ジャン「俺の……個人情報が……」 (41)
ジャン「俺の個人情報が……今までのレスと共に……ネット中に……」
『は?ミカサに似合うのはどう考えてもジャンだろ』
『死に急ぎ野郎にミカサを幸せにすることはできねぇ。ジャンみたいな現実をしっかり見られる人が良いと思う』
『エレンの成績がジャンより上なのは、教官に枕してたから。これマメな』
ジャン「うわあああああああああ!!!」
ジャン「こんな地獄だと知ってりゃ……●なんて選ばなかった……」
エレン「ジャン!どうしたんだよ蒼い顔して!……まさか、お前も2ちゃんで個人情報が……」
ジャン「エ、エレン!?……お前もってことは、まさかテメェも……」
エレン「いいや、俺はP2だっからセーフだ」
ジャン「ふざけんなよテメェェェ!!」
エレン「落ち着けジャン!」
ジャン「うるせぇ!これが落ち着いていられるか!」
エレン「思い出せ!血反吐を吐いた三年間を!」
ジャン「!?」
エレン「俺たち104期訓練兵はいつだって力を合わせて頑張ってきた!ネットの書き込みくらいで……仲間を嫌いになったりなんかしねえ!そうだろ!」
ジャン「エレン……!」ウルッ
ユミル「なあ、本当にそう思ってるのか?」
エレン「ユミル?」
ユミル「ポニーフェイス◆Y1QFt3qDbgのレスを見てもまだそんなことが言えるのか見ものだね」
エレン「!?」
ジャン「ど、どうして俺のトリップを……!?」
クリスタ「ちょっとユミル!!」
ユミル「どうしてって、もうとっくに拡散されてるぜ?エレンがまだ知らねえのが不思議なくらいだ」
ジャン「はああああああ!?おいっ、ふざっけんなよ!!まだ●が死んでから2時間も経ってねえぞ!!」
エレン「お、おい、ジャン、嘘……だよな?あの糞コテがジャンだなんて……」
ジャン「エ、エレン、これは、その……」
クリスタ「ユミル!もう止めなよ!ジャンがこれ以上みんなから嫌われちゃったら可哀想だよ!!」
ジャン「これ……以上……?」
クリスタ「あっ!!ち、違うの!別にみんながジャンのことを嫌いになったわけじゃ……」
ユミル「あちゃー……」
ジャン「」
エレン「ジャン……」
ヌグッ
ジャン「お、おい!お前今人の服で何拭ったんだよ!!」
エレン「人との……信頼だ」
ジャン「」
スタスタスタスタ……
ジャン「待ってくれエレン……俺はただ、お前のことが……」
クリスタ「私はジャンのこと嫌いになんかなったりしないよ!匿名だからついついやりすぎちゃっただけだよね?」
ジャン「女神……!!」
ユミル「ちっ。……けど、誰もがクリスタみたいな聖人君子じゃねえことは、お前はよく分かってるだろ?」
ジャン「ああ……」
ジャン「俺は……どうすれば……」
ジャン「憲兵団に入りてえ。初めはそれだけを考えて志願したんだ。……憲兵団に入りてえって気持ちは変わらねえ。けどよぉ……仲間に嫌われたら……おしまいだろうが……」
<ニニ ロ━━━━O/⌒ヽ━━━━
∧,,∧(^ω^ )
/ο ・ )Oニ)<;;>
/ ノ lミliii|(ヾゝ
(o_o,イ__ヽ´|(__) ノ~⌒)彡 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
ノllllllllヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ
マルコ「ジャアアアアアアン!!」バタバタ
ジャン「マルコ!?」
マルコ「大変だよ!ジャンの個人情報や過去レスがネット上に!」
ジャン「ああ、知ってるよ。終わった……何もかもな……」
マルコ「まだ終わっちゃいないだろ!!」
ジャン「!?」
ユミル「……あーもう!ウジウジしてんじゃねえよ!憲兵団志望様がよぉ!!」
ジャン「!?」
ユミル「遅かれ早かれエレンにもミカサにもバレてたんだ。過去の行いは消せねえ」
マルコ「『今何をするべきなのか』……ジャンなら明確に分かるだろ?」
ジャン「今……何をするべきなのか……」
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ジャン「エレン!」
エレン「…………」
ジャン「待ってくれエレン!」
エレン「……なんだよ、ポニーフェイス◆Y1QFt3qDbgさんよぉ。あ、◆Y1QFt3qDbgは#馬面なんだってな?自覚あったんだな」
ジャン「くっ……」
ジャン「…………すまなかった!!」ペコリッ
エレン「!?」
ジャン「俺は本当は、お前が羨ましかっただけなんだ。ミカサに愛されているお前が羨ましかった。巨人が人を喰うところを目にしても壁の外へ飛び出す勇気を持ったお前が……憧れだった」
エレン「…………」
ジャン「お前に憧れてる自分を認めたくなくて、2ちゃんで誹謗中傷をしてしまった。謝っても許してくれないことはわかってる!けど……すまない!!」
エレン「……顔あげろよ」
ジャン「エレン……」スッ
エレン「その……許すよ、お前のこと」
ジャン「!?」
エレン「俺だってネットやってるとついついやりすぎちまうことあるし、ジャンのことあまり責められねえかもな、って思って……」
エレン「それに……お前は俺の仲間だし」
ジャン「俺のことを……仲間って思ってくれるのか……?」
エレン「ああ。だからよ、お前が他の仲間にも今回のこと謝るって言うんなら、俺も手伝うぜ。お前ずいぶんVIPで大暴れしてたしな、俺が手伝ってやんねえと」
ジャン「エレン……ありがとう、ありがとう……!」
エレン「も、もういいって。泣くなよジャン」
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ユミル「やれやれ」
クリスタ「ユミル、初めからジャンに協力してあげる気だったんでしょ?」
ユミル「は、はあ!?そんなわけねえし!」
クリスタ「はいはい♪」
ユミル「あーもうっ!私はそんなにお人好しじゃねえっつーの!」
ユミル(ぶっちゃけP2でライクリsageユミクリageしてたし……あとでライナーに謝っとかねえとな)ハァ
マルコ「良かったね、ジャン!」
~2時間前~
ミカサ『ちょwwwwミカサの嫁がジャンとかないっしょwwwwそりゃジャンは悪いやつじゃねえけどよwwwwミカサはエレンのことが好きだしエレンはミカサのことが好きwwwwww両想いwwwwwwリア充爆発しろwwwww』カタカタカタカタカタカタ
ミカサ「ふーっ。次は本スレ、次はアニキャラ個別、そのあとは書き溜めたエレミカSSをVIPに投下っと」
ミカサ「やはり●があると快適。買って正解だっ……」
【悲報】●持ち死亡
ミカサ「…………オワタ」
おわり
ジャンが1番好きなのにこんなSSを書いてしまった
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