ぽぷら「かたなし君! 私冷蔵庫の中に入れるよ!」 (120)

小鳥遊「先輩はちっちゃいからですねー」

ぽぷら「ちっちゃくないよ!」

小鳥遊「はーい写メ撮りますよー」

ぽぷら「いえーい!」 パシャ

小鳥遊「かわいいなあー。みんなに見せたいなー」

小鳥遊「よーし、ツ○ッターに画像うpしよーっと」 ウピン

俺「・・・」バタン

ぽぷら「あきひろ君ドア閉めないでよ!寒いよ!死んじゃうよ!」

(1時間後)

ニート「さーて、今日も正義のネットパトロール始めちゃうぞお~☆」

ニート「バカッターで未成年飲酒や無免許運転自白してるドキュソはどこだあ~☆」

ニート「ん?」 カチカチッ

@minilove「先輩が冷えてるぞ~^^ →画像を表示する」

ニート「こ、こりは・・・!」 ガタッ

ニート「い・・・嫌儲にスレ立てなりいいいいいいいいいいい!」 スレタテン

【拡散希望】まーーーた飲食店のバイトが冷蔵庫に入る写メをバカッターにうp。ちなみにチビ巨乳


嫌儲民「特定まだか」

嫌儲民「おっぱいでかい」

嫌儲民「たしかこの店内は、北海道にあるワグナリアって店だと思う」

嫌儲民「バカッターの過去ログ探ったら、チビ巨乳の名前出てたぞ」

嫌儲民「>>169 種島ぽぷら ○○高校の2年生。他の写真から住所も特定できそう」

嫌儲民「このおっぱいで抜くわ」

嫌儲民「許してあげよう」

嫌儲民「ステマ工作員の火消しきたー」

嫌儲民「ここは支店らしいから、本社に通報しといた。震えて眠れ」

嫌儲民「おっぱい揉みたい」

嫌儲民「ツイートと画像消えたぞwww 魚拓はもう取ってあるから無駄だがwww」

(次の日)

小鳥遊「・・・・・・」 ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

ぽぷら「どうしたのかたなし君? 震えてるよ?」

店長「・・・小鳥遊、種島。ちょっと休憩室に来い」

小鳥遊「は、はぅわっ!?」 ガタンッ!

ぽぷら「? なんだろ?」

小鳥遊「はっはっ・・・!」 ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

(休憩室)

店長「昨日の夜、まとめブログを見てて見つけたんだが」

すっ(スマホ)

店長「この冷蔵庫の中に入ってる写真、種島だな?」

ぽぷら「あっ。これ昨日かたなし君に撮ってもらったやつだ」

小鳥遊「・・・・・・」 ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

店長「一応本部に確認してみたが、電話やメールが殺到してたらしい」

店長「と言うか、今も電話やメールが殺到してるわけだが」

ぽぷら「?」

店長「・・・本部が対応を決めるまで、2人はしばらくシフトは休みだ」 ガタッ

ぽぷら「かたなし君? なんで私達シフト外されたの?」

佐藤「・・・小鳥遊」 ガチャッ

小鳥遊「さ、佐藤さ―――」

バギィッ!

小鳥遊「ばぐぁっ!?」 ドガシャーン!

ぽぷら「さとーさん!? なんでかたなし君殴ったの!?」

佐藤「・・・俺は今日でこの店のバイトをやめる」

佐藤「じゃあな・・・」 ガチャッ

小鳥遊「うっ・・・! くっ・・・!」

ぽぷら「か、かたなし君!? 大丈夫!?」

小鳥遊「うあああああああああああああああああっ・・・!」

小鳥遊「ひぃっ! ひいいいいいいぃぃぃぃ・・・!」 ぽたぽた

(1時間後)

小鳥遊「だ、誰か・・・。助けてくれ・・・」 ガタガタガタ

ぽぷら「かたなし君、顔の腫れがまだ引かないよ・・・」

ガチャッ

店長「・・・今マネージャーの音尾から連絡が入った」

店長「小鳥遊、種島。お前達は・・・クビだ」

小鳥遊「・・・!」 ビクッ

ぽぷら「え!? な、なんでですかー!?」

店長「風評被害がもはや手に負えるレベルじゃなくなった」

店長「それに、この店も閉店に向けた準備が既に始まってる」

ぽぷら「へ、閉店!? あの写真がネットにアップされただけで!?」

店長「種島。これが社会で働くってことだ」

店長「店の中で誰かが問題を起こせば・・・それは店が責任を取らなければいけない」

ぽぷら「あ・・・。うそ・・・。わ、私のせいで・・・。ほんとうに・・・?」

小鳥遊「ぅあ・・・! あああああ・・・! なんで・・・! なんで・・・!」

(数日後)

小鳥遊の姉「母さんが仕事を辞めざるを得なくなった」

小鳥遊「・・・・・・」

小鳥遊の姉「息子の不祥事で世間を騒がせてしまったからな」

小鳥遊の姉「あと、ワグナリア本社からウチに訴状も届いた」 ぽすっ

小鳥遊「そ、訴状・・・?」

小鳥遊の姉「民事訴訟の請求が書かれた書類だよ。請求内容は・・・
        ワグナリア支店の閉店による損害賠償らしい」

小鳥遊の姉「1000万円だって。ははっ。バイトに求める金額かこれ」

小鳥遊「い、1000万・・・?」

小鳥遊の姉「ま、実際は裁判を起こせばかなり減額されると思うけど
       それでも・・・100万程度は払わないといけないかもね」

小鳥遊の姉「ま・・・どっちにしても、私達は早くこの街から出ていなかいと」

小鳥遊「・・・・・」

小鳥遊の姉「はやく荷物まとめてしまおう」 ビビー(ガムテ)

(次の日)

おばさんX「種島さんとこの旦那さん、今朝リビングのドアノブで首を吊って亡くなったと」

おばさんY「あらー。例の娘さんの写真の・・・」

おばさんZ「なしてあんなおだつんだ(ふざけた)ことしたんさね」

おばさんX「最近の若い子は何考えとるか分からんわ」

おばさんY「お父さん居なくなって、残された奥さんと娘さんどうするのさ」

おばさんZ「ゆるくないさ(大変だ)。・・・あ、あの子」

小鳥遊「・・・・・・」 サッ(顔を隠しながら歩く)

おばさんZ「あの子も一緒になってた子さ?」

おばさんX「だべ。もったいないさー」

(数日後 - 車の中)

小鳥遊「新しい家、どこだっけ」

小鳥遊の姉「福井県の○○市。高齢者が多い所だから
        地域でも交流が少ないんだとか」

小鳥遊「へー・・・」

小鳥遊の姉「あと、テレビは民放が2つしかないんだって」

小鳥遊「未だにそんな県があるんだ」

小鳥遊の姉「・・・そうた」

小鳥遊「・・・?」

小鳥遊の姉「私は・・・お前の身方だからな」

小鳥遊「・・・ありがとう。姉さん」

あれから何年経っただろうか

種島先輩は高校を辞めてからすぐ風俗店で働き始めたらしい
種島先輩は接客が上手く、数ヶ月で人気No.1風俗嬢になったらしいが
店が未成年に性的サービスを行っていることが客から摘発され
関わった人達と一緒に種島先輩は逮捕されてしまったらしい
しばらくして、種島先輩の母親は過労がたたり脳梗塞で死亡
刑期を終え路頭をさまよっていた種島先輩は合法ドラッグにハマり
それから崖で転落して死亡。死体は半分以上魚に食べられて無かったそうだ

俺は必死に勉強し、旧帝大に合格したが、名前が売れすぎていて
大学では友達が出来ず、寂しい4年間を過ごした
就職活動も上手くいかず、ニートのまま3年を過ごす
奨学金を返せないため、自己破産申請。30まで工場でバイトをしていたが
腰を壊し失職。今は○○駅で通過する新幹線を待っている

ごーという音が右から聞こえてくる

さようなら


おわり

>>1あんまりワーキング見てないだろ

>>110
1期の6話か8話か10話までしか見たことない
マンガと2期は全く知らない

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