あと1匹は?
ブースター レベル46 冬
己のステータスと技に限界を感じ悩みに悩み抜いた結果、彼がたどり着いた先、結果は感謝であった。
自分自身を育ててくれたトレーナーへの限りなく大きな恩。
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが、一日一万回 感謝のほのおのキバ!!
気を整え、拝み、祈り、構えて、噛み付く。
一連の動作を一回こなすのに当初は5~6秒。
一万回噛み付き終えるまでに初日は18時間以上を費やした。
噛み終えれば倒れる様に寝る。
起きてはまた噛み付くを繰り返す日々。
2年が過ぎた頃、異変に気付く。
一万回噛み付き終えても日が暮れていない。
レベル50を越えて完全に羽化する。
感謝のほのおのキバ、1時間を切る!!
かわりに、ごねる時間が増えた。
山を下りた時、ブースターの牙は音を置き去りにした。
ヒヒダルマ(気の…せいだよな一瞬…消えて)
ゴウカザル「(音が後から…)エンテイ様……?」
エンテイ「ア…アルセウス様が………!?」
ブースター「さて…看板かけてバトるかい?」
エンテイ「看板は差し上げまする、是非私めを弟子にしていただきたい……!!」
唯一王が誕生した。
ブースター「いいよ。フレアドライブくれたらな」
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