Pap「カメラマンになってはや一年、未だ大きな仕事にありつけない」
Pap「そして憎き兄PaPはアイドルプロデューサーとして成功したと聞く……」
Pap「……ずるい!可愛い女の子たちと仲良くなれる仕事とかどんな勝ち組だよ!!」
Pap「俺だって可愛い女の子たちとイチャイチャしてーよ!!くそっ!スキャンダルでも起こしてしまえば……まてよ」
Pap「俺が撮ればいいんだ、スキャンダルの決定的瞬間を」
Pap「よし!今から張り込みだ!!」
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Pap(天気は雨、俺は今、兄貴が所属するCGプロ前で張り込んでる)
Pap (一応雨具は着ているが蒸れて気持ち悪い、あとカメラも心配だ……頼む早く誰か出て来い……む、あれは!)
P「うわっ……結構降ってるな、なあ茄子ほんとにに歩いていくのか?いくらスタジオが近いからってこの雨だぜ……」
茄子「いいじゃいですかーたまには雨の中のお散歩も♪それに事務所の車はほかの人が使っちゃってますし……まだ時間もありますから歩いて行きましょー♪」
P「けどせめてタクシーとか……」
茄子「だーめですっ!無駄使いしたらちひろさんにおこられちゃいますよー」
Pap 「あれはアイドル界随一の幸運を持つと言われてる鷹富士茄子……共演するだけで幸せになれるやらなにやら言われているが……」
Pap「俺に目を付けられたのが運の尽き!お前の幸運伝説、俺が終わらせてやる!」
Pap 「さあこれがパパラッチとしての初めての仕事だ……気合入れていくぞ……」
茄子「ほらプロデューサー、早くしないと置いてっちゃいますよー♪」
P「はあ……分かったからそう急ぐなって……、それにしても雨の日に使える車が無いなんて茄子にしては珍しくついてないな」
茄子「ふふっ♪そうですねー♪」
P「査定してる割には随分楽しそうだな……」
茄子「最近こうやってプロデューサーとお話する時間がありませんでしたから♪」
P「まあツアーとかが忙しくてあんまり構ってやれなかったからな」
茄子「私少し寂しかったんですよー?だから今日は雨に少し感謝です♪」
Pap「今は普通に並んで歩いてるだけだけど……随分と仲良さそうだ、これは思ったより簡単にスキャンダルが撮れるかも!」
ビュオ!
茄子「きゃっ!」
P「うわっ!」バキッ!
P「ああ、突風で傘が!」
茄子「わわわ!プロデューサー、私の傘に入ってください!」
P「悪い!うへぇ……結構濡れちゃったな……」
茄子「プロデューサーじっとしててください!今拭きますから」
P「いや、悪いからいいよ……」
茄子「だめですっ!風邪引いたらどうするんですかっ!」
P「う、じゃあよろしく頼むよ」
Pap「……むっ!今のあの二人の状況……傍から見れば恋人同士にも見えなくはない……ええい!内容なんて後からこじつければいいんだ!とりあえずまずは一枚!」
ビュオッ パシャッ
Pap「さて、どんな感じに取れたかなっと……」
Pap「……飛んできた葉っぱが丁度二人を隠してるだと……?」
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