エルヴィン「ボーナスを支給する!」 (11)

エルヴィン「新兵も入団して早3ヶ月が経った」

エルヴィン「この間の壁外調査が終わったところで、いつも通りボーナスを支給する!」

アルミン「え!?僕たちももらえるの!?」

ナナバ「なんだ、知らなかったのかい?」

ゲルガー「調査兵団は壁外調査の度にその活躍によってボーナスが支給されるんだよ」

ライナー「そうだったのか…」

ベルトルト「知らなかった…」

ミカサ「それは嬉しいシステム」

ミケ「調査兵団を志望する人間のほとんどがそれを目当てで入団している。この制度を考案してからは入団志望者がかなり増えた(死亡者も増えたが)。エルヴィンが団長になってから初めに組み込んだシステムだ」

サシャ「それは素晴らしい制度ですね!…でも私達新兵じゃリヴァイ兵長や役職の方々とは大分差がありそうですね…」

ハンジ「そんなことはないよ♪」ヒョコ

コニー「うわ!変態だ!」

ミカサ「ハンジさん」

ハンジ「この壁外調査後の賞与は平等なんだ。出世して増えるのは手当てだけだね」

アルミン「そうなんですか」

コニー「安全な陣形内にいたら安全だけど…」

サシャ「逆に生還してもボーナスは少ない確率が高いんですね!」

ハンジ「その通り!そして死亡者が多いほどボーナスは増えるよ。なにせ人件費が無くなるからね。でもその代わり次回の賞与は減っちゃうけど」

アルミン「調査兵団の一年間の予算は決まってますからね…」

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エルヴィン「その前に何を基準にして賞与の金額を決めているかの説明を詳しく聞かせろと言う意見が多数あったため、その辺から説明しようと思う!」

ミカサ「当然」

エルヴィン「まずひとつめは討伐数と討伐補佐数だ!これは言うまでもないが、巨人を倒せる力量や判断力が必要不可欠な点からも、その時に頑張った分の数字化をする上で必要不可欠な要素である」

エルヴィン「これはポイント制になっており、巨人討伐数と討伐補佐数は1体につき1ポイントだ!」

エルヴィン「ちなみにリヴァイは今回27体討伐、4体の討伐補佐を行っている!したがって今回の討伐ポイントは31ポイントだ!」

エルヴィン「そして二つ目は与えられた任務の達成度!」

エルヴィン「これは単純な数字化は困難なため、ランク別にポイントを分けている。Aランクは任務達成+αの働きをしたもの!+30ポイント!」

エルヴィン「Bランクは与えられた任務を完璧にこなせた者!+15ポイント!」

エルヴィン「Cランクは与えられた任務を充分にこなせなかった者だ!+5ポイント!」

エルヴィン「まあ大きく分けてこんなものだ!」

エルヴィン「そして最後の3つ目は被害額からのマイナスポイント!」

アルミン「…?」

エルヴィン「これはプラスにはならない。…が、それほどマイナスにもならない」

エルヴィン「例えば毎回壁外遠征にいくたびに馬を一頭ずつ紛失している人間には多少のマイナスポイントをだしたり、毎回事故で立体起動装置を破損しては交換しまくったりと…まあ特殊なケースだ」

エルヴィン「それでは順番に名前を呼ぶ!リヴァイ!」

リヴァイ「…」

ボーナス配布終了

ライナー「…まあ、こんなもんか」

ジャン「けっこう貰えるんだな…」

コニー「はぁ!?お前らそんなに貰ったのか!?俺なんて400だぜ?」

ミカサ「それは少ない…でも、活躍していないのだから仕方がない」

コニー「うっ…」

ユミル「特に重要な任務を任せてもらったわけじゃないからな」

クリスタ「貰えるだけありがたいよ♪」

アルミン「ははは、でもこれじゃ治療費で消えちゃうかも」

サシャ「…!?!!?!?!?」

コニー「なあ、リヴァイ兵長はいくらだったんだろうな?」ワクワク

ジャン「はぁ?知るかよバカ」

サシャ「うっほほーーーーーーーーーーーーーーーーーっい!!!!!!」

クリスタ「あれ?サシャがすごいテンションで飛び上がってる」

ユミル「そりゃまあ賞与があれば芋もたらふく…」

サシャ「見てください!みなさん!74,500ですよ!!!!?」

アルミン「えぇ!?」

ユミル「なんだって!?」

ジャン「ふざっけんなよ!芋女!みまちがいだろ!ブス!ガサツ!」

サシャ「ほんとですよ!ほらっ!」ペラ

アルミン「ほ、ほんとだ…」

ライナー「なんてことだ…」

アルミン「ミカサでも4万もいってないんだよ?それなのに…なんで…」

サシャ「ふふふ…(こんな金額みたことありませんよ…このお金があれば今すぐに調査兵団をやめても大丈夫ですね…)」ジュルル

ジャン「おいサシャ!それは絶対になんかの間違いだ!とにかくエルヴィン団長に確認してこい!」

サシャ「な、なにいってるんですか!この賞与は私宛に届いてるんですよ!まちがいありません!」

ミカサ「それはエレンのぶんと間違えた可能性もある」

アルミン「それか間違えて0を一つ多くつけたとか」

ライナー「サシャ!それは命がけでみんなが得た収入だ!ちゃんと確認してこい!」

コニー「そうだそうだ!だいいちこの間違いで怒られるのはエルヴィン団長だぞ!」

ユミル「どこに逃げても削がれるぞ。リヴァイ兵長に」

サシャ「う!…じょ、冗談ですよ!冗談!」

アルミン「それにしてもなんでこんな…」

(団長室)

リヴァイ「てめえ…このふざけた金額はなんだ!?エルヴィン!」

エルヴィン「だからなんのことだ。説明しろ」

リヴァイ「今回は確かに散々な結果だったが…」

リヴァイ「それにしても俺の賞与が420はおかしいだろ!てめえの方が説明しろ!」

エルヴィン「な!?そんなはずは…!」ペラ

エルヴィン「…」

エルヴィン「…間違えたようだ」

(団長室の前)

サシャ「…」

コニー「決定だな」

クリスタ「リヴァイ兵長…こんなに貰ってたんだ」

ミカサ「ちびの癖に」ボソ

アルミン「これで納得だね。さあサシャ、リヴァイ兵長に教えてきなよ」

エルヴィン「…しかし私としたことが、いったい誰と間違えたのか…」

リヴァイ「まあいい。心当たりもないんだったらもう一回俺が収集してきてやる」

エルヴィン「まて!リヴァイ!いくらお前でも兵士達の給与を強制的に観ることは…!」

ライナー「ほらサシャ、ややこしいことになりそうだ。早く申し出てこい」

サシャ「…」プルプル

アルミン「…(まだしぶってるのか…)」

クリスタ「サシャ…気持ちはわかるけど良くないよ。早く教えてあげようよ」

ベルトルト「…あの、じつは…」

ミカサ「どうしたの?ベルトルト」

ライナー「なんだ?」

ベルトルト「僕の賞与もおかしいんだけど、ちょっと見てもらえるかな…?」ペラ

ジャン「どれどれ」スッ

ジャン「…」ペラ

ジャン「…5?」

ユミル「…!」プププ!!!

コニー「ええ!?」

ライナー「弁当ひとつぶん…だと…」

ジャン「こんな賞与飯食って糞出したらすぐ無くなっちまうぜ!ギャハハハハ!!!!」

ミカサ「それにしてもこんなに金銭管理が杜撰だったとは…」

その後賞与は全部回収された

エルヴィン「ボーナスを支給する!」

サシャ「私の74,500が400に…」

コニー「…5って…俺かよ!!」

おしまい

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