イトノコ「あっ!御剣検事!おつかれさまッス!!」
ミツルギ「あぁ」
イトノコ「それにしてもそんなに厚着して検事は暑くないッスか?」
ミツルギ「ほう‥‥?私の服装に文句をつけられる程偉くなったのか」
イトノコ「そっ!そんなわけじゃないッス!!」
ミツルギ「なら黙っていたまえ」
イトノコ「了解ッス!!」
ミツルギ「それで?糸鋸刑事‥‥事件の概要を教えてくれ」
イトノコ「はっ!被害者は首を絞められたことによる窒息ッス!!」
ミツルギ「窒息‥‥?胸元に刃物が刺さっているようだが‥‥?」
イトノコ「あれは「あれれー?」
ミツルギ「!?」
コナン「これおかしいよー?」
ミツルギ「あの少年はなんだ?」
イトノコ「第一発見者ッス!!」
ミツルギ「‥‥‥‥」
イトノコ「‥‥‥‥?」
ミツルギ「何故、第一発見者が現場で捜査まがいのことをしている?」
イトノコ「どうしてもと頼まれましたッス!!」
ミツルギ「‥‥‥‥来月の給与査定を楽しみにしておくとよい」
イトノコ「っ!?」
コナン「ねぇねぇ。刑事さん」
ミツルギ「む‥‥私は刑事ではない。検事だ」
コナン「そーなの?まぁいいや。ちょっとこれ見て」
ミツルギ「‥‥‥‥ふむ」
コナン「この胸元のナイフ、変だよー」
ミツルギ「それは私も気になっていた。糸鋸刑事」
イトノコ「はっ!説明させてもらうッス!!」
イトノコ「被害者はまず胸元をこのナイフで刺された模様ッス!」
[小振りのナイフ]
イトノコ「しかし、胸元にはこれが」
[手帳]
イトノコ「この手帳は革貼りのカバーで覆われていたためナイフでは致命傷にならなかったみたいッス」
イトノコ「そのため刺された後も意識のあった被害者が被疑者と格闘した後が残っていたッス」
ミツルギ「被害者の衣服に乱れがあるのはそのためか‥‥」
イトノコ「そうッス。被疑者と格闘した被害者は背後から紐状の何かで首を締められて」
コナン「それで窒息したんだねー。だから首もとに紐の後があったんだー」
ミツルギ「‥‥そのようだな」
イトノコ「ッス!!」
ミツルギ「ナイフが用意してあったということは‥‥」
コナン「計画的な犯行だね」
ミツルギ「うむ‥‥だが予想外な格闘があり」
コナン「身に付けていたもので首を絞めた」
ミツルギ「‥‥‥‥」
コナン「被疑者はもう捕まってるんだっけ?」
イトノコ「もちろんッス!我々警察は優秀ッスから!ナイフの指紋から」
ミツルギ「‥‥いや待て、糸鋸刑事」
イトノコ「はい?」
ミツルギ「優秀な警察が現場に子どもを残すのか?」
イトノコ「!?そ‥‥それは‥‥‥‥」
ミツルギ「君の責任だ。君がなんとかしたまえ」
イトノコ「‥‥‥はい。行くッスよ、ボーズ」
コナン「えー!まだ見たいところがー!」
イトノコ「早くしないとおじさんのご飯がソーメンだけになっちゃうッス‥‥」
コナン「あー‥‥」
ミツルギ「糸鋸刑事にしてはやけに頭が切れると思ったら‥‥」
ミツルギ「あの少年だった‥‥まったく警察は何をしてるんだ」
ミツルギ「‥‥捜査をしよう」
―同日 同時刻―
留置場
???「うぅ‥‥俺は‥‥‥」
???「俺は無実だー!!!!!っ!!!っ!!!!!」
ナルホド「‥‥いい加減騒ぐのをやめて話を聞かせてくれ」
ナルホド「‥‥‥‥矢張」
ヤハリ「‥‥‥うぅ‥‥」
マヨイ「あー。ヤッパリさん!久しぶりー」
ヤハリ「マヨイちゃーん‥‥俺は何もしてねぇよー‥‥‥」
マヨイ「わわっ!こりゃ重症だよ!ナルホドくんっ!!」
ナルホド「僕も頭が痛くなってきたよ‥‥」
ヤハリ「‥‥‥うぅ‥‥」
ナルホド「それで?今回は何やらかしたんだ?」
ヤハリ「俺じゃねーよ!!!!!」
ナルホド「‥‥分かったから話をしてくれ」
ヤハリ「それがよー‥‥‥‥」
どうすんの
マヨイ「ヤッパリさん、どうしてそんなに殺人現場にいるの?」
ヤハリ「わっかんねぇよー‥‥」
ナルホド「‥‥ナイフに指紋がねー」
ヤハリ「確かにあれは俺のナイフだけどよー‥‥」
ナルホド「ふーむ‥‥」
ヤハリ「俺じゃねぇんだよぉ!」
ナルホド「‥‥分かってるよ。お前は万引き以上の犯罪は出来ない」
ヤハリ「ナルホドぉー‥‥」
マヨイ「‥‥‥‥万引きは出来るんだね」
ナルホド「とにかく‥‥僕らは現場に行ってみるよ」
ヤハリ「もうお前しか頼りはいないんだよぉ‥‥‥」
マヨイ「任せてください!!」
ヤハリ「マヨイちゃんは頼りになるなー」ウルウル
ナルホド「じゃあ、おとなしくしてろよ」
―同日 殺人現場―
イトノコ「‥‥‥‥」
マヨイ「ねぇねぇナルホドくん。あそこで全力でしょげてるのって‥‥」
ナルホド「‥‥イトノコ刑事だね」
マヨイ「何があったのかな?‥‥減俸?」
ナルホド「大方また大きなミスでもしちゃったんだよ」
イトノコ「聞こえてるッスよー‥‥」
マヨイ「あちゃー‥‥起きちゃったよ」
ナルホド「そだね。見なかったことにして行こうか」
ナルホド「‥‥‥‥」テクテク
マヨイ「‥‥‥‥」テクテク
「待った!!」
ナルホド「‥‥はぁ」
マヨイ「‥‥あーあ」
イトノコ「ひどいッス!無視するなんて人間じゃないッスよ!!」
ナルホド「捕まっちゃったよ、マヨイちゃん」
マヨイ「そだねー、ナルホドくん」
マヨイ「それで?何か用ですか、イトノコ刑事?」
イトノコ「‥‥っ!なんだかいつにも増してふてぶてしいッス」
ナルホド「イトノコ刑事はいつにも増して元気がないですね」
イトノコ「あぁー‥‥来月の給与‥‥‥‥」
マヨイ「‥‥こりゃ面倒なことに巻き込まれたよ、ナルホドくん」ボソッ
ナルホド「矢張に付き合うこと以上に面倒なことってあるんだね」ボソッ
イトノコ「はーあ‥‥‥‥」
ナルホド「これは話を聞かないと進めそうにないよ、マヨイちゃん」
マヨイ「大変、不本意だけどねー」
イトノコ「‥‥聞こえてるッスよ」
→[イトノコの元気のなさ]
なんかゲームっぽいね
こりゃ完全に自己満だわ
イトノコ「それがッスねー」
イトノコ「今日もいつも通り現場の指揮をしてたッス」
マヨイ「っ!?」
マヨイ「いつも指揮してるんですか?」
イトノコ「含みのある言い方ッスね‥‥そうッス」
ナルホド「‥‥それでどうしたんですか?」
イトノコ「子どもが捜査してて御剣検事に減俸を言い渡されたッス‥‥」
ナルホド「‥‥子どもが?」
マヨイ「?」
→[子ども]
ナルホド「イトノコ刑事、さっき言ってた子どもって?」
イトノコ「あぁ‥‥第一発見者ッス」
マヨイ「子どもが第一発見者なの?」
ナルホド「‥‥‥‥マヨイちゃんも子どもと言えば子どもだよね」
マヨイ「ナルホドくん!」
イトノコ「第一発見者だから捜査に協力したいって言って来たッス」
ナルホド「‥‥それで捜査に?」
マヨイ「弁護士は捜査に入れてもらえないのに卑怯ー!!」
イトノコ「うぐっ!」
ナルホド「あれ‥‥?それで今その子は?」
イトノコ「ちょっと目をはなしたら消えちまったッス‥‥‥‥」
マヨイ「‥‥イトノコ刑事、来月給与ないんじゃない?」
イトノコ「ぐはっ!それは大変ッス!一大事ッス!!」
ナルホド「じゃあ探すの手伝いますよ」
イトノコ「ホントッスか!?」
マヨイ「でも探すとなると現場にも入らないとなー」
ナルホド(あざといなー)
イトノコ「許可するッス!!」
マヨイ「やりぃ!!」
―同日 現場内―
ミツルギ「‥‥‥‥」
ナルホド「やばいよ、マヨイちゃん」ボソッ
マヨイ「思いっきり目が合っちゃったね‥‥」ボソッ
ミツルギ「はぁ‥‥糸鋸刑事は?」
ナルホド「今は外に」
ミツルギ「‥‥またなのか、成歩堂」
ナルホド「まただよ」
マヨイ「お世話になりますっ!」
ミツルギ「‥‥はぁ」
ナルホド(気苦労が絶えないやつだなー‥‥)
マヨイ「そんなにため息吐いてると眉間にシワが寄っちゃいますよー」
ナルホド「ふむふむ‥‥それが例のナイフか」
ミツルギ「矢張の指紋でべったりだそうだ」
ナルホド「‥‥事件の内容を聞いてもあいつ怪しいところだらけだなー」
ミツルギ「‥‥だが真相を知るためにも綿密に捜査しなければならん」
マヨイ「」
この世界の警察くっそ無能だよね
??「ジャスティース!!」
コナン「わわわっ!?」
??「はっはっはー!子どもはこんなとこにいちゃいかん!」
コナン「えー‥‥」
マヨイ「ナルホドくん、あれ」
ナルホド「だね、マヨイちゃん」
ミツルギ「‥‥糸鋸刑事はどこだ」プルプル
ナルホド「御剣、すまん。ちょっと行ってくる」
ミツルギ「‥‥糸鋸刑事によろしく伝えてくれ」
ナルホド「あ‥‥あぁ」
マヨイ「こりゃソーメンも危ういね」ボソッ
ナルホド「たかられないようにしないと」ボソッ
>>38,39
コナンの世界の警察も糞だから
高木刑事ごときが本庁捜査一課の官僚候補
青島くんもキレるよ、そりゃ
逮捕した翌日に裁判する世界だしな
―同日 現場廊下―
??「はっはっはー!それではよろしく頼むよ」
ナルホド「はぁ‥‥任せてください」
??「ジャスティース!!」
マヨイ「‥‥まともな人いないのかなぁ?」
ナルホド「マヨイちゃんも言えた台詞じゃないよね?」
マヨイ「失敬なっ!ギザギザ頭のくせに!」
ナルホド「なっ!!」
コナン「ありがとー、お兄さん」
ナルホド「あぁ。良いんだよ、気にしなくても」
マヨイ「お兄さんだってーナルホドくーん」
ナルホド「‥‥いいじゃないか別に」
マヨイ「悪いなんて、言ってないよぉ?えへへー♪」
ナルホド「それで君は第一発見者だって聞いたけど」
コナン「うんっ!もうびっくりしちゃったよー」
マヨイ「発見したときのこと聞かせてくれないかな?」
コナン「いいよー」
ナルホド「ありがとう」
コナン「あれはねー」
以下略
ナルホド(うーん‥‥特に新しい情報もないなー)
ナルホド「えーとコナンくん‥‥だっけ?君はなんでここにいたの」
コナン「えーと‥‥」
ガラガラガラガラ!ガシャン!!
ナルホド(っ!サイコロック!?)
コナン「僕、探偵だからっ!」
ナルホド「そ‥‥そう」
コナン「うんっ!!」
ナルホド(それもかなり厳重な‥‥)
そもそもこれどんな事件なん?
誰か書かない?
矢張が捕まってなかったら書きたかった
ナルホド「ん?第一発見者ってことは‥‥」
コナン「うんっ!僕、明日の裁判で証言するのっ!!」
マヨイ「すっごーい!」
ナルホド「そうだよねー」
コナン「頑張るよ!」
>>52
今からでも間に合うよ
きっと
とりあえず汗だくオナニーしてくる
書き切るつもりがないなら最初からスレ建てんなカス
>>56
どうもカスです
カスもしもしです
イトノコ「おーい!」
コナン「わっ!刑事さんだ」
ナルホド「イトノコ刑事」
イトノコ「ボーズ、保護してくれたんスね!恩にきるッス!」
マヨイ「まぁ御剣検事には思いっきりバレちゃいましたけど」
イトノコ「えぇっ!?」
ナルホド「よろしく言ってました」
イトノコ「‥‥あぁー」
コナン「ごめんなさい?」
ナルホド「いいよいいよ。気にしなくても」
ナルホド「コナンくんはイトノコ刑事に任せてっと」
ナルホド「さぁ‥‥まだ全然捜査出来てないよ」
マヨイ「そもそも凶器がまだ見つかってないよねー?」
ナルホド「矢張もそれらしいものは知らないって言ってたし」
マヨイ「うん。じゃあちゃっちゃっと探しちゃおう!」
ナルホド「そうだね」
→調べる
マヨイ「うーん‥‥ナルホドくん、何か見つかったー?」
ナルホド「それらしいものはないよ」
マヨイ「あっ!見て見て!これっ!!」
ナルホド「ん?どれ?」
~♪[トノサマンのテーマ]
マヨイ「ナルホドくんっ!これ限定物のオルゴールだよ!」
ナルホド「僕は携帯がなったんじゃないかとびっくりしたよ」
マヨイ「ナルホドくん、水道代の請求かヤッパリさんからしかかかってこないじゃない」
ナルホド「‥‥耳が痛いなー」
マヨイ「私に携帯買ってくれたらかけてあげるよっ!」
ナルホド「そんな余裕はありませんー」
マヨイ「けちー」
ナルホド「さぁさぁ‥‥調べるよー」
マヨイ「はーい」
ナルホド「‥‥紐状のものだよねー?」
マヨイ「あっ!!見て見て!!」
ナルホド「‥‥今度は何?」
マヨイ「こんなところにホテルバンドーの限定ストラップ!」
ナルホド「あぁー‥‥僕もたくさんもらったなー‥‥‥‥」
マヨイ「ねー」
真宵ちゃん携帯持ってなかったっけ?
ナルホド「全然見付からないよ‥‥」
マヨイ「あっ!ほらほら!!ナルホドくん!」
ナルホド「今度は何ー?」
マヨイ「次はすごいよっ!ほら!!」
ナルホド「うわー‥‥どこかで見たかとのある時計だねー」
マヨイ「時計‥‥?」
ナルホド「あー‥‥マヨイちゃんは知らなかったけ?ほらここを押すと」ポチッ
『ただいまの時刻は‥‥』
マヨイ「わぁっ!しゃっべったよ!この考える人!!」
ナルホド「時刻を教えてくれる時計なんだよ」
御剣の返事は「あぁ」じゃなくて「うム」だろ
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