志希「にゃはは、これ事務所のお茶に混ぜてばら撒いだがらけっぱってコミュニケーションさ取ってみでね~」スタコラサー
P「おい待て、ってもうおらんやないかい!」
P「まぁええわ、我が事務所にはあの年で熊本弁だろうとルルイエ語だろうと完璧に理解できる言語学の天才みりあがおるしな……って、今美嘉とトルコでヒッタイト語の調査をする番組のロケしとったんやった」
P「ほな10万3000冊の本を記憶してる346のインデックスこと文香の知識量に頼れば……いやあかんわ、今イラクはニネヴェのアッシリアの大図書館を茜と発掘調査する仕事してたんやっけ」
P「しゃーない、電化製品から波動エンジンまで何でも作れる346のダイジョーブ博士こと晶葉に自動関西弁翻訳装置を作ってもら……いやこれもアウトや、ギリシャでギリシャ火を復元する番組撮ってる最中やし」
?「何でそんな小アジアに偏ってんねん!」パシーン!
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P「!?何や、ありすか」
橘ありす「橘や!何でか知らんけど言葉が全部プロデューサーさんみたいな関西弁になってもうとる橘や!」
P「こってこてやないかい、君西宮とか芦屋とかの阪急沿線民みたいな感じやのに何でそんな尼崎の阪神ファンのおっちゃんみたいな関西弁やねん」
ありす「知らんがな、てかどういうことやねんこれ!説明してや」ガルル
P「威嚇してるっぽいけどかわいいだけやな、一家に一台欲しいわぁ」ヨシヨシ
ありす「家電か」
P「充電いるけどコードレス形式の方がええよな、持ち運びもしやすいし」
ありす「家電か」
P「あとは外から部屋が見えへんようにして……」
ありす「カーテンか、って何ツッコミさせとんねん!」スパーン!
P「脛ハリセンは痛い!」
ありす「そんなんどうでもええから原因早よ教えてや」
P「にゃはノ瀬」
ありす「あっはい」
P「んでこういう事態に対処できそうなアイドルがことごとく出払っとるから、あいつに解毒剤を作らせるか効果が切れるのを待つかせんとどうしようもないって訳や」
P「まぁ真面目な話、ありすは兵庫の子やから意思疎通に問題なくて助かるわ。あとでにゃはノ瀬にはホールケーキを正確に19等分させる罰与えるから怒らんといたって」ヨシヨシ
ありす「何やその罰、っていきなり撫でんといてや……」ニヘラ
P「しかし普段は敬語ロリ純情ツッコミのキュート・タチバナが、関西弁になった瞬間めっちゃノリの良いパッション・タチバナに変わるもんなんやなぁ……ほんまかわええなぁ、それに俺がボケ出来て楽しいわ」
ありす「あ、ありがとうございます……って誰がキュート・タチバナや!うちはクール!クール・タチバナや!あとやっぱりふざけとるやないかい!」
P「芸術的なノリツッコミ!ええよええよー、これなら第11代シンデレラゲイニン間違いなしやな!」
ありす「シンデレラガールみたいに言うなや!もうええわ!」
Pあり「どうもありがとうございましたー」ペコリ
通りすがりの前川さん(何やあれ)
こういった感じの方言SSを数日間かけてのんびりと書いていこうと思っております。
なお関西弁以外の方言は方言変換サイトで変換したので多分ガバガバです。
P「いやー、関西弁ありすかわええわぁ……録画しといて正解やったわ」
ドアガチャ
新田美波「プロデューサーさん、標準語が喋れんようなってしもうたんじゃが……」
P「……声的にはンミナミィっぽいけど……そういや君広島の子やったな」
美波「恥ずかしい……折角広島弁隠せるようになって清楚アイドルになれた思うたんじゃが」クスン
P(顔真っ赤にして半泣きで羞恥心に悶えつつ広島弁で嘆くンミナミィ…声無しやったらどう見ても夜10時以降やないと放送できひん奴や)パシャ
P(やっぱンミナミィは何やっても理性を破壊しに来るよなぁ。清楚というか性楚って言われてもしゃーないわ、ほんまに真面目でええ子なんやけど)パシャパシャ
美波「うちゃ清楚じゃ!ドスケベの具現化でも歩くR-18でもヤリサーの女神でものう清楚な一般アイドルでがんす!」
P「流石にそこまでは言うてへんよ?まぁまぁ広島焼き作ったるから一回落ち着きーや」
美波「あ゛?」
P「え?」
美波「……広島県民のソウルフードのお好み焼きを広島県民の前で広島焼きと呼ぶなんてええ度胸じゃのぉ?」
P「いやでも単にお好み焼きって言うたら全国的には大阪のソウルフードの方やから」
美波「せせろーしい!広島県民をねぶったその根性叩き直しちゃるわ!留美さん、巴ちゃん!」
巴留美「押忍!」シュバッ
P「どっから出てきた2人とも」
美波「しごうしちゃれ!」
P「落ち着け落ち着け話せば分かるから一回深呼吸ぐわあああああああ骨があああああああああ!?」ボスッ ゴフッ ドゴォ! パァン! ズガガガガガ…
※20分後
P「やれやれ、いてまえ魂が無かったら5回は死んどったわ」ボロッ
佐久間まゆ「Pさぁん、大変そうだねぇ」
P「まゆか、仙台の子だから東北弁になるかと思ってたけどちゃんと意思疎通出来るんやな」
まゆ「うふふ、Pさんへの愛があれば志希ぢゃんの怪しいお薬なんか効がねぁーよぉ」
P「ちゃんと効いとるやないかい」
まゆ「なすて!?」ガーン
P「まぁケミカル匂いフェチ猫娘が悪いんやし気にすんなや」
まゆ「Pさぁん……!」パァァ
P「ぶっちゃけ東北弁恥ずかしくてしょんぼりするまゆかわええしもうちょい見てたいわ」
まゆ「Pさぁん……」ショボーン
P(小型犬ってこんな感じなんかな)ヨシヨシ
ーその後もPは……
白雪千夜「お前ぽんこつお嬢様と会話成り立たないせいでお嬢様なまら困ってるでないかどう責任を取るつもりだおいお前早く何とかしれ」ボコボコ
P「痛い痛い的確に顎にパンチすな、あと自分の主人に何てこと言うてるんや」
辻野あかり「おいからもお願いするんご!別にりあむさんが山形弁分がらねで涙目になるのはどうでもえんだどもあぎらぢゃんが分がらねで困るのはかわいそうんご!」
P「りあむが不憫すぎる」
ー方言を解読しながらアイドルと会話しつつ仕事するという苦行を……
輿水幸子「フフーン!カワイイボクは地元言葉になってもカワイイんさよぉ!」ババーン!
P「実際甲州弁さっちんカワイイ」
幸子「フギャッ!?いきなりストレートにカワイイて言ってくれるなあカワイくねえよ!まぁカワイイボクの新境地を見て思わずカワイイて言っちゃうのは無理もねえこんだがね!」ドヤァ
P「まーたそうやってすぐ調子乗るやん」
ー果たし続けたのだった……
久川凪「わーお、この事務所はほんに不可思議なことばっかり起こるね。そのうち事務所がアッシャー家のごとくズブズブと沈みだしたり留守番しとる真夜中に幽霊がパーティーを始めたりいきなり気持ち悪い生物が地面から這い出してきて愛の告白をしてきたりPが氷男に恋心を抱いたりしてもあんまり驚かんようなりそうで徳島に帰りとうなりそうやと言うたりたいような気もせんでもないでもないでもない凪でもないと信じたい」
P「さては『レキシントンの幽霊』読んだやろ、あと俺はそっちの趣味はないわ」
宮本フレデリカ「Cela fait longtemps que je n'ai pas parl? fran?ais et Frederica est tr?s amusante ! Mais tu n'as pas besoin d'essayer de me comprendre, je suis juste content que tu m'?coutes !」
P「ごめんマジで何て?」
渋谷凛「果たして」神谷奈緒「Pさんは」北条加蓮「どうなってしまうのか……」
P「ほんで何でトライアドは謎のナレーション付けとんねんさっきから」
凛「傍から見てたらこんな面白いことないよ」
奈緒「あ、あたしはちゃんと反対したんだぞっ」
加蓮「とか言って『困るPさんの顔って新鮮じゃない?』の一言で乗り気になったくせに」
P「いやノリええな!最初はあんなにクールなユニットやったのに誰がこんなんにしたんや!」
奈緒「紛れもなくPさんだよ!」
P「」orz
凛「丁度プロデューサーが椅子みたいになったし、私座ってみようかな」
加蓮「じゃあ私も」
奈緒「じ、じゃああたしも……」
りんかれ「どうぞどうぞ」ススー
P「俺を使って漫才すなぁ!あと今度エンタの仕事取ってくるから今のやれや」
りんなおかれん「どうぞどうぞ」スススー
P「やかましいわ」
P「ほんまいつからトライアドはあーなってもうたんや……楽しそうやしウケとるからええけどさぁ」
藤居朋「芳乃ちゃんが何言うてるのか全く分からんねんけど!?」ドアバーン!
P「お、朋か。朋は琵琶湖生まれやからちゃんと話が分かって助かるわー」
朋「そうそう、琵琶湖の南の方の水の中で育って……ってんな訳あらへんやん!ほんなんより芳乃ちゃんが大変なんよ!」
依田芳乃「そなたー、どしこ話してん他ん方に伝わらんのでしてー……」ショボーン
P「ここではリントの言葉で話せ」
芳乃「そなたーっ!?」
P「鹿児島弁は発音変わりすぎてよー分からんわ、文字に起こせたら分かるんやが」
朋「あんたうちたちのプロデューサーやん、何とかしなはれや!」
P「その怒りは犯人にぶつけてくれへんかなぁ!」
朋「ぐぬぬ……」
ドアガチャ
姫川友紀「たっだいまー!……ってあれ?どしたの?」
P「おかえり、今ハスハスサイエンスのせいでみんな地元の方言でしか喋れへんのよ……ってユッキ、自分宮崎の出身やったよな?」
ユッキ「?そうだよ?」
P「そっか、まだお茶飲んでへんから標準語で喋れるんか。ちょっと悪いけどよしのんが何て言うてるか解読してくれへん?今薬の影響受けてへん九州出身の娘がユッキしかおらんのや」
ユッキ「えー、鹿児島弁めちゃくちゃ聞き取りにくいから難しいんだけどなー」
P「今度俺のおごりで居酒y 「やるやるー!まっかせといて!」
朋「うわぁ」
芳乃「カクカクシカジカホーホーデシテー」
ユッキ「フムフムナルホドキャッツガイイヨ」
P「すげぇ、全く何言うてるか分からん」
朋「本場の鹿児島弁、凄まじいわな……。ほやけど何で友紀ちゃんは会話できてるん?鹿児島弁と宮崎弁ってちゃうんちゃうん?」
P「みりあ曰く、宮崎の南部の方言は薩摩藩が支配してたせいで薩摩弁とほぼ一緒らしいんよ。それが原因ちゃうかな」
朋「へー」
P「お、終わったか。何て言ってるんや?」
ユッキ「『志希殿を捕まえたからどんな罰を与えたいか聞いておりますのにー、かの者たちは全く分かってくれないのでしてー!かくなる上はー、かの者たちにも同じ罰を受けてもらうのでしてー!』だって」
P「結構エグいこと言っとる、てか捕まえたんか」
ユッキ「『磔にしてさらし首にする準備を整えておいたのでしてー』だってさ」
P「サイコパスかいな」
芳乃「むふー」ドヤァ
朋「誰も褒めてへんよ?」
志希「にゃは、捕まってまったー♪」プラーン
P「ほんまに磔にされとる」
朋(どっから磔の棒出したん……?)
P「ほんまこんなことすんなよ、困らせたいならせめて俺だけにしてや」
志希「はーい。多分薬の効果はそろそろ切れるど思うにゃー」
P「……ほんまに反省しとるか」
志希「してるしてる。志希ちゃんショージキ」
P「こっち見て言わんかい」ムリヤリクビマワシー
志希「にゃははー」
P「これ反省してなさそうやな……全員集合!」
ゾロゾロ
志希「え?みんなどしたの?うん待って美波ちゃんもありすちゃんもどうしてそんな鬼気迫る表情で迫ってきてにゃははははは!くすぐるのはやめてええええええ!?」
この後2週間ほど志希はおとなしくなり、美波はPの自宅に押しかけて広島焼きを作ってお好み焼きと認めさせようとするようになり、みりあはみんなの方言を分析したかったのに出来なかったと言って拗ね、ユッキは居酒屋で酔い潰れていつも通りPの家に泊まり、Pは寝不足になったそうな
おしまい。
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