ライナー「アルミン、尻にガムがついてるぞ」 (7)

ミカサのほうが違和感ないかもしれん

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~暗がり的なとこ~

少し用がある、と兵舎裏の暗がりに呼び出してそう言うと、彼は何の警戒心もなく俺に背後を取らせた。
ガムをとるフリをして、少しだけ屈む。
すると目の前に、形のよい、引き締まった尻が現れる。

言うまでもなく、アルミンのものだ。
服越しにも、その手触りの良さと、柔らかさが伝わってくるように思える。
紛う事なき妄想の産物なのだが、今の俺は、それだけでも生唾を飲み込んでしまう。
いつも思い描いていたアルミンの尻が、もう触れてしまえるほど近くにある。
きっと柔らかいんだろう。スベスベとしているのだろう。長くオカズに使ってきたせいで、俺のリビドーは否応なしに高まってしまう。

しかし、俺の中にも理性というものがあった。
未だ、俺がホモレイパーとならずにいれるのは、これのお陰だ。
よく考えろ、とそれは制止する。
お前は何のためにここにいるのか、それを思い出せ。何のために幾万もの人々を間接的に殺害したのかを。

脳が、急速に冷えていく。
そうだ、目的を思い出せ。俺はなにも、同性に劣情を催すために、此処に来たわけではないぞ。
しかし、それだけだ。股間の熱は消えない。

わが息子は、アルミンを此処に連れ込んできた時と同じように、超大型巨人(鎧付き)へと変貌したままだ。
コレは同時に、立ち上がれないという問題も孕んでいる。

だとして、このままの体勢でい続ければ、いずれアルミンが不信がるだろう。
もし一目でもコレを見られれば、その時点で破滅だ。
アルミンが自分で言いふらすとは思えないが、それでも、エレンかミカサのどちらかに気付かれるだろう。
片や、対人格闘術上位ランカー。片や、100年に一人の逸材。
巨人化する暇すら与えられず、殺されるだろう。

それ以前に、この体勢のままでい続けたとして、俺の息子が元に戻るとは思えない。
目の前にはアルミンの尻。目を瞑っても背けても、どうしても想像してしまう。その手触りを。

さあどうするべきか。冷や汗が頬を伝い、地面へと落ちる。
それが土に吸収され、小さなシミを作った時、不思議に思ったのであろうアルミンが、俺へと声を掛けてきた。

「ライナー、どうしたの? ガム取れた?」

理不尽なことではあるが、それは悪手だった。

脳に染み入るとはこの事か。
アルミンの、ややハスキーではあるものの、少年にしては高めの声が、耳の中で何度も反響する。
必死に忘れよう、忘れようとしていたアルミンの尻妄想が、堰を切ったように脳にあふれてくる。

俺を必死に諌めていた理性が、亀裂の入ったダムよろしく崩れ去るのに、さほど時間は要らなかった。

俺は一息で立ち上がると、同じく立ち上がっていたわが息子を、アルミンの尻に押し当て
駄目押しとばかりに、右手で彼の右尻肉をギュゥと掴んだ。

アルミンの体が一瞬ビクンと振るえ、硬直する。
恐らくは何が起きているのかを理解できていないのだろう。可哀相に。
教えてあげよう。今彼の身に降りかかっている災禍が、如何様なものであるかを。

俺はアルミンの耳元に口を近づけ、囁く。

「動くな、俺はゲイだ」

あ、ダメだ。
地の文なんて書いたこと無いからものすごい時間かかる。
元から立て逃げのつもりだったけどこれは不味い。

よし、立て逃げだ。

まあある程度書きためしてからくるね

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