モバP「白衣の天使」 (68)
前から気になってた人だったので。
書き溜めあるので、さくさく書いていきます。
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———事務所———
ちひろ「Pさんが交通事故って、本当ですか?!」
ちひろ「はい、はい、そうですか。はい……」
ちひろ「命に別状はない……むしろ傷が軽すぎてびっくりした、ですか」
ちひろ「だけど、大事をとって一週間ほど入院……ですか。わかりました」
ちひろ「はい。……あ、後でそちらに向かうと伝えてくれますか?」
ちひろ「ありがとうございます。それでは」
ちひろ「……ふぅ……」
ちひろ「よかった……事務所に誰もいない時に電話がかかってきて」
ちひろ「うちのアイドル達、仕事とか全部すっぽかしてお見舞いに行きかねないものね」
ちひろ「後日、ちゃんと話し合いましょう」
ちひろ「それよりも今のうちに、色々準備しないといけませんね」
ちひろ「えーっと、スタドリ、エナドリ……流石にお金は取りませんけど」
ちひろ「あとは何か暇つぶしの道具でも必要ですかね」
ちひろ「たまにはあの人も、休ませてあげないといけませんね……」
———病院 Pの病室———
ちひろ「Pさーん。お見舞いに来てあげましたよー」ガララッ
P「ああちひろさん。申し訳ないです」
ちひろ「なんだ。全然、元気そうじゃないですか」
P「だから言ったじゃないですか。あまり心配する必要はないって」
ちひろ「そうみたいですね。あ、これスタドリとエナドリです。お代はいりませんよ」
P「ありがとうございます……実は今回の事故で学んだことがありまして」
ちひろ「ほう?なんですか?」
P「軽自動車にぶつかるより、きらりに突撃された方が色々楽です」
ちひろ「……」
P「ほら、俺ってよくきらりとかに抱きつかれて病院行きになるじゃないですか」
ちひろ「その度に超回復して戻ってきますからね」
P「超回復っていうか、まずこうやって入院させられないのが理由ですね」
ちひろ「……」
P「きらりは人だから、もし怪我させられても入院とかさせられないんですけど」
P「むしろ医者さんも苦笑いする程度なんですけど」
ちひろ「そりゃ苦笑いするでしょう。人に抱きしめられた方が軽自動車にぶつかられるより被害大きいって」
P「こうやって軽自動車にぶつかると、大事を取って入院とかになって面倒ですね」
ちひろ「……Pさんって、人間ですか?」
P「人間じゃなかったら何なんですか。ウサミン星人とか『瞳』の持ち主とか寒いこと言わないでくださいね?」
ちひろ「きっと今頃二人泣いてますよ」
P「そうそう、あの二人で思い出しましたが、アイドル達には?」
ちひろ「いえ、まだ何も話してないです」
P「よかった。一気にお見舞いにこられても、病院に迷惑でしょうし」
ちひろ「そうですね。アイドル達にはおって伝えることにします」
P「まぁ、一人にはバレちゃったんですけどね」
ちひろ「え?」
清良「あら、ちひろさん。来てたんですね」
ちひろ「清良さん?その格好……」
清良「あ、そうですね。ちひろさんには説明しないと」
清良「私、オフの日には元々勤めていたここで、ボランティアとして働いているんです」
ちひろ「そうなんですか。どおりで休日、寮を開けてることが多いなと思いましたよ」
P「まぁ、清良さんがボランティアをしている所に運がいいのか悪いのか、俺が運び込まれまして」
清良「最初見たときは血の気が引いた思いでした。最も、心配して損しましたけど」
ちひろ「そうですね。私も損しました」
P「ちひろさんが損したのはこのドリンク分でしょう」
ちひろ「いえ、お見舞いというか、暇つぶしに買ってきたこれもです」サッ
P「ん、これは」
ちひろ「少し前にうちで出した写真集です。プロデューサーさん、買ってないって言ってましたよね?」
P「そうなんですよ。買う暇もなくって、コンビニとかでチラッと見ただけでして」
ちひろ「入院中に暇つぶしになるかな、と思って買ってきました」
P「これはこれは神様仏様ちひろ様」
ちひろ「からかわないでください。まぁ、少し長い休暇だと思って日頃の疲れを癒してください」スクッ
清良「もうお帰りになるんですか?」
ちひろ「ええ、この人の分の仕事もしないといけませんし」
P「面目ない」
ちひろ「それでは、プロデューサーさんをよろしくお願いします。清良さん」
清良「はい、わかりました」
P「ちひろさん、ありがとうございました」
ちひろ「いえいえ、では」ガララッ
清良「……優しい人ですね」
P「押し売り癖がなければ、ですね」
清良「ふふっ、そうですね」
P「……こうしていると、思い出しますね」
清良「思い出す、とは?」
P「清良さんと初めて会った日ですよ」
清良「ああ、初めてPさんがここに入院してきた日ですね」
P「はい。懐かしいですね……」
清良「確かPさん、私を見るなりいきなりこう言ったんでしたっけ」
清良「白衣の天使、って」
———数ヶ月前 同病院———
P「———白衣の天使」
清良「はい?」
P「ああいえ、なんでもないです」
清良「そうですか。体の調子はいかがですか?」
P「良好です。ただ、骨折って初めてなんですけど、かなり暇なんですね」
清良「皆さんそう仰います」
P「誰か暇つぶしになるものの一つでも持ってきてくれませんかねぇ」
清良「本くらいなら貸出してますよ」
P「やっぱりそれくらいですよね……あ、それなら」
P「貴方のお話を、聞かせていただけませんか?」
清良「……ナンパですか?」
P「似たようなものです」
清良「言い切っちゃうんですね」
P「職業柄、そうことわってからの方がいいかなと思いまして」
清良「職業柄?女の子にナンパする職業って、何をやっていらっしゃるんですか?」
P「ああ、ええと名刺名刺……あったあった。いててて」
清良「急がないで大丈夫ですよ」
P「あ、すみません。えーっとこういう者です」スッ
清良「……シンデレラプロダクション、プロデューサーP……」
P「はい。今をときめくアイドル達のプロデューサーをやっておりまして」
清良「それが、ナンパにどう繋がるんですか?」
P「ええと、あの、お名前は」
清良「柳です。柳、清良」
P「柳さん、ですか。では柳さんに質問します」
P「柳さんは、アイドルに興味ありますか?」
———それから一ヶ月後———
P「また会いましたね」
清良「入院ペース早すぎじゃないですか?というか、退院したの二週間前のような……」
P「あはは……まぁ、職業柄」
清良「なんでアイドルのプロデューサーやってて腕を骨折するんですか?」
P「スカウトしようとした子が、所謂スケバンでして」
清良「……なんでその子スカウトしようと思ったんですか」
P「柳さんと一緒ですよ。一目見た瞬間に、ティン!と来たんです」
P「で、スカウトしに行ったら、レディース同士の喧嘩に巻き込まれまして……」
P「男の俺が女の子殴るわけにもいかず、ボコボコにされてしまって」
清良「……なるほど。で、その子は?」
P「最終的になんだかんだでスカウトに成功して、今に至ります」
P「というわけで、柳さん。アイドル、やりませんか?」
清良「残念ながらお断りです。私にはここがありますので」
P「残念です」
清良「そもそも、可愛い子なら他にいくらでもいますよ。私みたいなオバサンは、お邪魔なだけです」
P「そうでもないですよ。28歳でアイドルやってる人も、うちにいますし」
清良「きっとその人は夢を捨てきれなかったんでしょうね」
P「そうかもしれませんね。柳さんは夢、ないんですか?」
清良「私の夢は……もう叶ってますので」
P「成程……今日は諦めたほうが良さそうですね」
清良「いつ来ても変わりませんよ」
P「いえいえ、いずれまたスカウトしに来ますよ」
清良「わざと怪我をするのだけはやめてくださいね?ベッドにも限りがあるんですから」
P「当たり前ですよ。ちゃんと院長さんとかにも、許可を取ってから———」
———1ヶ月後———
P「こんにちは」
清良「……」
P「そんな顔しないでくださいよ。わざとじゃないですって」
清良「また腕なんですね……それで、今回は?」
P「うーんと、スカウトしようとした人が警察官で」
清良「……はい?」
P「しかも、前回のスケバンの子のせいで色々目をつけられてまして」
P「で、スカウトしようとした矢先……思いっきりぶん投げられまして」
清良「は、はぁ」
P「その時、受身の取り方が悪かったんですかね……ボキッ、と」
清良「……」
P「その時はなんともなかったんですが、少し後に、こう、ペンを持った時に違和感があって」
清良「えっ、すぐにこっちに来たのではないのですか?」
P「痛いだけだったんで、なんとかなるかなと」
清良「……たまに貴方が人間なのか疑いたくなります」
P「人間ですよ。れっきとした」
清良「それで、その警察の方は?まぁ、そう簡単には……」
P「いえ、すっぱり警察辞めてアイドルになってくれました」
清良「……その人も変わり者ですね」
P「確かに、変わり者ですね」
P「ところで、どうです?そんな方もいるんです。柳さん、アイドル、やってみませんか?」
清良「……私は遠慮しておきますよ」
P「そうですか……でも、俺は諦めませんよ」
清良「勝手にどうぞ。……あなたとはまた会う気がしますが」
P「奇遇ですね。俺もです」
清良「せいぜい、ストーカーか何かで捕まらないようにしてくださいね?」
P「あ、あはは……」
———一ヶ月後———
P「いってぇ……」
清良「はいはい、安静にしててくださいね」
P「ははは、また会えましたね」
清良「今回は骨折じゃないんですね、どうされたんですか?」
P「いや、アイドルの子に刺されちゃって」
清良「……はい?」
P「アイドルの子と一緒に料理してたら、こう、転んだ時にさくっと」
清良「な、なんだ。そっちですか」
P「そっちとはなんですか、そっちとは」
清良「いえ、てっきり犯罪的な物に巻き込まれたのかと……」
P「流石にそれはないですよ……ははは」
清良「……凄い汗ですが、どうかしました?」
P「ナ、ナンデモナイデスヨー」
清良「今回は傷が傷なので、骨折よりは早く退院できると思いますよ」
P「そうですか。この時期は忙しいので、助かります」
清良「忙しい、とは?」
P「近々、でかいライブがありまして……」
清良「大丈夫なんですか?そんなタイミングで入院だなんて」
P「無理でもなんとかするのがプロデューサーですよ」
清良「……プロデューサーって、結局、何なんですか?」
P「プロデューサーです。それ以上でも、それ以下でもない」
清良「そうですか……」
P「そういえば、アイドルの件……」
清良「しつこいようですが、私は……」
少年「清良さーん……どこー……?」
P「ん?」
清良「あ……すみません」スタスタ
少年「清良さーん」
清良「はいはい。どうしたのかな?」
少年「あのね、清良さんの絵を書いたんだー!」
清良「そうなの?」
少年「うん、だから清良さんにあげるー!」スッ
清良「本当?ありがとう!」ナデナデ
少年「えへへー」
清良「それじゃ、一緒に病室に戻りましょうね?」
少年「うんー!」ギュッ スタスタスタ
清良「いい子ね」スタスタスタ
少年「あのねあのね、それでね?清良さん!」スタスタスタ
P「……」
———数十分後———
P「あの子は……」
清良「ここに入院している子です」
P「そう、ですか」
清良「少し前からここに入院していまして……」
P「難しい病気なんですか?」
清良「ええ、まぁ」
P「……治る見込みは」
清良「再来週、手術があるそうですよ……ですが……」
P「なにか問題が?」
清良「本人があまり……」
P「なるほど……」
P「なら、俺に任せてくれませんか?」
清良「……え?」
P「これでも、子供の扱いには慣れてるんですよ」
清良「……しかし」
P「じゃあ、患者の一人として彼とお話をします。それなら問題ないでしょう?」
清良「それは……私に聞くことではないですね」
P「ありがとうございます!」
すみません、野暮用で暫く落ちまする……
帰還 再投下していきまする
———翌日———
P「あー。そこの君」
少年「お兄ちゃん誰?」
P「俺はPっていうんだ。君は?」
少年「僕は健治」
P「健治君、か。ちょっと君とお話がしたくてね」
少年「……知らない人とは話をしないようにって言われた」
P「そっか……じゃあ、また来るよ。その時は、清良さんも一緒に」
少年「清良さんと知り合いなの?」
P「ああ、友達だ」
清良「勝手に友達にしないでください」パコン
P「いてっ、ボードで叩かないでくださいよ」
少年「清良さんだー!」
清良「こんにちは。全く、知り合いであることは否定しませんけど……」
P「いやぁ、つい」
少年「お兄ちゃん、清良さんの友達ー?」
清良「ううん、このお兄ちゃんは患者さんよ」
少年「じゃあ僕も患者さんだから、お友達ー!」
清良「……」
P「どうやら友達みたいですよ。俺と健治君は」
少年「で、僕の友達だから、清良さんの友達ー!」
清良「……ふふふ、そうね」
P「じゃあ俺は清良さんの友達でいいんですね?」
清良「調子に乗らないでください」パコッ
P「いでっ」
少年「……あはははっ」
P「はははっ」
清良「はぁ……」
P「ふぅ、それでさ。健治君、俺は君とお話がしたいんだ」
少年「お話?なになに?」
P「健治君、君は———アイドルを知ってるかな?」
———数分後———
P「それで、拓海のヤツが———」
少年「うんうん!」
P「いやさ、早苗さんがな———?」
少年「あはははっ!」
P「どうだい、アイドルって」
少年「すっごく面白い!」
清良「……」
P「そっか。興味を持ってもらえて嬉しいよ」
少年「ね、ね、次の話は?」
P「おう、次の話なんだけどさ———実のところ、俺は清良さんにアイドルになってもらいたくてね」
清良「?!」
少年「そうなんだ!」
P「ああ、今必死で口説いているところだ」
清良「口説くって……」
少年「清良さん、アイドルになるの?」
清良「……わからないわね」
少年「僕、清良さんにアイドルになって欲しいな!」
清良「どう、して?」
少年「僕、清良さんの事、凄く綺麗だなーって思ってたんだ!」
少年「しかも、清良さん歌がすっごく上手なんだ!」
P「へぇ、そうなのか?」
少年「うん!」
清良「たまに子守唄を歌ってあげてるだけですよ……」
少年「それに、よくわかんないんだけど……こう、ビビビッ!って、そう思ったの!」
清良「ビビビッ、て……」
P「ふむ、健治君にはセンスがあるな。女の子を口説くセンスが」
少年「くどく?」
清良「変なこと教えないでください」
P「ははは、すみません。でも、清良さんアイドル出来ると思うよなー?」
少年「うん!」
清良「全く、もう……」
P「……でさ、健治君」
少年「……?」
P「なんで手術、嫌なんだい?」
少年「……そ、それは……」
清良「健治君……」
少年「……僕、今まで何度も手術、したんだ」
少年「でも、退院、ずっと、できなくて」
少年「今回も、また、なのかなって」
P「そっか……」
清良「……」
P「……アイドルっていうのはね」
少年「え?」
P「何度も何度も、挫折を味わうんだ」
P「何度やっても、うまくいかない」
P「何度やっても、失敗してしまう」
P「そんな事の、繰り返しなんだ」
P「でもね、テレビの前や、ファンの前では必ずキラキラしている。なんでかわかるかい?」
少年「……諦めない、から?」
P「そうだ」
P「どんなに辛くっても、どんなに苦しくても」
P「アイドルは、諦めないんだ」
P「みんなの前で、キラキラ輝くために」
P「みんなに、夢を与えるために」
清良「……」
P「……健治君」
少年「何?」
P「君は、諦めるのかい?」
少年「……」
P「……そうだ。君の手術は再来週だったよね」
少年「うん」
P「じゃあこれをあげよう」ピラッ
少年「……これって?」
P「来週、ライブをやるんだ。そのチケットだ」
少年「本当!?いいの!?」
P「うん。よかったら、見に来てくれるかい?」
少年「うん!」
P「そうそう、清良さんにも」
清良「……私にもですか?」
P「はい。できれば、健治君と一緒に」
清良「……考えておきます」
P「はい、よろしくお願いします。あ、俺はこれで」スタスタ
清良「……」
少年「ね、清良さん?」
清良「何?」
少年「僕と一緒に……行ってくれる?」
清良「……ちょっと待ってて、ね?」スタスタスタ
清良「……」プルルルル
清良「もしもし、院長ですか———?」
———一週間後 ライブ会場———
早苗「みんなー!みってるー!?」
拓海「おい早苗!あんまでしゃばんじゃねぇよ!」
早苗「まぁまぁ、いいじゃないの。硬いこと言いっこなしよ」
拓海「チッ……まぁ、いいや。じゃあ次の曲だ!」
早苗「よーっし、じゃあ次の曲は———」
ワアアアアアアア!!
少年「……凄い」
清良「まさか、ここまでなんて……会場がいっぱい……」
少年「胸が、ドキドキするよ!」キラキラキラ
清良「……(健治君のあんな目、初めて見た)」
清良「アイドル……か」
きらり「早苗ちゃーん!拓海ちゃーん!バトンタッチだにぃ☆」
早苗「おっけー!」
拓海「おう!」
杏「うぇ、きらり。引っ張んないで……」
清良「……あの人、結構偉い人なのかしら」
P「俺はしがないサラリーマンみたいなもんですよ」
清良「……いたんですか」
少年「あ、お兄ちゃん!」
P「元気にしてたか?」
少年「うん!お兄ちゃんって、凄い人だったんだね!」
P「やめてくれ、くすぐったい」
少年「……お兄ちゃん」
P「なんだ?」
少年「アイドルって、凄いね。本当にキラキラしてる……」
P「だろ?」
少年「……僕、諦めないよ」
少年「何度、入院することになったって、僕、諦めないよ!」
P「おう!そのいきだ!」
清良「……Pさん」
P「はい?」
清良「私……今からでも、間に合いますか?」
P「……ええ、もちろん!」
清良「人々を笑顔にする……アイドルも、看護婦も、根っこは同じものなんですね」
P「その通りです」
清良「……私の夢、貴方に託していいですか?」
P「任せてください!」
———現在———
P「本当に良かったんですか?」
清良「何がですか?」
P「看護婦をやめて、アイドルになって」
清良「……今更それをいいますか?」
P「……答えは、俺の思っている通りでいいんですか?」
清良「ええ……私は、人を笑顔にするのが仕事で、夢ですから」ニコリ
P「———白衣の天使」
清良「ふふっ、またそれですか?」
P「ええ、やっぱり清良さんにはそんな言葉が似合うなって」
清良「ありがとうございます……」
ワーワー! ギャーギャー! ニャアアアアアア ニョワアアアアア
清良「……ふふ、みんなも来たみたいですね」
P「あいつら……ホント、迷惑ばっかかけてすみません」
清良「後で院長に謝っておいてくださいね」
P「はい……」
清良「それでは、私は他の患者さんのところに行ってきますので」
P「はい。いってらっしゃいです」
清良「ああ……そうだ」
清良「私の夢、貴方に預けて良かったです……ありがとう。感謝しています、Pさん」
清良「私が白衣の天使なら———貴方は、天使を操るご主人様、ですかね?……なんて♪」
おわり
お疲れ様でした。
少年の名前は某赤羽根Pから取ったのは内緒。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました!
おっつおっつ
>>1さんって喫茶店の人でいいのかしらん。
他にはどんな作品書いてるの?
>>62
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こちらに一通りまとめておりますー。
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