ミア「みんな、これを見てくれ」 (8)
(部室)
ランジュ「ミア、おーいお茶なんてずっと見つめてどうしたの?」
ミア「これだよ」
侑「俳句……?」
栞子「アメリカでも日本の文化として流入しているという話を聞いたことがありますが……初めて目にされましたか?」
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ミア「馬鹿にするなよ、作詞の勉強の一貫で俳句だって嗜んでるさ」
歩夢「じゃあ何が気になったの?」
ミア「この俳句のコーナーの横の印字さ」
しずく「印字ですか?」
ランジュ「特に変わったところは見当たらないわ」
ミア「ランジュ、君の目は節穴か?」
ランジュ「?」
ミア「商品の特徴がしっかり記載されているだろう?」
侑「無香料とか、無調味とか書いてあるところのこと?」
ミア「しずく、声に出して読んでみてくれないか」
しずく「わかりました」
しずく「無香料、無調味、国産茶葉100パーセント」
ミア「ノー、パーセントじゃない、パーだ」
しずく「……?」
しずく「無香料、無調味、国産茶葉100パー」
歩夢「……あっ!」
ミア「気付いたか」
侑「なになに、どうしたの?」
栞子「五七五の響きに聞こえました」
侑「……あっ」
ミア「つまり……これは俳句だったんだよ!」
ランジュ「なんですってー!?」
むこうりょう
むちょうみこくさん
ちゃば100ぱー
みあ
ランジュ「…………………………で?」
おしまい
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