シンジ「これが使徒…?美少女じゃないか」 (93)

シンジ「父さん。なぜ僕を呼んだの?」

ゲンドウ「お前が使徒に好かれる体質だからだ」

シンジ「使徒って、人類を滅ぼすっていう化物なんだろ!? なんでそんな事言い切れるんだよ!」

ゲンドウ「…」

シンジ「それに、化物に好かれたからって……」

ゲンドウ「コマせ。それ以上は望まん」

シンジ「3年ぶりに会う中学生の息子に言うことじゃないよ……父さん」

ドゴォン!

ゲンドウ「やつめ。ここに気づいたか」

青葉「目標をカメラで捉えました。主モニターに回します」

ピッ

ミサト「あれが―――使徒」

シンジ「え……?」


サキエル『ふふっ。えい! やあ!』ドゴン!ドゴン!


冬月「むう。我々の予想より胸がデカいな」

ゲンドウ「ああ。だがこの角度では断言できん。カメラにもっとズームするよう伝達しろ」

青葉「はい」

シンジ(使徒……? あの女の子が?)

ミサト「シンジ君。出てくれるわね?」

シンジ「…………説得してくればいいんですよね?」

拡声器『えー…っと。そこの女の子。とりあえず止まって。暴れずに話を聞いて下さい』

サキエル「ん? 誰? 顔見せてよ」

拡声器『……暴れないでくれますか?』

サキエル「声が可愛いから1分だけ待ってあげる。でも隠れたままならドカーンね」

シンジ「…」

サキエル「わっ」

シンジ「『わ』?」

サキエル「んふふ。なぁにぃ?」



ミサト「いきなり猫なで声に変わったわね」

リツコ「……いける!」

シンジ「僕はあの、話を……話をしたくて」

サキエル「うん。いいよ。じゃああそこ、ちょうどいいから座ろ」

シンジ(あそこって、あの瓦礫か)

ストン

サキエル「で、お話ってなぁに? あ、名前なんて言うの? 私サキエル」

シンジ「碇シンジ……です」

サキエル「シンジ君かぁ……いい名前」ススッ

シンジ「サ、サキエルさん。ちょっと近すぎる気が……」

サキエル「いいじゃない近いほうが、声が聞きやすくて。ねぇもっとお顔見せて」ギュッ

シンジ「はぅ」


ゲンドウ「子供の名を褒められた。親の手柄だな」

冬月「名づけたのはどうせユイ君なのだろ?」


シンジ「―――と、言うわけで。できればその、暴れて街を壊したりするのは、止めて欲しくて」

サキエル「うーんそれは無理」

シンジ(あっさり断られちゃったじゃないか!父さん…! そ、それに)

ムニムニム

シンジ(う、腕に柔らかいのが当たって……)


リツコ「シンジ君、ガチガチね」

ミサト「あっちのほうもガチガチだったりしてねー」

マヤ「不潔」

サキエル「これはねぇ、生存競争ってやつなんだから。私が消えるか、あなた達リリンが滅びるか」

ムニムニム

シンジ「ぁぅぅ」

サキエル「でもぉ……君と子作りして、種族の壁を超えちゃうのも悪くないかもぉ……ふふ」

シンジ「……!?」

サキエル「ねぇ、私と子供作ってみる? それともぉ、滅ぶ?」

シンジ「えっ。い、いや、でも、いきなりそんなっ」

サキエル「えい!」

ドゴォン!

シンジ「ひっ」

サキエル「さ。選んで」

シンジ「ひぃぃ」

シンジ(な……なんだよこれ。説得…話をすればいいんじゃないの!?)


ゲンドウ「行け、シンジ。コマせ」

職員たち「押し倒せー!」「頑張れ中学生ーー!!」


サキエル「DOTTI?」

シンジ(無理だよ! キスだってしたことないのに。どうしていいかだってよく分からないのに!!)

サキエル「……そっか。ヤなんだ。私とじゃ」

シンジ「え?」

サキエル「いいよ、それならそれで。君を犯して、リリンも滅ぼしちゃうから」

シンジ「!? ま、待ってください、そんな……ぐはっ!」

ドサ

サキエル「……そのままじっとして。死ぬ前くらい、気持ち良くなっときたいでしょ……?」

シンジ「あ、あ」

サキエル「いただいます」

シンジ「あああああああああああああああああああああああああ!!!」

プツン

冬月「!? なぜモニターを消す」

青葉「わ、分かりません。突然制御が!」

リツコ「……これ以上はプライバシーの重大な侵害に当たると判断し、映像を切断しました」

マヤ「さすが先輩」

ゲンドウ「そんな場合ではない。赤木博士、早急に映像を回復したまえ」

ミサト「現状の把握は女性スタッフで確認いたしますので、ご心配なく」

リツコ「マヤ。あなたも見る?」

マヤ「わ……私は、遠慮します」

ミサト「どれどれ。うわ。容赦無いわねぇ」

冬月「ええいっ、どうなってる! せめて実況したまえ!」

リツコ「シンジ君は既に半裸。口内を犯し尽くされた後、上半身に舐めしゃぶるようなキスを降らされて身悶えていますわ」

ミサト「責めが下半身に移行するのも時間の問題ね」

女性職員「中学生の男の子がいきなりされるには、刺激が強すぎるんじゃ……」

リツコ「ええ。このままでは、性器に触れられすらせずに一度射精しかねないわ」

ゲンドウ「赤木博士、もう一度言う。映像を出せ」

ミサト「――――! シンジ君!?」

リツコ「まさか、童貞の暴走!?」

日向「ど、どうしたんですか?」

マヤ「シンジ君が、シンジ君が逆に責め始めています! あ、あんな乱暴に……でも凄い……」

リツコ「遠慮するんじゃなかったの?」

マヤ「仕事です。仕事ですから。わわっ、あんなとこ舐めちゃうなんてっ」

冬月「………どういうことだ?碇」

ゲンドウ「ふっ。シンジに植え付けてあるエヴァが目覚めたな」

冬月「エヴァ―――淫蕩なリリスの遺伝子か。勝ったな」

マヤ「サキエル貫通! そのままヨガり狂っています!!!」

ゲンドウ「映せえええええええええええええええええええええええ!!!!!!」




シンジ「――――――っ!?」

シンジ「どこだ、ここ……? 知らない天井だ」

ゲンドウ「分かった。ご苦労だったな」カチャ

冬月「何の報告かね」

ゲンドウ「シンジが目を覚ましたそうだ。検査でも別状ない」

冬月「そうか……堕ちた使徒によるだいしゅきホールドでフィニッシュ。まずは一安心といったところだな」

ゲンドウ「ああ。だが、まだ最初の一歩に過ぎん。使徒を全てコマし、補完を完成させなければ我らの回春は成らん」

冬月「回春のために息子を犠牲に、か。業が深いな」

ゲンドウ「ふ……」

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1 :  SS好きの774さん   2014年01月14日 (火) 00:44:24   ID: -jtpK_e-

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