エレン「マルコの葬式」(24)
※キャラ崩壊注意
※途中で終わる可能性が高いです
あらすじ
調査兵団に入団後、マルコの死を知ったエレンは、ささやかながら葬式を開くことにした。
ジャン「マルコォォォォ!!」
アルミン「ジャン…」
エレン「無理もねぇ…親友が戦死したんだ」
ミカサ「エレン、そろそろ始まるから座って」
エレン「そうだな…」
ーーー
キース「なんまいだ~何米だ~玄米だ~新米だ~」
キース「サンバイザ~インベ~ダ~何万だ~」
キース「3万だ~あんまりだ~あんまんだ~大丈夫だ~」
エレン「……」
ジャン「マルコ…マルコ…」
キースがマルコの遺影の前でお経を唱える中ジャンの啜り泣く声が響いた。
エレン「……」
エレンは訓練兵時代にマルコと過ごした思い出を振り返っていた。
スー
マルコ「……」
エレン「……?」
エレン(気のせいか…?棺からマルコが透けて出てきたような…?)
マルコ「……」
棺から出てきたマルコのようなものはエレンの方をじっと見てきた。
エレン(いや…)
エレン(気のせいじゃねぇ!!)
エレン「おい!アルミン!あれぇ!あれぇ!」
アルミン「どうしたのエレン?」
ミカサ「エレン、今は葬儀中だから静かにして」
ジャン「おい!ライナー!あれぇ!あれぇ!」
ライナー「何だ、ジャン?今は静かにしろ」
コニー「その通りだ。マルコの葬儀中なのに子供の様に騒いでんじゃねぇ」
ジャン(何だよこいつら…見えてないのか…?)
エレン「おい、ジャン」
エレンは小声でジャンに話を掛けた。
エレン「お前もあれが見えるのか?」
ジャン「…どうやらテメェもそうみたいだな」
エレン「やっぱりお前もあれが見えるんだな…」
ジャン「なななな…なんなんだよ。あれって」
ジャン「ひ…ひょっとして俺達にだけ見えるとか…そーいうあれなのか…」
エレン「そ…そーいうあれってなんだよ?ど…どーいうあれだ」
ジャン「ど…どーいうあれって…完全にそーいうあれだろ」
エレン「い…いや…そ…そういうあれじゃないと思うぞ。あれは」
エレン「た、多分あれだろ。大丈夫だろ」
ジャン「だ…大丈夫じゃねーだろ。ああいうあれじゃねーだろ」
ジャン「あれはそーいうあれだろ」
ジャン「だって…あれ…」
ジャン「マ…マ…ママ…マルコだよな…?」
エレン「は…恥を知れよ」
エレン「マルコは死んだんだぞ。これはマルコの葬式だぞ。大体マルコあんな半透明じゃなかっただろ」
エレン「もっとハキハキした男だったろ。ハッキリした男だろ」
エレン「別人だろ」
ジャン「そうだよな。ハッキリしてた。ハッキリと…」
ジャン「………」
ジャン「つーか半透明の時点でおかしくね?」
ジャン「マルコである以前に半透明て何だよ。おかしいだろ」
エレン「じゃあマルコでいいだろ」
エレン「そういやここぞという時は指揮出来ずにハッキリしない所があっただろ。半透明だろ」
ジャン「そういやそうだな…ハッキリとしてなかった半透明だった」
ジャン「………」
ジャン「つーか…マルコなら尚更おかしくね?」
ジャン「何で死んだマルコが半透明でこんな所にいるんだよ。おかしいだろ」
エレン「そりゃあお前あれだろ」
エレン「幽霊だからだろ」
ジャン「あっ、そうか」
ジャン「なるほど幽霊か」
エ・ジ「「………」」
ドタバタ
エレンてジャンはお互い察した瞬間扉の前まで駆け出した。
アルミン「ちょっと二人とも何してんの!?」
エレン「べべべべ、便所に。ちょっと便所に」
アルミン「どうでもいいけど静かに!!静かに行ってよね!!」
ジャン「せ…正座で足が痺れて自由がきかねぇ!!」
エレン「離せよ!!靴が脱げちゃうだろうが!!」
ジャン「どうでもいいだろ!そんなこと!」
マルコ「……」ジロ
ジャン「おい、マルコメッチャこっち見てる。メッチャガン見してる!!」
エレン「ヤバイヤバイ!!目を合わせるな!!気づいてないフリをしろ!!」
マルコ「……」ズンズン
ジャン「おいぃぃぃ、こっち来たぞ!!マルコこっち来たぞ!!どうすんだおい!!」
エレン「しっ、しっ…死んだフリだ!!死んだフリをするぞ!!」
ジャン「死んだフリって…お前死んでんのあっちだからな!!あっち本職だからな!!」
クリスタ「ちょっと何やってんのユミル!!」
マルコ「……」ピタ
ユミル「だってよ~足がいてーもん」
クリスタ「せ、正座はしなきゃ駄目だよ!失礼でしょ!?」
ユミル「何で正座しなきゃいけねーんだよ」
ユミル「意味分かんねぇ~」
マルコ「……」
パァン!
ユミル「ぶっ!?」
クリスタ「ユミルゥゥゥゥ!!?」
正座しないで胡座をかいていることに気づいたマルコはユミルをビンタして壁まで吹っ飛ばした。
ナンダナンダ イッタイナニガ
エ・ジ「「……」」
マルコ「……」
マルコはユミルにお仕置きをすると自分の遺影まで戻った。
マルコ「……」ビリビリ
マルコは自分の遺影まで戻ると筋肉を膨張させ髪は逆立て目元にはサングラスがかかっていた。
それは普段の優しい風貌から一変ハードボイルドな親父に変わった。
エ・ジ「「……」」
アルミン「どうしたの?便所に行かなくて」
エレンとジャンは震えながら自分の場所に戻った。
エ・ジ((こ…殺される))
エ・ジ((この葬式が終わるまでしっかり居ないと))
エ・ジ((マルコに祟り殺される…))
数分後
エレンとジャンはこの現状をどうするか考えていたがミカサが焼香を終えジャン達に順番が回ってきた。
ジャン「おい…いつの間にか焼香の順番が回ってきたぞ…。どうするんだよ?」
エレン「ふざけんなよ…ユミルをぶっ飛ばして気絶させた奴の前で出来るわけねぇだろ」
エレン「今度は俺が気絶しそうだよ」
エレン「そもそも焼香て何だよ?やったことないし記憶がふわふわしてるよ」
ジャン「何で出来ねぇんだよ!?お前それでも兵士か!!」
エレン「兵士は関係ねぇだろ!」
ジャン「三回なんとかやってあれをするあれだよ!」
エレン「後半「あれ」しか言ってねーだろ!」
ジャン「焼香台の前に行って出来るお前とは違うんだよ!」
エレン「じゃあお前が行って来い!!親友なんだからよ」
ジャン「ふざけんな!お前が行って来い!」
銀魂ネタですが某サイトで貼られていた進撃キャラで葬式パロをしてみたの妄想です。
このSSまとめへのコメント
あぁぁぁぁ… 泣く準備してたのに…