシャッ!!!!

ズドォォォォォン




エレン「はっ!?」

フシュゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!!!

超大型巨人(イケるな…誰も居ないし)

超大型巨人(勝った)


……
――目の前で母さんを食われたのは…ほんと辛かった。

――悔しかった…何もできなかったんだぜ?ほんと情けない…

――また、母さんに会えるのなら…巨人のことなんか忘れられるような日々にしたい

――母さん…

――あの日シガンシナには…俺と同じ苦しみを味わった人が一杯いるんだよな…

……


僕の目に写ったトロスト区は…
あの日のシガンシナのよう

恐怖に怯える子供たち…

赤ん坊を抱き抱え逃げる母親

みんなの恐怖に満ちた目が…僕を見つめる…


……

――また家族で集まって飯でも食いたい……

――巨人に知性があるなら…俺らの日常を返してほしい

……


ライナー(あいつ何やってんだ!?)

超大型巨人(…蹴れない…)

超大型巨人(僕に…この無数の平和を壊せる権力なんてあるのか…)

エレン「よう…」

超大型巨人(!エレン…)

エレン「五年振りだな」
超大型巨人(エレンやめてくれ!もう僕は負けた!助けてくれ!!)

パシュッ…ギュイィィン

超大型巨人(来るなっ!!)
ブォォッ

エレン(まずい!腕がっ!?)

超大型巨人(…。)

――
カルラ『エレン』ニコニコ
――

ピタッ

エレン(…止まった?…チャンスだ!!)パシュッ

超大型巨人(…人一人殺せないなんて…戦士失格だ…)

ライナー(あいつ何やってんだ!!)

女型の巨人(ベルトルト!!)

ライナー(くそ、俺が壁を壊しに行くか…)

ライナー(だがこの格好じゃ訓練兵と特定され…)

ライナー(そうだ!ジャケットを脱いで、顔に包帯を巻き付けて)

ライナー(よし行ける!!)ヌギヌギクルクル

パシュッ

ーー

超大型巨人(うわぁぁっ!!来ないで!!許してエレン!!)フシュゥゥゥゥゥゥゥッ

エレン「畜生熱いっ」

ピシャッ!!!!

ズシィン!!

エレン「鎧の巨人!?」

鎧の巨人「」コホー

超大型巨人(ライナー!!)

鎧の巨人「」ズシィンズシィンズシィンズシィンズシィン

超大型巨人(あとはライナーに任せよう…)フシュゥゥゥゥゥゥゥッ

ズシィンズシィンズシィン

ズドォォォォォン!!

コニー「壁に…穴を開けられた…」

エレン「どういうことだ…なんで壁内にいきなり…鎧の巨人が…」

フシュゥゥゥゥゥゥゥッ

ミーナ「うわっ凄まじい蒸気!!」

エレン「くそ、超大型を見失った……(いや…消えた?)」

鎧の巨人

エレン「くそ、待てよコラァァァッ!!!!!!!!」

鎧の巨人(やばいエレン!!)

エレン「ふっ!!」パキィィン

エレン「やっぱ刃が通らねーか…」

エレン「くそ…」

エレン「今日は見逃してやる!!…いつか…いつか絶対殺してやる」

鎧の巨人(…。)

ズシィンズシィンズシィンズシィンズシィンズシィンズシィンズシィンズシィン

エレン(あの鎧と超大型…知性があるみたいだ…)

ごめんみんな

おいらが宣伝させた

ーーーーー
ーーー

ドドン…ズシンズシン


一般人「こんなところまで…砲声や足音が…」

一般人「いま駐屯兵団と訓練兵団が巨人を足止めしてる…」

カルラ「…っ!?」

一般人「だが駐屯兵団や訓練兵団は実戦経験無しだろ?」

ドドン…ドン…

カルラ(あの砲声のむこうで…エレンとミカサが…)ガクッ

カルラ「……エレン…ミカサ…アルミン…みんな…どうか生きていて」ツー
キース教官「今は彼らが無事に帰ってくることを祈りましょう」

ーーーー
ーーー
ーー

――感情的に動いちゃだめよエレン

――わかってるよ母さん…
――
エレン「トーマス!!!!」

アルミン「落ち着いてエレン!!」

エレン「くっ…あぁ落ち着いてる…落ち着いてるさ……」

エレン「必ず…帰るって母さんに約束したし…」

ミーナ「どうするのエレン…」

エレン「お前らは索敵を頼む…アルミンは索敵から受け取った情報元に俺とミリウスに指示をしてくれ…」

ミリウス「俺!?…」

エレン「あぁそうだ…巨人相手に一対一では敵わない…」

ミリウス「でも俺…」

エレン「囮をして気をひくだけで構わない…巨人のうなじは…」

シャキィン!!

エレン「俺がもってく…」

エレン「34班再出撃!!」パシュッ

アルミン「了解…」パシュッ

ミーナ「…。」

ナック「…。」

ミリウス「…。」

エレン「何やってんだお前ら!!!!早く来い!!」

ミーナ「トーマス…。」パシュッ

ナック「くそ…」パシュッ

ミリウス「ちくしょう…ちくしょう…ちくしょうちくしょう!!!!!!」パシュッ

エレン(冷静になるんだ俺…母さんが言ってたことだ…)

エレン(さっきも仲間が食われたとき…怒りで行動しそうになったが…)

エレン(単騎行動は死に繋がる…)

エレン(冷静に…)

ナック「右前方に3メートル級!!!!」

アルミン「ミリウスはそのまま直進!!エレンは低空で侵入!!ミーナはエレンについてって策敵!!」
ミリウス「くっ…了解」
ミーナ「了解!!」

エレン「了解!!」

ギュイィィン

3㍍級「」ドッ

ミリウス「くっ!!」

ズドォォォォォン

ミリウス「なんとか避けきった…」

エレン「くたばれぇぇあっ!!!!!!!!」スパッ!!

エレン「くそ!!浅い!!もう一度!!」

ザシュ!!

エレン「よっしゃ!!」

ミリウス「すげぇ…」

アルミン「後方から10級!!突っ込んでくる!!」

エレン(母さん…必ず帰ってくるからね…)

エレン「いくぞミリウス!!!!!!」

ーーーーー
ーーー

イアン「アッカーマン!!そっちに7㍍級が行ったぞ!!」

ミカサ「了解です!!」パシュッ

ザクッ!!!!

ミカサ「エレン…おばさん…必ず帰るから…」


ミカサ「ふっ!!」ザクッ

――ミカサ、母さんはあなたを誇りに思うよ

ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

――私は瓦礫に挟まれて…

――足も潰されて…

――でも二人は私を助けようとした…

俺が担いで逃げるよ!!!!――

どうして最後まで言うこと聞いてくれないのっ!!!?――

――もちろん怒ったわ…でも…

――半分嬉しかった…

エレン「ミーナ!!避けろ!!!!!!」パシュッ

――本当は最後までいてほしかった…

――本当は死ぬ前に二人を抱き締めたかった…

――でも…二人を天国に連れていくわけにはいかない。

ハンネス「撃てぇぇぇっ!!!!!!」

ズドドドドォォォン!!!!

――そこへハンネスが来てくれたの。

ミカサ「イアン班長前方の班が!!!!」
~~~
エレン「討伐数3体目」

――二人を助けてくれた…

――…。

行かないで…――

――ねぇ、キースさん

キース教官「なんだ」

カルラ「あの子達…生きて帰って来ますか?」

キース教官「…。」

キース教官「彼らは強い力を持っている…その力で這い上がってくることを祈ろう…今はそれだけでいいでしょう…」

カルラ「……はい。」

~~~~~~~

アルミン「まずい…巨人が集まってきた…」

ミーナ「ナック!!!!!!!!」

ナック「うわぁぁぁ バクッ

エレン「くそっ」

アルミン「エレンこれ以上は無理だ!後方に撤退しよう!!!!!!」

エレン「34班撤退!!」

アルミン「逃げるよ二人とも!!」

ミーナ「うん!!」

エレン「ミーナ危ない!!!!!!!!」ドンッ

ミーナ「きゃぁっ!!!!!!」

10㍍級「」ガブッ

アルミン「エレン!!!!!!!!」

10㍍級「」ごっくん

アルミン「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

ミーナ「そんな………」

アルミン(エレンが…エレンが…エレンが…エレンが…)

――冷静になろう…

アルミン(……………。)

――敵を目の前にして混乱するのは命とりよ?エレン

――わかってるよ母さん…

アルミン(冷静に…)

アルミン「後衛まで逃げるよミーナ!!!!!!!!」

ミーナ「グス……うん…」ポロポロ

アルミン「」パシュッギュイィィン

ミーナ「」ポロポロパシュッギュイィィン

ミーナ(なに泣いてんだろ私…涙でちゃんと目が見えないじゃない…)パシュッ

カンッ!!

ミーナ(バカ…あたし鉄骨にアンカーを…)グラッ

ドサッ

アルミン「ミーナ!!!!!!!!!!」

5㍍級「」ドドドドドド!!!!!!

アルミン「5㍍級が突っ込んでくる…逃げて!!!!!!ミーナ!!!!!!!!!!」

ズドォォォォ…

アルミン「……くっ」

アルミン「…!」

3㍍級

10㍍級

10㍍級

アルミン(……囲まれた…)ガクッ

ズシン…ズシン…ズシン…ズシン…

アルミン(もう…駄目だ…)

アルミン(……カルラおばさんは天国から来たんだっけ…)

ズシン…ズシン…ズシン…ズシン…

ガシッ

アルミン(今行くよ…エレン…)

ミカサ「」ザクッ…

アルミン(ミカサ!!!!?なぜここに…)

ミカサ「アルミン!!撤退の鐘がなった。撤退を支援す……………」

アルミン「…ごめん。」

ミカサ「……………。」

アルミン「エレンは…仲間の身代わりに…でもその仲間も………ごめん…僕だけ生きてて…」

ミカサ「…いえ、アルミンだけでも助かってよかった…」

アルミン「エレン…かなり巨人を討伐してた…」

ミカサ「そう…」

ミカサ「…あそこにみんな集まっている…行こうアルミン…」

アルミン「……うん。」

ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

3日後

カルラ「キース教官…子供たちは?」

キース教官「104期には何人か死傷者が出ているがエレン・イェーガ、ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトは無事だ…」

カルラ「そう…(子供たちは無事だけど…友達を失って辛いんでしょうね…)」

カルラ「…っゴホッ」

カルラ「!?」

http://mobile.shingeki-kyojin.com/article/28418571/image?id=27546353&guid=ON

カルラ「またこれ…」

若手教官「なんですかその花びら!?」

カルラ「……私にもわからない…」

~~~~~~
火葬場

メキメキメラメラ…

コニー「うぐっ…ヒック…」ポロポロ

クリスタ「ごほっごほ…」

ユミル「大丈夫かクリスタ。…感染症か?」

クリスタ「ううん…違う…」

ジャン「…。」グッ

ベルトルト「…。」

ライナー(なんでここに居るんだ…俺…)

コニー「グス…うぅ…」ポロポロ

ライナー(ここにいていいのか…俺)

――俺が壁を壊す!!

ライナー(なんで被害者たちと居るんだ…)

アニ「…。」

――アニ『ごめんなさい…』

アニ「ミーナ…」ボソ

ライナー「…。」

――アニのパーカー超可愛いじゃん!

――憲兵団いっちゃうんでしょ?私は無理そうだしエレンと同じ調査兵団にいくよ。

――大丈夫!壁外にいようとどんなに離れてようとアニは私の最高の友達だよ♪

――ミーナ『アニ!ご飯一緒に食べよ♪』ニコッ

アニ「…。」ツー

ライナー(ミーナと仲良かったもんな…)

ライナー(俺が…この悲劇を生んだ…)

――エレン『さすがライナーニキだぜ!!』
なんだライナーニキってwwwやめろよエレンw――
――トーマス『ライナーには感謝してる。』ニカッ
いいってこんくらい――
――コニー『こいつは俺の友達のルイス。こいつの本を一緒に探してくれねーか?』
いいぜ――
――ナック『恩に着るぜライナー!!』
いいって俺たち仲間だろ?――
――ルイス『やっぱりライナーは一番信頼できるよ!』
おうこれからもよろしくな!――

コニー「ヒック…ルイス…なんで死ぬんだよぉ…」ポロポロ

ライナー「…。」

――信頼できるよ!

ライナー(結局俺はみんなを裏切ったのか…。)

ジャン「お前ら…所属兵科は何にするか決めたか…?」

ライナー「!」

ジャン「俺は決めたぞ…」

ジャン「俺は…」

ジャン「俺は…くっ…調査兵団になる!」ポロポロ

ライナー「…。」

ジャン「うぐぅっ…グス」ポロポロ

ライナー「…。」

――マルコ『君は頼りになるよライナー』

――マルコ『もし僕が…憲兵団にいけなくなったりしてジャンと離れ離れになったら…』

――マルコ『ジャンのことはよろしくね。』

ライナー(マルコ…そりゃ無理な頼みだ…)

ライナー(俺は…お前らに信頼されるほどのやつでもねぇ)

ライナー(エレンの母ちゃんの仇の仲間)

ライナー(ここに燃やされてる奴らの仇…)

ライナー(俺は最低最悪のぺてん師だ…)ガクッ

ーーー
ーー

就寝時間10分前

駐屯兵「3日前から働きづめで疲れてるだろう…仲間のことも残念だった…」

駐屯兵「今日は充分に寝なさい。明後日の所属兵科決めにも備えるように。」

ユミル「…。」

クリスタ「ユミル…私ちょっと用事あるから!」

ユミル「どこいくんだ…おーい!!…」

ユミル「いっちまいやがった…」

――――
教官室

コンコン

キース教官「レンズか…どうした。」

クリスタ「あの、カルラさんにお話したいことがあって…」

キース教官「エレンのことか?それは機密扱いだぞ」

クリスタ「違います。」

キース教官「ならいいんだ…今カルラさんは医務室にいる」

クリスタ「どうかなさったんですか?」

キース教官「あぁ、よくわからんが…今日カルラさんが紫色の花びらを吐き出してな…」

クリスタ(やっぱり…)

キース教官「まぁ、会話もほどほどに済ませて今日は寝とけレンズ」

クリスタ「はっ!」

クリスタ「失礼します。」

クリスタ(まだ耐えられるけど…そろそろ切れそう…)

――早く見たいわ…調査兵団の制服姿のエレンとミカサ…

クリスタ(カルラさん…あなたの願い実現させてみせます。)

エレン生きてんの?

――医務室

クリスタ「カルラさん!!!!」

カルラ「クリスタさん!?」

クリスタ「カルラさん…体大丈夫ですか?」

カルラ「えぇ…でもさっき花びらが…」

クリスタ「わかってます」

カルラ「クリスタさんこれは一体?」

クリスタ「…別れの……兆候です。」

カルラ「それじゃ!」

クリスタ「安心してください。あと数日は耐えます。」

カルラ「…お願いします。トロスト区奪還からまだエレンとミカサにはまだ会ってない…二人の制服もまだ…」

クリスタ「…必ず耐えます。」

>>153

もちろん巨人化して助かったよ

キース教官の言う『機密扱い』はエレンの巨人化能力の話だよ

凄く切なくなるな。乙。

ーーーーー
ーーー

翌日

審議所

ダリス「…書類はこれで全部だな。」

兵士「はい」

ダリス「ではイェーガーを迎えに行ってくれ」

兵士「はっ!!」

ハンジ「行こうミケ」

ミケ「あぁ」

バタン

モブ「巨人になれるガキとやらの面を拝もうじゃないか。」

憲兵「面なんか関係ない。殺すまでだ。」

ミカサ「」ジー

モブ「うわ…あの女みろ…睨んできてやがる…」

アルミン「やめてよミカサ、喧嘩しに来たんじゃないんだから…」

ミカサ「エレンは死なせない…カルラおばさんと約束した」

アルミン「…。」

アルミン「うん。」

アルミン「僕も…」

ミカサ「…。」

アルミン「僕もなんとしてもエレンを守りたい。カルラさんに会わせたい。」
ーーーーーーーーー
ーーーーー

ユミル「おい…クリスタ!!」

クリスタ「へ?…なに?ユミル」

ユミル「なんか…お前疲れてないか?」

クリスタ「んー…そうかな?」

ユミル「さっきからあくびしまくってるしよお。」

クリスタ「そう…ちょっとまだ心が癒えなくて寝不足なのかも……。」

ユミル「…そうか。」

ライナー「…。」

ベルトルト「ライナー…ごめん…僕が…」

ライナー「気にすんな…」

ベルトルト「君に…こんな…僕がヘタレだから…」

ライナー「いいって…」

ライナー「一番辛いのは俺じゃないだろ…」

ライナー(アニ…)

モブ「ねぇ、レオンハートさん見なかった?」

サシャ「…アニのことですか?見てないですけど…どうかしたんですか?」

>>157

ここから酷い描写入るからぬ…

文字を元に想像しちゃあかんぬ

モブ「今朝起きたらレオンハートさんのベッドに血痕があってね…」

ライナー「!」

ベルトルト「!」

モブ「昨日の夜レオンハートさん凄い泣いてたでしょ…なんか今朝レオンハートさんの腕見たら切り傷多くて……」

モブ「救急箱借りてきたの……」

ライナー「…ベルトルト」

ベルトルト「うん…」ガタッ

ーーーーーーー
ー訓練所野原
ーーーーー
ーーーー
アニ「……」ツー

――ママぁぁぁぁ゛


アニ「また傷口が塞がってる…」

アニ「…っ」ジャキッ

シャッシャッ

アニ「くっ…」シュゥゥゥゥ

アニ「なんで治るのっ!!!!」シャッシャッシャッ

アニ「なんで…なんで…グスッ」シャッシャッシャッシュゥゥゥゥ

アニ「なんでぇ…ヒック」ポロポロ

ベルトルト「アニ!!!!!!」

ライナー「ハサミを捨てろアニ」


ライナー「なにやってんだよアニ…」

アニ「ごめん…ライナー…ベルトルト…もう私、戦士として戦えない…」

ライナー「……ミーナの件は残念だった」

アニ「ミーナだけじゃない!!!!!」


……
………
トロスト区

巨人侵入から40分後

駐屯兵「ここの区域の住民は避難が遅れてる!!全力で援護せよ!!!!」

アニ(私がやったこと…私が巨人を招き入れた……私が…)

アニ「っ!!」ザシュ!!

アニ(いや…私は戦士だ…)

アニ(…目的のために人を殺すのは当たり前…)

アニ「!」

15㍍級「ウアァウ…」ガシッ

女性「逃げてお願いよ!!!!!!」

幼児(3歳)「やだぁぁぁ゛」ポロポロ

アニ「…!!」

15㍍級「アァウ」ガブッ

女性「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」ボキッブチッ

女性(上半身)「」ボトッ

アニ「…イヤ…」ガクガク

女性(上半身)「」

幼児(3歳)「うあ゛ぁぁぁぁぁ゛ママああぁぁぁ゛」テトテト

女性(上半身)「」

幼児(3歳)「ママぁぁぁ゛うあ゛ぁぁぁぁぁ゛」ギュッポロポロ

――エレン『目の前で食われたんだ…なにもできなかった…』

アニ「こんなはずじゃ……」ガクガク

幼児(3歳)「う゛ぁぁぁぁぁ゛」ポロポロ

~その子…上半身だけになった母親を抱き締めて泣いてた…

駐屯兵「こっちに来て!!」

幼児(3歳)「イヤ゛ぁぁぁ゛ママぁぁぁ゛」ギュゥポロポロ

駐屯兵「ママを離しなさい!!!!」

幼児(3歳)「う゛ぁぁぁぁぁ゛ぁぁ゛」ポロポロ

15㍍級「」クルッ

駐屯兵「…っ!?」

アニ「巨人が!!!!」

幼児(3歳)「うぇぇぇっうわぁぁぁぁぁん゛」ポロポロ

駐屯兵「…ママはもう疲れてるのよ…寝かしてあげなさい…」

幼児(3歳)「あ゛ぁぁぁぁぁん」ポロポロ

駐屯兵「…。」グイッ

幼児(3歳)「ママ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ゛!!!!!!」ポロポロジタバタ

駐屯兵「レオンハート!!援護!!!!」

アニ「…はい」パシュッ

…………
……

アニ「私たち…沢山の子に…ヒック…エレンと同じような経験を……」ポロポロ

――カルラ『大きくなったね』ニコッ

――女性『大きくなったね』ニコッ

アニ「未来を…幸せを…グスッ…」ポロポロ

アニ「奪っちゃった…」ポロポロ

ライナー「…。」

ベルトルト「…。」

休憩しまする

女性と幼児のシーン書いてたらホームフロントの虐殺シーン思い出して涙が…

コレ↓の05分40秒から06分00秒(´;ω;`)
http://m.youtube.com/watch?v=LXYig9pupf4&guid=&client=mv-google&gl=JP&hl=ja




>>170とか普通にしてたら涙なんて出ないのに
このss見てからは子供系はダメんなっちまった………

>>171

自分のSSで泣いたの初めて


続ける
 ̄ ̄ ̄

ライナー「だからって…自分を傷つけてなんになるんだよ」

アニ「…グスン…。」ポロポロ

ベルトルト「アニはもう疲れてるんだよ…」

ベルトルト「さぁ、もう戻ろう…」

アニ「……うっ…うん」ポロポロ

再開する

レスしてくれた人ありがとう。

遠慮無くじゃんじゃんしてくれると私も嬉しいよ。

ーーーーー
ーーー

審議所

商会の人「見ろあの眼を!!人殺しの眼だ!!」

商会の人「さすが人殺しだ…」

エレン「…!!」

リヴァイ「ちっ…豚どもめ」

ニック司祭「だから言っただろうに!!!!」

ニック司祭「こいつは神から授かった壁を欺いた害虫だと!!」

ダリス「口を慎めと言っているニック殿」

リヴァイ「お前ら宗教は自分を信じるものだけが助かると言っているが、」

ウォール教「黙れ!!」

リヴァイ「お前らを信じたやつも今回の襲撃で亡くなった人に含まれてるぞ」

ニック司祭「…」

リヴァイ「お前らを信じたやつが助かるのか?あ?」

リヴァイ「誰が穴を塞いだと思ってる」

ウォール教「うるさい!!」

リヴァイ「俺たち兵士が戦ってる間テメーらなにしてた、祈ってたのか?あ?」

駐屯兵「そうだぞ!!」

リヴァイ「神が俺たち人類を助けるんじゃねぇ。武力が人類を助けるんだ」

リヴァイ「だから武力が、そこのガキが必要なんだ。」

駐屯兵A「そうだ!!そうだ」

駐屯兵B「その通りだ!!」
マッタクダ!!オマエラジャネーゾカベヲフサイダノハ!!!!

ウォール教「黙れ!!貴様らが壁外遠征で無事に帰って来られるのは、」

ウォール教「我々が日々貴様のために祈ってやってるからだぞ!!!!」

調査兵「くだらない!!」

駐屯兵「言い逃れだ!!!!」

リコ「こんな…巨人も見たことない奴らを相手にするのは時間の無駄だ」

ミカサ「全くです。」

ダンダン!!

ダリス「静まらんか。」

ダリス「今は人類存亡の危機。人類を守る立場にある我々がでここで荒れてどうする。」

ナイル「くっ…。」

ニック司祭「…。」

エレン(こんな…こんな腰抜けども相手にここに連れてこられたのか…俺は…)

エレン(…早く…早く母さんに会いたい…。)

ダリス「イェーガー、何か公言したいことはあるかね」

エレン「…。」

エルヴィン「…。」コクッ

エレン「…。」

エレン「…はい。」

ダリス「どっちにだ、右翼側にか左翼側にか」

※ダリス総統から見ての右左翼

エレン「左翼にです。」
ナイル「…。」

ちょこっと豆知識

※右翼、左翼の由来

フランス革命後、

保守派と急進派ジャコバン党が議会で議長席から見て左右の席に分かれたのが由来


右方の席を保守派が占め(後の右翼)

左方の席を急進派ジャコバン党が占めた。(後の左翼)

この審議会はその議会に似てると思ったので


調査兵団と駐屯兵団の席を右翼とし

憲兵団とウォール教と商会の席を左翼とします。

エレン「あなた方左翼は…巨人も見たことないくせに一体…」


エレン「一体なにが恐いんですか?」


エレン「いつも内地に引きこもり…税で遊び…」
憲兵「なっ…」


エレン「他人の死に目を向けずただただ肥え」

商会の人「こいつ…」


エレン「理想論だけ並べ…兵士に圧力を加え…」

ニック司祭「…くっ」

エレン(これ以上…言っちゃまずいか…)

――カルラ『帰ってきてね』

エレン(いや言ってやる)

エレン「力を持ってる人が戦わなくてどうするんですか…」

エレン「生きるために戦うのが恐いっていうなら力を貸してくださいよ…」

エレン「この腰抜けどもめ…」

エレン「いいから黙って!!」

エレン「全部俺に投資しろ!!!!!!!!!!」






商会の人「…。」


ナイル「…構えろ!!」

憲兵「…はっ!!」

ジャキ

エレン「っ!?(まずい!!)」

リヴァイ「ふっ!!!!」ドゴッ!!

エレン「ぶふっ!!!?」

ポロッ…カッ

エレン(…歯?)

リヴァイ「」ドガッ!!


バキッ…ドッ!!

ミカサ「~~~~!!!?」

ミカサ「」バッ

アルミン「ミカサ待って!!」

ミカサ「!?」


ドゴッ!!!!!!

エレン「…ふぅっ…っ!!!?」ドッ

リヴァイ「コレは持論だが……」


リヴァイ「躾に一番効くのは痛みだと思う。」ドッ

エレン「あぐっ!?」ゴッ

リヴァイ「屈んでるしちょうど蹴りやすいしな」バゴッ

バキッ!!ゴッ!!


ナイル「…っ…まてリヴァイ」

リヴァイ「なんだ」

ナイル「やめとけ、そいつか恨みを買って巨人化したらどうするんだ」

エレン「フーッ…フーッ…」グググッ

リヴァイ「何を言ってる」ガシッ

エレン「うぅっ…」

リヴァイ「お前らこいつを解剖するんだろ?」

ーーーーー
ーーー

サシャ「ご飯ですよカルラおばさん!」

カルラ「あら、もうそんな時間?」

サシャ「はい♪行きましょ行きましょ♪」

カルラ「そうね!!行きましょう♪」ニコ



サシャ(………ミカサ達が居ない今、私が元気付けないと…)

ヒラッ…

サシャ(?)キャッチ

サシャ「カルラおばさん!服に花びら付いていましたよ?」

カルラ「!!」

カルラ「あ…あらそう♪綺麗な花びらね♪」ニコニコ

サシャ「カルラおばさんみたいで綺麗です♪」


カルラ「嬉しいわサシャ♪」ナデナデ

サシャ「むふふふ♪」

~~~~~~~~~~
食堂

ユミル「お前本当に大丈夫か!?」

クリスタ「えぇ…平気よ」

ユミル「目の下の隅酷くなってるぞ!!!!」

クリスタ「…そう?」

ユミル「あぁ。……お前ちゃんと寝てるのか?」

クリスタ「寝てるわよ………」

ユミル「…ふーん………。…ほら、私のパンやるから元気出せ」ヒョイ

クリスタ「……ふふ…ありがとユミル」

ユミル「あ、カルラさん!こっち空いてますぜ」フリフリ

カルラ「ありがとねユミルちゃん♪」

サシャ「空けてくれたんですねユミル♪」

ユミル「あぁ♪」

サシャ「クリスタ!どうしたんですかその隅!!」

クリスタ「これは…ちょっとね…」

ユミル「…んー、まぁこいつはまだ癒えないみたいなんだ。すこしそっとしといてやってくれ。」

サシャ「…はい」

カルラ「クリスタちゃん大丈夫?あんまり…」

カルラ「無理しないでね」ニコッ

クリスタ「!」

カルラ「」ツー

クリスタ「…。」




クリスタ「いえ、まだまだ頑張ります♪」ニコッ

ユミル「?」

サシャ「?」

ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

エレンはリヴァイ班の監視下に置かれ

審議所以来会ってない…
情報の公表の許可が降りた日
僕とミカサはカルラおばさんに全てを話した。

カルラおばさんは泣きながら僕たちに「さよなら」を言った。

どうやら女神様の力もそろそろ限界に近づき、カルラおばさんをこの世に留めて置くのがキツイらしい。

最後の別れも近い。

なぜエレンはいない。

そして今日

僕らは調査兵団に配属した。

女神様はまだ頑張っているようだ。

カルラおばさんはいまだ健在中


カルラ「早くあなた達の制服姿を見たいわ」ニコニコ

エレンはリヴァイ班の監視下に置かれ

審議所以来会ってない…
情報の公表の許可が降りた日
僕とミカサはカルラおばさんに全てを話した。

カルラおばさんは泣きながら僕たちに「さよなら」を言った。

どうやら女神様の力もそろそろ限界に近づき、カルラおばさんをこの世に留めて置くのがキツイらしい。

最後の別れも近い。

なぜエレンはいない。

そして今日

僕らは調査兵団に配属した。

女神様はまだ頑張っているようだ。

カルラおばさんはいまだ健在中


カルラ「早くあなた達の制服姿を見たいわ」ニコニコ

連投ミス

すまんぬ

アルミン「もうすぐ制服が届くんだ」

ミカサ「ところでカルラおばさん」

カルラ「何?」

ミカサ「ここ調査兵団支部施設だけど入っていいの?」

カルラ「えぇ、キース教官が訳を説明してくれたから。」

ミカサ「…でもエレンが居ない」

アルミン「…。」

カルラ「……いいのよ♪」ニコッ

カルラ「ミカサだけでも制服姿が見れれば…」

ユミル「なぁ…」

クリスタ「………」

ユミル「なぁお前、大丈夫か本当に…」

クリスタ「…大丈夫」

ユミル「………。」

クリスタ「…大丈夫よ…大丈夫。…えぇ大丈夫よ……」クラッ


カルラ「ふふ…そうねアルミン」ピラ

カルラ「!!」

カルラ(また花びらが…)

クリスタ(…気をしっかり!クリスタ!…カルラさんに……制服姿を見せるんでしょ!!!!)ペチペチ

レスありがと

夜遅いから見てくれてる人あんまり居ないかと思ってた

もうすぐラストスパートよ頑張れ自分


あとピクシブの妖精の力を借りてこようと思う

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー

旧調査兵団支部

エレン(母さん…まだ…居るかな…)

オルオ「おい」

エレン(あれからミカサにも会ってない……。…母さんにさようならを言うの、忘れた……)

オルオ「おい!!」

エレン「…!!は、はい!!」

オルオ「ボケっとしてんな!乗馬訓練の時間だぜクソガキ」

エレン「す、すみません!!」アセアセ

オルオ「…ったく」

オルオ「…。」チラ

エレン「」シュン

オルオ「はぁ…。」



オルオ「おいガキ」

エレン「はい」

オルオ「…なんだ、悩みでもあんのか」

エレン「あ…いえ、ありません!」

オルオ「…今は訓練中だ。考え事するな。」

エレン「はい」

オルオ「…でかい悩みなら別だ」

エレン「…はい?」

オルオ「見るからにでかい悩みを抱えてんじゃねーかお前。」

エレン「…。」

オルオ「遠慮なく言ってみろ」

エレン「…。」




エレン「その…母親が…わけあって…もうすぐ亡くなるんです…」

オルオ「…病気か」

エレン「いえ、違います…その、言っても信じないと思いますが…」

オルオ「…言ってみな」

エレン「母親は…一度巨人に殺されたのですが……神様の慈悲により、その…数日間だけ…この世に…」

オルオ「生き返った母親の息子ってお前だったか」

エレン「…知ってるんですか?」

オルオ「噂で聞いた。」

エレン「…それだけです」

オルオ「馬鹿野郎!!!!」

エレン「」ビクッ

オルオ「なんで早く言わねーんだテメー!!!!」

オルオ「会いに行ってやれよ、母親に。」

エレン「でも、俺は人類の」

オルオ「お前はまだガキだろ!?ガキが母親に会いに行かなくてどうするんだ。」

オルオ「来い!!兵長の所に行くぞ!!!!」

エレン「…はい!!!!!!」



リヴァイ「あの噂の…」
エルヴィン「へぇ、君だったか。」

エレン「はい!」

オルオ「どうか、今日の予定を全て白紙にして貰えませんでしょうか!!!?」

エレン「母親は、俺のこの制服姿を見たがっていました!!…どうか見せてやりたいんです。」

リヴァイ「…馬の用意をしろ。急ぐぞ」

オルオ「…はい!!行くぞエレン」

エレン「はい!兵長、ありがとうございます!!!!」パァ

リヴァイ「あぁ、エルヴィン俺たちも行くぞ」

エルヴィン「あぁ」

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー


調査兵団支部


憲兵「まったくよ、食料の肉が無くなったからってなんで俺たちが調査しなきゃならねーんだ…」

憲兵2「ったくだよ畜生…行くぞ新入り」

アニ「はい。」

……
………
サシャ『蒸かした芋です!』
………
……

アニ(まさかあいつ…)

調査兵「来てくれたか、早速だが盗まれた肉はハム0・5㌘…これが記録用紙だ…はい」


憲兵「俺とお前は食料の調査、おい新入り」

アニ「はい」

憲兵「お前は…そうだな適当に見回ってこい」

アニ「はい」

憲兵2「早速案内してくれ」

調査兵「こっちだ」






アニ「…。」

アニ「…。」スタスタ

アニ(ライナーとベルトルト以外には誰にも会いたくない…)

アニ「!」

ユミル「…。」スタスタ

ユミル「アニ!」

アニ「ユミル…背中に背負ってるのはクリスタ?」

クリスタ「」フリフリ…

アニ「どうしたんだい、かなりやつれてるじゃないか」

ユミル「このバカ食堂で吐きやがってよ…」

カルラ「ユミルちゃん!」

ユミル「カルラおばさん!」

アニ「!!!?」ビクッ

カルラ「あ!アニちゃん!!」

アニ「…どうも」

カルラ「久しぶりね♪すっかり憲兵団じゃない、似合ってるわよ?」

アニ「あ…ありがとう…」プルプル

カルラ「…クリスタちゃん大丈夫?」ヒラヒラ

アニ(花びら…?)

クリスタ「うん…」

カルラ「水持ってきたわよ、あんまり無理しないでね…」

クリスタ「…ありがと」

クリスタ「ユミル…もう、歩ける…」

ユミル「そうか?」スッ

クリスタ「ありがとユミル……」フラフラ

ネス「新兵集合!!!!制服が届いたぞ!!」

カルラ「!」

ユミル「やっとか…行くぞクリスタ」

クリスタ「うん…」

ーーーーー
ーーー






ミカサ「どう?カルラおばさん」

カルラ「素敵よミカサ、『自由の翼』だっけ?」

ミカサ「そう、調査兵団のマーク。」

カルラ「かっこいいわね…良かった、娘の制服姿を見れるなんて…」ツー

ミカサ「……エレン…」

カルラ「…エレンのも見たかったわ……」


ネス「おい大丈夫かお前」

クリスタ「え、えぇ…」

ユミル「あんまり歩き回るな…そこに座ってろ…」

パカラッパカラッパカラッ

クリスタ「!!!!」

ユミル「お前!!!!」

エレン「ユミル!!母さんはどこ!?」

ユミル「エレン!!おまえの母さんならあそこだ!!!!」



アルミン「カルラおばさん!!エレンが!帰ってきてた!!」

アニ「!?」

ミカサ「エレン!!!!」

カルラ「…エレンかい!?」

エレン「母さん…」

リヴァイ「行ってこいエレン」

エレン「母さん!!!!」タッタッタ

カルラ「エレン!!!!」タッタッタ

エレン「母さん…会いたかった…」ギュッ

カルラ「母さんもよ…」ギュッ



ライナー「…。」

ベルトルト「…。」


ミカサ「エレン!!」

エレン「ミカサ!!制服届いたんだな!!」

カルラ「二人とも似合ってるわよ!」

エレン「はは、ありがとう///」


アニ「良かったね…エレン」

カルラ「そうだエレン、お前の班はどこだい?」
エレン「!」バッ

エレン「調査兵団特別作戦班、リヴァイ班に所属しています!!」バッ





カルラ「エレン」ニコニコ

カルラ「…立派になったわね」ナデナデ

エレン「頑張ったぜ、母さん」ニコニコ




オルオ「グスッ……」ポロポロ

ペトラ「…泣いちゃって…オルオも優しいとこあるじゃん」

オルオ「何言ってる、俺は優しさの塊だ」ポロポロ

クリスタ(良かった……)

クリスタ(幸せそうな三人…やっぱり家族ね…)ニコニコhttp://m.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=37398820&PHPSESSID=00791b5a7e6ef1d8b996c08ef5c356d6&guid=ON



そしてクリスタは力尽きる…


再開時刻予定

午後01:00~05:00


訂正:

×0・5㌘

○0・5㌔㌘


私は泣いたよあの画像

画像の張りかたわからない



クリスタの力も尽きる

オリジナルじゃないと思うけどimgurのなら知ってるんだけどな

>>232

なんぞやそれ

――そしてクリスタの力も尽きる…




ネス「よし!立体機動装置を装備!!」

ジャン「ベルトルト!ガスを持ってきてくれ」ガチャ

ベルトルト「わかった」

ガチャガチャカチリ

アニ「先輩遅い…」

調査兵「君んとこの先輩方迷ってるのか?」

アニ「わからない」

アニ「………。」

クリスタ「…。」カタカタ

アニ「…クリスタ」

クリスタ「…なに?」カタカタ

アニ「手が震えて上手く連結できてないじゃないか…手伝うよ。」

クリスタ「……。」カタカタ


エレン「ここからガスを入れるんだよ」

カルラ「ちょっと入れてるとこ見せて」ニコニコ

ミカサ「おばさん、私が見せる」ズイ

カルラ「押さないでよミカサ…」ニコニコ






<ミカサ!オレダッテウマクミセラレルヨ!!
クリスタ「アニ…」

アニ「なんだい?」

アニ「!!」

クリスタ「もう…」ウルウル

クリスタ「……もう疲れたよぉ…」ウルウル

アニ「…あんた…」

クリスタ「」ドサ…

アニ「クリスタ!?クリスタ!!!!」

ユミル「!!!!!?」

ユミル「クリスタ!!!!」

カルラ「!!!?」

エレン「?」

ミカサ「?」


クリスタ「うぅ…」グター

カルラ(…終わった……)

エレン「クリスタ?大丈夫か!!」

ネス「大丈夫かレンズ!」

ペトラ「…っ!!!?エレン!!」

エレン「!」

ペトラ「お母さんが!!!!」

カルラ「…。」ヒラヒラヒラ…


ミカサ「…おばさん?…なに……そのたくさんの花びら…」

エレン「…母さん?…」

アニ「!!!??」

クリスタ「…」ポロポロ

サシャ「…カルラおばさん?」

ジャン「…!」

ライナー「!」

ベルトルト「…」

ユミル「…。」

カルラ「…ごめんね二人とも、母さんは…グスッ」ポロポロ

カルラ「母さんはもう帰らなきゃならないんだ…」

カルラ「…天国に。」



ミカサ「…!」

エレン「……そんな…」

エレン「嘘だよな…母さん……」

カルラ「……。」ポロポロ

クリスタ「うぅっ…」ポロポロ

ミカサ「…。」

ミカサ「……クリスタ」

カルラ「…!」

ミカサ「クリスタが…おばさん関係してるんでしょ?」

クリスタ「…うぐっ…ヒック…」ポロポロ

エレン「…クリスタ!!!!…頼む!なにか知ってんだろ?…まさか…母さんが…なぁ…」

カルラ「…クリスタちゃんは…神様と交渉してくれたのよ?…自分のスタミナを捧げる代わりに……私を…」

ユミル「…クリスタ」

エレン「…じゃあ、お…俺が今度は…神様に…」

カルラ「…無理よ」

エレン「なんとかする!!!!俺が…」

――俺が担いで逃げるよ!!!!

――どうして最期まで母さんの言うこと聞いてくれないの!!!!

エレン「……。」

――ろくな口喧嘩しかできなかったんだ……

ミカサ「おばさん…嫌だよぅ…」ポロポロ

エレン「……。」

エレン「ミカサ…、もう…もうお別れだ…」

クリスタ「うえぇぇへぇぇん…」ポロポロ

カルラ「…成長したわねエレン…」ニコッ

エレン「うん……」ツー

ミカサ「おばさぁん…」ポロポロ

カルラ「ミカサ…泣かないで。」ギュッ

カルラ「私は消えるわけじゃないのよ…」

ミカサ「うぅ…っ…」ポロポロ

カルラ「…エレンをよろしくね。ミカサ」

ミカサ「うん…」ポロポロ
ミカサ「ねぇ…おばさん…」ポロポロ

カルラ「なにかしら?」

ミカサ「…私たちを…最期まで抱いていて…」ポロポロ


カルラ「えぇ、そうするわ」ニコニコ

ミカサ「うぅわぁぁぁはぁぁん…」ポロポロ

カルラ「」ナデナデ

エレン「母さん…」ギュッ

カルラ「なーに?エレン」ナデナデ

エレン「あの時は…ろくな口喧嘩しかできなくてごめん…。…本当、ろくな息子じゃなかった…」ポロポロ

カルラ「…いえ、そんなことないわ。」

カルラ「母さんは幸せだったよ?」

カルラ「私の料理を美味しく食べてるあなた達の笑顔が見れて嬉しかったし。」

カルラ「毎日あなた達と過ごせるなんて、素晴らしい人生よ。」

エレン「グスン…母さん…。」

カルラ「立派な兵士になったね。エレン」

カルラ「リヴァイさん…」

リヴァイ「…。」

カルラ「子供達を…よろしくお願いします…。家族として…迎え入れてください…」

リヴァイ「…わかった」

カルラ「エレン、ミカサ」

エレン「…なに?」ポロポロ

ミカサ「…?」ポロポロ

カルラ「調査兵団の皆を頼るのよ?」

カルラ「彼らはもう、あなた達の新しい家族。彼らと強い絆を創って…お互いに信頼しあうのよ…」

ミカサ「…うん」ポロポロ

ミカサ「おばさん…また会える?…」ポロポロ

カルラ「会えるわよ♪私は天国で待ってる…」

カルラ「あ、」

カルラ「でも…会いに来るのなら、顔にしわを10本以上刻んでから来るのよ?」

カルラ「じゃないとお尻ペンペンだからね?w」

エレン「はは、天国までもお尻ペンペンなんて…やめてよ母さんww」ポロポロ

ミカサ「ふふw…」ポロポロ



アニ「…。」ポロポロ

ライナー「くっ…。」プルプル

ベルトルト「…。」




カルラ「…。」

カルラ「…。」ポロポロ

カルラ「なにも…なにも見えない…」ポロポロ

カルラ「あ…あなた達が見えない…」ポロポロ

エレン「母さん!」ポロポロ

ミカサ「おばさん!!私たちはここにいる!!!!」

カルラ「…良かった…。」

―――あのとき言えなかった言葉を…

カルラ「さようなら…いつまでもあなた達を愛してる……」ポロポロ

エレン「さようなら、母さん…愛してる…」ポロポロ

ミカサ「私も…愛してる。さようならおばさん……」ポロポロ


――暖かい…本当におっきくなったのね…

――ふふっ…子供達に抱かれながらの最後なんて…

――幸せね私は…

―――母さん!!腹へった!!

―――おばさん、私も手伝う。

――可愛い…可愛い子供達…

――私の愛する子供…

――…。

ーーーー
ーーー
ーー


エレン「うぅぅっぐ…」ポロポロ

ミカサ「うあぁぁぁぁぁぁん!!」ポロポロ

アルミン「…。」グスン

クリスタ「うえぇぇぇぇん」ポロポロ

ユミル「…お前は頑張ったよクリスタ…」ギュッ

ジャン「…。」

コニー「…。」

アニ「うぅ…」グスッ

ライナー「くっ…」ポロポロ

ベルトルト「…。」

母さんの遺体は残らなかった…そこにあったのは、大量の紫色の花びらだけ…。

俺とミカサはその紫色の花びらを瓶に詰めて、保管することにした。

お墓は、まだ建てない。
いつかシガンシナを奪還したら、家のあった場所に建てる。

紫色の花びらを詰めた瓶もそこに…

ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー


ネス「ほら、水を飲め」
エレン「ありがとうございます。」

ミカサ「ありがとうございます」

ネス「…。」

ネス「じゃあ…」トコトコ


エレン「…。」ゴクゴク

ミカサ「…。」



エレン「…。」

ミカサ「…。」

ザッザッ

リヴァイ「…よう」

エレン「兵長…」

リヴァイ「…辛かったな…」

エレン「はい…」

ペトラ「ねぇ、エレン…」

ペトラ「…その、私たちは…」

エレン「…。」

ペトラ「私たちを、これから家族として見て?」
エレン「…?」

ペトラ「もちろん、私たちなんかがカルラさんの代わりなんか務まるわけ無い。」

ペトラ「…でも、もう私たちは家族みたいなもの。」

オルオ「同じ城に住み、同じ釜の飯を食ってる。」

グンタ「まぁ、本物の家族とは違うがな。」

エルド「…お前にはもっと家族が必要だ。兄弟だけじゃ足りないだろ?」

ペトラ「だからね、甘えていいのよエレン。もちろん任務中以外だけど。」

リヴァイ「アッカーマン、お前もたまに旧調査兵団本部に来い。家族と離ればなれは辛いだろ」

ミカサ「いいんですか…?」

リヴァイ「あぁ」

ペトラ「だから二人とも…これからは私たち調査兵団皆が、あなた達の…」

ペトラ「『家族』だからね?」ニコッ

エレン「…はい!」

ミカサ「はい」




アニ「…。」ジー

ベルトルト「アニ…ちょっと話がある。」

ーーー
ーー


エレン「ユミル…」

ユミル「エレンか…疲れて寝ちゃったよこいつ…」

エレン「クリスタ」

クリスタ「」

エレン「…ありがとう」

ユミル「起きたら言っとく。」


バタン!!

ユミル「!」

エレン「?」

アニ「いい加減にして!!」

ライナー「アニ!!!!」

アニ「」スタスタ

エレン「?」

アニ「!」

アニ「」ブワッ

アニ「」ポロポロ


エレン「どうしたんだよアニ!!」



ペトラ「エレン!!帰るよ!!私たちの家に!!」

オルオ「まぁ、家にしちゃでかすぎだがな!ww」

エルド「城が家なんて豪華じゃないかwww」

グンタ「王族みたいだなww」

リヴァイ「帰るぞエレン…。」

エレン「はい!」

ミカサ「バイバイ、エレン」

エレン「じゃあなミカサ」


リヴァイ「アッカーマン、休日いつでも遊びに来い。」

ペトラ「茶菓子用意して待ってるからね!!」

ミカサ「はい!」パァ


母さんが居なくてちょっと寂しいけど、ここの温もりは暖かい。

必ず皆とシガンシナを奪還して母さんのお墓、家に建てるよ。

そう…『家族』みんなと…

ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

20日後

――ごめんなさい…エレン、ミカサ

――ごめんなさい…

――また…あんたらの『家族』を奪っちゃった。
――もうイヤ…こんなの…



エレン「お前を」

エレン「殺す!!!!」ガリッ

~END~

最後まで見てくれてありがとうございます。

レスしてくれた人も。


やはり家族はいいですね。

良ければ、今まで書いた作品があれば、教えてください。

>>267

(*゚ω゚*)あんまりおすすめできない


乗っ取りSS↓

病ミスタ「えへへエレンは私だけの物だよ」ギュッ


駄作SS↓

女「…」猫「にゃ~」女「わかったようるさいな…」


未完SS↓

ミカサ「エレンはヒロインらしく俺に守られてればいい」

乙!
このssで3回は泣いた
持つべきものは家族だな


あと宣伝は本当にすみませんでした

>>271

いえいえ、あなたのSSはまとめサイトに載ったりと名作が多いので

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月03日 (土) 23:10:49   ID: FRutyzpk

SSで泣いたのはじめて

2 :  SS好きの774さん   2014年10月12日 (日) 01:09:41   ID: knhMFmWX

泣いてしまった。

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