エレン「仲良しの秘訣」(98)
続き書こうとしたら落ちてたんでリベンジ
エレン(旧調査兵団本部に来てから二週間…だいぶ班の先輩たちと親しくなれた気がするけど、まだまだ壁を感じる)
エレン(何とかして仲良くなりたいな…でも仲良くなる秘訣なんて知らねえし)
エレン(仲良しといえば、オルオさんとペトラさんは仲良いよな…何かヒントになるかもしれないし、尋ねてみよう)
オルオ「ほう…仲良しの秘訣か」
エレン「何と言うか、お二人にしか出せない空気のようなものがあるというか」
エレン「やっぱり歴戦の戦友同士だからですか?」
オルオ「フン…未熟者のお前にしてはなかなかいい線だな。だがまだ俺の領域には及ばん」
オルオ「いいか新兵…何故俺とペトラがああも親しいか…それは事実上伴侶のようなものだからだ」
エレン「ええっ!? そうだったんですか!?」
オルオ「そうだ…訓練兵団を卒業しようと言う時にペトラからな…」
エレン「ほぇ~…」
オルオ「共に苦楽を共にした仲だ…俺も当然それを受け入れたが、当時俺たちは15歳。親の反対にあってしまってな」
オルオ「ペトラは駆け落ちしようとまで言ってきたが…俺はこう答えたのさ」
オルオ「俺たちは兵士だ。自分勝手な理由で責務を放棄してはならない。たとえそれが深い愛から生ずるものでも、とな…」
エレン(かっけえ…!)
オルオ「それからはお互い、あくまでも親しい戦友として接した。少しでもバランスを崩してしまえば兵士として二流になるからな」
オルオ「…だが、やはり時折ペトラは俺の部屋にやってくる…年に数回だな。俺たちは夜の立体機動で想いを表現し合うのさ」
エレン「夜の…立体機動? それが仲良しの秘訣ですか」
オルオ「わからないか? まあ、お前のようなガキにはわからなくて当然だな。何も焦ることはないぜ? 何故ならそれが普通だからだ」
エレン(夜の立体機動…そうか、夜な夜な二人で秘密の特訓をしてるのか! そうして心の距離を縮めるんだな…!)
エレン(さすが調査兵団の精鋭だ…気位が違う! 普段の訓練に飽き足らず、強さの追及を辞めない…これが、調査兵団!)
エレン「あの…オルオさん!」
オルオ「ん?」
エレン「その、俺とも夜の立体機動お願いします!」
オルオ「!!? ばっ、おま、それは男同士でやるもんじゃねえんだよ!」
エレン「そうなんですか!?」
オルオ「そっ、そうだ! 男と女が一組できて初めてできるんだよ! これくらいはわかれよ!」
エレン「は、はあ…」
オルオ「まったくなんて恐ろしいことを言いやがる…俺はもう行くぞ! 忙しい!」ツカツカ
エレン(男と女でしかできない秘密の特訓…よくわからねえけど、すげえ効果がありそうだ…!)
エレン(本当は仲良しの秘訣を聞きたかっただけだけど…一石二鳥だな。よし!)タタッ
~食堂~
ペトラ「頼み事?」
エレン「はい、是非ペトラさんにお願いしたくて」
ペトラ「私にできることなら話を聞くけど?(私今できる先輩っぽい!)」
エルド「舞い上がってるなぁ…」ボソ
グンタ「言ってやるなよ、先輩面したい年頃だろ」ズズズッ
エレン「えっと、その、あまり大きな声では話したくないかもしれませんが(秘密の特訓だしな)」
ペトラ「うんうん」
エレン「俺と夜の立体機動をしてください!」
グンタ「」ブフーッ‼
エルド「」ビチャビチャ
ペトラ「え、え、あの、え!? ななななどうしたの急にそんなよっ、夜、夜の…///」
エレン「お願いします! 俺を、立派な調査兵団の男にしてください!!」
グンタ「…」ガタッ スタスタ
エルド「…」ガタッ スタスタ
ペトラ「いや、いやあの、その、ほら! まだ私たちは会って間もないわけだし!?///」
ペトラ「そのっ、エレンはまだ15歳だし!? そそそそういうことは、ちゃんと必要な手順をこなすべきだし!?///」
エレン「必要な手順って何ですか? 俺、絶対こなします! 約束します! だからどうか…俺と夜の立体機動を…!!」
ペトラ(どっ、どどどどうしよう…やだ、思春期の男の子わからない…でもあんな目でお願いされると母性本能がイヤだめだめ兵士兵士私は兵士!)
エルヴィン「ほう…エレンは夜の立体機動に興味があるのか」
ペトラ「エルヴィン団長!? いつからここに!?」
エルヴィン「次の壁外調査に関連して、リヴァイに説明しておくことがあってな…それでエレン、興味があるのか」
エレン「は、はい! 俺、もっと強い、立派な調査兵団の男になりたいんです!」
エルヴィン「ふむ…そうか。そういうことなら今日は一泊していこう。私が直々に指導する」
ペトラ「!?」
エレン「団長が直々にですか!? あ、でも夜の立体機動って男女ペアでないとできないんじゃ…」
エルヴィン「一般的には。だが男同士でも可能な上、素質によってはその方が伸びる場合がある」
エルヴィン「君にその素質があるかはわからないがな」
エレン「や、やります! 素質がなかったとしても俺、根性だけは誰にも負けませんから!」
エルヴィン「…辛く、痛みが伴う特訓だ。それでも君は夜の立体機動を希望するか?」
エレン「はい! どんな痛みにも耐えて見せます!」
エルヴィン「その心意気を良しとする。リヴァイ意外とするのは初めてだが、君とならやれる気がするよ」
エレン「こ、光栄です!(すげえ嬉しい…兵長としかやったことのない特訓を俺としてくれるなんて…!)」
ペトラ「だ、駄目だよ! エレン、そっちに行っちゃ駄目!」ガシッ
エレン「何でですか! 団長直々に特訓してくれるんですよ!? こんな機会他にありませんよ!」
エレン「ペトラさんも俺とはやってくれないって言うし!」
ペトラ「私は誰ともしてないよ!!///」
エレン「嘘です! オルオさんの部屋に年に数回行って、立体機動してるんでしょ!? 知ってるんですからね俺は!」
ペトラ「…は? オルオ? オルオが夜の立体機動とかエレンに教えたの?」
エレン「そうですよ!」
ペトラ(オルオのスープに唐辛子混ぜてやる)
リヴァイ「…何の騒ぎだ」
ペトラ「兵長! 兵長からも一言言ってy」
エルヴィン「なに、エレンが夜の立体機動をしたいと言うのでな…私が直々に特訓してやろうと話していたんだ」
リヴァイ「…ほう、悪くない」
ペトラ「」
リヴァイ「本気なんだな、エレンよ」
エレン「はい! 必ず耐えきって、調査兵団の男になります!」
リヴァイ「…そういうことなら俺も手を貸そう」
エレン「リヴァイ兵長も!?」
エルヴィン「ほう…三人でか。それもなかなか風情があるな」
エレン(すげえ…調査兵団の2トップと特訓できるなんて…俺はなんて幸運なんだ!)
リヴァイ「俺の部屋を使え。無駄にベッドがデカいからな」
エルヴィン「それは楽しみだ。なあ、エレン」ウシロカラガッチリホールド
エレン「は、はい!」ウキウキ
エレン「は、はい!」ウキウキ
エレン「え、えっと、なにか持参する物とかは…あっ、やっぱり立体機動装置…」
エルヴィン「何故そんなものを持ってくる必要がある?」
エレン「え…だって、夜の立体機動…」
リヴァイ「…なるほど、エレンお前なかなか面白いことを考えるな」
エルヴィン「どういうことだリヴァイ」
リヴァイ「こいつは立体機動のベルトの話をしてる。素肌の上に装着すれば拘束具みてえに見えるだろ」
エルヴィン「なるほどエレン…君はその若さでそれほどの発想力を…いや、若いからこそか」
エレン「え、あの? 素肌って…」
エルヴィン「立体機動装置の持参を許可しよう。本当は必要ないものだったが、趣向としてはなかなかだ」
ペトラ(間違いない…エレンの反応からして、夜の立体機動がどういうものなのかをまずわかっていない)
ペトラ(私は勝手にそういうことだと思っちゃったけど…エレンの中では夜に行う戦闘訓練程度の認識と見ていいわ)
ペトラ(団長のことだから、おそらくそのことには気づいている。ただ下半身の欲求を満たすためにエレンを陥れようとしているんだ)
ペトラ(私はエレンの先輩として、エレンを助けなくちゃいけない…なら、私にできることはただ一つ)
ペトラ(ま、まあ結局適当に夜に立体機動の訓練をすればいいわけだし、平気よね!)
ペトラ「エレン!!」ガシッ
エレン「はい?」
ペトラ「気が変わった…今晩私と、夜の立体機動をしよう!」
エルヴィン「…チッ」
リヴァイ(…こいつ、今になって)
エレン「え、いいですよ。団長兵長の方がすごそうだし」
ペトラ「!?」
エルヴィン「…まあ、当然だな」ギュッ
ペトラ「な、あ、え、あの、そう! オルオだって男女でやるものだって言ってたでしょ! その方が一般的なの! つまりその方が安全なのよ!」
エレン「でも男同士の方が、素質によっては効果があるって…」チラ
エルヴィン「うむ」コクリ
ペトラ「危ないの! それは危険な方法なのよエレン! だから…」
リヴァイ「安全に人並みの効果を望むか、危険を冒してより大きな効果を望むか…エレン、お前はどっちだ」
エレン(安全に人並みの効果…夜の立体機動自体がすげえ特訓なのは間違いない。初めてだし、普通はそっちを選ぶんだろう)
エレン(でもそれじゃ、普通に満足してちゃただの家畜じゃねえか…そうだ、前者は壁の中に閉じこもってる奴らだ)
エレン(俺は壁の外に出たいと思った。異端者と思われようが、俺は危険を冒して壁の外に出る調査兵団に憧れ、入団したんだ)
エレン(なら――!)
エルヴィン「…どうなんだ、エレン」
ペトラ「エレン!(お願い戻ってきて!)」
リヴァイ「エレンよ…」
エレン「俺は…危険を冒して、より大きな成果を望みます!!」
ペトラ「ああああああああああああああああああ!!」
エルヴィン「それでこそ調査兵団の男だ、エレン」
リヴァイ「ああ…実にいい」
ペトラ「言質を取られた…もう、私にできることはない…情けない…!」
エレン(あれ…そういえば俺、なんのためにオルオさんに話聞いたんだっけ。まあいいや、夜の立体機動頑張るぞ!)ウキウキ
~その夜~
エレン「立体機動装置よし…団章よし…兵服よし…やべえ、緊張する」
エレン「やったぜ母さん…俺、団長と兵長に特別に訓練してもらえるようになったよ」
エレン「見ていてくれ…俺は必ず、優秀な兵士になって、母さんの仇を取るから!」
時計「23時00分を報告する」ボーンボーン
エレン「時間だ…よし、行くぞ!」
エレン「兵長の部屋…ここだよな。くっそ、胸が高鳴って仕方ねえ…どんな訓練なんだろう…」コンコン
エルヴィン『入りたまえ』
エレン「し、失礼します!」ガチャ
エルヴィン「ようこそ…」
リヴァイ「…男たちの世界へ」
エレン「あの…どうして二人とも、兵服を着ていないんですか?」
エルヴィン「それがこの特訓の極意だからだよ」バタン ガチャッ
エレン「え、なんで鍵を閉める必要があるんですか」
リヴァイ「こいつは秘密の特訓だ。詳細を漏らすわけにはいかない」
エレン「な、なるほど…」
エレン(なんだこの部屋…なんか甘い匂いがする…)クンクン
エルヴィン「一度装備を外そうか。それでは準備運動がしにくいだろう」カチャカチャ
エレン「あ、そうか。そうですね。準備運動って何をするんですか?」ヌギッ
エルヴィン「マッサージだ。まずは全身の筋肉の緊張をほぐす必要があるからな」カチャカチャ
エレン「だ、団長自らマッサージを…?」
エルヴィン「不服かな? こう見えてもマッサージは得意なんだが」
リヴァイ「エルヴィンの父は整体師だったからな。実力は確かだ。俺が保証する」
エレン「へえ、それは楽しみです」
エルヴィン「とことん喜ばせてあげよう。ほら、インナーも脱ぎたまえ」
エレン「え? どうしてインナーまで…」
エルヴィン「マッサージの時はパンツ一丁になるものだぞ? 習わなかったのか?」
エレン「あ、いえ…そういうものなんですか」
リヴァイ「そういうモンだ。さっさと脱げ」
エレン「はい…」ヌギッ
エルヴィン「ほう…」マジマジ
リヴァイ「悪くない…」マジマジ
エレン「そ、そんなまじまじ見ないでくださいよ…恥ずかしいです」
エルヴィン「ああ、すまない。どれ、まずは足裏からやろうか」サワ
エレン「お、お願いします」
エルヴィン「ふむ…ほほう」グッグッグッ
エレン「い、痛っ…痛い…もっと優しく…お願いします!」
エルヴィン「疲れが溜まっているようだな…やはり精神的に辛いか? 今の状況は」グッグッ
エレン「はっ…いえっ…自分は、憧れの調査兵団に入れて…あっ…満足…しています…」ハァハァ
リヴァイ(悪くない悪くない悪くないぞ)
エルヴィン「そうか…だがここが痛むということは、君の知らないところでストレスを抱えているということだ」
エレン「そ、そうなんれすか…?」
エルヴィン「ああ。ここで生活していてどうだ、緊張がほぐれるような時はあったか?」
エレン「緊張…あっ、ペトラさんと話をしてる時とか癒さrイダダダダダダッ!」
エルヴィン「…おお、すまない。急に力が入ってしまった…」
リヴァイ「お前ノンケかよ…(失望)」ボソッ
エレン「い、いえ…大丈夫、です…」
エルヴィン「そうか…ペトラか…ペトラと一緒に居ると癒されるのか?」
エレン「そうですね…話しやすいし、緊張がほぐれるとしたらその時ぐrイダダダダダダッ!!」
エルヴィン「……」グッグッグッ
リヴァイ(だがまあ、エルヴィンに進言したということはノンケながら素養はあるということ)
エルヴィン(ここでエレンを変革することは十分に可能…!)パッ
エレン「あ、あれ、終わり…ですか(なんだ…さっきからなんか眠いぞ…この部屋に来た辺りからか?)」
エルヴィン「ああ…次は下半身のマッサージを行う」モミモミ
エレン「あー…ああ、気持ちいいです団長、そのふくらはぎのところ…」ウトウト
エルヴィン「それは良かった」モミモミ
エレン「ふくらはぎ…ふくら…ふく…ふくらは…」ウトウト カクンッ ウトウト
エルヴィン「……」ニヤッ
リヴァイ「落ちたな…」
エレン「…」スヤスヤ
エルヴィン「ああ、落ちた」
リヴァイ「どれ…」
エルヴィン「待てリヴァイ」
リヴァイ「なんだ」
エルヴィン「私が先だろう?」
リヴァイ「この場を提供してやってんのはこの俺だ。俺が先に触る」
エルヴィン「この状況をセッティングしたのは私だ。私が先に触る」
リヴァイ「…ほう」
エルヴィン「…ふむ」
リヴァイ「どうしても譲るつもりはないんだな、エルヴィン」
エルヴィン「当たり前だ…これほど瑞々しい肢体に触れることなど滅多にない」
リヴァイ「それはこっちも同じだ…若い体を欲していた」
エルヴィン「お互いがお互いの体に満足していなかったわけだな」
リヴァイ「そういうことだな」
エルヴィン「ならばすることは一つだ」
リヴァイ「ああ…勝負に勝った方が先に、エレンのブツをまさぐる」
エルヴィン「勝負の方法を決めよう…チェスでどうだ」
リヴァイ「公平性がねえだろう…それこそ立体機動で競おうじゃねえか」
ペトラ「…」ヒョコ
エルヴィン「それで公平性があるとでも?」
リヴァイ「お前だって立体機動は得意なはずだ」
ペトラ「…」ズルズル ヒョイッ ゴソゴソ
エルヴィン「それでもお前と競えと言うのは酷な話だ」
リヴァイ「じゃあ何だ…何で勝負をしたい」
ペトラ「…」ヒョイッ ドサッ ガサガサ
エルヴィン「…ここに媚薬がある。エレンが目を覚ましたら飲ませようとしていたものだ」
リヴァイ「ほう…」
エルヴィン「今ここで意図的に起こし、これを飲ませたところで、私とリヴァイのどちらか選ばせるというのはどうだ?」
リヴァイ「悪くない…ならエレンを起こすか…」クルッ
エルヴィン「ああ…」クルッ
オルオ「むぐー! むぐー!」ジタバタ
リヴァイ「」
エルヴィン「」
リヴァイ「…どういうことだこれは…何故エレンが満身創痍のオルオに…」
エルヴィン「馬鹿な、鍵はちゃんと閉めたはず…すり替えることなどできるわけが…!」
リヴァイ「まさか!」バサッ
エルヴィン「リヴァイ? 何故ベッドを退かし…ハッ!? ベッドの下に隠し扉だと!」
リヴァイ「…ペトラだな? 舐めた真似しやがって…!」
エルヴィン「なるほど…ここはこの施設が現役だった頃の団長室…有事の際に速やかに脱出できる仕組みになっていたわけか…何と言う不覚!」
リヴァイ「くそっ、今すぐに追いかけて…!」
エルヴィン「待てリヴァイ! 女性の腕力でエレンを抱えて移動するのは困難だ。どのみちそう遠くへは行っていない!」
エルヴィン「ひとまず兵服に着替えるべきだ!」
リヴァイ「確かに、二人そろってブーメランパンツのままじゃまずいか…急ぐぞ!」ババッ
続きはまた明日…
エルド「ペトラ!」
ペトラ「ごめんエルド、遅くなって」
グンタ「エレンも無事なようだな…」
ペトラ「一応オルオを放り込んでおいたけど、時間稼ぎにもならないと思う」
エルド「よし、荷馬車の準備はできてる。一刻も早く街へ行こう」
ペトラ「うん!」
グンタ「まさか兵長と団長がホモだったなんて…いや、同性愛は否定しないんだが」
エルド「今そんなことを話していても意味がない。一刻も早くここを出なければ!」
リヴァイ「ほう…お前らも加担していたのか」
エルグン「!?」
ペトラ「兵長!? 何故こんなに早く…」
リヴァイ「窓から立体機動装置でな」
エルヴィン「我々からエレンを逃がすためには馬を用いるしかない。君を追うのは簡単だよペトラ」
ペトラ「エルヴィン団長まで…」
エルヴィン「悪いことは言わない。エレンをこちらに渡せ。それで今回の件は不問に付す」
エルド「な…!?」
グンタ「お言葉ですが団長…間違っているのはあなただ。そんな強引な手口で…」
エルヴィン「何を言っている? 私とリヴァイは、エレンの特訓を手伝おうとしているだけじゃないか」
ペトラ「何を――!」
エルド「し、しかし、二人はエレンに淫行をはたらこうとしているとペトラが…」
リヴァイ「…どういうつもりだペトラ? 何故この二人を騙した」
ペトラ「は!?」
グンタ「お、おいペトラ…」
エルド「これは一体どういう…」
ペトラ「違う! 嘘を言ってるのはあの二人だよ! 二人こそ、どうしてそんな嘘を吐くんですか!」
エルヴィン「…はて、何を言っているんだ彼女は?」
リヴァイ「理解できねえな」
ペトラ「こちらこそです!」
エルヴィン「エルド、グンタ。私とリヴァイがエレンとしていたのは淫らな行為などではない」
エルヴィン「彼女は勘違いをしているんだ」
エルド「…?」
エルヴィン「夜の立体機動と聞けば意味深に感じることだろうが、正真正銘立体機動の訓練をしようとしていたんだ」
ペトラ「嘘です! 団長はエレンの脚をいやらしい手つきでまさぐった挙句、どちらが先にエレンのその、局部に触れるか兵長と喧嘩してたじゃないですか!」
ペトラ「若い体を欲していたとか、媚薬を飲ませるだとか言って!」
エルグン(うわぁ…)
エルヴィン「落ち着けペトラ。そうじゃない、そうじゃないんだ」
エルヴィン「調査兵という酷務をこなす上で、若い兵士が必要なのは当然だろう? 若い体とはそういう意味だ」
ペトラ「じゃあ何ですか媚薬って! それで私たちの可愛い後輩の判断力を鈍らせて、色々するつもりだったんでしょう!」
エルヴィン「…えっと…その…なんだ…」
リヴァイ「…てめぇは知らねえだろうがなペトラ。媚薬ってのは訓練の前に吸っておくと…その、いい効能があるんだ」
ペトラ「は?」
リヴァイ「媚薬を嗅いでおくとだな…性欲と同時に意欲も増進されて…体を使った重要な任務などでは通常の3倍の成果を上げることができるんだ」
エルヴィン「そ、そうだ! ひとつ勉強になっただろう」
ペトグンエル「いやいや、ねーよ」
エルド「俺は薬学の本とかよく読みますが…そんな話は聞いたことがありません」
グンタ「というか常識で考えて性欲が戦闘能力の向上に繋がるとは…」
ペトラ「証拠もないのにやめてください、見苦しい…失望しました」
エルリヴァ(別に女に失望されてもどうでもいいし)
リヴァイ「証拠か…そうだな、あまり大っぴらに言うのもナンだから伏せていたが…」
リヴァイ「俺はいつも、壁外調査の直前に媚薬を吸っている」デデドン‼
ペトグンエル「―――ッ!?」
エルヴィン「君たちはこの間の壁外調査でリヴァイの傍で行動していたな。ならわかるはずだ」
エルヴィン「リヴァイの人間離れした動きを」
エルド「た、確かに兵長は二体の巨人を一手に引き受けていた…」
グンタ「道中では頭の回る奇行種を電光石火の速度で切り刻み…視認することすらできなかったな…」
ペトラ「……」
リヴァイ「…これが証拠だ。俺たちが淫行をはたらこうとしていたという根拠はそれだけだろう? ペトラ」
ペトラ(どうしよう…今まで兵長の動きがどうしてあんなに速いのか説明がつかなかっただけに反論できない…)
ペトラ(エレンがパンツ一丁になっていることが根拠に…いや、マッサージの時って比較的軽装にするしこれじゃいくらでも言い訳が効いちゃう!)
ペトラ(いや…本当に私の勘違いで、二人は本当に夜の立体機動という名の特訓をエレンにしようとしていたのかも…)
エルヴィン「誤解と認めてもらえたかな?」
ペトラ「…! …もう一つ、説明していただきたいことが」
リヴァイ「チッ…往生際が悪い奴だな。言ってみろ」
ペトラ「私は当初、恥ずかしながら夜の立体機動の意味を履き違えていたようですが…そうなると、説明できないことがあります」
ペトラ「エルヴィン団長…あなたは『一般的には男女で行うもののはず』というエレンの質問を肯定しましたよね?」
エルヴィン「!」
ペトラ「もしあなた方の言う通りの特訓をするのであれば、それは否定するところですよね?」
ペトラ「立体機動の訓練に性別は関係ないはずです!」
エルド「ということは…!」
グンタ「やはりホモ…!」
リヴァイ「エルヴィン…!」
エルヴィン「くっ…(どうする、考えろ! 考えねば! 形勢が不利になる!)」
ペトラ(この隙にエレンを…!)ダッ
リヴァイ「待て!」バッ
グンタ「行かせません!」ババッ
リヴァイ「グンタ! 俺はお前の上官だぞ! 邪魔をするな!」
グンタ「退きません! たとえ敬愛する兵長でも、無垢なエレンを毒牙にかけるような真似はさせません! 行けペトラ!」
ペトラ「うん!」パカラッパカラッ
リヴァイ「ちっ! させるか!」バシュッ
グンタ「!?(しまった、荷馬車にアンカーを…)」
ガキンッ
グンリヴァ「ッ!?」
ペトラ「…!?」
エルド「兵長のアンカーが、弾かれた…!?」
リヴァイ「…まさか」
オルオ「ペトラ! 早くしろ!」スタッ
ペトラ「オルオ!?」
エルド「お前、何故俺たちに…」
グンタ「確かペトラに生贄にされたんじゃ…」
オルオ「何故、か…まぁわからないだろうな…強いて言うのであれば、俺には忠誠よりも優先すべき『正』が見えるということだ」
リヴァイ「くそっ、もう射程の外に…」
エルヴィン「追うぞリヴァイ!」パカラッパカラッ
エルド「やらせるか! 俺たちもペトラを追うぞ!」
グンタ「ああ! エレンの貞操を守るために!」
ペトラ「大丈夫だからねエレン…あなたが目を覚ます頃には、すべて解決して――」
エルヴィン「エレンを渡せぇえええええ!!」パカラッパカラッパカラッパカラッ
ペトラ「チッ…もう来たか」
エルヴィン「女性だからと言って手加減はせんぞペトラ!」パカラッパカラッ
ペトラ「こちらこそ、女だからって舐めないでくださいよ!」パカラッパカラッ
エルヴィン「ドッグファイトは好みではない…早々にケリをつけさせてもらう!」パカラッパカラッ
ペトラ「させない!」ドグッ
エルヴィン「!?」フラッ
エルヴィン「肘鉄だt」ゴロンゴロンゴロン
リヴァイ「エルヴィン!」パカラッパカラッ
エルヴィン「リヴァイ! 何としてもペトラを止めろ! 私もすぐに追いつく!」
エルド「そうはさせない!」バッ ガシッ
エルヴィン「っ!?」
グンタ「エルド!」
エルド「お前たちは兵長を! 団長は俺がここで抑える!」
エルヴィン「エルド貴様…ぐぅぅっ!」ジタバタ
オルオ「任せるぞエルド!」パカラッパカラッ
すまん、俺のパソコンが低スぺなのかアクセスできなかったんや
ペトラ(! 街まであと少し…!)パカラッパカラッ
???「…」パカラッパカラッ
リヴァイ「来たか…」ニヤッ
ライナー「増 援 到 着」パカラッパカラッ
ベルトルト「肛 門 拡 張 班」パカラッパカラッ
アルミン「参 上」パカラッパカラッ
ペトラ「!?」
ペトラ「何あいつら…」パカラッパカラッ
オルオ「ペトラ! 進路を変更しろ!」
ペトラ「え?」
グンタ「団長が信号弾を撃ちやがった! お前の計画は初めから読まれていたんだ!」
ペトラ(そんな…あらかじめ街の中にホモの仲間を配置しておいたって言うの!?)
リヴァイ「今更遅い。やれ!」
ホモ班「ハッ!」バッ
ペトラ「クッ! 三方向から突進を…!?」
ホモ班「うぉおおおおおおおおおおお!!!」ドドドドドド
ペトラ「ひぃっ!?」
リヴァイ「エレンは荷台だ! 確保しろ!」
ライナー「了解ッ!」バッ バシュッ
アルミン「ベルトルト! 荷馬車にアンカーを突き立てて! 前進を止めるんだ!」バシュッ
ベルトルト「わかった!」バシュッ カッ
ペトラ「っ!」ガクンッ
エレン「スゥ…スゥ…」
ライナー「ふふ…まさに…眠り姫だ…」ネットリ
グンタ「エレンを守れ!」バッ
オルオ「言われなくてもわかってる!」ガシッ
ライナー「貧弱貧弱ゥ!」ブンッ
オルオ「うおっ!?」ドサーン
グンタ「ちっ、この…!」ハガイジメ
ライナー「おいおい…ケツにいいモノが当たってんぜ?」ニヤニヤ
グンタ「黙れこのホモ野郎! オルオ!」
オルオ「ああ!」ガシッ
ライナー「ぐおおっ!」
ベルトルト「ライナーが!」
リヴァイ「でけぇ方はライナーを援護しろ! 金髪はペトラをやれ! 荷馬車は俺が止めておく!」バシュッ カッ
ホモ班「了解!」
馬「フゥ…フゥ…」
ペトラ「お願い頑張って! 街にさえ辿り着ければいかがわしい行為はできないの!」
アルミン「ペトラ・ラル! 団長命令だ! 馬を降りろ!」ガシッ
ペトラ「っ!? 放しなさい、あっ!」ゴロンッ
アルミン「男に勝てるわけないだろ!」オサエコミ
ペトラ「馬鹿言いなさい私は勝つよ男でも!」ジタバタ
アルミン「うわこのおんなつよい」ゴロン
ペトラ「よくもやってくれたわね…」ギリギリ
アルミン「ぐわああああああああ!!」ギチギチ
ペトラ「大して背も変わらないのにみくびらないでくれる!?」ギリギリ
アルミン「い、痛い痛い痛い!」(でも柔らかいものが頬に当たって気持ちいい)
ペトラ「この~…!」ギリギリギリギリ
アルミン「や、やめろぉ! ナイスゥ!」(ノンケになるぅ…)ギチギチギチギチ
ベルトルト「ライナーを放せ!」
グンタ「何だこの巨体!?」
ライナー「来たかベルトルト…」ガシッ
オルオ「ッ!? しまった…」
ライナー「余計な邪魔をしないでいただきたい。それとも、この場で制裁♂を加えられたいですか?」
グンタ「こ、この野郎…」
リヴァイ「…どうやら拘束できたみてえだな」
エルヴィン「リヴァイ!」パカラッパカラッ
リヴァイ「エルヴィン…エルドはどうした?」
エルヴィン「簡単に果ててしまったな」フン
リヴァイ「そうか」
エルヴィン「そうだ」
リヴァイ「増援部隊のお陰で、グンタとオルオの拘束も済んだ。後はエレンを回収するだけだ」
エルヴィン「ペトラは?」
リヴァイ「アルミンが時間を稼いでいる。今のうちだ」
エルヴィン「よし」
エレン「ん…んぅ? なんだ、ここ…」チラッ
オルオ「やめろぉぉぉぉ!! 俺には、俺にはペトラがぁあああああああ!!!」ジタバタ
ライナー「つべこべ言わずに俺にすべて任せろ!」
グンタ「よせ、よせぇええええええええ!!!」
ベルトルト「栗みてえな頭しやがって…」
エレン「」
ペトラ「エレン! 目が覚めたのね…んっ!?」モニュッ
アルミン「うへへ…大人のおっぱいやぁ…」
ペトラ「ちょっ、馬鹿、放しなさい! あなたホモでしょうが!」ジタバタ
アルミン「もうノンケでいいんで…」モミモミ
ペトラ「いやぁああああああああ!!!」
エレン「」
エレン(なんだこれ…どうなってんだよ…)
エレン(俺は、リヴァイ兵長たちと夜の立体機動をしようとしてたはずじゃ…)
エレン(なんでライナーはオルオさんを羽交い絞めにしてニヤけてて)
エレン(ベルトルトはグンタさんの首筋を舐めてて)
エレン(アルミンはペトラさんに抱き付いて胸揉んでんだ…)
エレン(そして…なんで俺はこんなものを見せられてんだ…)
エルヴィン「お目覚めかな、エレン」
エレン「エルヴィン団長! リヴァイ兵長も…あの、これはどういうことですか…?」
エルヴィン「ああ、彼らも夜の立体機動をしたいと言ってね」
エレン「これが…夜の立体機動…?」
ペトラ「やめなさい! やめて、本当に…ぁあんっ…この、こんなぁ…」
オルオ「近づけるな! 常識で考えやがれ新兵! そんなデカブツが入るわけねえだろ!」
グンタ「この野郎、男の乳首弄んで喜んでんじゃねえよっ…」
エレン「嫌です…あんなの、やりたくありません…」
エルヴィン「なに?」
エレン「俺はただ、みんなと仲良くなりたかっただけなんだ…104期の連中と離れ離れになって…居場所が欲しかったから」
エレン「だからオルオさんが言ってた夜の立体機動っていうのをやろうとしただけだったのに…」
エルヴィン「だからこれが夜の立体機動だ」
エレン「違う! 俺の望んだ夜の立体機動は、こんな汚らしいものじゃない!」
エレン「みんなと和気藹々と、且つ切磋琢磨して特訓する立体機動の訓練なんですよ!」
エレン「俺は何も知らないしわからないから、ベテランのお二人にご教授してもらえると思ってたのに…」
エレン「俺は何も知らないしわからないから、ベテランのお二人にご教授してもらえると思って嬉しかったのに…」
エレン「俺の純粋な兵士としての想いを、踏みにじったんですね! 他でもない調査兵団のトップ2が!」
エルヴィン「…踏みにじった、とは人聞きの悪い」
リヴァイ「なあエレン、俺と三度目に顔を合わせた時、俺がなんて言ったか覚えているか?」
エレン「は…?」
リヴァイ「『躾に一番効くのは痛み』だ…一発ブチ込んでやればてめぇもおとなしくなんだろ」
エレン「は!?」
エルヴィン「おとなしくしろエレン!」ガシッ
エレン「ッ! 放せ! 放しやがれこの!」ジタバタ
リヴァイ「無駄だ。エルヴィンのガタイは伊達じゃねえぞ」
リヴァイ「昔から俺たちはこうやって組んできたのさ。ガタイの良いエルヴィンが標的を拘束し、」
リヴァイ「体術に優れる俺が標的を弱らせる」ソッ
エレン「やめろ! 触るな!」
リヴァイ「はっ、パンツ一丁のてめぇなんざ無防備過ぎて欠伸が出んだよ」ガシッ
エレン「やめっ、やめぇ…」
リヴァイ「さぁて拝ませてもらおうか。てめぇの固定砲をな」
エレン「いやだぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!」
―いやだぁああああああ…
――いやだぁあああああああ…
―――いやだぁああああああああ…
ミカサ「エレン……!!?」
ライナー「よし、じゃあブチ込んじまうか!」
ベルトルト「力を抜いて?」
エルヴィン「よし、一発目はお前がやれリヴァイ!」
リヴァイ「当然だ…」ボロンッ
エレオルグン「うわぁああああああああああああああああああ!!!」
おとこども「ちょいさっ!」ヒュッ
ズパンッ
エレオルグン「…え?」
エルヴィン「な…」
リヴァイ「ん…」
ライナー「だ…」
ベルトルト「と…?」
ミカサ「……またお粗末なモノを斬ってしまった」ゴゴゴゴゴ
エレン「ミカサっ!」
おとこども「あぁあああああああああああああああ!!!」
エルヴィン「ミカサ・アッカーマン…?」
リヴァイ「何故…」
ミカサ「私とエレンは相思相愛…たとえ千里離れていても、その想いは察知できる」
ライナー「くそっ…俺としたことがこんな単純なミスを…」
ベルトルト「やはりアルミンを傍に付けておくべきだったか…」
エレン「ミカサぁ…」ウルウル
ミカサ「すまないエレン…私としたことが気付くのが遅かった…」
ミカサ「もっと早くに騒動に気付くべきだった」
エレン「いいんだ…良かった…お前が来てくれたおかげで俺、変なことされずに済んだ…」
ミカサ「すぐに駐屯兵団が駆けつけてくれる。心配はいらない」
ペトラ「良かった…」
アルミン(役得でした…)ギュー
エレン「あ、おいアルミン! お前ペトラさんに何してんだよ! 羨ましいだろ!」
ミカサ「は…?」
アルミン「な、何って僕はただ、リヴァイ兵長の指示で彼女を拘束していただけだよ!」
ペトラ「人の胸揉みしだいておいて良く言うわ!」
アルミン「だ、だって、その、大人のおっぱいなんて触る機会ないし、何よりおっきかったんでつい…」
エレン「ミカサ。アルミンも兵長たちの仲間なんだ。一緒に連行してもらってくれ」
ミカサ「わかった。…けれどエレン、色々と尋ねたいことがある」
エレン「ん?」
ミカサ「ここに至る経緯はもちろんのことだけど…まさかとは思うけれど」
ミカサ「エレン…この年増に何か特別な感情を抱いているとか、ある?」
エレン「は?」
その後、エルヴィン団長とリヴァイ兵士長は審議にかけられ、レ〇プ未遂の服役刑に処せられ、
調査兵団はミケ団長とハンジ兵士長に委ねられることとなった。
なお、ミカサに股間のモノを削がれたベルトルトとライナーは数分後にモノが再生するという現象を目撃されてしまい
二人が巨人側のスパイであることが発覚。地下深くに幽閉され、地獄のような尋問が行われているという。
エルド「…」ゲッソリ
グンタ「大丈夫か…エルド」
エルド「…」フルフル
オルオ「そりゃそうだよな…団長にケツ掘られてりゃそうもなる」
ペトラ「その、ごめんねエルド。私が関わらせたばっかりに…」
エルド「はは…なに、俺の後ろの処女を犠牲に未来ある後輩を守れたのなら安いもんさ…はは…」
エレン「エルドさん…」
エルド「あのなエレン…リヴァイ兵長は俺たちにいつも言っていたんだ」
エルド「特別作戦班の使命は、お前に傷一つつけないよう尽くすことだとな」
エレン「え…? 俺を監視するためなんじゃ…」
エルド「表向きはそういう形にしておいたのさ…だから、まぁ、気にするな」
オルオ「フン…まぁ俺も、最終的にはケツ穴の一つ犠牲にする覚悟はあった」
グンタ「いざとなったら恐ろしかったがな…ガキの頃から純潔を守っていた場所を、あずかり知らぬ誰かに侵されるってのは」
エレン「…ありがとうございます、皆さん。紆余曲折あったけど、俺は俺の目標を達成できました」
リヴァイ班「?」
エレン「夜の立体機動云々って、俺がオルオさんに仲良しの秘訣を聞いて聞き出したものなんですよ」
オルオ「…!」ビクッ
エレン「班の方々と壁を感じるから、何とかお近付きになりたいと思って」
エレン「だから結局のところ、仲良くなれたという意味では、達成できたと思うんです」
エルド「…待てエレン。オルオから聞き出した、だと?」
エレン「はい。オルオさんとペトラさんが特別仲良く見えたので」
グンタ「…と言うことはだ。オルオがそこで意味深な受け答えをしなければ…」
ペトラ「今回の騒動は阻止できた…いや、それ以前に発生すらしていなかったかもしれない…?」
オルオ「…」タラー
エルド「じゃあ、何か…オルオの選択のせいで俺は…」
オルオ「…!」ガタッ
オルオ「用事を思い出した…じゃあな、お前ら」ダッ
エルド「グンタ」
グンタ「ああ、協力しよう」
ペトラ「じゃあ私、先に馬小屋に行ってるね」
エレン「…あれ?」
~完~
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