P「あ行で始まる名前のアイドルは……ぶりっ子だ!」【ミリマス】 (30)

茜「プロちゃん!カワイイカワイイ茜ちゃんをナデナデするチャンスだよ!」

……

亜美「んっふっふ〜♪双海姉妹のカワイイ担当、亜美にお任せあれ→」

……

伊織「このスーパーアイドル伊織ちゃんに任せなさい!」

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P「……」

P「俺はあることに気づいた」

P「あ行で始まる名前のアイドルは……」

P「ぶりっ子だ!」

P「ということは他のあ行ドル達も、普段は隠しているだけで実際はぶりっ子である可能性が高い」

P「そうに違いない!よし、そういう方針でプロデュースするぞ!」

P「あずささんは成人済みでありながら、運命の人だなんてメルヘンなことを言っている!」

P「自分の可愛さに自信がなければこんなこと言えないよな!」

P「そう、あずささんはぶりっ子だということだ!」

P「まあ、あずささんの可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、あずささんを可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「あずささーん!次の仕事はこんな感じです」

あずさ「どれどれ……えーっと、雑誌の撮影ですね?」

P「はい!こんな感じの服で撮ってもらうことになってます!」

あずさ「まあ、可愛らしい服ですね〜。本当に私でいいんでしょうか?」

P「絶対似合いますよ!」

〜撮影中〜

カメラマン「では、撮りますねー」

あずさ「はい♪」

パシャッ イイデスネー

P「(今回撮影に使った服は、淡いトーンの配色やふわりとしたパーツなどにより、少し子供っぽく思えるかもしれない)」

P「(だが全体的なシルエットは大人に合うものであり、大人の女性にとって不釣り合いというわけではない)」

P「(むしろあずささんの清楚さ・可愛らしさがとても引き立っている!)」

P「(可愛い服を着ることができてあずささんも嬉しそうだ!今回の仕事は成功だ!)」

P「歩はダンスを生かせる職業を探してアイドルになったんだよな」

P「ダンサーよりもアイドルを選んだ理由、それは……自分が可愛いという自覚があったからに違いない!」

P「そう、歩はぶりっ子だということだ!」

P「まあ、歩の可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、歩を可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「歩!バラエティ番組の仕事取ってきたぞ!」

歩「バラエティ番組?どんなことするの?」

P「ファッションのコーナーに出てもらうことになったんだが、いいか?」

歩「ファッション?アタシってそんなガラじゃないような気がするけど……」

P「普段カジュアルな格好してる子の方が企画には合ってるんだ」

歩「そっか、じゃあアタシ出てみるよ!」

〜収録中〜

女「今回はゲストに765プロから舞浜歩さんにお越しいただきましたー!」

歩「よろしくお願いしまーす!」

女「では、普段カジュアルコーデな子をガーリーコーデにしちゃおうコーナー、早速いきましょー!」

歩「ええっ!?」

女「こちらのピンクでフリフリした可愛いのとかを……」

歩「(ぷ、プロデューサー!マイガー!ハメられた!)」

P「(後に歩は少女のようにあどけないファッションに身を包むことになったが、上手く着こなしていた)」

P「(普段とのギャップがいい方向に作用しているだろう)」

P「(それと、歩のリアクションもいちいち面白かったぞ!今回の仕事は成功だ!)」

P「亜利沙はたびたび、自分のことを可愛くないなどと卑下する」

P「それはこれまで見てきた数多くの可愛いアイドルと自分を比べてしまい、自信を失ってしまうからだ」

P「いや、もしかしたら『そんなことないよー、亜利沙は可愛いよー』とか言ってもらうために言ってるのかもしれない!つまり自分が可愛いという自覚がある!」

P「そう、亜利沙はぶりっ子だということだ!」

P「まあ、亜利沙の可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、亜利沙を可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「亜利沙、次の公演はこんな感じでどうだ?」

亜利沙「おおっ!可愛い衣装ですね!」

亜利沙「……ん?ちょっと待ってください、この衣装って……」

P「お、気づいたか。さすが、目ざといな亜利沙は」

亜利沙「はい!これは伝説の可愛い系アイドル、○○ちゃんの衣装を意識したものですね!」

P「その通り!」

亜利沙「で、でも、ありさなんかに着こなせるのでしょうか……」

P「絶対大丈夫だ!」

〜公演中〜

亜利沙「みなさん、もっとはしゃいじゃいましょー!」

ワアアアアアアア!!!

亜利沙「では、いきますよー!」

P「(衣装だけでなく、演出にも伝説の可愛い系アイドル○○のオマージュが取り入れられている)」

P「(これは一部のコアなアイドルファンの間でも話題になった)」

P「(またそうでないファンからも、亜利沙がいつにも増して可愛いと上々の評判だった)」

P「(今回の公演は大いに盛り上がった!今回の仕事は成功だ!)」

P「杏奈のあの天使みたいな甘い声はなんなんだ!あんなの可愛い子ぶってなきゃ出せないだろ!」

P「それに好きなものが”かわいいもの”っていうのも、『可愛いものが好きな私可愛い!』ってやつに違いない!」

P「そう、杏奈はぶりっ子だということだ!」

P「まあ、杏奈の可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、杏奈を可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「杏奈、次の仕事はこれだ!」

杏奈「えっと……CM撮影……?」

P「ああ、そうだ。新作ゲームのCMだ」

杏奈「これ……乙女ゲー……。杏奈……普段こういうジャンル、やらないけど……いいんですか……?」

P「もちろん。このCMには杏奈がハマるだろうとビビッときたんだ!」

〜撮影中〜

杏奈「……」ポチポチ

男キャラ『……好きだ!』

杏奈「っ……!」///

P「(後にCMが放送されたが、キュンキュンする杏奈が可愛いと話題になった)」

P「(乙女ゲーをプレイする杏奈が新鮮、杏奈を攻略したい、杏奈に攻略されたいなどさまざまな反応があった)」

P「(試供品としてもらったゲームを劇場のアイドル達が楽しんでいるようだ。今回の仕事は成功だ!)」

P「育は……この劇場で最年少」

P「今はまだあまり可愛い子ぶってないかもしれないが、どうせそのうちぶりっ子になるんだろ?」

P「そう、育はぶりっ子だということだ!」

P「まあ、育の可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、育を可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「育、雑誌の撮影の仕事が入ったぞ」

育「……これ子供向けの服の撮影だよね?」

P「そうだな。可愛いだろ?」

育「わたし、もっと大人っぽい服着てみたいなー」

P「そういうのはもっと大人になってから着ればいいんだ」

P「育に合っている、今しか着られない服なんだ。自分にできることをしっかりやれるのが大人だと思うぞ」

育「ふーん……そうだね!じゃあわたし、お仕事がんばるね!」

育「あれ?でもこのみさんは、大人なのにわたしと同じような服着て撮影してるよ?」

P「そ、それはだな……」

〜撮影中〜

カメラマン「じゃあ撮りますねー」

育「はーい♪」

パシャッ パシャッ

P「(なんかいつもと同じ仕事してる気がするぞ)」

P「(まあいいだろう、いつもと同じように上手くいっている。今回の仕事は成功だ!)」

P「海美は露出の多い服を着てくることが多い」

P「露出の多い服を抵抗なく着られるのは、自分の容姿に自信があるからではないだろうか!」

P「そう、海美はぶりっ子だということだ!」

P「まあ、海美の可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、海美を可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「海美、こんな仕事を取ってきたぞ」

海美「これは……雑誌のインタビュー?」

P「人気上昇中のアイドルに迫る、っていう感じの雑誌だ」

P「写真を撮ったり、どんな思いでアイドルをやっているかとか書いたりしてもらうことになるぞ」

海美「へー、楽しそう!……でもなんか緊張してきたかも!」ウズウズ

P「可愛い服着てる写真をたくさん撮ってもらえるかもしれないな」

海美「そうなんだ!楽しみ〜!」

〜取材中〜

記者「へえ、アイドルを始めたきっかけの一つに、可愛い服を着られるからっていうのがあるんだね」

海美「うん!」

記者「じゃあ、可愛い服着てる写真もたくさん載せちゃおうか」

海美「ホントに!?でも、インタビューなのに写真ばっかりになっちゃっていいんですか?」

記者「そうだね〜、画像の比率が高ければインパクトとか親しみやすさってのが高まるね」

記者「逆にその方が海美ちゃんのイメージにも合うかもしれないよ。レイアウトとかこっちの方でいろいろ調整するしさ」

海美「そうなんだ!ありがとうございます〜!!!」

P「(この後、海美はコーディネーターさんと話しながらさまざまな衣装を着て撮影した)」

P「(そして雑誌が発売され、評判は上々だったため海美の魅力が十分に伝わったようだ)」

P「(何より、いろんな服を着て撮影している海美の様子はとても楽しそうだった。今回の仕事は成功だ!)」

P「エミリーは、えっと……」

P「ブリティッシュ、つまりブリっ子というわけだ!」

P「まあ、エミリーの可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、エミリーを可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「エミリー、猫カフェでのロケの仕事はどうだ?」

エミリー「猫茶店ですか……素敵です!」

P「こういうとこ、行ったことあるか?」

エミリー「行ったことはないですけど、動物は好きなので楽しみです♪」

P「そうか、ぜひ楽しんでくれ!」

〜ロケ中〜

ニャーニャー

エミリー「うふふっ、みなさんとても可愛らしいですね♪」

店員「どうですか?エミリーちゃんのお気に入りはどの子かな?」

エミリー「うう、選べません〜」

猫「ニャー」

エミリー「はい、どうしました?可愛いですね♪」

店員「お、その子に気に入られるのは珍しいですねー。他の猫ちゃん達よりも落ち着いてるんですよ」

店員「ブリティッシュショートヘアといって、エミリーちゃんと同じイギリスの子なんです♪だから気が合うのかもしれませんね♪」

ブリティッシュショートヘア「ニャー♪」

エミリー「ふふっ、英国の短毛さんですね♪とっても可愛いでしゅ〜♪」ニコニコ

英国の短毛「ニャ!?」

P「(エミリーの幸せそうな笑顔は、見ているこっちも幸せな気分になれる)」

P「(猫の魅力もエミリーの魅力も存分に伝わったこと間違いなしだ。今回の仕事は成功だ!)」

P「エレナはスキンシップが激しい」

P「きっと自分みたいに可愛ければ過剰なボディタッチも許されるなんて思っているに違いない!」

P「そう、エレナはぶりっ子だということだ!」

P「まあ、エレナの可愛さなら許されるけどな!」

P「よし、エレナを可愛い路線でプロデュースするぞ!」

P「エレナ、次の仕事は子供向け音楽番組だ」

エレナ「子供向け音楽番組?」

P「ああ。小さい子と一緒に歌ったり踊ったりするんだ」

エレナ「おー、楽しそうだネ〜♪」

P「子供の相手は得意か?」

エレナ「うんうん♪任せてヨ!」

〜収録中〜

エレナ「みんなー♪一緒に歌おうネ〜!」

ワーワー

エレナ「おてて繋いで、ほらほらキミも♪」

キャッキャッ

P「(天真爛漫なエレナは、この場にマッチしているな)」

P「(そういえばエレナには弟がいたな。年下の面倒を見るのは得意なのかもしれない)」

P「(子供達もエレナも笑顔が眩しく、とても楽しそうだ。今回の仕事は成功だ!)」

このようにPの情熱的なプロデュースにより、765プロのアイドル達はどんどん人気を伸ばしていった。

その中でも特に、あ行で始まる名前のアイドル達の活躍が目立っていた。

その結果、あ行で始まる名前のアイドルは売れるというジンクスが生まれたとかなんとか。



END

これで終わりです。
茜ちゃん好きです。誕生日おめでとう。

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