あずさ「花言葉って、良いですよねぇ」 (25)
あずさ「何だかロマンチックじゃないですか~」
P「そうですね、でも花言葉ねぇ、どんなのがあるんですか?」
あずさ「そうですねぇ、たとえば今の時期なら『ひまわり』とか」
P「ほぉ」
あずさ「ひまわりの花言葉は『あなただけを見つめます』ですね」
P「ひまわりらしいですね。花自体はやよいのイメージなんですけど」
あずさ「うふふっ、やよいちゃんにも、いずれそう言う人が出来ればいいですねぇ」
P「複雑だなぁ、それは」
あずさ「あらあら」
P「やよいのイメージに合う花言葉は…元気」
あずさ「元気いっぱい、という事なら菜の花ですかねぇ~」
P「おお、それだ。色も黄色やオレンジで丁度良い」
あずさ「ではやよいちゃんは菜の花で~」
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P「あと、他にはどんなものが?」
あずさ「そうですねぇ…あ、「ハイビスカス」とかはどうでしょう」
P「ハイビスカス…ああ、沖縄とかでよく見る」
あずさ「響ちゃんですねぇ、花言葉は『あなたを信じます』ですって」
P「ほぉ。まあ、あいつイヌっぽいと言うか」
あずさ「あら、響ちゃんが聞いたら怒りますよ」
P「でもあいつ、信じた相手には割とついていく感じですし」
あずさ「逆に、イメージから行くと?」
P「うーん…繊細、ですかね」
あずさ「そうですね。響ちゃん、あれで結構ナイーブな所も…鈴蘭が『繊細』と言う花言葉を持っています」
P「成程」
あずさ「次は、そうですねぇ。ここまで来たら、事務所の皆にイメージするお花の花言葉で行きましょうか」
P「面白いですね」
あずさ「じゃあ、やよいちゃんと響ちゃんは終わったので。春香ちゃんから」
P「春香かぁ…桜とか、ですかね?」
あずさ「桜の花言葉は、『心の美しさ』」
P「…」
あずさ「あ、あら?ど、どうしたんですか?」
P「…いえ、ね。あいつ、その…うん…」
あずさ「…あざとい、ですか?」
P「そこまでいう心算はないですが。たまーに、ね、たまーに」
あずさ「ま、まあ、イメージですから。ね?」
P「そうですね。でも春香は基本的に、素直な女の子ですし、春の花と言う意味でも桜はピッタリですよ」
何だか知り合いの予感?
P「春香、と来たなら千早ですね」
あずさ「千早ちゃんにピッタリの花ですか?うーん、そうですねぇ…」
P「雪柳。どうですか?」
あずさ「雪柳、ですか?花言葉は…『懸命』ですね」
P「あいつは、自分の夢に向かって頑張っています。懸命に…一歩ずつ」
あずさ「それと、雪柳にはもういくつか言葉があります『静かな思い』」
P「あー、成程。アイツらしいや」
あずさ「もっと私達に心を開いてくれるといいのですけれど…」
P「そうですか?あずささんには割と懐いてると思いますよ、あと春香とか」
あずさ「うふふっ、そう言うとまるで猫とか犬みたいですよ」
P「そうですね」
P「さて、次は…雪歩。雪歩と言えば白、白い花と言えば…ドクダミ?」
あずさ「何でそこでドクダミが出るんですか?」
P「お茶つながりで…」
あずさ「ドクダミの花言葉は『白い追憶』」
P「白い追憶…追憶って言うと、昔の事を思い出す、って事ですよね?」
あずさ「はい、白い、ですから…過去は真っ白?」
P「…白っていう色には、純真とかそういう意味もあります、美しい思い出って感じですかね?」
あずさ「そういう風に解釈するのも、楽しいかも知れませんね」
P「でも、そうだなぁ。雪歩のイメージから行くと、純潔?」
あずさ「純潔ですか?えーと、それなら百合ですね」
P「あーなるほど(…百合と聞くと何でかな、ゆきまこ…)」
あずさ「そうですねぇ(多分雪歩ちゃんと真ちゃんを想像してるわね)」
P「えーと、次はそうだな。真」
あずさ「うふふっ、実は私、真ちゃんにはもう決めてあったんです」
P「へー、どんなです?」
あずさ「コスモスです、花言葉は『乙女心』」
P「まんまですね」
あずさ「はい、ストレートに」
P「まあ、確かにアイツは乙女ですよねぇ…もっと、そう言う面も引き出していけたらいいんですけど。今のキャラが崩壊しない程度で」
あずさ「真ちゃんは、今でも十分可愛いんですけどねぇ」
P「逆に、真王子的なイメージ花は?」
あずさ「そうですねぇ。バラなんかどうでしょう?そのものズバリ『あなたを愛しています』です」
P「口に咥えて、そのバラをしゅっと投げて」
あずさ「何だか古いですねぇ」
P「ごめんなさい」
P「さて、お次は…よし、ゆきまこと来たら次は美希でしょう」
あずさ「え?そうなんですか?」
P「あ、いえ、そう言う言い方があるらしいですよ。ゆきまこみきの『修羅場トリオ』って」
あずさ「…大体わかる気がします。美希ちゃんのイメージする花は」
P「これも逆引きで行きましょう、情熱」
あずさ「うふふっ、ハニー、大好きなの~」
P「?!」
あずさ「いっつも、そう言われるたびにプロデューサーさん、鼻の下伸ばして…」
P「あ、いや、その」
あずさ「いいんですよぉ、私は気にしていませんから」
P「あずささぁん…」
あずさ「うふふ、意地悪でしたね。ちなみに情熱、という花言葉の花は幾つかありますけど、美希ちゃんには『ツツジ』を」
P「へぇ、どういう事で?」
あずさ「ツツジの花言葉も幾つかあって、もう一つに「初恋」とか「愛の喜び」というのがあるんです」
P「へー…うん…」
あずさ「どうしました?」
P「俺なんかが初恋って、んなわけないだろうって」
あずさ「あらあら…美希ちゃんも大変ねぇ」
P「え?」
あずさ「いっ、いいえ、何でもありません。さあ、次の子に行きましょう!」
P「は、はあ」
あずさ「ちなみに、1つの花は幾つかの花言葉も持っています。今まで出た花も、また違う意味がありますよ~」
P「そうですねぇ…やよい、響、春香、雪歩、真、美希と来たので…みきいお、伊織で行きましょう」
あずさ「伊織ちゃんは…それならピッタリの花がありますよ~、水仙、花言葉は『気高い心』」
P「ほぉ、まあ確かに…でももう一つ、これはどうかなって」
あずさ「はい?」
P「チューリップ、です。花言葉は確か『思いやり』」
あずさ「ああ…」
P「なんだかんだ言いながら、皆の事を気に掛けてますからね」
あずさ「そうですねぇ、素直じゃないんですよねぇ」
P「なんだかんだ、律子が竜宮のリーダーに選んだ理由が分かる気がします」
P「さて…少しお茶にしましょうか」
あずさ「はい~、そうそう、ハーブにも、花言葉があるんですよ」
P「へぇ、たとえば?」
あずさ「このカモミールには『逆境に負けぬ強さ』という意味があります」
P「良いですねぇ、これは?」
あずさ「ラベンダーです。ラベンダーの花言葉は…『あなたを、待っています』です」
P「…」
あずさ「…」
P「は、ははっ、何だかロマンティックですね!」
あずさ「うふふっ、そ、そうですね」
P「ふぅ…さて、続いては誰に行きますか?」
あずさ「じゃあ竜宮つながりで律子さんにしましょうか?」
P「律子ねぇ…有能、真面目、堅物」
あずさ「堅物は余計じゃないかな…って」
P「あ、ナイショですよ」
あずさ「うふふっ、どうしようかしら~」
P「勘弁してください」
あずさ「うふふっ、じゃあそうしてあげます。そうですねぇ…ベニバナというのはどうでしょうか?花言葉は『几帳面』」
P「確かに」
P「さて、そろそろ終わりも近いかな?亜美真美はー」
あずさ「そうですねぇ、金鳳花と言う花は、『子供らしさ』と言う花言葉です。他の言葉も『楽しみ』、『無邪気』、『喜びを運ぶ』などです」
P「うん、ピッタリですね。亜美真美らしい」
あずさ「それにしても段々当初の『皆にイメージする花の花言葉』からずれてるような」
P「あ、そういえば…まあ、良いじゃないですか。それにしても花言葉って言うのは色々あるんですねぇ」
あずさ「貴音ちゃんには、タチアオイなんかどうかしら?タチアオイの花言葉は『高貴』です」
P「成程、貴音らしい。ですねぇ」
あずさ「貴音ちゃんは、いろんな面を見せてくれますから、これに限らないですよねぇ。案外子供っぽくてかわいいところもありますから」
P「そうですね。アイツは本当に不思議な奴です」
P「さて、今度は…小鳥さん」
あずさ「小鳥さん…ですか」
P「…妄想」
あずさ「『夢見心地』という言葉なら、かすみ草ですねぇ」
P「…」
あずさ「あ、あの、別の言葉には『清らかな心』とか『無邪気』とか…」
P「どれも縁遠いですねぇ…」
あずさ「え、えーと…でもほら、結構乙女な所とか」
P「薄い本見てピヨピヨ言ったり、俺とジュピターの面々のあれやこれやを呟いても?」
あずさ(どうしましょう。庇いきれないわ…)
あずさ「…あ、そ、そうだ。そういえば、私にはどういう花が似合いそうですか?」
P「え?あずささん、ですか?うーん…杜若」
あずさ「杜若ですか?杜若の花言葉は…」
P「杜若の花言葉は、『幸せはあなたの物』です」
あずさ「え?」
P「それとあずささん、俺の花、イメージできます?」
あずさ「え?プロデューサーさんの…?」
P「これなんかどうですか?」
あずさ「これって…」
P「びっくりしました?あんまり綺麗だから買ってきちゃいました…胡蝶蘭です。花言葉は」
あずさ「あ、あなたを…愛して、居ます…えええええ?!」
P「…あずささん」
あずさ「あ…あの…その…」
P「…」
あずさ「…デイジー」
P「え?」
あずさ「デイジーの花言葉は――――」
終
乙!
雪歩じゃなくて、真が「コスモス」か~
あと「花」歌っている割に、小鳥さんがひどい扱いで笑ったw
>1です。さすがに小鳥さんが可哀想すぎるので追記。
小鳥「酷いじゃないですか!私だけあんなこと言われて!」
P「いやーすみません……小鳥さんにピッタリのお花思い出しました。スパティフィラム。花言葉は、『包み込むような愛』ですね」
小鳥「え?」
P「何時も、事務所のみんなを暖かく見守ってますから」
小鳥「あ、あぅ///」
おわり
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