シンジ「いつでもどこでも誰にでもエッチな事ができる、させられる券……」
シンジ「こんなんで釣ろうなんて、最低だ。父さん」
シンジ「というわけで、先生のところに帰ります」
ミサト「そう……ま、仕方ないわね」
シンジ「……」チラッ
ミサト「ん?」
シンジ「……」サッ
ミサト「なに目逸らしてんの?」
シンジ「……別に。逸らしてませんけど」
ミサト「あ~……そっか、胸が気になんのね」
ミサト「その気になれば好きにできるって思ったら、そりゃ女の身体を意識しちゃうわよねえ」
シンジ「違いますってば!」
ミサト「まあまあ。で、もう今日帰っちゃうわけ?」
シンジ「そのつもりですけど。なにかあるんですか?」
ミサト「用があるってわけじゃないけどね。どうせお休みだし、一日くらいこっち泊まって行きなさいよ」
シンジ「ず、随分立派なホテルですね。ホントにこんなとこに泊まっていいんですか??」
ミサト「当然」
シンジ「だけど……僕、あのエヴァとかいうのに乗るのを断っちゃったのに……」
ミサト「それはこっちの都合だし、わざわざ来てもらったことに変わりないわよ」
ミサト「てゆーか、『特務機関ネルフの総司令のご子息』って立場なんだから丁重に扱われるのはフツーよフツー」
シンジ「はあ……」
ミサト「さ、入りましょ。手続きは私が全部済ませとくから、ちょっち待ってて」
シンジ「お世話になります」
ミサト「もしもし、リツコ? シンジ君は予定通りの部屋にいるわ」
ミサト「例の薬を食事に混入、それを口にしたのもモニタで確認済み―――」
ミサト「そっちの手配は頼んだわよ」
シンジ「……」
シンジ(ご飯、美味しかったな。あんなの初めて食べた)
シンジ(この部屋……こんなに広くて、備え付けのお風呂も広くて。凄いけど……)
シンジ(なんだか落ち着かないや。せめてベッドくらい普通のサイズでいいのに)
シンジ「……」
シンジ(パイロットになるの断っちゃったけど、近いうちにくるっていう化物、大丈夫なのかな?)
シンジ(やっぱり乗ったほうが……)
シンジ(いや、僕がしなくたって、もっと優秀な人がやるだけだ。ならむしろそっちの方がいいじゃないか)
シンジ「……」
~~~
シンジ「……ハァ、ハァ……ぅ、ぅぅ」
シンジ「な、なんだ……? なんだよ、これ」
シンジ(熱い……身体、熱くて……!)
シンジ「ハァ、ハァ、ハァ」
シンジ(頭の中……エッチなことばっかり浮かんできちゃう。ど、どうしちゃったんだ……僕……)
シンジ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
シンジ(ミサトさん、おっぱい大きかったな……)
シンジ(赤木さんって人も)
シンジ(他も……ネルフの女の人達って、きれいな人ばっかりだった!)
シンジ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
シンジ(もし、もしエヴァに乗ったら、あの人達全員と好きなことできるんだ)
シンジ(いやもっと、いくらでも、他の誰とでも………っ、好きなだけ!)
シンジ「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
シンジ(ううぅ……熱い……! 熱いよ。なに考えてんだ、僕は……)
シンジ(お、お風呂で、これ、処理しよう。そうでないと……おかしくなって……くぅ、ぅ)
シンジ「―――!?」
シンジ(なんだよこれ! 僕のこれ……どうなんってんだ!??)
ビクン
ビクン
シンジ(こんな……いくらなんでも膨張しすぎて……)
シンジ(は、早く出して、小さくしちゃおう)
ギュッ
シンジ「ひぁ!?」
シンジ(き……っ、キモチ、い)
ギュ、サスサス
シンジ「んあ、ぁぁ、あっ」
シンジ「あふっンぅああああーーーーーーー!」ビュクク
シンジ(うぁ……もう出……!! いっぱい、すごぃ……!)
シンジ「ああ……ハァ、ハァ」
シコシコシコ
シンジ「くああっ! うあっ! んひぃ!」
シンジ(ダメだ、まだ出る! 何回でも出ちゃう! 止まらない、気持ちいい、あああ!!)
ガチャッ
シンジ「!!!?」
加持「やあ。さっそく楽しんでるな」
シンジ「だ、だ、だ」
加持「誰か?って聞きたいのか? 俺は加持リョウジと言ってな。ネルフで働かせてもらってる」
シンジ「ネ……で、出てって! 出てってよ!!!」
加持「自慰を俺に見られたことなら気にしなくていい。分かってて来たんだしな」
シンジ「いいからとにかく出てけよ!!!!」
加持「……本当にいいのかい? そのままで」
加持「いくら自らの手で果てても、今の君は満足できない。そうじゃないのか?」
シンジ「!!」
加持「足を広げてこっち向きに座るんだ。碇シンジ君。俺が楽にしてやる」
シンジ「ひ……ぃ」
加持「自分からは素直になれないか? どれ」
シンジ「やだ、やめてよ、やめてくださっ」
グィ
シンジ「あ!?」
加持「はは。こんな力の抜けた身体じゃ抵抗できないさ」
加持「……男だから分かる男のツボってやつがある。そいつを君に教えてあげよう」
シンジ「助けて! だっ誰か!!」
レロ~ッ
シンジ「いひぃぅ!!?」
ジュポッジュポッジュポッ
シンジ「あ、あぅ、あっ、あっ」
シンジ(ヤダヤダヤダヤダ、こんなの! 絶対嫌なのにっ!!!!)
シンジ(嫌なのに……なんでこんなに……ぅあ!)
加持「チュ……どうだい? 俺の舌の味わいは。同性の技も悪く無いだろ」
シンジ「ハァ、ハァ、ハァ」プルプル
加持「そうか。だが、そうやって否定しても身体は正直なもんさ」
レロッ、ジュルッ
シンジ「あっああ!」
加持「いい表情だ。天性の素質があるな、碇シンジ君」
加持「このまま、さっき君がしてたように繰り返しイカせてあげてもいいが……」
加持「溜めて溜めて、最後に爆発させる。そういう楽しみ方もあるってことを教えてあげよう」
ジュプッ
シンジ「くはっ」
ジュポッジュポッジュポッ
シンジ「あぁぁ、あっ、あっ」
ジュポッジュポッジュポッ
シンジ「あ~、ひぅ、う、あ~……っ!」
シンジ(な……んだ、これ。出しそうになったとこでかわされて、外されて)
シンジ(熱が……渦だけが、身体の中で、どんどん、どんどん―――)
ジュッポジュッポジュッポ
シンジ「うぁ、ひ! ンぁ! ぅっぅ……! ああっ」
加持(……頃合いか)
ジュブブ!
シンジ「んひっっ!?」
レロレロチュパチュパジュプルルルルルッ
ジュッポ!
シンジ「ぅ………っ!?」
シンジ「ああっああああ~~~~~~~!!!!!」ビュルルルルッ
シンジ(ああああああああキキモひぃぃぃぃっィィィィィィ!!!!)
~~~
シンジ「……」
加持「泣いているのかい?」
シンジ「……」
シンジ(…………死にたい)
加持「悲しむ気持ちは分かる。だが君の身体は、いやあの瞬間は心も快楽に溺れた。それも事実だ」
シンジ「……」
加持「そしてシンジ君。君が戦いを選ぶなら、今度は世界中の女とさっき以上の快楽を味わうことも可能だ」
シンジ「……っ」ピク
加持「情欲に溺れる方が人としてリアルさ。人類を守るなら、対価を得ようとするのは恥ずかしいことじゃない」
シンジ「……」
シンジ(……対価……人類のために戦う対価……)
加持「本部の皆は、この時間になっても君が戻ってきてくれるのを待っている」
加持「良ければ連絡だけでもしてやってくれ……それじゃ」
翌日
第三新東京市の某ホテルの一室にて、碇シンジ(14)の自殺体が発見された
人類の敗北の始まりであった
完
このSSまとめへのコメント
やっぱりホモじゃないか