男「そうだよお嬢ちゃん」
幼女「んーと……うん! やってみる!」
男「いいお返事だ。えらいぞ」
幼女「えへへー」
男「……」
幼女「ねーねー」
男「……あ、ああ。なんだい?」
幼女「かんりにんってなあに?」
男「管理人ってのはね。この板のお手入れするんだ」
幼女「おていれ…」
男「そうだ。放っておくとすぐにむちゃくちゃになってしまうからね」
幼女「ふーん」
幼女「でも、まだ何もかきこみないよ?」
男「出来たばっかりだからね。これからきっと増えていくさ」
幼女「すぐ?」
男「……ああ、きっとすぐさ」
幼女「……あ、なんかでてきた!」
男「スレが立ったね」
幼女「たった!」
幼女「これをお手入れするの?」
男「いや、もっと増えてからだね」
幼女「まだいいの?」
男「ひとが少ないうちは大丈夫さ」
幼女「ふーん」
男「その間にルールをつくらないとね」
幼女「るーる?」
男「そうだね。色んな人がそれぞれ自分の好き勝手にやると、わがままだったりケンカだったり、問題がおきるんだ」
幼女「ケンカもわがままもよくないよ?」
男「だからね、ルールを決めるんだ。ここはこういう所ですよ。これはしちゃいけませんよってね」
幼女「ふーん」
男「……お嬢ちゃんはここをどんな板にしたいんだい?」
幼女「どんな?」
男「あー、そうだね。じゃあ、お嬢ちゃんはどんな板が好きかな?」
幼女「んーとね、前のとこみたいなのがいい!」
男「くくっ、前みたいなとこね。そりゃいいね」
幼女「わいわい皆でてきとーにやるのがいいって皆いってたもん」
男「そうだね。そんな板がいいかもしれない」
幼女「あっ、でもなれ合いはダメって」
男「そうなのかい?」
幼女「うん。よくわかんないけどキモいんだって」
男「キ、キモ……? や、あー、うん。そう、なんだろ」
幼女「やり過ぎたらメッてされるの」
男「そうそう。そういう所だったね」
幼女「ん!」
男「あとはどうだい?」
幼女「んー……」
男「……」
幼女「…んぅ……」
男「……」
幼女「…すぅ……すぅ……」
男「……お嬢ちゃん?」
幼女「……ふにゅ?」
男「お嬢ちゃん…」
幼女「んー……なあにー?」
男「眠いのかい?」
幼女「……んー」
男「じゃあ、とりあえず今書いたこれだけを貼り付けようね」
幼女「…はりつけー」
男「そうそう。そこの、ローカルルールってとこに……そう」
幼女「んー、るーるー……」
男「はい、よくできました」
幼女「ふやー……えへ………」
男「……おやすみ」
幼女「……ふに………」
男「ん、お嬢ちゃん。目が覚めたかい?」
幼女「……んゅ…?」
男「ははっ、まだまだおねむか」
幼女「んー……おはよー……」
男「うん、おはよう」
幼女「……あっ! けーじばん!」
男「トイレに行って、歯を磨いてからね」
幼女「はーい」
男「……」
幼女「いってきたよー」
男「えらいえらい。さ、掲示板だよ」
幼女「んー、ん? おー…」
男「どうなってる?」
幼女「ちょっとふえてた」
男「どれどれ……うん。そうだね」
幼女「でもまだすくない……」
男「そのうちもっと人がくるさ」
幼女「ほんと?」
男「もちろんさ。お嬢ちゃんが頑張って、いい子にしてたらね」
幼女「うんっ」
男「さ、スレを確認してごらん」
幼女「えーと、ここをこうしてー……あ、ひらけた!」
男「よくできました」
幼女「えへへ。おはなしおはなしー」
男「……」
幼女「……ん……んー……んゅ? ………ふぅー」
男「読み終わったのかい?」
幼女「うん! いまいち!」
男「ははっ…辛口だね」
幼女「……んっ、つぎはこっちのスレをーっと……あれ?」
男「…どうしたんだい?」
幼女「なんかこのスレへんー…」
男「どれどれ……ああ」
幼女「なんかえっちぃ……」
男「業者の宣伝スレだね」
幼女「ぎょう…せんでん…スレ?」
男「こういう掲示板だとこんなのがよく湧くんだ」
幼女「ふうん」
男「お嬢ちゃんのお仕事の一つはこういうスレを消すことだよ」
幼女「これ、けせるの?」
男「ええとね、ここをこうしてね……」
幼女「…あ、ここ押すの?」
男「うん、押してごらん」
幼女「えいっ」
男「よくできました」
幼女「きえた!」
男「こういう業者の関係ないスレはどんどん消していいからね」
幼女「はーい」
男「うん、良い返事だ」
幼女「えへへー」
幼女「あっ、こっちにもぎょーしゃのスレ」
男「ほっとくとどんどん増えるからね」
幼女「じゃあ、どんどん消さないとだね!」
男「がんばるんだよ」
幼女「うん!」
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