アロナ「生徒に似合う音楽会」プラナ「開催です」 (22)

ブルアカ二次創作です。

各キャラに似合う楽曲を私なりに紹介するSSになります。

あくまで個人の意見・感想をもとに書きますので異論は大賛成です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1685711107

アロナ「先生、なんですかこれは?」

プラナ「何かの機械だとは思いますが」

先生「これは音楽プレーヤーだね」

アロプラ「おんがくぷれーやー?」

先生「二人とも見たことあると思うけど」

アロナ「私が知っているものはこんなにボタンはありませんでした」

先生「まぁ、私が昔につかっていたものだからね。というかなんでこれがこんなところにあるんだか」

プラナ「これはどうやって使うのですか?」

先生「あぁ、まずはこのイヤホンを耳につけて・・・」

プラナ「・・・普段は耳にしない音が聞こえます」

アロナ「プラナちゃんずるいです!私も!」

先生「まぁまぁ、喧嘩しないで。そんなに興味があるなら二人にあげるよそれ」

アロナ「えっ?いいんですか?」

プラナ「・・・先生の思い出の品では?」

先生「使ってない私が持っているよりも二人に使ってもらったほうがこいつも幸せだろうしね」

アロナ「うーん・・・」

プラナ「・・・」

アロナ「もらったはいいけどどうしたらいいのでしょうか?」

プラナ「先生の知っている音楽はどれも独特な音がします」

アロナ「・・・そうだ!」

プラナ「?」

アロナ「今回はこれを使って遊びましょう!」

プラナ「これで遊ぶ?」

アロナ「ふふふ・・・名付けて生徒に似合う先生の音楽会です!」

プラナ(・・・やっぱり先輩は安直です)

アロナ「ルールは選ばれた生徒さんに似合う楽曲をこの先生の音楽プレーヤーから選ぶ、ただそれだけです!」

プラナ「勝ち負けの判定はどうするのですか?」

アロナ「音楽に勝ち負けなんてありません!ただの自己満足です!」

プラナ「共感を得られるかどうか・・・ということですか?」

アロナ「そうなります!」

プラナ「まぁ・・・先輩がそれでいいのなら」

アロナ「ルールは選ばれた生徒さんに似合う楽曲をこの先生の音楽プレーヤーから選ぶ、ただそれだけです!」

プラナ「勝ち負けの判定はどうするのですか?」

アロナ「音楽に勝ち負けなんてありません!ただの自己満足です!」

プラナ「共感を得られるかどうか・・・ということですか?」

アロナ「そうなります!」

プラナ「まぁ・・・先輩がそれでいいのなら」

プラナ「それでは最初の生徒さんはだれにするのですか?」

アロナ「ちっちっち・・・プラナちゃん、一番最初に選ばなくちゃいけない人をお忘れですか?」

プラナ「?」

アロナ「初回はもちろん・・・先生です!」

プラナ「先生?」

プラナ「先生は生徒ではありませんよ?」

アロナ「それは今の話・・・先生も昔は誰かの生徒でしたから」

プラナ「まぁ・・・そうなのでしょうが」

アロナ「それでは早速選曲を始めましょう!」

プラナ「そうはいいましても私達は一つも楽曲をしらない状況ですが・・・」

アロナ「では、今から3時間ほど時間をとります。楽曲の歌詞検索・メロディが対象人物にあっているかなど自分の基準で選曲しましょう」

プラナ「プレーヤーは1台しかありませんが?」

アロナ「ふふふ・・・すでにコピーは用意してあります!」

プラナ「・・・こういう時は仕事が早いのですね」

アロナ「ん?何か言いましたか?」

プラナ「いえ・・・なにも」

~3時間後~

アロナ「ふふ、ぴったりな曲を用意してきましたよ」

プラナ「私も用意が完了しました」

アロナ「ではまずは先輩である私から提示していきます」

プラナ「はい」

アロナ「私が選んだ曲はこちら!」


時任三郎 勇気のしるし


プラナ「先生は勇気のある方なので合っていますね」

アロナ「ちがいます。確かに勇気はありますが私が選曲した理由はタイトルではありません」

プラナ「?」

アロナ「まずは曲を聞いてみてください」

プラナ「・・・・・・」 

アロナ「どうですか?」

プラナ「近年の現代社会を生きる方々にはこの曲は受け入れがたいように感じます」

アロナ「人は24時間も働けません。先生はそのくらい無理をしているということを改めて再認識してほしいです」

プラナ「たしかに・・・先生は24時間頑張らなくてはとさらに無理をしそうですね」

アロナ「ちなみに私がこの曲を選んだ理由はもう一つあります」

プラナ「?」

アロナ「ほら、ここです」

プラナ「星空こえて輝けますか?」

アロナ「お忘れですか?先生が夜空で流星のごとく輝いていたことを」

プラナ(それはただのこじつけなのでは・・・?)

アロナ「では次はプラナちゃんの番です」

プラナ「はい。私はこの楽曲にしました」


ファンキーモンキーベイビーズ ありがとう


アロナ「これはプラナちゃんの先生に対する気持ちなのでは?私だってありがとうと思っていますよ」

プラナ「では共感していただけたのですね」

アロナ「むむ・・・悔しいですが」

プラナ「私が気になっているのはここです」

アロナ「頼りなく手探りをしていたけど いつだって君だけは 僕の光だった」

プラナ「これ以上語ることはありません。この一文がすべてです」

アロナ「ぐぬぅ・・・なんでしょうかこの敗北感は」

プラナ「・・・音楽に勝ち負けはないのでは?」

アロナ「むぅぅぅぅ!」

先生「ふたりともー、そろそろ休憩にしようかー」

プラナ「先生が呼んでいますよ先輩」

アロナ「むぅぅぅ・・・次こそは・・・」

プラナ(そんなに悔しいのですか)

~2回戦目~

先生「・・・というわけで今日はちょっとトリニティまで出かけてくるよ」

アロナ「わかりました先生」

プラナ「わかりました」

アロナ「さぁ!2回戦目の始まりです!」

プラナ「またやるのですか」

アロナ「今回は以前のダメダメアロナちゃんじゃありませんよ!音楽のすべてを知り尽くしたスーパーアロナちゃんです!」

プラナ「ずっと楽曲を聴き続けていたのですか?」

アロナ「相当な数の楽曲を聴いてきたアロナちゃんは無敵です!」

プラナ「・・・それで、今回はどの生徒さんを選ぶのですか?」

アロナ「そうですねぇ・・・先生はトリニティに行くとおっしゃっていましたね?」

プラナ「そうですね」

アロナ「では・・・今回はこのお二人にスポットを当てましょう!」

アロナ「今回はヒフミさん、アズサさんペアが題材です!」

プラナ「・・・?2曲ずつ選ぶのですか?」

アロナ「今回はどちらか一人を選んでの選曲とします!私は先輩なのでプラナちゃんから選んでいいですよ!」

プラナ「・・・じゃあアズサさんで」

アロナ「では私はヒフミさんで選曲となります・・・ふふふ」

プラナ「?・・・どうされたのですか?」

アロナ「見せてあげますよ・・・私の本気を!」

プラナ「・・・」

~3時間後~

プラナ「先輩、まだですか?」

アロナ「思いのほか難しいですね・・・」

プラナ(先ほどの自信はいったいどこに・・・)

アロナ「こ、今回はプラナちゃんからでもいいですよ?レディファーストです」

プラナ「先輩も表記上女性だと思いますが・・・まぁわかりました」

アロナ「それでは選曲の発表をお願いします」

プラナ「私はこの曲にしました」

Asian kung-fu generation re:re

アロナ「・・・なんて読むんです?」

プラナ「アジアンカンフージェネレーションのアールイー・アールイーと読むそうです」

アロナ「リーリーじゃないんですね。知りませんでした」

プラナ「選曲のポイントはこの歌詞です」

アロナ「立ち止まって振り返って とめどない今日を嘆きあった」

プラナ「アズサさんのトリニティ潜入後の暖かな日常から振り返って見たときにそれまでの過酷な日々を悔やんでいるのではと思い選びました」

アロナ「アズサさんの心境に合わせた選曲ということですか」

プラナ「当人の心境はわかりません。ですが後悔はしていたのではと私は思います。」

アロナ「詩人のようですねプラナちゃん」

プラナ「後悔してんだよって そういい逃したあの日」

アロナ「この歌詞はヒフミさんを拒んだ時の心境を表していそうですね」

プラナ「本当は伝えたいけれど伝えることができないもどかしさ。アズサさんの苦悩を感じます」

アロナ「なかなかに手強い選曲をしますね・・・」

プラナ「私からは以上です。次は先輩の番です」

アロナ「わかりました。では私がその後悔を吹き飛ばして見せましょう」

アロナ「私が選んだ曲はこちらです!」


fhana The Color to Gray World


プラナ「これは・・・なんと読むのですか?」

アロナ「えっと・・・ファナのザカラートゥグレイワールドです」

プラナ「では選曲のポイントをお願いします」

アロナ「この曲はですね、エデン条約編でのヒフミさんを表した曲だなと私は思っています」

プラナ「エデン条約でのヒフミさんですか」

アロナ「ここを見てください」

プラナ「世界は今日も答えを探し 何度でも問いを繰り返す」

アロナ「哲学者たち戯言重ねては 意味などとうになくなって」

プラナ「先輩はここから何を感じ取ったのですか?」

アロナ「ここってエデン条約の締結がどれだけ話し合ってもまとまらないって取れませんか?」

プラナ「あぁ・・・哲学者たちがそれぞれの有権者たちってことですね」

アロナ「そんな中のこの歌詞です」

プラナ「運命の車輪の下 あがき続ける人よ今 世界の底めくれば灰色の町」

アロナ「この一文はアリウスの生徒さんのことと私は感じました」

プラナ「たしかに世界の底、灰色の町といわれるとそう思えますね」

アロナ「そしてここです」

プラナ「そんな風に僕と君の間に引かれた境界が 世界のかたちかたどっていく それを希望という・・・」

アロナ「境遇のちがうヒフミさんとアズサさん、この二人からトリニティとアリウスの和解という希望が見いだせたと私には取れました」

プラナ「なるほど・・・」

アロナ「そしてとどめはこれです!」

プラナ「・・・」

アロナ「世界の底に何があろうとも君に 会いたいと思ったまた 君が好きだと気付いた」

プラナ「これは・・・」

アロナ「どんな境遇であろうとヒフミさんがまたアズサさんに会いたいという気持ちが如実に表れていますよね」

プラナ「・・・」

アロナ「ふふふ・・・今回はかなりの好選曲だったのではないでしょうか!」

プラナ「今回は先輩に軍配が上がった・・・ということにしておきます」

アロナ「ふふふ・・・プラナちゃん、音楽に勝ち負けはないんですよ?」

プラナ「・・・」ムスゥ

アロナ「ふひひひひ」

プラナ「・・・次は負けません」

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