上条「ハッター軍曹?」〔バーチャロン〕 (97)

第一部 something wonderful!

土御門「そうだにゃー、上からの命令でそいつを救出しなくちゃいけなくなったぜよ」

上条「で、何で俺のとこ来んだよ?今日はスーパーの特売で忙しいんだよ!他をあたれ!」

土御門「協力してくれれば御礼はずむのににゃー。残念だにゃー」

上条「それを先に言えよ」

土御門「物分かりがよくて助かるぜい、かみやん」

上条「で、そのハッター軍曹ってのはどこにいるんだよ?」

土御門「それなら問題ないぜよ。町外れの倉庫に捕らえられていることはもうリサーチ済みだにゃー」

上条「なら、早く行けよ!死んだらどーする!?」

土御門「いやぁ、最近よくわかんない魔術師とか能力者増えてるから、かみやんいりゃ良いやと思って☆」

上条「人のこと便利アイテム見たいに言うな」

土御門「まぁ、冗談はさておき、早くいかないとマジに死んじまうから早くいくぜよ」

上条「あぁ、わかった」

マダオ「そして、倉庫へと…」

上条「妙だな、誰もいねぇじゃねぇか」

ガタッ

上条「!?」

ハッター「友よ…ここは…危険だ…」

上条「え!?上条さんにこんなメタリックな友人はいませんのことよ!?」

マダオ「重機動要塞ジグラット…」

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上条「今度はなんだ!?」

ジグラット「キュイーーン、ガシャッ、ヌー、ガチャン、ズビー」

ハッター「ぬぁぁぁぁぁぁーっ!」

上条「な、なんか知らんが助けなくては!死んじまうぞ」

ジグラット「シャコン、ドゥンドゥンッ」

上条「でかいなりしてるくせに何て多彩な攻撃なんだ!」

上条「や、やられる!?」バッ

パヒューン 例の効果音(そげぶ)

上条「よし!幻想殺しは通じる!」

ジグラット「シャコン、ヌー」

上条「させるか!てめえが、白い時に無敵だってんなら…その幻想をぶち壊す!!」ズキュゥゥゥン!

ジグラット「!?」

ドカーン!

上条「やったか!?それにしても黄色いときは豆腐みたいに柔らかいやつだった…そうだ!あのロボットは!?」

ググググ…

上条「は?」

ハッター「シャッ!!」

バキンッ… ターンッ !

ハッター「サーンキューーー!」

グルグルグルグル… スタンッ

ハッター「ベリマッチ!」

上条「…最初から一人で逃げろよ…」

マダオ「学園都市…科学と魔術が交錯するこの街で…ひとつの友情が生まれた…something wonderful!」

マダオ「後日…」

上条「てことで、上条家に一緒に住むことになったハッターだ。ほらインデックス、挨拶しなさい」

ハッター「宜しくな、お嬢さん!」

イン「カッコいいんだよ!!私はね、インデックスって言うんだよ!えーと…ねっけつ!」

ハッター「はは!ねっけつか!いいネーミングセンスだ!」

イン「この、とんふぁーがなんともいえないんだよ!」

スフィンクス「にゃおーん♪」

上条「よくわかってるな!インデックス!おお!スフィンクスまで寄っていく!人気者だな!」

三人「ハハハハハ!」

美琴「いやいや!おかしいでしょ!何でそいつ住み着いてんのよ!」
ドアバーン

上イン「御坂!?「たんぱつ!?」

ハッター「ビリビリしたお嬢さんだな!」

美琴「なっ!ビリビリいうな!このロボット残党兵!」ビリビリッ

上条「止せって!ハッターは俺の親友だぞ!」ガシッ パヒューン

美琴「ぁ///…!じゃなくて!何で昨日知り合ったばかりの変なロボットが親友なのよ!」

上条「あの事件のあと、話してみたらかなりいいやつだったんだよ。それに貧乏な上条さんにおいしーい飯を奢ってくれたんだよ!文句あっか?」

美琴「たかが食事で!?それにしたって仲良くなりすぎよ!何でここに住むのよ!こいつが!」 ビシッ

イン「なんか、たんぱつ、いつもより怒ってるかも…」

ハッター「…リアリィー?」

イン「うん。とらすとみー」

ハッター「…OK」

イン「?」

上条「しつこいなビリビリ!ん?待て、何でおまえ俺とハッターが昨日知り合ったことを知ってるんだ?」

美琴「え、いや、なんというか、あはは…虫の知らせというか…風の便りというか…
(実はストーキングしてたなんて言えない!)」ギクッ ダラダラ…

上条「怪しい」ジー

ハッター「なぁーんとぉー!しまった!トーマにはもう奢ったがお嬢さんにはまぁーだご馳走してないぜっ!」

イン「あっ!そうなんだよ!とうまだけずるいんだよ!」

ハッター「心配ないぜ!今から食いにいこうお嬢さん!」

イン「やったー!すぐいくんだよー!ねっけつ!ほら、はやく!」

ハッター「シャッ!!食い放題でゴーアヘッド!」ダッシュ キュイーンッ

イン「わー!はやいんだよー!」オヒメサマダッコ

上条「ハッターのやつ…やっぱり、いいやつだな。あんな大飯食らいに飯を食わしてくれるなんて…ん?」

ヒラヒラ…

美琴「クレープの無料券?」

上条「裏に殴り書きで何か書いてある…こいつはデザートだぜハッターより…あいつめ」

美琴「ふ、二人分あるわっ」

上条「なら…食いにいくか?もったいないし」

美琴『うまい!当麻のもったいないお化け精神を的確に突いている!』┣¨┣¨┣¨┣¨ド…

美琴「は!?」ダッ ガラッ

ハッター『グゥドラック…』ビシィッ

美琴「…ありがとう、鋼鉄の戦士…」

マダオ「来訪…高級レストランへ…」

イン「ねぇ、どうしたのねっけつ?」パクパク

ハッター「ん?何でもな☆い☆ぜ」ムシャムシャ


ハッター『どうやら、奴等の仲間ではないようだな…顔は心を映す鏡…あの顔はまぎれもなく恋するピュアガールだ…俺は見守るぜっ!』

イン「ところでねっけつ?」ガツガツ

ハッター「ん?」ハムハム

イン「口がないのにどうやって食べてるの?」

ハッター「Oh…」


第一部 完

第二部 蠢く影

上条「それから、俺とインデックスとハッターの少し奇妙で楽しい日々が始まった。

ハッターは熱いだけじゃなく、何でもできるすごいやつだ。

俺が学校に行ってる間もインデックスやスフィンクスの面倒を見てくれてるようで、帰宅したら晩飯が出来ているのがもう当たり前になっていた。

メニューはどことなく軍隊っぽいが、味は雄山が唸るほど旨い。

そして、ビリビリもちょくちょく遊びに来るようになった。

でも、ビリビリが来るときは何故かハッターとインデックスがいない。

後でインデックスに聞いたところ、小萌先生の家で軽くパーティーしてるらしい。

小萌先生はハッターとは古い友達だったんだと。
二人ともいろんな意味で何歳なんだろうか?
永遠の謎だ。

さらに、ハッターは俺に軍隊式の格闘技を教えてくれた。
教え方も分かりやすく、楽しかったので、熱中してくうちにちょっとは自信がつくようになった。

とまぁ、皆なんだかんだ仲良くやっていて、幸せだった」

ハッター「Yes!流石だな友よ!もうそろそろ、こいつを渡してもいいだろう」スッ

上条「なんだこれ?…左腕!?もしかしてハッターの…!?」

ハッター「ハハハっ!違う違う。そいつは言わば武器になるグローブだ。トーマはいつも丸腰だろう?殴ってよし、守ってよし、飛ばしてよし、の優れものだ!右手につけちゃ不味いからな、左だけ、俺からのプレゼントだぜ!」

マダオ「上条は、ナックル・バスター(左)を…手にいれた…」

上条「はは、そうか、ありがたく貰っとくよ」

上ハ「ハハハハハハ!…」
…………

上条「…しかし、これから起こる事件のせいで、この幸せで何気ない平穏を壊されることになるとは…思ってもみなかった」

マダオ「それから、数週間後…蠢く…波乱の影が…」

上条「ふう、すっかり遅くなっちまった。補習なんて二度と…!?」

モブ男「へへへ…へへ……」

佐天「や…いや!来ないで!アンチスキルを呼びますよ!」ガタガタ

上条「よー!佐天さん!こんなとこにいたのか!待たせてわりぃな。すいません、連れが迷惑かけちゃって!んじゃそういうことで」

佐天「か、上条さんっ!///」パァー

モブ男「カッ!」ザンッ

上条「うお!い、いきなりナイフなんて、危ないだろ!」

モブ男「ケケケ…」ギラリ

佐天「ひ…ひぅ」ガタガタ

上条『この目、普通じゃない、また新手の能力者か?それとも…おのれ!魔術師!』

モブ男「ガーッ!」スッー

上条「やべ!近寄り過ぎたか!」

佐天「上条さん!?」

キュイーン!!ズバーッ ドサッ

マダオ「颯爽と現れた、白の騎士…その真意は果たしてどこに…」

上条「ハッター!……じゃない!?」

白騎士「危ないところだった。二人とも、怪我はないか?」

佐天「」クビタテ フルフル

上条「あ、はい。危ないところをありがとうございます。助かりました。あなたは?」

白騎士「申し遅れた。私は、白虹の騎士団所属、クリアリア・バイアステンだ」

佐天「聞いたことがある!」ハッ!

上条「知っているのか!?佐天さん!」

>>1はマーズの犬です。

佐天「い、以前、初春と小法先輩の話を盗み聞きしたことがあったんです。
その話の中にこの名前が出て来ました!

白虹の騎士団…学園都市が誇る最高戦力!謎のしゃべるロボ部隊!

少数精鋭でメンバーは少ないものの、その一人一人の実力は学園都市Lv5以上とも言われ、所属するメンバーは通称『白騎士』として、数々の組織に恐れられている。
こんな、具合です!大丈夫ですか!上条さん!」

上条「な、なるほど、何となく凄い人達ってことはわかった」

白騎士「取り込み中のところすまないが、上条当麻。試させてもらうぞ」 キュイーン!!

上条「でっ!?な、なにを!?」

白騎士「問答無用!いざ!」

佐天「逃げて!上条さん!戦っても勝ち目はありませんよ!」

上条「佐天さんを置いていけるか!ここは凌いで見せる!」

佐天「」キュン///

マダオ「数分後、為す術はなく、上条当麻は、やられてしまった…」

上条「死ぬかと思った」

毒蛇3姉妹はくるのか?

佐天「…」

白騎士「驚かせてすまなかった。実は君に、シャドウ汚染の嫌疑が懸かっていたのだ」

上条「シャドウ?」

白騎士「左様、シャドウとは、己のマイナスな感情に敗北し、狂暴化した能力者のことだ。

シャドウと化した能力者は、汚染率に比例して、極めて高い戦闘力を発揮する。

その上、自我も持たぬ故、手がつけられない。
シャドウの殲滅。
それこそ、我が(白虹の騎士団)の存在理由なのだ。

ちなみに、先程の若者は、まだ汚染率が20%未満だった。これくらいなら、まだ遅くはない。
適切な治療を受ければ、後遺症もなく、無事に社会復帰出来るだろう」

佐天「か、カッコいいー」キラキラ

上条「な、なんつーか、それじゃあ学園都市の能力者全員に嫌疑がかかるんじゃないか?」

白騎士「いや、その点は問題ない。汚染状況に関しては随時監視しているし、精神を健全に保つ為のレクリエーションやカウンセラー、その他一人一人の趣味に合わせた 趣向品はこちらでも定期的に更新している。

これらの環境ならば、一時的な弱い汚染はあれど、シャドウ化することはまずない。

問題は、これらに興味を示さず、ストレスや欲求を溜め込んでしまう能力者がいることだ。

スキルアウトが大多数を占めていたが、最近では普通の学生から、ジャッジメントにまで汚染は広がっている。

これは過去最大の異常事態であり、能力を遮断してしまう君を真っ先に私が調べにきた。ということだ。

これだけでも、かなりの秘匿情報が含まれていたが、何分、このようななりをしているゆえ、信用してほしかったのだ。

もちろん許可はとってある。君たち二人の身の安全も、私が保証する」

上条「確かにそんな格好じゃあなぁ…て!話長ぇ」

>>11モチ!

佐天「な、なんかすごい話になってますけど、私無関係なのにめっちゃ巻き込まれてないですか!?」ニ゛ャー!

上条「俺はもう慣れたな…こういう急なの…」フッ

佐天「えぇーーー!?」ガーン

白騎士「この異常事態に、何らかの組織が介入していることは間違いないだろう。
ただ、上条当麻、君にも協力を仰ぎたい」

上条「あの、一応聞いときますけど…やっぱり魔術師?」ボソ

白騎士「…その通りだ。学園都市上層部は、シャドウと魔術師の接触を恐れている。早急に事態を納めねばならない」ボソ

上条「はぁ、俺の平穏が…おのれ!魔術師!
この上条当麻は植物のようにただ平穏に暮らしたいだけだと言うのに!わかった。やぁってやるぜ」ドン!

佐天「ちょっ、上条さん!私は!?守ってくれるんじゃないんですか!?」

上条「勿論だ、一緒に行こう!」

佐天「えぇー!さっきあれほど危険って言ってたのに!?」

白騎士「いや、その方が逆に安全だろう。もうこの学区に完全に安全な場所などない」

上条「だそうだ」

佐天「う、う…ひ、ひ……あ、あ、あァァァァんンンンンンまァァァァりイイイイだァァァァ!!」ウワァァァン…

マダオ「数分後…」

佐天「フー、スッとしました。私って、初春や固法先輩と比べると、ちょっと荒っぽい性格でして、
激昂してトチ狂いそうになると、泣き喚めいて頭を冷静にすることにしているんですよ」スッキリ

佐天「で、今思いつきました。たしかこのをちょっと進んだ先にバス停があるはずなので、そこまで送ってってください…後は自分でどうにかします」

上条「いいのか?佐天さん?」

佐天「はい!どーせあたしがいても足手まといだろうし…でも、うれしかったですよ?助けに来てくれて…」

白騎士「そうしてくれるとありがたい。ならば、バス停まで護衛しよう。幸いなことに、シャドウは乗り物や建物をむやみに攻撃する事はない、必ず人間を狙う」

白騎士「む!?気をつけろ!この反応は…シャドウだ!」

佐天「ひっ…さ、さっきの!?」がたがた

上条「大丈夫だ佐天さん。俺もいるし、何より白騎士がいる。必ず君をバス停まで届ける!!」ぎゅっ

佐天「///はい///」ドキドキ

白騎士「来るぞ!汚染率30%先ほどよりも手強いぞ!」

上条「佐天さんは隠れてるんだ!」

佐天「はい!」

上白「いくぞ!!!!」

マダオ「そして…進む…襲い来る影をなぎ倒し…」

佐天「バス停…そろそろのはずなんですけど…あ!見えてきた!あれですよ!」

上条「ふぅ…延々と同じミッションは疲れるな…」

白騎士「彼女を送っても、我々にはまだすべきことがある」

上条「あぁ!そうだった!へこたれてる暇はない!」

佐天「ほら!上条さん!競争しましょう!よどん!」キャッキャッ

上条「あ!いんちき!」

白騎士「まて!止まるんだ!凄まじい力を感じる…シャドウの反応だ!こちらに接近している!
    汚染率は…100%!?上条当麻!!少女と一緒に隠れているんだ!!シャドウの相手は私が引き受ける!!」

上条「なんだって!?わかった!佐天さん!あのフェンスのかげに隠れるぞ!」

佐天「はいぃ!!」

真っ黒子「…さま……おね…さま…」ぶつぶつ

白騎士「くっ…なんという邪気…!?」

真っ黒子「何故デスの…黒子はこんなにも…アイシテルノニ…」ゴゴゴゴゴゴ

白騎士「いざ!参る!」

真っ黒子「邪魔デスの…」ギラリ

佐天「そんな!?白井さんがあんなことになるなんて…」

上条「佐天さん…気にするな!誰だってああなる可能性があるって話だ!白井は偶然ああなったんだよ」

真っ黒子「あ?うにあ…たま…きぃ…さぁ…ままままぁがぁーーーーー!!!!」ウガー!!

白騎士「しまった!?逃げろ!上条当麻!!」

上条「ばれた!?くそっ…」

真っ黒子「シネェェェェェ!!!怨敵ぃぃぃ!!!」

佐天「連続テレポート!?あまりに早すぎて、白井さんが分身しているように見える!!」

真っ黒子「カァッ!!」シュッ!

上条「うぅぅッ!!…矢が!ふとももの中に…うぐぁあああ!!!!」

佐天「上条さん!!」

真っ黒子「きさまのせいデスの…きさまがい…るから…お姉さまが…くろこか…らはなれるぅぅぅうううがぁああああ!!!!」

上条「ぎぃやぁああああああ…」ジタバタ!

佐天「し、白井さん…ば、化け物…」

真っ黒子「くろ…こが、バケモノ…?ちがう…くろこは…悪魔デスの!!!!」┣¨┣¨┣¨┣¨ドド

白騎士「戯言を言うな!!」ターボ格闘パンチ!

真っ黒子「ウヌゥッ!!こんなもの…ドラァッ!!」ボゴン!

白騎士「くぉっ!身体能力もここまで向上するとは…だが、所詮その程度だ!」ブォン…

上条「だ…駄目だ!白騎士…ビームソードは…使わないでくれ!…白井を、再起不能にしないでくれ!!!」

上条「うぐっ…!!!」

佐天「上条さん!動いちゃ駄目です!!傷口が!!」

白騎士「上条当麻…安心しろ。もとよりそのつもりだ…上を見ろ…」ボソ…

上条『上?…!?』

真っ黒子「こんなセカイ…もういりませんの…だから消しますのォ!!!!」

白騎士「とぅっ!!」

佐天「あれは!?チャロンに伝わる伝説の必殺技!サーフィン・ラム!!」

真っ黒子「そんな!コケオドシ!あたりませんのぉお!!!着地したところを!殺してやるデスのぉぉぉぉ!!!!」ひょい

ハッター「YES!!」

真っ黒子「ど!?どこから!?」

ハッター「すまないな…お嬢さん!!」首トンッ

真っ黒子「あふんっ!……きゅ~~」パタン

佐天「もう何がなにやら…」

白騎士「助かった、ハッター軍曹。礼を言う」

ハッター「いいってことよ。俺は友を助けに来ただけだ。だが、白虹の騎士団〔びゃっこうのきしだん〕が一般ピーポーに怪我をさせるとはなぁ!」

白騎士「面目ない…私の責任だ…」

ハッター「大丈夫か?当麻?ちょっと、我慢だぞ?ふん!」グチャ!

上条「いっだぁあああ!!…わ、わりぃ、助かったよハッター…でも、見てたんなら助けてくれよ…ぐぐ…」カラン

ハッター「ホワイトナイト、リペアディスクを持ってないか?」

白騎士「持っている、あるだけ使ってくれ」

ハッター「サンキュー!…よし!傷は治ったぞ、当麻、立てるか?」

上条「さ、さすが、学園都市だな!足が治ってる!!」

佐天「あんな円盤でどうやって…白井さん!!」

真っ黒子「」シュ~…

白子「ううん…あら?どうしたんですの?佐天さん?」ムクッ

佐天「よかった…無事で…正気に戻ったんですね!」

白子「状況がよくわかりませんが…震えていますの…怖かったんですのね…抱きしめてあげますの」だきっ

佐天「へ?」むぎゅ!

佐天『なんだろう…この心地よさは…白井さんから…無上の慈愛と母性を感じる…」』うっとり

佐天「じゃない!帰りましょう!ここは危険で…」

白騎士「いや、もう大丈夫だ」

上条「何でだ?ここら一体が危険だって…」

白騎士「近隣のシャドウの反応が、急激に弱まっている…今、完全に消滅した」

ハッター「なるほど…この白いお嬢さんが、今回の事件のトリガーだったってわけだ!」

白子「?」きょとん

白騎士「時に、シャドウは、人から人へ伝染することもある。図らずも彼女が、その媒介となってしまったのだろう」

上条「信じられない…あの白井が、マイナスな感情に負けるなんて…何が原因なんだ?」

白子「みなさん、何の話をして…きゃっ!?」ぐらっ

上条「白井!」がしっ

白子「あっ…お兄さま…」ぽっ

佐天「……それが、原因ですよ…」ボソ

佐天「ほら!上条さん!いつまで抱き合ってるんですか!?白井さんから離れてください!」

上条「いや!白井が足をもつれさせたから…それにしても…なんかいつもと違うな?白井」

佐天「そうなんですよ!なんか白いし…綺麗だし…元に戻るか…あたし心配で…」

白騎士「大丈夫だ、彼女なら、三日ほどで元に戻るだろう…これを見てくれ」スッ

上条「何だこれ?黒いCD?」

ハッター「友よ、それはシャドウディスクといって、シャドウが頭から出すCDのようなマイナス感情の集合体だ」

白騎士「左様、このディスクさえ出てしまえば、シャドウ化した能力者は助かるのだが…」

上条「…だが?」

白騎士「まだ、調査段階ゆえ、何をすればシャドウからディスクが出てくるのか、わかっていないのだ…もちろん、
    
    ディスクを出していなくても、時間はかかるが、治療は可能だ。しかし、ディスクを取り出した能力者は、
    
    全員後遺症もなく、かつ、すばやく完治している。ディスクが出た今、彼女も例外ではないだろう」

佐天「そうですか…はぁ…よかった」

上条「あぁ…」

ハッター「まぁ!一件落着ってわけだ!」

土御門「お~い!!かみや~ん!無事か~!!」

上条「土御門!」

佐天『また、変な人が…』

土御門「いやー、よかったよかった♪かみやんお手柄だぜぃ」

上条「いきなりなん…お手柄?」

土御門「おう!この事件を解決のため、働いてもらおうと思ったんだが、もう終わったみたいだにゃ!手間が省けて俺も大助かりだぜぃ…と、お前は…白騎士!?かみやん!ハッターはともかく、なぜ白騎士と一緒にいる!?」

上条「成り行きで…でも、白騎士のおかげでここまでこれたんだ。助けられちまったよ」

白騎士「いや、助けられたのは私のほうだ、上条当麻、ハッター軍曹、礼を言う…そして、お別れだ…」

上条「そっか…じゃあな白騎士!ありがとう!」

佐天「あ、あの!ありがとうございました!」ペコッ!

ハッター「仕事…がんばれよッ!」

土御門「そーゆうことか…恐るべき、かみやん属性…」

白騎士「また、どこかで会おう。さらばだ」ミョンミョン…シュンッ…

上条「消えちまった…」

佐天「おわりましたね…じゃあ、あたしは白井さんと一緒に帰ります…すっかり暗くなっちゃったな…」

ハッター「お嬢さん、そっちの白いお嬢さんは、後日、ホスピタルにつれてったほうがいい。今日はしっかり休むといいぜっ!」

白子「?…なんだかちんぷんかんぷんですの……」

上条「ほんとに大丈夫か?白井?」

白子「はっ!…お兄さま…こんど会うときは…黒子…と、呼んでくださいまし…」ぽっ

上条「?」

佐天「…バス来ましたよ!ほら、いきましょ、白井さんっ!!じゃ、ありがとうございました!今度お礼しますね!」ぐいっ

白子「お兄さま…また会う日まで…ですの」

キィィ…パタ…バタン…ブロロロロロロ…

上条「ふぅ…じゃ、俺たちも帰るか!」

ハッター「イィッエス!」

土御門「お、かみやんわりぃけど、俺はこれから用事があるんで、ドロンさせてもらうぜぃ」

上条「おう、じゃあな」

土御門「そうそう…かみやんの部屋に、すでに報酬を送っといたぜぃ?早く帰らんと、インデックスに独り占めされるかもしれないぜぃ?」くくく…

上条「なに!?それを早く言え!急いで帰るぞ!ハッターおんぶしてくれ!」

ハッター「OK!!友の友よ!グッバイ!」キュイーンッ!!

上条「うぉ!はえぇぇ!!!」

土御門「いったか…かみやんも…とことん苦労人ぜよ…せめてアレでストレス解消してほしいぜぃ…」

上条「おー、やっぱ早いなぁハッターは、もう着きそうだ」

ハッター「そうか?にしても!今日は大変だったなぁ、友よ!…ところで、電撃娘といい、インデックスに、セミロングのお嬢さん、白いお嬢さん!なかなか隅に置けないな!こりゃ、後が楽しみでもあり、怖くもあるんじゃないか?」キュイーンッ!

上条「すみ?インデックス?何のことだよ?」

ハッター「友よ…いや、当麻…まさか…oh my god…」

上条「へんなハッターだな?」

ハッター「ま、まぁ気にしないでくれ!ほらッ!着いたぜ!」ヒョイ

上条「よっと、っし!インデックスに全部食われる前にいかねぇと!あいつが独り占めなんて食い物ぐらいなもんだからな!」

上条「ただいまー!帰ったぞー!インデックス!」がちゃ

シーン…

マダオ「沈黙の…おかえり…」


ハッター「友よ、様子がおかしいぜッ!」

上条「あぁ、いつもなら出迎えてくれるはずだが…やはり!」どたどた!

上条「インデックス!独り占めはゆる…さ…な?」

インデックス「あっ!おかえり!とーま!ねっけつ!」かちかち…ピコピコ

上条「そ…それは…伝説の名機!<セガ・サターン>じゃないか!」

ハッター「イイイイイイィィィィッッッエエエス!!!!!」

上条「さすが<セガ・サターン>…機械オンチなインデックスでさえ遊べるお手軽さ…」

インデックス「これ?この黒い箱なら、まいかがくれたんだよ!とーまによろしくって!」

上条「すげぇ…白じゃなく…黒い<セガ・サターン>だ…本物だ…ありがとう土御門…」

ハッター「友よ!こっちも見てみろ!」ビシッ!

上条「ダンボール!?どれ?」ごそごそ…

上条「そ…ソフトだ!グランディア…ときめも…ロックマンX4…デイトナUSA…バーチャファイター…etc」

ハッター「友よっ!?それは!!」

上条「ああ!!!名作!(サクラ対戦)1と2!!!そして《《電脳戦機 バーチャロン》》だ!!!」

ハッター「なぁあああんとぉぉおお!!!」

上条「インデックス!いつまでボンバーマンやってんだ!バーチャロンやろう!バーチャロン!」

インデックス「イヤなんだよ!」

ハッター「つっあっ……ふぅ…じゃ、俺は晩飯の用意でもするぜっ!!」

やいのやいの…がやがや!!

マダオ「上条家は…その日…オールナイト…」

ハッター「ずっと…続いてほしいな…この…ハッピーが…」トントンッ!ジュ~!コトコト…

第二部 完

チャロンもサターンも知ってる人いないよな…

第三部 薔薇の三姉妹

マダオ「今日は…日曜日…」

上条「ん…朝か…ふあぁ~あ…おはよう、ハッター」ガラッ

ハッター「ん…グッモーニン!」

上条「ハッター、いつも思うけど、よく脱衣所で寝られるな?狭くないか?」

ハッター「ハハハッ、当麻もバスルームで寝ているだろう?お互い器用だな?」

上条「違いないな!ハハハッ…ほら、帽子」ホイ

ハッター「サンキュー!…ところで友よ、今日はサンデーだが、何か予定はあるのか?」

上条「いや、ちょっとした買い物の予定はあるけど、これといってないかなぁ?ハッターは何かあるのか?」

ハッター「いや、俺は何もないぜッ!どれ、朝食の用意をしよう。当麻はインデックスを起こしてきてくれないか?」

上条「おう、いつもありがとな」

マダオ「眠る…暴君…」

インデックス「むにゃむにゃ…げっと・れでぃ…むにゃ~」zzz

上条「こいつ…やっぱあの後、こっそりサターンやってたな…テレビつけっぱで…コラ!起きろインデックス!」

インデックス「ふが?…は!?何!当麻?」

上条「何じゃない!サターンやるのはいいけど!寝落ちするのはやめろ!」

インデックス「そんなことより、きいてきいて!私、結構上達したかも!最初はバル・バス・バウにも勝てなかったけど、今となってはヤガランデをコンテニュー無しで倒せるようになったんだよ!!」どや!

上条「ハハハッ馬鹿め!ヤガランデが出ちまうなんて、まだ甘い甘い!……って!違う!寝落ちはダメだ!電気が勿体無いだろ!」

美琴「呼んだ!?」ドアバーン!!!

上条「で!?御坂!?はぁ…もうお前がいつ来ても驚かねぇよ…ほら、来いよ。どうせ飯一緒に食うんだろ?サターンかたすの手伝ってくれ」

美琴「えへへ…って!?これ<セガ・サターン>じゃない!うわぁ!なつかしいなぁ~…あたしも小さいころ、よくパパやママと一緒にチャロンしたもんよ!」テキパキ

上条「へぇ?てことは御坂もチャロナーってわけだな、今度対戦しようぜ?」テキパキ

美琴「!…い、いいわよ!あんたなんか、あたしのバイパーⅡでけちょんけちょんにしてやるんだから!」

美琴『よぉぉぉおおおおおおおしッ!!自宅デートッ!!!』

インデックス「…」

インデックス「はん!ブランクまみれのたんぱつなんて、雑魚!紙飛行機同然かも?とーま!やるなら私とやろうよ!私も強くなったんだよ!ドルカス!」

美琴「なんですって?」ぷっつん

美琴「あたしのことはどーでもいいけど、紙飛行機?このチビ!!バイパー系列の悪口は許さないわ!」ムカッ!

上条「オラ」ぺたん

美琴「きゃうん!?」そげぶ

インデックス『ぷぷぷwwwwww計算通りかもwwwwww』

上条「なぁ?…御坂…もしかして…今、電気出そうとしてなかったか?サターンが…目の前にあるのに…」┣¨┣¨┣¨┣¨…

美琴「い…い、いやその…このチビがいけないのよ!バイパー系列の悪口を…ひっ…」

上条「俺からしたら、それこそどーでもいい…どうしよう?サターンもあることだし…御坂は今後、出入り禁止に…」

美琴「!?」

インデックス「仕方ないね…もし、さたーんが壊れちゃったら、大変だもんね…とーま、そうしたほうがいいかも!」

美琴「ま、まって!!ごめんなさい!それだけはやめ…やめてください…二度と電気出さないから!…お願い…」土下座ッ!

マダオ「懇願…地に…額を擦りつけて…」

ジャーン!ジャーン!ジャーン!

ハッター「ほーら!みんなッ!朝飯だぜッ!今日のメニューは!俺特製ドレッシングをかけたサラダと、ハムエッグ、トースト、豆腐とネギの味噌スープだぜッ!」

三人「ぽかーん」

ハッター「ん?何をしてるんだ?ほぅら!座った座った!サターンも片付けおわったろう?朝食は一日の要だぜッ!」

インデックス「わー☆!おいしそうなんだよ!いただきまぁーす!」じゅるり

上条「そうだな…つまんねぇ、いい争いはやめるか…ほら、食おうぜ、御坂?いただきますっと!」

美琴「う、うん!!いただきます!」

美琴『…ありがとう、鋼鉄の戦士…』

マダオ「食後…」


登場させたいキャラとかいる?禁書で誰が人気なのかわからん

インデックス「おいしかったんだよ~」

上条「ホントだな、ハッターの飯はうまいよ」

美琴『今度、教えてもらおうかな…』

ハッター「ハハハッ!大事なのはハートだぜ!」

ピンポーン 

上条「ん?誰だろう?朝から、はーい!」とっとっと…がちゃ

小萌「おはようございます!上条ちゃん♪」ペコ

上条「小萌先生!?何でここに?」

小萌「さっき、ハッターちゃんからお誘いがあったので、今日は先生からお迎えにきたんですよ!」

上条「ハッターが?」

ハッター「あぁ!朝飯を作ってるときに、小萌さんに連絡しておいたんだぜ!」

小萌「そういうことなのですー。インデックスちゃ~ん!一緒にカラオケ行きましょう!」

インデックス「からおけ?なんだかよくわからないけど、こもえとねっけつが一緒ならいくんだよっ!」

ハッター「YES!なら、俺たちはこのまま行くぜ!友よ!出かける時は戸締りしっかりな!」

上条「おう、じゃ、インデックス、二人の言うこと聞くんだぞ?気をつけてな?」

インデックス「はーい!いってきますなんだよ!」

バタン!……ブロロロロロ…

美琴『なんか、知らないけど…二人っきり!こ、これは…イける!』

面白いなwww

じゃあ、みさきち

懐かしいな、OMG。ガキの頃は高くてツインスティック買えなかったのはトラウマ orz

じゃあ無理を承知でフェイ、エンジェ、ガラヤカの3姉妹をリクエストしてみる。

SHBVDのギル小尉とレドン軍曹は可能性ありますか?

俺得なので頑張って下さい。

初代からずっとプレイヤーだったけどフォースで挫折したな・・・

オラタン時代のスピード感が懐かしい。

>>34 >>35 >>36 チャロナーうれしいっす!全部出しますので見守ってやってください。


上条「じゃ、俺は買い物いってくるから、留守番頼むぞ~?」ばたん

美琴「あ、はーい!いってらっしゃ~い!気をつけてね~♪」

美琴「さ~て♪お掃除におせんたk…って!新妻かッ!!??」カァー///

美琴「どどど、どうしよう…みんないつ帰ってくるか、わからないし…もう!なんであたしが留守番しなきゃなんないのよー!!!」

美琴「あ…サターン…」チラッ

マダオ「上条当麻は…買い物へ…そして…女難へと…」

上条「補習ばっか受けてると、文房具代もばかになんねーよな~…あ、そーだ、ハッターが歯磨き粉がないって言ってたな、ついでに買ってくか」てくてく

ヴィーン…いらっしゃいませー

上条「コンビニはいいなぁ~、何でも揃ってるし…ペンと消しゴムと、おっ…あったあった!歯磨き粉…残り一つか、らっき…?」がし×2

ツインテ少女「……?」ぐいぐい

上条「あの、君もこれ欲しいの?」ぐいぐい

ツインテ少女「そうだけど…じゃなきゃ取らないと思うわ?」ぽかん?

上条「だよなぁ」うんうん

ツインテ少女「どうしようかしら…と、言うことは、あなたも欲しいのよね…これ」

上条「そうなんだよ…」ぐいぐい

ツインテ少女「そうよね…」ぐいぐい

上ツイ「「店員さん!」」

店員「はい、お客様、いかが致しましたでしょうか?」

上条「この歯磨き粉…まだ在庫ありますか?」ぐいぐい

店員「あっ、そちらでしたら、倉庫に在庫がございます」

ツインテ少女「じゃ、もってきて」ぐいぐい

店員「申し訳ございませんでした!すぐ、お持ちいたします!レジの前でお待ちください!」タタタ…

ツインテ少女「だって?もういいでしょ?手、離してよ」ぐいぐい

上条「さっきから離そうとしてるけど、俺の手の上から君が握ってるから離せないんだ」ジー

ツインテ少女「あっ…ごめんなさい」パッ…

マダオ「二人は…済ませる…清算を…」

上条「悪かった、迷惑かけたな、じゃ」てくてく

ツインテ少女「ううん、お互い様ですもの、こちらこそ、ごめんなさい」

ツインテ少女「…」

ツインテ少女「…おかしい…あたしのエモーショナル・ハート…効かなかったのかな?でも…不思議…また会うような気がする…」

上条「おかしな子だったな…ま、ここじゃ、ピンク髪なんて珍しくないか?とりあえず、関わらないほうがよさそうな気がした…」

マダオ「これは…出会い…出会いは出会いを呼び…そして…」

上条「ふぅ~、なんだかよくわからん気分だな、さて、御坂も留守番疲れるだろうし、帰るか…!?…あれは!?」スタスタ…

マダオ「上条当麻は…目撃…路地裏へ」


???「はぁ、はぁ、振り切れない…」

ボックスボブ1号「止まれ!貴様に逃げる場所などもうない!おとなしくしろ!」キュイーン!!

ボックスボブ2号「止まらんと撃つぞ!」キュイーン!!

???「くっ!」キュイーン!

ボックスボブ1号「構わん!撃っ…!?ぶごわぁ!!!」ドゴォ!

ボックスボブ2号「1号!?」

???「!?」

上条「初めて使ったが…〔ナックル・バスター〕…ハッター…これは使えるぜッ…おい!!でけぇのが二人寄ってたかって、ちっちゃいのを追っかけまわしやがって!恥ずかしくねぇのか!?」バァーン!

ボックスボブ2号「なんだ貴様!?俺たちがMARSだと知って…ハッ!?大丈夫か?1号!」

ボックスボブ1号「ぐぐぐ…今ので、奴に…やられたダメージが…う、動けん…」

ボックスボブ2号「クソッ!ここまで追い詰めておいて…やむおえん!1号!俺につかまれ!撤退だ!」ガシッ!キュイーン!!…

上条「退いたか…」ガシャコン!スッ…

???「あ…あのぅ…」

マダオ「禁じられた…出会い…それは…甘く…激しく…そして…切なく…」

感想とか、次の部はこうしてくれとか、関係ない雑談コメントでも、頂ければ>>1はもっとがんばります。

登場キャラは、各部の題名でわかるようにしてます。まだまだ続きます。暇なときに見てやってください。

チャロンをわすれないで。

ちなみに、上条が使っている〔ナックル・バスター〕は、フォースに登場した、
RVR-28-G アファームドJ typeG のロケットパンチの左腕です。ロック距離が長く、高火力。
しかし単発、腕が戻ってくるまで次は撃てない…ロマンですね。




上条「え~っと…君、女の子だよね?」

???「はい…助かりました…私、あの人たちに、追われていたんです…」

上条「そっか、でも、もう大丈夫だ!見てのとおり逃げてったし…安心していいよ」

???「あのぅ…ここではあの人たちのような姿は…珍しくないのですか?」

上条「確かに…珍しいけど…ん?…そのフード付マント、すごく汚れてるけど…脱いだほうがいいんじゃ?それにぼろぼろだし…」

???「ほんとですか?あ…すごく汚れてる…」パサッ…

上条「え…君は!?まさか…!?」

ジェニファー「はい…女の子です…」ぽっ

上条「そうじゃなくて!?」

ジェニファー「あっ…そうですよね…名乗ってないのに、わかりませんよね…私、ジェニファー・ポイズン…です」

上条「あっどうも、上条当麻です…なんか、調子狂うな…」

上条『さっきの奴らもそうだし、見たところ…ハッターの同類みたいだな…男がいりゃ、女もいるか…とりあえず…関わっちゃだめだ…』

上条「そ、そう!じゃ、後はだいじょぶだよな!俺、用事があるから…これで」スッ

ジェニファー「あ!お、おいていかないでくださぁい!」だきっ

上条「いで!いたっ!いだぁ!や、やめて!体の尖ったところが…アッー!」ゴリゴリ…

ジェニファー「私、姉さんたちと待ち合わせをしているのに、道に迷って、困っているんです!お願いです、助けてください!」ぎゅっぎゅっ!

上条「わ、わかったから!どこでも連れてってあげるから!だから離しっ…あ、あ、あ、…アッー!」幻想状態!

マダオ「旅は…道連れ…世は情け…行く…上条当麻と…薔薇一輪…」

しつれい、>>41 MARS X MARZ O です

上条「ふぅ…で、どこに行きたいんだ?学園都市の中だよな?」

ジェニファー「はい、〔エス・イー・ジー・エー ビル〕という建物で、姉さんたちと待ち合わせをしているんですが、迷ってしまって、今自分がどこにいるのかもわからないんです」ぐすっ

上条「あぁ!そこか、そのビルなら知ってるから、もう大丈夫だよ」

ジェニファー「本当の本当ですか!?ありがとうございます!では、道を教えてください」

上条「あれ」ピッ→凸

ジェニファー「まあ!こんなに近くにあったんですね!何から何まで、ありがとうございました!」ペコペコ!

上条「いいよいいよ、無事見つかったんだし、良かったな?じゃ、俺は行くから」スタスタ…

ジェニファー「いい人…なんですね…あっ、姉さん!」

シルビー「遅かったじゃない、心配したわよ?ジェニファー」キィィィィン…

ジェニファー「ごめんなさい、道に迷っていたんです…」

シルビー「さっきの男は誰?あなた、姿を見られたわね?」ジャキッ…

ジェニファー「まって!姉さん!あの人は、私を助けてくれたんです…それに…こちら側の人間です…心配ありませんよ?」

シルビー「そう…なら、早く入りなさい」スッ

ジェニファー「はい!ありがとうございます!姉さん!」

マダオ「落着…だが…ハッターは…」

ハッター「こおてぇつぅ!のぉ!せぇーんんーし~~!!!」

小萌「やっぱり、上手ですねぇハッターちゃんは、どうしたら、そんなにうまくなれるんですか?先生はカラオケ好きなんだけど歌が下手で…」

ハッター「愛がたりないぜ!」ジャーン!

インデックス「ぜー!」ジャーン!

小萌「それって…大事なのは気持ってことですか?」

ハッター「YES!気持を込めれば!必ず声は届く!上手い下手は関係無しに、どう伝えたいかが…コツだぜッ!」

小萌「わかりました!じゃあ次は先生が歌います!」

がやがや…わーわー!

ハッター「ん?メールか、当麻かな?」スッ

ハッター「…」

ハッター「すまない、小萌さん、インデックス!ちょっと、体調が悪くなってきた…悪いが、席を外すぜ…」

インデックス「えぇ!大丈夫?ねっけつ?」

小萌「そうですよ!そんなに体調が悪いなら、先生送っていきますよ!」

ハッター「いや!いいんだ、一人で病院に行くからな…ほら、少ないが、これでもっと歌って、飲んだり食べたりしてくれ」札束ぽんッ

小萌「…」

インデックス「…」

小イン「「いってらっしゃ~い♪」」


マダオ「ハッターは…とある…公園へ…その…目的とは…」

ハッター「…出てきていいぜ!ここは誰にも見張られていない!」

チーフ「やはり、気づいていたか…久しぶりだな、ハッター」

ハッター「あぁ…しばらくぶりだ…だが、ここはチーフ!あんたのの管轄ではないはずだぜ!」

チーフ「あぁ…MARZから、情報を盗んだ不届き者がいる。私はその追跡に来たのだ」

ハッター「情報?うちの組織に、盗まれて困る情報なんかあったか?」

チーフ「相変わらずだな…盗まれた情報は、三つ…それは…」ボソッ…

ハッター「…何!?それは本当か!?一体誰が!?何のために!?」

チーフ「犯人たちはもう判明している。だが、証拠がない。だから、こうして私が実力行使に打って出てきた…現場のお前にも協力を仰ぎたい…」

ハッター「俺とあんたが!?…チーフ!すまないが、その任務、俺が引き受けよう」

チーフ「お前が?単機でか?…しかし、それは無理だ。すでに命令が下っている」

ハッター『不味いぜ…チーフがこの街で任務を開始したら…被害の数が予想できないぜ…確かに優秀だが…生真面目すぎるんだよ…』

ハッター「友よッ!相も変わらずッ!組織の犬かッ!?こまけぇ後処理やデスクワークは!本部にいるモグラどもにやらせればいい!!それでも駄目なら!俺は自己判断で行動させてもらう!俺の任務は、この街を守ることでもある!」

チーフ「そうか…そこまで言うのなら、仕方がない…任せよう。このことは私から本部に伝える」

ハッター「チーフ…恩にきるぜ!」

チーフ「早速任務に移ってもらうぞ。ターゲットは…薔薇の三姉妹だ」

ハッター「OK!ゴーアヘッド!!!」キュイーン!!!…

チーフ「熱い漢だ…」

マダオ「ハッターは…想う…学園都市の…平和を…」

マダオ「渦中の…姉妹は…」


デボラ「あぁ!!もう!退屈だぜ!姉さん!何であたし達がこんな任務を!?ビルの中で夜まで待機!?こんなの下っ端にやらせりゃい

いじゃない!」ガシャン!

ジェニファー「デボラ姉さん、落ち着いて…重要な任務ですし、私たちは信頼されて、この任務を任されたんですよ?」

デボラ「でもよ!」

シルビー「そうよ、デボラ、この任務はアンベル様直々の任務なのよ?必ず、アンベル様の下に、このデータチップを持ち帰らなくては

ならないのよ?情報の重要性を、もっと意識なさい」

デボラ「姉さんまで…わかったよ…非常時までおとなしくしてるよ…」

シルビー「まったく…そんな簡単に、非常事態が起こるわk…」

ハッター「デェィヤアアアアアア!!!」バリーン!

マダオ「突撃…窓を…突き破り…」



三姉妹「「「!!!???」」」」

ハッター「シャッ!…血生ぐさい殺気を感じると思ったら!案の定!ここにいたか!?悪名高い、毒蛇三姉妹め!!」

デボラ「なぁんですって!?いきなり乗り込んできといて!こいつ!!」

ジェニファー「あら…」

シルビー「…貴方が何者かは知らないけど…毒蛇とは…ずいぶんと言ってくれるじゃない…で?私たちになんの御用かしら?」

ハッター「とぼけるな!MARZから盗んだ情報!返してもらうぜッ!」

シルビー「へぇ…ということは…貴方はMARZの捜査官ってわけ…それにしても…派手にやってくれたじゃない?どうしてくれるの?この

窓?」

ハッター「貴様たちが情報を納めたメディアをこちらに寄越し、もう何も悪事を働かないと約束するのなら!手荒なことはしない!割っ

た窓ガラス代も色つけて弁償してやるぜッ!」

シルビー「ふぅん?見逃すっていうの?なかなか面白い捜査官ね…ただの犬じゃないってことかしら?」

シルビー「でも…断るわ!このデータチップが欲しいなら!私たちを捕まえてみなさい!」キュイーン!!ヒューン!!

デボラ「ヒャッハーッ!!できたら、だけどね!!!」キュイーン!!ヒューン!!

ジェニファー「ふふ…」キュイーン!!ヒューン!!

ハッター「くぬッ!まてぇい!」ダッ!ピョーン!ピョーン!

マダオ「ハッターは…追う…摩天楼を…跳び移り…誘われるまま…そして…上条当麻は…」

上条「デ~イト~ナ~♪さて、今日の晩飯どうすっかな?」スタスタ…

上条「それにしても…天気がいいな♪これなら布団も干せばよかったな…!?あれは…ハッター?と…赤い…さっきの子か!?なんか数が多い気がするが…ただならぬ雰囲気だ…追いかけよう!!」ダッ!!

マダオ「絡み合う…宿命…」


キィイイイイン!!スタッ!×3

ハッター「!?」

シルビー「さて、ここなら、邪魔も入らないわ…」

ハッター「なんだと?」

デボラ「馬鹿だね?あんた!誘いこまれたとも知らずに!」

ジェニファー「これも…お仕事ですから…」

ハッター「そういうことか…ヘイッ!カマンッ!」キュイーン!!

シルビー「三対一…勝てるわけはないわ!」

デボラ「血ぃ見るぜーぇッ!!」

ジェニファー「…」

ハッター「ウォオオオオ!!!」

マダオ「不利…しかし…ハッターは…戦う…乱戦…上条当麻は…そこへ…」



上条「ここか!?あっ!?」

シルビー「ちっ…なかなかやるじゃない…でも!終わりね!デボラ!ジェニファー!」

デボラ「合点!!」

ジェニファー「え?」

上条「ハッターが!?や、やめろぉぉぉおおお!!」

三姉妹「「「SLCダイブ!!!」」」

ズガァッ!

ハッター「ぐああッ!ガッディーム!」

ズゴォッ!

ハッター「ま、まだまだ…」

ズォアッ!

ハッター「ぬああああああああっ!!」

デボラ「これで!しゅう~りょ~!!!」ゴォオオッ!!

ハッター「ぐほッ!…!…馬鹿にするなぁッ!!」ズバァッ!LW格闘!

デボラ「うわわッ!?」キィィィン…

シルビー「まったく…しぶといわねっ!今度こそとどめよ!」ズォオオッ!

上条「オラァッ!」ガゥンッ!

ハッター「と、友…よ…」フラフラ

シルビー「な!?しまった!?うっ!!」ガコンッ!

上条「これ以上やらせるか!まだ続けるってんなら…俺が相手になる!!」

シルビー「うっ!…油断…したわ…この私が…ナックル・バスターなど、食らうなんて…」ビリビリッ…シュ~!

デボラ「はんっ!獲物が増えたぜ!」

ジェニファー「!?…あの人は!?まってデボラ姉さん!」

デボラ「でぇ!?」ピタリ…

シルビー「な、なるほど…やっぱり…あの子もこっち側ってわけね…」

上条「やっぱり…君だったのか…ハッターにこれ以上手を出すならッ!容赦はしない!」ガシャ…

ジェニファー「待ってください!わ、私たちには…あなたと戦う理由はありません!」

デボラ「ああ!ジェニファー!何言ってんだ!たった今姉さんが攻撃されたんだぞ!」

ジェニファー「だからです!もう退きましょう!シルビー姉さん!」

シルビー「ジェニファー…貴女…」

ハッター「友よ!逃がしてはいかん!!奴らの持っているデータチップを奪うか、破壊するんだ!ぐ…」

上条「データチップ?わかった!」

ジェニファー「こんな物が欲しいなら差し上げます!だから…あなたはこないでください!」ポイッ!

シルビー「ジェニファー!?いつのまに!?」

上条「うわっととと!?あ!……強く握りすぎた…」パリン!

デボラ「あぁあああああ!?やっとこさ盗んだデータが!!??」

シルビー「くっ…」

ジェニファー「シルビー姉さん!つかまって!撤退しましょう!」

シルビー「えぇ…無念…だけど…仕方ないわ…」ガシッ!

キィィイイイン!

デボラ「ええ!?ま、まってよジェニファー!姉さん!くーッ!ちくしょう!トゲ頭!おぼえてやがれ!」キィィイイイン!

上条「逃げた?…いや…あの子が、逃がしてくれたのか…」

ハッター「と、もよ、よくやった…」バタン…

上条「ハッター!?しっかりしろ!ハッターぁぁああああああ!!!!」

マダオ「空に響く…絶叫…ハッターの…命は…」


カエル医者「まったく…君は、この病院をなんだと思ってるんだい?」

上条「すいません…それで…先生!ハッターの容態は!」

カエル医者「あぁ…それだがね…ついて来たまえ…直接見たほうがいい」

上条「ハッター…!」

ガララララ

小萌「はーい♪りんごですよ~ハッターちゃん♪あ~ん♪」

ハッター「サンキューッ!」パクッ!

インデックス「こもえ!私も食べたいかも!」あーん!

小萌「はいはい♪でもハッターちゃん、今度体調が悪くなったら早めに病院行くんですよ?ハッターちゃんが入院したってきいて、先生もインデックスちゃんも心配したんですからね!」ぷんぷん!

ハッター「ソーリー…」

インデックス「でも、元気そうで良かったかもー!!」

アハハハハッ!!!キャッキャッ!!

上条「」ぽかーん

カエル医者「見てのとおりさ…驚異的な回復力だよ…ある意味、人間じゃないね」

上条「はぁ…ま、安心だな…」

カエル医者「ま、何はともあれ、良かったじゃないか、命に別状はないわけだし、けど、一応重傷でここに入院したんだ、3日は、入院してもらうからね?」

ハッター「ワッツ!?…アンラッキー…」ガクン



マダオ「少女は…待つ…想い人の…帰りを…」

美琴「あ、エンディング…いいなぁ…マリアend…でも…さっきの紅蘭endも…いや、やっぱり、さくらendのほうが…」

第三部 完

第四部 謎の乱入者 アジムを追え!

TV「最近、学園都市で、レベルの高い能力者を狙った、通り魔的な暴力事件が相次いでいます。犯人はまだ捕まっておらず、レベルの高い能力者の方は、一人で出歩いたり、むやみに能力の行使をしないよう、よろしくお願いします。以上、夕方のニュースでした」

上条「だってよ?気をつけろよ、御坂?お…硬直とったり!」ピコピコ…

美琴「何?心配してるわけ?とはいっても、襲われてるのはレベル3とかレベル4ばっかって言うじゃない?なんだかんだいって、レベル5んとこにはこないわよ…はい!着地いただき!」カチカチ…

インデックス「なんでもいいから!次負けたほうが私と代わるべきかも!」

上条「はい、俺のアファームドのかちっと」

美琴「はいはい、わかってるわよ…あ…もう夕方か、ごめん、あたし帰らなくちゃ…」

インデックス「帰るの!じゃ!またね!たんぱつ!ほらとーま!つぎは私と…」

上条「送ってくか?やっぱ心配だし…」

美琴「///い、いいわよ!あたしが弱いっての!?一人で帰れるわよ!」

上条「そっか…じゃ、またな」

インデックス「…」

美琴「うん…またね!(あたしのバカァーー!!!)ハッターの退院って明日よね?」ガチャ…

上条「当たり、気をつけてな」バタン…

上条「さ、インデックス、チャロンやろうぜ」

インデックス「もういいんだよ…とーまのばぁか!今日は寝るもん!」

上条「なんだってんだ?」

マダオ「日が落ち…帰路につく…御坂美琴は…自虐…自らを…咎め…」



美琴「んもう!!あたしのばか!まぬけ!なんで素直に!送ってって♪って言えないのよ!イライラする!」

美琴「ん!?なにか公園の方が騒がしいわね…」

チャラ男「ねぇ~ピンクちゃん!俺らとあそばなーい?」

ヤンキー男「いいだろ?ちょっとでいいからさぁ~」

やる男「きっとたのしいお!!」

ツインテ少女「何処にでもいるのね…こーいう人たちって…それどころじゃないのに…」

チャラ男「ぶつぶついってないでさぁ!いいじゃん?」

ツインテ少女「もう!しつこい!こうなったら…!?」

美琴「かっこ悪いわよ?あんたら!」ビリリリリリリィ!!

野郎ども「「「あぎゃぁああああああああああ!!!」」」

プシュ~…

美琴「大丈夫?あなた…見かけない子ね?」

ツインテ少女「た、助けてくれたのは嬉しいけど…なんてことをしてくれたの!?」

美琴「え?なんで?」

ツインテ少女「駄目なのよ!今この街で…力を示したらっ!」

美琴「?」

ツインテ少女「マズイッ!?ヤツがきたッ!あなた!逃げるわよ!」

アジム「………!」キュイーーーーーーーーン!!!!!

美琴「なるほど…あの変な立方体の塊が、今回の事件の犯人ってわけね!大丈夫よ!あたしが懲らしめてやるわ!!」ビリビリ!

ツインテ少女「やめてっ!あなたが勝てる相手じゃないのよ!逃げて!」

美琴「仕留めるっ!!」

マダオ「静止を・・・無視し…突き進む…」

美琴「あたしが勝てないですって!こんなヤツにぃ!!!」レールガンッ!!!!

アジム「…」サッ!

アジム「…!!」キュゥゥウウン!!ピカッ!!!

美琴「何あれ!いきなり速くなった!?」

ツインテ少女「モビリティアップよ!あの速度強化を、ヤツはあともう一段残してるのよ!わかったでしょ!私たちは格下なのよ!さあ!逃げましょう!」

美琴「まだよ!!まだ勝負はついてない!!だぁありやぁああああ!!!」ビリリリリ!!

アジム「!!!」サターン(CW)!!

美琴「そんなもの!電磁バリア!!」

ツインテ少女「防御は駄目!避けなさい!!!」

美琴「え!?きゃああああああ!!」ドカンッ!

ツインテ少女「もう!今の攻撃は、能力や防御関係無しに、体力を4/10にしてしまうのよ!もういいでしょ!?いきましょ!」

美琴「くっ…う、うん、くやしいけど…逃げるわ…」

ツインテ少女「素直じゃないんだから!…あ!き、きたぁ!?」あわわ!

麦野「おらぁあああ!」ビー!!!!

アジム「?」スッ

美琴「麦野!?」

ツインテ少女「ほら、今がチャンスよ!ヤツの注意があの派手な二人に向いたわ!」こっそり…ボソボソ…

美琴「う…うん」こっそり…ズルズル…

マダオ「突然の…奇襲…アイテム…メルトダウナー…」

麦野「ちっ…ずいぶん簡単に避けるじゃない…コケにしやがって…ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね!」

最愛「麦野!情報どおり、超手強いみたいです!!でも、超生け捕りですよ」

麦野「わかってる…その情報どおりってのも、ムカつくわ…らぁっ!」ズビーッ!!!!

アジム「…」きょろきょろ…

最愛「麦野…なんか…超探し物してるみたいですけど…もしかして相手にされてないんじゃ…」

麦野「へぇ…そんなにあたし魅力ないかなぁ?……クソがぁああああ!!」ズドンッ!

アジム「…」スイッ

最愛「こっちきました!?なら…くらえ!超窒素パンチ!」シュン!!

アジム「?」ガード

最愛「効いてない!?麦野!こいつ超やばいです!!」

麦野「さっきから、のらりくらり…ばかにしてんじゃぁあねぇええええ!!!400回[ピーーー]」ジュ┣¨┣¨┣¨┣¨ドド!!!

最愛「ぎゃ!生け捕りですよ!?麦野!拡散ビーム超危ないです!」

アジム「!?」ボカンッ!バタ…

麦野「はっ!…やっとくたばったか!だからいったじゃない…SHBVDなんて不要だってさぁ!!」

最愛「麦野!おきてきますよ!」

アジム「………」ムカッ!

アジム「…」キュイーン!!!スペシウム(しゃがみLTRW)」

麦野「けっ…そんなひょーろくだまぁ…効かないわ!!」ブゥウウン!!

麦野「!?な、シールドをすり抜けた!?」バタンッ!

最愛「麦野!!??」

アジム「!」ABOホールド

うぎぃいいいいいいあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

マダオ「人の悲鳴は…響く…そして…何処へ…」

麦野「……はっ!?アジト!?」ムクッ!

最愛「麦野!超嬉しいです!無事で何よりです!」

麦野「絹旗ぁ!ターゲットはぁ!?どーした!?」がた!

最愛「その…偉い人から連絡があって…次の指示まで、アイテムは待機…ヤツはSHBVDが捕らえるって…超いってました~!!!」ぴゅー!!

麦野「くそッ!くそくそくそくそぉおおお!!気絶したあたしに止めを刺していかなかったぁ!?相手に値しない……このあたしがっ!!超能力者がッ!!!ああああああ!!!!」

マダオ「雄叫びは…復讐の…誓い…そして…陽光が…差し込め…明ける…」

マダオ「とある…道端…」



ツインテ少女「なんとか…まいたみたいね…」ハァハァ…

美琴「うん…何なのよ…あいつ…あんなの、今まで見たことも聞いたこともないわ?」ハァハァ…

ツインテ少女「あぁ、あれ?あれは〔アジム〕って言うのよ」

美琴「アジム?」

ツインテ少女「そう、世界中で目撃されてる…どこからともなく現れては、突然襲い掛かってくる乱入者…それも、太刀打ちできないような凄まじい力で…」

美琴「もしかして…どこかの闇組織の兵器とか?それともアジムってのは生き物なの?どうして、いきなり襲い掛かってくるのよ?」

ツインテ少女「さぁ…わからないわ?アジムに聞いてみたら?」

美琴「冗談でいったんじゃないのよ!?」

ツインテ少女「わかってるって…本当よ、あいつが何をしたいのか?何で人を襲うのか?まったく持って謎なのよ。もしかしたら、いじめが趣味とか、ただの戦闘狂ってのもありえる話なのよ」

美琴「そんなやつに負けたなんて…くやしぃぃ~!」

ツインテ少女「あなたね…今すごく疲れてるはずよ、もう、うちに帰って休みなさい。しばらくはそのビリビリも、使わないほうがいいわ…いい?今まであいつに勝ったり、撃退に成功した例なんて、たったの二つしかないんだからね!変な気は起こさないほうがいいわ。こうして逃げれば、ヤツも追ってくることもないし」

美琴「二つも!?いったい誰があんな化け物倒したってのよ?」

ツインテ少女「えーと…一つは白虹の騎士団の…もう一つはあたしのいもうt…ってどうでもいいじゃない!そんなこと!とりあえず、無事に済んだんだから!解散!じゃあね!」

美琴「あ…まって!この恩は忘れないわ!あたしは常盤台の御坂美琴!あなたは?」

ツインテ少女「…あたしは、みんなのアイドル!ファイ・ユーヴ!人呼んで、フェイ・イェンちゃんよ!またね♪美琴!」タッタッタ…

美琴「なんだか…おかしな子…でも、なんだろ…胸が…温かくなってくる…はっ!?門限ギリギリ!?急がなきゃ!!」ダッ!…



マダオ「新たな出会いが…生まれ…その日は…幕を…閉じる…」

マダオ「今日は…ハッターの退院日…」



小萌「上条ちゃーん!迎えにきましたよ~?」

ピンポーン

上条「あ、はーい!ほらインデックス!早くしろよ!」

インデックス「ちょっとまって…安全ピンが…」

上条「今日はハッターが退院する日なんだから!いそげって!!」

インデックス「わかってるんだよ!…よし!ついた!」

上条「よし!いくぞ!」

インデックス「うん!早く元気なねっけつに会いたいんだよ!」

小萌「おはよーございます。二人とも!じゃ、しゅっぱつしんこーです!」

ブロロロロロロ…

上条「小萌先生、御坂はどこで拾うんですか?」

小萌「この先で、美琴ちゃんの寮の前を通りますから、その時拾っていきますよー?やっぱり大勢で行ってあげたほうが、ハッターちゃんも喜ぶでしょうし!」

インデックス「そうだね!」

上条「お……そろそろだな…あれ?あそこにいるのは…白井?」

上条「小萌先生、俺、ちょっと話してきます」

小萌「はいはーい。なるべく早くですからねー」

キィィィィィン…バタンッ

上条「よ!おはよう、白井。もう体はいいのか?(よかった…真っ白じゃなくなってる…※二部参照)」

黒子「あ…おはようございます…はい…体はこのとおり、快調ですの…」もじもじ

上条「そっか!良かった良かった!ところでさ、御坂知らないか?ここで待ち合わせしてるはずなんだけど…」

黒子「それについてですが…ハッターさんの退院の迎えには、私が行くことになりましたの」

上条「白井が?何でまた?」

黒子「それが…昨日から、お姉さまは部屋でぐったりして…体調が優れないようですの。ですから、お姉さまに伝言を頼まれたのですが…佐天さんに聞きました…あの日…お兄さまとハッターさん、白騎士さんが、私のためにがんばってくれたことを…ですので、ハッターさんのお迎えは黒子みずから志願したんですの」

上条「そういうことか…じゃあ一緒に車に乗…お兄さま?」

黒子「あ…えへへ、黒子の癖みたいなものですの!…お気に召さないようなら…やめますの…」シュン…

上条「いやいや!上条さんは気にしませんから!好きに呼んでいいから!ほら、ハッターの首がキリンになる前にいこうぜ」

黒子「はい!お供しますの!」

インデックス「おそいんだよ!ハリー!アップかも!」

小萌「まぁまぁ、では、メンバーも揃いましたし、ゴーアヘッドッ!ですよ~♪」

上条「小萌先生…い、今のハッターのマネですよね…そっくりだ!!ぷぷぷ…」

四人「「「「ハハハハハハハハハッ!」」」」

ブロロロロロロ…



マダオ「喜びは…幸福…運命は…残酷で…時に…優しく…」

マダオ「ここは…朝の…大通り…場違いの…豪傑…」




モブA「おい…なんだ…あれ…?」

モブB「宣伝かなんかじゃね?かっこいいじゃんあのロボット!」

キュイィィイイイイイン!!!


レドン「あの…みんな見てますけど…朝だし…」キュイーン!!

ギル「…」キュイーン!!

レドン「いいんですか?…少尉…この話に…のっちゃって…」

ギル「…」

レドン「せめて、サルペン大尉に相談してからの方が…」

ギル「言うな!レドン!」

ギル「現場の迅速な判断が明暗を分ける、今はそういう時だ!!」

レドン「でも、この任務は罪のない学生にも被害が…」

ギル「それに!!…なんと言っても…ダイモン達の話は儲かる!!!」

レドン「相手はアジムですよ…!生け捕りなんてとても…」

ギル「弱音を吐くな!!!」

ギル「アジムとて、無敵ではない!俺達はSHBVDだ!!やってやれないことはない!」

レドン「はい!……え?…あ、あの…少尉?…僕たちは SHBVD(エス・エイチ・ビー・ブイ・ディー) ですよね?」

ギル「ん?そうだ、レドン!俺達は誇り高き、 SHBVD(えす・えっち・びぃー・ぶぃ・でー) だ!!」

レドン『だいじょうぶかなぁ…』

ギル「そして、ここはアレイスターが指定したエリアだ…それならば、暴れても何の問題も無い!ジャッジメントもアンチスキルもかまうな!」

レドン「り、了解しました!」キュイーン!!

ギル「俺たちがここで騒ぎを起こせば、必ずヤツは現れる…現れたら捕らえる、簡単なことだっ!!」キュイーン!!



マダオ「放たれた…雷…止めるすべは…果たして…」

インデックス「アジムは、LTCW or ジャンプLTCW or しゃがみLTCW でワープゾーンを設置することができるんだよ!

       ステージ上にワープゾーンが二つ以上ある場合、ワープゾーンに触れた人を設置箇所に瞬間移動させること

       ができちゃうんだよ!すごいね!…えーこほん!」

インデックス「〔ABOホールド〕とは、アジムが何らかの方法で敵機をダウンさせ、ダウン追撃の後に、

       倒れている敵機に重ねるようにワープゾーンを設置、すばやく後ろクイックステップをした後、
   
       すぐさま目の前にもう一つワープゾーンを設置し、敵に何の抵抗もさせぬまま、

       アジムの目の前のワープゾーンに敵機を強制瞬間移動させ、ワープ後の硬直をターボ格闘で討ち取り、

       一撃で抹殺。この間、約三秒。

       という、えげつなさを絵に描いたような、恐ろしいコンボのことなんだよ…!」ガタガタ…

ガラヤカ「こわいんだね」

インデックス「そう!…でも!とにかくダウン追撃さえされなければ、アジムも〔ABOホールド〕は使えない!
       
       簡単じゃないけど、皆さん気をつけてほしいかも!以上、インデックスのチャロン小話でした!」

ガラヤカ「でした~」

インデックス「>>1はこれしか取り柄が無いから、暖かく見守ってあげてね!

       チャロン!ヴァルフォ!プレーヤー大歓迎なんだよ!」

インデックス「では、本編にもどるんだよ!」

マダオ「四人乗り車両の…狭い…車内…」



インデックス「こもえ~まだ~?」む~ん

上条「こら、運転中なんだから、あんまり話しかけちゃ駄目だろ?」

小萌「ちょっと道が混んでるみたいで…困りましたね」

インデックス「うー!車って混んでるときは嫌いかも!」ジタバタ!

上条「暴れるなって!助手席に座ってんだから、大人しくしてろよ!」

小萌「あ、進みました!」

ブロロ…

インデックス「やった!」

上条「ほっ」

小萌「あ、また渋滞…」

キキィイイイ!!

インデックス「むきー!またイライラかも!」

上条「どわッ!」ふわ…

上条『っ!…なんだ…?俺…今、急ブレーキでバランスを崩して、ドアに頭ぶつけた…はずだよな?』むにむに…

上条『なのに、何だろう?顔の右半分が柔らかいものに包まれている…一体これは…?』むにむに…

黒子「あ、あの、お兄さま?」どきどき…

上条「!?」

黒子「そ、その…お疲れでしたの?…いきなり、黒子の太ももに……ぽっ…」どきどき…

上条『なんだとォーーーーッ!!白井の膝枕!?もとい!もも枕だとォーーー!!!しかもなんでまんざらでもない顔してんだ!?』

上条「し、白井…しィー…」ボソッ…

黒子「…」コクン

上条『なんか…白井、すごく素直だな…というか…毒気が無い…いや!感心してる場合じゃない!今、この状況をインデックスと小萌先生に見られたら…あらぬ誤解を招いてしまう!』

上条『すぐに起き上がり、何事も無かったかのように、背もたれにもたれねば!だが…う!…か、体が勝手に!?この柔らかさを…もっと堪能しようとしている…!?』ぐいぐい…!

黒子『お兄さま!?…二人が目の前にいるのに…なんて情熱的ですの…思えば…あの日…我を忘れた黒子を助けて頂いた時から…ずっと…お慕いしておりました…』キュン

黒子『あの日から…黒子の中の何かが劇的にかわりました…あぁ!…お姉さまというものがありながら…お兄さまにまで、こんな気持ちを抱くなんて…黒子は悪い子ですの…でも…んっ』ビクッ

上条『なん…だと…これだけ頭を押し付けてしまったのに…叫ばず、白井は、耐えてくれている…!…っく!?俺の馬鹿やろう!!』グッ!

黒子「あ…」シュン…

上条「もう!小萌先生!急ブレーキするなら言ってくださいよ~!」

小萌「ごめんなさいね、次からはきちんといいますよ~」

ブロロロロロ…

インデックス「あとちょっと♪あっとちょっと♪」わくわく!

上条『よ、よかった…ばれてない』

上条「白井…その、悪かった…言い訳はしねぇ…後で…好きなだけ…殴る蹴るしてかまわねぇから…」ボソソ…

黒子「……わかりましたの」ボソ…

上条『自業自得だな…俺は最低だ…』

上条「ん?電話?…土御門からか…はい、おれだけど?」ピッ

土御門(かみやん!今、何処にいる!?)

上条「なんだよいきなり…どこって、ハッターの迎えを…」

土御門(そんなことは知ってる!今どの道を走ってる!?)

上条「ちょうど、病院まで続いてる大通りに出たけど?」

土御門(なにィ!ってことは…あのエリアか…!悪いが、かみやん!今回も手伝ってもらうぜ)

上条「!?…まさか、また事件か…?」

土御門(あぁ!それも今すぐにだ!いいか?よく聞くんだぜぃ!)

土御門(最近話題になった、通り魔事件はしってるな?)

上条「あぁ、朝ニュースで見たからな」

土御門(なら話は早い!その犯人の名は〔アジム〕。詳細不明で、突然現れ、暴れ周り、すばやく去っていく…何が目的なのかすらわからない危険な奴だ!)

上条「そいつを捕まえろってことか?」

土御門(それもある、だが、俺の雇い主はそう思っていない。ここからはちょっとややこしいぜよ!)

上条「何が?」

土御門(それが、〔アジム〕は特定の条件が揃うと現れるんだが…)

上条「条件?さっき突然現れるって…」

土御門(最後まで聞け!そいつを調査した結果わかった…〔アジム〕は必ず争いに乱入しているんだ!)

上条「乱入!?何でまたそんなことを?」

土御門(さぁな?そこまではわからん!だが、この〔アジム〕はとてつもない力を秘めた化け物ぜよ!この力に魅了されたのか、こぞってあらゆる組織がこいつを捕らえようと躍起にな

っている!今、かみやん達が走ってる大通り先で、すでに事件は起こっている!今は〔アジム〕の反応は無いが、その先でSHBVDという精鋭傭兵部隊が、〔アジム〕を呼ぼうと喧嘩の

真似事をしている!そこに〔アジム〕が乱入してくる前に!何としてもSHBVDを止めなくちゃならん!かみやん、今回の事件は正直やばすぎる!〔一方通行〕にも応援を要請したぜよ!俺

も今そっちに向かってる!一人では厳しいだろうが…どうにか時間を稼いでくれ!

だが!もし一方通行と俺が到着する前に〔アジム〕がきてしまったら…迷わず逃げろ!かみやんでも分が悪すぎる!)

上条「そんなに強い奴なのか!一体、どんな姿なんだ…!?」

土御門(見かけはそこまで怖く無い、立方体の塊とでもいうか…ふざけた外見をしている。だが、油断するな!もうレベル5も二人敗北した!)

上条「レベル5!?…まさか御坂が!?」

土御門(安心しろ、かみやん、超電磁砲なら、俺の知り合いが助けたらしい。怪我もしてないぜぃ!)

上条「そ、そうか…よかった…」

土御門(よぅし!かみやん!安心したところで、とりあえず、その場のおにゃのコ達に状況を説明して避難させるんだ!かみやんの仕事はその後だ!)

上条「わかった!早く来てくれよ!時間稼ぎは任せろ!じゃあな!」プツン…


マダオ「上条当麻は…説明…そして…懇願…血を流し…」

インデックス「とーまのばかぁ!いっつもそーやってひとりでかっこつける!…はやくかえってくるんだよ!?ばかぁ!!」ガジガジ

小萌「上条ちゃん…本当は、先生も行かせたくないです…でも、上条ちゃんの力を必要としている人がいるんですよね?…怪我は許しませんよ?無事に帰ってこなかったら…先生の家でしっぽり夜通しすけすけみるみるですからね!」

黒子「…」

上条「あぁ、ありがとう!みんなそっちの道にそれれば、安全な場所にいける。小萌先生。インデックスを頼みます」

小萌「上条ちゃん…気をつけて…」

インデックス『とーま…あ!?そうだ!』

ブロロロロロロ…

上条「行ったか…さて、これも立派な仕事だよな…案外俺って傭兵とか向いてるかもなwwwwww…」

上条「俺も…行くか!」

黒子「はい、お供しますの♪」

上条「頼む!って!?白井!なんでここにいる!?小萌先生たちと一緒に避難したんじゃ…」

黒子「私は、ジャッジメントですの!ですから、学園都市で起きた事件を解決する義務がありますの」

上条「そ、そうだった…わかったよ…一緒に行こう!この通りの奴らを倒しながら奥までまで進むんだ!」ダッ

黒子「はい!」シュンッ

マダオ「なぎ払う…歴戦の豪傑達を…」

マダオ「汝戦う者よ…決戦の時は来たれり」

ライデンA「どうだ?大分暴れまわったが、アジムの反応は出たか?」ガキュン

ライデンB「いや、見当たらん…なぁ、そもそもアジムなんて、都市伝説じゃなかったのか?」

ライデンA「俺が知るかよ。だが、ギル少尉からの命令だぞ?俺達はSHBVDだ。規律は絶対だ」

ライデンB「そうだな…よし。こんどはもう少し強めに暴れてみるか…」

上条「暴れんな!」ドゴンッ!

ライデンB「ぐぉ!?」

ライデンA「奇襲だと!?小癪な!」

ライデンB「待て!A!相手はまだガキだぞ!バイナリーロータス(CW<肩のビーム>)を使うやつがあるか!」ガチャ!

ライデンA「何!?ほ、本当だ!」シャコン…

上条「おっさん達!いい年して暴れてんじゃねぇよ!とっとと帰ってくれ!」

ライデンB「ぼうや…なかなかいいパンチもってるじゃねぇか…この通りをどうやって突っ切って来たかはしらねぇが、悪いことはいわねぇ。避難してな」

上条「なに?」

ライデンA「見逃してやるって言ってんだよ!おら!いっちまえ!アジムがきたら…」

黒子「まったく、埒が開かない人たちですこと…」シュカカカ!!

ライデンA「がッ…関節が!?」

ライデンB「な、何が起きた!?」

黒子「その太い足の内側に、矢を撃ち込んだだけですの。じっとしていれば大事にはなりませんの」

ライデンA「くそッ…ここは学園都市ッ…」

ライデンB「ガキだからと…舐めすぎた…」

上条「おぉぉ…さすがだな!白井!」

上条『あれ超痛いんだよな…』

黒子「さ、雑魚はあらかた片付けましたわ…お兄さま!司令塔を討ち取れば、幕引きですの!」

上条「よし!あと少しだな!心強いぜ!白井!」

黒子『ぽっ…』///

マダオ「一方…一方通行は…」

一方通行「たくよォ…なンでこんな日に限って緊急出撃なンだよ…」もわもわもわ…

打ち止め『ええ!!今日は一緒にずっとフォースしてくれるって…約束だったのに…うわーん!このうそつきぃ!ミサカはミサカはクローゼットで拗ねてみたり!!!』

黄泉川『あ~あ!泣かしちゃったじゃん!凄まじい悪男っぷりじゃん!』

一方通行「クソッ…」

アジム「!」キィーン!

一方通行「ン?」スマホ チラッ

一方通行「…間違いねェな…あいつか…」メラメラ

アジム「?」ピタッ…クル…ドゥン!!

一方通行「気づいたか…よくもやってくれたよなァ!!テメェさえここにこなけりゃ、俺は休日をあいつとラン[ピザ]ーできたんだぞ?」

アジム「…!」

一方通行「ほォ…にげねェのかよ…なら、望みどおり!愉快なオブジェにしてくれるぜ!」ゴォオ!パヒュン!

アジム「!?」

ドカーン!!

一方通行「…ンだぁ?コイツ…自分の弾返されて、ビビッてやがんのか?」

アジム「????」ぐるぐる…

一方通行「…」

一方通行「ざけてンじゃねぇ!くたばりやがれ!」

アジム「!?!?」ボゴン!

アジム「……!?」ヨロヨロ…キュイーン! 

一方通行「…なンだったんだ?いきなり突っ込ンできて勝手に逃げやがった…」

一方通行「まァ…いいか」ピ…

一方通行「おゥ…俺だァ…あの立方体だが…あぁ…まだ生きてる…ごめんだな」ピッ

一方通行「さて…帰ってフォースすっか…」

マダオ「これが、もう一つの出来事…一方通行の反射に…成す術はなく…アジムは…やられてしまった…今は…忙しく逃げる…」

インデックス「再開なんだよ!ちなみに、このスレにたびたび出てくるバーチャロンってゲームの、テムジンとかライデンとかと言ったVRと、このSSの登場人物はたとえ名前が同じでも、まったく関係ないんだよ!他人の空似ってよくあるかも!温かい目で見てあげてください。お願いします」


ギル「…そうか、おそらく、現れたな…アジムの反応はどうなってる?」

レドン「えっと…あ!先ほどよりも高い数値を示しています!」

ギル「やはりな…SHBVDの精鋭たちが、今この状況で敗北するなど、アジム以外ありえん!レドン!準備しろ!」

レドン「で、でも」

ギル「でももクソもあるか!大金がかかっているんだ。なんとしても奴を…」

レドン「ですから…反応が…アジムの反応がどんどん弱く…離れていってるんです…」

ギル「何だと!?探知機の故障ではないのか?」

レドン「いえ、装置は正常です…あ、アジムの反応…消えました…異空間に逃亡したようです…」

ギル「な…んだと…被害だけこうむり…収穫なし…クソッ!レドン!引き上げるぞ!前衛の連中は、他の隊員に回収の後、治療させておけ!」

レドン「はい!……!?隊長!ロックオンされています!敵機不明です!」

ギル「何!?あれは…ナックル・バスターか!?フン!DNAの部隊か!?」スカッ

上条「くそっ、かわされた!」ガチョン!

黒子「お兄さま…先ほどの方達よりも、あの二人…何か…凄みを感じますわ…速攻で仕掛けましょう!」

上条「あぁ!わかった!いくぞ!」

レドン「隊長…あの…なんの装備もしてない一般人みたいですけど…」

ギル「馬鹿者!よく見ろ!あの少年がナックル・バスターを放ったのだ。そしておそらく、隣の少女の腕章…ジャッジメントだな。面倒だ、やるぞ!レドン!続け!」

マダオ「戦いは…続く…その最中…何を見る?…」

ギル「フンッ!」ダッシュ格闘

上条「おごぁ!!」ドゴンッ!


黒子「お兄さま!?」

レドン「…すいません!怪我しないでくださいね…」CW(バイナリーロータス)

黒子「くっ…お兄さまの援護にいけないっ…」シュンッ


上条『なんだ…こいつら…さっきまでの奴らと…まるで別物だ…はえぇ…』

ギル「素人だな…格闘には多少心得があるようだが…高速で繰り出される格闘には慣れていないようだな!」

上条「このっ!」ナックル・バスター射出

ギル「…理解しろ。誘導が高いといえど、この至近距離ではあたらん。回り込めばすむことだ!」


黒子「手強い!なら…くらいなさい!」矢テレポート

レドン「えい!」キュイーン!

黒子「速い!なら」シュン!

レドン「……そこっ!狙う!バイナリーロータスで!」ズビーッ!

黒子「そんなっ!出現位置を予測…置くなんて…きゃ!!」ボムン!

レドン「ごめんなさい…出力はかなり弱めてありますから…」


上条「くそ…黒子…射撃でも勝てない…格闘でも勝てない…どうすればいいんだ…」

ギル「ふんっ!次からは、戦いを挑む相手はよく選ぶことだな…容赦はせん!くらえ!」

上条「だめだ…体が…言うことをきかねぇ…」

黒子「お兄さま…ぐぐ」

ハッター「待て待て待てぇーーーーーーい!!!!!」ぐるぐるぐるぐる!!!

ハッター「シャッ!!!」スタンッ!!!

ハッター「俺は!立ちはだかるぞォーーーーーッ!!!!」ジャーン!ジャーン!!ジャーン!!!

上条「ハッター…」

黒子「ハッターさん…」

ギル「!?…貴様!何者だ!」

ハッター「俺のことなどどうでもいいっ!!だが貴様らはっ…!!どうでもよくないぞっ!!」

ギル「なに!?」

ハッター「サルペン大尉には話をつけた。貴様らにとってはうるさ型の上官だ」

ハッター「命令を無視してダイモンとつるんでることがバレたら、どうなるか…」

ハッター「分かるはずだぁっ!!!!!」ジャーン!!!!

レドン「た、隊長!」あわわ!

ギル「く、くそ…引き上げだ!行くぞ!!」キュイーン!

ハッター「行ったか…」

上条「ハッター…へへ、助けられちまった…ごめん…退院早々巻き込んじまって…」

ハッター「友よ!水臭いぞ!友の命は我が命!いつだって助けにくるさ」

黒子「んん…でも…どうしてこの通りの事件を知ったんですの…?」

ハッター「まぁ!そんなことより!ホラ、リペアディスクだ」キュゥン…

上条「よっと、ありがとうハッター!」ムクっ

黒子「…すごい円盤ですのね…」

ハッター「使い捨てだけどな!」

インデックス「とーまぁー!!だいじょうぶー?」

上条「あれは…小萌先生の車!?」

ハッター「ま、そういうことだ。めんどくさい形だけの入院から、やっと開放され、みんなが暖かく迎えに来てくれる!と思ったら、小萌さんとインデックスが血相変えてあーだこーだ言うからな?とりあえず場所だけ聞いてピーンときた…案の定、無線を傍受してみたら奴らだったってことだ」

上条「あいつらとは知り合いなのか?」

ハッター「いんや!知らない!だが、奴らの上司とはちょっとした知り合いでな、ずるして金儲けしようとしてることをチクッてやったんだ♪」

黒子「すごい…」

ハッター「とりあえず、家に帰ろうぜ、当麻?いままで休んでたぶん。うまいメシ作るからな!どうだい?黒いお嬢さんも一緒に?」

黒子「!?行きますの!」

上条「よーし!なんだかんだで解決したし!一件落着か!ん電話か…土御門からだ」ピッ

土御門<よう!かみやん!どうやら、事件は解決できたようだにゃーさすがだぜぃ!>

上条「いや…ハッターがいなきゃ…やられてたよ…それよりどうした?まだなにかあるのか?」

土御門<またまた~期待してるんだろ?かみやん♪報酬だが、今回はすごいぜぃ?だれもいないみたいだから、帰ったら舞夏から受け取ってくれ。じゃな>

上条「…そうだ!報酬だ!ってん?」

インデックス「とーま!話は聞いたんだよ!こもえ!フルスロットル!」

小萌「了解です~♪今回も先生達を心配させた罰ですよ~ではでは上条ちゃん。ごきげんよう」ブロロロロ!!!

黒子「ご、ごめんなさいですのー!おにーさまー!違うんですのー!このシスターが黒子を…め、目が見えない!?」バサッ…

インデックス「私の速さを舐めないで欲しいんだよ!音もなく車から降りて、ついんてをさらいつつ車に戻るなんて、朝飯とおりりこして夜食まえなんだよwwwwwwレッツゴー♪報酬は私達のものなんだよ!」

上条「なんてやつだ!しかも耳良すぎだろ!?チクショウ!インデックスの奴!」

ハッター「友よ!」

上条「…あぁ!その手があったな!頼むぜ!ハッター!」

ハッター「YES!」

マダオ「報酬とは…なんなのか…そして…それは…」


ハッター「ロォーリンスタァ~!」キュイーン!!

上条『土御門の奴…結局あいつが言ってた、アジムってのも現れなかった…一方通行にも応援を要請したとか言ってこなかったし…最後の電話も、無理やり切り上げられた感があった…土御門…また何か企んでるんじゃ…』

ハッター「…友よ、あんまり難しいこと考えてると、パンクしちまうぜ?無事だったんだからそれでいい!だろ?」」

上条「い、いや、そーだけど…でもさ、今回でよくわかったよ…強くならないとな…もっと…」

ハッター「無理するな、当麻は強いさ、ただ奴らの戦術を知らなかっただけだ。じゃなきゃ、あのとき、磔にされた俺を、助けることなんてできなかっただろ?」

上条「そっか…やっぱすげぇな、ハッターは…」

ハッター「よせよ!ほめても何もでないぜ?おし!ついたぜ!」ヒョイ

上条「さすが、インデックスたちより早くついちまった!さて、じゃ、舞夏んとこ行ってみようぜ!」

ハッター「YES!」

ピンポーン

舞夏「はーい…おー上条きたかー、じゃ、これと、これとこれ。確かに渡したぞー?あとコレ、ビーフシチュー♪手作りでおいしいぞ?じゃーね」バタン!

上条「報酬は…大き目のダンボール…SSツインスティックだ!それも二台!」

ハッター「あと、ビーフシチューだなっ!」

キキキキィイイイイイ!!!

インデックス「あーもう着いてる!ん?これは…ビーフシチュー!?二人占めするきかも!ズルイ!」

上条「お前じゃないんだからしねぇよ!…ほら、みんなを連れて来いまっててやるから」

インデックス「とーま…うん、わかったんだよ」

小萌「雨降って何とやら…ってことですね~♪先生、みんなとご飯楽しみです!」

黒子「ここが、お兄さまの…部屋も覚えておかなくては…」

ハッター「ハハハっ!賑やかなのは好き…だっ!」

マダオ「食後…OMG対戦が…朝まで続いたのは…言うまでもない…」

四部第 完

第五部 お騒がせ!電脳三人娘 Ver ガラヤカ

上条『あの後…いつの間にか朝になってて、俺は風呂場で目を覚ました。ご丁寧に、布団まで敷かれている。こんなことしてくれるのは…』

ガララ…

上条「よっ、ハッター。おはよう」

ハッター「……zzz」

上条「珍しいな?ハッターが一言で起きないなんて…よっぽど疲れているんだな」そ~…

上条「久しぶりに、俺が飯でもつくるか!……え?」

インデックス「んにゅ…zzz」

小萌「はふぅ…zzz」

黒子「すぅー…zzz」

上条「…なんというか、狭くないのか…シングルベッドに三人…絡み合って…」ごくり…

上条「と…見とれてる場合じゃない。飯つくらなきゃな…でも写メはとっとこう」パシャ!

トントントン…グツグツ…

上条「…よし!完成!そうめん茹でて、薬味切っただけだけど、十分だろ」

上条「おーい!!みんな起きろよ!飯ですよー!」

シーン…

上条「こいつら…昨日遅くまで遊んでたのが悪かったけど、いくらなんでも寝すぎだろ!起きろ!」

シーン…

上条「だめだこりゃ…しかたねぇ、一人で食うか…」

マダオ「朝食後…」

上条「ふぅーうまかった!やっぱめんつゆ濃い目にネギと生姜トッピングだなwwwwww…まだ起きないか…いいや、学校も休みだし。そういや。聞きたいこともたくさんあるしな、土御門んとこいくか」

上条「じゃ、ちょっとでかけてくるぞー?」

シーン…

マダオ「移動…そして…呼び鈴を…」

ピンポーン!………シーン…

上条「なんだ?朝から留守か…しょーがねぇ、食材もないし、スーパーまで行くか…」

マダオ「上条当麻は気づかない…すでに…異常であることを…」

マーズの続編と称して、フォースのシステム採用し、CPUの思考能力万倍にして、今までの機体全部登場させる。

もちろん最新作から登場する機体も多数作る

めんどくさいミッション削って、ファイアフライとか、サルペン仕様ライデンとか、アジムとかも追加しつつ、マーズの声優陣は豪華なのでそのままで、専用機カラーリング復活させて、初心者に優しく、ハンデ、トレーニングモードを復活。

ムカつくので、予めデータインストールしておき、ロードを減らす。

その他、名前があり、専用VRに乗ってるキャラ声優付きでだして、ドラマティックモードをマルチエンディングにして、ストーリーが意味不明にならないよう瓦さんに一から書いてもらう。

ファイ・ユーヴ、アイス・ドール、アプリコット・ジャムを出す。
ファイはドラマCD、ジャムはマーズ
でガラヤカが声出してるのでそれをつかう(撃破後の、ゴメン!ってやつ)アイスに声は無いので、人気女性声優でも起用する。

あとはゲームバランス調整して、PS3でだして、無料でネット対戦できるようにする。

これで、フォースがなし得なかった一万本突破も夢ではない。

OP、ED作って光吉猛修に歌ってもらう。

これくらいやれば今からでも価格 一万でも、売れる!

と、思う。

>>89でたらいいですね、そーいうの、言い値で買う。



上条「な…!?…何ぃーーーッ!?こ、これは一体!?」

モブA「…zzz」

モブB「…zzz」

モブC「…zzz」

青ピ「…zzz」

上条「みんな…眠っている…何があったんだ!?」

…ズズズ

上条『はッ!?…後ろに何かがいる…!?』

上条「誰だ!」クルッ!

ヤガランデOMG「フシュルルルルルル…」

上条「」

ヤガランデOMG「ルロロロロ…」

上条「うぁああああああ!!」

上条『何だこいつは!?でけぇ…いつの間に、音もなく背後に…ッ!?クソッ!』

ヤガランデOMG「ウォオッ!」ブゥン!RW格闘

上条「うおっ!早い!」スッ!

上条『ガードすれば、やられてた…なんなんだ、この状況は…まさか!みんなが起きないのはコイツの仕業か!?』

ヤガランデOMG「フシュゥゥゥ…」

上条『ナックル・バスターも…コイツに効くかどうか…』

ヤガランデOMG「ウガァアアア!!」

上条「きたっ!」

???「恐れることは無いわ!それは幻よ!あなたの右手を、奴に食らわせて!」

上条「!?…わかった!うぉおおお!その幻想を!ぶち[ピーーー]!」キュピーン!

ヤガランデOMG「!?ウオオオオォォォォォン…」スゥー…

上条「消えた…」

???「ふぅ…なんとか間に合った…上条当麻クン…だっけ?大丈夫?怪我は無い?」

上条「あぁ…あ!君は確か…コンビニで!」

ファイ「あー!憶えててくれたの?嬉しい!あたしの名はファイ・ユーヴ。〔フェイ〕って呼んでね♪」

上条「よ、よろしく…なんだか、分からないことだらけだな…あれ?俺まだ名乗ってないけど…」

ファイ「あなたはここじゃ、有名人でしょ?ちょこっとデータを見させてもらったけど、いい感じ!」

上条「なにがいい感じか、知らねぇけど…ありがとう」


マダオ「再開…救い…救われ…それは…螺旋の様に…」


上条「そうだ!みんなこんな風に寝ちまってるんだ!お前、起こし方知らないか!?」

ファイ「んもぅ!お前、じゃなくてフェイちゃんなのに…知ってるわよ」

上条「良かった!すぐ教えてくれ!大切な友達と家族がずっと寝ちまってるんだ!」

ファイ「はいはいはい!わかってるわよ!そんなに迫ってこないで…みんなを起こしたいなら、〔ヤガランデの幻影〕を全て消せばいいのよ」

上条「さっきのでかい幻のことか?でも、幻って言ったって、奴は物に触れて壊していたし…あいつは一体何なんだ?」

ファイ「ん~…ねぇ、あなたは……<ヤガランデの惨劇>って聞いたことある?」

上条「いや、聞いたことないな…あのデカイの、ヤガランデって言うのか?」

ファイ「そうだけど…ううん、いいの、知らないなら…」クルッ…

ファイ「あなたは、その右手があるから眠ることは無いと思うけど…決して、油断しちゃ駄目よ。気配を感じたらすぐ振り向いて、その右手で消しなさい」

上条「お、おい!待てよ!どこ行くんだよ!?」

ファイ「幻影を全滅させるの。もう慣れっこだけど、この街は入り組んでるから、ちょっと骨が折れるかな?」

上条「一人で行くのか!?」

ファイ「…言ったでしょ?慣れっこなの♪すぐ終わらせるから、あなたは、自宅に戻って、みんなと一緒に寝てなさい。そうすれば、みんな寝てました!ってことで、色々とうやむやになるから」

上条「でも、一人でなんて、行かせられるかよ!ここでお前を行かせたら…俺は絶対に後悔する!」

ファイ「うぐぅっ…一緒に来てくれるの?」

上条「二人の方が、効率いいだろ?それに、幻想殺しで消えるんだ。俺がここで行かない手があるかよ」

ファイ「う…ん、うん!そうね♪お願いしちゃおっと♪」

上条「任しとけ!じゃ、色々と教えてくれるんだろ?」

ファイ「そうね、みんなが何で眠ったか?ヤガランデの幻影とはそもそも何か?こんなもんかしら?」

ファイ「まず、何で眠ったか、コレは、ヤガランデの幻影が発する、強い念の力によるものなの。一種の暴走といってもいいかしら?それが、睡眠障害を引き起こしているの。でも、害は無いわ。無事解決すれば元通りになるわ」

上条「そっか…本当によかった…」

ファイ「まだあるわ。二つ目、ヤガランデの幻影発生には、とある原因があるの」

上条「原因?」

ファイ「そう。その原因は…」

上条「…」ゴクリ…

ファイ「私の姉の能力なの」

上条「姉!?フェイの姉さんが犯人だってのか!?」

ファイ『あ、フェイって呼んでくれた…』

ファイ「そうなの…姉は、見かけは私よりも小さいし、精神年齢も低いけど…恐ろしく強い力を持ってるわ」

上条「そんな…何故、姉妹喧嘩なんか…それに、なんたってこんなところで!」

ファイ「ち、違うの!悪気があってやっている訳じゃないし!喧嘩でもないわ!」

上条「でも、無関係の人を巻き込んじまってるじゃねぇか!」

ファイ「だから…私が止めるのよ…」

上条「!…ごめん」

ファイ「いいよ…ねぇ、精神障害ってあるでしょ?とりあえず普通ではない精神のこと」

上条「ま、まさか、フェイの姉さんは…」

ファイ「うん………いつもは可愛くて、優しくて、すごくいい子なのよ?……でも、何かの拍子に、喜怒哀楽、感情のどれか一つでも高ぶると、あんな幻を出しては、自分の気持ちを表現しているの」

上条『幻を出す能力…聞いたこともないな…』

上条「…本人はいま何処にいるかわかるのか?」

ファイ「わからなきゃあなたを助けられなかったもの。あの子の出すヤガランデの幻影の場所は感じとれるんだけどね…あの子は、常にちょこまか動くから…見当もつかないわ」

上条「でも、姉さん捕まえたほうが早くないか?」

ファイ「そうできたときもあったよ?でも、大抵捕まえる前に、幻影を全部倒しちゃうのよね…それで逃がして、振り出しにもどって…怪我もしたし、死に掛けたこともあったかな…」

上条「大変だったんだな…よし!俺に任せろ!子供の扱いは、こっちも慣れっこだ!」

ファイ「頼もしぃ!じゃ、暗いのもこの辺にして、明るく行きましょ!明るく」グイッ!

上条『う、腕を組んで!?…たぶん、年下だよな?…で、名前的に外人で、ピンク髪でツインテ…で、美人でスタイルもいい…そして何より…メタルじゃない、ぷにぷにな肌…がんばれ!!上条当麻!!』

上条『っと!煩悩に振り回されてる場合じゃない!考えてみりゃ、街そのものが寝てる。やばい状況だ。今はフェイを信じて、進むしかない!』

マダオ「決意は、固めた…だが…一方…奇妙な…出会い」

食蜂「あらぁ?わたしぃ、こんなふぅに能力つかったかしらぁ?」

モブ子A「…zzz」

モブ子B「…zzz」

モブ子C「…zzz」

食蜂「わからないけどぉ、静かなお昼をお散歩って言うのも、わるくないわぁ~♪」

マダオ「おおらか…心は…空の様に…」


食蜂「寝てるのばっかり…つまらないわぁ」すたすた…

ドンッ!

食蜂「あら?何かぶつかったかしらぁ?」

幼女?「イタタ…」

食蜂「あらら、ごめんなさいねぇ。怪我はないかしらぁ?」

幼女?「オニゴッコ…」

食蜂「へ?」

幼女?「げっとれでぃ!オニゴッコ!すたーと!!!」

食蜂「鬼ごっこ?ごめんねぇ、お姉さん走るの苦手で…」

ヤガランデF「グルルルルル…」

食蜂「あっれぇ!?さっきの子は…ひっ」

ヤガランデF「ウガゴーッ!!」

食蜂「ひ~ん!な、なんなのよぉ~!」ダッ!!!

マダオ「図らずも…防いでしまったがため…試練…果たして…心理掌握は…」

食蜂「もう!おこったわぁ!えい!」ピッ

ヤガランデF「?」

食蜂「あれぇ?…効いてない?」

ヤガランデF「ムガー!」

食蜂「きゃ~!」ダダダダダッ!!



上条「ん…?なぁ、フェイ」

ファイ「どしたの?」

上条「なんか…聞こえないか?悲鳴みたいな…」

ファイ「そう?」

しーん…

ファイ「何も聞こえないけど?」

上条「そっか…気のせいか」

ファイ「おかしな当麻」


食蜂「きゃぁ~」

ヤガランデF「ムオー!」


上条「…」

ファイ「…」

上条「行こう!」

ファイ「えぇ!」


マダオ「宴は…続く…」

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