※コラボ注意!
あと、あまり百合百合してません。
――――スターライト学園:学園長室にて
あおい「すごい!今年の戦車道全国大会優勝校、大洗女子学園の祝勝イベントへの出演依頼だなんて……」
蘭「本当ですか、学園長!?」
織姫「ええ。ほら、これが依頼書」
ジョニー「しかも、『ぜひソレイユに出演して欲しい』という直々のオファーだYesh!」
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いちご「今までは学園側が用意してくれたステージばかりでしたけど、今度はぜひ来て欲しいってお願いなんですね?」
ジョニー「それだけソレイユが世間に認知されてきたってことだ。頑張れよハニー達!」
織姫「イベントは次の日曜日のお昼からだから、それまで各自準備を怠らないように」
三人「「「はいっ!!」」」
――――十分後:自室にて
あおい「はぁ〜それにしてもすごい!私達ソレイユをご指名だなんて……それもあの大洗女子学園から……」
いちご「……ねぇあおい、『戦車道』って……何?」
蘭「なんだいちご、知らないのか?」
あおい「『戦車道』とは!茶道・華道と並び、古くから乙女の嗜みとして親しまれてきた武道のこと。例えるなら――戦車に乗って行う騎馬戦みたいなイメージかな?」
いちご「ええっ、女の子が戦車に乗るの!?」
蘭「戦車道といえば女性ってイメージだろう?」
あおい「まぁ最近は余程の強豪校でもない限り小中学校で戦車に触れる機会なんて無いしね……高校・大学にでもなれば部活や選択科目で触れる機会が出てくるけど。
いちご「へぇ〜そうなんだ」
あおい「そして!今回の優勝校である大洗女子学園は、何年も大会から姿を消してた学校だったんだけど、今年度突如復活。圧倒的戦力差の中での奇抜な作戦で見事優勝を飾った注目校よ!」
蘭「随分詳しいな……」
あおい「最近は甲子園やフィギュアスケートみたいに、若きスポーツ選手をアイドルのように取り上げることも多いからチェックしてるんだ〜あ、ほらほら。この雑誌にも戦車道の特集が載ってる」パラパラ
いちご「ホントだ!わぁ〜戦車ってこんなにおっきいんだね〜」
蘭「『第63回戦車道全国高校生大会特集』か――こんな大きな塊を数人の、しかも女子高生が動かしてるんだからすごいな……このカラー写真で載ってるのが?」
あおい「そう、大洗女子学園。真ん中で優勝旗を持ってるのが、隊長の西住みほさん」
いちご「可愛い人だね〜」
蘭「でも、何で私達ソレイユを指名してきたんだろうな……」
あおい「あの後学園長に聞いてみたんだけど、なんでも学園艦の帰航港である大洗港には『さんふらわあ』っていうフェリーがあるらしくて……ほら、この船」
いちご「わぁ、太陽のマークの船だ」
蘭「さんふらわあ→サン(Sun)→太陽――というわけか……」
いちご「私達と同じ、太陽をイメージした船なんだね〜」
蘭(正直ただのダジャレで選ばれたような……)
あおい「後は私の中の人の出身地が同じ茨城県だからだとか……」
蘭「中の人……?」
蘭「まぁ何にしろ、ソレイユとしてご指名での出演依頼が来るのはこれが初めてだ。頑張らないとな!」
いちご・あおい「「お〜!」」
――――大洗女子学園:生徒会室にて
桃「――と言うわけで、今度の日曜日に行う全国大会の祝勝会にて、アイドルユニット『ソレイユ』を招くこととなった。お前達あんこうチームにはイベントのサポートをお願いしようかと思う」
沙織「ええっ、あのソレイユが来るんですか!?」ガバッ
華「知ってるんですか?沙織さん」
沙織「知ってるも何も!ソレイユって言えば『映画オシャレ怪盗スワローテイル』に出演した星宮いちごちゃん、『イケナイ刑事3』のレギュラーの霧矢あおいちゃん、そしてティーンズファッション誌で活躍中の紫吹蘭ちゃん三人が組んだアイドルユニットのことだよ!みんな見たこと無い?」
華「私、こういったことに疎いもので……」
麻子「右に同じだ……」
優花里「申し訳ありません、私も……」
みほ「あ、この星宮いちごちゃんって子は見たことあるかも。確かエンジェリーベアーのCMで出てた……」
沙織「そうその子!」
華「みほさん、ぬいぐるみが好きですものね」
みほ「あはは……でも私もアイドルとかは詳しくないから……」
沙織「む〜若い子の間では人気なんだけどな……」
みほ「でもスターライト学園って確か……」
優花里「はい、数少ない『学園艦ではない学校』の一つで、アイドル養成学校の名門校です」
麻子「なんでも、学生でありながら現役アイドルとしての活動が全国に渡る生徒が多いため、移動の利便性を鑑みて、陸地に建てられた学校だとか何とか……」
沙織「麻子詳しいね〜」
麻子「……私もアイドルのことは全然わからんがな。歌やダンス専門の講師が付き、オーディションの手配などは行うが、各自のスケジュール管理等は生徒自身に行わせることにより、学園艦とは違った方法で自主性を育てているらしい」
沙織「へ〜そうなんだ?あ、でも何で祝勝会って前にホテルでやりましたよね?」
桃「アレはあくまでも私達内輪だけでの祝勝会だ。今度のものは祝勝会と名は付いているが、あくまで大洗町の人達に楽しんでもらうことが目的だな」
優花里「町の人達に……ですか?」
杏「私達みたいな弱小校が優勝できたのには、町の人達の応援や義援金の力が大きかったからね〜」
柚子「だから皆さんにはこういったイベントで楽しんで貰えたらな〜と思って」
杏「廃校のピンチも免れたことだし、少しでも恩返ししてかないとね〜」
華「素敵ですね……」
みほ「うん。そういうことでしたら、私達にも是非協力させてください」
杏「そう言ってもらえると助かるよ〜」
沙織「はいはーい。それはいいんですけれど、何でソレイユを呼ぼうと思ったんですか?いや、私は好きだからいいですけれど……」
桃「うむ、それはな……我らが大洗港には『さんふらわあ』というフェリーが――」
沙織「あ、ゴメンナサイ。わかりましたんでもうイイです。大体予想した通りでしたんで……」
杏「ははは、座布団一枚〜」ヒラヒラ
柚子「桃ちゃん……」
桃「なんだ、なんで皆してそんな目で私を見る!?」
杏「ま、とにかく。当日はよろしくね〜」
あんこうチーム「「はーい!」」
――――祝勝会当日:大洗港にて
あおい「と、いうわけで到着しました。大洗ポート、エ〜ンドスクールシップ!Yeah!!」
いちご「Yeah!!」
蘭「誰の真似だ、誰の……」
いちご「う〜ん、潮風が気持ちいいね〜」
あおい「思えば最近、海の近くでのお仕事って無かったものね〜私達。ちゃんと日焼け対策しとかなきゃ!」
蘭(私はトライスター時代に一度あったけど……)
あおい「さて、予定では迎えの人が着ているはずなんだけど……」
みほ「お、お待ちしてました!!ソレイユの皆さん!!」
いちご「あ、はいっ!?」ビクッ
あおい「迎えの人かな?」
みほ「ほ、本日はお日柄もよく……」
沙織「みぽりん落ち着いて……」
麻子「それじゃ結婚式のスピーチだ……」
蘭「あなた達が今日のイベントの……?」
優花里「はい!県立大洗女子学園戦車道チーム所属、あんこうチームであります!本日は我々が案内役を務める所存でありますので、どうかよろしくお願いいたします!」ビシッ
いちご「よ、よろしくであります!……でございます?」
蘭「言えてない言えてない……」
あおい「あ――と、ソレイユの星宮いちご、紫吹蘭、霧矢あおいです。本日はよろしくお願い致します」ペコッ
いちご・蘭「「よろしくお願いいたします!」」ペコッ
みほ「ひゃいっ、こ、こちらこそ……よっ、よろ……」
沙織「あ〜もうみぽりん大丈夫?焦らなくて大丈夫だからね〜」
みほ「う、うん……」
華「遠い所わざわざ有り難うございます。なにか困ったことが有りましたらおっしゃって下さいね」
蘭「はい」
いちご「あおい、すごく大人っぽい人だね〜」ヒソヒソ
あおい「砲手の五十鈴華さんね。とても落ち着いて綺麗……さすが高校生」ヒソヒソ
沙織「あ〜華は人当たりはいいけど、『いくら食べても太らない体質持ち』っていう女の敵的存在だから気をつけて下さいね〜」
華「沙織さん……?」
沙織「じょ、冗談だってば〜」
いちご(何だか楽しそうな人達だね……)ヒソヒソ
あおい(うん。それに皆どこか華がある……)ヒソヒソ
蘭「でもすごいな……ポジションまで覚えてるのか?」
あおい「昨日きちんと予習してきたから!今五十鈴さんに注意されてたのが通信手の武部沙織さん。軍隊形式な喋り方なのが装填手の秋山優花里さん。ツッコミを入れた後、立ったまま寝ちゃってるのが操縦手の冷泉麻子さん。そして……」
いちご「最初に声をかけてくれたのが、戦車長の西住みほさん?」
あおい「その通り!アレ?でもあんこうチームってことは……」
いちご「そうだ、確か戦車道の隊長さんのチームだったよね?」
蘭「隊長チームが自ら案内役を務めるんですか……?」
沙織「あ、はい。実は――」
蘭「――なるほど、そういうことですか」
沙織「はい。だから私達も積極的に裏方の仕事を手伝っていこうかな〜と」
いちご「……何だかいいね、こういうの」
あおい「うん。この支え合い精神が、全国優勝という偉業を成し遂げたのかもね……」
蘭「……微力ながら、私達も町の皆さんに喜んでいただけるよう全力を尽くします」
みほ「ありがとうございます!」
沙織(それにしても……)チラッ
蘭「あ、はい。ステージ機材は既に組んでもらってるそうなんで、後は現地の微調整だけで……」
沙織(紫吹蘭ちゃん……プロフィールによると、身長は私とほぼ同じ――なのに……)ジー
蘭「……どうかしましたか?」スラーッ
沙織「あ、いいえ。なんでも……」
沙織(私の方が圧倒的に脚が短い……うぅ……)ガクッ
華「沙織さん……何泣いているんですか……?」
沙織「ううん……なんでもない……」クスン
麻子「アイドルと自分を比べるな、惨めになるだけだぞ」ボソッ
沙織「えっ、なんで私の考えていることを……麻子ってばエスパー!?」
麻子「顔を見ていればわかる……」
蘭「あははは……」
華「と、とりあえず控え室にご案内いたします。後ほど今日の流れを確認させていただきに伺いますので、それまでどうぞゆっくりしてください」
ソレイユ「「「はい!!」」」
優花里「それでは控え室に向けて、パンツァー・フォー!!」
いちご「ふぉ〜!!」
――――休憩後:祝勝会会場にて
あおい「えぇっ!?じゃああの蝶野亜美一等陸尉にご指導頂いてたんですかっ!?」
沙織「アレ、ご存知なんですか?蝶野教官のこと……」
いちご「有名な人なの?あおい」
あおい「蝶野亜美さん――富士教導隊所属の自衛官さんなんだけど、そのルックスの良さから自衛隊の広告塔として各メディアに取り上げられることも多く……ほら、この人!」パラパラ
いちご「わぁ〜ホントだ、綺麗な人〜」
優花里「ああその雑誌、私も購読しています!!今月号は蝶野教官と10式戦車が表紙なんですよね〜!いや〜この足回りのラインがまたとても素晴らしくて……」
あおい「はいっ!この短いタイトスカートをここまで着こなせる人は中々いないと思うんですよ〜」
優花里「それにこれだけ小柄でありながら、『走攻守』全てにおいて90式を上回る性能を搭載させるとは、日本の技術力には目を見張るものがありますね〜」
あおい「ええ。女性である以上、男性隊員と比べると小柄になっちゃうのに、並んで写っててもそんな印象を抱かせないのは、やっぱり姿勢がきちんとしているからだと思うんですよね〜はぁ、見習いたい……」
麻子「会話が噛み合ってるようで全く噛み合ってないな……」
蘭「ほらあおい、会場チェック始めるぞ〜」
あおい「あ、はいはい〜」
沙織「ゆかりんも早く早く〜」
優花里「はいっ、ただいま!」
沙織「すいません〜ライトの角度はこれくらいで大丈夫ですか〜?あと体型維持のコツを教えて下さい……」
華「何を聞いてるんですか何を……」
蘭「ええっと……無理してストレスを溜め過ぎないことですかね?たまには自分を甘やかしておやつを用意したりとか。あ、ライトの方はOKです……」
沙織「なるほどなるほど〜。じゃあ足が綺麗に見える立ち方とか――」
華「沙織さ〜ん?」
いちご「あおい〜こっちのチェック終わったよ〜」
あおい「は〜い。こっちももう少しで終わるから、先に休憩入ってていいよ〜」
いちご「いつもすまないねぇ〜あおいさんや……」
あおい「いえいえ、いちごさんこそ……」
蘭「小芝居はいいから早く休めって……」
いちご「は〜い」
みほ「こっちも終わりました〜」
沙織「ほーい。んじゃみぽりんも先に休んでていいよ〜」
みほ「えっ?でも……」
優花里「後のことは私達にお任せください!」
華「終わったらすぐに向かいますから……」
麻子「それに西住さんは『アレ』も控えてるわけだし……」
沙織「あ〜今のうちに緊張を解しておいてもらわないとね……」
みほ「う、うん。そうだね……」
いちご(……『アレ』?)
――――祝勝会控え室にて
いちご「…………」
みほ「…………」
いちご「あのぅ……」
みほ「は、はいっ」
いちご「あ……そんなに緊張しなくても」
みほ「ああ、いえ……でも私、アイドルの方とお会いするの初めてで……」
いちご「そんな……私の方が年下なんですし……」
みほ「はい……」
いちご「あ、そういえばさっき皆さんが言ってた『アレ』ってなんなんですか?」
みほ「そ、それは……」ゴニョゴニョ
いちご「?」
いちご「――――隊長挨拶?」
みほ「はい……戦車道チームを代表して、観客の皆さんの前で挨拶をしなくちゃいけなくて……」
いちご「へぇ〜すごい!」
みほ「……でも、私には荷が重くて……」
いちご「そうなんですか?」
みほ「だって、全国優勝できたのだって、私じゃなくて皆が頑張ってくれたからで、私一人の力なんて……」
いちご「……ちょっとわかる気がします」
みほ「?」
いちご「私もアイドルやっていて、一応ソレイユのリーダーになってますけれど、今日みたいなステージは、私一人じゃ開催することは出来ません……。機材を設置してくれる人――演出を担当してくれる人――衣装をデザインしてくれる人――そして、同じユニットのメンバー。……皆がいてくれるから、成功させることが出来るんです」
みほ「星宮さん……」
いちご「一人の力じゃ限界があるんです……だから、私も自分一人じゃ無理だなって時は皆に頼っちゃいます!だって……ステージは皆で作るものだから!!頼っちゃうのは全然悪いことじゃないです」
みほ「そう……なのかな?」
いちご「はいっ!だから西住さんもどうしても一人じゃ無理だって時には、皆に頼っちゃいましょう!きっと何とかなりますよ!」
みほ「うん……そうかもしれない……」
いちご「はいっ!私も後輩として西住さんの勇姿を見させていただきます!」
みほ「後輩……?」キョトン
いちご「だって私はソレイユのリーダーなりたてですけれど、西住さんはもっと前に戦車道チームのリーダーになって、立派な実績を残した、いわば『リーダーの先輩』です。後輩として色々学ばせてもらいます!」
みほ「あはは……うんっ私も先輩として頑張らないとね!」
――――控え室前にて
華「……ありがとうございます」ペコッ
あおい「いえ、こちらこそ……」ペコッ
沙織「本当なら、私達がフォローしてあげなくちゃいけなっかたんですけどね……前ほどじゃないとはいえ、まだまだ引っ込み思案な所があるから助かりました」
華「もっともっと遠慮なく頼ってくれてもいいんですけれどね……」
麻子「私達も戦車道じゃ西住さんに頼りっぱなしだしな……」
蘭「いえいえ。こちらの方こそ、いちごが生意気なこと言ってすみません……」
麻子「いや、的を射た良いアドバイスだった……」
優花里「うぅ〜西住殿〜っ!!」ダダッ
バァンッ
沙織「あ、ちょっとゆかりん!?」
みほ「優花里さんっ!?」
優花里「西住殿がそこまで今日の挨拶に不安を感じているとは気づかず……秋山優花里、一生の不覚です!……そうだ、今日の挨拶はチーム皆で出ましょう!!そうすれば西住殿の心労も減らせるはずです!!」ギュウッ
みほ「えぇっ!?でも……」オロオロ
麻子「やれやれ……」
いちご「あれ?みんな……」
華「思えば、みほさんだけに大変な思いをさせるわけにも行かないですしね……」
沙織「それにそれに!観客の中に素敵な男の人がいるかも?やだもー、しっかりアピールしなきゃ」
華「集計結果によると、今日の男性客の平均年齢は55歳だそうです……」
沙織「あ……そうですか……」
麻子「まぁ、大洗女子に協賛してくれた人向けイベントだしな……地元のイベントだから顔見知りばかりだろうし」
みほ「あ、でもみんな他の仕事が……」
蘭「そこら辺は私達もお手伝いしますから」
あおい「大丈夫です。肉体労働は慣れているんで!」
沙織(肉体労働に慣れているアイドルって何……?)
優花里「ああそういえば、この前オーディションでアイドルみんなして壁のぼりとかやってましたものね〜」
沙織「へぇ〜、っていうかゆかりんもアイドル番組とか見るんだ?」
優花里「ああいえ、番組欄に『トライスター』と有ったので、てっきり模型特集の番組かと勘違いして……」
沙織「ごめん、よく分かんないや……」
蘭「まぁとにかく、もう一度進行表を洗いなおしてみましょう」
一同「「「お〜!!」」」
いちご「……ね?上手くいったでしょ?」ヒソッ
みほ「うんっ!」ニコッ
――――祝勝会会場にて
柚子「それではこれより!大洗女子学園戦車道チーム、全国制覇祝勝会を開催いたしま〜す!」
杏「みんな〜楽しんでいってね〜」
ワーワー
柚子「早速ではございますが、本日のゲストを紹介いたします!今をときめくアイドルユニット『ソレイユ』の皆さんで〜す!!」
いちご「皆さ〜ん!こんにちは〜!!」
あおい「ソレイユで〜す!この度は全国大会優勝、おめでとうございま〜す!!」
蘭「私達も盛り上げていきますので、本日はよろしくお願い致しま〜す!!」
ワーワー
柚子「はいっ、早速ではありますが、一曲歌っていただきます。曲名は――」
ソレイユ「「「『ダイヤモンドハッピー』!!」」」
――――祝勝会後:控え室にて
いちご「は〜気持よかった〜」
あおい「うん、楽しかったね」
蘭「皆盛り上がってくれたな。しかも戦車にまで乗せてもらえて……」
いちご「戦車に乗っての記念撮影、楽しかったね〜」
バタン
みほ「皆さん、お疲れ様でした〜」
ソレイユ「「「お疲れ様でした〜」」」
沙織「いや〜凄かったです!私生でアイドルのライブ見たの初めてなんですけれど、あのオーラっていうんですか?CGじゃなくてホントに目に見えるものなんですね〜」
華「沙織さん落ち着いて……」
優花里「いやいや武部殿でなくてもアレはテンション上がりますよ〜私も心動かされました〜」
麻子「西住さんも頑張ったしな……盛り上がってよかった」
あおい「そうですよ!控え室での様子が嘘のようにキリッとしてて……ああ、カメラを持ってこれなかったのが惜しい……」
蘭「どっちにしろ私達もステージ上にいたんだから撮影できないだろう……」
沙織「みぽりんが『やっぱり一人でステージに立つ』って言ったときは心配だったけどね〜私達がソデに控えてたとはいえ」
みほ「ううん、皆が後ろに控えててくれるって思ったら、身体がスッて軽くなったから……安心できたのかな?」
いちご「西住さん、すっごくかっこよかったです!!」
みほ「いえそんな……でも、ソレイユの皆さんが来てくれてよかった……おかげでここまで盛り上げることが出来ました」
いちご「ううん、ソレイユだけじゃここまで盛り上がらなかったと思います!」
みほ「?」
いちご「気づいてました?私達が登場した時より、あんこうチームの皆さんが登場した時の方が大きな歓声が上がってましたよ?」
沙織「えっ、本当ですか?」
あおい「はいっ、アイドルの立場としては複雑ですけれど……」
蘭「ここじゃあ私達アイドルより、戦車道チームの方が人気が高いってことですね」
いちご「ふふっ、町の皆さんからしたら、皆さんがアイドルなんですね!」
みほ「そう……でしょうか?」
いちご「はいっ。私達も負けてられません!もっともっと人気になってリベンジしに来ますから、また呼んで下さいね!」
みほ「あ……はいっ!」
――――帰り道:4号戦車の中にて
沙織「戦車の記念撮影、盛り上がってよかったね〜ゆかりんナイスアイディア!」
優花里「いや〜皆さんに喜んでいただけたのなら何よりです」
みほ「『また呼んで下さい』か――」
華「みほさん?」
麻子「ソレイユのことを考えているのか?」
みほ「あ、うん……」
沙織「凄かったよね〜まさに『太陽』って感じに明るくて……」
みほ「うん……また会えたらいいなって……」
優花里「だったらまたお呼びしましょう!」
みほ「えっ!?」
麻子「来年の戦車道大会でも優勝すれば、また呼ぶことも出来るだろう……」
沙織「そうだよ!また優勝すれば、堂々と招待できるじゃない!!」
華「そうと決まったら、帰ったら早速練習しないといけないですね」
みほ「あ……うんっ!」ニコッ
――――帰り道:バスの中にて
いちご「あ、そういえば」
あおい「なになに?」
いちご「イベント後に大洗の生徒会長さんがくれたプレゼント開けてみようかなって」ガサゴソ
蘭「『個人的な謝礼だから〜』って言ってたやつか?……干し芋とかじゃないのか?ほら、ビンゴ大会の商品も生徒会長の意向って言って干し芋一年分だっただろう……」
あおい「アレはすごかったね……たしかに美味しかったけどね、控え室のお茶請けにも有ったし……」
いちご「ん〜でも干し芋にしては薄いような……あ、これアイカツカードだ!?」
あおい「ええっ!?」
蘭「何でまた……」
いちご「メッセージカードが入ってる。なになに……『織姫学園長にお願いして、特別にアイカツカード化してもらいました。三人分ありますのでぜひご活用ください』だって」
あおい「へぇ〜すごいじゃん!見せて見せて!!」
いちご「うん!よいしょっと――うわぁ〜」キラキラ
蘭「こ、これは……」
あおい「『あんこう踊りコーデ』……穏やかじゃないわね……」
いちご「これ可愛い!!」
蘭「可愛い……のか?これが?」
いちご「だって可愛いピンク色だし、フリルも付いてるよ?」
蘭「これはフリルじゃなくてあんこうのヒレなんじゃ……」
あおい「まぁここでしか手に入らないご当地カードだからレア度は高いんだけど……」
いちご「そうだ!今度のソレイユのステージはこの衣装で」
あおい・蘭「「それだけは絶対にないっ!!」」
いちご「えぇ〜」
おわり
以上です。
大好きなガルパンとアイカツをコラボさせてみたくて書いてみたのはいいんですが、流石にキャラが多すぎてまとめるのが大変でした……
ホントは他のチームやユニットも登場させたかったんですけれどね……
ガルパンもOVA・映画が控えてますし、アイカツも二期の噂が出ていますので、引き続き応援してきたいと思います。
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