春香「………鼻毛だよね?」 (39)
春香(あ…)
春香(プロデューサーさん鼻毛出てる)
春香(一本だけ、凄く長い………)
春香(もうちょっとで唇まで届くんじゃないかな?)
春香(どうしよう)
春香(言ってあげた方が良いのかな)
春香「…あの」
P「ん?」クル
春香「んぐぅっ!!」
P「春香?」
春香「い、いえ…」プルプル
春香(こう、ワンテンポ遅れで、ね、鼻毛がなびくとか……)
春香(プロデューサーさんの首振りに一歩遅れて、ふわりとね)
春香(面白い…面白すぎる…)
P「春香?」プヒー
春香「はぅぐっ!!」
P「は、春香?」
春香(は、鼻息で………なびいてますよ〜〜〜〜!!!)
春香(短冊なの?その時期だからこそのその鼻毛なの!?)
P「おい、大丈夫か?春香?」プヒー
春香「も、もうだめ!!」ダッ
ガチャ
バタン
P「えー……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372846505
春香「あひゃひゃひゃひゃひゃひゃwwwwww」
千早「…春香、おはよう」
春香「おほwwwwおはwwwあっはっはっは!!!」
千早「…」
春香「あはははははははh!!!!」
ガチャ
千早「おはようございますプロデューサー」
P「おーおはよう」
千早「…っ!!」
P「ん?何だ?顔に何か付いているか?」
千早(え?)
千早(何あれ………え!?)
千早(鼻毛?)
千早(あれが!?)
千早(いや、長いわよ……プロデューサー、ナマズなの?ってくらい長い…)
P「千早?」プヒー
千早「はぁっ!!」
千早(電気屋の扇風機か!!)
千早(いやいや……これはマズイわ…笑いを抑える自信がない)
千早(春香はコレを見てたのね、納得だわ)
P「なぁ、千早、体調とか悪いのか?」プヒー
千早「おぷっふ!!プロデューサーは絶好調ですねっ!!」ダッ
ガチャ
バタン
P「…何なの?」
伊織「…何これ」
春香「あひゃひゃひゃひゃwwwwww」
千早「あーーーっはっはっはwwwwwww」
伊織「…」
ガチャ
伊織「おはよ〜、あら?アンタだけなの?」
P「おー、おはよう伊織」
伊織「………んぷすっ!」
P「え?」
伊織(ちょっと何あれ…)
伊織(鼻毛なの?)
伊織(あの鼻腔から伸びる一本の紐は…鼻毛なの!?)
伊織(立派ね、立派過ぎるわ)
伊織(プロデューサーのちっちゃい息子かと思ったわ…)
P「えっと、今日の伊織の予定はと」ズズ…
伊織「あ」
P「え?コーヒー飲みたかった?」
伊織「い、いえ?」プルプル
伊織(……………泳いでたわよ?)
伊織(んで、溺れてたわよ?)
伊織(あんたのちっちゃい息子がびしょ濡れですよー!!)
伊織(ぴとーって!!唇に張り付いてますよー!!!)
P「なぁ、伊織?」
伊織「ぴゃにふぁしふぁwwww?」
P「伊織?」
伊織「ご、ごめんなしあ!!!」ダッ
ガチャ
バタン
P「いかん…泣きそうだ……」
伊織「ちょっとwwww事務所入る前にwww言いなさいよwwwww!!!」
春香「ごめwwwwゴホッwwwwごめんwww」
千早「あれはwwww卑怯wwwだわwww」
………
………………
………………………
伊織「ふぅ…」
春香「落ち着いてきたね」
千早「そうね」
伊織「良く考えてみたら、そんなに面白い事でもなかったわね」
春香「うん、たかが鼻毛だもんね、我ながらどうかしてたと思う」
千早「場の空気って怖いわね」
ガチャ
P「お、皆、ここに居たのか」プヒー
春香「モルジブっ!!!」
千早「はひゃっ!!!」
伊織「んぶくふぅっ!!!」
P「どうしたんだ?皆!?一気に腰抜かして!?」フワー
春香「い、いえ…なんでも…」プルプル
P「伊織!大丈夫か!?」プヒー
伊織「ひゃ、ひゃめふぇ…っ!ち、近寄らないで!!」
P「千早!」ピロロロロ
千早「ぬぼふすっ!!!」ブフー
P「皆…一体どうしたって言うんだ」ソヨソヨソヨ
春香・千早・伊織(お前がどうしたwwwwwwwwだよwwwwwwww)
P(なんだ?)
P(皆の様子がおかしい…)
P(俺を見て一斉に腰を抜かすとか)
P(顔を赤くして、プルプルしながら俺の方を見ようともしない)
P(困り眉で、少し微笑を浮かべているようにも見えるが…)
P(………………………おや?)
P(あれ………この情景、どっかで見たことあるな………)
P(どこだっけ…………えっと…………)
P(あっ!!!)
P(これ、あれだ!!!)
P(ハーレム系エロゲで主人公見た時の女の子のリアクションだ!!!!!)
P(やべぇ…………)
P(キタ………………)
P(時代が来て………しまった………っ!!!)
P(それなら先程の伊織のリアクションも合点が行く!!!)
P(どれ…)
P(少し、試してみるか……っ!)
P「春香…」ピロロロ
春香「ぴゃ、ぴゃい!!」プルプル
P「こっちを向いてくれないか?」ヒョロロロ
春香(無茶wwww言うなwwwwww)
P(このリアクション、間違いない…)
P「いや、春香、すまなかった…俺が悪かった」ピロロロ
春香「…え?…いや…くはっwwwwwww!!」ブフー
P「千早…」ソヨソヨ
千早「ふぁ!!ふぁい!!!」
P「なぜ、目を背けるんだい?」プヒー
千早(お前wwwwwのwwwwww鼻毛のwwせいwwwwだろwwwwww)
P(千早、赤くなって、顔背けて…可愛い…)
P「いや、すまん、千早、俺のせい…なんだな?」ピロロロロ
千早(なんでwwww少しwwカッコつけてんのwwwwwwwwww???)
P「皆、解っていると思うが、皆はアイドルだ」プヒー
春香「…www」
千早「…wwwww」
伊織「…ふすっwwww」
P「皆の期待には、応えられない、すまないな」ピョロロロロ
春香・千早・伊織(何がだよwwwwwwwwwwwwwwwwwww)
………
………………
………………………
伊織「はー…や、やっと落ち着いてきたわ…」
千早「一生分を5回繰り返してやっと追いついたってくらい笑ったわ……」
春香「あの後すぐどこかへ行っちゃったから助かったね…限界だったよ、正直」
ワーターシーマーッテイールカラー♪
春香「あれ?美希から電話?珍しいな、なんだろ?」ピッ
美希『ちょっとwwwwwwマジ勘弁なのwwwwwwww!!』
春香「ど、どうしたの美希?何で笑ってるの?」
美希『おいwwww!!ハニーのあの状態wwwwwどういう事だwwwwwなのwww』
春香「………………ほぶすっwwwwwwww」
美希『やっぱりwwwww知ってたwwwwww』
春香「やめてwwwwww思いださせないでwwwwwwww」
美希『顔の新しいパーツなの?ってくらい主張してるのwwwwwスタッフも口あんぐりなのwwwww』
春香「え?美希のドラマの撮影現場に居るの?」
美希『凄い緊張感だな!とか言ってるの、テメェのせいなのwwwwwwwww!!!』
春香「やwwwめwwwてwwwwww」
美希『しかもいつも以上に変にカッコつけてるのwwww何なのwww何ナノなのwwww???』
春香「しらんけどwwwww」
美希『ごめん!本当にどうにかしてなの!!さっきカメラマンが吹いてNGになったのwwwww』
春香「わwww解ったwww解ったからwwww」
ピッ
千早「美希、なんだって?」
伊織「笑ってたけど、どうしたの?」
春香「偉い事になっとりますwwwwwwwwww」
………
………………
………………………
真「あ、プロデューサー、今大丈夫ですか?」
P『お、真か?どうした』
真「すみません、雪歩が体調悪くなっちゃって、車で迎えに来ていただけたらと」
P『何!?解った、美希の方は大丈夫そうだから直ぐ行く』
真「本当にすみません」
P『あ、いや、でも…待てよ……………』
真「プロデューサー?」
P『真、一つ言っておきたい…………今日の俺、凄いからな?』
真「は?」
P『あ、いや、覚悟しててくれれば良いんだ、今すぐ行く』
真「あ、よろしくお願いします」
ピッ
響「大丈夫そうだった?」
真「うん、迎えに来てくれるみたい、ごめんね雪歩、ダシに使っちゃって」
雪歩「ううん、それにしても美希ちゃんとプロデューサーを引き離して欲しいって電話、なんだったんだろうね?」
響「春香、凄い必死だったもんな」
真「撮影現場で美希がプロデューサーに引っ付いちゃってどうにもならなかったり」
雪歩「あはは、ありそうだねぇ」
響「まぁ、雨も降りそうだったし、迎えに来てくれるならラッキーさー」
真「そうだね、あ、そうだ」
雪歩「ん?」
真「さっき、プロデューサーが、今日の俺は凄いから覚悟しろとか言ってたけど、なんだったんだろう?」
響「………なんだそれ、まぁプロデューサーたまにそういう所あるしなー」
雪歩「そう言う所が響ちゃん的には良かったり?」
響「う、うがー!雪歩ぉ!!イキナリなに言うさー!!///」
………
………………
………………………
オーライ キョーガワーラーエータラー♪
春香「………雪歩だ」
伊織「千早、アンタ出なさいよ」
千早「………解ったわ」
ッピ
千早「もしもし、萩原さん?私、千早よ」
雪歩『ふwwざwwけwwんwwなwwwですぅ!!!!』
千早「wwwwwwwwwwww」
雪歩『よくもwww罠にかけたねwwww千早ちゃんwwww!!!』
千早「ちがwww私のwwwせいじゃないwww鼻毛wwのwwwせいwww」
雪歩『ブーーーー!!!!やめてwwwwwその単語wwwwやめてwwwww』
千早「はー………w……ほ、他の二人は………大丈夫なの?」
雪歩『響ちゃんは笑い我慢しすぎて失神だよぉwwwwwwwwwwww!!!!!』
千早「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
雪歩『それもさる事ながらwwwなんかwww物凄くカッコつけてるんだけどwwww???』
千早「いやwwwそれはww知らないけどwwwww」
雪歩『ともかくwwwそっち帰るからねwwwww』
千早「嘘www嫌だwwww」
雪歩『嫌だ、じゃねぇよwwwwwwwwwwwww!!!!』
プッ
伊織「ちょっと、どうだったのよ?」
千早「エマージェンシーよ!!」
春香「まさか」
千早「ボーボボが帰ってくるわ!!」
伊織「やめwwwwろwwww」ブフーーー!!!
春香「ボーボボ言うなwwwwww」ブーーーー!!!
P「ただいまー!」フワーーーー
真「た………だい……まっぷ………」
雪歩「ふぁ………だ…い、………ま…………くっ…………」
響「………………………」
春香「お、おかえりなさぁああああああああああああ!!!!!」
千早「お早いおかえりでえええええええええええ!!!!!」
伊織「の、の、ののののの伸びてる〜〜〜〜〜!!!!!!」
P「ん?」フヨーーーーーーーー
春香(ん?じゃねぇよ!!!アレか!昔の中国の武将かなんかか!!)
千早(ナマズ!!!確実にナマズの親戚だわ!!!!)
伊織(ネクタイくらいまで伸びてるじゃない!!そろそろ自分で気付きなさいよ!!!!)
P(やべぇ、俺の魅力がグングン上がっているのを感じる…皆俺から目を離せないって感じだ!!)
ガチャ
貴音「おはようございます」
一同(…………っ!?)
P「お!貴音!おはよう」ピローーーーー
貴音「………………………っ」
一同(ど、どうするつもりだ…………)
P「どうした貴音?俺の顔に何か付いているのか?」ニヤニヤ
貴音「………面妖な!」
一同(そりゃそうだwwwwwwwwwwww)
貴音「わざとですか?」
P「ん?何がだ?」
貴音「何が?何がとおっしゃいましたか………」
P「え?」
貴音「失礼」ガシ
P「ふぇ!?」
貴音「ふんっ!」グンッ
一同(いったーーーーー!!!!)
ズルズルズルズルズル
貴音「…っ!!!」
P「うわ、なんだなんだ!?」
一同(伸びたーーーーーー!!!)
貴音「…………ひ、ひぃ!!!」パッ
P「え?な、なにこの糸」
貴音「………あ、貴方様は……も、もののけの類だったのですか!?」
P「え?これ………え!?俺の鼻毛!?これ!?え!??」
貴音「ひ、ひぃいいい!!!ひ、響ぃ!!!!」ガタガタ
響「んあ?…………貴音?ど、どうしたさー…………うわっ!!?何アレ!?ヒッ!!!!………っ」ガク
P「………は、春香」
春香「………はい」
P「………ど、どうかな?」
春香「………3mは…ありますかね」
P「………これ何!?」
春香「しらねぇよ!!!私が聞きたいですよ!!!何ですかそれ!!怖い!!」
P「え?これ何毛だよ……なぁ千早ぁ!?」
千早「鼻から生えてるので鼻毛じゃないかと」
P「冷静だなお前!!」
伊織「ね、ねぇ、もう抜けるまで引っ張ればいいんじゃない?」
P「………な、なるほど、そうだな」
雪歩「内臓とかが…鼻から、ずりょって」ボソ
P「ちょっと!!雪歩やめてって!!そういうのぉ!!!」
真「じゃ、じゃあですよ!鼻の入り口付近で切れば良いんですよ!!」
P「おぉ!真!お前らしからぬ頭のよさ気なアイデアだな!!そうだよな!鼻毛は鼻毛らしくな!!」
真「思いっきり引き抜いてもいいんですよ?」
P「ごめんね、本当にゴメン、ハサミ用意してもらっても良いかな?」
貴音「」ガタガタガタガタ
響「……………………」
P「よし、切るぞ………」
春香「………」
P「んっ!!………あれ……よいしょ!!………あれ?………そりゃ!!……えぇえええ!?」
千早「どうしたんですか?」
P「全然切れない!?何コレ!!固いのか!?ハサミが全然動かない」
雪歩「そんなわけ無いじゃないですか…」
P「いや!!マジなんだって!!何この毛!?怖い!?」
真「ちょっと貸してみてください…………あれ?………んっ!!………あれ!?本当だ!!固い!!!!」
伊織「え、だって、風になびく程の細さと軽さなんでしょ?そんなわけ…」
真「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
バキン
春香「うっわ…」
千早「ハサミが………壊れた」
P「どうすんの………?」
伊織「………」
P「ねぇ!?これどうすんの!!??」
雪歩「やっぱり、引き抜いてみるしか…」
P「やーだーよーーー!!!内臓とかずりょってしちゃうのやーだー!!!!」
貴音「あ、貴方様…………」
P「え?」
貴音「あの………もう片方の鼻腔からも………そこそこの長さの毛が………」
P「え?嘘?まじで?ほんと?やめてよ?嘘とか?やだよ?」
雪歩「あ、ほんとです」ズルズルズル
P「ちょ!!雪歩!?何してんの!?何で引っ張った!?」
春香「うわ、気持ち悪」
P「やめてって!!もう!!!そういうのやめて!!!」
千早「………孔明」ボソ
伊織「wwwwwwwwwwwwwwwww」
真「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
春香「wwwwwwwwwwちょwwww千早ちゃwwwww」
P「もー!!!!やめてよー!!!女子がいじめるーーー!!!!」
………
………………
………………………
あれから、俺は病院に運ばれ精密検査をする事となった。
偉いお医者さんが沢山集まり、俺に何かを言っていたが、要約すると。
・俺の鼻毛は俺が栄養と取り続ける限りどこまでも伸びる
・非常に長く、固く、しなやかな物質である
・結局、何なのか、わからない
と言った物だった。
レーザー照射を2時間ほど続け、やっと焼ききる事が出来た俺の鼻毛だったが
この鼻毛のおかげで、俺の生活は一変してしまったのだ。
茨城県 JAXA 筑波宇宙センター
春香「あ!!プロデューサーさーん!!」
P「おいおい、春香、もう俺はプロデューサーじゃないだろ?」
千早「どうですか?その後」
P「ん?元気だよ、俺も、鼻毛もな!」
伊織「しかし、驚きよね」
P「そうだな………………でもな、俺は満足している」
雪歩「プロデューサー…」
P「俺の鼻毛が、カーボンナノチューブ以上に宇宙開発向きの物質で、そのお陰でコレが出来たんだ」
真「うわぁ…天辺が見えないや……」
P「そう、軌道エレベーター、お前達を宇宙に送る、箱舟だ」
貴音「貴方様………貴方様のお陰で私達は、宇宙で初めて歌って踊るアイドルになる事ができますね」
P「俺の鼻毛を好き勝手使ってるんだ、それくらいの我侭は通すさ!!」
響「うぅ……プロデューサー……かっこいいぞぉ!!」
P「さぁ!行ってこいお前達!!最前列でライブ、見せてもらうからな!!」
一同「はい!!」
………そうさ、後悔なんてしていない。
765プロ宇宙ライブを最前列で見れるなんてさ
それこそプロデューサー冥利に尽きるじゃないか!!
終わりです。
何か書く度、毎回言ってますが、言います。
何だこれ。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません