翔鶴「・・・・・」 ヲ級「・・・・」(100)

ヲ級「・・・・・」

翔鶴「ええ!?そうなんですか?」

ヲ級「・・・・!」ブンブンブン

翔鶴「へぇー・・・ヲ級さんは物知りですね」

ヲ級「・・・・・」ジトーッ

翔鶴「え・・・ええ!?」

ヲ級「・・・!・・・!!」ブンブン

翔鶴「そんな・・・恥ずかしい」

ヲ級「・・・・」ナデナデ

瑞鶴「おねえが・・・」

みたいな話ねえかなーって思ってるのにねえでやんのwwwやんの・・・

とある砂浜

翔鶴「・・・はぁ」

翔鶴「憧れの提督と一航戦の居る鎮守府に入ったはいいものの・・・」

――赤城「知らない子ですね」プイッ

――加賀「一緒にしないで」ツンッ

翔鶴「憧れの赤城さんや加賀さんには嫌われてるみたいだし・・・」

―――提督「すまん、戦艦派なんだ俺」

翔鶴「提督にも・・・」シュン

―――瑞鶴「ごめんおねえ・・・『妹同盟』とかに誘われちゃって」

―――翔鶴「いいのよ、誘ってもらえたなら喜んで行きなさい」

翔鶴「瑞鶴ちゃんはどこかに誘われて行っちゃうし・・・」

ザッパーン

翔鶴「・・・・・やっぱり、運がないのがいけないんでしょうか・・・」

扶桑「へくちっ」クシュン

山城「姉さま!?どうかしました!?ああ…誰かお医者を!お姉さまが!」

扶桑「山城…いけませんよ、冷静にならなければ…」

山城「はっ…すみません姉さま」

扶桑「そうそう山城ちゃん…でも誰かが私たちの噂をしているような」

山城「どうせ欠陥だとか…ドック入りとか…そんな噂に決まってますよ」

扶桑「うーん、でも親近感を覚える様な…」

翔鶴「…はぁ、溜息すると幸せが逃げちゃうって言うけど…」

ザザーン…

翔鶴「夕日が綺麗…やっぱり水平線のかなたに沈む夕日はどこに行っても同じ…」

ザッパーン…

翔鶴「…もし、誰かが隣に居たらきっと楽しいのに」チラッ

猫吊るし「おこなの?」

翔鶴「…はぁ」

翔鶴「…ちょっと、寒くなってきたな」ブルッ

ザップーン…

翔鶴「体冷やしちゃうといけないし…そろそろ帰ろうかしら」

…ゴボッ

翔鶴「…?」

…ゴボ ゴボゴボゴボッ

翔鶴「何かしらこの音…」

………ゴボゴボゴボッ

翔鶴「……まさか、海の中から?」

ヲ級「…………」ザッポーン



翔鶴「……え?」

ヲ級「………!?」

翔鶴「敵襲…!皆さんに知らせなきゃ!」

ヲ級「………」ゴゴゴゴゴゴ

翔鶴「くっ、まさかこんなところで出てくるなんて…装備も置いてきちゃったし…」

ヲ級「……?」シュゥッ…

翔鶴「…敵意が止まった?」

ヲ級「……」ジィッ

翔鶴「な…なんでしょう…」ジィ

ヲ級「………」ジィィッ

翔鶴「………!」キュピン

ヲ級「……!」キュピィン

翔鶴「まさかあなたもここで夕日を見に?」

ヲ級「………」コクコク

翔鶴「そう…!じゃ、じゃあ一緒に見ませんか?」

ヲ級「……!」パァァ

翔鶴「ほらここ…って言ってもこの海岸には私しか居ませんけど…」

ヲ級「……」ストン

翔鶴「………」

ヲ級「………」ボーッ

翔鶴「…綺麗ですね」

ヲ級「………」コクコク

翔鶴「偶に夕日を見に来てるんですか?」

ヲ級「……」コクコク

翔鶴「私も…この鎮守府に来てからこの景色が好きで…」

ヲ級「………」ジィッ

翔鶴「な、なんでしょう…」

ヲ級「………」スッ

翔鶴「握手…ですか?」

ヲ級「……」コクコク

翔鶴「はい…!よろしくお願いします!」

ヲ級「…!」ブンブン

翔鶴「あわわ、そんなに振ってはいけませんって!」オタオタ

ここまでしか思いつかなかったんじゃァ…

翔鶴「あら瑞鶴ちゃん、今日は…」

瑞鶴「ごめんおねえ・・・今日はええっと、あの・・・呼ばれちゃってね」

翔鶴「あら、瑞鶴人気者ね・・・嬉しくなっちゃう」ニッコリ

瑞鶴「翔鶴姉が人格者過ぎて生きるのが辛い」

翔鶴「ん?何か言った?」

瑞鶴「何にも言ってないよ?」

―――――

瑞鶴「………」

長門「あー…あー…本日はお集まりいただき…」

雪風「長門さん!張り切りすぎて顔が赤いですよ!」

飛龍「まあまあそんなに気合を入れずに…」

長門「む、むぅ…そうか」

鳳翔「ご飯炊けましたよー」

瑞鶴「言えないよなぁ…」

隼鷹「飛べ―…飛ぶのだー…!」

潮「あわわわわ…」

青葉「青葉…見ちゃいました!」

衣笠「無礼講 無礼講!」

瑞鳳「美味しそう!」

瑞鶴「”幸運艦の集い”だなんて…」

翔鶴「・・・またここに来ちゃった…」

ザッパーン

翔鶴「やっぱり・・・寂しい、かな・・・」

ザザァ・・・

伊58「ゴーヤ収穫してたら乗り遅れたっち・・・」ゴボゴボ

伊168「今から行けば間に合うよ」ゴボゴボゴボ

翔鶴「・・・はぁ」

ザザーン

ザブッ ザブッ

翔鶴「……あ」

ザザザザザ・・・

ヲ級「…………」ザボッ

翔鶴「……どうも」ペコリ

ヲ級「…………」ペコリ

翔鶴「わぁ……」パァッ

ヲ級「………」ストン

翔鶴「………」ストッ

ヲ級「……」ボーッ

翔鶴「綺麗、ですね」

ヲ級「………」コクコク

翔鶴「寂しいけど…心が落ち着く…」

ヲ級「………」コクコク

翔鶴「なんか見てると心が落ち着いていって・・・」

ヲ級「………」

翔鶴「昔を、思い出しそうな…」

ヲ級「………」シュン

翔鶴「あ、なんか…すみません」

ヲ級「………」

翔鶴「さて、今日は帰ります…ちょっと寒くなっちゃって」

ヲ級「……」バイバイ

翔鶴「ヲ級さん…!また会いましょう!」ブンブン

ヲ級「……」チャポン ザブブブブ・・・

翔鶴「意外にいい人なのね…人?」

翔鶴「ただいまー…」ガチャ

翔鶴「瑞鶴ちゃんは…まだか」

――――

瑞鶴「………」

長門「かぁ~ってくるぞっとぉいっさまっしくぅ!」

隼鷹「やれ!そこで飛ばせ!」ブゥンブゥン

猫吊るし「おこなんでしょ?」

潮「………あー…」グッタリ

瑞鶴「…お姉が恋しい…」

―――――

翔鶴「まさかヲ級さんと仲良くなるなんて思っても無かった…」

翔鶴「なんだかよく見ると優しそうだったし…」

翔鶴「明日も…また来るでしょうか」ムニャムニャ

――――――

瑞鶴「ただいまー…」

翔鶴「…むにゃ」

瑞鶴「お姉分補給…」ギュム

翔鶴「ん……ヲ級さん?」

瑞鶴「………誰?」

翔鶴「・・・・・・」

ザザザザ…

翔鶴「・・・・あ」

ヲ級「・・・・・・・」ザパァン

青葉「見ちゃいました!」

ヲ級「・・・・」ペコリ

翔鶴「あ、どうも・・・」ペコッ

ヲ級「・・・・・」ストン

翔鶴「(すっかり慣れましたね)」

ヲ級「・・・・・・・」ポケー

翔鶴「あの・・・ヲ級さん?」

ヲ級「・・・・・・」

翔鶴「・・・(やっぱり無視されれちゃうんでしょうか)」

ヲ級「・・・・・・」ギギギギギ

翔鶴「ひゃいっ!?(くく、首だけがこちらを向いた!?)」

ヲ級「・・・・・」コテン

翔鶴「あ・・・反応したってことなんですか・・・」

翔鶴「あの・・・」

ヲ級「・・・」ジーッ

翔鶴「ええっと・・・」オドオド

ヲ級「・・・」ジィッ

翔鶴「お菓子って・・・お好きですか?」

ヲ級「・・・・・」ピクッ

翔鶴「お好きなんですね!よかった・・・」

ヲ級「・・・・・・!」キラキラ

翔鶴「あ、すみません・・・今日は持ってきてないんです」

ヲ級「・・・・・・」シューン…

ヲ級「………」シューン・・・

翔鶴「ごめんなさい…まさか好きとは思わなくて」

ヲ級「………」ガクッ

翔鶴「あの…明日は持ってきますから!」

ヲ級「……!」ガタッ

翔鶴「反応が早い!?」

ヲ級「…!……!」ブンブン

翔鶴「凄く喜んでるのは分かりますけど手を握ったまま振らないでくださいぃ!」

ヲ級「・・・」ハッ

翔鶴「うぅ・・・腕が痛い・・・」

ヲ級「・・・」オロオロ

翔鶴「・・・もしかして、心配してくれてるんでしょうか」

ヲ級「・・・」オロオロオロ

翔鶴「だ、大丈夫ですよ!空母なので丈夫なんですって!」

隼鷹「・・・」ピクッ

飛鷹「どしたの隼鷹?もしかして世紀末海戦ごっこ飽きちゃったとか…」シュン

隼鷹「ああ?いやいやいやそんな事ないって!」ブンブン

飛鷹「そう、それならいいんだけどね」パァッ

隼鷹「今なー、なんか不遜な言い方が聞こえた気がしたんだよなー…」

飛鷹「?」

隼鷹「軽空母は脆いってのに…」ブツブツ

翔鶴「・・・?今何か世紀末な視線が・・・」

ヲ級「・・・」ジーッ

翔鶴「ええと・・・なにか?」

ヲ級「・・・」ペコリ

翔鶴「あっ・・・どうも・・・」ペコッ

ヲ級「・・・」ブンブン

翔鶴「今度はお菓子持ってきますねー!」ブンブン

ヲ級「・・・・・・・」ブクブクブクブク

提督「・・・お、翔鶴だ」

赤城「あら・・・五航戦の」

提督「そう眉を顰めるな」

赤城「すみません・・・つい条件反射的に」

提督「嫌いなのか?」

赤城「いいえ、嫌いとはまた別の…プライドでしょうか」

提督「・・・ふぅん」

翔鶴「~♪」

提督「なんだか楽しそうだな翔鶴」

赤城「・・・・・・」ジィッ

提督「どうした?」

赤城「一航戦、五航戦・・・か」

提督「お前もプライド云々関わらずで話してみればいいのに」

赤城「・・・いえ、お気遣い感謝します」

提督「・・・はぁ」

一航戦五航戦云々を除けば仲良くなれそうだと思うよ すればいいと思うよ

翔鶴「ふむ……もうちょっとでしょうか」ペロッ

瑞鶴「翔鶴姉?なにやってんのー?」

翔鶴「ああ瑞鶴、ちょっとお菓子作りを…」

瑞鶴「えっ!?翔鶴姉またお菓子作り始めたの!?」ガタッ

翔鶴「ちょっと余裕もできて来たし、お料理楽しいからまた始めようかと思って…」チャカチャカ

瑞鶴「楽しみだなー…お姉のお菓子」

翔鶴「昔はよく作ってたから…」

瑞鶴「ここの鎮守府に来てから元気なかったし…嬉しいな」

翔鶴「やっと慣れて来たのかしら」

瑞鶴「お姉は不幸属性持ちだから、心配だったの」

翔鶴「幸運さんと不幸さんって前の鎮守府でも呼ばれてたわね」

瑞鶴「(ここの鎮守府でも浸透しつつあるとは言わないでおこう)」

翔鶴「出来た!お団子ですよ」

瑞鶴「じゃあ早速」ヒョイパクッ

翔鶴「瑞鶴!お行儀悪いですよ」

瑞鶴「はいはい」

翔鶴「じゃ、これを皆さんに持って行ってください」

瑞鶴「あれ?その6個は?」

翔鶴「あっ…まぁ、自分で食べる為かな?」

瑞鶴「ほほー」

翔鶴「それでですね…って聞いてますか?」

ヲ級「………」キラキラ

翔鶴「そんなに好きならもうちょっと持って来ればよかったでしょうか…」

ヲ級「………」パクパク

翔鶴「ど、どうでしょう…」

ヲ級「……!」アムアム

翔鶴「良かった…失敗してたらどうしようかと」

ヲ級「………♪」パタパタ

翔鶴「(無表情だけど感情はあるんですね)」

ヲ級「……?」

翔鶴「どうしました?」ニコッ

ヲ級「………」ムシャムシャムシャ

ヲ級「………」ホゥ

翔鶴「お粗末様でした」

ヲ級「……」ジーッ

翔鶴「あの…なにか?」

ヲ級「……」ナデナデ

翔鶴「えっ、なんで頭触って…」カァッ

ヲ級「……」ナデナデナデナデ

ヲ級「………」バイバイ

翔鶴「あ…それでは」

ヲ級「………」ザボボボボボ

翔鶴「……撫でられちゃった」ポゥ

瑞鳳「あ、翔鶴さん!」

翔鶴「あら瑞鳳さん、どうも」ペコリ

瑞鳳「翔鶴さんがこんな時間に出てくるのってあんまり見なかったので、つい」

翔鶴「ああ…瑞鳳さんは優秀な軽空母ですから用事が立て込んでいるんでしょうね」

瑞鳳「それ程じゃありませんよ…最近は千歳さんの姉妹の方が優秀ですし…」シュン

翔鶴「それでも空母の中では一目置かれているんですよ?」

瑞鳳「本当ですか!?」バッ

翔鶴「あの加賀さんもそれとなしに褒めてるの聞いちゃいましたから」

瑞鳳「わぁ…そうなんだ」パァァ

翔鶴「私も驚いちゃった…『中々ですね、中々…やります』ってあの加賀さんが言うんですもの」

瑞鳳「…嬉しい、とっても」

翔鶴「瑞鳳さんは、きっと居るだけでみんなを奮い立たせてくれる何かがあるんですよ…」

瑞鳳「そう、でしょうか」

翔鶴「性能や、積載量だけじゃない、その艦自体の力…瑞鳳さんにもそれはあるんですよ?」ニコッ

瑞鳳「…はい!」

翔鶴「じゃあ私はそろそろ行かなきゃ…」

瑞鳳「あ…あのっ!」

翔鶴「なんでしょう?」

瑞鳳「今度、お茶とかご一緒にいかがでしょうか」

翔鶴「まあ…嬉しい!楽しみにしてますよ」

瑞鳳「ありがとうございます!」

翔鶴「まさか瑞鳳さんにあんな悩みがあるなんて…戦果にもよらないものなんですね」

愛宕「ぱんぱかぱーん!」

翔鶴「軽空母の皆、一航戦の方々は今頃前線で活躍してるんでしょうか…」

ザブーン

翔鶴「……少し、寂しいですね」

ザザザザザ…

翔鶴「…あ」

ヲ級「…………」ズルズル・・・

ヲ級「………」ジィッ

翔鶴「…こんばんは?」

ヲ級「………」ズイッ

翔鶴「ひゃぁ!?」

ヲ級「………」ピラピラ

翔鶴「…昆布?」

ヲ級「………」ズイッ

翔鶴「(これを食べろと言っているのでしょうか…)」

ヲ級「………」ピラピラ

翔鶴「(どうしましょう…あまり生の昆布を食べるのもあれですが、ここは断れない…!)」

ヲ級「………」シューン

翔鶴「(それになんか悲しい顔をしていますし!)」

ヲ級「……」スッ

翔鶴「(ひっこめてくれた…でも心が痛いです)」

ヲ級「………」ズイッ

翔鶴「今度は何を…」

妖怪猫吊るし「おこなんでしょ?」

翔鶴「………?」

猫吊るし「………」ドヤァァ

翔鶴「………」イラッ

翔鶴「ではありがたく…」ヒョイッ

ヲ級「………」キラキラキラ

翔鶴「……?」

ヲ級「………」ジィーッ

翔鶴「……(もしかして頭を撫でてもらいたいのかしら!)」ハッ

ヲ級「………」キラキラキラキラ

翔鶴「(どうしましょう…撫でてあげたい、でも…)」

ヲ級の上「…………」ズーン

翔鶴「(あれを撫でても大丈夫なのかしら…)」

翔鶴「えっと…あの…」

ヲ級「………」ソワソワ

翔鶴「ええい、やんぬるかな!」ナデナデ

ヲ級の上「いやん、照れるわぁ」ポッ

翔鶴「!?」

翔鶴「………」サッ

ヲ級「…………」イラァァッ

翔鶴「ひぃっ!?」ビクッ

ヲ級「………!」ガシィッ

翔鶴の上「これあかんやつや」

ヲ級「………!!」バチーン

翔鶴の上「………」チーン

ヲ級「………」ムッフー

翔鶴「………」

ヲ級「……」キラキラキラキラ

翔鶴「………」ナデッ

ヲ級「…!」ピクッ

翔鶴「わぁ…さらさら」ナデナデ

ヲ級「………」フルフル

翔鶴「なんだろう、この感じ…猫?」

ヲ級「…………」ゴロゴロゴロ

翔鶴「……可愛い」

ヲ級「………」ホォッ

翔鶴「……凄くさらさらしてた…」

ヲ級「………」ジィィッ

翔鶴「どうしました?」

ヲ級「……」ナデナデ

翔鶴「…ふふ、ありがとうございます」

ヲ級「……」ガシッ

ヲ級の上「………」

ヲ級「……」ガポッ

翔鶴「(取り外し可能なんだあれ…)」

ヲ級「……」バイバイ

翔鶴「もう昆布は大丈夫ですよー!」

ヲ級「………」ズズズズズ

翔鶴「誰かを撫でたのは瑞鶴ちゃん以来初めて…かな?」

翔鶴「それにしても…」

猫吊るし「やっぱりおこなの?」

翔鶴「……提督にこれ見られたらどうなるか」イラァッ

――――提督「殺せ、猫だ」

翔鶴「ありうる話ですね」

猫吊るし「やっぱりおこなんでしょ」

翔鶴「………」ザッザッザッ

猫吊るし「……」ドヤァッ

翔鶴「海にお帰り」ザザァ・・・

猫吊るし「あぁ~…」

※ヲ級の上に関してはフィクションです
 そもそもこの話自体フィクションです
 でも那珂ちゃんの事は嫌いにならないでください!

翔鶴「……」カチャカチャ

提督「…どうだ?」ソワソワ

翔鶴「ええと…頑張ってます!」カチャカチャカチャ

提督「そうか…」ソワソワ

翔鶴「えっと…ここがこうして…」カチャカチャ

翔鶴「ええっと…こうかな?」カチャッ

ペカー・・・

翔鶴「………」

提督「やったか!?」

翔鶴「やった、のでしょうか…?」



ペンギン「私だ」

提督「お前だったのか」

ペンギン「また騙されたな」

提督「全く気付かなかった」

ペンギン「暇を持て余した」

提督「提督達の」

ペンギン・提督「「遊び」」



翔鶴「……?」

翔鶴「また失敗してしまって…本当にすみません」ペコリ

提督「いやいいんだ、彩雲はもともと作るのが難しい艦載機だからね…」

翔鶴「でも…それが無ければこれからの戦いがきついのでしょう?」

提督「ううむ…現時点でも相当苦戦を強いられているからなぁ…」

翔鶴「……」

提督「…どうするか…」

翔鶴「……瑞鶴を呼んではどうでしょうか」

提督「瑞鶴を?」

翔鶴「ええ、瑞鶴は私より器用ですし…運も高いし…」

提督「…自虐はするなよ?」

翔鶴「はい」

提督「ならば伝令の者にそう伝えてくれ」

翔鶴「分かりました」

―――――

彩雲「………」

提督「………」

瑞鶴「………」

翔鶴「わぁ…一発でしたね、凄いわね瑞鶴」ニコッ

瑞鶴「…お姉、ごめんね」

提督「…なんかすまんかった」

翔鶴「え?え?」

ヲ級「………」

翔鶴「って事があってですね」

ヲ級「……」ガポッ

ヲ級の上「おうふ」

翔鶴「えっ、何を…」

ヲ級「……」ギュゥゥゥ

翔鶴「ひゃぁっ!?」

ヲ級「………」ナデナデナデナデ

翔鶴「そ、そんな…撫でないでくださいよぅ…」カァッ

ヲ級「………」ムギュー

ヲ級「………」ムフー

翔鶴「…恥ずかしかった…」

ヲ級「………」フンスッ

ヲ級の上「わぉっ」

ヲ級「………」ガポンッ

気付いた、無口キャラ多すぎて進めにくい

翔鶴「……」チラッ

ヲ級「……」ホー…

翔鶴「…あの」

ヲ級「……?」ギョロン

翔鶴「頭、重くないんですか?」

ヲ級「………」

ヲ級の上「なんや」

翔鶴「…」

ヲ級「…」フルフル

ヲ級「………」ジィッ

翔鶴「なんでしょう…?」

ヲ級「………」ズルズル

翔鶴「…?」

ヲ級「……」ピトッ

翔鶴「ひゃいっ」ピクッ

ヲ級「………」

翔鶴「(なんでしょう、なんでヲ級さんは私の肩に寄りかかってるんでしょう)」

ヲ級「………」スリスリ

翔鶴「………この感じは」

ヲ級「……」ニャーン

翔鶴「!」ハッ

猫吊るし「おこなんでしょ」

翔鶴「………」ヒョイ

猫吊るし「おこなの?」

翔鶴「どうぞ」

ヲ級の上「こりゃいけるで」

猫吊るし「それは洒落にならなあぁ~…」

翔鶴「…ヲ級さん」

ヲ級「……」

翔鶴「…ヲ級さん?」

ヲ級「………」

翔鶴「寝てるんですか?」

ヲ級「………」スースー…

ヲ級「……」スゥスゥ

翔鶴「……」プリプニ

ヲ級「……」ピクッ

翔鶴「……!」ビクッ

ヲ級「……」スゥ…

翔鶴「……」ホッ

ヲ級「……」カクッ

翔鶴「……」ナデナデ

ヲ級「……」ニヘラ

翔鶴「……」ジィッ

青葉「見ちゃいました!」

ヲ級「……」カクン

青葉「敵はまだこちらに気付いてないよ!」

翔鶴「……」ニヘラ

ヲ級「……」ムニャ

翔鶴「……」ナデナデ

ヲ級「……」スリスリ

翔鶴「…可愛い」

ヲ級「……」パチッ

翔鶴「あ…おはようございます」

ヲ級「……!?」

翔鶴「眠かったんですね…」ニコッ

ヲ級「……」バッ

翔鶴「……?」

ヲ級「……」ザボボボボ

翔鶴「さようならー!」

―――――

提督「……おい、聞いているか?」

空母「すみません…ちょっとうとうとしちゃいまして」

提督「この作戦は我々の勝利に大きく関わる大事なものだ…聞き逃されてはたまらん」

空母「が、頑張りますっ!」

提督「…まあ最近は疲れている様子だし、少し休んだらどうだ」

空母「それには及びません、提督」

提督「期待しているぞ、『××』」

―――――

ヲ級「…………」

翔鶴「……どうしました?」

ヲ級「……」フルフル

翔鶴「やっぱり、綺麗ですね」

ヲ級「……」

翔鶴「1人で見るのも綺麗ですけど、2人で見るのも素敵です」

ヲ級「……」コク

翔鶴「やっぱりヲ級さんも?」

ヲ級「……」フッ

翔鶴「今、笑いましたか?」

ヲ級「……」フルフル

ヲ級「………」トスッ

翔鶴「…ヲ級さん」

ヲ級「……?」

翔鶴「私達、敵じゃないですか」

ヲ級「……」

翔鶴「でも、また会いたいなぁって思うんですよ」

ヲ級「……」

翔鶴「…これって、変な事なんでしょうか」

ヲ級「……」

ヲ級「……」

翔鶴「なんて、答えなんて出ないですけど…」

ヲ級「……」

ヲ級の上「嬢ちゃん」

翔鶴「ひゃいっ!?」

ヲ級「!?」

ヲ級の上「仲良くした方がええぞ?ええぞ?」

翔鶴「い…いいんでしょうか?」

ヲ級の上「敵通しで仲良くなっちゃいけんってこともあらへんしな」

翔鶴「は、はぁ…」

高雄「馬鹿め、と言って差し上げますわ!」

ヲ級「…」ペシペシ

ヲ級の上「あかんって」

ヲ級の上「この子もな、やっぱり悩んどってな」

ヲ級「!!」

翔鶴「そうなんですか?」

ヲ級の上「色々悩んどんのよ」

ヲ級「……!」ペシペシペシペシ

ヲ級の上「あいて」

―――――

ヲ級「……」ズーン

ヲ級の上「どした」

ヲ級「………」

ヲ級の上「あの空母の嬢ちゃんか?」

ヲ級「!!」

ヲ級の上「さよか…」

ヲ級「……」ズーン

ヲ級の上「まあワイは心配せんでもええと思うがなぁ」

ヲ級「……」

―――――

翔鶴「そんな事が…ってヲ級さん!?」

ヲ級「……!」カァァッ

翔鶴「ヲ級さん」

ヲ級「…?」

翔鶴「呼んでみただけです」

ヲ級「……」

翔鶴「あの、気に障りました?」

ヲ級「……」ポンポン

翔鶴「はい?」

ヲ級「……」ジーッ

翔鶴「…(これはやり返しとみるべきでしょうか…)」

ヲ級「………」

翔鶴「(どうしましょう、何と返せばよいのか)」

ヲ級「……」キラキラキラ

翔鶴「(凄く期待した目で見てる…!)」

ヲ級の上「……」ジー

翔鶴「(なんか上の方も興味津々で見てる!?)」

ヲ級「……」

翔鶴「…ヲ級さん?」

ヲ級「…!」

翔鶴「……」ナデナデ

翔鶴「(…これしか思いつきませんでした…!)」

ヲ級「……!」ピクピクッ

翔鶴「………」ナデナデナデ

ヲ級「……!……!」プルプル

翔鶴「…(止め所が分かりません…)」ナデナデナデナデ

ヲ級「……」ピュキーン

翔鶴「(なんか可愛らしい効果音が!?)」ナデナデナデ

ヲ級「……ヲッ」

翔鶴「!?」

―――――

翔鶴「…夢?」

瑞鶴「お姉…おかわりぃ…」

翔鶴「…瑞鶴、夢でも食べてるのね」

翔鶴「なんか変な夢見ちゃいましたが…もう一眠り」

コンコン

翔鶴「…?」

コンコンコン

翔鶴「誰でしょう…?」

ヲ級「……」コンコン

翔鶴「…ヲ級さん!?」

ヲ級の上「来ちゃった☆」

ヲ級「…………」ボゴォッ

ヲ級の上「おごふっ」

ヲ級「………」

翔鶴「なんでしょう…こんな時間に」

ヲ級「………」ビシッ

翔鶴「もしかして、夜の砂浜に行こうって?」

ヲ級「………」コクコク

翔鶴「でも、提督良いって言うかしら…」

ヲ級「…!」ドタドタ

翔鶴「ヲ級さん!?ああっ、腕を引っ張っていかないでぇぇ…」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月25日 (土) 01:59:40   ID: BbIzWTiE

静かだった・・・
だが、それが良い

2 :  SS好きの774さん   2015年05月01日 (金) 08:23:27   ID: Cn_CsmGR

何だろう、凄く良い!!

3 :  SS好きの774さん   2016年05月21日 (土) 23:19:44   ID: a_2uwCQM

好きだわーなんかこういうノホーンとした感じの

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