安価で法廷バトル! (58)
安価で事件や証拠品を決めて法廷で戦っていく逆転裁判風スレがしたかった
トリックや犯人も安価で決めつけ……もとい推理していきましょう
それではまず主人公となる弁護士を決めます
名前(年齢)
性格や特徴などの説明
というように人物ファイルを書いてください↓1
少ないですが、キャラクターの情報は話や調査の流れで新たに判明したり
ついには豹変したりもするのでその度に安価で人物ファイルに付け足していきます
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それでは、百目鬼弁護士の逆転の始まり―――
最初の事件は法廷から進めていきます
2月26日 午前9時30分
地方裁判所 第1法廷
法廷に木槌の音が響き渡る
ドウメキ(いよいよ裁判が始まる……)
サイバンカン「これより法廷を開廷します」
ドウメキ「弁護側、準備完了しております」
シラコト「検察側、準備完了しております」
サイバンカン「それでは検事検事、冒頭弁論をお願いします」
シラコト「承知しました」
ドウメキ(今回の事件、被告人は間違いなく冤罪だ)
ドウメキ(検察側はきっと重要な事実を見逃しているはず、主張を打ち崩して絶対に被告人を救い出す!)
こうして始まった裁判、相手の検事が今回の事件概要を説明してくるので
次に絶対に必要な『被告人』『現場』『被害者』の三つを安価で決めましょう
まずは『現場』、どんな場所で事件が起こったかによって
そこにありそうなものが証拠品、そこにいそうな人が事件関係者と考えやすいですからね
シラコト「事件は昨日、↓1で起こりました」
シラコト「事件は昨日の深夜、とある駐車場で起こりました」
サイバンカン「ふむ、深夜に駐車場で……とてもキケンな雰囲気ですな」
ドウメキ「事実、殺人事件が起こってしまいましたからね」
シラコト「その通り、そしてその事件を起こした人物というのが……」
続けて犯人とされている人物、『被告人』を決めてください↓1
名前(年齢)
性格や特徴などの説明
シラコト「加々良 匠、被告人席にいる者でございます」
サイバンカン「むう、金髪に染め深夜に出歩く……いかにもな不良ですね」
シラコト「いかにも、彼は過去にも何度か暴力事件を起こしたことがあり、それが行き過ぎた結果今回の事件が起こってしまったのでしょう」
ドウメキ「くっ……!確かに何度も暴力事件を起こしているのは見過ごせない!」
カガラ「おいおい、アンタ俺の弁護をしてくれんだろ?今回の事件とは関係ねぇってくらいは言ってくれよ」
ドウメキ「そうは言っても無罪を勝ち取りたいならまずはその態度は改めないといけない!」
サイバンカン「コラコラ、弁護人が被告人を責めてどうするのですか」
シラコト「被告人が弁護のしようがない悪人であることが分かったことで次に行きましょう」
ドウメキ「し、しまった……!被告人の印象が悪くなってしまった……!」
カガラ「ったくよぉ……」
それでは次は『被害者』を決めてください↓1
(シートの書き方が良くなかったかもしれません、百目鬼と加々良の年齢はコンマの24歳と35歳とします)
【名前】
【年齢】
【性格や特徴などの説明】
シラコト「被害者は木崎 健一、証券会社に勤めていたようです」
サイバンカン「なるほど、真面目に働いていた営業マンが不真面目な不良に殺されてしまったわけですか……」
ドウメキ(まずいな……裁判長の中で印象が出来上がっている……)
サイバンカン「事件の概要は把握できました、では被告人が被害者を殺害したと言えるその根拠を示してもらいましょう」
シラコト「承知しました」
ドウメキ(勝負はここからだ!下がった印象は証拠で巻き返すしかない!)
事件を始めるための情報が揃い、いよいよ法廷での戦いが始まる―――
ってところで遅くなっちゃいましたが今回はここまでです、次の更新は19:00-21:00の辺りからです
検事が被告人を有罪にする『根拠』を示してくるので、その根拠となる『情報』か『証拠品』を安価で決めるところから始めます
とはいえ一回の安価でそれらしい根拠を決めることは難しいので、まずは現場や人物に関するなんてことないような安価でも投げてもらえれば
それにさらに後付けしていって決定的な証拠に仕立て上げ……もとい証明するという流れでいきます
もちろん、一発で有罪にできそうないいものを思いついたらそれを投げてもらって良いです
言うなれば今は検事が頑張るターン、逆転の前のターンですね
更新始めます
基本的な情報を以下にまとめました
―――人物ファイル―――
【名前】加々良匠
【年齢】35
【説明】無職の金髪で人相の悪いDQN、だけど見た目に反して頭がキレ悪知恵がよく働く
過去に何度か暴力事件を起こした
今回の事件の被告人
【名前】木崎 健一
【年齢】29
【説明】証券会社の営業マンで営業成績はかなりいい
プライドが高く営業成績のためなら強引な手段をとることも
個人で投資もやっている
今回の事件の被害者
―――証拠ファイル―――
【犯行現場】深夜の駐車場
それではここから検事が根拠を出してくるので、弁護士もちょくちょく口を挟む感じでさらに事件の詳しい情報を決めていきます
シラコト「被告人が被害者を殺害したと言えるその根拠、それは……」
検事が出してきた根拠↓1(情報、証言、証拠品どのような形でも)
シラコト「凶器についた被告人の指紋です」
ドウメキ(凶器か、現場を調査したときはすでに警察が持っていかれていて調べることができなかった)
犯行に使われた凶器とはなんだったのか
証拠ファイルを決めてください↓1
【名前】
【特徴】
シラコト「こちらが凶器となったサバイバルナイフ、被告人の私物です」
サイバンカン「これは……なんとも恐ろしい形をしていますね」
サイバンカン「凶器がナイフとなると、死因はやはり……?」
シラコト「はい、被害者はこのサバイバルナイフで刺殺されていました、解剖記録も出ております」
ひとつの情報が出ると、その情報に関連する新たな情報が出てくることもあります
今回は『木崎の解剖記録』が証拠ファイルに追加されます
【名前】木崎の解剖記録
【説明】死亡推定時刻は0時~2時
そして死体の状態も決めましょう↓1コンマ
奇数 急所を人差し
偶数 至る所に切り傷
【名前】木崎の解剖記録
【説明】死亡推定時刻は0時~2時、刃物で一か所刺され即死
サイバンカン「一刺しで即死……見た目通りの殺傷力ですね」
サイバンカン「凶器は被告人のナイフで、しかも指紋もついている……これは決定的と言えます」
シラコト「その通り」
ドウメキ(検察の主張は分かった、これ以上印象が悪くなる前に打ち崩さないといけないな)
ドウメキ「裁判長、実は被告人は事件当時そのナイフを紛失していたんですよ」
ドウメキ(このことは面会で聞いた……だからこそ確信があったんだ……)
ドウメキ(凶器がサバイバルナイフであること……そして被告人が無実であることに……!)
シラコト「その話は取り調べでも聞きましたが、その話が本当である証拠はありませんでした」
ドウメキ「確かに紛失していたという証明は難しい……ですが」
ドウメキ「ナイフは被告人の私物ですから指紋はあって当然です、たとえ被告人が被害者を殺害していなくても当然指紋は残ります」
ドウメキ「なのでナイフの指紋だけでは、被告人の犯行も証明されていないんですよ」
サイバンカン「なるほど、それもそうですね」
シラコト「し、しかしナイフには被告人以外の指紋はついていませんっ!つまり被告人だけが凶器であるナイフを使い被害者を殺害できたのですよ!」
ドウメキ「被告人はナイフを紛失していた、被告人以外の誰かが指紋を残らないようにして犯行を行った可能性もあります」
サイバンカン「ふむう……双方、主張を裏付ける決定的な証拠はありますかな?」
ドウメキ(証拠か……)
こうして出そろった証拠品をもとに議論が進んでお互いの主張がぶつかりあうと、弁護側が証拠の提示を求められることもあります
とはいえ今回は調査なしの法廷スタートなので証拠も安価でその場で作る……決めていきますが
提出できる証拠があるかどうかはコンマで↓1
奇数 ある(弁護側が証拠を出します)
偶数 ない(検察側が証拠を出します)
ドウメキ(今のこちらの主張は『被告人はナイフを紛失していた』こと……そして)
ドウメキ(『指紋が残らないようにナイフが使われた』ことだ)
ドウメキ(それはつまり『被告人が殺害できなかった』……あるいは)
ドウメキ(『被告人以外の誰かが犯行を行った』という主張)
ドウメキ(ようするにこのどれか一つでも証明できる証拠があればいい)
ドウメキ(……よし、これを突きつける時が来たな)
百目鬼が出す証拠↓1(情報、証言、証拠品どのような形でも)
ドウメキ「解剖記録によれば、被害者の死亡推定時刻は0時~2時でしたね?」
シラコト「そっ、それが何か?」
バンッ
ドウメキ「被害者が死んだとされる時刻、被告人は居酒屋にいたんですよ!」
シラコト「なんですって!?」
ドウメキ「これがその証拠です!」
証拠ファイル
【名前】居酒屋の防犯カメラ
【説明】0時~2時、加々良が飲んでいる姿を捉えている
サイバンカン「これは……被告人の姿がしっかりと映っています!」
ドウメキ(この証拠を掴んでおいて良かった)
ドウメキ(凶器は調べられず、当然解剖記録も今まで調べられなかったが……防犯カメラの映像は絶対に重要な証拠になると思っていたんだ!)
サイバンカン「まさに決定的な証拠ですね……検察側、いかがですか?」
シラコト「えーっと……その……」
ドウメキ(どうやら検察側はこの映像を見逃していたみたいだな)
そんなこんなで証拠品が集まってきたところで今日はここまで、既にだいぶ逆転していますが……
しかし決定的証拠が出たと思っても油断はできません
百目鬼が有罪の根拠となるサバイバルナイフの指紋に反論したように、検事も無罪の根拠となる居酒屋の防犯カメラに反論してきます
サバイバルナイフの指紋は簡単に反論できるものでしたが、居酒屋の防犯カメラはなかなか崩し難いと言えます
なので次回は複数回のコンマ判定を行って、それによって反論できたりできなかったりしていきます
更新始めます
ここからは反論していく流れで新たな情報に加え、嘘、矛盾なども場合によっては判明してくるでしょう
―――人物ファイル―――
【名前】加々良匠
【年齢】35
【説明】無職の金髪で人相の悪いDQN、だけど見た目に反して頭がキレ悪知恵がよく働く
過去に何度か暴力事件を起こした
今回の事件の被告人
【名前】木崎 健一
【年齢】29
【説明】証券会社の営業マンで営業成績はかなりいい
プライドが高く営業成績のためなら強引な手段をとることも
個人で投資もやっている
今回の事件の被害者
―――証拠ファイル―――
【名前】木崎の解剖記録
【説明】死亡推定時刻は0時~2時、刃物で一か所刺され即死
【名前】サバイバルナイフ
【特徴】軍用に使われている本格的なモデル。
匠の私物でお気に入りの物らしいが、匠の供述によると事件当時紛失していたという。
【名前】居酒屋の防犯カメラ
【説明】0時~2時、加々良が飲んでいる姿を捉えている
シラコト「お、おま、お待ちください!」
シラコト「まだ決定的なアリバイがあるとは言い切れません!」
サイバンカン「といいますと?」
シラコト「そもそもその映像が取られたのはどこの居酒屋だったのですか!?」
新たな『場所』の情報が出てきた場合、やはり重要となるのは位置関係
駐車場と居酒屋の距離を↓1コンマ
奇数 徒歩でいけるくらい
偶数 車でいけるくらい
ゾロ 遠く離れた場所
ドウメキ「地図で示すと、この少し離れたところにある居酒屋ですよ」
サイバンカン「ふむう、車ならすぐいけるくらいといったところですかな」
シラコト「その程度でしたら現場で犯行を行った後すぐ居酒屋に移動することは可能でしょう!」
ドウメキ「0時の時点ですでに被告人は店にいますし、2時の時点でも店を出ていないんですよ?」
シラコト「それは映像の最初と最後の情報でしょう!2時間もの映像をたった今だけの時間で早送りすれば、途中のコマなどほとんど飛んでしまいます!」
シラコト「それならば被告人が店を出入りした可能性はある!全ての映像をしっかり見せていただきたい!」
サイバンカン「今から2時間もの映像を見るのは骨が折れますね……検証のためには止むをえませんか」
ドウメキ(当然俺はすでに通常の速度で調べて、店を出入りしていないのは確認している……が……)
加々良がカメラに映っていない時間が↓1コンマ
奇数 ある
偶数 ない
加々良の姿は隠れることも遮られることもなく2時間カメラに映り続けていましたが
2時間もの映像なので情報も事件に関係あることないこと色々な判明します
監視カメラに映っていた加々良や居酒屋の様子を
0時~1時の様子↓1
1時~2時の様子↓2
サイバンカン「なにやら店主と揉めていますね」
ドウメキ「そんな険悪なものではありませんよ、ただ愚痴を聞いてもらっていただけです」
ドウメキ(面会でもこのことを聞いたら散々愚痴られたな……)
カガラ「まったく最近は不景気で嫌になっちまうよなァ?」
―――――
サイバンカン「おや、お年寄りを介抱しているではないですか」
ドウメキ「見かけによらず良い心がけでしょう?」
サイバンカン「私もそのときはぜひ頼みたいところですな」
カガラ「それじゃあとっとと無罪にして勝訴祝いに行こうぜ、もちろんアンタの奢りで」
サイバンカン「そうですね、それでは判決を……」
シラコト「い、いけませんよ!裁判長!」
サイバンカン「しかし……この通りアリバイは完璧でした、こんなに居酒屋を見せられて私も早く飲みに行きたくなってしまいましたぞ」
シラコト「むぐぐぅ……」
証拠ファイルが更新された
【名前】居酒屋の防犯カメラ
【説明】0時~1時に店主に愚痴る加々良の姿が、1時~2時に年上の男性を世話している加々良の姿が映っている
ドウメキ「検事検事、まさか凶器の指紋だけで周辺をよく調査せず犯人を決めつけたんですか?」
シラコト「そ、それは」
検察側の証拠はコンマ↓1
奇数 まだある
偶数 これ以上はない
シラコト「あ、あああ、あの凶器の指紋は致命的なのですよ!」
サイバンカン「それは……検察側が、ということですか?」
シラコト「違います!よよよ、よろしいですか!弁護人は先ほど、第三者が指紋を残さないように凶器を使えたはずだと言いましたがっ!」
シラコト「それは一体どんな方法だというのですか!?」
ドウメキ「そんなもの、手袋でもはめれば簡単に……」
シラコト「手袋でも、だなとど憶測でものを言わないでいただきたい!実際にそんなものが犯行に使われた証拠があるというのですか!?」
ドウメキ「……確かに第三者が指紋を隠した証拠まではありませんが」
シラコト「であれば!唯一指紋がついている被告人の疑いは晴れません!」
ドウメキ「ですが第三者が指紋を隠せなかった証拠もないでしょう?」
シラコト「なっ、そんな第三者の証拠などあるわけないじゃないですか!」
ドウメキ「それならば、やはり凶器に被告人以外の指紋がないだけでは第三者が犯行を行っていない証拠にはなりません」
サイバンカン「被告人にアリバイもある以上は、第三者の犯行と考えられますが……」
シラコト「そそそそれならばっ!こうも言えます!」
シラコト「防犯カメラに被告人が映っているだけでは、被告人が犯行を行っていない証拠にはならない!と!」
ドウメキ「なにを言っているんですか、防犯カメラに映っていたらアリバイは決定的でしょう」
シラコト「たまたま被告人によく似た別人が映り込んだのではないのですか!?」
ドウメキ「別人、って……それこそ証拠もない言いがかりじゃないですか!」
シラコト「しかし別人ではないという証拠もない!ですからまだ無罪判決は早いのです!」
ドウメキ(防犯カメラでも確実じゃないならどうしろというんだ……!)
サイバンカン「ふむう……被告人のナイフに映像、これ以上の審理を進めるには被告人に話を聞いた方が良さそうですね」
前回最後に書こうとしたのを投げ損ねちゃいました
今から更新始めていきます
―――人物ファイル―――
【名前】加々良匠
【年齢】35
【説明】無職の金髪で人相の悪いDQN、だけど見た目に反して頭がキレ悪知恵がよく働く
過去に何度か暴力事件を起こした
今回の事件の被告人
【名前】木崎 健一
【年齢】29
【説明】証券会社の営業マンで営業成績はかなりいい
プライドが高く営業成績のためなら強引な手段をとることも
個人で投資もやっている
今回の事件の被害者
―――証拠ファイル―――
【名前】木崎の解剖記録
【説明】死亡推定時刻は0時~2時、刃物で一か所刺され即死
【名前】サバイバルナイフ
【特徴】軍用に使われている本格的なモデル。
加々良の私物でお気に入りの物らしいが、加々良の供述によると事件当時紛失していたという。
加々良の指紋のみ付着
【名前】居酒屋の防犯カメラ
【説明】0時~1時に店主に愚痴る加々良の姿が、1時~2時に年上の男性を世話している加々良の姿が映っている
カガラ「おいおい、あんな屁理屈で俺をまだ捕まえとくのかよ?」
シラコト「へ、屁理屈……!根拠を説明していると言っていただきたい!」
カガラ「それで給料貰えんなら俺も検事やってみっか、ラクな仕事そうだしよ」
ドウメキ(ここで無罪を勝ち取ったら、むしろ冤罪が増えてしまうかもしれないな……)
サイバンカン「被告人、たしか凶器のナイフは事件当時紛失していたらしいですね」
カガラ「あァ、このカメラの時点で持ってなかったんだよ、持ってたらこれ見よがしに振り回して見せてたっての」
ドウメキ「ナイフがなくなっていて凶器として発見されたことは確かに謎です」
シラコト「被告人につながる証拠がある以上はカメラのアリバイも疑わしいのですよ!」
サイバンカン「ナイフがどうやってなくなり、またどうやって使用されたのか」
サイバンカン「カメラに映った経緯も含め、被告人の行動を証言してください」
ここからはいよいよ証言開始、証人が本当みたいな話も嘘みたいな話もしていきます
証言が本当か嘘かは証拠次第、話を裏付けるものが出てくることもあれば話と矛盾するものも出てくるかもしれないので気は抜けません
最後にナイフがあった記憶を↓1
カガラ「あのお気に入りなァ……近くの駐車場で、車ん中でいじってたのは覚えてんだけどよォ」
待った!
ドウメキ「近くの駐車場というのは……まさか現場の?」
カガラ「いやちげーよ、別の駐車場だ」
サイバンカン「近くには別の駐車場もあるのですかな?」
シラコト「地図を見てみますと……」
証言に百目鬼が揺さぶりをかけることで、さらに情報を深掘りしていきます
近くの駐車場の位置↓1コンマ
奇数 駐車場の近く
偶数 居酒屋の近く
シラコト「現場の駐車場の近くに別の駐車場があります」
カガラ「そこだよそこそこ」
サイバンカン「しかし被告人は無職と聞いていたのですが……車を持っているとは以外ですな」
カガラ「無職でも金は持ってる……って言いてェとこだがそれもちげー、車は俺んじゃねえよ」
サイバンカン「それでは誰のものだったのですか?」
加々良の知り合い↓1コンマ
奇数 百目鬼
偶数 木崎
ゾロ 新たな人物
カガラ「つうかこの辺はお前が説明しろよ百目鬼ィ」
ドウメキ「……もしかしてあの時の……?」
サイバンカン「おや、弁護人は何か知っているのですか?」
ドウメキ「知っている……というか、当事者というか……このことは被告人からちゃんとした手順で証言した方が……」
カガラ「けっ、車はそこの弁護士さんのに乗せていただいてたんだよ」
サイバンカン「なんと!弁護人と被告人は知り合いだったのですか」
ドウメキ「ええ……まあ……」
百目鬼と加々良の関係↓1
シラコト「弁護士と被告人がそんな車の中で何をしていたのですか?」
ドウメキ「それもまあ……ちょっとした仕事の話です」
シラコト「事件前から関係があったとは……俄然カメラの映像が怪しくなってきましたねえ」
サイバンカン「それよりも!弁護人の車でナイフをなくしたなら怪しいのは弁護人ではないですか!」
ドウメキ「いやいや!まだそこでなくなったと決まったわけじゃ……」
カガラ「おいおい、弁護士が被告人の証言を疑うのかよ?」
ドウメキ「被告人も確証はなかったでしょう!もっと記憶を確かめる必要がある!」
カガラ「かしこまりやがってよォ」
サイバンカン「では、その車にいたのはいつだったのですか!弁護人!」
ドウメキ「お、俺ですかっ!」
時間関係↓1コンマ
奇数 事件まで時間がある
偶数 事件の直前
ドウメキ「0時まで時間はありますけど……」
サイバンカン「ではそこから0時までは何をしていたのですか!」
ドウメキ「流石に被告人に聞いてください!」
カガラ「ま、車の話はここまでにしといてやるか」
この様に証言では一回の揺さぶりで立て続けに情報が増えることもあります、こうして証言はどんどん続いていきます
次の証言、ナイフの記憶から0時までの加々良の行動↓1
カガラ「そのあとの競馬で金も記憶も吹っ飛んだってんだよ」
待った!
ドウメキ「それはやっぱり惨敗ということ……」
カガラ「いちいち聞くんじゃねェ!」
ドウメキ「いやいや、事件の解明のためには聞かないわけにはいかない!」
カガラ「るせェ!」
シラコト「競馬をやっていたといっても、近くには競馬場まではないようですが」
カガラ「競馬くれェネットでもできるっつーの、なんにも知らねえで有罪押し付けてんのかァ?」
シラコト「うぐぐっ……」
サイバンカン「しかし、競馬とは深夜にもやっているものなのですか?」
ドウメキ「ナイターでも最終発走時刻は大体21時頃、流石に深夜にはやっていませんね」
サイバンカン「となると映像の0時まで3時間もあるではないですか、その間はなにを?」
カガラ「最終レースの結果が決まって速攻飲みに行ったよォ!」
サイバンカン「飲みに行ったというのは……映像の居酒屋に?」
カガラ「あたりめェだろうがッ!」
サイバンカン「ではあなた!映像の3時間前から既に居酒屋にいたのですか!」
ドウメキ「もちろん防犯カメラにもちゃんと映っていますよ」
サイバンカン「それなら早く見せてください!」
さらに監視カメラに映っていたものや加々良や居酒屋の様子を決めるところで今回の更新はここまでです
入店時の映像↓1
22時~23時の映像↓2
23時~0時の映像↓3
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