安価とAIで物語を綴る (202)

何番煎じか分かりませんが、AIを利用して安価SSをやるというスレです

ではまず
主人公の名前と性別、下1
年齢、下2
職業、下3



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1673670803

学生

では名前リオン、性別は男、職業は>>5の学生で行きます。
キャラメイクと、冒頭を作成しますのでしばらくお待ちを。

僕の名前は、リオン・アルスランドです。
種族は一応人間ですが、僕は竜の血が入っているので少しだけ身体と魔力が丈夫で成長も遅いみたいです。ちなみに性別は男で、17才になりました。
僕が住んでいる場所は魔法都市リフィーラで、そこの魔術学院の生徒として日々勉強や研究をしています。そして、僕のお父さんがこの都市の領主をしているんです。
でも最近、僕の通う学園が廃校の危機に陥ったのです。

学園がの危機に檻言った理由は?
下2

誤字が酷いのでもう一度。

魔術学院が廃校の危機に陥った理由は

下1

「この魔術学院もお終いかもしれませんね……科学の発展により魔法は廃れましたからな」

「全くだな、新しい魔術師の育成なんてもう諦めてるぜ」

と、先生達や他の生徒も言っていました。確かに他の人達が言うように今の世の中では魔法を扱える人間は減ってしまっています。
因みに学年は三学年あり、人クラスに十五人程度の生徒数となっています。
しかし、今の三年生が卒業すると、新しく入学する生徒は少ないのでまた衰退していく一方になると言われ始めました。

「この魔術学院もお終いかもしれませんね……科学の発展により魔法は廃れましたからな」

「全くだな、新しい魔術師の育成なんてもう諦めてるぜ」

と、先生達や他の生徒も言っていました。確かに他の人達が言うように今の世の中では魔法を扱える人間は減ってしまっています。
因みに学年は三学年あり、人クラスに十五人程度の生徒数となっています。
しかし、今の三年生が卒業すると、新しく入学する生徒は少ないのでまた衰退していく一方になると言われ始めました。

(何とかしたいな……でもどうすればいいんだろう?誰かに相談した方が……)

誰に相談する?
下1

では、最終目標は廃校の阻止という事で進めていきます。
阻止できようが出来なかろうが、その地点に到達した時点で物語は終わりです。

そこで思い浮かんだのが、クラスメイトであり幼なじみの少女<サーシャ>でした。
彼女はとても賢いのですが、ちょっと変わり者なのです。よく変な発明をして実験して失敗し、爆発を起こして教室を散らかしたりしていました。

リオン(でも彼女ならきっと何か良いアイディアを出してくれるかも……よし!ダメ元でも話してみよう!)

と僕は決意し、彼女のところに向かったのだった。
彼女がよくいるのは、地下の実験部屋にある実験室だ。いつもここにこもって何かをしているらしい。
早速行ってみたのだが、部屋に入ろうとする前に部屋の前の貼り紙を見て驚いたのだ。なんとそこにはこう書かれていた。

なんて書かれていた?
下1

<内部にリンゴジュースの霧が充満中!掃除完了まで開けるべからず!>

リオン「え?リンゴジュースの霧って……どう言う事?」

疑問に思った僕はドアを開けるべきかどうか悩んだ。
張り紙には掃除完了まで開けるなと書かれているので開けない方がいいのではないかと思ったのだけど、実は少し興味があったりもした。
何故ならあのサーシャが失敗するとは到底思えないからだ。もしかしたら別の何かが関係していて、今危険な目にあってるかもしれないと思った。

「どうしよう……掃除終わるまで待つ?でもいつまでかかるか分からないよね……」

ドアを開けるか、開けないか
下1

そう言うとドアを開けて部屋に入ったのだけど……特に何も変わった様子はなかった。
それどころか綺麗に片付いており、薬品棚などにも乱れは一切なかった。ただ気になる事はあった、なぜか机の上に謎の装置と何かの設計図みたいな紙が置かれてあったのだ。

サーシャ「あっ!ちょうど良かった。たった今出来たとこだったの、こっち来て!」

リオン「え?!な、なにこれ?!」

そう言ってサーシャはその設計図のようなメモを見ながら何やら機械を弄り始めていた。

サーシャ「ふふふーん♪後はコレをこの部分に設置してっと……準備OK!」

リオン「こ、これってもしかして『魔動力』じゃない?!そんな物一体どこで手に入れたの?!」

それはこの世界に存在するエネルギーの一つ。この世界のあらゆる場所で使われていて、人々にとってはなくてはならないものだ。
しかしその殆どは現在古代遺跡などで発掘されているもので、一般庶民などには縁がない代物であった。
しかもそれを利用した魔動車は今や馬車に代わって使われており、そのお陰で道路整備などの予算が大幅に削減されるくらいに発展してしまったくらいだ。

サーシャ「ふっふふ~ん♪」

と僕の質問にサーシャはまったく答えなかった。
金のツインテールを揺らしながら鼻歌を口ずさみご機嫌になっている様子だった。そして、そんな彼女の前に置いてあった妙な物は完成したみたいでそれを僕に見せたのである。

サーシャ「ふふふ~♪これぞ私が考案した夢のマシンなのだ~!凄いでしょ~!」

リオン「……えっと、これがどうやって夢なの?」

サーシャの作ったマシンはどんなマシンか
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サーシャ「これはねぇ、魔法の名前を言うとインプットされた魔法が詠唱無しで発動する杖なのよ!」

リオン「へぇ、すごいね。詠唱無しだなんて!それで、名前は何ていう名前なの?」

サーシャ「うん!じゃあさっそくこの魔導具を試すからちゃんと見てなさいよ!」

そう言ってサーシャは僕を連れて校庭に出た。
校舎の方から生徒達の叫び声が聞こえてきたので慌てて見に行ってみると、何と中庭に突然モンスターが現れたのだ。
どうやら先生の誰かが召喚の魔法を間違って唱えてしまったらしく、その結果暴走してしまったみたいだった。

教師C「逃げろ!あれはマズイ!!」

先生B「誰か助けてくれー!!!」

生徒A「き、きゃあああー!!!?」

学生B「い、嫌だぁぁあ!!来るなあぁー!!!!」

サーシャ「ちょうどいい所に獲物がきたわね!<ダークネス・ボール!>」

するとサーシャの手から黒紫色の球体が現れ、それが勢いよく飛び出してモンスター目掛けて飛んで行った。
そしてその球体に当たった瞬間、黒い稲光と共に魔物の上半身が飛び散ってしまった。

教師D「

教師Dはなんて言った?
下1

リオン「えええぇぇぇえ?!あれってそう言う原理なのっ?!」

サーシャ「ちょっと!そんな事聞いてないんだけど!リオン!あんたもどうにかしなさいよ!」

リオン「無理だよ!僕が使える魔術じゃとても太刀打ちできないってば!」

サーシャ「アンタ龍の血がまじってんでしょ!?それくらい出来なくてどうすんのよ!」

そうは言われてもどうしようもない訳だけど、取り敢えず時間稼ぎをして少しでも早くなんとかしないと他の生徒のみんなが危ないかもしれない。
そう思った僕はとりあえず足止めをする事にした。
それで適当な呪文を唱えようとした時だった、急に後ろから声をかけられたのだった。

???「ふむ……なるほど……ではワシが力を貸してやろうか?」

誰が来た?
下1

用務員「ふむ……なるほど……ではワシが力を貸してやろうか?」

その声に驚いて振り向くと、そこに居たのはお爺ちゃんだった。
お爺さんと言っても見た感じ若く見えるけど、白髪頭に長い髭を生やしており明らかに年寄りだと分かる。それに見た目以上にしっかりとしているように見えた。

用務員「さてどうする?手助けして欲しいか?」

リオン(ど、どうしようか……)

用務員「むう、無視とは酷いのう。まあ良いわ、ほれっ、これをくれてやるわい!」

サーシャ「えっ?ちょっ!?な、なにこれ??」

リオン「な、何なんですかこれは……?」

お爺さんは何故か分からないけど、僕らに謎の玉を渡してきたのだ。その色はとても綺麗で透明感があった。
しかし、少し禍々しい雰囲気があるように感じたので少し不安になっていたら、その時だ!いきなり目の前の空間が歪みだし渦を作り始めたのだ。
そしてその中から出てきたものは……

何が出てきた?
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そしてその中から出てきたものは何かの骨であり、一体何の骨かも分からないものが出てきたと思ったら、急激に大きくなり人の形を取りはじめたのだ。

リオン「し、死神ぃ~!?」

サーシャ「キャー?!何なのよコレぇ~~!?」

用務員「フォッフォッフォ、上手くいったようじゃな!」

身長3メートルくらいの全身真っ黒な骸骨の顔をした人物が僕達の前に現れたのだ。
そして僕とサーシャは思わず抱き合ってしまった(だって怖かったんだもん)
それよりも気になることがあったのだ。それはその巨大な骸骨戦士の背中にあった剣だ。
何故ならばその武器こそ『大英雄の剣』だったからだ。

リオン「そ、それってまさか!あの大英雄<ゼノン様>が所有していたと言われている聖剣じゃありませんか?!」

サーシャ「嘘ォ?!マジで?!」

用務員「うむ!この者は我が創造魔法で創り出した、いわばゴーレム的存在でもある!さぁ、戦うがよい!」

そうして、骸骨騎士はモンスターと戦い始めていったのだ。
だがすぐに決着がついた。あっという間にモンスターそ聖剣で両断し消滅させたのだ。それを見ていた僕は思わず呟いてしまっていた。

リオン「スゴイ……」

サーシャ「なによアイツめちゃくちゃ強いじゃないのよ~!」

用務員「ホッホホー!どうやら成功のようじゃなぁ!さて、お主らは

用務員の続きの台詞は?
下1
ついでに用務員の正体は?
下2

用務員「ホッホホー!どうやら成功のようじゃなぁ!さて、お主らは抱き合ったままとは、仲良いのう。青春じゃのう」

それを聞いてハッと我に戻った僕らは互いに離れた、サーシャは顔を真っ赤にして怒っていたけれど。
そんな様子を見て笑ってるお爺さんは、いったい誰なんだろう?ただの用務員には思えなかったのだけど……

リオン「あ、貴方は一体誰何ですか?それよりさっきの玉はは何です?!」

用務員「ほほほ、まぁ落ち着くんじゃ若者達よ。時間はまだまだあるからのう!」

サーシャ「じ、時間ってどういう事なのよ?」

用務員「ん?あぁそうじゃった、まずは自己紹介せんとな……ワシは神よりももっと古から生きてきた魔術師で、名は『オーディン』と言う、宜しく頼むぞ」

リオン「はぁ?!神様より古い??なんでそんな人が僕の学校に?!」

オーディンはなぜ学校にいるのか
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オーディン「実はワシは古の大戦で力の大半を失いってしまってのぉ……この学校を依代にして存在を保っているから、この学校がなくなられるとこまるん
のじゃよ。リオンお主は廃校を阻止するために行動しておるのじゃろう?」

リオンは少し戸惑った、確かに廃坑の危機になっている学校の事を考えるとその通りであるからだ。
だからと言って、オーディンの言っている事が本当の事なのかどうか確証がなかったからだ。そこで僕は素直に答える事に決めたのだった。

リオン「はい、そうです。でもなぜそれを知ってるんですか?」

オーディン「それは秘密なんじゃがな……ただその方法を教えてやろうと思っただけじゃよ、つまり協力してやるという事じゃな」

サーシャ「怪しいけれど……そのとんでもない魔力を見る限り、多分本当に凄い人なのかもしれないわね。さっきの戦いを見ちゃった後なら信用出来ると思うわ」

と、サーシャも頷いて答えたのだった。僕も同じく賛成した。
それから三人で相談した結果、もういっその事校長先生に話をつけてしまおうという事になった。あの人ならきっと理解してくれるはずだろうから。
早速僕達は校長室に向かい扉をノックしようとした時、中から何やら声が聞こえて来たのだ。
耳を澄ますとそれは学園長の声だという事が分かったのでそっと扉に近づき耳を傾けてみると聞こえてきた内容は以下の通りであった。

その台詞は誰が言っているのか
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何て言っているのか
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その声は僕の妹でのシオンだった。僕の一つ下の十六歳なのだが、とにかく勉強が好きで常に本や教科書などを手放さないほどのインドア派なのだ。
龍の血は僕よりも強く出ているので、角が二本あり瞳の色は真っ赤だったのだ。所々に鱗も見受けられるがそれほどでもないみたい。

シオン「校長!魔法の未来のためにも、少ない魔翌力でも使える簡易で生活に根ざした魔法を開発し広めるべきだと考えます!」

校長「何を言っているんだね君は?これ以上魔法学の授業の枠を増やしたら、教師陣のの胃が持たないではないか。ただでさえ国のお偉いさんから廃校を言い渡されているというのに……」

どうやらこの話し合いは難航しているらしい、しかもまた廃校の話だ……最近こればかりだからいい加減聞き飽きた。
しかもこのままではこの学園自体がなくなってしまう可能性があるのだ、そうなるとオーディンさんも困るはずだし何とかしたいところなんだけど。

オーディン「これは困ったのう……これは時間がかかりそうじゃ」

リオン「やっぱりここは僕がなんとかしないとダメなんだね……よし!任せてください!必ず説得して見せますから!」

そう言って、意を決して部屋に入ったのだけど、そこには予想外の光景があり、一瞬自分の目を疑ってしまったほどだ。
なぜなら……そこには半裸になった校長先生の姿があったからだ。

何故校長は半裸なのか
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サーシャ「ちょっとぉ!何で半裸なのよ!露出狂じゃない!!!」

校長「そんなの見られると興奮するからに決まっておるであろう!!」

サーシャ「変態だわぁー!!」

リオン「……うわぁ。もうお終いだよ、こんな人が校長だったなんて」

シオン「いきなり目の前で脱ぎだすなんて気持ち悪いです!」

校長先生はかなり特殊な性癖の持ち主のようだった。もはやショックを通り越して呆れてしまった。
こんな校長は早くいなくなってくれた方が学校のためなんじゃないかと本気で思ってしまったくらいだ。
こんな事が世間に知られれば学校の恥でもあり汚点にもなり兼ねず、廃校まっしぐらになる事は間違いなかいだろう。
これが国のお偉いさんに知られたら大変な事になるだろうな、と思っていた矢先にオーディンさんが口を開いたのだ

オーディン「……ワシに任せておくがいい、

オーディンの続きの台詞は?
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オーディン「……ワシに任せておくがいい、服を着なければ落ち着けなくなる呪いをかけてやろう!」

校長「何をするんだ貴様ぁ!私の美しい裸体を……!」

オーディンが手をかざすとたちまち全身が緑色の光に包まれていったのだった。そしてすぐに変化が起こり始めたのだった。
校長は手で胸を隠したりし、服を探して部屋の中を走り回り始めたのだ。

校長「服!服は何処だ!?服を着なければ私はおかしくなるー!!」

リオン・サーシャ・シオン「……」

三人は顔を見合わせて黙っていた、と言うかどうしていいのか分からず固まってしまったのだ。
しばらくしてようやく服を調えた校長は恥ずかしそうにこっちを見ていたので仕方なく本題を切り出す事にした。
すると先程までの取り乱していた姿はなくなり、威厳を取り戻したかのように見えたのだった。

リオン「えっと……お話が、あります」

校長「ほほう?君達かね?私に話があるというのは?私としても忙しい身なので簡潔に済ませてくれるかな」

リオン「あのですね……!どうにか廃校を撤回してもらうわけにはいかないでしょうか?」

オーディン「廃校になるとワシの存在も消えるからのぅ……」

校長「うむ……君の言いたいことはよく分かるのだがな、だが国の決定事項で逆らうことなど私にはとても出来そうにないんだよ……情けない話だがね」

やはり駄目なのかと思ったがここで引き下がっては絶対にいけないと思ったので更に食い下がる事にした。
しかし意外な展開が起こったのである。今までずっと沈黙を保っていたシオンが話し始めてくれたのだった。

シオン「それはつまり国のお偉いさんの考えを換えさせれば良いんですよね?」

サーシャ「そうよそうよ!頭の固い奴らをどうにかしてギャフンと言わせる事ができればこっちの勝ちなんだからね!」

校長「うぅむ……もう一度役所に掛け合ってみるしかないかのう……」

そして再び職員室に向かう事になり校長は電話をかけて交渉を始めた。
電話が終わり戻ってくるなり、すぐさま役所に来るようにと言われた為、僕達も一緒に付いていく事にしたのだ。
そうして市役所まで着き、中に入るとすぐ応接室に案内された。しばらくすると職員らしき人物が現れ説明してくれた。

職員は何と言った?
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職員「あまり大きな声では言えないんですが……実は領主の娘さんが誘拐されいまして。その……返してほしければ魔術学院を廃校にしろと脅迫を受けてまして……」

リオン「領主の娘ってまさか……リフィーラですか?!」

シオン「私達の妹が……!?一体誰に、どうやって……?」

職員「それがその……どうにもかの有名な盗賊団<風迅翼>の仕業ではないかと睨んでいるのですが……」

<風迅翼>と言うのはここ王都を中心に活動する悪名高い泥棒集団のことだ、盗品は主に美術品であり絵画や宝石などがメインだとも言われている。
その為、貴族の家では警備を強化したりするのだが、それにもかかわらず事盗まれてしまう事例が多い事で有名であったりする。
最近では国から懸賞金を掛けて犯人を捕らえようとしていたりと色々と問題視されているとかいないとかだ。

サーシャ「まって!そんな盗賊共が何でこの学校に関係あるのよ?!」

リオン「うん……それにどうしてウチの妹がターゲットにされたのかも分からないよね」

ミオンは二人とと違って体が弱くて病気がちで、しょっちゅう家で寝込んでいる事が多い。だから外を歩く事もままならないくらい体力もない。
僕が朝学校に向かう前には確かに普通に話していたはずなのだけ、それにタイミングがおかしいような気がどうしても拭えない。
廃校は前々から言われていたのだから、何故今更領主の娘を攫ってまで要求してきたのだろうか?

職員「領主の娘なら人質としての価値がありますからね、何故廃校を要求してくるのかは分かりませんが」

結局この後、詳しい情報が何もないままその日は解散となった。
一応妹の捜索にも尽力してみるけど、期待しない方がいいかもと言っていた。
帰り道で皆考えていたのだけど、何か大きな力が働いている気がしてならなかったからだ。


盗賊は何故廃校を要求した?
下1
その大きな力とは一体?
下2



そのころミオンを誘拐した盗賊団はというと、依頼主でとある王国の大臣との密会をしている真っ最中だった。

大臣「あの魔術学院を潰して跡地をテーマパークにする件なのだが、ちゃんとあの領主の娘は誘拐してくれているんだろうな?」

盗賊の頭「勿論ですよ……俺に傷を負わせた男はあの魔術学院の出身なんだ!そんな男と同じ学び舎なんざあってほしくねーからな!」

大臣は計画通りに物事が進んでいる事に満足していた。これで邪魔なものは排除出来てかつ大金が入ると考えれば笑いが止まらなかったようだ。

一方その頃のリオン達はというと、屋敷に戻ってきて今後の対策について話し合っていた。
とりあえずしばらくは役所の報告待ちになってしまうためしばらく様子見するしかなそうだという話だった。
それでも納得できないのがるシオンだった。

シオン「くっ!こうなったら私が直接乗り込んで助けて来ます!」

リオン「いやいやそれは危ないでしょ!それに盗賊団が何処に居るかなんて知らないんだしどうしようもないよ!下手に動くと怪我をするかもしれないよ!?」

シオンは龍の血が濃いので、並みの人間よりも凄く強いけれど流石に危険すぎるよと思ってしまうのだ。
そんな事を考えてると、庭の方が騒がしいことに気がつき僕は窓からこっそり覗くことにしたのだ。
そこにはなんと、謎のメイドさんの姿があったからだ。

リオン「えぇっ?!あの人一体何者?」

シオン「うちにあんな人いたっけ?新しく雇ったのかしら?でも見たこともないわね」

そんなことを考えながらメイドさんを見ていたのだが、僕は驚きのあまり叫んでしまっていたのだ。

なぜリオンは叫んだのか
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何故ならそのメイドさんは鬼のような形相で走り回り、まるで暴れているようだったのだから。
それを見ていた僕らはますますわけが分からなくなってしまったのだった。

メイド?「あぁもうムカつくぅ!!ミオン様を連れてった奴らは絶対に許さなぁーい!!」

リオン「ど、どうやらうちのメイドさんみたいだね……しかもすごく怒ってるみたい」

シオン「あれじゃあメイドと言うよりも狂戦士ね……物騒だわ」

完全に人離れしてるように見える程の力強さを見せる彼女を見て、恐怖すら感じたほどである。
そうこうしているうちに屋敷中を掃除し始めたようだったが、そこは流石のプロと言える手際の良さだった。
彼女のお陰で庭中がすぐに綺麗になった。すると突然僕の方を睨みつけてきたようで、一瞬心臓が飛び出そうになるほどに驚いてしまった。
すぐに彼女はどこかに消えてしまったみたいだった。

リオン「あ、アレ……?消えた?」

シオン「一体何処に行っちゃったのかしら?」

二人が呆然としていると、今度は玄関の扉が激しく叩かれた。その音は先程の音とは比にならないくらいで、扉を壊してしまうんじゃないかと思う程だった。
あまりに衝撃的な出来事の連続ですっかり疲れ果ててしまっていた僕だったが、いつまでもこのままというわけにもいかないので渋々玄関のドアを開けることにしたのだ。

リオン「はぁい、どなたでしょうかぁ~……」

扉を開けるとそこにいたのは、何と先ほど庭で暴れていたメイドさんだったのだ。
相変わらず凄い気迫を放ちながらこちらを睨んできている為、非常に恐ろしく思えて仕方がなかったのだ。
そんな時、彼女が口を開いて、話しかけてきたのだ。

メイド?「ねぇリオン様……ミオンお嬢様を助けたいんだよね?だったら私の話を聞・い・て・く・れ・な・い・か・な・ぁ~……?」

リオン「えっと……確かに助けたいとは思ってたけど……あ、貴女ははいったい誰なんですか?貴方みたいな人見かけた覚えが無いんですが……」

シオン「そうね……こんな物騒な人なんか見た記憶ないわ」

そのメイドの正体とは?
下1

メイド?「……いいわ特別に教えてあげるわよ、私は貴方たちのお父様に雇われた密偵なのよ!」

二人はあまりの急展開にびっくりしてしまいその場で硬直してしまっていた。そんな様子をお構いなしに話は続いた。
メイド(密偵)曰く、以前から国の中に怪しい動きをしていた貴族がおり、それを調べるのが彼女の役目だったというわけだ。
貴族を調べた所犯罪の証拠がいくつか未来かったので、最近本格的に捜査を開始したらしい。

リオン「そ、そうなんですね……でも何で暴れていたんですか?」

メイド改め密偵「だってぇ~!こいつら悪い事ばっか企んでんだもん、イライラしちゃってさぁー♪」

笑顔はとても可愛らしく感じるのだが、どうも怖いものは怖かったので苦笑いしかできなかったのだった。
しかし僕らの父さんはとんでもない人材を抱えてるんだなあと思ってしまった。
そしてその後詳しく話を聞いてみると、今まで調べて分かったことを話してくれたのだった。

リオン「そ、それで……!?妹を攫った奴等の場所はわかったんですか?」

密偵「まぁ慌てないで、先ずは順を追って説明するわ。まず盗賊が魔術学院を狙った理由は、あそこの卒業生である討伐隊の隊長にに恨みがあるそうだからね。名前はカシューって言うんだけど、そいつって隊長に捕まりかけて顔に傷を負わされたって話なんだ」

シオン「なにそれ……完全な逆恨みじゃない」

密偵「それで二つ目なんだけど、どうも科学を発展させたい隣国が関わっているっぽいんだけど、どうにもその大臣が盗賊団に誘拐を依頼したみたいなんだよね」

確かに科学の発展により魔術は衰退しているが、今より便利になるのなら何をしても良いと考えているのだろうか?
何というか、もっと別の方法があったのではと思わずにはいられなかったのだ。シオンも同じような意見なのか少し複雑な表情を見せていた。
とにかく、そこまで分かれば後は相手の尻尾を掴んで捕まえるだけという事だ、そうすればこれ以上被害が出ずにすむだろう。

リオン「それで……盗賊団の居場所は!?妹のミオンは大丈夫なんでしょうか?!」

ミオンを誘拐した盗賊団の居所は判明しているか?
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密偵「判明してるわ!今から地図を書いてあげるからちょっと待ってて~」

そう言うとテキパキと必要な情報を集め始めていたのだ。それからものの数分もしない内に書き上がったようだった。
僕達に渡した紙を見てみるとそこには印がついて、その場所はこの国の北西にある森林地帯のようだということが分かった。
その森林地帯は広大な土地を持っていて、そこには様々な生き物が暮らしていると言われていて、魔物も多く出没する危険な場所でもあるのだそうだ。

シオン「なるほど、カルブの大森林のことね……なら話が早いわ、私の力ならどうにでもなるでしょうし」

リオン「え?ちょ、ちょっと待ってよシオン!もしかして森に行って戦うつもりなの?!危険過ぎるって!」

シオンの提案に反対した僕に抗議するかのように顔を近づけてきて、今にも喧嘩が始まりそうなほどピリついた空気が部屋に充満していった。
それでも負けるわけにはいかないと思った僕は引くことはなかったが、シオンは飛び出す様にして家を飛び出してしまったのだった。

リオン「ま、待ってよシオン!!もうっ!何でこんなことになっちゃったんだよ!!」

仕方なく僕も追いかける事にしたのだったが、龍の血が薄い僕では追いつけるわけが無い、置いてかれる事は明らかだった。
シオンはその気になれば翼を出現させて空を飛べるので、すぐに視界から消えて見えなくなってしまった。
途方に暮れていると後ろから肩をトントンと軽く叩かれて振り返ると、なんとそこに居たのはオーディンさんだったのだ。

オーディン「まったく無茶ばかりするのだから困ったものだのう。これだから人間は見ていて飽きぬものじゃわい」

リオン「そ、そんな事よりどうしてここに!?」

驚き過ぎて大声を出してしまうほど気が動転していたのだと思う。でもオーディンさんは特に気にしてない様子だった。
オーディンさんが言うには偶然ここを通っていたのだそうであり、そこで何やら困ってる様子が見えたため声を掛けたらさっきのように言われたそうだった。

オーディン「それよりお主の妹さんの救出だが、ワシも一緒に行くぞ。ほれ、早くせんとシオンに置いてかれてしまうわ」

リオン「そ、それもそうなんですけど……僕は龍の血が薄くて追いつけそうにありませんから……」

龍の血が濃いシオンと違って、僕は翼を出す事も爪を伸ばす事も出来ないのである。
そうなれば当然空を飛ぶ事が出来ないため、移動には時間が掛かってしまうとそう思ったのだけれど、それを聞いたオーディンさんは意外な言葉を掛けてくれたのだ。

オーディン「なーにを言っておる。お主は血が薄いのではないぞ、どの力が発現しておらんだけなのじゃ」

リオン「えっと……それはどういう意味なんですか?」

オーディン「ワシの力ならばお主力を引き出すことが出来るが、その代わりに苦痛が伴うかもしれんのじゃがどうする?」

それはつまりドラゴンの力を覚醒させるかと言う意味であったのだ。僕が悩んだのは一瞬ではあったけど、それをやってもらうことにした。
オーディンさんが僕の頭に手を置いた瞬間、何かが流れ込んでくるかのような感覚に襲われた。やがてそれは全身に行き渡っていき、体中に激痛が走っていくのを感じたのだった。

リオン「ウグァァァァァァァァァァァァァ!?あがっ!?あ、あぁ……!!頭が割れる!痛ぃぃぃ!!」

頭を抱えてもがいてしまい、倒れそうになった所をオーディンさんに支えてもらった。それでも頭痛や耳鳴りなどに襲われ続けまともに動けない状態が続いた。

リオンはどうなった?
下1

リオン「……あ、あぁ……」

しかしその激痛にリオンは耐えきることが出来ず、そのまま命を落としてしまう事になった。
すると、死んだはずのリオンの体がビクビクと痙攣し始めており、膨張しながらその姿を変えていくではないか。
皮膚からは鱗が現れ角も生えていき、更に牙までもが伸びていき鋭いものへと変貌していった。
それは悪竜と呼ぶにふさわしい程の姿で、大きな咆哮を上げたかと思えば暴れ始めたのだ。

オーディン「こ、これはいかん……!強すぎる龍の力に体が耐え切れんかったのか!」

最早その悪竜にリオンとしての意思など存在しておらず、只破壊をまき散らすだけの権化と成り果てていた。
炎を撒き散らし町を焼き払っていくその様はまさに地獄絵図そのもので、もはや誰も手のつけられない状態だった。

オーディン「ぐぅ……力の大半を失ったワシではこの暴れ狂うものを止められない!どうすればよいのだ……!」

しかし何もしなければ街の壊滅は免れないだろうと思い、必死に力を振り絞って結界を張った
だがそれは瞬く間に破壊されてしまい、悪竜は再び町を破壊し始め、オーディンをも踏み潰していった。
そしてとうとう町の消滅が始まったのだ、全てを燃やし尽くしながら大地を侵食していきあっという間に国は消え去ってしまったのだ。

END

は?廃校を阻止するどころか国が滅んでる滅んでるんですが?

やり直すか?それとも別の主人公で始めるか。
新キャラで始める場合は「新キャラで」と既存のキャラで始めるならば、その名前のキャラを

下五までで一番多かったもの

>>58のやり方はちょっと無理があったので、今回はやり直すで行きます

何処からやり直すか
下1

>>39からという事で、職員が何と言ったのかを再安価します
下1

職員「近日全国の魔法学園の代表者を集めて大会が行われるのですが、そこで優秀な成績を残せたら考えを改める……との事です」

魔法学園による大会と言えば魔法を使ったスポーツ、魔法研究、魔導具作成のコンテストなど様々な部門で競うものだったはずだが。
もちろん優秀な学生ばかりでなければならないはずだ。それに上位に入れば国に表彰されたり、その地域に多大な恩恵を与える事ができるなど色々な特典があったりするらしい。
その為生徒達にとっては非常に重要な行事でもあったのだ。
参加人数は一学園につき五人とし、それぞれの部門に一人ずつ代表を出す事で他の学園の生徒たちとも戦うことになるというわけだった。

サーシャ「魔道具の作成なら任せなさい!私、こういうの得意だもの」

シオン「魔法を使ったスポーツなら私が、龍の血のお陰で並みの人よりも体力もあるし運動神経も良い方なので」

確かにサーシャは様々な知識に長けていて博識でもある、時たま実験に失敗して教室で爆発をさせるけどそれも愛嬌のうちだと皆許している。
そしてシオンは勉学が得意で学校のテストでは常に首席にいるくらいなのだ、しかも龍の血のお陰で身体能力も高いというおまけ付きである。

サーシャ「リオン、アンタはどうするの?」

リオン「僕は……」

正直あまり自信がなかった、何せ今まで勉強くらいしかしていなかったから他の事には全く自信がない上に経験もなかったからである。
そんな僕がみんなのように優秀になれるのか?そう思うと途端に不安になってしまった、自分には出来ないんじゃないかと思ってしまったからだ。
でも僕にも得意な事くらいあったんだった。

リオンの得意な事とは?
下1

僕は人よりも食べる食事の量がとても多い。それこそ成人男性の二倍は優に超えているからだ。
そのせいでいつもお腹を空かせてしまっていたから趣味で料理をする事が多くなっていたため今ではすっかり料理長並の腕前になっていたのだ。

リオン「でもそれって役に立つのかな……?大食いや料理の腕が役に立ちそうな競技なんてあるかなぁ?」

大会で行われる競技の内容は毎年変わり、その年によって変わってくるのだから僕には分からない。
確か去年は魔術を用いたレースや知識を試されるクイズ、魔導具作成の速さを競ったり、魔法を使ってのバトルだったりしたと思う。
ともかく、今年度に行われる競技の中で大食いか料理の腕を競うような物があれば有利ではあるのは確かだった。

職員「それでは、参加という事で宜しいですかな?」

サーシャ「もちろんよ!」

シオン「私も良いですよ」

リオン「……ぼ、僕もそれでお願いします!」

こうして僕らの通う学園は参加を表明し、代表者五名を選出する事が決まったのだった。
その為に各クラスの担任と話し合うことになったのだが、候補者は当然優秀な者から選ばれることになり意見交換を行う事になった。
先ず3年から順に見ていく事となったのだが、三年からは委員長の『エイル』と副委員の『アンナ』と『アレック』が候補として選ばれたようだった。
そして2年からはサーシャと『ライアス』という男子生徒、そして『イリス』が選ばれたようだ。
1年からは満場一致でシオンの名前が上がり、他にも『リン』と言う女子生徒や『ナスタージャ』『カティナ』の名前もあった。

リオンは候補者に選ばれた?
下1

リオン「僕も選ばれたけれど……良かったのだろうか?足を引っ張ってしまうかもしれないと思うと申し訳ない気持ちになるんだよなぁ」

それぞれの学年から三人ずつ、合計で九人の候補者が選ばれてから改めて代表者五名を選ぶための試験が後日行われる事になった。
当然知勇兼備を兼ね備えているような者が代表者になれるのだが、僕自身も頭はいい方だとは思うけれど武術に関しては特にこれと言った物はないからなぁ、難しいよ。

リオン「試験に向けて特訓するしか無いのかもしれないな……こうなったらとことんやってみようか」

そう心に決めて家に帰り明日から授業とは別に、自分なりに体幹トレーニングを行っておこうと思ったのだ。
シオンは僕なんかより運動能力が優れているから一緒にやった方が効果的かもと思ったし、その方がお互いに教え合えるしレベルアップに繋がると考えたのだ。

シオン「兄さまは体力がない。全然ないからもっと鍛えないとダメだと思う」

リオン「そ、それを言われちゃうと耳が痛いんだけどね……」

サーシャ「おーい!早くしないと置いてっちゃうわよ?」

リオン「えっ!?ちょっと待ってよー」

まだ筋肉痛が残っているというのに体を激しく動かす事は控えたかったけど、これも代表者になる為には必要だと思ったので、重い腰をゆっくりと上げたのだった。
あれから毎日のように鍛錬を続けたおかげで何とか形にはなってきたと自分では思うんだけど、流石に辛いものは辛かった。

でも泣き言なんて言ってられないのでやれるとこまでやろうと決めたんだ。
サーシャもそれなりにメニューを考えてくれていたみたいで、基礎体力作りなどは楽になったのだけど問題は実践形式の戦いを想定しての訓練になったことだった。

リオン「そ、それで……僕は誰と戦えば良いのかな……?」

シオン「勿論相手は私に決まっています。兄さまの現在の実力を把握しておかなくてはなりませんからね」

リオン「いやいや、僕じゃシオンには勝てないってば!」

サーシャ「何泣き言言ってんのよ?そんな事言っても無駄なんだからさっさと始めなさいよ!」

そして僕とシオンは今学園のグラウンドの中央で、向かい合うようにして立っていた。
やはり魔法を使った模擬戦と言う事で、魔法障壁が施されており万が一の場合にも耐えられるようになっていた。
因みにこれは全校生徒が自由に使っていいことになっているものである。この空間内では外からの魔法攻撃を防ぐことができる優れものだ。なので思いっきり戦えるわけだね。

シオン「どこからでもどうぞ、兄さまの実力を見せて」

リオン「お、お手柔らかにお願いいたします……!」

そう言うとさっそく魔法による火球を作り出し撃ち放ってきた。
その速度はとてもじゃないが避けれるものではなかった為、防御魔法を咄嗟に発動して防ぐことにしたのだった。

リオン「うわぁ!?」

シオン「兄さま、この程度の魔法が避けられないなら代表者は無理。もっと本気出して」

リオン「ご、ごめん!ちゃんとやるよ……」

どうやら手を抜くことは許されないようだったので覚悟を決めて今度はこちらから攻めることにしたのだ。

結局リオンはどうなった?
下1

「手も足も出ずボコボコにされるが最後一瞬だけ魔翌力が上がった…様な感覚があった気がしたが別に気のせいだった」

という事で、続きはまた明日。

それから数分の間打ち合いを続けていたが、手も足も出ずボコボコにされてしまい既に力尽きて倒れていたのだ。
なんか最後の方には魔力が上がった様な感気もしたけれど、それも結局気のせいだったようで余計にガッカリさせられた気分だった。

シオン「まだまだ私には及ばないようですね……これじゃ到底大会に出ることは出来ませんね……」

サーシャ「ホントよねぇ……このままだと結果も目に見えてるわよ?」

リオン「シオンは学園最強じゃん……そんな人に勝てって言われても無理な話だよ……って言うかそもそも僕は大会だって出ない方が良いかもしれないし」

こんな情けない姿を皆に晒してしまうくらいなら、代表にならない方がいいのかもしれないとさえ思えてしまったからだ。
そんな弱音を吐く僕を二人は励ましてくれていた、決して諦めたら駄目だって。例えどんな酷い結果が出ても後悔だけはしてはいけないって言ってくれるんだ。
二人の言う通り、僕の出来る限りの力を見せるしかない、そう思った矢先の事だった。
校長先生の姿が見えたかと思うと、そのままこちらへと向かって歩いてきたのだ。

校長「君達、頑張っておるようだな。候補者たちを見て回っていたところなのだが、君達二人の訓練風景が目に入ったものでな、少し気になって様子を見にきたぞ」

シオン「校長先生……ありがとうございます。」

校長先生はしばらく僕達の練習を眺めているようだったが、時折アドバイスをしてくれたりもした。
校長先生の教え方は的確であり分かりやすかったこともあり、すぐに上達することができたような気がしたのだった。

そして数日後遂に審査が行われることになったのだ。この審査で代表者が選出される事になるわけだが、一体誰が選ばれることになるんだろう?
職員達がそれぞれの各クラスの立候補者達の前に並び立ち、それぞれが自身の持つ技術を披露する事になったのである。

教師E「それでは一年生から順に、名前を呼ばれた者から前に出て披露してもらいます。準備は宜しいですか?」

教師F「先ずはシオンさん、前へ来てください」

生徒達は先生に呼ばれた順に、一年間学んだ事を応用させて新しい技を披露したりして審査員にアピールしていたのだった。
自分の得意なものや研究を重ねて作り上げた物を、自信満々に見せて評価を待ち望んでいた。
そんな中、ついに自分達の番が回って来たのだが、緊張のあまり頭の中は真っ白になり、何も考えられなかった。

リオン(ど、どうしよう……!何も考えられないまま出番になっちゃったよ!)

そんな焦りを抱きながらも、時間は無情にも過ぎ去っていくばかりである。
このまま失敗してしまったらどうしようかと考え始めている時、

その時、どうなった?
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このまま失敗してしまったらどうしようかと考え始めている時、サーシャの声が聞こえてきたのだ。

サーシャ「リオン!!アンタらしくもないわねぇ……しっかりしなさいよ!!」

そんな叱咤激励のような言葉にハッと我に返ったことで我に返ることが出来たのだった。そうだ、いつまでもウジウジ悩んでいる訳にはいかないよね。
ここで自分が頑張らないでどうするんだという気持ちになって気合いを入れ直し、気持ちを切り替える事にした。

リオン(そうだ……もうやるしかないんだ、僕も前に進まないと……!)

そう思い込むと不思議と先程まで抱いていた不安は何処かへ消え失せ心は澄み切り、自分でも驚くようなパフォーマンスをやってみせたのだ。
そしてその後は別の生徒と入れ替わり、次々と進んで行ってようやく全ての生徒の演技が終了したようだった。
点数の高い五名が代表者に選ばれ晴れて大会に出られる事となるのだが。果たして結果はどうなるのだろうか。

教師E「それでは、五名の代表選手の発表をしたいと思います」

リオン(ううっ……ドキドキしてきちゃったな。僕が代表者になれるかどうかがかかっているんだから当然だよね……)

シオン(私は当然として、兄さまはどうなのかしら?)

サーシャ(私は上手くいったし多分大丈夫だと思うんだけどなぁ〜)

それぞれ緊張した面持ちで発表を待っていたのだが、いよいよ発表される事になったようだ。

校長「では最後に……リオン!以上の五名が代表者として登録されることになった!」

リオン(え……っ!?ほ、本当に僕が代表になれたっていうの……?)

シオン「よかったですね、リオン兄さま」

サーシャ「まぁ私なら間違いなく選ばれるとは思っていたけど、やっぱりちょっと嬉しいわね〜」

予想していなかったことに困惑していると、二人からもお祝いの言葉をかけられて更に動揺するばかりだった。

こうして無事大会のメンバーが決まった事で安心したのも束の間で、これから暫くの間は出場に向けてひたすら鍛錬を続ける日々が続くことになったのだ。
とにかく、僕にできることを精一杯やって、悔いのない大会にできるよう頑張ろうと思ったのだった。

それから数ヵ月後、ようやく大会の日を迎え、僕らは会場へと足を運んだのだった。
そこには沢山の観客で溢れてってかなりの賑わいを見せており、観客席だけでもかなりの広さを誇っていたんだ。

サーシャ「うわぁ~、凄いお客さんの数だわ〜!」

シオン「うん、それだけ注目されている証拠でもあると思うから、頑張って取り組まないと」

リオン「あ……あはは……そうだね……」

サーシャやシオン達は緊張している様子が全く見られないんだよね……そりゃあ二人とも学年で一番の成績を修めている訳だし。
それでも僕だって必死に努力してきた訳だし自信が無いわけじゃない。そう自分に言い聞かせて気を落ち着かせることにした。

教師G「受付を済ませたから、皆は控え室へ向かっちゃっていいよ~!」

他の選手達も各々指示に従って移動していたので、僕達も指定された場所へ向かうことにした。
今回の種目に大食いや料理の腕が問われるものがあればいいけど、果たしてどうなんだろう?

コンマ下1、50以上で在る。
あった場合コンマ下2、50以上で料理の腕、以下で大食い

教師G「今回行われる競技の内容が分かったから、今から説明するわよ!」

リオン(大食いか料理の腕を見るようなものがあればいいんだけど……)

そうして先生が説明し始めると、全部で五種目あってその内容は次の通りだそうだ。
1【魔法を用いたレース】
これは魔法を用いて妨害を掻い潜りながらゴールを目指すものである。
2【魔法を用いたバトル】
これは一対一のトーナメント形式で行われるものだ。
3【魔法の知識を問われるクイズ勝負】
これは早押しや筆記等を行う事で競い合う物になるらしい。
4【魔法道具の発明対決】
これは速さや品質などを総合的に見て勝敗が決まる。
5【魔法による仮想狩対決】
これは魔法で作られたダミーの動物をどれだけ多く倒せるかを競うものらしい。

教師G「それじゃ、誰がどれに出るか決めてもらうわ~」

リオン(シオンはバトルだろうし、サーシャは魔法道具造りの方……僕はどうしようかなぁ……)

コンマ下1
0~32 【魔法を用いたレース】
33~65 【魔法の知識を問われるクイズ勝負】
66~99 【魔法による仮想狩対決】

リオン(クイズならまだなんとかなるかもしれなかったけど……狩対決かぁ)

それから数十分後、開会式を経ていよいよ大会が始まった。
最初のプログラムである魔法を用いたレースが行われることになり、そこからどんどん競技が消化されて行ったんだ。
入賞を狙うなら少なくとも三つ以上の競技で勝必要があるんだけど、なかなか苦戦を強いられていた。

リオン「僕の競技はまだ先だけど、なんだか緊張してきちゃうよ……」

サーシャ「大丈夫よ!この調子なら問題無いでしょ」

シオン「私も同意見です」

確かに今のところ問題なく順調に進んでいたように思えたけれど、この先に待ち受ける波乱な出来事を前にするとどうなるか分からなかったからね。
不安な気持ちを胸に抱きつつも、今はただ信じて進むしかないのだと心に決めていた。
その後各種目で白熱した試合が繰り広げられて行き、あっという間に全ての競技が終わったのだった。
そして最終順位の発表がなされることとなり、優勝するのは誰かという話題で盛り上がりを見せていた。

コンマ下1
0~19 勝利数1
20~39 勝利数2
40~59 勝利数3
60~79 勝利数4
80~99 勝利数5

勝利数3以上で入賞し廃校阻止


「それでは結果発表へと移りたいと思います!それでは先ず第3位!」

リオン(僕達の学校は何位なのかな……?)

そんな事を考えているうちに、第三位の学校が発表されるようだった。果たしてどんな結果が出るのか?

「第三位の学校の名は……『オリンフィア魔術学院』!!」

第三位は僕達の学園ではないようで少し安心はしたものの、もしかしたら三位にすら入らなかったかもしれないという事を考えると複雑な気持ちになってしまった。

「第二位の学校の名は……『リフィール魔術学園』!!」

リオン(え……え!?今二位になったって言ったよね!?)

シオン「やりました、これで廃校は撤回されますね……!」

サーシャ「やったやったぁ〜!一位じゃなかったけど、これで廃校はなくなったってことよね!」

教師G「そうね!まさかここまで来るとは思わなかったわぁ~!!流石としか言いようがないわねぇ!」

そんなやり取りをしている横で、僕は唖然としていたのだった。でもそれ以上に嬉しく思っていたんだ。自分の母校が守れたのだから。
そんな歓喜に満ち溢れた気分になって、暫くしてから表彰式が行われることになったんだ。

まずは第一位の学校に賞状と記念品が贈られ、続いて第二位と三位の学校にも同じように渡される事となり、表彰台へと上ることになった。
そして今回の大会の全行程は終了し、無事に幕を閉じる事となったのだ。
こうして僕らの代表となった生徒達は、自分達の学校へと戻る事となるのだった。

その翌日のこと、校長先生に呼び出された代表者達は校長先生からは感謝の言葉と共に労いの言葉が掛けられていたようだった。

校長「今回はご苦労だった、諸君らの活躍のおかげで廃校は撤回とされることになった」

シオン「はい、ありがとうございます」

サーシャ「ま、私がいるんだから当然の結果よぉ~」

リオン「うん、皆で力を合わせたからこその成果だと思うよ!」

こうして、何とかして廃校を撤回することに成功した僕たちは、いつもの生活へと戻っていく事になったのである。

END

なんかAIは展開を急ぎすぎじゃないか?まぁ、無事廃校は阻止されたのでリオンの物語は終わり。
もっとぶっ飛んだ内容になれば面白かったのだけれど……

なんか早く終わってしまったので、次の主人公
主人公の名前、下1
性別、下2
職業、下3

名前は藤宮明人、性別は男、職業は大学生と言う事で始めていきます

と、思いましたが、今回はジャンルも決めたいと思います
ファンタジー、ホラー、サスペンス、何でも良いです。

下1

俺の名前は藤宮明人。
大学では講義もさぼって遊び歩くのがほとんどで、たまにちゃんと受けても寝てるからあんまり単位は取れていない。

明人「はあ……」

だから今日も今日とて講義をサボって街をブラブラしていたが、何もやることがないというのもなかなかに暇なものだ。

明人(あーあ、ゲームでもしてたいけど……今月金欠だしなあ)

そう、俺は金欠だった。バイトで稼いだ金も遊ぶことに金を使ってしまうから全然ない。
それに、今はちょっと遊ぶ気分でもないしな。そんなことを考えながら街中を歩いていると……

ドカーン!!

突然街の中心から爆発音が聞こえてきた。
なんだなんだと騒ぎながら人が集まっている。
俺は野次馬の一人になってその様子を眺めていた。すると、その爆発のした場所から何かが飛びだしてきた。あれは……ドラゴン!?
いや、よく見ると

よく見ると?
下1

いや、よく見るとアレは女の子であり、ドラゴン等何処にもいなかった。

明人「女の子!?翼と尻尾と角が生えた!?」

しかもよく見ると背中には剣を背負っている。
まるで異世界ファンタジーもののゲームのヒロインみたいな格好をしていて、その周りを黒服の男やロボット達が囲んでいる。
明らかに異常事態だが、女の子はまるで意に介していないかのように平然としている。

???「さあ、かかってきなさい!全員私が倒します!」

そう言って女の子が剣を振り下ろすと同時に衝撃波のようなものが放たれ、周囲の黒服や機械達は吹き飛ばされた。

黒服達「ぐわあああああああ!!」

そして黒服達を蹴散らした後、女の子は剣を鞘に納める。
すると彼女の背中から羽が消えて、翼と尻尾が消えていく。どうやら変身していただけらしい。
彼女は一息ついた後にこっちを見て、俺と目が合う。

???「……あ」

明人「あっ」

お互いに見詰め合ったまま固まる。
これはもしや……俺が運命の出会いってやつ?そんな馬鹿なこと考えてたら彼女がこっちに駆け寄ってきた。

??「やっと見つけました!貴方が私のパートナーなんですね?」

明人「え?なんのことだかさっぱりなんだが……」

いきなりそんなこと言われても訳がわからないぞ。俺には全く身に覚えがないしな。
そんな俺の困惑も無視して、彼女……自称天使は俺の手を握ってくる。

???「よかった、本当に見つけられるか心配でしたけど無事に会えて安心しました!」

明人「い、いや、だからなんなんだよこれ、説明してくれよ」
???「説明ですか?わかりました!私の名前はフィアと言います」

フィアと名乗った少女によるとこうらしい。
ある日のこと、天界ではとある重大な問題が発生したらしい。

その重大な問題とは?
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それは天界で大人気のパティシエが逃亡せいで、天界では凄まじいケーキロスが蔓延しているらしい。
なんでもそれのせいで神様は激おこプンプン丸で、何とかする為に天使を下界に送り込んだそうだ。
んで、神様からは必ず見つけて連れてくるように言われているそうだが、何だよそのアホな話は。

フィア「というわけで私達はこれから二人で頑張りましょうね♪」

明人「いやいや待て待て待て。なんで俺なんだ?俺は只の大学生だぞ?」

フィア「いいえ、貴方じゃなきゃ駄目なんです。私は貴方に一目ぼれしてしまったんです!」

明人「ええぇ……ってかさっきの黒服ともとロボットはなんだったんだよ」

フィア「さぁ?あいつらなんか知りませんよ。ただ邪魔だったので倒しただけですし」

とにかくコイツは普通じゃないみたいだし、関わっちゃいけない気がしたから逃げようとしたら、 襟首を掴んできやがった。
フィアは俺を引きずっていく。抵抗むなしく俺はそのまま何処かへと連れて行かれてしまうのだった。

明人「嫌だー!離せー!誘拐されるー!!!」

あれからどれだけ時間が経っただろうか。
気が付くと俺達はどこかのマンションの一室にいた。部屋には生活に必要な物しかなく、家具はほとんどない殺風景な部屋だった。

フィア「とりあえずここが私達の拠点です」

明人「お家に帰してくださーい!!」

フィア「嫌でーす♪」

そう言うと再び俺を引っ張り出し、椅子に座らせた。俺も諦めがついて大人しく座ることにする。
ちなみに椅子に座った途端、目の前のテーブルに飲み物が入ったコップが置かれた。まあお茶だろうけど。

明人「ふぅ……落ち着いた所で聞かせてくれ。どうして俺がお前のパートナーなんだ?」

フィア「

フィアはなんて言った?
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フィア「貴方が将来大罪を犯すからです!」

明人「罪~!?何言ってんだお前!?」

フィア「貴方は必ず多くの人間を傷つけます!そう!絶対!!何故なら貴方にはその片鱗が見えるから!」

こいつ無茶苦茶言ってやがる。初対面の人間をいきなり悪人扱いとか頭おかしいんじゃないのか?
いや、そもそもこいつは一体なんなのかさっぱりわからんのだが。少なくとも普通の人間じゃないのはもうわかってるけどさ。

明人「っていうかまず証拠でもあんのかよ」

フィア「そうですねぇ……例えば貴方が学校サボって遊び回ってたこととかですかね」

確かに俺はよく友達とカラオケ行ったりゲーセン行って遊んだりしてるけどよ、なんでそれで疑われなきゃいけねえんだ?わけわかんねえよほんと。
しかしそれだけじゃまだ納得いかない部分もあるんだよな。

明人「じゃあ具体的にどうやって俺が罪人になるんだ?」

フィア「そうですね。具体的には通り魔をしたり……轢き逃げを働いたりなんてどうでしょう?」

明人「どうなんでしょうじゃねえだろおいコラ!」

ふざけんなよコイツ!こんな適当な推理で俺の人生を台無しにされてたまるかっての。
やっぱり逃げるしかない。そう思ってドアに向かって走り出そうとしたが、次の瞬間には後ろに回りこまれていた。

フィア「逃がしませんよ~!」

がっちりホールドされているので振りほどけない。というかめちゃくちゃ力強いんだけどこの子。力強すぎんだろちくしょう。
それからしばらく暴れまわったものの、結局全く解ける気がしないまま力尽きるのだった。
仕方ないから真面目に話を聞くことにしたんだが……どうも胡散臭いなこの女。

明人「はぁ……わかったよ。話を聞かせてもらおうか」

フィア「はい♪最初からそうすればいいんです」

偉そうに言いやがってこの野郎。まあいいさ、こうなったら何が何でも絶対に無実を証明してやるからな!覚悟しろよ自称天使様よぉ!
フィアの説明によるとこうだ。俺と彼女がパートナーとして行動すれば運命を改変することができるらしい。

フィア「私と貴方の力を合わせれば未来をいい方向に変えていくことができるのです!」

明人「その運命の書き換えって何だ?」

フィア「貴方が頑張って天界の為に一所懸命お仕事をして、皆から褒め称えられて人気者になる事です!」

明人「それはつまりあれか?俺は何か凄く大きな事をしなきゃならんのか?」

フィア「そういうことですね」

おいおい勘弁してくれよ。なんでそんな面倒くさいことをせにゃならんのだ。
だいたい俺に何をしろっていうの?天使共と一緒に悪い悪魔やモンスター達をやっつけて世界平和に貢献するのか?
無理無理。どう考えても俺には無理だぜそんなもん。

明人「あーやっぱ止めとこ、そういうのは専門外だわ」

フィア「何言ってんですか?凡人の貴方にそんな事期待したりしないですよ」

明人「……ん?今俺のこと馬鹿にした?」

フィアの言葉にカチンときてしまった俺は、ついカッとなって椅子から勢いよく立ち上がる。
それを見た彼女は余裕そうに笑っていた。ムカつくなぁオイ。

フィア「だから、天界のケーキロス問題を解決しないといけないって、さっき言ったじゃないですかぁ~」

明人「ぐぬぬぅ……そ、そりゃそう言ったけどさぁ……」

それを言われると言い返せないんだよなぁ……実際問題どうすればいいのかわからないわけだしね。
うーむ、困ったもんだ。どうしよう?いや本当にマジでどうすれば良いのよこれ。まさかここまでとは誰も思わなかったぞ畜生めが。

フィア「さあ、私を信じて一緒に頑張りましょうね♪」

明人「んな簡単に言われてもなあ……まず何をすればいいんだ?」

フィア「

フィアはなんて言った?
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フィア「実は私には才能を見抜く魔眼がありまして……」

そう言いながら彼女の目の周りに光が集まっていく。
まるで漫画で見たビームアイみたいに輝きだした目をこっちに向けながら語りだす彼女。ぶっちゃけちょっと怖いんですが。

明人「ああそうかよ凄いなそりゃあ……で?」

フィア「あ、信じてませんね?いいですか?これは嘘偽りのない事実ですからね?貴方には神をも満足させられるパティシエになれる才能があるんです!」

あ~はいはいそうですかありがとうございます~。
いやまあね、そんなこと言われた所で実感が沸かないんですけど。大体俺にそんな能力があるなら今頃ケーキ屋でも開いてますよええ。

フィア「だからまずは料理のお勉強から始めましょう!」

明人「やだって言ったらどうする?」

フィア「え?言うこと聞いてくれるまで放しませんけどそれがなにか?」

笑顔で答えるの止めろよおっかないからさ。ったくもうどうなっても知らないぞ俺は。諦めた俺は仕方がなく了承することにした。
そして俺の本格的なケーキ修行が始まったわけだが……その成果は悲惨だった。
そもそもやったことないのは勿論のこと、今までろくにお菓子なんて作ったこともないド素人だからな。

フィア「まっず……!!おっかしいですねぇ、ちゃんとレシピ通りにやったはずなんですけどねぇ」

明人「お前バカにしてんのか!?」

フィア「いえいえそんな滅相もない!こんなに酷いものは初めて見ましたよ!」

ああそうかい、そいつはありがとさんですわクソッたれ!悪かったなどうせ不器用だよ俺は!!!
だが今は悔しくなんてないもんね!!いずれ見返してやるんだからな覚えとけよコンチクショウ!!!!
そんなこんなの毎日が続いていったある日、とある転機が訪れることになるのだった――

その転機とは?
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ようやく家に帰れることになり、ホッと一息つく俺達であったが……
チャイムが鳴り響き、玄関を開くとそこにいたのは幼稚園の頃からの幼馴染である女性であった。

???「久しぶりね藤宮君、一人暮らしはどう?心配だから様子を見に来てあげたわよ」

明人「おー久々だな、わざわざありがとなー」

そう言って軽く挨拶をする俺だったが、彼女の名前が思い出せないことに気付いた。
うーん、名前何だっけ? そんな俺を見て呆れた表情をしながら近付いてくる女の子。そうそう、名前は確か―

???「もしかして忘れたのかしら?」

明人「あっとすまねえ、えーと……?」

???「……雫よ、朝霧雫。いい加減覚えてほしいわね」

思い出した、朝霧だったなコイツの名前は。昔からの付き合いではあるけれど最近は疎遠気味だったから、完全に頭から抜けちゃってたよ。
とにかく久々に会ったのだから、立ち話というのもなんだから中に入るように言う。

雫「なにこれ?貴方ケーキ作りなんてやってたかしら」

明人「いやいや違うんだよコレはさ――」

雫「……貴方それ本気で言ってるの?」

明人「ま、マジだよ……何で呆れ顔するんだよお前」

そういう反応されるとは思わなかったからなんか辛いんですけど。てか普通驚くと思うんだけどなあ。

雫「私、今パティシエの専門学校に通ってるからケーキに関しては色々詳しいし教えれることは多いと思うのよね」

明人「おおっマジか助かる!さすがは俺の親友だぜ!」

こうして頼もしい味方が出来て心強くなったわけだ。これで少しは安心できそうだぜ。
あとはこのまま順調にいけばいいんだがな。
翌日からさっそく特訓開始となるのだが、当然失敗することばかりだった。まあ当たり前なんだけどさ。だってまともに作ったことも無ければ習ったことすらないんだからね!

雫「駄目ね……基礎からもう一度やり直すべきね」

明人「はい先生!」

雫「ほらさっさと手を動かしなさい」

そんな感じに何度も練習を重ねることで少しずつコツを掴んでいき、徐々に上手くなっていくようになる。
最初はあんなに酷かったものとは思えないくらいだ。自分でも上達してるのがわかるとやる気が出てきて俄然ヤル気が出てきちゃうよね!
気付けば一週間が過ぎていたが、まだ完成には程遠い状態であったが、俺は既に飽きかけていたりする。

明人「まだこんな状態かよー飽きたわぁ……」

雫「そんなこと言ってないで早く作りなさいよ。まだまだやること残ってるんだから」

俺の愚痴をぴしゃりと注意する彼女に言われて渋々作業を再開することにする。ううむ中々進まないものだね全くよぉ!!
ちなみにフィアは現在別の仕事で留守にしている為、ここにはいない。あの駄天使がここに居なくてホント良かったわマジで。
アイツがいると余計ややこしくなっちゃいそうだからな、あいつが居ないおかげでスムーズに進められているのも事実だしな。

明人「はぁ……終わったぁー!!」

フィア「お疲れ様です♪だいぶ出来るようになりましたね!」

明人「いつの間に帰ってきたんだお前は!?」

雫「

雫はなんて言った?
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雫「あ、貴女は昔明人の両親を殺したキチガイ女!?なぜここに!!」

フィア「誰がキチガイですか!私はちゃんとした天使ですよ失礼な!」

明人「いやいやいやいや、何言ってんコイツら!?意味わかんねえよおい!!」

雫「明人の大切な家族を奪った悪魔!!まさか再び出会うことになろうとは……!」

フィア「ですから別に殺していないと言っているじゃないですか!」

それからというもの、なぜかお互いを睨みあって口喧嘩を始める二人。
しばらく言い争っているみたいだが埒があかないのか、二人とも疲れてしまっているみたいだった。

明人「おいおいお前ら落ち着けって、一体何でこうなったんだ?」

俺が間に割って入るとピタリと止み、今度は俺の方に詰め寄ってくる二人に嫌な予感しかしないのですがこれは一体。

フィア「この人が悪いんですよ!」
雫「こいつが全部悪いのよ!」

おいちょっと待てお前ら。俺を無視してまた言い争いを始めているみたいだしさぁ、もう勝手にしてくれよなって感じだわマジで。


れから二人はヒートアップしていき、やがて殴り合いにまで発展してしまったのだが、途中で俺が止めに入ったことでなんとか沈静化出来たのだった。
しかし……何故二人があんな発言をしたのか、その理由はまだ俺にはわからないままだったのだった―――

結局この日一日は特に何もなかったのだけれど、それでも色々とありすぎて頭が混乱しているせいかよく眠れなかった。
翌朝鏡の前に立つ俺の顔からは生気が失われており、それはもう酷い有様だったのだ。

明人「うっへぇ……こりゃひどいな」

フィア「どうしたんですかぁ~?そんな辛そうな表情を浮かべてぇ~♪」

そこにいつの間にか現れていたのか、妙に甘ったるい声で話し掛けてくる自称天使様を見て、俺は無性にイラっとしてしまった。
なんでかって聞かれたらそれはまあ俺にも分からないんだけど、朝からこういう気分になりたくは無かったというのが本音だ。

明人「何でもねーよ、ただの寝不足だ気にしないでくれ」

フィア「それはいけませんね、睡眠不足は美容の大敵ですよ?」

そう言えば昨日雫が言ってたっけな。こいつが俺の両親を殺したとかどうとか言っていたのを思い出す。
正直言って半信半疑だったわけだが、もし本当だったらそれはそれで困るので一応聞いておくことにしようか。

明人「なぁ、本当に両親はお前が殺したのか?」

フィア「そうですよ?」

フィアは何故明人の両親を殺した?
下1

明人「な、何でだよ!?」

即答されてしまったことに戸惑いながらも理由を聞いてみることにした。まさかとは思うが冗談の類じゃないだろうな?
いや冗談に違いないと信じたいよね本当にさ!だが、どうやら冗談じゃないみたいだ。

フィア「実はですね、天界と魔界の破滅的な大戦を未然に防ぐためなんですぅ♪」

明人「全然意味がわんねぇんだよ!そんなんで納得すると思ってるのかよ!?」

フィア「仕方ないですねぇ、最初から説明してあげますからちゃんと聞きなさい!」

そう言われた俺は黙って聞くことにしたのだけれども……これが予想以上に長くてかなり大変だったのである。
まず、明人の作るケーキは、いずれ天界と魔界の破滅的な大戦を未然に防ぐことになると予言されていたらしいのだ。
そして、明人の両親が存命だと、明人と雫がそれほど仲良くなることがなく、明人に雫がケーキ作りを教える未来がなくなっちゃって非常に困ってしまうという事態が起きてしまうということだった。
要するに未来のパティシエとして、明人の両親が邪魔だという事が言いたかったらしい。

フィア「貴方の両親がいなくなったとき、貴方に寄り添ったのは雫さんでしょ?つまりはそう言う事なんですよ」

明人「……マジかよ、そんな事言われたってさ……」

確かに雫ならきっと俺を見捨てはしないだろうけど、でもだからってこんな事までやるか普通?

フィア「ちなみにぃ、私のこの説明で納得しました?」

明人「……」

いや納得出来ないんだけどね?いくら話を聞いたところで到底理解出来る内容ではないんだけどさ、大体戦争ってなんだよ?
もうわけわかめ過ぎてワケワカメなわけなんだが、どうしたらいいんだろうねこの状況は?

フィア「多くの命を救うための致し方ない犠牲という事で理解して下さい~」

明人「それで済ませられるような問題じゃねえだろ!」

思わず怒鳴ってしまうほど感情が高まっていた。
いやだってさそりゃそうじゃないか!人を平気で殺すなんてどうかしてるとしか思えないもんな!
そんな俺にやれやれといった素振りを見せながら口を開く彼女。やはりその言動もムカつくものがあったのだが――

フィア「しょうがないじゃありませんかぁ……貴方はそれを望んでいたんでしょう?」

明人「ッ!?何言ってんだよお前……」

動揺を見せる俺を見て彼女はニヤリと口元を歪ませていた。その表情を見た俺は何故だか恐怖を感じていたんだ。
まるで何もかも見透かされているような気がしてならなかったからである。

明人(俺が望んでたってどういう事だよ……!)

明人が両親の死を望んでいた理由は?
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AIさん?ちゃんとジャンル認識してるんですか?純愛ってなってるでしょ?



思い当たる節はあった、むしろそれしかないだろうと思っていたのだけど、まさかそれが現実になるだなんて思わなかったんだ。

明人(思い出した!あの時の俺は、親しい人間がいると弱点になるからとか言う、馬鹿みたいな理由で両親に死んで欲しいと願っていたんだ!)

アニメか漫画に影響されたのか、はたまた別の理由があったのか分からないが、とにかく子供の頃の俺は、そんな狂ったことを願ったんだよな確か。
だけどそんなこと叶うはずがないと思ってたんだよ当時は。だから今ではすっかり忘れてたんだよ。

明人「お、俺のせいじゃねぇか……そんなふざけた願いをしたばっかりに、両親を死なせちまったって言うのかよ!」

後悔先に立たずとはまさにこの事だと思ったよ。今思えば、子供だったから仕方がないと言いたいところだけどね。
もしも、あの時自分がしっかりしてればこんなことにはならなかったのかも知れないと思うと、悔やんでも悔やみきれなかった。
自分の愚かさが招いた結末がこれだというのか……?

フィア「今さら何を言っているのですか?全て貴方が望んだことでしょう?」

明人「そ、そうだよそうだけど、こんなことになるとは思って無かったんだ!!仕方なかったんだ!!」

必死に取り繕おうと言い訳を繰り返すものの、既に手遅れだということは俺自身が一番分かっていたことだけれども、だからといってどうすることも出来なかった。
しかしフィアの方は何故か呆れた表情を見せてくるだけだ。なんだっていうんだまったく意味がわからんぞ!?

フィア「

フィアは何と言った?
下1

フィア「ええ、もちろん貴方に罪はありませんよ」

明人「えっ……?」

フィア「けれど、前に進むためには秘めていた罪悪感を自覚した上で飲み込まなければいけません。でなければ前へ進むことは出来ないでしょう?」

そう言いながら諭すように優しく微笑みかけてくれたフィアの表情は、とても美しく見えた。
今までずっと忘れていた自分の過去を思い出し、初めて誰かに罪を告白した瞬間でもあったのだ。
全てを打ち明けた今となってはスッキリした気分になることが出来たし、なんだか気分が落ち着いてきたように思える

フィア「それに、ケーキを作って大戦が防がれれば、一つだけなら願いを叶えることだって可能です!神様がそうおっしゃっていましたしね!」

明人「そうなのかっ!?」

ということはアレだな!これさえ上手くやれば両親も生き返るってことか!!
そうと決まればさっそくケーキ作りを再開させてみるとしようじゃないか!!
こうしてやる気を取り戻した俺は、再度気合いを入れ直しケーキ作りに取り組み始めるのだった。

そうして完成した代物はとても美味しそうで我ながら会心の出来であった。

フィア「どれどれ味見してみましょうね~……うふふふふ~♪」

雫「あらいいわね……私も頂くわ」

明人「会心の一品だぜコレはよぉー!」

どうだと言わんばかりに自信満々の態度で胸を張り、出来上がったばかりのケーキを雫とフィアの前に差し出す。
二人ともフォークを使って食べ始めたのであるが、果たしてその結果はどうなったかというと――

二人「んまぁい!!!!」

明人「やったぜ!!」

無事成功したみたいでなによりだ!見た目もかなり美しい仕上がりだし、これなら間違いなくいける気がするな!
後はこいつが神様に通用するか次第ってとこではあるが、まあ期待しておくとしようじゃないか!

明人「どうだフィア?これは神ですら認めざるを得なくなる美味しさだと思うんだが?」

コンマ下1が50以上で通用する

>>が64と言う事で通用する。

ついでにフィアの口からビーム出させときますね?
それでは、今日は終わりです。

だがフィアは何も言わずに黙々と食べ続けているだけで感想の一つもないというのは少し寂しかったりするが、どうやら美味しいと思ってくれてるっぽいので結果オーライってことだろう。
しばらくしてからようやく一息ついたのか、フィアの口からはビームのような何かが飛び出してくるのだった。

フィア「うーまーすーぎーるぅー!!何ですかこの素晴らしいケーキはぁー!!!これなら間違いなく神様にお渡ししても大丈夫だと思われますよー♪」

明人「そんなに旨かったのか!?そりゃ良かったぁ~」

雫「プロ顔負けの味ね……悔しいけど認めるしかないんじゃないかしら?」

雫までそこまで言ってくれるとなると本当に凄いことなんだろうなぁきっと。
正直ここまで喜んでくれるとは思っていなかっただけに何だか照れ臭くなるなぁ全くよ。
しかし二人の反応を見る限りで言うと合格点って感じだよねやっぱさ!いや本当に頑張った甲斐があったってもんだぜ!

フィア「それでは今から天界へと行く準備をしますから少しだけ待ってて下さいねぇ」

明人「え!?もう行くの……!?もうちょっと心の準備とかしたかったんだけど……」

そんな俺の言葉に彼女は呆れたような表情をするだけであった。
急に言われても困るんだけどなとは思ったものの、もう準備を始めてるし今更止めることなんて出来ないだろうしなあ。

フィア「思ったよりも時間がかかったので早くしないといけませんね!」

明人「早くしないとどうなるってんだよ!」

フィア「大戦が始まるかもしれません!それでもいいんですか!?」

明人「いやそれは前にも聞いたけどよ……そもそも何で大戦が起きるんだよ。予言だとそうなってるんだろうけど、原因はなんなんだよ!?」

天界と魔界とで大戦が起きる理由とは
下1

フィア「詳細は不明ですね~。ともかく、早くしないと大戦が始まるという事だけは確かです!」

明人「えぇマジかよぉ……」

フィア「そう言う事なんで、早く天界に行きましょう~♪」

そして半ば強制的に連れて行かされることになってしまったわけでして、いつの間にか用意されてたゲートを通って俺達は天下やってきたのでした。

明人「すっげぇなこりゃ」

そこに広がる光景は実に幻想的なもので、感動してしまってもおかしくないほどに美しかった。
澄み渡る空気に暖かい日差し、辺り一面には様々な花が咲き乱れており、中には見たことの無い花までも咲いていたのである。
思わず感嘆の声が漏れ出てしまいそうになったほどだ。だがそんな中でも一際目立つ巨大な城があってな、これがどうやら目的地らしかった。

フィア「こっちですよー?付いて来て下さいね?」

明人「ああわかった……」

それから暫く彼女の後を追って歩いていく。それにしても立派な城だこと、これだけ広ければ迷子になってしまうかも知れないぐらいだ。
そんな心配をよそに、辿り着いた場所は広いエントランスだったようで、沢山の天使やら何やらが行き交っていた。

フィア「さぁ!早速神様にケーキをお出ししましょう!私について来てくださいね~」

明人「あいよ」

そう言って彼女を追いかけて行くと、大きな扉が見えて来たのだ。
そこには数人の兵士が立っており、彼女達が来た事に気が付くなり道を空けてくれるではないか。

???「待っておったぞお主らよ……わらわの名はメシエ、この天界を治める長にして全知全能の神じゃ。さて挨拶はこれぐらいにしておいて、さっそくケーキを見せて貰おうじゃないかのう……!」

フィア「ほら明人!早くお渡ししなさい!」

明人「あ、ああ分かった」

そう促されたので俺はケーキを渡そうとするのだが、一体どうやって渡せばいいのかと困ってしまう。
そのまま直接手渡すのは明らかにおかしいだろうなと思った俺は、近くに居たメイドさんの持っているトレーの上に置かせてもらった。
するとその様子を見ていた神様は何故か満足気に頷いているようであった。

メシエ「うむなかなか良い出来栄えじゃな……どれ、味はどうかな?ぱくりっ!」


フィアの口からビームのような物が出るほど美味しいので……
下コンマ1が30以上で、メシエ様も認める

彼女はそう言うと一口食べてみせると、途端に顔色を変えることとなる。どうしたんだろうと心配したのだが――

メシエ「うーまーすーぎーるぅー!!なんじゃこれはぁー!!」

予想とは違う反応を返してきたものだからびっくりして言葉が出なかったし、周りの人達も同様にざわつき始めてしまって収拾がつかない状態に陥ってしまったのだった。
一体何が起こってるのか分からなかったけれど、ただ一つ理解出来た事があるとすればそれは彼女が美味いと言ったという事だけであった。

メシエ「美味い!何たる美味さだァーっ!!最高にウマイッ!!ほれ!お主たちも食べてみんかッ!!!」

周りに居る天使たちに向けて勢いよく叫ぶ彼女。その姿を見たみんなは驚きながらもケーキを口にしていたのだけれど、次の瞬間には誰もが笑顔になっていたんだよね。
その表情からは幸せを感じているというのが分かりやすすぎるほどに伝わってくるほどだった。
すると、一人の天使がプルプルと震え出したかと思えば、次の瞬間には悪魔の姿に変わっていたのである。

???「しまった!美味さのあまり変身が解けてしまった!これでは神を暗殺するという計画が……!」

メシエ「何じゃとぉ!?わらわを暗殺とはどういうことじゃあー!!ひっ捕らえろぉー!!!」

明人「な、なんじゃこりゃ?どうなってんだいったい!」

フィア「なるほど!あの悪魔が神様を暗殺することによって大戦が引き起こされるんですね!ですがその悪魔もつかまってしまいましたし、これで大戦は防げたということです!」

そんな簡単に説明されても、さっぱり意味が分からないから、もう少し分かりやすく説明をしてくれないかなぁ……?
つまりあれか、予言通り俺のケーキが大戦を防いだという事で良いのか?

フィア「そう言ってるんですよ!察しが悪いですねぇ~……?」

明人「そんなこと言われたって……突然こんなこと言われても混乱してしまう……」

あまりにも怒涛の展開すぎて頭の整理が追い付かなかったのもあるが、何よりも驚いたのは……
――まさかの俺が世界を救ってしまったと言う事実だったのだ。
あれから落ち着いた俺は、状況を把握すべく色々と話を聞こうとしていたところだったんだが――

明人「えっと……そういえば何でも願いをかなえるとか言うアレは?」

メシエ「そう言えばそうじゃったな!ほれ、何でも願いを一つ叶えようではないか」

明人「それじゃあ……

明人の願いとは
下1

明人「それじゃあ……俺は新世界の神になる!!!」

フィア「何をトチ狂ったことを言っているんですか貴方はっ!!もう本当に理解不能ですっ!!」

メシエ「そうか、それならば……ほれ!お前専用の新世界じゃ!好きに創るが良いわ!」

そうの言葉と共に目の前にゲートの門が出現して開いたと思ったら、その先から眩い光が差し込まれていた。
意を決してゲートの中に入ったら……そこには何もない真っ白な空間だけが広がっていたのだった。
息が出来ずに徐々に苦しくなってきた気がするので一旦ゲートから戻ろうと振り向いた時のことだった、そこには既にゲートは無くなっていたのだった。

明人(これってやばいんじゃないか俺!?このままだと窒息死するんじゃね!?)

必死になって脱出を試みるものの上手くはいかず、そのまま窒息して死んでしまうのだった――

END

欲をかいたから死んでしまったようです、残念!!!

やり直す?それとも新キャラ?
下3まで

新キャラに二票入りましたのでシン・キャラで。

主人公の名前と性別、下1
主人公の職業、下3

名前は斬左衛門、性別は男、職業は死刑囚と言う事で始めていきます

拙者の名は斬左衛門、拙者、今日という日に首を切られぬやも知れぬ。
だがもし切られるのであれば、一刀でバッサリと落としてもらいたく思う。

斬左衛門「いや……もうしわけないが、首が落ちるときにはそれはそれの味わいがあって……」

その一瞬を想像するだけで体が震えてきそうだ。
しかしよく考えて見たら、なぜ死ぬことを喜ぶのだろうか? そんなことを考えながら、ただ茫然と部屋の中央に座してそのときを待つ。

斬左衛門「思えばこれまで様々なことがあったなぁ……」

1年前の冬、仕事の関係でとある地方へ出張に行ったときのことである。
外は吹雪だというのに、雲間から日の光が差し込み、光の中に何かが見えたような気がした。

何が見えた?
下1

やがて嘘のように雪は消え去り、目の前に広がっていたのは謎の広場だった。

斬左衛門「何だこれは……!?そこのお主!これは一体どうしたことだ!?」

男A「あぁ?どっから現れたんだおっさん?見て分かんねぇのかよ、アイドルのライブだライブ」

斬左衛門(あいどる……?)

拙者にとって「あいどる」も「らいぶ」も知らぬ言葉である。いやそれどころかこの者達が何者なのかさえ皆目見当がつかない。
訳の分からぬ場所、訳の分からぬ人々、訳の分からぬ状況であるが故に、夢でも見ているのではないかと錯覚する。

男B「何その恰好www侍のコスプレかよwwwクオリティ高すぎんだろwww」

斬左衛門(こすぷれ……くおりてい?こ奴らはさっきから何を言っておる)

周囲の人間が次々と笑いだす中で、拙者一人が状況を理解できず、困惑しているという奇妙な状態が続いていた。
そうしてしばらくすると、いつの間にか意識は途切れていたのである。
次に目が覚めた時に見えたものは白い

白い……何?
下1

次に目が覚めた時に見えたものは白い巨大な何かであった。

斬左衛門(あの巨大な物はなんだ!?人の形に見えなくもないが……それに此処は何処だ!?)

あまりにも突然の出来事に、頭は混乱したままであり、すぐには何も考えることが出来なかった。
訳の分からぬ建物があちらこちらにそびえ立ち、巨大な物が巨大な何かと戦っておるように見えたのである。

男C「うわぁぁぁぁぁぁ!」

女A「きゃぁぁぁぁぁ!!」

斬左衛門「そ、そこの者!!これは一体何が起こっているのだ!?」

男D「見て分かんねぇのか!!怪獣と巨大ロボットが戦ってんだよ!!」

巨大ろぼっととは一体なんだと言うのだろうか、ろぼっとなどという言葉聞いた事がなかった。
いやそれよりもまず、あちらこちらが火の海になっており、拙者も逃げなければ死ぬやもしれぬ。
そう思った瞬間足が勝手に走り出し、必死に逃げようと考えた。

斬左衛門(あの様な物に押しつぶされでもしたら一巻の終わりだ……逃げるしか無い!!!)

しばらく走ると今度は地響きと共に地面が大きく揺れ動き始める。
すると上から何かが落ちてきて、それが爆発したかのような音がしたと思ったら、辺り一面に大きな穴が開いていた。
そして拙者はその穴に落ちていき、

落ちていき……何?
下1

そして拙者はその穴に落ちていき、気が付けばまたもや謎の場所に来ていたのである。

???「気がついたかい?」

斬左衛門「お、お主は何者じゃ!?こ此処は一体何処なのだ!?」

???「う~ん……なんて言えばいいのかなタイム……いや、時空警邏隊とでも言えばいいのか」

斬左衛門「時空警邏隊……?お主は何を言っておるのじゃ?」

どうやら彼は何かの組織の人間で、ここはその組織の使う船の中らしい。
しかしなぜこんな船が空にあるのかと尋ねると、答えは意外なものだった。

???「タイムスリップ……分かりやすく言うと、途方ないほどの明日、あるいは途方もない程の昨日へ移動できる船って所かな」

斬左衛門「……はっ??」

???「君はそのタイムスリップをしていたところでね、こうして我々が保護したというわけさ」

斬左衛門「なんとそのようなことが……」

そんな不可思議な話などある筈が無いと思ったが、実際にこの状況を目にしてしまうと信じざる負えなかった。
つまり、この船に乗っている者達は過去へ行き、未来へ飛ぶことを許された者たちなのだろう。
そしてその船に今、拙者が乗っているということになるのだ。

斬左衛門「一つ聞きたいのだが、もしや先ほど見ていたあの光は夢ではないというのか……?」

???「ああ、その通りだよ」

斬左衛門「あぁぁぁぁ!!!わ、忘れておった!!拙者、仕事中の身であったというのに!!も、元の場所に帰る事は出来るのか?い、今から急げば間に合うかもしれぬ!!」

拙者は重要な仕事を任された最中故、急いで帰らねばならぬ。そうしなければ首が飛んでしまうかもしれないからだ。

???「

何て言った?
下1

???「知らん。そんな事は私の管轄外だ」

斬左衛門「し、知らない!?た、頼む!このままでは首を跳ねられてしまう!!一生のお願いだ!!!」

土下座して頼み込む。もし帰れなかった場合、仕事を放り出してきてしまったせいでクビになるのは確実だ。
それどころか打ち首になる可能性も否めない。そのためなんとしても帰りたかったのである。

斬左衛門「では誰なら分かるというのだ!?せめてそれを教えてくれ!!!」

???「隊長にでも聞いてください」

そう言うと男は部屋から出て行ってしまい、結局拙者は1人取り残されたままであった。
そして暫くすると、部屋に誰かが入ってくる足音が聞こえた。

斬左衛門「ま、まさかお主が隊長か……?!?」

???「残念、私は隊長ではありません。私が誰かわかるまであと30秒です」

斬左衛門「ふざけている場合ではござらぬ!!拙者は切羽詰まっておるのだから!」

???「はい時間切れ、あなたは馬鹿ですね?」

と、ふざけたように言って、拙者は苛立ってしまった。そんな冗談を言ってられるような状況ではないのだ。
今すぐ元の場所に帰らなければ、命が危ないのだから……。

斬左衛門「おい貴様、いい加減にしろ!!拙者を怒らせるとどうなるか分かっているのか!?」

??「あぁ怖い、まるで鬼のようですねぇ……いや、今の貴方は本当の鬼でしたよね?」

その言葉にハッとした。
そういえば、確かに拙者の額に角が生えておるではないか。何故今まで気づかなかったのか不思議なくらいだ。

いやそもそも、なぜ人間の体なのに頭に角があるのかすら分からない。

斬左衛門「あ、あぁ、あぁぁぁっ!!!!」

???「どうやら思い出したようですね、ご自身の立場を……」

その時、ようやく理解した。拙者はあの時に死んだのだろう。あの雪の日の空で。
それからどのくらいの時間が経っただろうか。おそらく数時間というには短いかもしれないが、少なくとも3日は過ぎた気がする。
だがそれも定かではない。何せこの部屋から出ることが出来ないからである。

斬左衛門「あぁ、腹減ったなぁ……あれから何も口にしていないから体がダルいでござる……」

3日間飲まず食わずの状態で生き続けているのだ、もう体力も限界に近かった。空腹と眠気に襲われ、動く気力さえも湧いてこない。
もういっそのこと死んでしまおうかと思った瞬間、扉が開いて男が姿を現した。

???「やぁ、調度良いタイミングだね」

斬左衛門「……お主は誰だ?いや、そんな事はどうでもよい、腹が減って死にそうだ、食べ物をくれ!!」

??「残念ながらそれはできない相談だ、なぜなら君には罰を受けなければならない」

斬左衛門「罰だと……?何故拙者が罰を受けるのだ!?」

何故罰を受けなければならないのか?
下1

???「覚えていないのかね?君は妖刀に魅入られ、百人もの罪のない人たちを斬り殺した大罪人だということに」

斬左衛門「何を言っている!?拙者はそんな事知らぬぞ!!」

???「ほう、とぼけるというのか?まあいいだろう。とにかく君の処刑が決まったんだ、諦めて自分の罪を悔いながらあの世へ行くがいいさ」

そう言い残すとその男は扉を閉めて何処かへ行ってしまったのである。
一人部屋に残された拙者はしばらく呆然としていたが、すぐに怒りが込み上げてきた。

斬左衛門「ふ、ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!!拙者は罪のない者を斬ったことなど一度も無い!!」

そんな筈はない、あの時代に生きる者は皆等しく悪であり、斬る対象に他ならなかった筈だ。
その事に疑問を抱くことなどあろうはずもなかったというのに、一体どうなってしまったのか。

なんだこのサイコパス侍は……


斬左衛門「うぅぅ……悪を斬って何が悪いというのだ!!拙者は何も間違ったことをしておらぬ!!間違っているのは世界のほうであろうが!!」

1人で叫んでも誰も応えてくれないため虚しさだけが残り、思わず涙が溢れそうになる。
だが涙を見せるわけにはいかない。拙者が泣くということは、敗北を認めるということなのだから。

斬左衛門「くっ……まだ死ぬわけにはいかぬ。何としてでも生き延びねば……そのためには何でもする、どんな手段であろうともだ」

それから数日の間、部屋の壁を殴ってみたり天井を突き破ってみたりもしたがびくともしなかった。
そして次第に体力も底を尽きはじめ、意識が朦朧とし始めた頃だった。突然、

突然……何?
下1

そして次第に体力も底を尽きはじめ、意識が朦朧とし始めた頃だった。
突然全身に力がみなぎり、部屋中を破壊しようと拳を振り上げた次の瞬間、壁に亀裂が入りそのまま突き破ってしまったのである。
鏡に映った拙者の体を見ると、全身から妖気が溢れ出し、額に眼のような模様が現れていた。
その姿はまさしく『鬼』そのものである。

斬左衛門「おおぉぉぉぉ!!悪は皆殺しにしてくれるわぁぁぁぁぁ!!!!」

「な、何だこいつ!」

「こ、こっちに来るぞ!みんな離れろぉ!!」

斬左衛門「さぁ、お主らまとめて成敗してくれようぞ!!」

「や、やばい逃げろぉぉぉ!!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぎゃあぁぁぁ!!」

大勢の人を斬ったところでふと我に帰る。

斬左衛門「しまった……やり過ぎてしまったかもしれぬ……だがしかし、これで拙者の無実が証明されたはずだ」そ

う言って振り返ると、其処には地獄絵図としか言いようのない光景が広がっていた。
斬られても尚、立ち上がろうとする者、逃げようとせず立ったまま事切れる者など様々であったが、それでも何人かは生きていて虫の息といった状態であった。

このまま放っておくわけにもいかず、一先ず全員を助け出そうという考えに至ったのである。

斬左衛門「うぅむ……どうしたものか、これだけ大勢いると一人で運ぶのは難しいな……ならば、一網打尽にして一気に運ぼうではないか!」

「うぎゃああぁぁ!!」

斬左衛門「おぉ……すまん」

そんな訳で一人一人確実に仕留めていった結果、最後に残ったのがこの男であった。
しかし他の者たちとは違い抵抗らしい動きもなく、それどころか全くと言っていいほど動かなかった。

???「

何て言った?
下1

???「この艦の自爆装置を起動させた!我々と共にあの世へ行け!!」

斬左衛門「なっ!?じ、自爆じゃと!?ま、待て早まるでない!!」

???「後十分でこの艦は完全に吹き飛ぶ!!前にお前も一緒に死ねぇ!!」

斬左衛門「お、おのれぇぇぇ!!どうにかして脱出せねばぁぁぁ!!!」

そうして必死に走り回ったものの、出口らしきものは一切見つからず、ついにタイムリミットが来てしまうのだった。
艦は大爆発を起こして完全に吹き飛び、拙者諸共跡形も無く消え去ってしまう事となった。

END

斬左衛門は死刑囚だったので、斬左衛門は死んで物語は終わり!

では最後の新キャラを
主人公の名前と性別、下1
主人公の職業、下3

最後にとんでもねぇのが来たな……



私の名前は宮森さくら、賭け事が大好でギャンブル狂いというレッテルを貼られている。
しかしそれは事実無根だ! 私はそんな人間ではない! そもそもなぜ私がこんな目に遭わなければならないのか?
事の発端は一週間前に遡る……

さくら「え!? 何これ?」

ある日、ポストに一通の手紙が入っていた。差出人は不明だった。封筒には切手が貼っておらず、直接投函したと思われる。
手紙の内容はこうである。

『拝啓 突然のお手紙失礼致します。貴女様は弊社のモニターに選ばれましたのでご連絡致しました。つきましては下記の日程にて弊社にお越し頂きたく存じます』

さくら「怪しすぎるでしょ……」

普通だったらこのような怪しげな手紙を見たら無視するのが普通だろう。
だが私の性格上、こういう類いのものを見るとついつい興味を持ってしまうのだ。

それにこの手紙の差出人がどんな会社なのかも気になったし、何よりお金がない私にとって無料という言葉に惹かれてしまった。
そして当日、指定された場所に向かうとそこには大きなビルがあった。どうやらここがその会社のようだ。早速中に入り受付を済ませると、ある部屋に案内された。

さくら「広いな〜」

そこは会議室のような場所で机や椅子などはなく、中央にポツンとテーブルがあるだけだった。
しばらくすると一人の男性が部屋に入ってきた。その男性はスーツ姿で髪は短髪、いかにもビジネスマンというような雰囲気を醸し出していた。

男「こんにちは、宮森さくらさんですね?」

さくら「はい、そうですけどあなたは?」

男「申し遅れました。私はこういう者です」

男はスーツの内ポケットから名刺入れを取り出し、そこから一枚取り出し私に手渡した。そこには【D・I】と書かれていた。
D・I……何の会社だろうか? 名前からして何かの販売でもしているのだろうか? それかもしくは人材派遣みたいな仕事か?
いやそれともIT系? それともゲーム系とかかな? 色々と考えてみたもののどれも違う気がした。

男「今回、弊社がモニターを募集したのは他でもない、貴女にお願いがあってお呼びしました」

さくら「はあ、それで私に頼みたいこととは一体?」

すると、突然男はズボンのポケットから拳銃を取り出し銃口を私の方に向けた。
私は咄嗟に身構えたが、次の瞬間信じられない事が起きた。


信じられない事とは?
下1

警察A「動くな!! 手を挙げろ!」

男「……へ? なんで警察が?」

さくら「ちょっと!? これは一体どういうことですか?」

警察A「大人しく投降しろ!」

警察B「お前達は包囲されている。無駄な抵抗はよせ!」

さくら「な、何で私まで逮捕されてるの!?」

なんと私の後ろにも警官がいたようで、私はあっさりと逮捕されてしまった。
それから私は警察署へと連れていかれ取り調べを受けたのだが、何故か問答無用で逮捕されてしまった。

さくら「私は何もしてないですよ! ただ呼ばれたからここに来ただけなのに何で捕まらなきゃいけないんですか!?」

取り調べでは終始こんな感じで話にならなかった。私は何とか無実を証明したかったが、証拠がないためどうしようもなかった。
そして数日後、私の元にあるニュースが届いた。その内容は衝撃的な事だった。

【速報 宮森さくら容疑者、殺人容疑で逮捕】

さくら「何でこんな事になってるの~!?」

なぜ殺人容疑がかけられた?
下1

警察C「ふん!そんな事お前が知る必要はない!いいからさっさと歩け!」

さくらが知る由もないが、さくらはイカサマの常習犯としてマークされており、徹底的に捜査するためにたまたま間近で発生した事件の容疑者として逮捕したのだ。
まさか自分がそんな理由で捕まるとは思ってもみなかっただろう。

さくら「こんなの絶対おかしいよ!!私をどうする気ですか?!」

警察官D「うるさい黙れイカサマ野郎!!」

さくら「だから私は何もしてないって言ってるでしょ!!イカサマなんかしてないってば!!」

だが当然の事ながら、警察の人間は誰一人さくらの言葉を信じようとはしなかった。
それもそうだろう、今まで散々不正を行ってきた人間がそう簡単に改心するわけがないのだから。

D・I本社にて……

社長「いやー実に素晴らしい成果だよ。あの宮森さくらを逮捕出来たんだからね」

社員「ありがとうございます」

社員B「これも社長のおかげです」

そう、全ては社長の策略だったのだ。
実はD・Iは、とある会社の親会社でこの会社の社長である男が裏で糸を引いていたのだ。

社長「宮森さくらには随分と金をむしり取られたからね、彼女にはたっぷり罪を償ってもらうよ。それにしても、まさか彼女がこんな目に遭うとは夢にも思わなかっただろうね、フハハハハ!!!」

高笑いをする社長、その姿はまさに悪魔そのものだった。

一方、捕まったさくらの方はというと……

さくら「うぅ……なんでこんな事に……」

手錠に繋がれながら牢屋の中に入れられたさくら。
これから自分はどうなってしまうのだろうか? もう普通の生活に戻れないのか、もう家族や友達に会えないのだろうか?
そんな不安に駆られる中、そこには見覚えのある人物が立っていた。

さくら「あなたはあの時の!?」

警察A「やあ久しぶり、元気そうで何よりだよ」

さくら「やっぱりあんたの仕業か!一体何をしたのよ!」

警察A「まあそんなに興奮しないでくれよ、君に見せたいものがあるんだ」

そう言って彼はポケットから一枚の写真を取り出した。

それは何の写真?

安価忘れた
下1で

その写真には桜がイカサマサイコロを使ってる瞬間が写っていた。

さくら「何これ?」

警察A「君がやった不正行為の写真だよ」

よく見るとそれは私が不正行為を行っているシーンばかりが収められていた。
つまり警察は最初から私に目をつけて調べていたのだ、イカサマサイコロを使う私に目を付けて、それがバレて逮捕されたのだ。

さくら「あ、あんた達は私をどうするつもりなのよ!」

警察A「さあね、でも安心してくれ、悪いようにはしないからさ。君は我々の切り札になってもらうから」

さくら「は? どういう事よ!?」

警察A「今は気にしなくていいさ、いずれ時が来たら話すよ」

そう言い残して男は去っていった。さくらはまだ状況が理解出来ず混乱していた。
そして翌日、警察が私の元に来てこう告げた。

警察B「

何て言った?
下1

警察B「今からお前を移送する。付いて来い」

さくら「ちょ、ちょっと待って! どこに連れて行くつもりなの!?」

警察B「いいから黙って歩け!」

こうして私は警察署を出て護送車に乗せられた。その際両手両足を拘束され身動きが出来ないようにされたので逃げ出す事は出来なかった。
しばらく走ってると、目の前には大きな建物が見えてきた。おそらく目的地に到着したのだろう、私はそのまま建物の中へと入っていった。
そこは大きな会議室のようで中央にポツンとテーブルがあるだけの殺風景な部屋だった。
そこでは三人の男性達が何やら会議をしていた。私はテーブルの前に座るように言われおとなしく指示に従った。
しばらくして一人の男性が私の前に座りこう言った。

男「こんにちは、いやはじめましてと言った方がいいかな?」

さくら「え? どういうこと?」

私はまだ状況を理解できずにいた。何故なら目の前にいるこの男のことを全く知らないからだ。
男とはスーツの内ポケットから名刺を取り出し、それを手渡してきた。

男「改めまして初めまして、僕はこういう者です」

さくら「はあ、それでどういうご用件でしょうか?」

男「今回君をお呼びしたのは他でもない、君に仕事を頼みたいんですよ」

仕事というのは私にとって願ってもないことだった。何せ私は金欠で困っている身なのだから。私はすぐさま食いついた。
一体どんな仕事をさせられるのかは分からないけど、報酬さえ良ければ何でもするつもりだったので、詳しい内容を聞いてみることにした。

さくら「あの、私は何をすればいいんですか?」

さくらがする仕事とは?
下1

男「君のイカサマの腕を見込んで……とある裏カジノで大儲けしてもらおうと思ってね」

さくら「それってつまりイカサマをやれってことですか?」

男「そうだよ、それで稼いだ金額に応じてそれなりの額を払おうと思っている」

さくら「本当ですか!?やりますやらせてください!!」

まさかこんなに美味しい話を持ち掛けてくるとは思わなかったので私は即決した。
だが、もちろんそれだけではないはずだ。何か裏があるはずだと思い詳しく聞いてみることにした。

さくら「ちなみに、何でそんな事をさせるんですか?そもそもなんで私なんかに頼むんですか?」

男「理由は簡単さ、僕達にとってその裏カジノは邪魔なものでね、それで君の力を借りたいと思ったんだよ」

なるほど、つまりその裏カジノは彼らにとって敵というわけか、それなら合点がいく。
しかし何故そこまでして彼らの邪魔をしたいのかは分からなかったが、あまり深く詮索しない事にした。

さくら「分かりました、そういうことなら引き受けましょう」

男「よし、じゃあ早速始めようか。まずはこれに着替えてもらえるかな?」

男が取り出したのはドレスと仮面だっだ。どうやらこのドレスを着てカジノに参加するらしい。
仮面は素顔を隠すためのものなのだろうか?とりあえず言われた通り着替えることにした。

さくら「着替えましたけど、これでいいんですか?」

男「うんうん、なかなか似合ってるじゃないか。それじゃあ早速仕事に掛かってもらおうかな」

それから私は裏カジノへと乗り込んだのだが、そこでは驚きの光景が待っていた。

驚きの光景とは?
下1

どうみてもその筋の関係者しか入れないような場所で、どう見ても堅気とは思えない人ばかりで賑わっていた。
丁半博打で大金を賭けたり、ポーカーやブラックジャックなど多種多様なギャンブルが行われていてまさに無法地帯といった場所だった。
和洋折衷というか、あらゆる種類の遊びがあり私は思わず目を輝かせていた。

男「じゃあ、頼んだよ。もしバレても助けたりはしないからそのつもりでね」

さくら「はい、分かりました!」

それから私のイカサマ賭博が始まった。ディーラーの動きを見て次にどの手が選ばれるのかを瞬時に読み取り、それに応じたカードを手札に加えて勝負を仕掛ける。
そして見事勝利を収めるという簡単な仕事だ。
だが油断はできない、いつどこでイカサマがバレるか分からないし、仮にバレても助けてはもらえないからだ

さくら(慎重にやらなくちゃ)

そして順調に勝ち続けていき、気が付けばかなりの金額が懐に入っていった。
それでもまだまだ足りない、もっとたくさん稼がないと……そう思いどんどん手持ちのチップを増やしていった。
しかしそんな順調な事が続くはずもなく、やがてバレそうにまでなってしまった。このままではヤバいと思った私はある事を閃いた。

さくら(こうなったらアレしか無いわ!)

アレとはいったい?
下1

そいつはこちらをジーっと見ていたかと思うと次の瞬間姿を消した。まるで煙のように消えたのだ。

さくら「あれ? どこに行ったのかしら?」

私はキョロキョロと辺りを見渡すがやはり姿は見えない。すると今度は背後に気配を感じて振り向くとそこには先程と同じ奴が立っていた。
そいつは再び姿を消すと私の目の前に移動し姿を現した。

「お前は何者だ?ここで何をしている?」

さくら「そ、そっちこそ誰よ?それにいきなり出てきてなんなのよ?」

「我は暗部の忍だ、この場所に何の用があって来た?」

さくら「こ、この裏カジノでお金を稼ぐために雇われたのよ。そっちこそ一体何が目的なのよ?」

暗部の忍の目的は?
下1

少しミスしたのでもう一回



さくら「ふぅ……危なかったー!」

何とか難を逃れることができたことに安堵する私だったが、ふと周りを見渡してみると何やら怪しげな人物がこちらを見ていた。
その人物はまるで忍者のような格好をしていて顔すら見えない謎の人物であった。
そいつはこちらをジーっと見ていたかと思うと次の瞬間姿を消した。まるで煙のように消えたのだ。

さくら「あれ? どこに行ったのかしら?」

私はキョロキョロと辺りを見渡すがやはり姿は見えない。すると今度は背後に気配を感じて振り向くとそこには先程と同じ奴が立っていた。
そいつは再び姿を消すと私の目の前に移動し姿を現した。

「お前は何者だ?ここで何をしている?」

さくら「そ、そっちこそ誰よ?それにいきなり出てきてなんなのよ?」

「我は暗部の忍だ、この場所に何の用があって来た?」

さくら「こ、この裏カジノでお金を稼ぐために雇われたのよ。そっちこそ一体何が目的なのよ?」

暗部の忍の目的は?
下1

違う、ここからだw



それはわざと負けて一時撤退することで、相手からの疑いを晴らすことだ。
負けたことによりほんの少しチップは減ってしまったが、イカサマがバレるよりは遥かにマシだと判断した。
その後私は一旦会場を離れてトイレに行く振りをして人気のないところに行った。

さくら「ふぅ……危なかったー!」

何とか難を逃れることができたことに安堵する私だったが、ふと周りを見渡してみると何やら怪しげな人物がこちらを見ていた。
その人物はまるで忍者のような格好をしていて顔すら見えない謎の人物であった。
そいつはこちらをジーっと見ていたかと思うと次の瞬間姿を消した。まるで煙のように消えたのだ。

さくら「あれ? どこに行ったのかしら?」

私はキョロキョロと辺りを見渡すがやはり姿は見えない。すると今度は背後に気配を感じて振り向くとそこには先程と同じ奴が立っていた。
そいつは再び姿を消すと私の目の前に移動し姿を現した。

「お前は何者だ?ここで何をしている?」

さくら「そ、そっちこそ誰よ?それにいきなり出てきてなんなのよ?」

「我は暗部の忍だ、この場所に何の用があって来た?」

さくら「こ、この裏カジノでお金を稼ぐために雇われたのよ。そっちこそ一体何が目的なのよ?」

暗部の忍の目的は?
こんどこそ下1

暗部の忍「我の目的は汚職議員の粛清だ」

さくら「それってまさか……」

暗部の忍「そうだ、このカジノを運営している者達は全て裏で汚職議員と繋がっていて、不正取引や違法薬物の売買など様々な悪事を働いている連中だ」

それを聞いて驚愕すると同時に呆れてしまった。まさか本当にそんな事があったなんて思いもしなかった。
しかも相手はこの国のトップに近い存在であり、警察も簡単には手が出せないようだ。

さくら(つまりこれはチャンスってわけね!)

この死の美と協力すれば、より簡単に裏カジノを潰す事が出きるはずだ、それに汚職議員と裏カジノの繋がりを示す証拠も見つかれば一気に追い込むことが出来るかもしれない!
そう考えると俄然やる気が出てきた私は目の前の忍びに提案した。

さくら「ねえ、私と組まない?」

暗部の忍「ふむ……お前のイカサマの腕があれば勝てるかもしれんな、いいだろう。ただし、裏切りは許さんからな」

そして私達はタッグを組んで共に戦うことを決意したのだった。その後しばらく時間を置いてからまた会場に戻ることにした。
そして私がカジノのスタッフ達の気を引き付けている間、忍びが証拠をかき集めていったのだ。そして遂にその時はやって来た。

暗部の忍「汚職に関する書類を見つけたぞ、これを警察に持っていけば終わりだ!」

さくら「ならこんな所にもう用はないわ、さっさとずらかりましょう」

そうして私達はカジノを後にし、警察署へとその証拠を持ち込んだのだ。これにより汚職政治家達は逮捕されたのだ。
こうしてこの国に巣食う癌は駆除され、クリーンな政治が行われたという。
そして私はというと……

さくらはどうなった?
下1

さくら「えっと……今日はイカサマのどう見抜くかの講釈をしてほしいと言われたんだけど……」

私は今警察所の一室で警察官達に囲まれながら講義をしていた。というのも、あれからしばらくして警察の偉い人からスカウトを受けたのだ。
どのようなイカサマが行われ、それを見抜くにはどうしたらいいのかを教えてほしいと頼まれたので仕方なく教えることにしたのだ。

さくら「では、この写真にある通りサイコロを振った後……」

こうして私は、イカサマを摘発するための専門家として今日も活動するのであった。

END

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