【ひなビタ♪】すみれ「纒先輩と久々に……」心菜「私達もいるよ」 (28)

◆ひなビタ♪SSです 3年ぶり
◆今年の11/14でひなビタ♪は10周年!おめでとうございます
◆更に11/14からYoutubeでシャノワール・オンラインが開店!作業用BGMとかにどうぞ

(これまでのあらすじ)
過去に久領堤纒に手籠めにされて今も思いを募らせている菫平すみれ。
彼女はどうにかして倉野川に辿り着き、纒と再会するがそこにいたのはここなつを侍らせている纒の姿だった。
当然すみれは激怒するがそんな彼女に纒は熱烈なキスを食らわし彼女をホテルに連れ込み……。

夏陽「一応言っておくけど、今回の話は90%くらい妄想だからね!だってまだ全然情報が無いんだもの」

心菜「いきなりメタだね、なっちゃん……」

夏陽「細かい事はいいのよ、それよりお姉さん達を追わないと!」

心菜「うん……あのホテルでいいのかな?」

~ホテル「ホワイトストリーム」~

纒「さ、着きましたよ菫平さん」

すみれ「ここが今日の纒先輩の愛の巣なんですね……?」

纒「う、うん……貴方、大分拗らせてません?」

すみれ「そんな事ないです!私はずっと纒先輩一筋なんですから!」

纒「それを拗らせてるって言うんじゃ……でも、そう言われると、滾っちゃうわね?すみれちゃん」クイ

すみれ「あ、纒先輩……」

纒「こうやってキスするのは、何年ぶりだったかしら?」

すみれ「何年でもいいです」

纒「そ」フフッ

夏陽「お姉さーん」ガチャ

心菜(あ、キス寸前……邪魔しちゃった?)

纒「あらここなつのお二人!別にこの部屋に来なくても良かったのに」

夏陽「そうなんですけど、他の部屋空いてなくて」

心菜「そもそもお姉さんとお部屋一緒にしようと思ってたから」

纒「あらあらそうですか!お二人が私と一緒にいたがってくれて嬉しいです」

夏陽「そうそう、明日はシャノワールに行こうねって話もしようと思ってたのよ?さっちゃんの娘がもう大きくなってシャノワールでお手伝いしてるらしいから」

纒「えっなんですかそれ!春日さんに娘さん!?やっぱりお相手は和泉さんなんですか!?」

すみれ「あ、あの、纒先輩……」

纒「あら、すいません」

心菜(不憫……)

すみれ「纒先輩、確かに他の人に見せつけるようにえっちはしたことありますけど……」

夏陽(あるんだ)

心菜(お姉さんが彼方此方で女ハーレム作ってたって話は本当なんだね……)

すみれ「で、でも!今回は久々だから、纒先輩と二人きりでしたいです……」

纒「ふむむ」

心菜「お姉さんお姉さん、私はいいよ?」

夏陽「そうよ、お外で心菜とこの辺を見て回ってもいいし、終わったら呼んでくれれば」

纒「むむむむ……折角お二人が来てくれたのにもどかしいですが……でもまあ30分あれば終わると思いますから、それで」

夏陽「はーい」

すみれ(このおかしな状況を簡単に飲み込んでしまうなんて……この二人、なかなかやる……!)

心菜(……なんかすみれお姉さんに睨まれてる?)

……

「すみれちゃん」
「纒先輩」

ちゅう、と慣れた口付け。
いや、慣れてなんかない。
私の心はいつもこの纒先輩からのキスで火照っちゃうんだ。
それに久々だから余計に熱い。
既に火照った身体は更に体温が上がって燃え上がりそうなくらい。
勿論そんなことはないんだけどね。

「んん、っふ、う」
「んんっ!」

早速私の口内に侵入してくる纒先輩の舌。
好き勝手に動き回って口の中を蹂躙してくる。
その際に塗られる唾液はなんだか甘いような気がして。
こういうのをプラシーボ効果って言うんだっけ。
毎回そう感じちゃってるのかな。

「んうう、ちゅうっ、ふ、れるっ」

纒先輩の舌は一方的に私に絡んでくる。
私は無抵抗にそれを受け入れるばかりだった。
なんでかって、今日は纒先輩からして欲しいから。
私と纒先輩の関係は、大体纒先輩が攻めで私が受けだった。
どちらかと言えば纒先輩は攻めのほうが性に合ってるみたいだし、私も受けの方が好き。
そこらへんはとってもお似合い、っていうのは言い過ぎかな?

「れる、ん、ふ、ふう……」

もう離れちゃう纒先輩の唇。
もっといっぱいキスして欲しかったのに。
でも私の心情はさっきのキスで蕩けちゃってた。
ぼんやりと眼の前の纒先輩を見つめる。
纒先輩は舌なめずりなんかして、すごくえっちな顔をしてた。
勿論私はそんな纒先輩の表情は何度も見たことがある。
その度に私のそんなに大きくない胸はどくどくと高鳴ってた。

「うふふ、すみれちゃんって、する時っていつもそんな目で見てくるわよね」
「だ、だめですか……?」
「ううん、私はその目で見られるの好きよ、すみれちゃん」

纒先輩に「すみれちゃん」って呼ばれる度に凄くドキッとする。
心情がぽかぽかする、っていうか、纒先輩が酷く愛おしいみたいな。
彼女が好き、っていう気持ちなのかな。
以前私が「名前を呼ばれながらされるのが好き」って言ったせいか、纒先輩はよく名前を呼んでくれる。
私の名前を愛おしそうに、それでいて艷やかに。
背筋がゾクゾクして、ますます頭の中が愛欲色に染められていく。

「暑いわね……最初に脱いでおけばよかったかしら?」

するすると纒先輩は私の服を脱がしてくれる。
言ってくれれば自分から脱ぐんだけど、纒先輩に脱がされるのも好き。
なんというか、これから纒先輩とするんだ、って感じがするから。

「うふふ、綺麗な身体ね、すみれちゃん」
「そ、そうですか……?結構年も嵩んじゃったんですよ……?」
「そんな事ないわ、貴方はいつも綺麗よ」

纒先輩はまっすぐ裸に剥いた私を見つめながらそんな事を言ってくれる。
お世辞なのかそうでもないのかは私には判断が付かない。
だっていつもそう言ってくれるもの。
だけどそう言われるとまた纒先輩が好き、っていう気持ちは強くなる。
というか、こういう事をしているとずっとそう思っちゃう。
服を脱がされて肌寒いはずだけど、そんな事もちっとも感じなくなってた。

「ちょっと待ってねすみれちゃん、私も脱ぐから」

私はちょっと珍しい、と思った。
纒先輩は私にする時は服を着たままな事も多いし。
もしかしてこの後の事を想定してなのかな。
今は私としている場面なのに!
私以外の事は考えないで欲しい、というのはきっと我儘。

「うふふ、脱いだわよ」
「わぁ」

纒先輩の身体を見るのは久しぶりだったけど、やっぱり綺麗。
細い腰、華奢な手足、それでいて胸は大きくて目を引く。
というか、前より大きくなってる気がする。
やっぱりここなつの二人にもむにむにされてたのかな?

「もう、そんなじっと見つめられると照れちゃうわ」

ちょっと気恥ずかしそうに纒先輩は身体をくねらせる。
可愛らしい仕草だけど、私に向けられた視線は逸らされていない。
きっとこれからどうやってするのかを考えているんだ。
私としては、纒先輩にだったら何されてもいいんだけど。
ハードな事もした関係性だけど、最初だし、やっぱり……。

「ふふふ、じゃあスタンダードにいこうかな、すみれちゃん」
「は、はい、纒せんぱ、んんっ」

また重ねられる私と纒先輩の唇。
当たり前のように舌が絡んで、生暖かい唾液をじゅるじゅると泡立たせてた。
一緒に私の意識もどろどろ。
纒先輩にこうされるのが私は好きなんだ。
久々の感覚なせいか、すぐに頭は回らなくなっちゃった。

「れろ、ちゅ、すみれちゃん、ちゅ」
「はぁ、はぁ、まとい、せんぱ」

キスを重ねながら纒先輩は私を愛撫してくれる。
肌質には気を遣っていたつもりだけど、今は汗ばんでベタベタしちゃってるんじゃないかな。
でもその湿った感触がいいって前に纒先輩は言ってたっけ。
纒先輩の撫で方は優しくて、心地良くて、私の信条をまた蕩けさせてくれる。
こうされると心地良いって事ぐらいしか分かんなくなっちゃう。
私はじっとぼんやりした瞳で纒先輩を見つめた。
もっとして、みたいな気持ちはきっと露骨。

「ちゅ……んふふ、すみれちゃんったら、物欲しそうな顔しちゃって、可愛いわよ?ちゅう」
「んんっ!」

隙だらけの私の首筋に吸い付いてくる纒先輩。
こうされるのもやっぱり久しぶりで。そりゃそう。
私に痕を付けるのは纒先輩しかいないんだから。
向こうからの独占欲?そんな感情を感じて、また私はゾクゾクしちゃった。

「ああ、纒先輩、キス痕、付けてくれたんですね」
「そりゃそうよ、すみれちゃんは私だけのものだもんね?」
「は、はい」

そ、そんな事言ってくれるなんて!
勿論、そのつもりではあったけれど、纒先輩に実際に言われるとなんだかすごい。
気持ちが更に昂ぶるような。
きっとそれも纒先輩は想定済みなんだ。

「うふふ、キスだけじゃ物足りないでしょ?もっと色々触ってあげる」
「纒せんぱ、あ、っ」

むに、と私の胸を鷲掴みにする纒先輩の手のひら。
私の胸はそこまで大きくもないから、纒先輩の手で簡単に覆えちゃう。
前に纒先輩は「手にフィットする感じがしてすみれちゃんの胸好きよ」って言ってくれたっけ。
今もそんな変わらないサイズだけど、好きでいてくれるかな?

「ん、んんっ、は、っ、はぁ」

早速揉みしだかれる私の乳房。
確かにある程度の柔らかさはあるけど、そこまで触り心地が良いとも思ってない。
纒先輩と比べるとそれは露骨で。
でも纒先輩は熱心に私の胸を愛撫してくれて、それもまたドキドキした。
自然と甘い声が口から出ちゃう。
尤も今の私には抑える気概も無いんだけど。

「あ、ああっ、は、はぁ、はぁっ」
「ふふ、反応良いわねすみれちゃん」
「だって、纒先輩に、されてるから……」
「うふふ、すみれちゃんったら」

纒先輩は私の胸を揉みしだきながら、もう片方の手を私の下半身へと向けている。
意識は朦朧としてるけど、纒先輩がしようとしている事はすぐ分かっちゃう。
そこは結構前から纒先輩に触って欲しくて準備万端だったから。
今も期待感でどろっとした液体が漏れ出してるんじゃないかな。
こんなに濡れるのはやっぱり、纒先輩だからに他ならない。
他に理由なんてあるはずない。

「んんっ……!」
「やっぱり、どろどろね、すみれちゃん」

そう言いつつ、纒先輩はどこか嬉しげに見える。
自分の愛撫で濡らしてた事が嬉しいのかな。
私なんて、纒先輩から誘われるだけで下半身が疼いちゃうくらいなんだけど。

「これなら解す必要もないかな?うふふ」
「は、はい、纒先輩、お願いします……」
「言われなくても!」

やっぱり纒先輩は嬉しそうだった。
その嬉しさが私から来ているなら、私も嬉しいな。
でも微笑む余裕は無かったし、時間もなかった。
纒先輩は素早く私の大事な部分に触れてきていたから。
敏感な部分を指で触れられ、私は思わず大きく喘いじゃう。

「ああ、んっ!」
「すみれちゃん、可愛い声♪」

そ、そうかな、毎回聞くに堪えないって思ってるんだけど。
纒先輩には可愛く聞こえるのかもしれない。
私も纒先輩を攻めていて、感じてくれている時の声は好きだし。あんまり機会は無いけどね。
でもやっぱり纒先輩に触られると痺れるような感覚は凄く強い。
この感覚が私はずっと欲しかったんだ。

「もっと触るね、すみれちゃん」
「は、はい、ひゃっ!」

私が返事を終える前に触れてくる纒先輩。
くいくいと私の襞を指で押して、その隙間を指で擦ったりしてくる。
まさに慣れた動きって感じ。熟練の指裁きとも言う。
この刺激は凄く強いもので、また私は甘ったるく喘ぎを吐き出す。
纒先輩が触れてくれる度に私の感度はまた上昇する。
久しぶりな感覚なせいもあるだろうけど、やっぱり纒先輩の触り方は凄く気持ちいいんだ。

「あっ、あ、あああん!あは、はっ、はあ、あ、あああっ!ああ」
「うふふふ、喘ぎっぱなしで可愛いわよすみれちゃん、もっと喘がせてあげなきゃね?」

今の私にはあまり纒先輩の声は聞き取れない。
自分の喘ぎのせいであんまり耳に入らないんだ。

「あ、ま、纒先輩……」
「やっぱり久々だし、ゆっくりするわね、すみれちゃん」

ぐぐっ、と私の内部に侵入してくる纒先輩のしなやかな指。
そこは待ち望んでいた刺激を得られて嬉しげにまた愛液をどろどろと吐き出してた。
私の気持ちも更にピンク色になって、心情が愛欲一色で染まる。
でも細かい事はもう考えられない。身体を震わせながら喘ぐので精一杯。
取り敢えず分かるのは纒先輩に触られて幸せってこと。

「あ、ああ、ああああっ!ああ、ああん、はあ、あ、ああ」
「いっぱい喘いでいいのよ、すみれちゃん♪」

そんな纒先輩の声は本当に楽しげで。
でもやっぱり私にははっきりと聞こえない。
内部を指で弄くられる感覚は、それくらい強いものだったから。
それに纒先輩の触り方は実に的確で、私の弱い部分を着実に攻めてくる。
私と纒先輩は長い時間してなかったけど、纒先輩、私の弱い所ちゃんと覚えてるんだ……。
そう思うとまた快感が増すみたいな。
頭の中は纒先輩でいっぱい。
まぁそれはこの行為前からそうなんだけどね。

「ああっ、はぁ、まとい、まといせんぱぁい」
「うふふ、すみれちゃん可愛い……♪」

ずっとこんな感覚に浸っていたい気もする。
とっても気持ちいいし、纒先輩に愛されて幸せだし。
けれど、実際はそうはならない事を私は知ってる。
既に私にはがくがくと震えるような感覚が身体の奥から這い上って来てた。
俗に言うオーガズムってやつ。
私が纒先輩にその感覚を与えられた回数は最早数知れない。
また一回増えて嬉しい。

「は、はぁ、ま、纒先輩、もっ、わたしぃ」
「イキそう?ふふふ、遠慮しないでいいのよ、すみれちゃん♪」

私は纒先輩に絶頂が近いことを息も絶え絶えに吐き出すけど、当然それで指の動きが緩くなる訳じゃない。
寧ろ纒先輩の指は更に私を強く刺激してきた。
身体もすりすりと撫でられて、ラストスパートって感じ。
緩急のある触り方は纒先輩らしい、かも。
白く染まる私の意識。細い纒先輩の指が私を果てまで連れて行ってくれる。
久々だから大きな感覚になる気がする。纒先輩とじゃないと得られない刺激だから。
だけどそれを私は纒先輩に会えていない間、ずっとずっと待ち望んでたんだ。

「あっあっあっ、ま、まとい、せんぱ、あ、ああ、あ、ああ、ああ、ああああああああああっ!」
「あ、イった」

大きな喘ぎと共に絶頂に達する私。
やっぱり纒先輩にされるとすごい。
頭の中が真っ白になって、意識もどこかへ飛んでいくよう。
蕩けたような感覚は纒先輩に愛されたんだ、って感じがしちゃう。
纒先輩にされた他の人もそう……ああ、こんな事は考えなくていいの。
今の纒先輩は私だけのものなんだから。

「はーっ、は、はぁ、は、はぁっ、は、はーっ……」
「うふふ、私の指でいっぱい気持ちよくなってたすみれちゃん、可愛かったわよ?」

纒先輩は私に向かって何か言ったみたいだけど、今の私には聞き取れなかった。
聴覚もぼんやりしているというのは、それだけ絶頂の刺激が大きかったっていうこと。
やっぱり纒先輩だからこその感覚で。
でもこれで満足出来たかと言えばそんなことはなくて。
寧ろ纒先輩への想いはまだまだ大きくなっていくばっかり。

「ま、まとい、せんぱい」
「んー?なあにすみれちゃん、もしかして再戦のお誘いかしら?」

纒先輩に私のぼやけた心は筒抜けみたい。
でもこういうのもカップルっぽいかなあ、なんて……。

「じゃあ、またしちゃっていい?」
「はい、もっと、して欲しいです」
「うふふ」

素直な言葉を吐き出して、また重なる唇。
纒先輩の唇は柔らかくて、暖かくて、それから……。

……

~30分後~

夏陽「ただいまー」

心菜「お姉さん、今はどんな感じ……あ」

すみれ「纒先輩纒先輩」チュッチュ

纒「すみれちゃんすみれちゃん」レロレロ

夏陽「あらら、まだラブラブしてるわね」

心菜「お姉さんもすみれお姉さんも、幸せそうだね」

夏陽「付き合いの長さを感じちゃうわ……」

心菜「私となっちゃんも長いよ?」

夏陽「そうだけど……」

心菜「取り敢えず終わるまで待とっか」

夏陽「ベッドが2つあってよかったわ」

すみれ「ああん、まといせんぱ、もっと、もっと」

纒「うふふ、すみれちゃん、ちゅ、ちゅっ」

夏陽「お姉さんすみれお姉さんと幸せそうにしちゃって……やっぱり久々だから?

心菜「……」

夏陽「ど、どうしたのよここな」

心菜「む、言わなきゃ分かんない?あの二人、まだまだ終わりそうにないよ……?」

夏陽「えーと……ここなから言ってくれるんだ」

心菜「いいでしょ」ムッ

夏陽「うふふ、ここなのむすっとした表情可愛い」チュ

心菜「んっ」

夏陽「ここなが言い出さなかったら、多分私から言ってたわ」

心菜「それなら言ってほしかったなあ」

夏陽「ごめんね、ちゅ」

心菜「ちゅう……」

……

すみれ「は……はぁ、は、はぁ……」

纒「すみれちゃん、そろそろ限界じゃない?」

すみれ「ま、まだ、です、まだ、纒先輩とぉ」

纒「その気持ちは嬉しいんだけどこれ以上ここなつちゃんを待たせるのは……あ」

夏陽「んんっ!ふう、あ、はぁ、ここなぁ」

心菜「なっちゃん、なっちゃん……」チュ

夏陽「ああん!」

纒「あらあら、すっかり二人で盛り上がっちゃって……まだまだ時間掛かりそう?」

すみれ「纒先輩?どこ、見てるんですか」

纒「ええ?もうすみれちゃん、独占欲全開で、可愛いわよ」

すみれ「あ、んんっ……」チュー

……


纒「すいませんお二人方、思ったより長引いてしまって」

夏陽「い、いいってば別に、すみれお姉さんも大分溜まってたみたいだしね」

心菜「お姉さんとすみれお姉さん、仲良しさん……」

纒「そ、そう言われる自信はあんまりないですよ?」

夏陽「えーぶっ続けでずっとしてたくせに何言ってんのさー」

纒「いやその、久々でしたから、燃え上がってしまいまして」

心菜「お姉さんにもそういう相手いたんだね」

纒「そりゃあ彼方此方にいますよ!まぁすみれちゃ……菫平さんは別格かもですが」

すみれ「すう……」

心菜(私達が喋ってるのに起きる気配ないなあ)

纒「まぁこちらにはまだ何日かいますから!ここなつもそうですよね?」

夏陽「うん、ゆっくりするつもりだし、懐かしい面々とも会いたいなあとか」

心菜「シャノワール行きたいなって」

纒「ですよね!私もさきいぶの娘見たいです!」

夏陽「いぶきとさっちゃん、どっち似なのかしら」

心菜「きっと両方だよ

纒「まぁお二人もいっぱい堪能したいんですけどね、にへら」

心菜「お姉さんったら」

夏陽「まぁ私達も最初はそうするつもりだったし」

纒「うふふ、大人になってもここなつは最高ですねっ♪」

心菜「ところでお姉さん」

纒「はい!」

心菜「お姉さんは結婚とかしないの?」

纒「うっ」

夏陽「うわあ直球」

纒「そ、そういうお二人は……お二人ですよね、籍は入れましたか?」

夏陽「入れようとしたけど役所で断られちゃって」

心菜「理不尽だよね」

纒「ですねー」

夏陽「まあ私と心菜は随分前から結婚してるみたいな仲なんだけどね!にゃはは!」

纒「堂々とそんな事言う夏陽ちゃん可愛い」

心菜「でしょ」

纒「それで、ええと、私ですか……ううんと」

心菜「あんまりそういう事考えてない……?」

纒「いや!親からはたまに言われるんですよ、いつ孫の顔を見せてくれるのかって、私もいい加減静かにさせたい所なんですが……」

夏陽「日本じゃ一妻多妻制はないのよ」

纒「そこなんですよねー、だから一人に絞らないといけないんですけど……」チラ

すみれ「すー……」

夏陽「……」

心菜「……」

纒「……」

纒「まあ、そうですね……いつまでも独り身で可愛い女の子を食べ散らかすのもどうかと思いますし……」

纒「ちょっと、考えてみてもいいかもしれませんね、すみれちゃんと」

夏陽「ほう」

心菜「そうなるんだ……」

纒「も、勿論すみれちゃん、菫平さんには内緒ですよ?」

夏陽「分かってるわよお姉さん」

心菜「私達、応援してるね」

纒「うふふ、ありがとうございます」


すみれ(……)

すみれ(げ、言質、取りましたからね、纒先輩……)

夏陽(あれ、なんだかすみれお姉さんの寝顔が赤くなってるような……)

おしまい

お疲れ様でした
現在のひなビタメンバーについて咲子ちゃんが話してくれる「シャノワール・メモリーズ」は来年春から順次公開予定です

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