【予定は未定】千早「おめでとう」 ライラ「えへへー」 (37)

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【予定は未定】楓「六周年、です♪」 千早「……」
【予定は未定】楓「六周年、です♪」 千早「……」 - SSまとめ速報
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千早「みなさんこんばんは、如月千早です」

ライラ「ライラさんでございますよー」

千早「さて、前回放送からなんと一年以上が経過してしまいました」

ライラ「過去最長でございますですか?」

千早「年内に一回放送できただけでも上出来でしょう」

ライラ「あー、その通りかもしれませんです」


千早「コホン、今回はそんなことよりも」

ライラ「ほえ?」

千早「ライラさん、おめでとう!」

千早「総選挙で三位になったんですってね」

ライラ「…………」

千早「ライラさん?」

ライラ「……なんだか変な感じでございます」

ライラ「本当のことなのですが、夢を見ているみたいなのです」

千早「そういう時は、頬をつねってみるといいらしいわよ?」

ライラ「……痛いでございます」

千早「ふふ、ならこれは現実ということね」


ライラ「そう……でございますね」

千早「大丈夫よ、ライラさん」

ライラ「千早さん?」

千早「これから忙しくなるんですもの」

千早「実感なんて嫌でも湧いてくるわよ」

ライラ「おー……」

千早「事務所は違うけれど、私もアドバイスくらいはできると思うし」

ライラ「ご迷惑ではございませんですか?」

千早「……ライラさん」

ライラ「はいです」

千早「ライラさんとのステージ、私も楽しみなの」

千早「だからライラさんにも頑張ってもらわないと、ね?」

ライラ「おー!」


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千早「例によって私は何も聞かされていないのだけれど、ライラさんは?」

ライラ「今日はお散歩するそうでございます」

千早「……スケジュールも無理を通した感じだったし、本当にノープランみたいね」

ライラ「ライラさんのせいでございます?」

千早「いいえ。それは逆よ、ライラさん」

ライラ「ほえ?」

千早「今日放送できたのはライラさんのお陰」

千早「下手をすると、年内に放送がなかったかもしれないもの」

ライラ「おー……」

千早「だからありがとう、ライラさん」

ライラ「えへへー、照れますです」


千早「でもそうすると、今日は久々に二人だけなのかしら」

ライラ「ゲスト、いらっしゃいますですよ?」

千早「……はい?」

ライラ「ゲストお呼びしてますです」

千早「……昨日の今日決まったようなスケジュールなのに?」

ライラ「はいです」

千早「…………」

ライラ「千早さん?」

千早「そういえば、ウチのスタッフは明後日の方向に優秀だったなぁって」

ライラ「スタッフさん、褒められましたですねー」

千早「……褒めているわけではないのよねぇ」


千早「まあいいわ。ライラさん、紹介をお願いしてもいいかしら」

ライラ「かしこまりましたですよ」

ライラ「本日のゲスト、望月聖さんでございますー」

聖「あの……よろしくお願い、します……」

千早「ようこそ、望月さん」

ライラ「よろしくお願いしますですねー」

聖「えっと……はい」

千早「望月さんって確か……総選挙で上位に入賞したって聞いたような」

聖「はい……そうなんです」

ライラ「えへへー、お揃いでございます」

聖「私がA組で、ライラさんがB組……です」


千早「今まさに時の人をこんな番組に……」

ライラ「千早さん?」

千早「なんだか申し訳なくなってきたわ」

聖「いえ……そんなこと……」

ライラ「ライラさんはお楽しみいただけると思いますですが」

千早「……そう、ね」

千早「望月さん、今日は息抜きと思って楽しんでもらえると有り難いわ」

聖「息抜き……ですか……?」

ライラ「はいです、のんびりお散歩なのですよ」

聖「ふふっ……分かりました」

千早「それでは予定は未定、今日もよろしくお願いします」


――――――
――――
――

ライラ「うー、段々寒くなってきましたです」

千早「ドバイって、冬もあったかいのかしら」

ライラ「朝と夜に涼しいくらいですねー」

聖「冬……ないんですか……?」

ライラ「あー、ほとんど夏でございます」

千早「それはちょっとしんどそうね」

ライラ「ですのでお昼は外に出られませんですよ」

聖「じゃあ、お散歩……できませんね」

ライラ「朝と夕方だけでございますねー」

千早「ライラさんにはちょっと物足りないかしら」

ライラ「ですので、この番組は終わって欲しくないでございます」

千早「……頑張りましょう」


千早「望月さんは、寒いのは平気なの?」

聖「寒いの好き……です。雪も好き……だから」

千早「私も、冬の透き通った空気は好きかしら」

聖「わかり……ます」

ライラ「ライラさん、冬はお外よりおこたでアイスがいいですねー」

千早「ふふっ、ライラさんらしいわね」

ライラ「聖さんとも冬のフゼイをマンキツしましたですよ」

聖「寒かったけど、楽しかった……ですね」

千早「……寒い?」


ライラ「はいです。窓を開けて、おこたで雪見アイスでございます」

千早「それは……寒い、わよね」

聖「みんなでくっついて……あったかかったです……よ?」

ライラ「おこたで丸くなるのも日本の冬なのです」

千早「それは猫……まぁ、楽しいのなら何よりよね」

聖「ふふ……はいっ」


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ライラ「千早さん、ちょっと寄り道よろしいですか?」

千早「ああ、あの公園ね。構わないけれど……」

聖「あ……行っちゃった……」

千早「寒いのは苦手でも、楽しそうなことには全力だから」

聖「はい。ライラさんといると……心があったかく……なります」

千早「ええ、本当にね」


聖「私、選挙で選ばれたの……初めてで……」

聖「嬉しかったです……けど…………本当に私で良かったのかな……って」

聖「そんな時に……ライラさんが、お散歩しましょうって」

千早「ふふ、目に浮かぶようね」

聖「いろんなおしゃべりをして、商店街でコロッケを買って……」

聖「一緒に歩いているだけで……不安が……溶けていくようで……」


千早「ライラさんはきっと、難しいことは考えていないのよね」

聖「そうなん……ですか……?」

千早「多分だけれど、笑顔になって欲しかっただけなんじゃないかなって」

聖「あ……」

千早「理屈じゃないのよ、きっと」

千早「隣に人がいてくれる有り難さを頭じゃなく、心が知っているのね」

聖「すごい……ですね」

千早「そうね。知っていることと、実際に動けることは違うものね」


聖「ライラさんも……ですけど、そんな風に言える……千早さんも」

千早「……私は理屈から入って、なかなか動けないのだけど」

聖「でも……誰かを分かってあげられるの……素敵、です」

千早「…………その、ありがとう?」

聖「私も、お二人みたいな……お姉さんになりたい……な」

千早「それは光栄だけれど、望月さんは望月さんだから良いところもあると思うわよ?」

聖「私……だから……?」

千早「だからたくさんの人が応援してくれたのでしょう?」

聖「そう……ですね」


千早「……ちなみに、なのだけれど」

聖「……はい?」

千早「望月さんって、今いくつなのかしら」

聖「13歳……です」

千早「(13歳でこのスタイル……くっ)」

聖「あの……それが何か……?」

千早「い……いえね、お姉さんなんて言われたからちょっと気になって」

聖「……?」

千早「(そう、望月さんは何も悪くないの。悪いのは……)」

ライラ「千早さーん、聖さーん」

聖「呼ばれました……ね」

千早「……行きましょうか」


――――――
――――
――

千早「それでライラさん、これは?」

ライラ「ほえ? ミカンでございますよ?」

千早「いえ、そういうことではなくてね」

聖「さっきまで……持ってなかった……ですよね?」

ライラ「あー、先ほどお婆さんからいただきましたです」

千早「うんまあ、ライラさんらしいけれど」

聖「私たちの分まで……ふふっ、ありがとうございます」

ライラ「ミカンを食べながら、ベンチでひなたぼっこでございます」

千早「ふふ、そういうのもいいかもね」

聖「お日様……あったかいです」

ライラ「ふふー、ミカンも甘くておいしいですよー」


千早「そういえば望月さんは、どうしてアイドルに?」

聖「夜、公園で歌っていたら……もっと聴きたいって……言ってくれて」

聖「それで……アイドルにならないか……って」

聖「アイドルとして、歌を……いろんな人に届けないかって」

千早「(一歩間違えばそれって……)」

聖「聴いてもらうことと……届けること……似ていて、でも違って……」

聖「でも、頑張りたいなって……思うんです」

ライラ「聖さんの歌はとってもキレイなのでございますよ」

千早「歌を届ける……か」

千早「難しいことだけれど、歌に想いを乗せて届けられたら素敵なことよね」

聖「……はいっ!」

ライラ「ライラさんも頑張りますよー」


千早「それはそれとして」

ライラ「はいです?」

千早「ライラさんがスカウトされたときの話でも思ったんだけれどね」

聖「……はい」

千早「怪しいとか、思わなかったのかしら」

ライラ「ライラさん、人を見る目には自信ありますですよ」

千早「ライラさんはまあ……そうかもしれないけれど」

聖「えっと……歌を聴いてくれて、褒めてもらえて……」

聖「いい人だなって……そう、思ったので……」

千早「望月さん」

聖「……はい」

千早「世の中には悪いことを考えている人もいるって、覚えておいてね」


ライラ「聖さんにはライラさんも、お友だちもたくさんなので大丈夫でございますよ」

千早「……そうね。余計なお節介だったかしら」

聖「いえ、そんなこと……ありがとうございます」

千早「心の片隅にでも置いておくくらいでいいのだけれど、ね」

千早「それに、真逆のことを言うようだけれど」

千早「だからこそ、人を信じるっていうのは大切で、価値があることだと思うの」

ライラ「おー……」

千早「なんて、何を偉そうに言ってるのかしら」

聖「すごく……素敵だと思います」

千早「ありがとう、望月さん」

ライラ「千早さん、少しお顔が赤いでございます?」

千早「……分かっていても黙っていて欲しかったわ」

聖「ふふっ」


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千早「さて、ちょっと向かいたいところができたのだけれど」

ライラ「おー、どちらでございますか」

千早「確か、駅の方に商店街があったなって」

聖「商店街……ふふ、楽しそうです」

ライラ「それではレッツゴーでございますねー」


千早「そういえば二人とも、公園でスカウトされたのね」

ライラ「ふふー、お揃いでございます」

聖「私も、ライラさんも……選挙で選ばれたのも……初めてで」

ライラ「ドキドキでワクワクなのですよー」

聖「私は……不安の方が大きい……です」

千早「選挙って、私は経験したことがないのだけど」

千早「でも、いい機会よね」

聖「いい機会……ですか?」

千早「経験したことのない、新しいお仕事なのでしょう?」

ライラ「きっとたくさんの人とお会いできるのですよ」

千早「それはつまり、いろんな人に歌を届けられるってことよね」

聖「……あ」


千早「それなら、楽しまないともったいないわ」

聖「楽しむ……」

千早「ここに理想の先生もいることだし、ね」

ライラ「ほぇ?」

聖「ふふ……そうですね」

ライラ「どういうことでございますか?」

千早「ライラさんはなんでも楽しめる達人ってことよ」

ライラ「おー……ライラさんは達人だったのでございますか」

聖「千早さん……ありがとうございます」

千早「お礼を言われるようなことでもないのだけれど」

聖「でも、一人で不安がる必要はないって……気づけたから……」

千早「それじゃあ……どういたしまして、かしらね?」


ライラ「やっぱり千早さんはすごいでございますねー」

千早「そうかしら? ライラさんの方がすごいと思うけれど……」

聖「……お二人とも、素敵なお姉さん……です」

ライラ「えへへー」

聖「わぷっ」

ライラ「ぎゅーっ、でございます」

千早「ふふっ」

ライラ「千早さんも一緒に、ぎゅーっ」

千早「きゃっ」

聖「ふふっ、ふふふ♪」

千早「もう……ふふっ」


――――――
――――
――

ライラ「商店街、到着でございます」

聖「ここに……何かあるんですか?」

千早「ええ、多分あると思うのだけど……あっ」

千早「ごめんなさい、ちょっと待っていてもらえるかしら」

ライラ「はいですよー」

聖「えと……行ってらっしゃい?」

千早「すぐに戻るわね」


ライラ「何があるのか楽しみでございますねー」

聖「ふふ……そうですね」

聖「…………」

ライラ「どうかしましたですか?」

聖「あの……これでいいのかな……って」

ライラ「なにがでございますか?」

聖「お散歩と……おしゃべりだけ……だから」

ライラ「あー、そういうことでしたか」

聖「せっかく呼んでもらえたので……もっと何か……」

ライラ「聖さんは今楽しいでございますか?」

聖「はい、楽しい……です」

ライラ「ならそれで良いのですよ」

聖「え……?」


ライラ「今日はのんびり息抜きのお散歩会なのです」

ライラ「ですので、聖さんが楽しいのが正解なのでございます」

千早「そうね。肩肘を張る番組でもないものね」

ライラ「おー、お帰りなさいです」

千早「ふふ、ただいま」

聖「あ、お帰りなさい……です」

千早「番組的に面白いかはスタッフが悩めばいいのよ」

聖「……でも」

千早「今日の放送は散歩。そう言ったのはスタッフだもの」

千早「面白くなくても私たちの責任じゃないわ」

ライラ「スタッフのみなさん優秀ですので大丈夫でございますよ」

聖「そう……なんですか?」


千早「そうよ。というわけではい、これ」

聖「わっ、これ……コロッケ……」

ライラ「おー、アツアツでございます」

聖「千早さん、これを買いに……?」

千早「さっきライラさんと食べたって教えてくれたでしょう?」

千早「だから私も一緒に食べたいなって思って」

ライラ「ふふー、三人お揃いでございますねー」

聖「あ……ありがとうございます……」


ライラ「おー! サクサクでホクホクでございます!!」

千早「ライラさんもう食べてるし……」

聖「ふぅー、ふぅー……あむ」

千早「どうかしら?」

聖「ふふっ、おいしいです♪」

千早「それは良かった。それじゃあ私も……うん、美味しい」

ライラ「えへへー、おいしい笑顔はステキでございますねー」


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千早「さて、そろそろ時間みたいね」

ライラ「あー、もうでございますか」

千早「望月さん、今日はどう……」

聖「……コロッケ、おいしかったな……♪」

千早「……聞くまでもなかったみたいね」

ライラ「ふふー、かわいらしいでございます」

聖「……あっ、ごめんなさい」

千早「いいのよ。楽しんでくれたみたいだし」

聖「それは……はいっ!」

ライラ「おー、それは良かったです」


千早「選挙で選ばれた人を呼ぶ番組だったのかは置いといて、ね」

聖「いろんなお話が聞けて……勉強になりました」

千早「真面目よね、望月さん」

ライラ「そこも聖さんの良いところでございます」

聖「……?」

千早「そうね。望月さんはきっとそのままでいいのね」

ライラ「ふふー、千早さんがお姉さんでございます」

千早「ちょ、ライラさん!?」

聖「ふふっ、千早さんもライラさんも……素敵なお姉さんです♪」

ライラ「おー、嬉しいでございますねー」


千早「二人とも、新しいお仕事も頑張ってね?」

ライラ「はいですよ」

聖「はいっ」

千早「というわけで、今回の放送は望月聖さんをゲストにお送りしました」

ライラ「のんびりお散歩、楽しかったですねー」

聖「はい、とっても」

千早「そう言ってもらえると救われるわ……」

ライラ「それでは次回は……あー……」

千早「まあ、その内あるでしょう」

聖「その内……ですか?」

千早「気まぐれみたいな番組ですから」

ライラ「予定は未定なのですよ」

聖「不思議な番組……ですね」

千早「ええ、まったく」

ライラ「それではみなさん、またお会いしましょー」


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【CGプロ】

ライラ「ただいま戻りましたですよー」

楓「あら、お帰りなさいライラちゃん」

ライラ「おー、楓さん。ただいまでございます」

楓「確か今日は、千早ちゃんとの番組でしたか?」

ライラ「はいです。とても久し振りでしたですよ」

楓「私も行きたかったです。準レギュラーなんですから」

ライラ「あー……それはスタッフさん次第でございますねー」

楓「次……はいつになるんでしょうか」

ライラ「それも分かりませんですねー」

楓「ふぅ、気長に待つことにします」


楓「その前に大きなお仕事もありますしね」

ライラ「はいですよ」

楓「あらためて予選B組3位おめでとうございます、ライラちゃん」

ライラ「楓さんも、予選A組3位おめでとうございますですよ」

楓「ふふ、お揃いですね」

ライラ「ですねー」

楓「でも、本選では負けませんからね?」

ライラ「…………」

楓「どうかしましたか?」

ライラ「なんだかフシギだなーと思ったのです」

楓「不思議……?」


ライラ「ライラさんはこれまで、選挙で選ばれたことはございませんでした」

ライラ「ですが今回初めて選ばれまして、本選では楓さんとも競争なのです」

ライラ「ライラさん、主役の一人になったのだなーと思いましたですよ」

楓「ライラちゃん……」

ライラ「家出をして日本に来て、アルバイトをクビになってアイドルになりました」

ライラ「最初はお家賃のためでしたが、アイドル好きになりました」

ライラ「でもパパに見つからないようにしてきましたです」

ライラ「そんなライラさんが、楓さんたちと同じステージに立つのがフシギな感じなのですよ」


楓「……何も不思議なことなんてありませんよ」

ライラ「ほえ?」

楓「ライラちゃんも立派なアイドルなんですから」

ライラ「おー……」

楓「だから胸を張っていいんです」

楓「胸を張ってお仕事をして、正々堂々本選で戦いましょう?」

楓「それが、応援してくれる人に応えることなんですから」

ライラ「えへへー、はいですよ!」

楓「ふふっ、やっぱりライラちゃんは笑顔が似合います」

ライラ「ふふー、笑顔で幸せおすそ分けでございますよー」


<〆>

というお話でございました
最近ネタが出てこなかったので書けてなかったのですが、今回ばかりは

初登場時に一目惚れして担当になってから約9年
ちはライSS書くようになってから約7年
……ようやく私の鼓膜がアップデートされ、ライラさんの声が聞こえるようになります
こんなに嬉しいことはありません
各位に最大の感謝を

突貫で仕上げたものではありますが、お楽しみいただけましたなら幸いです

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