【ガンダムSS】主人公「安価でグリプス戦役を生き延びる」 (345)

初めにあなたの名前と性別をご記入下さい
※宇宙世紀に登場する人物の名前はご遠慮ください
※可能な限りオリジナルの名前でお願いします

名前:
性別:
↓1

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1663334363

次にあなたの所属組織とニュータイプの有無を決めます
※ニュータイプの有無はサイコミュ対応機に乗れるか程度です


1.エゥーゴ
2.ティターンズ

ニュータイプ判定
00ー50まで オールドタイプ
51ー99まで ニュータイプ
↓1

最後にあなたの経歴を教えて下さい

1.一年戦争時から連邦軍在籍(大尉)
2.一年戦争時からシャアの部下(中尉)
3.一年戦争後に連邦軍に入隊(少尉)
↓1

プロフィール
名前 アルナ・ソート
性別 女性
所属 エゥーゴ
能力 ニュータイプ
階級 少尉

エゥーゴへよく来てくれた。私は君の参加を歓迎する


宇宙世紀0087年 3月

ーアーガマ MSハンガーー

アルナ「これがリック・ディアスですか」

クワトロ「そうだ。少尉にもこの機体に慣れてもらう。いいな」

アルナ「は、はい」

クワトロ「それと例の任務だが、少尉はどうする?戦わずとも実戦の空気に触れるだけでも経験になるはずだ」

アルナ「そうですね…」

ガンダム奪取の任務に参加するか?
1.参加する
2.参加しない
↓1

アルナ「私も参加させて下さい」

クワトロ「分かった。作戦決行は明日だ。それまでにマニュアルくらいは目を通しておけよ」

アルナ「了解です!」


ー作戦当日ー

クワトロ「私はグリプス内部の調査をする。アルナはアポリーとロベルトに付いて行くといい」

アルナ「分かりました」

アポリー「よおし。付いてこれるな」

アルナ「は、はい」

ーグリーン・ノア1表面ー

アルナ「アポリー中尉あれを!」

マークトゥー「汚名挽回します」ヒューン

アポリー「ん?あれか!ロベルト!」

ロベルト「Mk-Ⅱの開発は本当だったのか。アルナ、大尉に連絡を頼めるか?」

アルナ「分かりました」

ー合流地点ー

アルナ「大尉!」

クワトロ「どうした?」

アルナ「コロニー内でガンダムを確認しました」

クワトロ「ならばアーガマに動いてもらうか。少尉、アーガマに信号弾を撃て」

アルナ「はい」パシュ

ヒューン カッ!!

アルナ「……」

アルナ「あっ!アーガマの砲撃が!」

ビシュイーン!!

コロニー「ぎゃーす!」ドーンッ!!

クワトロ「よし」

アルナ「あの、コロニーに穴を開けてもいいんですか?」

クワトロ「被害は最小限にしているはずだ」

アルナ「そ、そうですよね」

クワトロ「私達も好きでやっている訳ではない。行けるか?」

アルナ「大丈夫です」

クワトロ「よし。遅れるな」ドシューン

アルナ「は、はい」ドシューン

ーグリーン・ノア1内部ー

アルナ「前方にモビルスーツ?敵襲!?う、撃ってきた!!」

ジムⅡ達「ヒャッハー!!」バキューン バキューン

アルナ「ひええっ!!」

クワトロ「アルナ下がれ!アポリー、ロベルト!」

ロベルト「いいんですね大尉」

クワトロ「仕方あるまい。アルナも覚悟を決めろ」

アルナ「こ、これが実戦……」

クワトロ「アルナ!」

アルナ「は、はい!」

クワトロ「無理に戦う必要はない。しかし一瞬の判断が己を殺す事になる。それだけは忘れるな」

アルナ「わ、分かりました」

アポリー「今は付いて来るだけでいい」

ロベルト「慌てて前に飛び出るのだけは止めてくれよ」

アルナ「アポリーさん、ロベルトさん…」

クワトロ「ここまで来てMk-Ⅱを見て終わりにしたくはない。可能ならば一機は鹵獲したいものだが…」

ジムⅡ達「ヒャッハー!!」バキューン バキューン

クワトロ「連邦軍は、いつになったらここが地球と地続きで無いって事が分かるんだ!」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.クワトロ達に付いて行く
2.囮になる為に戦列を離れる
↓1

アルナ「大尉達に付いていこう」

その後、ガンダムMk-Ⅱは民間人の少年の介入もあって2機を奪取する事に成功した

ーアーガマ MSハンガーー

アルナ「ガンダムの奪取を手伝ったってどんな人なんだろう」

カミーユ「……」

アルナ「君がガンダムMk-Ⅱを動かしたパイロットなの?」

カミーユ「そうですけど。貴女はあのモビルスーツのパイロットなんですか?」

アルナ「うん。アルナ・ソートっていいます」

カミーユ「アルナさんですか。僕はカミーユ・ビダンです」

アルナ「カミーユ君か。よろしくね」

カミーユ「はい」

クワトロ「ブレックス准将…この組織の代表が君に会いたいと言っている。付いてきてくれるか?」

カミーユ「分かりました。じゃあアルナさん」

アルナ「うん」

アルナ「はぁ、あんな若い子がモビルスーツを動かしてるなんて自信無くしそう」

ーアーガマ 食堂ー

アルナ「こういう時は甘いものでも食べて…」

ブーン ブーン

アルナ「えっ?敵襲!?」

ーMSハンガーー

アルナ「襲撃ですか?」

アポリー「そうだ。すぐにでも出られる準備をしておけよ」

アルナ「分かりました」

ライラ『聞こえるか。貴艦の所属を明らかにしろ。当方の命令に、これ以上従わない場合は撃沈をする』

ヘンケン「我が方はエゥーゴだ!命令は聞けない」

ライラ『了解をした。撃沈をする』

アルナ「やっぱりこうなるのね」

赤ディアス「やってみるさ」ドシューン

ヘンケン「モビルスーツ隊発進!」

アルナ「大尉が出たの?私はどうしようか」

アルナの行動
1.クワトロ大尉を追う
2.アーガマの護衛
↓1

アルナ「アーガマの護衛をしよう」

ー暫くした後ー

パッ!ポン!ポン!

アルナ「撤退信号!退いてくれたの?」

アポリー「ご苦労さん。戻るぞ」

アルナ「私は何も出来ませんでしたけど」

アポリー「アルナがいてくれたからアーガマは無事だったんだ。少しは自信を持てよ」

アルナ「は、はい」

ー食堂ー

アルナ「疲れたー」

レコア「お疲れ様」

アルナ「レコアー」

レコア「パイロットはどう?」

アルナ「うーん。あんまり役に立ててないかも」

レコア「そんな事はないわよ。さっきもアーガマを守ってくれていたじゃない」

アルナ「それはそうなんだけど」

レコア「まあ、これから次第よ。頑張りなさい」

アルナ「うん」

クルーA「本当なのか?」

クルーB「らしいぜ」

アルナ「どうしたんだろ」

レコア「何かあったの?」

クルーB「ティターンズが白旗掲げてこっちに来てるらしいんだよ」

アルナ「ティターンズが!?」

レコア「行ってみましょうか」

アルナ「だね」

ー通路ー

クワトロ「……」スタスタ

エマ「……」スタスタ

アルナ「あの人がティターンズなの?年は私やレコアとそう変わらない気がするけど」

レコア「そうね」

アルナ「何を話すのかな」

ー暫くした後ー

クルー「ティターンズがあの子供の親を人質を取ってるらしいぜ!」

アルナ「本当なんですか!?」

クルー「聞き耳を立ててた奴が言っていたから間違いない」

アルナ「そんな…」

トーレス『正体不明のカプセルをキャッチ!』

アルナ「えっ?」

カミーユ「くっ!」ダッ

アルナ「カミーユ君?まさかご両親を助けに行くつもりなの!?」

アルナ「だったら私は…」

アルナの行動
1.カミーユを追う
2.状況を静観する
↓1

アルナ「カミーユ君を追おう」

ーMSハンガーー

整備班「おい!Mk-Ⅱ3号機が勝手に出てったぞ!」

アルナ「やっぱり。急がないと!」

ーディアスコクピットー

アルナ「ヘンケン艦長。Mk-Ⅱは私が追います」

ヘンケン『なんだと!?君では…いや、すぐに動けるのは君しかいない。頼む』

アルナ「必ず連れ戻します。アルナ・ソート、出ます!」ドシューン

ーアーガマ周辺宙域ー

アルナ「カミーユ君!」

カミーユ「貴女は!止めないで下さい!」

アルナ「止めないよ。ご両親を助けたいんだよね。だったら私にも手伝わせて」

カミーユ「アルナさん…分かりました。お願いします」

アルナ「それにしても…」

ハイザック「……」ススッ

アルナ「あのハイザックの動き。何をか狙っているの?」

アルナの行動
1.カミーユとカプセルに向かう
2.ハイザックの方へ向かう
↓1

アルナ「気にしても仕方ないか。今はカプセルに急ごう」

カミーユ「あれは!」

ヒルダ「!!」

カミーユ「あなたは何やってんです!そんな所でっ!!」

アルナ「カミーユ君早く!はっ!?」

ハイザック「……」スッ

アルナ「マズイ!」

アルナの行動
1.カプセルを庇う
2.カプセルから退避する
3.ハイザックを撃つ(コンマ70以上で成功)
↓1

ジェリド「コイツはいい!爆弾もろとも消えて無くなれよ!3号機と新型!!」ビシューン ビシューン

アルナ「危ない!」バッ

カミーユ「えっ?」

ジェリド「なにっ!?」

アルナ「うわあああっ!!」ドゴーン!!

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「私の事はいいからお母さんを…」

カミーユ「でも!」

アルナ「早く行きなさい!」

カミーユ「クッ…すぐに大尉達を連れて戻ってきますから!お袋!」 ドシューン!!

ジェリド「待て!」

アルナ「ここから先は通さないわよ」

ジェリド「そんな機体で俺とやろうって言うのかい?その勇気に免じてお前から相手をしてやるよ!」

アルナ「…どうする?」

アルナの行動
1.説得してみる
2.距離を取りつつ攻撃する
3.回避に専念
↓1

アルナ「あのカプセルには人が入っていたのよ!それを分かっていて撃ったというの!?」

ジェリド「なに?あれは爆弾のはずだ!そんなデタラメを信じるものか!」

アルナ「本当にあれ爆弾だったら私が庇う事も、あの子がカプセルを持って行く事だって無いでしょ!」

ジェリド「それは…爆発したらタダでは済まんからだろう!」

アルナ「この分からず屋!」

ジェリド「そういう貴様こそ時間稼ぎをしようって魂胆じゃないのか!」

アルナ「そんな訳ないでしょ!」

ジェリド「そうかい!だったら…」

バキューン! バキューン!

ジェリド「なにぃっ!?」

クワトロ「アルナ少尉無事か!」

アルナ「クワトロ大尉!」

アポリー「よく持ち堪えたな。後は任せろ」

ジェリド「やはり俺を騙し討ちする為だったんだな!」

アルナ「ち、違う!」

ジェリド「今度会った時は容赦はせんぞ!」ドシューン!!

アルナ「待って!!」

クワトロ「あのパイロットと何を話していた」

アルナ「説得してみたんです。カプセルは爆弾じゃなくて人が入っていたんだって。でも…」

クワトロ「タイミングが悪かったか」

アルナ「いえ。そのままやられていた可能性もありますし。有り難うございます」

アポリー「何はともあれ無事で良かった。カミーユのお袋さんも助けられたしな」

アルナ「そうですね」

クワトロ「問題はこの作戦が失敗した事でバスクがどう動くかだ。向こうにはまだお父上がいるのだからな」

アルナ「そ、そうだった。どうしよう!」

クワトロ「話はアーガマへ帰還した後だ。君の無事な姿をカミーユ君に見せないといけない」

アルナ「はい」

ーアーガマー

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「カミーユ君。ただいま」

カミーユ「本当に無事で良かった。もし、貴女に何かあったら僕は…」

アルナ「気にしないで。私がやりたいと思って動いた事だから」

エマ「アルナさん。あなたの行動は尊敬に値するわ。誰にでも出来る事じゃなくてよ」

アルナ「あはは、ありがとうございます」

クワトロ「念の為に検査は受けておいた方がいい」

アルナ「そうですね。行ってきます」

ー検査後ー

レコア「お疲れ様。どうだった?」

アルナ「どこにも異常は無いって」

レコア「良かったわね。それにしても凄いじゃない。数時間前まで弱気だった貴女とは思えないわ」

アルナ「レコアのおかげだよ」

レコア「私の?」

アルナ「うん。レコアがあなた次第って言ってくれたから頑張ろうって」

レコア「そう」

アルナ「レコア?」

レコア「なんでもないわ。これからどうするの?」

アルナ「うーん」

アルナの行動
1.カミーユの父を助けるか聞きに行く
2.暫く休む
↓1

アルナ「カミーユのお父さんがまだ捕まってるし。助けるのかを聞かないと」

レコア「まだ終わりじゃないものね」

アルナ「じゃあ行くね」

レコア「ええ」

ーアーガマ ブリッジー

アルナ「艦長」

ヘンケン「アルナ少尉。平気なのか?」

アルナ「私なら問題はありません。それよりカミーユ君のお父さんの事です」

ブレックス「我々もその事を話していたのだよ」

アルナ「なにか良い案でもあるんですか?」

エマ「私がアレキサンドリアに戻ってフランクリン大尉を連れて来ます」

アルナ「エマさんでしたっけ」

エマ「ええ。アルナさん」

アルナ「でもそれってティターンズへの裏切り行為になりませんか?」

エマ「あのカプセルを見せられて、あのままティターンズには居られません」

アルナ「じゃあ」

クワトロ「エマ中尉がエゥーゴに協力してくれるという事だ」

アルナ「いいんですか?」

エマ「ティターンズはもっと誇りある組織だと信じていたわ。でもね、私だって誇りがあるのよ」

アルナ「分かりました」

ブレックス「やるなら早い方がいい。バスクの事だ。何をしてくるか分からんからな」

ヘンケン「そうですね。ではエマ中尉」

エマ「分かりました」

アルナ「…あの」

エマ「なにかしら?」

アルナの行動
1.エマとアレキサンドリアへ行く
2.見送りの挨拶だけする
↓1

アルナ「私もアレキサンドリアに行きます」

エマ「え?」

クワトロ「潜入するつもりか?危険だぞ!」

アルナ「その上での志願です」

ブレックス「どうやって同行すると言うのだね?」

アルナ「Mk-Ⅱがありますよね?あれを使います。ティターンズに投降したと見せ掛けるんです」

アルナ「もちろん脱走ですから、アーガマから追撃の振りをして貰う必要がありますけど」

ヘンケン「アレキサンドリアに潜入した後はどうする?」

アルナ「そこはエマ中尉次第でしょうか」

エマ「貴女ねぇ!」

アルナ「私だってカミーユ君のお父さんを助けたいんです!」

エマ「どうしてそこまで」

ブレックス「彼女はあの30バンチ出身なのだよ。そこでご両親や友人を亡くしている」

エマ「30バンチってあの伝染病で全滅した?」

ブレックス「やはりそう教え込まれているのか。エゥーゴに来るのならば、近い内に真実を見せなければならんな」

アルナ「私はあの時、コロニーに居なかったから助かったけど…」

エマ「ごめんなさい」

アルナ「いいんです。だから助けられる人がいたら助けたいんです」

エマ「分かったわ。一緒にフランクリン大尉を救出しましょう」

アルナ「はい!」

ーアーガマ MSハンガーー

カミーユ「そんな!アルナさんが行かなくても。僕が行きます!」

アルナ「駄目だよ。もしカミーユ君が捕まったら同じ事の繰り返しになる。そうなったらお母さんはどうなるの?」

カミーユ「それは…分かりました。でも約束して下さい。必ず戻ってくるって」

アルナ「うん。約束」

アストナージ「Mk-Ⅱいつでも出せるぞ」

アルナ「あっ、はい!行ってくるね」

カミーユ「はい。気を付けて」

アルナ「エマ中尉、エスコートお願いしす」

エマ「分かったわ。エマ機、出ます!」ドシューン

アルナ「アルナ機、ガンダムMk-Ⅱ行きます!」ドシューン

ーアーガマ周辺宙域ー

アルナ「では作戦通りにお願いします」

ヘンケン「了解だ。アーガマ第一種戦闘配備!モビルスーツ隊も出撃だ。ただし絶対に当てるなよ!」

ロベルト「了解!」

クワトロ「上手く行けば途中からティターンズとの戦闘になる。各機、気を抜くなよ。エマ中尉」

エマ「はい。アレキサンドリア聞こえるか!こちらはエマ・シーン中尉だ!アーガマを脱出したが追撃されている!援護を求む!繰り返す…」

アルナ「来るでしょうか?」

エマ「来るわよ」

ハイザック部隊「ヒャッハー!!」ドシューン

エマ「ほらね」

ジェリド「エマ中尉無事ったか!ん?マークトゥーがもう一機?」

エマ「もう一機のパイロットがこちらに投降したいと脱出の手伝いをしてくれたのよ」

アルナ「……」

ジェリド「そうかい。だったら守ってやらんとな!マークトゥーは返して貰うぞ!」ビシューン ビシューン

クワトロ「そろそろアレキサンドリアの有効射程圏内だな。引き上げるぞ」ピッ

ポン!ポン!

ジェリド「撤退信号?深追いはしないって事なのか?まあいい。マークトゥーを回収してこちらも帰還する!」

アルナ「上手く行った?」

エマ「これからよ」

アルナ「はい」

ー重巡洋艦アレキサンドリアー

エマ「エマ・シーン帰還しました。この者が協力者です。手荒な真似をしないようお願いします」

アルナ「……」

アルナ(ここが、ティターンズの船)

ジェリド「アンタがエゥーゴを裏切ったパイロットか」

アルナ(この声…この人があのハイザックパイロットなの?)

アルナ「……」コクリ

ジェリド「なんだい緊張してるのか?」

エマ「ジェリド。あまりちょっかいを出すのではなくてよ」

ジェリド「まあいいさ。先ずはバスク大佐に報告するんだろ?」

エマ「ええ。行きましょうか」

アルナ「……」コクリ

ジェリド「……」

ーアレキサンドリアブリッジー

バスク「ご苦労だったなエマ・シーン中尉。ガンダム1機を取り返した上に協力者まで連れてくるとは」

エマ「いえ」

バスク「君はなぜエゥーゴを裏切ろうと思ったか聞かせてくれないだろうか」

アルナ「エゥーゴのやり方に嫌気がしたんです。スペースノイドの自由と言っておきながら、平気でコロニーを攻撃する。そんな人達が信用できなくなりました 」

エマ「……」

バスク「ほぅ」

ジャマイカン「ふむ。君は賢い選択をしたな。エゥーゴなど所詮はテロリスト紛いの連中。大義があるはずもない」

アルナ「……」

バスク「いいだろう。だが、我々も手放しで君を信頼する訳にはいない」

アルナ「なにをすれば?」

バスク「手段は問わない。アーガマを沈めて見せろ。必要ならばアレキサンドリアやボスニアの部隊を使ってもいい。ただし沈めるのは君だ」

アルナ「アーガマをですか」

バスク「そうだ。あの船の存在が君自身へのしこりとなる。それを取り除くのだ」

アルナ「分かりました。その任務、お受けします」

エマ「……」

バスク「作戦決行は2時間後とする。それまでに策を考えておく事だ。期待している」

アルナ「はい」

ーアレキサンドリア個室ー

エマ「よくあんな事を咄嗟に思い付いたわね」

アルナ「エゥーゴがコロニーに攻撃した事は私にも思うところがあるから」

エマ「アルナ…」

アルナ「それで作戦だけどね」

エマ「え?ええ」

アルナ「これって凄く都合が良い事だと思うの」

エマ「アーガマを沈めろだものね」

アルナ「だから次の作戦でフランクリンさんを人質として私のMk-Ⅱ同乗させて出撃しようと思うの」

エマ「分かったわ。バスクにはそう伝えておく」

アルナ「お願い」

ー作戦決行時間ー

アルナ「フランクリンさん。貴方には人質となってもらいます」

フランクリン「私を人質に取っても価値はないぞ!それにバスク大佐は許可したのか!?」

アルナ「許可は取ってあります。抵抗すれば…分かりますね?」

フランクリン「そ、そんな…」

アルナ「エマ中尉、準備はよろしいか?」

エマ「いつでも良くてよ」

アルナ「アルナ・ソート、ガンダムMk-Ⅱ出撃する」ドシューン

ー宇宙空間ー

アルナ「……よし」カチカチ

フランクリン「なにをやっている?」

アルナ「準備ですよ」

フランクリン「準備?」

カクリコン「ん?何をやっている3号機!」

エマ「エゥーゴの部隊が出てきたわ!」

ジェリド「なにっ!?なんでこんなに早く…まさか!!」

アルナ「フランクリンさん。このまま加速します。何かに掴まって!」

フランクリン「わ、分かった!」

ジェリド「貴様っ!」

エマ「追うわよ!」

ジェリド「分かっている!」

クワトロ「アルナ少尉やってくれたか!」

アルナ「クワトロ大尉!フランクリンさんも同乗しています」

アポリー「やるじゃないの!」

クワトロ「よおし。アルナ機とエマ機を援護しろ!」

ロベルト「了解!」

ボティ「了解!」

バキューン! バキューン!

ジェリド「くそぉ!」

エマ「今のうちに!」ドシューン!!

カクリコン「なに?エマ!貴様もかっ!」

ジェリド「エマ!お前も裏切るのかっ!!」

カクリコン「ジェリド冷静になれ」

ティターンズ兵「アツクナラナイデマケルワ」

ジェリド「…そうだな」

カクリコン「まだ策はある。帰還するぞ」

ジェリド「了解だ」

パンッ! ポンポン!

アルナ「撤退した?」

ロベルト「やけにあっさり退いたな」

クワトロ「…なんだ?この違和感は」

アルナ「大尉?」

クワトロ「Mk-Ⅱにおかしな所はないか?」

アルナ「おかしな所……」

爆弾「時間よ、とまれ」カチカチ

フランクリン「ば、爆弾だっ!」

アルナ「まさかあの指揮官はこうなる事を予測していたの!?」

フランクリン「な、なんとかせんかぁ!」

アルナ「ど、どうしよう!!」

アルナの行動
1.Mk-Ⅱを捨てて脱出
2.爆弾解除を試みる
↓1

アルナ「落ち着け私…」

アルナ「爆弾解除を試みます」

フランクリン「正気かっ!?」

クワトロ「危険だぞ!」

アルナ「ここでMk-Ⅱを失う訳には行きません」

クワトロ「分かった」

アルナ「えっと…これかな?」

バスクの音声「クククっ」

アルナ「な、なにっ!?」

バスクの音声「爆弾のカウントを停止したければこれから出る問題を全て答えよ。もし間違えれば爆発する」

アルナ「えぇ…」

バスクの音声「では第一問。バスク・オムのゴーグルの役割はなにか?」

アルナ「えっと…」

アルナの答え
1.目からビームが出る
2.視力の矯正
↓1

アルナ「えっと、視力の矯正?」

バスクの音声「正解!では最終問題」

アルナ「はやっ!」

バスクの音声「バスク・オムの年齢は?」

アルナ「そんなの分かるかい!」

フランクリン「私に任せろ。確か大佐の年齢は…」

フランクリンの答え
1.37歳
2.49歳
3.99822歳
↓1

フランクリン「37歳だ!」

バスクの音声「正解だ。爆弾のカウントは解除された。おめでとう!全問正解の君にはこのバッチを進呈しよう」

アルナ「なんなの!」

フランクリン「まあいいじゃないか」

アルナ「それはそうですけど…」

クワトロ「アーガマへエスコートする。二機とも付いてこい」

エマ「了解」

アルナ「了解です」

ーアーガマー

カミーユ「父さん」

フランクリン「カミーユ…」

ヒルダ「あなた」

フランクリン「ヒルダ。無事だったのか」

ヒルダ「この方に助けられたのよ」

フランクリン「君が?」

アルナ「私は出来る事をしただけです」

フランクリン「そうか」

アルナ「エゥーゴはご家族の安全を保証します。ですので安心してください」

カミーユ「母だけでなく父も。本当にありがとうございます」

フランクリン「……」

クワトロ「これからの事はブレックス准将を交えて話しましょう」

フランクリン「う、うむ」

クワトロ「エマ中尉もこれからについて話しがある。一緒に来て貰えるか?」

エマ「分かりました。アルナさんまた後で話しましょう」

アルナ「うん」

アルナ「ふへぇ、疲れたぁ~」

アルナ「さすがに少し休もう」

ーアルナの自室ー

コンコン

アルナ「う~ん、誰だろ」

レコア『少しいいかしら?それともお休み中?』

アルナ「ううん。いま開けるね」ピッ

レコア「お疲れみたいね」

アルナ「1日で色々ありすぎたもん。インスタントだけどコーヒー飲む?」

レコア「いただこうかしら」

アルナ「急にどうしたの?」

レコア「アルナには先に言っておこうと思ってね。実は任務で地球に降りる事になったのよ」

アルナ「そうなの?」

レコア「その為にアーガマは地球圏へ向けて進路を取っているはず」

アルナ「そう、なんだ。寂しくなるな」

レコア「だから降下前に話しでもと思ってね」

アルナ「そんな今生の別れじゃ…ううん。そうなるかもしれないもんね」

レコア「そんな顔をしないの。今のあなは立派なパイロットなのよ」

アルナ「それは、そうだけど…その任務は危険なの?」

レコア「危険よ」

アルナ「それでも行くの?」

レコア「行くわ。アルナもそうだったでそょ?」

アルナ「うっ…じゃあ」

アルナの行動
1.無事に帰るように約束させる
2.爆弾解除の時に出てきたバッチを渡す
↓1

アルナ「これあげる」

レコア「なにこれ?」

アルナ「爆弾解除の時に出てきたバッチ」

レコア「なんだか不吉そうなバッチね」

アルナ「でも解除した時に出てきたんだよ?お守り代わりにならないかな」

レコア「いいわ。貰ってあげる」

アルナ「無茶だけはしないでね」

レコア「そうね。でも無理はするかもね」

アルナ「もう!」

レコア「あはは」

そして休息後

ーアーガマ ブリッジー

アルナ「まだティターンズの追撃が続いているんですか?」

ヘンケン「連中は簡単には逃がしてくれんらしいな」

ブレックス「立て続けに作戦を潰されたのだ。バスクの面子が許さんのだろう」

アルナ「それでもレコアの作戦をやるんですか?」

クワトロ「彼女から聞いたのか?」

アルナ「はい」

クワトロ「そうか」

ブレックス「やるよ。それだけレコア少尉の任務は重要なものだ」

アルナ「だったら私が守ります。レコアを無事に地球へ降下させる」

ヘンケン「ほぅ、いい顔をするようになったじゃないか」

クワトロ「ここ何日かの経験が彼女を強くしたのでしょう」

アルナ「そんな。私なんて…」

ブレックス「私は良い傾向だと思っているよ。これからもその力を役立てて欲しい」

アルナ「はい!」

ヘンケン「そうだ。少尉のリック・ディアスは修理中だから暫くはMk-Ⅱを使ってくれ」

アルナ「いいんですか?大尉でなく私で」

クワトロ「私には専用のリック・ディアスがあるからな」

アルナ「分かりました。Mk-Ⅱを使わせてもらいます」

ーMSハンガーー

カミーユ「アルナさん」

アルナ「カミーユ君」

カミーユ「どうしたんですか?」

アルナ「Mk-Ⅱを慣らそうかなと思って」

カミーユ「Mk-Ⅱのパイロットになったんですか?」

アルナ「私のディアスが直る間だけね」

カミーユ「僕もパイロットに志願したんです」

アルナ「そうなの?」

カミーユ「親父やお袋もいますしね。あんな人達でも親ですから」

アルナ「あんな人達なんて言ったら駄目だよ。両親に会いたくても、それが叶わなくなってからじゃ遅いから…」

カミーユ「…あっ、すみません」

アルナ「ううん。いいの!それよりMk-Ⅱのシミュレートの練習に付き合ってくれないかな?」

カミーユ「は、はい!僕で良ければ喜んで!」

フランクリン「あんなに嬉しそうなカミーユを見るのは久しぶりかもしれん」

ヒルダ「私たちは家庭を蔑ろにしすぎたのかもしれません。特にあなたが!」

フランクリン「ぐっ、それはお前もだろう!」

ヒルダ「ええ!だからこれからは家庭も大切にすると決めました。でも、別の所で女を作っていたあなたはここで修正させてもらいます!!」バキィ!!

フランクリン「ほげえええっ!!」ビターン

アストナージ「何やってんだあの夫婦は?」

ー食堂ー

エマ「レコア少尉から聞いたわ。30バンチコロニーの事」

アルナ「聞いたんだ」

エマ「あの話は本当なの?」

アルナ「本当だよ。私が戻った時には、みんな毒ガスで…」

エマ「……」

アルナ「嘘だと思うなら実際に見てみる?ブレックス准将に頼めば寄港してくれると思う」

エマ「…そうね。この目で確かめてみるわ。その上で何をやるべきかを考えたい」

アルナ「じゃあブレックス准将には私から言っておくね」

エマ「ええ」

トーレス『間もなくアーガマは地球軌道へと入る。総員第一種戦闘配備!繰り返す…』

アルナ「行かないと!」

エマ「出るのね」

アルナ「レコアを地球へ送らないと行けないから」

エマ「私は保護観察の身だから何も出来ないけど、作戦の成功を願っているわ」

アルナ「ありがとう。行ってくるね」

ーMSハンガーー

アルナ「アストナージさんMk-Ⅱは?」

アストナージ「調整は済ませてある。いつでも出られるぞ。それとカミーユからシミュレートのデータを預かっている。役に立てればって言ってたぞ」

アルナ「ありがとうございます」

レコア「アルナ」

アルナ「必ず守るから安心してね」

レコア「当てにしてるわ」

ディアス隊「いきまーす!」ドシューン!!

アルナ「大尉達は太陽電池衛星に向かうのね。私はどうしよう」

アルナの行動
1.クワトロ大尉達と行動する
2.艦隊周辺を守備する
↓1

アルナ「クワトロ大尉達と合流しよう。ガンダムMk-Ⅱでます!」ドシューン!!

ー太陽電池衛星付近ー

クワトロ「えぇい!」ボピューン!!

衛星「ぎぃやあああっ!!」チュドーン!!

アルナ「あれ?こっちに来た意味ってあまりなかった?」

アルナ「それじゃあ今アーガマって…」

アルナ「マズイ!!」ドシューン

ーエゥーゴ艦隊付近ー

ハイザック隊「ヒャッハー!!」

アルナ「アーガマが狙われてる!!」

モンブラン「たすけてくれー」

アルナ「モンブランも攻撃されてる!?どうしよう!」

アルナの行動
1.アーガマを守る
2.モンブランの援護
↓1

アルナ「アーガマはまだ大丈夫だと思うから今は!」ドシューン!!

緑ジムⅡ「だ、駄目だ!やられる!」

ライラ「弱腰な機体など!」

バキューン!!

ライラ「なにっ!?」

アルナ「船はやらせない!」

ライラ「ガンダムMk-Ⅱか!パイロットは誰だ!」バキューン! バキューン!

アルナ「くっ!」スッ

ライラ「速いっ!」

アルナ「Mk-Ⅱが私の動きに馴染んでいる?あのデータのおかげなの?だったら!」

アルナ「はぁ!」

ライラ「赤い奴以外にも出来るのがいるって言うのか!」

アルナ「そこっ!」ブンッ

ライラ「チッ!」バチバチッ

アルナ「退いて下さい!」

ライラ「はっ!パイロットは甘ちゃんかい!」

アルナ「無駄な戦いをしたくないだけです!」

ライラ「それを甘いって言うんだよ!」バチバチッ

アルナ「…ッ」

ライラ「半端な気持ちで戦場に来るな!」ドゴッ

アルナ「うわああああっ!!」

ライラ「これで落ちな!」

ビシュン! ビシュン!

ライラ「援軍かっ!?」

クワトロ「無事か!」

アルナ「クワトロ大尉!」

ライラ「こちらの分が悪いか。撤退する!」

アルナ「すみません大尉」

クワトロ「気にするな。それより今はレコア少尉を地球に降ろす事が先だろう。アーガマへ戻るぞ」

アルナ「はい!」

ーアーガマ周辺ー

ハイザック隊「うおおおっ!!」

トーレス「ホウセンカをカタパルトデッキに上げます」

レコア「……」

ジェリド「敵の防御が薄い?もらった!」

カミーユ「させるかぁ!」

ジェリド「マークトゥーだとっ!?」

アルナ「カミーユ君!」

カミーユ「このハイザックは僕が抑えます!」

アルナ「分かった!」

ジェリド「くそぉ!ここまで来て!」

トーレス「カウントダウン!10…」

ハイザック「うおおおっ!」

レコア「!!」

アルナ「させる、もんかあああああああっ!!」ドンッ

ハイザック「ごふううううっ!?」ヒューン

トーレス「2、1、ゼロ!」

アルナ「いっけーーーーっ!!」

ホウセンカ「いきまーす!」ドシューン

カッ! ポンポン!

ジェリド「あと少しだったと言うのに!撤退する!!」

アルナ「頑張ってねレコア」

ーアーガマー

アルナ「ふぅ」

エマ「お疲れ様。作戦は成功したみたいね」

アルナ「一時はどうなるかと思ったけどね」

エマ「それで30バンチの件はどうなったのかしら?」

アルナ「そうだった…」

フランクリン「アルナくん少しいいかね」

アルナ「フランクリンさん?」

フランクリン「私とヒルダを先にエゥーゴの研究機関に送ってくれるよう頼んでくれないだろうか?」

アルナ「急にどうしたんですか?」

フランクリン「カミーユが面白い案を思い付いたらしくてな。いや、我が息子ながら良いセンスをしている。私とヒルダが参加すれば早期に開発できるかも知れんのだよ」

アルナ「そうですね。じゃあ…」

アルナの行動
1.30バンチを優先させる
2.フランクリンの頼みを優先させる
↓1

アルナ「分かりました。ブレックス准将に聞いてみます」

フランクリン「頼むよ」

アルナ「30バンチの件はもう少し待ってね」

エマ「分かったわ。戦力拡充は必要な事とだしね」

ーアーガマブリッジー

アルナ「という事なんですが」

ブレックス「ふむ。ではアンマンへ寄港するとしよう。クワトロ大尉の新しい機体も搬入したいしな」

アルナ「そうなんですか?どんなモビルスーツなんだろう」

ヘンケン「なぁに。見ればすぐに分かるさ」

ブレックス「よしアンマンへ進路取れ。この辺りでティターンズを撒く必要もあるな」

ヘンケン「グラナダへ向かうと見せ掛けてアンマンへ入るのはどうでしょう?」

ブレックス「うむ。そうしてくれ」

月面都市アンマン

ー宇宙港ー

カミーユ「父さん母さん。向こうでも元気で」

ヒルダ「ええ。しっかり父さんの手綱を握っておくわ」

フランクリン「えぇい!余計な事を言うな!カミーユ。お前の案の機体を必ず実現させてやるから待っておけ」

カミーユ「はは、期待しないで待っているよ」

ードッグエリアー

アルナ「これが大尉の新型!」

百式「やってみるさ」

アルナ「赤くないです」

ヘンケン「目立つだろう」

アルナ「でもこんな色で大丈夫なんですか?」

ブレックス「クワトロ大尉なら心配はいらんだろう」

ヘンケン「全ての敵を引き寄せてくれるかもしれんぞ?」

アルナ「それは助かりますね」

クワトロ「酷い言われようだな」

アルナ「た、大尉!」

クワトロ「アルナ少尉が乗ってみるか?」

アルナ「い、いえ!私は大丈夫です!」

クワトロ「冗談だ」

アルナ「もうやめて下さいよ!」

ブレックス「私はこのままグラナダへ向かう」

クワトロ「分かりました」

ヘンケン「物資の搬入と艦隊の編成もしないとならんから暫くはここに止まるが、アルナはどうする?」

アルナ「私ですか?だったら…」

アルナの行動
1.アンマンで自由行動
2.グラナダで自由行動
↓1

アルナ「アンマンでも散策しようかと」

ヘンケン「分かった。だがいつでも出られるのうにしておけよ」

アルナ「分かりました」

ーアンマン市内ー

アルナ「何しようかな」

カミーユ「アルナさん」

アルナ「カミーユ君。ご両親とのお別れは済んだの?」

カミーユ「はい。アルナさんは?」

アルナ「私は…何も考えてないや」

カミーユ「だったら僕と出掛けませんか?」

アルナ「いいよ」

カミーユ「じゃあいきましょう!」

カミーユと遊んだ

アルナ「今日は楽しかった!ありがとう」

カミーユ「僕もです」

アルナ「…あれはなんだろう?」

カミーユ「ジャンクヤードですね。一年戦争時のコロニーの残骸の山らしいです」

アルナ「うーん」

カミーユ「気になりますか?」

アルナ「少し…何かが呼んでるような気がする」

カミーユ「行ってみましょうか」

ージャンクヤードー

アルナ「この辺りのような…これは!」

アルナが見つけた物
コンマ04 試作4号機ガーベラ
コンマ13 ライジングガンダム
コンマ71 ストライクルージュ
それ以外 ハロ
↓1

アルナ「これは!」

ハロ「……」

カミーユ「ハロですね」

アルナ「ハロってSUNの玩具だっけ?」

カミーユ「はい。一年戦争の時もホワイトベース隊にあったらしいです」

アルナ「そうなんだ。でもこのハロ壊れてるね」

カミーユ「直したら使えそうですね。僕でも直せそうですけど、父さんや母さんに預けたら高性能にしてくれるかも」

アルナ「そうなの?じゃあお願いしようかな」

カミーユ「分かりました。そろそろ戻りましょうか」

アルナ「そうだね」

ー出港の日ー

FAガンダムMk-Ⅱ「やあ」

アルナ「なにこれ!」

フランクリン「Mk-Ⅱに増加装甲を付けたのだよ。機動力はやや落ちるが耐久性能は上がっている」

アルナ「凄い!」

ヒルダ「それとこれを」

ハロ「ハロハロ!」

アルナ「ハロだ!直してくれたんですね」

ハロ「オマエナマエハ?」

アルナ「私はアルナだよ。アルナ・ソート」

ハロ「アルナヨロシクナ!」

ハロ「わっ、賢い!」

ヒルダ「サポートAIとしての機能を備えさせたわ。何かの助けになればいいけど」

アルナ「大切にしますね!」

ヒルダ「私達にはこれくらいしか出来ないけど頑張ってね」

フランクリン「その、なんだ。カミーユにもよろしくと伝えておいてくれ」

アルナ「分かりました。ありがとうございます!」

ドゴオオオオオオンッ!!

アルナ「な、なにっ!?」

トーレス『緊急事態発生!現在、このエリアはティターンズによる攻撃を受けている!モビルスーツ隊は直ちに出撃せよ!繰り返す…』

アルナ「どうしてこんなタイミングで」

ヒルダ「あなたまさか!」

フランクリン「ち、違う!そもそもスパイだったら私がいるのに攻撃させるはずがないだろう!」

アルナ「スパイがいようとティターンズならやりますよ。でも、ここまでしてくれたフランクリンさんを私は信じます」

フランクリン「私もティターンズとは決別すると決めたのだ。アルナ少尉、奴らを撃退してくれ」

アルナ「勿論です。ここは危険なので安全なエリアに」

ヒルダ「分かったわ。行きましょう」

フランクリン「ああ。死ぬんじゃないぞ!」

アルナ「はい!」

Mk-Ⅱコクピット

アルナ「コクピットに新しい設備が増えてる?あっ、ここにハロを置けばいいのかな」ストッ

ハロ「ハロ!アルナエンゴスル!アルナエンゴスル!」

アルナ「お願いね。アルナ・ソート、フルアーマーガンダムMk-Ⅱ出ます!」

ー戦闘宙域ー

ドーン! ドガーン!

アルナ「月面都市なのにお構いなしに攻撃なんて許せない!」

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「カミーユくん!君もMk-Ⅱなの?」

カミーユ「本来は一機を残して解体する予定だったみたいなんですけど、両親がこちら側に付いたという事でサンプルは一機だけでいいと残してくれました」

アルナ「そうなんだ」

カミーユ「来ます!」

ティターンズ部隊「ヒャッハー!!」

アルナ「見慣れない機体も混ざっている?」

カミーユ「どうします?」

アルナ「だったら…」

アルナの行動
1.モビルスーツ隊を迎撃
2.アレキサンドリアを強襲する
↓1

アルナ「モビルスーツ隊を迎撃しよう。ここを突破されたら市街地まで被害が出る!」

カミーユ「分かりました!」

ジェリド「マークトゥーが二機!エゥーゴめ!こちらの兵器を勝手に使ってくれる!」

ライラ「Mk-Ⅱ相手だからと無闇に突っ込むんじゃないよ!こっちも新型だ」

ジェリド「分かっている」

カクリコン「それじゃあ手はず通りにやるとするか!」

ジェリド「ああ!」

アルナ「散開した?何をするつもりなの?」

カミーユ「気を付けて」

アルナ「うん」

アルナ「……」

マラサイ「やあ!」

アルナ「そっち!」ボビューン!

マラサイ「こっちだよ!」ボシューン!

アルナ「きゃああ!!」ドーンッ!!

カミーユ「この!」バシューン! バシューン!

マラサイ「フフフ」

カミーユ「くそっ!」

アルナ「上手く地形を利用されてる…だったら!」

アルナの行動
1.思いっきり飛ぶ
2.こちらもカミーユと連携する
3.ハロにお願いしてみる
↓1

アルナ「ハロ敵の位置を捕捉できる?」

ハロ「マカセロ!マカセロ!」パタパタ

ハロ「スキャンカンリョウ!データリンクカイシ!」

アルナ「敵の位置がモニターに反映されてる!今からデータを送るからリンクして!」

カミーユ「分かりました!」

カミーユ「これは!そこかぁ!」バシューン!

カクリコン「ぐおっ!?」ドーン!!

ジェリド「カクリコン!ならばっ!」

ハロ「アルナイケルカ」

アルナ「やってみる!」ボシューン!

ジェリド「ぐおっ!?何故だ!」ドーン!!

ライラ「何を使ったか分からないがこちらの位置が筒抜けになっているのか!撤退するよ!」

カクリコン「えぇい!」ドシューン

ジェリド「この借りは必ず返すぞ!」

アルナ「撤退してくれた?」

カミーユ「やりましたね」

アルナ「ハロのおかげだね」

ハロ「ハロ!ハロ!」

ヘンケン「よし!艦隊はこのまま空域を離脱する!エンジン出力全開!!」

ーアーガマー

ヘンケン「アーガマは戦列を離れて30バンチへ向かう」

アルナ「分かりました」

トーレス「キャプテン!付近の空域から救難信号をキャッチ!」

ヘンケン「なに?どこの所属だ」

トーレス「識別は…連邦のテンプテーションです!」

カミーユ「テンプテーションってブライトキャプテンの船だ!」

アルナ「ブライトキャプテンってホワイトベース隊の艦長さんだっけ」

カミーユ「そうです」

クワトロ「…救援に向かうか?」

カミーユ「いきます!」

クワトロ「アルナはどうする?」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.救援に行く
2.アーガマで待機
↓1

アルナ「私もいきます」

クワトロ「よし付いてこい!」

カミーユ「はい!」

ーテンプテーション空域ー

カミーユ「あれか!」

アルナ「シャトルの周りを何かが飛んでる!」

謎のMA「ブロリーです」ヒューン

クワトロ「このメガ・バズーカ・ランチャー使えるか?」ガチャ

クワトロ「はぁはぁ…あれに乗っている男のプレッシャーか!?」

アルナ「大尉?私がサポートします。ハロ!」

ハロ「ハロ!」

クワトロ「……」

謎のMA「フハハハ」ヒューン

アルナ「今です!」

クワトロ「当たれよ!!」

メガ・バズーカ・ランチャーの攻撃
コンマ70以上でメッサーラ撃墜
それ以外は外れる
↓1

クワトロ「当たれよ!!」キィィン ドギュウウウウウ!!

謎のMA「当たりはせんよ」スッ ドシューン

アルナ「外れた!?」

カミーユ「撤退した?何だったんだ」

クワトロ「詮索より救援が先だ」

カミーユ「は、はい!」

その後、救出したブライト・ノア他民間人を別の船へ移送すると
アーガマは30バンチへ向けて進路を取る
しかし巡洋艦ボスニアがいまだ執拗に追跡していたのであった

ーサイド1 30バンチコロニー近海ー

アルナ「そろそろ到着するって」

エマ「分かったわ」

アルナ「……」

エマ「無理をして行かなくていいのよ」

アルナ「ううん。30バンチはエゥーゴに入ってからも一度訪れた事があるから」

エマ「でも」

アルナ「私なら大丈夫だから」

エマ「ならばいいのだけど」

トーレス『本艦は間もなく30バンチへ入港する』

アルナ「準備しよう」

エマ「そうね」

ー30バンチコロニー内ー

アルナ「……」

ハロ「ハロ!ハロ!」

カミーユ「ここがアルナさんの故郷…」

アルナ「行こうか」

エマ「ええ」

クワトロ「……」

人影「……」ヒョオオオ

カミーユ「あれは!」

アルナ「ミイラだよ人の」

カミーユ「え?」

クワトロ「コロニーのミラーが動かないからな」

カミーユ「どうしてそのままなんですか?」

アルナ「ここで亡くなった人は1500万人。埋葬してあげても人数が多すぎるんだよ…」

カミーユ「何故こんな風に人を殺せるんですか!」

クワトロ「直接刃物を持って殺さないからさ。手に血が付かない人殺しでは痛みは分からんのだ」

アルナ「私は少し別行動します」

クワトロ「分かった」

カミーユ「アルナさん僕も…」

クワトロ「一人にしてやれ」

カミーユ「…はい」

エマ「……」

ーアルナの自宅ー

アルナ「ただいま…」

ヒュオオオオオ…

アルナ「あれから何も変わってないまま。お父さんとお母さんだけは埋葬してあげたけど…」

アルナ「…ううぅぅ」

ハロ「アルナ?アルナ?」

アルナ「…ハロ」

「誰いるのか?」

アルナ「誰?」

ライラ「お前はエゥーゴのパイロットか?…なぜ泣いている?」

アルナ「ここが私の家だからです」

ライラ「なんだと?このコロニーの生き残りなのか」

アルナ「私は当時このコロニーには居なかったから」

ライラ「そう、だったのか」

アルナ「貴女はこの事件を知っていますか?」

ライラ「ああ。毒ガスを散布したとは聞いている」

アルナ「では散布した理由は?」

ライラ「そこまでは知らない」

アルナ「そうですか。ティターンズはデモ活動を鎮圧させる為だけに毒ガスコロニーに使ったんです」

ライラ「デモ活動だと?いくらバスクでもそんな事の為だけに毒ガスなど使うものか!」

アルナ「見て分かりませんか?現実はこれです」

ライラ「くっ…」

アルナ「私は故郷をこんな風にしたティターンズが憎い。それを知らずにティターンズの存在を許している連邦も。だから…」

アルナの行動
1.ライラを撃つ
2.ライラを生け捕りにする
↓1

アルナ「貴女を捕らえさせて貰います。この悲劇を一人でも多くの人に知ってもらう為に」

ライラ「そう簡単に捕まるものか!」

アルナ「ハロ!」

ハロ「セントウレベル、ターゲットカクニン。ハイジョカイシ!!」ブォン ドギュウウウウ!!

ライラ「ぐわああああっ!!」ベシャ

アルナ「ハロのバスタートリモチの威力はどうですか?」

ライラ「くっ…動けない」

アルナ「クワトロ大尉。連邦のパイロットを捕獲しました」

クワトロ『なんだと?すぐに向かう』

ーアーガマー

ヘンケン「連邦のパイロットを捕獲したとはな」

アルナ「ハロが手伝ってくれました」

ハロ「ハロ!」

ライラ「時期に異変に気付いて救援がくるさ」

クワトロ「キャプテン」

ヘンケン「すぐにここを離脱する。アーガマ始動!」

ーコロニー周辺宙域ー

トーレス「敵のモビルスーツを確認!」

ヘンケン「早いな。こちらもモビルスーツ隊の発進急げ!」

アルナ「アルナ機出ます!」ドシューン

ボスニア隊「ヒャッハー!!」

アルナ「あのオレンジの新型…マラサイだっけ。だったらアンマンの時のパイロットもいるの?」

ハロ「アルナ、テキガキタゾ!」

アルナ「分かってる!」

ジェリド「ライラが帰って来ない。まさか何かあったのか?なんで俺も一緒に行かなかったんだ!」

ティターンズ兵「アツクナラナイデマケルワ」

ジェリド「そうだな。こんな時こそ冷静にだ」

ジェリド「あれは!貴様がライラをやったのか!」

アルナ「マラサイのパイロットの声…あの時の!」

ジェリド「その声はあの時の女か!ライラはどうした!」

アルナ「ライラ大尉ならエゥーゴが捕虜にしています」

ジェリド「なんだと!だったら取り戻させてもらう!」

アルナ「そうは行きません!」

ジェリド「邪魔をするな!」ボシューン! ボシューン!

アルナ「くっ…」

アルナの行動
1.説得してみる
2.攻撃する
↓1

アルナ「ライラ大尉には30バンチの真実を信じて貰う為に返せません!」

ジェリド「30バンチの真実だと?」

アルナ「貴方もティターンズなら知らないでは許されない事です。このコロニー30バンチは、ティターンズの毒ガス作戦によって全員殺されたんです!」

ジェリド「エゥーゴが口から出任せを!このコロニーは伝染病で全滅したと聞いた!」

アルナ「都合の悪い真実は伏せ、もっともらしい嘘で固める。ティターンズとはそういう組織なんですよ!」

ジェリド「そうやって貴様は前も俺の動揺を誘って騙し討ちをした!今度会ったら容赦せんと言ったぞ!」

アルナ「くっ…」

エマ「その話は本当よジェリド!」ドシューン

アルナ「エマ!」

ジェリド「エマだと!裏切り者の言葉が信じられるか!」

エマ「そうやって頭ごなしに否定をしていては見える物も見えなくなるわ。もっと物事を大局的に見れないの?」

ジェリド「黙れ!俺はティターンズだ!ティターンズは絶対なんだ!」

ガルバル隊「ぎゃひー!!」チュドーン

クワトロ「アルナ!エマ!」

アルナ「クワトロ大尉!」

ジェリド「このままだと囲まれる!?悔しいが撤退する!」ドシューン

アルナ「あっ…」

エマ「ジェリド」

クワトロ「我々も引き上げるぞ」

アルナ「…分かりました」

ーアーガマー

ライラ「ボスニアの部隊はどうなった?」

アルナ「撤退しました」

ライラ「アタシは見捨てられたって事か」

アルナ「これからエゥーゴがどう判断を下すか分かりませんが、私はライラ大尉もエゥーゴに加わって欲しいと思っています」

ライラ「アタシがエゥーゴかい?笑えない冗談だね」

アルナ「私は本気です」

ライラ「話は終わりだ。営倉でもどこへでも連れて行きな」

エゥーゴ兵「うぃ」

アルナ「……」

ライラ「そうだ。ジェリド…マラサイのパイロットはどうなった?」

アルナ「ジェリド中尉ですか?あの人には逃げられましたよ。説得をしてみましたけど駄目でした」

ライラ「…そうか。さあ、連れて行きな」

エゥーゴ兵「うぃ」

アルナ「……」

アルナ達はサイド1を離脱すると艦隊と合流する
エゥーゴは地球連邦軍の本拠であるジャブロー攻略作戦
ジャブローの風を実行に移す為に艦隊をサイド4へと集結させていた

アルナはジャブローの風に参加するか?
1.ジャブロー攻略に参加する
2.支援のみで宇宙に残る
↓1

アルナ「このモビルスーツは!」

Zガンダム「Zの鼓動がします」

フランクリン「Zガンダムだ。エゥーゴがジャブローを攻撃すると言うから開発を急がせた。試作機2機をアーガマで使ってもらう」

アルナ「一機はカミーユ君ですよね?もう一機は?」

フランクリン「君だよ」

アルナ「へ?私ですか!?」

フランクリン「既に君の戦闘データを反映させてある。ハロ用の台座も設置してあるんだ。使ってくれんと困る」

アルナ「わ、分かりました」

フランクリン「期待している。私はカミーユにも説明しないといかんからこれで失礼する」

アルナ「はい」

エマ「専用機じゃない。やったわね」

アルナ「私なんかでいいのかな」

クワトロ「それだけ上は君を重要視していると言うことだ。自分に誇りを持て」

アルナ「クワトロ大尉」

エマ「大尉の言う通りよ」

アルナ「う、うん」

ライラ「そんなしけた面をして。なんならアタシが使ってやろうか?」

アルナ「ライラ大尉!?いつこっちに」

ライラ「保護観察が終わったのさ。アタシもこれから作戦に参加する」

アルナ「いいんですか?」

ライラ「アンタがエゥーゴで戦ってくれって言ったんだろ?」

アルナ「そ、そうですね。これからよろしくお願いします!」

ライラ「それでアタシはどれに乗ればいいんだ?」

クワトロ「アルナとカミーユがZに乗る事でMk-Ⅱが空く。エマ中尉とライラ大尉はその穴を埋めてもらいたい」

ライラ「アタシもガンダム乗りって訳か」

エマ「ライラ大尉。色々とわだかまりもあっただろうけど、これからは仲間よ。頼りにしてるわ」

ライラ「ああ。任せておきな」

ー宇宙世紀0087年5月11日 地球軌道ー

サエグサ「軌道固定!艦隊位置固定!」

トーレス「各艦、モビルスーツ発射軸固定」

ブライト「発進用意。全周囲、索敵怠るな!」

シーサー「了解!」

クワトロ「出るぞ!」ドシューン

ライラ「ライラ・ライラMk-Ⅱ出るぞ!」ドシューン

カミーユ「Zガンダム行きます!」ドシューン

アルナ「私にこのガンダムが使いこなせるか分からないけど。託されたからにはやってみせる」

アルナ「Zガンダム、アルナ機出ます!」ドシューン

謎のMA「いつかは帰れるといいな」ズシューン!!

シチリア「デデーン」チュドーン!!

クワトロ「ん?編隊が乱れているぞ」

エマ「やられた!?ティターンズか!」ドシューン!!

カミーユ「エマさん、編隊を崩すのか?」

アルナ「エマ!」

アルナの行動
1.エマを追う
2.隊列を維持する
↓1

アルナ「私がエマの抜けた穴埋めをします。モビルスーツ隊のエスコートをやらせて下さい」

クワトロ「了解した。艦長、それでいいか?」

ブライト「分かった。各機、アルナ少尉のZガンダムを中心に隊列を取れ」

アルナ「カミーユ君、エマを頼める?」

カミーユ「分かりました。エマ中尉を連れ戻します!」ドシューン

ライラ「アンタだけじゃ心配だ。アタシも艦隊の軸合わせを手伝う」

アルナ「ありがとうございますライラ大尉」

ライラ「クワトロ大尉。アンタはカミーユとエマの援護に行ってやりな」

クワトロ「しかし」

ライラ「ここで艦隊をやれる訳にはいかないんだろ」

クワトロ「…分かった。モビルスーツ隊は頼んだ」ドシューン

アルナ「このまま進路を取れば…」

ブライト「各機、ティターンズのモビルスーツ隊がそちらに向かっているが構うな。編隊の維持を集中させろ」

アルナ「こんな時に!」

ライラ「こんな時だからさ。そろそろ大気圏だ」

エマ「アルナ聞こえる?」

アルナ「エマ!無事だったんだね」

エマ「カミーユとクワトロ大尉がすぐに駆けつけてくれたおかげで撃退できたわ」

ライラ「これに懲りたら単独行動はやめな」

エマ「ええ。ごめんなさい」

アルナ「カミーユ君は?」

エマ「先程までは一緒だったのだけど…」

アルナ「どこなの?あ、あれは!」

アルナ「マラサイ2機に攻撃されている!?」

アルナの行動
1.カミーユに任せる
2.カミーユの援護に行く
↓1

アルナ「ごめんエマ。隊の先頭をお願い」

エマ「カミーユの援護ね。分かったわ」

アルナ「Zのウェイブライダーなら」ガギュン ドシューン!!

ー大気圏ー

ジェリド「なんだあの新型は!全く攻撃が当たらん!」

カクリコン「ここままではこちらがやられる!」

ジェリド「だ、駄目だ!」バシュ

カクリコン「えぇい、ジェリドめ!弱気な!うぅ、オートマチックか!こ、これではやられる!?」バシュ

カミーユ「もっと離れていれば、撃たれなかったのに!」ボビューン

カクリコン「ぐわあああっ!!」

ジェリド「カクリコン!!」

アルナ「カミーユくん!君は何をやっているの!」

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「あのままじゃマラサイは圧縮断熱で燃えちゃう。だったら!そこのマラサイのパイロット!私のウェイブライダーに捕まって!」

カミーユ「アルナさん何をっ!?」

カクリコン「こ、こうか?」ガシッ

アルナ「無防備な相手を撃つなんて。それだとティターンズと同じだよ!」

カミーユ「僕は…そんなつもりじゃ」

アルナ「このまま突入する。カミーユ君も早く!」

カミーユ「わ、分かりました」

ージャブロー上空ー

アルナ「これが地球…」

アルナ「マラサイのパイロットさん。大丈夫?」

カクリコン「ああ。だが、どうして俺を助けた」

アルナ「あんな戦い方はフェアじゃないと思ったからです。戦争だからって何をやってもいい訳じゃない。私はそう考えています」

カクリコン「甘い考えだ。しかし、その甘さに俺は助けられたのか…」

アルナ「地表に降りたら私の機体へ。捕虜として行動してもらいます」

カクリコン「…分かった。従おう」

『…える…誰…えるかしら?』

アルナ「エゥーゴの回線?誰です?」

『…ルナなの?アルナなの?』

アルナ「その声、レコアなの!?」

レコア『アルナなのね!いい。今から言う事を全軍に伝えて。ジャブローは地下に核爆弾が仕掛けられてて、もうすぐ爆発するわ』

アルナ「爆発!?ど、どうして!?」

レコア『連邦はジャブローを放棄したのよ。残っている部隊はエゥーゴと巻き添えにする為の捨て駒よ』

アルナ「そんな!」

レコア『阻止したかったんだけど、気付いた時には手遅れでね。今は脱出の準備をしているわ。今から送るポイントに集結させて』

アルナ「分かった。マラサイのパイロットさんお願いがあります」

カクリコン「どうした?」

アルナ「ジャブローはもうすぐ爆発するらしいんです。私達を巻き込んで」

カクリコン「バカな!俺達はティターンズだぞ!」

アルナ「多分、それも想定してだと思います。だから一人でも多く脱出できるようにティターンズの回線を使って呼び掛けて下さい」

カクリコン「わ、分かった。やってみよう」

アルナ「この空域にいる全部隊に通達します!間もなくこのジャブローは自爆します!この通信を聞いた人は、ただちの指定するポイントに向かって下さい!ポイントは…」

ージャブロー 輸送機発着所ー

レコア「アルナ!」

アルナ「レコア!無事だったね!」

レコア「ええ。この変なバッチが役に立ったわ。バスクに選ばれし者とかなんとかって」

アルナ「えぇ…」

レコア「本当はもっと早く連絡したかったんだけどタイミングが合わなくてね」

アルナ「ううん。教えてくれてありがとう」

レコア「で、そこハゲた方は?ティターンズのパイロットスーツよね?」

カクリコン「ハゲではない!カクリコンだ!」

アルナ「カクリコンさんは成り行きで助ける事になったんです」

レコア「へぇ。アルナに感謝しなさい」

カクリコン「言われなくとも分かっている」

カイ「こっちの準備は完了だ。ん?そちらのお嬢さんは?」

アルナ「アルナ・ソートです」

カイ「君がアルナさんかい?俺はカイ・シデン。フリーのジャーナリストさ」

レコア「カイさんは私の手伝いをしてくれたのよ」

アルナ「そうだったの?ありがとうございます!」

カイ「偶然そうなっただけさ。さて、後はどれだけここに集まるかだな」

アルナ「そうですね。みんな来てくれるかな」

レコア「それは分からないわ。ただあまり時間が無いのは事実ね」

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「カミーユ君!」

カクリコン「貴様は!」

カミーユ「あっ…その」

レコア「話は後よカミーユ。そのガンダムをアウドムラに搬入しなさい」

カミーユ「レコアさん?わ、分かりました!」

ー数十分後ー

ティターンズ兵「アツクナラナイデマケルワ」

クワトロ「彼女で最後か?」

カクリコン「分からんが、呼び掛けに応えた者は集結したと思いたい」

ジェリド「まさかアンタに助けられるとはな」

アルナ「こういう時に敵も味方もありませんから」

ライラ「案外ああいうのが世の中を動かすのかもしれんな」

エマ「そうね」

ジェリド「……」

レコア「もう時間が無いわ。発進の準備をするわよ」

アウドムラとスードリはエゥーゴだけでなく、ティターンズや連邦の兵も収容するとジャブローを離脱する
その直後ジャブローは爆発した

ーガルダ級超大型輸送機 アウドムラー

アルナ「どこへ向かうんだろう」

クワトロ「それより問題は…」

エゥーゴ兵「貴様がいなければ!」

ティターンズ兵「貴様こそっ!」

ライラ「やはりこうなったか」

アルナ「みなさん止めて下さい!」

ワー!ギャー!アツクナラナイデマケルワ

アルナ「どうすれば…」

エマ「こうするのよ」スッ

ドンッ!ドンッ! シーン

エマ「いい加減になさい!そもそもエゥーゴの情報が無ければ爆発に巻き込まれて死んでいたかも知れないのよ」

ティターンズ兵「それは、そうだが…」

クワトロ「君たちは同胞ですら平気で捨て石に使うティターンズの体質に疑問を持たないのか?」

ティターンズ兵達「……」

カクリコン「俺はエゥーゴに付く」

ジェリド「カクリコン!?」

カクリコン「俺はこの日だけで2度も命を救われた。しかもエゥーゴにだ!もちろん気に食わん奴がいるのも事実だ」

カミーユ「……」

カクリコン「だが上の連中はどうだ?俺達ティターンズですら切り捨てる。そんな組織でこれからも命を賭けられるか?」

ティターンズ兵「うっ…」

ジェリド「待てカクリコン。今回のはちょっとした行き違いかも知れんだろ」

ライラ「ジェリド、アンタはそのちょっとした行き違いで死んでも仕方ないって言うのか?」

ジェリド「いや、それは…」

エマ「ジェリド中尉。死んでからでは遅いのよ」

ティターンズ兵「そ、そうだ!そうだ!」

連邦兵「責任取れるのかよ!」

ジェリド「ぐっ…」

アルナ「みなさん落ち着いて!ジェリド中尉一人を責めても解決にはなりません」

ジェリド「アンタ」

アルナ「すぐに理解や納得は出来ないと思います。だからみなさん考える時間を作って下さい。それからどうするかを、悔いの無い判断をして下さい」

連邦兵「……」

ティターンズ兵「……」

ティターンズ兵「アツクナラナイデマケルワ」

ーリフレッシュルームー

アルナ「ふぅ…」

レコア「お疲れのようね」

アルナ「これだけの事があればね。でも、こういうの久しぶりかも」

レコア「そうね」

アルナ「少し休ませて…」

レコア「いいわよ。お眠りなさい」

ーケネディ・スペースポートー

クワトロ「しかしこれだけの数をどうするか」

ハヤト「投降した兵の半分をこちらで引き受けるのはどうでしょう?」

クワトロ「そうですね…」

アルナ「……」

エマ「手が空いているならモビルスーツの搬入を手伝ってくれるかしら」

アルナ「え?う、うん。分かった」

エマ「気になる事でも?」

アルナ「これからどうなるのかなって」

エマ「今はクワトロ大尉とハヤト館長に任せましょう」

アルナ「うん」

ー数十分後ー

ブーン! ブーン!

アルナ「警報!?」

ジェリド「救援の部隊か!?ちょうどいい!ティターンズに戻りたい奴は付いてこい!」

アルナ「え?ちょっと!」

エマ「連邦の追撃部隊が来たわ!アルナも急いで!」

アルナ「どうしよう」

アルナの行動
1.モビルスーツ部隊の迎撃
2.ジェリド達を追う
↓1

アルナ「ジェリド中尉達を追おう」

アッシマー「……」ヒューン

ジェリド「おーい!こっちだー!!」

アッシマー「……」ヒューン ビュウン!

アルナ「危ない!」ダッ

ドーン!!

脱走兵達「ぎゃああああ!!」ジュ

アルナ「何をやっているの!」

ジェリド「お、俺達を攻撃したのか?」

アルナ「ここにいるのはエゥーゴやカラバばかりなのよ!状況を考えて!」

ジェリド「……」

アルナ「ここに居たらまた狙われる。アウドムラへ急いで!」

ジェリド「なぜ助けた!」

アルナ「助けるのに理由がいるの?」

ジェリド「ぐっ…」

アルナ「早く!」

ジェリド「くそっ!」

ドーン! ドーン!

ーアウドムラー

アルナ「私も早く迎撃に出ないと」

ジェリド「どうしてだ!」

アルナ「え?」

ジェリド「どうして上手く行かないんだ!何故こうも運は俺を見放す!」

アルナ「ジェリド中尉は自分の事を不幸だと思う?」

ジェリド「当たり前だ!せっかくティターンズになれたと思えば作戦はケチの連続。挙げ句にこのザマだ!これを不幸と言わずして何を不幸と言う!」

アルナ「私は中尉は幸運だと思うよ」

ジェリド「俺に対する嫌味か?」

アルナ「だっていつ死んでもおかしくない戦場で今まで生き延びてるじゃない。大した怪我もなく動けるってそれだけで幸運だと思うな」

ジェリド「そんな当たり前な事…」

アルナ「そんな当たり前な事がもう出来ない人もいるから」

ジェリド「なにが言いたい」

アルナ「30バンチ。私、そこのコロニー出身なの」

ジェリド「なにっ?」

アルナ「だから普通に生きてるって事はそれだけで幸せなんだよ。ジェリド中尉にもそれを分かって欲しいな」

ジェリド「……」

キィイイイイイン!!

アルナ「アウドムラが動き出した?確認するから付いてきて!」

ジェリド「あ、ああ」

シャトル「さらばー地球よー」ゴゴゴゴッ

アルナ「シャトルが打ち上げられてる…」

ー暫くしてー

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「カミーユくん!残っていたんだね」

カミーユ「アウドムラにいるなら言って下さい!心配したんですよ!貴女にもしもの事があったら…」

アルナ「ごめんなさい」

クワトロ「理由を聞かせてもらおうか」

アルナ「ティターンズの人達が襲撃に乗じて脱走しようとしたので追いかけていたんです」

クワトロ「なに?」

アルナ「だけど脱走した人達は敵と間違えられて攻撃されて、助けられたのはジェリド中尉だけでした」

エマ「呆れた」

ジェリド「……」

カミーユ「お前か!アルナさんを危ない目に合わせた奴は!」グッ

ジェリド「貴様はあの時の!また俺を殴ろうってのか!」

アルナ「暴力は駄目!そうやってすぐに感情的になるのはカミーユ君の悪い所だよ」

クワトロ「そうだぞカミーユ君」

カミーユ「くっ…分かりました」

アルナ「残ったのは大尉達だけなんですか?」

エマ「アポリー中尉とロベルト中尉。レコアやライラ大尉の他、エゥーゴに参加の意思を示した連邦やティターンズの一部はシャトルに乗せて打ち上げたわ」

アルナ「レコア達、宇宙に戻れたんだ。良かった」

クワトロ「問題はスードリにもそれなりの連邦とティターンズの兵が残っていた事だが」

アルナ「また敵になるでしょうか」

クワトロ「可能性はある」

ジェリド「くそっ!スードリに行っていれば!」

エマ「まだそんな事を言っているの?」

カミーユ「僕とアルナさんのZガンダムなら今からでもスードリを沈める事ができます」

アルナ「私は反対」

カミーユ「どうしてです?」

アルナ「残った人達が必ずしも攻撃をしてこないかもしれない」

カミーユ「でもクワトロ大尉の言う通り攻撃して来る可能性もあります」

アルナ「分かってる。こんなのは希望的観測だって事くらい。でも信じてみたいんだ」

カミーユ「アルナさん…」

アルナ「もちろんスードリが攻撃してくるなら私も戦うよ。だから、少しだけ時間をちょうだい」

カミーユ「…分かりました」

クワトロ「話はまとまったな。私はハヤト館長に次の行き先を聞いてくる。警戒は怠るなよ」

アルナ「はい!」

スードリの動向
コンマ50以上ならジャブロー組が追撃部隊を制圧(スードリ隊も味方になる)
コンマ50未満だとブラン隊がスードリで追撃開始(スードリ隊が敵になる)
↓1

暫くして

ーアウドムラ機内ー

ブーン! ブーン!

アルナ「なに?敵襲!」

カミーユ「スードリの部隊か!」

クワトロ「確認をする。カミーユとアルナは私に付いてこい。残りはアウドムラで迎撃準備だ」

アルナ「了解!」

カミーユ「了解!」

ー上空ー

ギャプラン「……」ヒューン

カミーユ「あれはモビルアーマー?新型か!」

アルナ「クワトロ大尉、あの新型は私達で抑えます。大尉は残りを!」

クワトロ「了解だ!」

アルナ「こんな所で戦闘を仕掛けるなんて!」

ロザミア「あれが例の新型か?しかしこの私とギャプランならば!」ボシューン

カミーユ「そんな攻撃!」スッ ボビューン

アルナ「カミーユくん気を付けて!地上は市街地だよ!」

ロザミア「場所を気にして戦闘をするバカがいるのかい?どこの能天気だ!」

アルナ「無関係な人を巻き込むのを躊躇わないだなんて!」

ロザミア「どうした!手でも休めてるのか!」

アルナ「くっ…」

カミーユ「アルナさんが狙われてる?させるか!」ボビューン ボビューン

ロザミア「チッ!」

ハロ「アルナイマダ!」

アルナ「え?そこなの?」ボビューン

ロザミア「なにっ!?」バキーン!!

アルナ「当たった!?」

ロザミア「な、なんだ…動きを予知されたのか?調子に乗りすぎたか。スードリに合流する」

スードリ「あなたの為に急いで来たの!」ゴゴゴゴッ

アルナ「スードリ!?」

ロザミア「思ったより早い合流だな。せだが、これで状況は逆転した!」

クワトロ「えぇい!こんな時に!」

スードリ「目標、敵まとめてぜーんぶ!てっー!!」

アクト・ザク達「ぎょえええっ!!」チュドーン

ロザミア「なんだ?何が起きている!こちらは味方だぞ!!」

カミーユ「アルナさん!」

クワトロ「どうやら賭けは君の勝ちのようだ」

アルナ「みたいです!」

カミーユ「後はあのモビルアーマーだけか!」

アルナ「なら!」

アルナの行動
1.ギャプランを撃墜する
2.ギャプランを拿捕する
↓1

アルナ「あの機体を拿捕する!」ガギィン ガシッ

ロザミア「なにっ!?こうなれば!」

カミーユ「無駄な抵抗はやめろ。でないとコクピットを撃つ!」

ロザミア「…くっ」

クワトロ「このままモビルアーマーをアウドムラに運ぶぞ」

ーアウドムラー

ロザミア「私をどうするつもりだ」

クワトロ「君は捕虜として扱う」

ロザミア「エゥーゴはあなた達は宇宙を落とすのだろう!」

ハヤト「宇宙を落とす?どういう意味だ」

クワトロ「コロニー落としの事だろうな」

ロザミア「エゥーゴはコロニーを落とすのだろう!コロニーを落としてたくさんの人を殺す!」

アルナ「エゥーゴはそんな事はしないよ」

ロザミア「嘘を言うな!エゥーゴは宇宙を…うぅぅぅ!!」

アルナ「ど、どうしたの…えっ?」シュンシュン

アルナ(なに、この感覚は…あの人から恐れや悲しみが伝わってくる…)

カミーユ「これは…アルナさん?」

アルナ「……」

エマ「医療班を呼んでくるわ!」

アルナ「え?わ、私も手伝う!」

ー医務室前ー

エマ「今は落ち着いて眠りについたわ」

アルナ「急にどうしたんだろう」

クワトロ「強化人間だな」

アルナ「強化人間?」

クワトロ「薬物による精神操作や手術などで無理矢理ニュータイプと同様の能力を持たせた人間の事だ」

アルナ「そんな酷い事を…」

クワトロ「彼女のような人間を増やさない為にも我々はティターンズを倒し連邦を正さねばならない」

アルナ「はい。私や彼女のような人間を出さない為にも…」

ーリフレッシュルームー

エマ「それにしてもスードリが味方に付くとはね」

カミーユ「アルナさんの意見が正しかったですね。もしかしてこうなる事が分かっていたんですか?」

エマ「まるでニュータイプね」

アルナ「まさか偶然だよ」

カミーユ「けど、さっき…」

ガヤガヤ ザワザワ

アルナ「急に騒がしくなったね」

カミーユ「どうしたんでしょう」

エマ「行ってみましょうか」

ーアウドムラ コクピットー

アルナ「輸送機がアウドムラに向かって来ているって本当なんですか?」

ハヤト「そうだ。パイロットは誰だと思う?」

アルナ「んー、分からないです」

ハヤト「アムロ・レイさ」

カミーユ「アムロ・レイって、あの一年戦争でガンダムのパイロットだった?」

ハヤト「そうだ」

アルナ「凄い!そんな人がカラバに合流するんだ!」

エマ「アムロ・レイ。本当にあの時の青年だったのか確認できるのね」

アルナ「どんな人なんだろう。早く会ってみたいな」

カミーユ「僕もです」

ハヤト「なぁに、すぐに会えるさ。ヒッコリーまでの辛抱だ」

アムロ達の乗る輸送機と合流したアウドムラとスードリは
ヒッコリーからの案内人であるベルトーチカ・イルマとも合流し、ヒッコリー基地へと向かう

ーヒッコリー基地ー

アムロ「……」

アルナ「あの人がアムロ・レイ…」

アムロ「ん?君は…」

アルナ「は、はい!わ、私はエゥーゴのアルナ・ソート少尉でありましゅ!」

エマ「落ち着きなさい。同じくエマ・シーン中尉であります」

アルナ「う、うん」

アムロ「有名人に出会った訳じゃないんだ。肩肘を張らなくていい」

アルナ「そんな!一年戦争の英雄アムロ・レイと言えば、軍でその名を知らない人はいませんよ!」

アムロ「よしてくれ。君が思うほど俺は大層な人間なんかじゃない」

アルナ「お世辞じゃないのに…」

エマ「あの、以前お会いしたのを覚えておいでですか?」

アムロ「…ああ、思い出したよ。確か自動車のトラブルに遭った旅行者か」

エマ「そうです。私はエゥーゴに参加してからあの時の青年がアムロ大尉と感じるようになったんです」

アムロ「それはどうして?」

エマ「アーガマの空気です。あの空気感こそが大尉が求めているものじゃないかって」

アムロ「憶測で物を言うのは感心しないな」

クワトロ「いや、私もエマ中尉の意見は正しい物の見方だと感じる。アムロ・レイ。君はこんな所で燻っている人ではないはずだ」

アムロ「貴様に何が分かるシャア!」

アルナ「シャア?えっ?」

アムロ「知らなかったのか?このクワトロ・バジーナと名乗る男はシャア・アズナブルなのさ」

アルナ「えっ!えぇえええええええっ!?」

クワトロ「……」

エマ「薄々は感じていたけれど…」

クワトロ「私の事はいい」

カミーユ「よくありませんよ」

クワトロ「カミーユ!」

カミーユ「自分の事は棚に上げておいて人には戦えですか?それって勝手が過ぎると思いませんか?」

クワトロ「今はアムロの話をしている」

アムロ「そうやって逃げるのかシャア!」

アルナ「ど、どうしよう…」

アルナの行動
1.クワトロを擁護する(宇宙ルート)
2.アムロを擁護する(地上ルート)
↓1

アルナ「待って下さいクワトロ大尉。アムロ大尉はまだ復帰したばかりなんですよ。それなのにいきなり宇宙へ行けだなんてあんまりです!」

アムロ「アルナ少尉?」

クワトロ「しかし彼の能力は君達も知っての通りだ。その才能を生かさずにいる事は、連邦やティターンズに手を貸していると同じ事だ」

アルナ「アムロ大尉は道具じゃないんですよ!過去に何があったかは知りません。だとしても、少しは思いやりがあってもいいじゃないですか!」

カミーユ「そうです!クワトロ大尉は自分の素性を隠したままなのに卑怯だ!」

クワトロ「綺麗事だけで戦争には勝てんのだ」

アルナ「感情を殺して機械のように戦うくらいなら、私は弱くても人らしくありたい。誰かの為に戦える自分でいたいです!」

クワトロ「くっ…」

ハヤト「クワトロ大尉。あなたの負けです」

クワトロ「ハヤト館長」

ハヤト「ここは待ちましょう。アムロだってその気があるから参加してくれたんだろ?」

アムロ「…まだ分からない。だけど今の自分が出来る事はやるつもりだ」

ハヤト「それでいいんだ」

クワトロ「…分かった。今はアムロ君が復帰してくれた事を喜ぶとしよう」

アムロ「……」

アルナ「その、済みません。私みたいなのが偉そうな事を言ってしまって。罰は受けます」

クワトロ「いや、私も急ぎすぎたようだ。気を付けよう」

アルナ「は、はい…」

ベルトーチカ「話は終わったかしら?」

ハヤト「ああ。すまんね」

ベルトーチカ「シャトルの準備は完了しています。いつでも打ち上げられますよ」

クワトロ「了解した。少尉達もガンダム搬入の準備をしてくれ」

アルナ「私は、地上に残りたいです。勝手な事とは分かっています。でも今はカラバの手助けをしたいんです」

エマ「仕方ないわね。だったら私も残ってあげる」

ハヤト「どうします?」

クワトロ「…分かった許可しよう。ハヤト館長、すまないが頼めるか?」

ハヤト「はい」

カミーユ「だったら僕も」

クワトロ「カミーユは駄目だ」

カミーユ「何故です!」

クワトロ「最新鋭機のZガンダムを2機も地上に残す訳にはいかん」

カミーユ「…了解です」

ハヤト「捕虜はこちらで引き受けます」

クワトロ「お願いする」

アルナ「宇宙に戻っても頑張ってね」

カミーユ「はい。アルナさんとエマさんもお気をつけて」

エマ「ええ」

クワトロ「アムロ。私はいつでも君を待っている」

アムロ「期待はしないでいてくれ」

ーシャトル打ち上げ後ー

ハヤト「しかし本当に良かったのかい?」

アルナ「自分で決めた事ですから」

エマ「アルナだけじゃ不安ですし」

アルナ「酷い!」

アムロ「ははっ、しかしシャアを相手に啖呵を切るとは度胸があるな」

ベルトーチカ「なかなか良かったわよ」

アルナ「そ、それは…クワトロ大尉の言い分が一方的過ぎると思いまして…」

エマ「元はと言えば私の責任でもあります。済みません」

アムロ「気にしなくていい。むしろ少尉が言ってくれたおかげで、俺も少しだけ力を貰えた気がする。2人とも改めてよろしく頼むよ」

アルナ「任せてください!」

エマ「はい」

カラバ兵「さっさと歩け!」

ジェリド「話を聞いてくれ!」

エマ「ジェリド?」

ジェリド「頼む!」

アムロ「彼は?」

アルナ「ティターンズのジェリド・メサ中尉です」

アムロ「ティターンズ?ジャブローの捕虜か」

ハヤト「どうした?」

カラバ兵「この男が自分もアウドムラに乗せろとうるさくて」

ジェリド「アンタ達も俺をアウドムラに乗せるように頼んでくれないか」

アルナ「理由を聞いてもいいですか?」

ジェリド「アンタ達の戦いを間近で見させて欲しい。それでどうするかを考えたい」

エマ「そう言ってまた脱走を企てているんじゃないでしょうね」

ジェリド「そんなんじゃない!虫のいい話とは思うがこの通りだ!頼む!」

ハヤト「そうだな。彼の命はアルナ少尉が救ったんだ。処遇は君に一存する」

アルナ「では…」

ジェリドを連れてくか?
1.連れていく
2.連れていかない
↓1

アルナ「ジェリド中尉がそこまで言うなら。一緒に行きましょう」

ジェリド「すまない」

エマ「今度脱走したらタダでは済まさないわよ」

ジェリド「分かっている」

アムロ「これからどう動くつもりだ?」

ハヤト「スードリは捕虜を乗せてカラバの拠点に向かわせる。アウドムラはホンコンのルオ商会で補給物資を受け取った後、ティターンズの拠点があるニューギニア基地を攻撃する」

アムロ「そうか」

ハヤト「アムロにも働いて貰うぞ」

アムロ「分かっているさ」

アウドムラはスードリと別れるとホンコンへ向けて進路を取る

ー日本近海ー

アルナ「あの国が日本かぁ」

ハヤト「俺やアムロの生まれた国だな」

アルナ「ハヤト館長は分かりすけど、アムロ大尉もですか?」

アムロ「そうさ。日本には一年戦争の時に寄った以来か」

アルナ「そうだったんですか」

カラバ兵「館長!日本からアウドムラに向けて通信が来ています」

ハヤト「なに?通信回線をを開け」

カラバ兵「はい」

ハヤト「こちらはアウドムラのハヤト・コバヤシだ。そちらの所属を聞きたい」

『俺はムラサメ研究所の…ゼロと言う者だ。そちらはエゥーゴか?』

ハヤト「エゥーゴではないが協力組織のカラバだ。ムラサメ研究所が我々に何の用だ?」

ゼロ『俺は今からムラサメ研究所を制圧する。もし協力してくれるならば、研究所のデータを提供する事を約束する』

ハヤト「制圧だと?その理由は?」

ゼロ『これ以上俺のような者を出さない為に。そしてまだここに囚われている俺のような存在を助け出したい。理由はそれだけだ。回答を聞かせてくれ』

ハヤト「ふむ…」

ハヤト「君達はどう思う?」

アムロ「罠の可能性はあるか?」

ハヤト「なんとも言えんな」

アルナ「……」

ハヤト「アルナ少尉はどうだ?彼に協力するべきか拒否してホンコンに向かうべきか。意見を聞きたい」

アルナ「そう、ですね。私だったら…」

アルナの行動
1.協力する
2.協力しない
↓1

アルナ「行きましょう。助けを求めているならば手を差し伸るべきです」

ジェリド「……」

ハヤト「分かった。君の協力に応えよう」

ゼロ『すまない。座標はそちらに送る。そこで合流しよう』

ハヤト「了解した。アウドムラは日本へ向けて進路を変更する」

ー日本ー

アルナ「あなたがゼロさんですか」

ゼロ「ああ。俺の事はゼロ・ムラサメとでも呼んでくれ。先ずは申し出を受けてくれて感謝する。協力の証に俺とこの機体をそちらの指揮下へ預ける」

アルナ「この機体は…」

ゼロ・ムラサメの機体は?
コンマ00 ウイングガンダムゼロ(TV版)
コンマ05 サイバスター
それ以外 ガンダムMk-Ⅱ試作0号機
↓1

アルナ「この機体は…」

エマ「ガンダムMk-Ⅱに似ているわね」

ゼロ「この機体はガンダムMk-Ⅱ試作0号機だ。使い手がいないという事でこちらに回ってきた」

エマ「初耳だわ」

アムロ「ムラサメ研究所はどう制圧するつもりなんだ?」

ゼロ「警備のモビルスーツ隊さえ片付ければ施設内は研究員が中心だ。制圧は容易だろう。しかしあの研究所にはサイコガンダムが配備されている。そのマシンを無力化しないといけないんだが…」

エマ「何か問題でも?」

ゼロ「サイコガンダムのパイロットは俺と同じ強化人間がパイロットをしている。出来れば殺したくはないが、その機体は強力な兵器だ。無力化は容易ではないだろう」

アルナ「ゼロさんはその人を助けたいんですよね?だったら私もサイコガンダムのパイロットを救う手助けをしたいです」

アムロ「……」

ゼロ「すまない」

ハヤト「よし、ムラサメ研究所の攻撃は1時間に行う。総員第二種戦闘配備で待機だ」

ームラサメ研究所ー

ブーン! ブーン!

ハイザック隊「ヒャッハー!!」ドシューン

アルナ「来た!」

ゼロ「サイコガンダムは出ていないのか?」

エマ「このまま制圧できればいいのだけど」

アムロ「……」

アルナ「アムロ大尉、大丈夫ですか?」

アムロ「問題ない。このリック・ディアスは良い機体だな」

アルナ「エゥーゴの主力機ですから」

エマ「来るわよ!」

ゼロ「邪魔をするな!」ドギュウウウ!!

ハイザック隊「ぎゃひーー!!」チュドーン

アルナ「あれがビームライフルの威力なの!?」

エマ「誇張抜きで戦艦の主砲並みね」

アムロ「ティターンズはあんな物を開発していたのか…」

ゼロ「防衛網に穴が出来た。このまま突破する!」

アルナ「はい!」

アムロ「ん?これは!各機バラけろ!」キュピーン!!

ズギュイイイイン!!

アルナ「ひゃあ!」

エマ「くっ…!!」

ゼロ「拡散ビームだと!?まさか!!」

サイコガンダム「もう泣かないで」

アルナ「あれが、サイコガンダムっ!?」

エマ「なんて大きさなの!」

アムロ「あの機体から発せられる感覚は…危険だ」

アッシマー部隊「散弾ある?」ヒューン

アルナ「囲まれた!?」

ゼロ「こちらを誘き寄せる為の罠だったのか!」

フォウ「大人しく投降しろエゥーゴ!さもなければここで全員死ぬ事になる」

ゼロ「フォウか!止せ!」

フォウ「お前は…脱走したプロト・ゼロか!よくもおめおめと帰ってこれた!」

ゼロ「脱走したんじゃない!みんなを助けに戻ってきたんだ!」

フォウ「お前が脱走したせいで私たちがどんな仕打ちを受けたか分かるか!」

ゼロ「それはすまないと思っている。しかし!」

フォウ「黙れ!投降しないと言うのならここでまとめて消えてしまえ!!」

ネクティス部隊「どうも」ヒューン

ゼロ「フォウ!」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.ゼロとサイコガンダムを止める
2.エマと周辺の部隊を迎撃する
↓1

アルナ「私はエマと周りの部隊の相手をします!ゼロさんは説得に専念して下さい!」

ゼロ「分かった」

アムロ「ならばゼロ君の護衛は俺が務めよう」

アルナ「お願いします!」

エマ「行くわよアルナ」

アルナ「了解!」

アッシマー「オラアアア!!」ボビュウ

ハロ「アルナミギダ!」

アルナ「分かった!」スッ

エマ「そこ!」ボビューン

アッシマー「ぐおおっ!?」チュドーン

アルナ「ごめんなさい!」ボビューン

アッシマー「だ、脱出する!!」チュドーン

ネクティス「……」ドシューン

アルナ「撤退した?」

エマ「なんだったのかしら」

フォウ「うあああああっ!!」

アルナ「なにっ?」

ゼロ「フォウ!」

アルナ「何がおきたんです!」

ゼロ「説得を試みたんだが、研究所側がサイコガンダムを無理矢理暴走させたんだ!」

アルナ「そんな…」

アムロ「このままだと危険だ!サイコガンダムは落とす!」

アルナ「待って下さい!ゼロさん。サイコガンダムのコクピットはどこです?」

ゼロ「頭部がコクピットだ。サイコミュのシステムもそこに集中している」

アルナ「分かりました」

アムロ「何ををするつもりだ!」

アルナ「頭部のシステムだけを破壊します」

アムロ「無茶だ!」

アルナ「やってみなければ分かりません!ハロ、サポートをお願い」

ハロ「ハロ!モクヒョウヲネライウテ!モクヒョウヲネライウテ!」

アルナ「撃ちます!」

アルナの狙撃はどうなったか?
コンマ40以上で成功
コンマ40未満でフォウ重傷
コンマ20未満でフォウ死亡
↓1

アルナ「撃ちます!」ボビューン!!

フォウ「ああああああっ!!」ドーン!!

ゼロ「フォウ!」

サイコガンダム「……」シューン

エマ「止まった?」

ゼロ「確認をする…システムは停止している。彼女は気絶はしているが無事だ」

アルナ「良かった」

アムロ「これは偶然なのか?それとも彼女の想いがそうさせたのか」

ハヤト『モビルスーツ隊聞こえるか!ムラサメ研究所は突入部隊が制圧した』

アムロ「了解だ。ハヤトの奴やるじゃないか」

ームラサメ研究所内ー

カラバ兵「施設内に残っている被検体は全員保護しました」

ハヤト「了解した」

アムロ「モビルスーツも試作機がかなりの数があるな」

ハヤト「使える物は回収してカラバの戦力として使う」

エマ「職員達はどうするのです?」

ゼロ「ここで全員始末する」

職員達「ひぃぃ!?」

アルナ「それは駄目です!」

ゼロ「止めるな!」

アルナ「ここでこの人達を殺せばゼロさんの気は晴れるでしょう。でもそれだけです。それよりこの人達に罪滅ぼしの為に働いて貰った方が建設的です」

ゼロ「…ならば俺達を治療する薬を研究しろ。ここで実験にされた者達全員分のだ!」

アルナ「カラバで保護している強化人間も一人いますので。その人の分も研究して下さい」

ゼロ「もし逆らったり逃げたりしたらその時は…」

ゼロ「お前を殺す」

ゼロ「分かったな!」

職員達「は、はいい!!」

アルナ「サイコガンダムはどうします?」

ハヤト「そうだな。アムロ、お前が使ってみるか?もちろん危険なサイコミュの類は全て取り除いた上でだが」

アムロ「俺がアレをか?」

アルナ「ゼロさんはどうですか?」

ゼロ「アムロ・レイ。お前は純粋なニュータイプだったな。ならば危険なシステムを使う必要性もないだろう。好きにすればいい」

アムロ「少し考えさせてくれないか」

アルナ「分かりました」

ハヤト「よし。データは必要な限り収集しろ!」

その後、ゼロ・ムラサメは正式にカラバのメンバーとなる
サイコガンダムはフルバースト・サイコ・ガンダムとして再生され
アムロの駆るサイコガンダムの力もありニューギニア基地はあっという間に陥落した

ーニューホンコンー

ハヤト「ニューギニアのティターンズの基地も叩けた。後はキリマンジャロを落とせば地上のティターンズとのミリタリーバランスは崩れるはずだが」

ゼロ「カラバの戦力は十分整っている。叩けるうちにやっておいた方がいい」

ハヤト「しかし、これ以上エマ中尉とアルナ少尉を連れ回す訳にもいかない。彼女達はエゥーゴなんだからな。エゥーゴにはエゥーゴの仕事がある」

ゼロ「そうか…」

ハヤト「宇宙へ戻るなら手配をする。アーガマが拾ってくれるはずだ」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.宇宙へ戻る
2.地上に残る
↓1

アルナ「宇宙に戻ります。今の宇宙の状況を知りたいですから」

ハヤト「分かった。シャトルの準備をしよう」

アムロ「アルナ少尉。君のおかげで目が覚めた気がする。礼を言うよ」

アルナ「お礼なんて!私はそんな大それた事なんてしていません」

アムロ「それでもさ」

ゼロ「俺からも礼を言わせてくれ。フォウを助けてくれて感謝している。ありがとう」

アルナ「皆さん良くなるといいですね」

ゼロ「フォウ達は先に保護されたロザミアと一緒に療養している。これからの彼女達は、戦いとは無縁な人生を歩んで欲しいと思っている」

アルナ「それはゼロさんもですよ!ゼロさんもいつか戦争とは関係の無い生活が送れるように、私も宇宙に上がっても頑張りますから!」

ゼロ「そうだな。お互い平和な世界を目指して戦いを終わらせよう」

アルナ「はい!」

ジェリド「アルナ少尉、いいだろうか?」

アルナ「ジェリド中尉?どうしたんですか」

ジェリド「あれから少尉達の戦いを見て思った。俺もアンタのような一本気のある人間になりたい。だからエゥーゴとして共に戦わせて欲しい。頼む!」

アルナ「えっと…」

ハヤト「彼の処遇は君に一任すると言った。思ったままを答えればいい」

アルナ「分かりました。では、ジェリド中尉。私達と一緒に戦って下さい。そして、この戦いを終わらせましょう」

ジェリド「あ、ああ!よろしく頼む!」

エマ「結局、Mk-Ⅱのテストパイロットは全員エゥーゴに寝返ったのね。自分で言うのもなんだけど複雑な気分だわ」

ジェリド「エマも改めてよろしく頼む」

エマ「ええ。宇宙ではカクリコンもいるだろうし。チームも組めるかしらね」

アルナ「みんなどうしてるかな」

カラバと別れを告げたアルナ達は、シャトルで宇宙へと帰還する
ゼロから提供されたデータはアナハイムが解析を始め、新たな兵器開発がスタートする

ーアーガマー

アルナ「アルナ・ソート少尉、ただいま帰還しました」

エマ「同じくエマ・シーン中尉、帰還しました」

カミーユ「2人共お帰りなさい!無事で良かった」

アルナ「カミーユ君も元気そうで何よりだよ」

レコア「そうでも無いわよ。アルナと別れて宇宙に戻った時は落ち込んでたわ」

カミーユ「レ、レコアさん!それは言わない約束ですよ!」

レコア「ごめんなさいね。でも、無事で本当に良かったわ。お帰りなさい」

アルナ「うん。ただいま」

クワトロ「地上で何かあったようだな。以前より逞しくなったようにも見える」

アルナ「逞しくなったかは分かりませんけど色々はありました」

クワトロ「そうか。地上での経験は少尉を良い方向へと成長させたようだ」

アルナ「そうだといいです」

アルナ「あの、ライラ大尉やカクリコン中尉はいないんですか?」

クワトロ「ライラ大尉達はラーディッシュへ配属されている。ヘンケン艦長はエマ中尉を欲しがっていたようだが、あいにくと中尉は地上に残ってしまったからな」

エマ「そうなんですか?」

クワトロ「その時の艦長の悲しそうな顔は今も忘れられんよ」

アルナ「私、ヘンケン艦長に悪い事をしちゃったのかな」

エマ「いいのよ。そのおかげで助けられた命もあったのだから」

アルナ「うん、そうだよね」

カミーユ「あの、アルナさん。あそこにいるのは…」

ジェリド「……」

アルナ「ジェリド中尉だよ。これから彼もエゥーゴとして一緒に戦ってくれる事になったから、いきなり殴り合いとかしちゃ駄目だよ」

ジェリド「……」

カミーユ「……」スタスタ

ジェリド「…カミーユ」

カミーユ「ジェリド中尉。あなたとの出会いは最低でした。でも、今は自分の大人げなさを恥じています」

ジェリド「俺の方こそ君の名前を馬鹿にして悪かった。あの時の俺は、ティターンズというだけで自分が偉くなっていたと勘違いをしていた」

ジェリド「だが、そんなものはちっぽけなプライドだって事を思い知らされた。いまさら水に流してくれとは言わない。だが、出来ることなら俺に汚名挽回のチャンスを与えてくれないか」

カミーユ「分かりました。これからはエゥーゴの仲間です。共に戦いましょう」

ジェリド「ああ!」

アルナ「よーし!だったらみんなでご飯でも食べよう!親睦を深めるには食事が一番だからね」

レコア「そんなことを言って、単にアルナが食べたいだけでしょ」

アルナ「ち、違うよ!」

クワトロ「……」

ーアーガマ MSハンガーー

アルナ「あれ、こんなモビルスーツなんてあったっけ」

アポリー「これはリック・ディアスⅡって機体だ。先行試作機を俺とロベルト用にって手配してくれたんだ」

アルナ「今までのディアスより強そう見えます」

アポリー「だろ?まあ期待しててくれよ。クワトロ大尉の百式も改良されてるんだぜ」

アルナ「そうなんですか?私が地上にいる間にもエゥーゴも戦力が上がっているんですね」

アポリー「ラーディッシュにもガンダムMk-Ⅲってのが配備された。機会がある時にでも見学してみな」

アルナ「はい」

ファ「パイロットのみなさんお弁当を配りますので取りに来てください」

アルナ「あの子は?」

アポリー「カミーユの幼馴染みのファ・ユイリィって子だ。両親が人質に取られているらしくてな。戦えなくともエゥーゴに協力したいって事でアーガマで働いてもらっているんだ」

アルナ「そうなんですか」

ファ「あっ…」

アルナ「初めまして」

ファ「……」

ファ・ユイリィのアルナへの対応
1.初めまして
2.お・ね・い・さ・ま~
↓1

ファ「初めまして。あなたがアルナ少尉ですか?」

アルナ「そうだよ」

ファ「カミーユやレコアさんから聞いています。よろしくお願いします」

アルナ「よろしくね」

ファ「私はまだ仕事がありますので。失礼します」

アルナ「うん。またね」

ロベルト「アルナ!ブライト艦長が呼んでるぞ」

アルナ「あ、はい!」

ーアーガマ ブリッジー

ブライト「地上での任務ご苦労だった。アムロにも会ったらしいな」

アルナ「はい」

ブライト「ハヤトから聞いたより尻を叩いてやったそうだな」

アルナ「し、尻ですか!?そんな事はしていませんよ!」

ブライト「言葉の綾だ。それで本題だが、本日付けでアルナ少尉は中尉に昇進となる。引き続き力を貸してもらいたい」

アルナ「ありがとうございます」

ブライト「現在アーガマとラーディシュは別行動をしている。そこで中尉にはこのままアーガマに残るか、ラーディシュへ出向するかを決めて欲しい」

アルナ「…でしたら」

アルナの行動
1.アーガマに残る
2.ラーディシュへ行く
↓1

アルナ「アーガマに残ります」

ブライト「分かった。エマ中尉はラーディシュへ移動となったので中尉が抜けた分は働いてもらうぞ」

アルナ「了解です!」

ーそれから暫くしてー

アルナ「なんですこれ?」

量産型サイコ「やあ」

フランクリン「これは量産型サイコガンダムという機体だ。アルナ君がムサラメ研究所から手に入れたデータを元に開発した」

アルナ「大丈夫なんですか?」

フランクリン「この機体にサイコミュシステムは搭載されてはいないか、試験的にインコムという疑似オールレンジ兵器を搭載してある。試作機1機を預けるので誰かに乗せてやってくれ」

アルナ「分かりました」

クワトロ「このZガンダムに似た機体は?」

ZプラスC1型「どうも」

フランクリン「これはZガンダムの量産機のZプラスだ。カラバと開発していたA1型を空間戦闘用に再設計したのが、このC1型だ」

クワトロ「ほぅ」

フランクリン「C1型も先行機を2機を預ける。戦果を期待しているぞ」

クワトロ「期待に添えるようにしましょう」

フランクリン「では私はカミーユに会ってくる」

アルナ「はい」

クワトロ「新型が届いたのはいいが、パイロットはどうする?」

ジェリド「俺に1機預けてはくれないか」

クワトロ「ジェリド中尉?そうだな保護観察も終わった身だ。いいだろう」

ジェリド「ありがたい」

ジェリドに乗せる機体
1.量産型サイコガンダム
2.ZプラスC1型
↓1

クワトロ「ジェリド中尉にはZプラスに乗ってもらう」

ジェリド「了解した」

アルナ「同じZ乗り同士頑張りましょう」

ジェリド「ああ。Z乗りは中尉の方が先任だ。後で練習相手を頼む」

アルナ「分かりました」

クワトロ「アルナ中尉には言っていなかったが私は近いうちに地球に降りる」

アルナ「お仕事ですか?」

クワトロ「連邦議会に出席するブレックス准将の護衛だ」

アルナ「准将の護衛…」

クワトロ「どうした?」

アルナ「いえ。護衛は多い方がいいと思いまして」

クワトロ「同行するのか?」

アルナ「い、いえ!私なんかじゃお役に立てませんよ。私よりずっと強い人が知り合いにいますから、その人にお願いしようかと」

クワトロ「ほぅ」

アルナ「カラバのゼロ・ムラサメって人なんですけど、その人が付いてくれたら安心かも」

クワトロ「君が言うならば信用はあるか。分かった、その人物に連絡を取ってくれるか?」

アルナ「分かりました!」

ーそれから数日後ー

ブライト「ティターンズの協力者からの情報だ。ティターンズがフォン・ブラウン市に攻撃を仕掛けるらしい」

アルナ「ティターンズに協力者がいるんですか?」

レコア「ジャブローから脱出した兵士の一部がスパイとしてティターンズへ戻っているのよ」

アルナ「そうなの?」

レコア「そのおかげで活動が随分と楽になっているわ」

アルナ「危険じゃないのかな」

レコア「その人も承知の上で命を懸けているのよ」

アルナ「…そうだよね。その人の為にも頑張ろう」

カミーユ「僕達はどう動くんです?」

ブライト「ゼーター部隊でティターンズの艦隊に陽動を仕掛ける。その間にエゥーゴの艦隊でフォン・ブラウン市の防衛を固める。危険な任務だがやってくれるな?」

ジェリド「当然だ。その為に俺はエゥーゴに入ったんだ」

アルナ「はい!でも、Z部隊って私とカミーユ君とジェリド中尉。あと一人は誰です?」

レコア「私よ」

アルナ「レコアなの!?」

レコア「私もパイロットの訓練は受けているのよ。やってみせるわ」

アルナ「分かった。危ないと思ったら後ろに下がっていいからね」

レコア「大丈夫よ。でもありがとね」

ブライト「今回の作戦はクワトロ大尉は地球へ降りる為に参加はできない。そこで臨時の指揮官を選ぶ」

アルナ「アポリー中尉が適任では?」

アポリー「Z部隊が先発なんだ。指揮官はZ乗りの方がいい」

カミーユ「僕はアルナさんが適任だと思います」

アルナ「えぇっ!?」

レコア「私も賛成するわ」

アルナ「…ジェリド中尉は?」

ジェリド「俺は新参者なんだ。それにお前さんなら皆従うんだろ?だったらその方がいい」

ブライト「決まりだな。アルナ中尉は次の作戦でMS隊の隊長に任命する」

アルナ「分かりました。未熟とは思いますけどよろしくお願いします」

ブライト「作戦決行は5日後だ。各員それまでに準備をやっておけ」

ー作戦当日ー

ブライト「ゼーター部隊、発進用意!」

カミーユ「カミーユ・ビダン発進します!」ドシューン

ジェリド「ここで汚名挽回をさせてもらう。ジェリド・メサ、Zプラス出るぞ!」ドシューン

レコア「先に行くわよ。レコア・ロンド、Zプラス出ます!」ドシューン

アルナ「よし。アルナ・ソート、Zガンダム行きます!!」ドシューン

ー月面ー

アルナ「私達の任務はあくまで陽動。無理に敵の数を減らそうだなんて考えちゃ駄目だよ」

カミーユ「了解です」

ジェリド「分かっているさ。しかし囮だという事を悟られない為には、こちらも本気だという所を見せなきゃならんだろう」

アルナ「確かにそうかも。ジェリド中尉の意見を採用します」

レコア「そろそろ接敵する頃合いね」

カミーユ「あれか?」

アレキサンドリア「後半へ続く」ゴゴゴゴッ

アルナ「アレキサンドリア1隻?情報ではドゴス・ギアって船もいるはずなんだけど、後方で待機してるの?」

カミーユ「どうします?僕達はアルナさんの指示に従います」

アルナ「じゃあ…」

アルナの行動
1.アレキサンドリアと戦う
2.フォン・ブラウンへ戻る
↓1

アルナ「嫌な予感がする。フォン・ブラウンへ戻ろう。アレキサンドリアから部隊が展開する前に離脱する!」

カミーユ「了解」

ーフォン・ブラウン 防衛ラインの外れー

ドゴス・ギア「ブロリー心の俳句」ゴゴゴゴッ

アルナ「あれは!」

レコア「アルナの感が当たったわね」

カミーユ「どうしてこんな所に!」

ジェリド「こちらに情報を流していたのがバレたんだろう」

アルナ「じゃあその人は…」

レコア「消された可能は高いわね」

アルナ「くっ…」

ドゴス・ギア隊「ヒャッハー!!」

カブスレイ部隊「初めまして」

ジェリド「モビルスーツ隊のお出ましだ!」

レコア「見慣れない機体が出てきたわね」

ジェリド「新型だろうとなんだろうが敵は落とすだけだ!」ボビューン!

カミーユ「援護します!」ボビューン!

ドゴス・ギア隊「ぎょえええっ!!」チュドーン

レコア「やるわね。私も負けていられないわ!」ボビューン

サラ「…くっ!!」スッ

レコア「避けた!」

サラ「あれを落とせば!」スッ

アルナ「レコア!」ボビューン ボビューン

サラ「ああああっ!損傷が…撤退します!」ドシューン

シドレ「サラ曹長、撤退したのか!?」

マウアー「構うな。我々の任務はドゴス・ギアをフォン・ブラウンへ上陸させる事だ」

シドレ「は、はい!」

ハイザック隊「うおおおおっ!!」

アルナ「まだ出てくるの!?」

カブスレイ兵「このガブスレイでガンダムを落としてやる!」ボシューン!

ジェリド「やるな!だがこちらもZタイプだ!後れは取らせん!」

レコア「このままだと数で押されるわ!」

アルナ「だけどこのまま下がったら一気に突破される!こっちは手薄なのに」

カミーユ「無理を承知でドゴス・ギアを狙いますか?」

アルナ「ドゴス・ギアか…」

アルナの行動
1.ドゴス・ギアを狙う
2.占領されるのを覚悟でフォン・ブラウンまで下がる
↓1

アルナ「占領されるのを覚悟で本体と合流しよう」

カミーユ「分かりました」

ーフォン・ブラウン上空ー

アルナ「ブライト艦長すみません!ドゴス・ギアを抑え切れませんでした」

ブライト「いや、よく持ちこたえた。こちらも総力戦だ。モビルスーツ隊はドゴス・ギアに火力を集中させろ!」

アポリー「くらえっ!」

ロベルト「当たれよ!」

ライラ「火力を集中させるよ!」

カクリコン「了解!」

エマ「ええ!」

シロッコ「いくら火力を集中させようと、このドゴス・ギアは止められはせん。艦長、こちらも砲撃開始だ」

艦長「メガ粒子砲撃て!」

ドシュドシュドシューン!!

カクリコン「しまった!」

ジェリド「カクリコン!」ガシッ

カクリコン「ジェリドか!すまん!」

ジェリド「いいって事よ」

エマ「ジェリド、カクリコン。フォーメーションを立て直すわよ」

カクリコン「おう!」

ジェリド「まかせろ!」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.このまま砲撃をする
2.一度アーガマへ戻る
↓1

アルナ「ごめん一度アーガマに戻る」

カミーユ「アルナさん?分かりました」

レコア「何か考えがあるのね」

アルナ「うん。だから少しだけお願い」

レコア「分かったわ。行って来なさい」

ーアーガマー

アルナ「アストナージさん、量産型サイコ残ってます?」

アストナージ「ああ。誰も乗ってないから空いているぞ」

アルナ「ちょっと借ります!」

アストナージ「分かった。頼むぞ!」

アルナ「はい!」

ーフォン・ブラウン上空ー

アルナ「今から一斉に砲撃をします。各機は射線上から退避してください!」

ロベルト「量産型サイコガンダムか!」

レコア「あれを使うのね」

アポリー「聞いたな!全機散開しろ!アルナの攻撃に当たるよ!」

アルナ「いっけええええっ!!」

ドシュウウウウウウウウン!!

マウアー「なんだこれはっ!?」

シドレ「少尉!」

ガブスレイ兵「馬鹿なあああっ!!」チュドーン

マウアー「くっ…損傷が大きい!撤退する!」ドーン!

シドレ「マウアー少尉!て、撤退します!」

ドゴス・ギア艦長「なに?エンジンブロックに命中しただと!このままでは航行が困難になります」

シロッコ「あの機体、やってくれたな。まあいい撤退信号を出せ。この空域から離脱する」

ドゴス・ギア「……」ゴゴゴゴッ

アルナ「撤退していく…はっ!」

アルナ「いま、誰かに見られたような気がする…気のせい?」

カミーユ「アルナさん!」

アルナ「え?」

カミーユ「どうかしましたか?」

アルナ「ううん。何でもないよ」

ブライト「アレキサンドリアも撤退を開始した。皆ご苦労だった」

レコア「戻りましょう」

アルナ「うん」

ーアーガマー

ブライト「フォン・ブラウンの占拠は免れた。しかし、再び攻撃を仕掛けて来る可能性がある」

ブライト「アーガマは暫くフォン・ブラウン周辺を警戒する。ラーディッシュはここを離れ、ティターンズの動きを探ってもらう。アルナ中尉はどうする?」

アルナ「でしたら」

アルナの行動
1.アーガマに残る
2.ラーディッシュに移動する
↓1

アルナ「アーガマに残ります」

ブライト「分かった、暫くは待機になる。フォン・ブラウン市に降りる事も許可しよう」

アルナ「了解です」

ーフォン・ブラウン市ー

アルナ「これから何をしようか」

アルナの行動
1.ショッピング
2.食事
3.お宝探し
↓1

アルナ「買い物でもしよう」

ーお店ー

店員「いらっしゃい!」

アルナ「何にしようかな」

店員「こんなのあるよ!」

アルナ「んー、じゃあ…」

アルナが買ったもの
コンマ00 ツインバスターライフル
コンマ03 参式斬艦刀
コンマ06 GNシールドビット
コンマ96 相転移エンジン
それ以外 テム・レイの回路
↓1

アルナ「これはなんですか?」

店長「これは使い道が分からんジャンク品なんだよ。欲しいならタダであげるよ」

アルナ「本当ですか?お願いします」

店長「まいど!」

~テム・レイの回路を手に入れた~

数日後

ーアーガマー

アルナ「えぇっ!コロニーが月に向かって移動しているんですか!?」

ブライト「哨戒中のラーディッシュからの連絡だ。ティターンズはコロニーを月面都市のどこかに落とそうとしている」

ジェリド「フォン・ブラウンの占拠に失敗した途端にこれか」

アポリー「ラーディッシュは止められないんですか?」

ブライト「護衛のティターンズ艦隊に阻まれて手が出せない状況だ。そこでアーガマを始め、動ける艦隊でコロニー落としを阻止する。モビルスーツ隊はいつでも出撃できるようにしておけ」

モビルスーツ隊「了解!」

コロニー付近

ーアーガマMSハンガーー

カツ「お願いします!」

アストナージ「だから俺の一存じゃ決められないんだよ」

アルナ「どうしたんですか?」

アストナージ「アルナか!いい所に来た。カツが自分もコロニー阻止を手伝いたいって言い出して困ってたんだよ」

アルナ「カツ君が?」

カツ「アルナさんもお願いします!僕だって今日まで訓練をしてきたんです!」

アストナージ「今はアルナがMS隊の隊長だ。カツを同行させるかの判断は任せる」

アルナ「うーん」

アルナの行動
1.カツを出撃させる
2.カツは待機
↓1

アルナ「分かった。でも絶対に命令は守る事。その約束できるなら出撃許可をしてあげる」

カツ「ありがとうございます!」

アストナージ「ちゃんと言う事を聞くんだぞ」

カツ「分かってます!」

アルナ「メタスって誰も乗ってませんよね」

アストナージ「メタスは予備機だな」

アルナ「じゃあカツ君はメタスに乗ってね。Zと同じ可変機だから付いてこれるはず」

カツ「分かりました」

レコア「アルナ、出撃するわよ。カツも出るの?」

カツ「はい」

レコア「そう。遅れないでね」

アルナ「うん。私達も出よう」

カツ「分かりました!」

ー戦闘宙域ー

アルナ「今回の作戦はカツ君も参加します」

カツ「よろしくお願いします」

ジェリド「なんだ。今回はガキのお守りかい?」

カツ「ガキじゃありません!僕だって十分な訓練はしました!やれます!」

ジェリド「ロクに実戦の経験も無い癖にやれるとか、そういうのをガキって言うんだよ!」

カツ「い、言ったな!見てろよ!」

アルナ「2人とも喧嘩は止めなさい!やるならアーガマへ戻って下さい」

カツ「……」

ジェリド「……」

アルナ「カツ君。君はお父さんから預かっているんだよ。もし君に何かあったら家族が悲しむ事を分かっているの?」

カツ「…すみません」

アルナ「ジェリド中尉も大人気ないですよ。大人なら守ってやるくらい言えないんですか?」

ジェリド「ぐっ……」

ハイザック隊「うおおおおっ!!」

レコア「敵よ!話は後にしなさい!」

カミーユ「作戦は?」

アルナ「コロニー側面の核パルスを点火して軌道を変える」

カミーユ「了解!」

ジェリド「だが敵の守りもある。どうする?」

アルナ「だったら…」

アルナの行動
1.自分が核パルスの点火をする
2.自分はモビルスーツ隊の相手をする
↓1

アルナ「私はモビルスーツ隊を引き付けるから、カミーユ君とジェリド中尉は核パルスの点火をお願い」

カミーユ「分かりました。僕は右側をやります」

ジェリド「なら俺は左側だな」

アルナ「レコアとカツ君は私とモビルスーツ隊の迎撃をするよ。カツ君は私達から離れないでね」

レコア「分かったわ」

カツ「はい!」

ギャプラン「……」ドシューン

アルナ「あれはロザミアさんが乗ってい
た機体!」

レコア「知っているの?」

アルナ「うん。強化人間の人が乗っていたんだけど。パイロットは強敵かもしれないから気を付けて」

レコア「聞いたわねカツ。あの機体相手に無理をしては駄目よ」

カツ「分かっています。今はサポートに徹します」

ヤザン「あれが噂に聞くZガンダムって奴か。どれ程の物か見せてもらうぞ!」バビューン

アルナ「散開して攻撃!」ボビューン

レコア「コロニーは落とさせないわ!」ハ
ボビュン

カツ「僕だって!」バシュン

ヤザン「数に任せて攻撃しようってのか?そんな戦い方で俺を落とせると思うな!」バビューン バビューン

ハロ「アルナミギダ」

アルナ「分かった!」グッ

カツ「うわあああっ!」ヨロヨロ

ヤザン「Zの動き!コイツはタダ者じゃない!だが、あの黄色い奴は素人か?」

レコア「カツ!」

ヤザン「新兵だろうと、戦場に出たからには死ぬ覚悟が出来ているんだろうなぁ!」

カツ「こ、こっちに来た!」バシュン バシュン

ヤザン「うろたえ弾などっ!」

アルナ「カツ君!」

アルナの行動
1.ビームライフルで攻撃
2.ロングビームサーベルを使う
3.ウェイブライダーで突っ込む
↓1

アルナ「こうなったら手段は選んでいられない!」ガギュイン

レコア「何をするつもりなの!?」

アルナ「あの機体に突っ込む!」

レコア「アルナ!」

アルナ「ぶつけるしないっ!でやぁーーーっ!」ドシューン

アルナ「長いシールドにはこういう使い方もあるのよ!」

ヤザン「なんだ?後ろだとっ!?ぐおおおおおっ!!」ドゴーン

カツ「えっ…た、助かったのか?」

レコア「アルナ!無事なの!?」

アルナ「私は大丈夫。でもシールドが分離できないみたい」

ヤザン「ぐっ、死角から狙われたのか?もう少し深く突き刺さっていたら死んでいたな」

レコア「投降さない!」

ヤザン「女の声だと?」

レコア「女だからと甘くみない事ね。今の状況なら子供でもコクピットを撃ち抜けるわよ」

ヤザン「クソッ…」

アポリー「なんだ?何が起きた!」

レコア「アルナが敵に突撃したんです」

ロベルト「無茶しやがる!」

レコア「今のZは動けません。アポリー中尉達はカバーを!」

アポリー「了解だ!」ボビューン

ハイザック隊「ぎゃひー!!」チュドーン

コロニー「進路変更確実」ゴゴゴッ

ロベルト「やってくれたか!」

ヒューン!ポン!ポン!

カツ「撤退信号?」

アポリー「終わったか。後はコロニーが月面都市に落ちないといいが」

アルナ「Zとティターンズのモビルアーマーを回収するわ。もし逃げようなんて考えたら直撃で即死させてあげるわ」

ヤザン「…分かったよ。投降する」

ーアーガマー

レコア「無茶をして!もし死んだらどうするのよ!」

アルナ「ごめん。でもカツ君は助けられたから」

レコア「あなたって子は…でも本当に無事で良かったわ」

カツ「すみません」

アルナ「気にしないで」

カミーユ「アルナさんが良くても僕は許しませんよ!」

アルナ「カミーユ君やめて!」

カミーユ「止めないで下さい!あれだけ大口を叩いておきながらアルナさんを危険に晒して!自分の勝手がどんな状況を引き起こすのか想像できなかったのかっ!!」バキィ

カツ「ぐはっ!?」バタッ

アルナ「カミーユ君!」

カミーユ「アルナさん。コイツには口で言うだけじゃ聞かないんです!だったら身を持って覚えさせるしか…」

アルナ「やめなさいカミーユ!」バチーン

カミーユ「へぶうっ!?」ビターン

アルナ「私は大丈夫って言ってるでしょ!そもそもカツ君は初出撃だったんだよ!それなのに危険に晒したとか自分勝手とか言って、守るのは当たり前でしょ!」

カミーユ「は、はい…」

アルナ「分かったらカツ君に謝りなさい」

カミーユ「でも…」

アルナ「でもじゃありません!」

カミーユ「はいぃぃ!!」

カミーユ「その、さっきは感情的になって悪かった。ごめん」

カツ「いいんですカミーユ。僕も自分の考えが甘かったって気付かされましたから」

アルナ「うんうん」

ジェリド「やはり中尉は怒らせるもんじゃないな」

レコア「だったらあなたも気を付けなさい」

ジェリド「へいへい」

ヤザン「俺を落としたパイロットがどんな奴と思えばここは保育園か?」

アルナ「あなたがギャプランのパイロットですね。私はアルナ・ソート中尉です」

ヤザン「俺はヤザン・ゲーブル中尉だ。捕虜の扱いは南極条約に則ってくれるんだろうな?」

レコア「それはヤザン中尉次第ね。私はアルナほど優しくはないわよ」

ヤザン「そいつは怖いもんだ」

コロニーは月面都市を逸れ何も無い地表に落下した
そらから暫く経過した

アルナ「クワトロ大尉が戻ってくるんですか?」

ブライト「アウドムラから連絡があった。ブレックス准将も一緒だ。どうやら准将は何者かに暗殺されそうになったらしいが、カラバからの協力者のお陰で助かったそうだ」

アルナ「ゼロさん」

ブライト「アーガマは現在クワトロ大尉を回収する為に地球軌道へと向かっている。戦闘になる可能性もあるからそのつもりでいてくれ」

アルナ「了解しました」

ー地球軌道ー

ブライト「モビルスーツ隊発進急げ!クワトロ大尉のシャトルが上がって来るぞ!」

アルナ「こんな時に仕掛けて来るだなんて!」

ジェリド「こんな時だからだろう。先に出るぜ!ジェリド機発進する!」ドシューン

アポリー「アルナ隊長最後の仕事だ。頼むぜ!アポリー・ベイ、リック・ディアスⅡ発進する!」ドシューン

アルナ「アルナ・ソート、Zガンダム出ます!」ドシューン

アルナ「ティターンズの艦隊にクワトロ大尉のシャトル。どちらを優先するべきか?」

アルナの行動
1.シャトルの護衛
2.ティターンズの迎撃
↓1

アルナ「准将と大尉を乗せたシャトルがそろそろ上がってくる。守らないと!」

カミーユ「僕も行きます!」

アルナ「分かった。行こう」

レコア「私とジェリド中尉はラーディッシュの部隊とティターンズを迎撃するわ」

アルナ「了解!」

ーシャトル付近ー

シャトル「やあ」ヒューン

アルナ「シャトルが見えた!」

カミーユ「あれに准将と大尉が」

アルナ「なんだか嫌な予感がする。早くシャトルをアーガマに回収させよう。ブレックス准将、クワトロ大尉聞こえますか?」

クワトロ「アルナ少尉か!」

ブレックス「アルナ君か!久しぶりだな。君の友人のお陰で命拾いをしたよ」

アルナ「話は後です。今はシャトルをアーガマへ誘導します。機長さん付いてこれますか?」

シャトルの機長「ああ。了解した」

アルナ「カミーユ君警戒を」

カミーユ「ええ。アルナさんも感じるんですね」

アルナ「感じるって?」

カミーユ「このシャトルに向けた殺気のような嫌な感じです」

アルナ「うん。初めは気のせいかと思っていたんだけど、戦いが続く中で日増しに強くなっている気がするの」

カミーユ「もしかしたらニュータイプに覚醒しつつあるのかもしれません」

アルナ「ニュータイプ?私が?こんな時に冗談を言わないでよ」

カミーユ「僕は冗談でこんな事は言いませんよ」

アルナ「私に…なに、この感じはっ!?」

カミーユ「アルナさん!」

ハロ「アルナ!キケン!キケン!」

アルナ「分かってる。Ζでシャトルを加速させるよ!」

カミーユ「はい!」

シャトル「殺人的な加速だ!!」ドシューン

ドギュウウウウウウウウウン!!

アルナ「くっ、かすめたっ!!」

カミーユ「もう少し遅ければあのビームで僕達は…」

アルナ「……」

ブライト「2人ともよくやってくれた。シャトルを回収する」

アルナ「は、はい!」

ーアーガマー

ブレックス「また君たちに助けられたな」

アルナ「いえ。准将もご無事で何よりです」

クワトロ「アルナ少尉」

カミーユ「今はアルナ中尉ですよクワトロ大尉」

クワトロ「そうだったか。先程のアルナ中尉はニュータイプの片鱗を伺えるような動きだった」

アルナ「私にそんな才能はありませんよ」

クワトロ「才能ではないさ。人類はいずれ全員がニュータイプになると私は考えている。それが早いか遅いかだけだ。そしてニュータイプとは、分かり合える存在だと信じている」

カミーユ「あなたがそれを言いますか?」

クワトロ「何が言いたいんだカミーユ?」

カミーユ「素性を隠したままで分かり合えるなんて、僕には到底できるとは思えません」

クワトロ「私個人の話ではない。人類全体の話をしている」

カミーユ「その人類全体だって、結局は個人単位の集まりでしょう。個人でさえ分かりあえないのに、人類全てだなんて夢物語もいい所ですよ!」

アルナ「カミーユ君」

カミーユ「あっ…済みません。言いすぎました。僕は失礼します」スタスタ

クワトロ「カミーユ…」

アルナ「クワトロ大尉。私は大尉が素性を隠してエゥーゴで活動している事には何か理由があると思っています」

アルナ「でも、カミーユ君は一パイロットに甘んじている今のあなたが許せないんでしょう。それも分かってあげて下さい」

クワトロ「痛い所を指摘される」

ブレックス「あの時の殻に閉じ籠っていた彼女はもういないな。いるのは立派な戦士だ」

アルナ「私はただ必死に生きて来ただけです」

ブレックス「その生きる力こそが次の時代には必要なのだ。私は君やカミーユ君に期待している。もちろんクワトロ大尉にもだよ」

クワトロ「…准将」

ブレックス「さて、私はブライト艦長と今後の事でも相談するとしよう。これからもよろしく頼むよ」

アルナ「はい」

ーアーガマ ブリーフィングルームー

アルナ「ティターンズの艦隊がサイド2に集結している?」

ブライト「そうだ。そこで連中の動向を探る為に誰か一人をジュピトリスに潜入させる事となった」

アルナ「敵陣ですよ!危険すぎます」

クワトロ「ジュピトリスは木星公社の管轄だ。ティターンズ内部へ潜入するよりは危険が少ないと思いたい」

アルナ「だとしても、ティターンズに手を貸している以上は安全なんてありません。そもそも誰を潜入させるつもりなんですか?」

クワトロ「それを今から決めようとしている」

アルナ「だったら…」

アルナの行動
1.自分が志願する
2.自分は志願しない
↓1

アルナ「……」

クワトロ「志願者はいないだろうか」

ジェリド「俺が行ってもいいぜ」

アルナ「ジェリド中尉?」

ジェリド「俺は元々ティターンズだ。向こうでは行方不明扱いだろう。そこで帰還すれば英雄扱いってね」

レコア「そんなに上手く行くかしら」

ブレックス「案外上手く行くかも知れんぞ」

アルナ「楽観的すぎませんか?」

ブレックス「うーむ」

ブライト「いや、試してみる価値はある。危険な任務だが頼めるか?」

ジェリド「任せて下さい。俺はジュピトリスと言わずドゴス・ギアでも行けますよ」

アルナ「ジェリド中尉!」

ジェリド「そう怒るなって。艦隊が集結中って事は、何か大きな作戦をやろうってのは間違いないんだ。それを事前に知るのは大切だろう?」

アルナ「それは、そうだけど…」

カミーユ「僕はジェリド中尉の意見に賛成です。心配するのは分かりますけど、信じる事も必要だと思います」

アルナ「カミーユ君」

ジェリド「そういう事だ。ちょいと行って帰ってくるさ」

アルナ「分かった。でも、危ないと思ったらすぐ帰還してね」

ジェリド「そのつもりだ。じゃあ、俺が向かうのは…」

ジェリドが潜入する場所は?
1.ジュピトリス
2.ドゴス・ギア
↓1

ブライト「やはりジェリド中尉にはジュピトリスに潜入してもらう」

ジェリド「了解です」

アルナ「無茶はしないでね」

ジェリド「何かあったらジュピトリスを破壊してでも逃げるさ」

カミーユ「その時は僕も手伝いますよ」

ジェリド「そいつは助かる」

アルナ「はぁ、もう…」

レコア「男ってのはあんな物よ。諦めなさいな」

アルナ「…うん」

ー作戦決行の日ー

ジムⅡ「やられ役代表です」

アルナ「このジムⅡに乗るの?」

ジェリド「ティターンズの集結を知ってサイド2から合流するってのが筋書きだからな。エゥーゴの機体で行く訳にはいかんだろう」

アルナ「確かに。でも、ジムⅡかぁ…なんだか不安」

ハロ「シンパイ?アルナシンパイカ?」

アルナ「ハロ?そうだ!ハロ、ジェリド中尉に付いて行ってあげて」

ハロ「イイゾ!」

ジェリド「コイツを連れて行けってのか?」

アルナ「こう見えてハロは役に立つんだよ。ジェリド中尉を助けてくれるかも」

ジェリド「分かったよ。よろしく頼むぜ」

ハロ「ヨロシクナ!ヨロシクナ!」

アストナージ「ジェリド中尉!いつでも出られるぞ!」

ジェリド「了解だ。行ってくる」

アルナ「うん。気を付けて」

ジェリドの成果は?
コンマ70以上 情報を入手した上にパラス・アテネを強奪して帰って来た
コンマ70未満 情報だけ入手
コンマ30未満 情報は入手できなかった
コンマ10未満 スパイとバレて捕まった
ゾロ目 ハロがジュピトリスの制御システムを乗っ取りティターンズ艦隊に特攻
↓1

ーアーガマー

アルナ「ジェリド中尉は上手く潜入出来てるかな」

プォーン! プォーン!

アルナ「なに?警報っ!?」

アポリー「ジェリド中尉がジュピトリスのモビルスーツに攻撃されている!出撃だ!」

アルナ「ええっ!?すぐに準備します!」

ー戦闘宙域ー

ジェリド「クソッ、ドジっちまった!」ドシューン

ハロ「ニゲルンダヨォォォォ!!」

ハイザック隊「まてまてー!」ドシューン

アルナ「ジェリド中尉!」

ジェリド「アルナか?済まん、こちらの素性がバレた!」

アルナ「援護するから早くアーガマへ!」

ジェリド「わ、分かった!」ドシューン

ロベルト「やらせるか!」ボビューン

カミーユ「落ちろ!」ボビューン

ハイザック隊「ギャース!」チュドーン!!

アポリー「今のうちに後退だ!」

アルナ「了解!」ドシューン

ーアーガマー

クワトロ「パプテマス・シロッコか」

ジェリド「ああ。その男に何もかも見透かされているような感じたった」

アルナ「中尉が無事だっただけでも良かったよ」

ジェリド「しかし情報は入手出来なかった。済まない」

ブレックス「ティターンズが何かを企んでいるのは間違いはないが」

ヘンケン「ではラーディッシュとサラミス数隻をサイド2の監視に待機させましょう」

ブライト「そうだな。ヘンケン艦長お願いします。アーガマは一度フォン・ブラウンへ戻る。アルナ中尉はどうする?」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.アーガマでフォン・ブラウンへ戻る
2.ラーディッシュへ移る
↓1

アルナ「私もフォン・ブラウンへ戻ります」

ブライト「分かった。ではアーガマはフォン・ブラウンで補給後サイド2へ向かう」

ーフォン・ブラウンー

アルナ「何をしようか」

アルナの行動
1.ショッピング
2.食事
3.ジャンクヤードへ行く
↓1

アルナ「腹が減っては戦は出来ぬというしご飯を食べよう」

ー飲食店ー

店主「いらっしゃい!」

アルナ「火星丼一つお願いします」

店主「はいよ!おまち!」

アルナ「うーん、席が無い。相席でもいいかな。すいません、隣いいですか?」

アルナが声をかけた人物
1.コウ・ウラキ
2.テリー・サンダースJr.
3.ジョニー・ライデン
4.シーマ・ガラハウ
↓1

アルナ「すいません。隣いいですか?」

シーマ「ん?ああ、構わないよ」

アルナ「ありがとうございます」

シーマ「火星丼か。アタシもそれと迷ったけど銀河ラーメンを選んだよ」

アルナ「良かったら一口食べます?」

シーマ「いいのかい?悪いね」

アルナ「どうぞ。あっ、私アルナ・ソートって言います」

シーマ「アタシはエフェメラ・ハントさ」

アルナ「ハントさんは観光ですか?」

シーマ「いや、少し前まで木星船団にいたんだけどね」

アルナ「木星船団って…ティターンズに手を貸しているんですか!?」

シーマ「話は最後まで聞きな。船団の団長と反りが合わなくなって下船したのさ」

アルナ「…パプテマス・シロッコ」

シーマ「知っているのか?」

アルナ「あっ…」

シーマ「何者だい?」

アルナ「あの、エゥーゴです」

シーマ「エゥーゴ?あの反連邦運動をしてる連中か」

アルナ「そうです」

シーマ「アンタみたいなお嬢ちゃんがねぇ」

アルナ「これでもモビルスーツのパイロットなんですよ!」

シーマ「ますます意外さね」

アルナ「うぅ…」

シーマ「…エゥーゴってのは誰でもなれるのかい?」

アルナ「え?多分なれるかと思いますけど」

シーマ「だったらアタシもエゥーゴに参加してやるよ」

アルナ「ええっ!?そんな気軽にいいんですか?戦争するんですよ!」

シーマ「これでもアタシは元パイロットさ。それに、ティターンズには借りを返したい男もいるからね」

アルナ「分かりました。一応聞いて見ます」

シーマ「そうだ。アタシの本当の名前を言っていなかったね。アタシはシーマ・ガラハウさ」

~シーマ・ガラハウをスカウトした~

シーマに用意する機体
1.試作4号機ガーベラ
2.ZプラスC1/2型
3.ZⅡ
↓1

ーアーガマー

フランクリン「試作4号機のデータは完全に抹消されていたが、アナハイムに当時の開発担当がいたのでなんとか復元させた」

フランクリン「ついでにオプションでシュツルム・ブースターも用意したが、こんな無茶はこれきりにして欲しい。

シーマ「すまないね。それに見合った戦果は挙げてあげるよ」

クワトロ「シーマ・ガラハウ中佐」

シーマ「アンタは…そうかい。まあ、いいさ。よろしく頼むよクワトロ・バジーナ大尉」

クワトロ「こちらこそよろしく頼みます」

アルナ「ガーベラのスペックって…何年も前にこんな機体があったんですか?凄い!」

フランクリン「とある事情で計画自体が封印されていたが、今でも十分通用する機体ばかりらしい」

アルナ「へぇ」

フランクリン「そんな物欲しそうな目で見ないでくれ。君とカミーユには新機体を開発中だ。これがサンプルだが、どちらがいい?」

アルナ「本当ですか?じゃあ…」

新機体候補
1.ZZガンダム
2.Sガンダム
↓1

アルナ「このイオタって機体にします」

フランクリン「分かった。楽しみにしておきたまえよ」

アルナ「はい!」

シーマ「話は済んだようだね。これからアタシの部下も厄介になる。よろしく頼むよ」

アルナ「はい!こちらこそよろしくお願いしますね」

ーアーガマ ブリーフィングルーム

ブライト「ティターンズはコロニーにG3ガスを散布しようとしている。現在、ラーディッシュを始めとしたエゥーゴの部隊で阻止に当たっているが、敵もかなりの数を展開しているらしく厳しいそうだ」

アルナ「G3って毒ガスじゃないですかっ!?人の命をなんだと思っているんですか!!」

クワトロ「だからこちらも急いでいる」

シーマ「毒ガス…くっ、性懲りもなくまだそんな事をやっているのか」

カミーユ「顔色が悪いみていですけど、大丈夫ですか?もしかしてシーマさんも毒ガスで家族を亡くされたんですか?」

シーマ「も、とはどういう意味だ?」

カミーユ「あっ…」

アルナ「いいよ。隠す事じゃないから。私の故郷のコロニーは、ティターンズの毒ガスで全滅しました。私は偶然コロニーに居なかったんすけど、両親や知り合いはその時に全て亡くしました…」

シーマ「そうだったのか…」

クワトロ「……」

シーマ「これはアタシに対する禊なのかもしれないね。アルナ、連中のやろうとしている事は絶対に阻止するよ」

アルナ「はい!」

シーマ「それと毒ガス攻撃の阻止に成功した後でいい。アタシの話を聞いてくれないか。アンタには聞く権利がある。それを聞いた上でどうするかは、アンタに任せる」

アルナ「は、はい。分かりました」

ジェリド「くそっ、俺の任務が成功していれば…」

アルナ「悔やんでも仕方ないよ。今は阻止する事に全力を尽くそう」

ジェリド「あ、ああ!そうだな。汚名挽回をさせてもらう!」

レコア「Z部隊で先行するのはどうかしら?上手く行けば艦隊を狙えるわ」

シーマ「アタシも混ぜな。この作戦、ガーベラは適任だ」

ブライト「ではゼーター部隊は直ちに出撃準備にかかれ。ガラハウさんも初任務がこんな形になって済みませんが頼みます」

シーマ「指揮官ならどっしりと構えてな。自ら参加した以上はきっちり仕事はするさね。よし、お前達出撃だ!」

ーアーガマ カタパルトー

アストナージ「ガーベラにはシュツルム・ブースターを装備させたのでかなりの速度が出ます。気を付けてください!」

シーマ「了解だ。まさかこのアタシが毒ガスを阻止する側に回るなんてね。人生なにがあるか分かりゃしないもんだ」

アルナ「大丈夫ですか?」

シーマ「問題ない。シーマ・ガラハウ、ガーベラ出る!」ドシューン

アルナ「あんな悲劇はもう二度と起こさせはしない。アルナ・ソートΖガンダム出ます!」ドシューン

ーサイド2 遠方ー

アルナ「早く向かわないと!」グッ

レコア「落ち着きなさい!こういう時こそ冷静になるのよ」

アルナ「分かってる!分かっているけど…!!」

シーマ「そこの娘の言う通りだ。ちょっとしたミスが命取りさ。でも、アタシを単機で向かわせてくれるってなら、一気に叩いてやるよ」

ジェリド「やれるのかい?」

シーマ「はっ!誰に向かって言っている?アンタ達とは年期が違うよ!」

カミーユ「どうします?」

アルナ「分かりました。シーマさんの腕を信じます。毒ガスの阻止をお願いします!」

シーマ「任せときな。アンタ達が着くまでには片付けてやるよ!!」ドシューーン!!

ジェリド「おいおいなんて加速だよ!」

カミーユ「これなら本当にやってくれるらかもしれませんね」

アルナ「…うん」

シーマの活躍は?
コンマ40以上でティターンズ艦隊も制圧
コンマ00以上で毒ガス部隊のみ排除
↓1

ーサイド2ー

アルナ「ティターンズの部隊は?」

シーマ「こんなもんさ」

ジャマイカン「こ、降伏する!!」

ジェリド「本当にやっちまうとはな。機体の性能もあるとはいえ、あの姐さんタダ者じゃないな」

レコア「ええ」

アルナ「コロニーはっ!?」

シーマ「全基無事さ。気になるんなら確認してみな」

アルナ「は、はい!」

ーアレキサンドリアー

ジェリド「久しぶりだな。ジャマイカンさんよ」

ジャマイカン「貴様はジェリド中尉!生きていたのか!」

ジェリド「俺だけじゃない。カクリコンの他にもエゥーゴに来たのはいるぜ」

ジャマイカン「このティターンズの恥さらしめが!」

ジェリド「保身しか考えていないアンタがそれを言うかい」

シーマ「そこの長芋。バスク・オムはいるか?」

ジャマイカン「誰が長芋だ!フンッ、バスク大佐ならグリプスで貴様らを倒す方法を考えているはずだ!」

シーマ「グリプスか」

アルナ「シーマさん」

シーマ「アルナかい。どうだった?」

アルナ「コロニーは無事でした。ありがとうございます」

シーマ「礼なら必要ないさ」

アルナ「それで、私に話とは?」

シーマ「そうだな。ここじゃあ場所が悪い。人気の無い所に移動するよ」

ー個室ー

シーマ「ここならいいか。今から言う話をよく聞いて判断して欲しい」

アルナ「はい」

シーマ「アタシは一年戦争時にはジオンにいた。そこでコロニーに毒ガスを散布する任務を与えられ、それを実行した」

アルナ「えっ…」

シーマ「アタシは催眠ガスだと教えられていたが、知らなかったとはいえコロニーの人間を虐殺した事に変わりない。その後はいいように使われて汚れ仕事ばかりやらされて来たのさ」

アルナ「そんな…」

シーマ「アンタは毒ガスでコロニーをやられた。そんな人間の前でだんまりってのはフェアじゃないと思ったのさ。これを聞いてアタシを追い出すならそれでも構わない」

アルナ「…確かに過去にやった事は許される物ではありません。でも、ここで感情に任せて殴ったり、追い出したりしても死んだ人は生き返りません」

アルナ「だったらその人達の分まで生きて下さい。生きて罪を償って下さい。今日がその一歩だと私は思っています」

シーマ「アルナ…ああ、そうだね。もしかしたらアタシはアルナに導かれたのかもしれないね」

アルナ「私はそんな力はありませんよ!」

シーマ「冗談さ。そろそろ戻らないと心配する奴もいるだろう。行くよ」スタスタ

アルナ「あっ、シーマさん!」

アルナ「…シーマさん。私は応援していますよ」

サイド2に駐留していたエゥーゴと、新たに仲間となったシーマ・ガラハウの活躍もあり
コロニーへの毒ガス攻撃は阻止し、ティターンズの艦隊も降伏した

そして地球で行った連邦議会でのブレックス・フォーラの演説と
今回の毒ガス事件の映像を公表した事により、連邦政府はティターンズの存在に危機感を抱き
ティターンズ総帥であるジャミトフ・ハイマンと実質ナンバー2であるバスク・オムを召集する

これを好機と判断したエゥーゴ上層部はグリプス攻略を決断する


ーグラナダー

ブレックス「今こそティターンズを叩く時だ。グリプスを攻略する」

クワトロ「カラバも地上のキリマンジャロ基地の攻撃を開始したとの連絡があった」

ジェリド「コンペイトウはどうするんだい?あそこにもティターンズの部隊がいるはずだ」

ブライト「コンペイトウのティターンズの部隊はこの事態を静観するとの打診があった。その他、元々ティターンズのやり方に不満を持っていた部隊もグリプス攻略に参加する」

エマ「疑問を抱いていたのは私達だけでは無かったのね」

カクリコン「しかしジャブローであんな目に遭わなかったら、俺は今もティターンズにいたんだろうな」

ジェリド「もしもの話さ。現に俺達はここにいる。それでいいだろう?」

カクリコン「そうだな」

ヘンケン「よろしいでしょうか?」

ブレックス「どうしたのだね?」

ヘンケン「小惑星ペズンに駐留していた連邦軍の教導隊が反乱を起こしたの連絡が入りました」

ブレックス「なんだと?」

ヘンケン「ペズンを制圧した後に教導隊は部隊を率いてグリプスへ合流中との報告です」

ライラ「連邦軍の教導隊と言えばベテランやエース揃いと聞く。厄介な連中が敵に回ったね」

ブライト「このまま合流されるのは面倒だな」

クワトロ「ここで叩いておくか?」

ブライト「そうだな。このままグリプスへ進攻する艦隊と教導隊の合流を阻止する艦隊に分けよう。アルナ中尉はどうする?」

アルナ「え?じゃあ私は…」

アルナの行動
1.グリプスへ行く
2.教導隊を叩く
↓1

アルナ「教導隊の合流阻止に参加します」

ブライト「了解した。本作戦がティターンズとの最終決戦になる可能性がある。諸君の健闘を祈る!」

ーグラナダー

ヘンケン「教導隊との戦いに志願してくれた皆に礼を言う。我々は教導隊を速やかに排除した後にグリプスへ合流しなければならない。そこで教導隊討伐艦隊はガンダムタイプを中心に編成する」

エマ「ですが私達は既にガンダムタイプに乗っています」

ヘンケン「Mk-Ⅱでは戦力不足と判断した。そこで本作戦でラーディッシュに配属されるパイロットにはZⅡやZプラスなど、全機が最新のガンダムタイプで編成する事となった」

カクリコン「おお!」

ライラ「Mk-Ⅲには世話になったな」

エゥーゴ兵「アツクナラナイデマケルワ」

カクリコン「そうだな」

ジェリド「俺達はそのままか」

ヘンケン「ジェリド中尉とレコア少尉のZプラスはBstタイプ。通称ハミングバードに改修する」

ジェリド「俺達もか!」

レコア「ハミングバードってハチドリよね?どんな形になるのかしら」

アルナ「え?私は?」

ヘンケン「そう慌てるなよ。アルナ中尉には最新鋭機の一つであるSガンダムに乗って貰う」

アルナ「スペリオルガンダム。前にフランクリンさんが資料で見せてくれたイオタってガンダムと同じなのかな」

エマ「良かったわね」

アルナ「うん」

ヘンケン「今回は作戦の都合上ブースターユニット装着型での出撃だ。作戦内容はSガンダムとハミングバード2機が先行して教導隊の艦隊を急襲する」

ヘンケン「その時点で艦隊を撃破出来れば作戦は終了だが、失敗した場合は後方のモビルスーツ部隊で対応する」

アルナ「了解です」

ヘンケン「説明は以上だ。では私は連邦やティターンズからの合流部隊への説明もしないといかんので各自準備をしておいてくれ」

了解!!

ガヤガヤ

アルナ「早速Sガンダムを見に行こう」

ヒルダ「アルナさん」

アルナ「ヒルダさん!お久しぶりです。どうしたんですか?」

ヒルダ「アルナさんのSガンダムの説明をする為に来たのよ。案内するわ」

アルナ「分かりました」

ーMS格納庫ー

ヒルダ「これです」

Sガンダム「はじめまして」

アルナ「これがSガンダム。あれ?胴体の色が資料で見たのとは違う。赤っぽい?」

ヒルダ「Sガンダムは4機生産されていて、これはその内の3号機よ」

アルナ「これがまだ3機もあるんですか?凄い!」

ヒルダ「試験用に複数製造したのよ。では、説明に入るわ。このSガンダムは…」

説明を聞いた

ヒルダ「機体の説明は以上よ。それと、本来はこの機能については極秘なのだけど、アルナさんには説明しておくわ」

アルナ「なんでしょう?」

ヒルダ「このSガンダムにはALICEと呼ばれる人工知能が搭載されているの」

アルナ「ALICE?教育型コンピュータとは違うんですか?」

ヒルダ「ALICEが最終的に行き着く先はモビルスーツの完全自動化。無人兵器よ」

アルナ「無人兵器!これが実現化すればパイロットは必要無くなりますね」

ヒルダ「そうよ。だがらルーツ博士は…いえ、これは関係の無い話ね。このALICEの教育は男性が適任らしいのだけど、テストケースの一環で女性の貴女にもお願いするわ」

アルナ「分かりました」

ヒルダ「それと今回もハロのスペースも用意しておいたから、もしかしたらAI同士で何か起きるかもしれないわね」

ハロ「ハロ!」ポンポン

アルナ「この機体に乗ってみたいの?」

ハロ「イエスダネ!」

アルナ「分かった。いいですか?」

ヒルダ「もちろんよ。このガンダムはもうあなたの物なのだから」

アルナ「じゃあ…」

ーSガンダム コクピットー

アルナ「起動してみよう」カチッ ブウウン

アルナ「人工知能と言っても会話はできないんだよね?」

ハロ「ハロ!ハロ!」

アルナ「どうしたの?」

ハロ「ALICE!アルナノコトキイテイル」

アルナ「分かるの?」

ハロ「イエスダネ!アナタはワタシのナニ?」

アルナ「えっと…」

アルナの回答
1.友達かな
2.お姉様とお呼び
↓1

アルナ「友達かな?」

ハロ「ハロ!アルナハトモダチ!」

アルナ「どうかな」

ハロ「コンゴトモヨロシク!イッテル」

アルナ「よろしくね」

ハロ「ワシノコトハシショウトヨベ!」

アルナ「変な事を教えないの!」

ハロ「リュハトウホウフハイハ…」

アルナ「やめなさい!はぁ、こんなので大丈夫なのかな」

ー作戦決行時間ー

ヘンケン「この作戦の早期決着は君たちに掛かっている。頼んだぞ!」

ジェリド「任せて下さいってね!ハミングバード出るぞ!」ドシューン

レコア「レコア・ロンド発進します!」ドシューン

アルナ「……」

エマ「いつも通りでいいのよ。後方には私達もいるのだから、安心して行きなさい」

アルナ「エマ、ありがとう。アルナ・ソート、Sガンダム行きます!!」ドシューン

ジェリド「なんて加速だコイツは!」

レコア「まさに一撃離脱用ね!」

ハロ「カンタイヲホソク!」

アルナ「あれが教導隊の艦隊!」

ジェリド「こちらでも捕捉した。マゼラン改2隻、サラミス改3隻か!」

レコア「後方にコロンブス級も複数いるわよ」

アルナ「これより攻撃を開始します」

ジェリド「いいぜ!モビルスーツ隊が出る前に叩く!」

レコア「いつでも行けるわよ」

アルナ「全機攻撃開始!!」

ハロ「ハロ!」

モビルスーツ隊の攻撃は?
コンマ30以上 艦隊を撃破
コンマ20未満 艦隊旗艦に逃げられる
コンマ10未満 撃破失敗MS戦に移行
↓1

アルナ「全機攻撃開始!!」

ドギュウウウウウン!!

フッド「ギャース!」チュドーン

アオバ「ぐえぇ!」チュドーン

ー教導隊旗艦 キリマンジャロー

教導隊士官「フッド!アオバ撃沈!トレントとダンケルクもメインエンジンとモビルスーツカタパルトをやられて航行不能です!!」

トッシュ「バカな!こんな所でっ!」

教導隊士官「き、きます!!」

ブレイブ「宇宙人共がああああっ!!」

キリマンジャロ「ぎぃええっ!!」チュドーン!!

ジェリド「いやっほおおおっ!!」

レコア「後方のコロンブスも殲滅したわ」

アルナ「了解、ラーディッシュに通達。こちらは作戦成功。これより生存者の救助活動に移行します」

ヘンケン『了解だ!よくやってくれた!』


教導隊を撃破したエゥーゴ艦隊は救援の船を数隻残すとそのままグリプスへと向かう

ーグリプス宙域ー

アルナ「もう戦闘が始まってる」

ヘンケン「しかし向こうは足並みがそろっていないようだ。このまま押し切りたいがジュピトリスの動きが気になる。中尉はどうする?」

アルナ「私は…」

アルナの行動
1.ジュピトリスへ行く
2.グリプスの制圧
↓1

アルナ「ジュピトリスへ向かいます。パプテマス・シロッコ。あの人を倒さないと戦いは終わらない気がしますから」

ヘンケン「ニュータイプの感って奴か?」

アルナ「ヘンケンキャプテンまで止めて下さいよ。出撃します」

ヘンケン「ああ。必ず生きて帰って来るんだぞ!」

アルナ「もちろんです」

ーラーディッシュ MSハンガーー

メカニック「アルナ中尉!スペリオルはEx-Sガンダムの換装をしています」

アルナ「ありがとうございます」

メカニック「ご武運を!」

アルナ「了解!アルナ・ソート、ExーSガンダム行きます!!」

ージュピトリス宙域ー

シロッコ「ジャミトフとバスクが居ない間にティターンズを掌握したはいいが、こうもエゥーゴが早く展開するとは…」

サラ「パプテマス様!」

マウアー「……」

シーマ「同じ木星船団のよしみだ。投降しな!」

シロッコ「エフェメラ・ハント…いや、シーマ・ガラハウ。ジュピトリスを下りて何をしていると思えば、こんな反政府運動だったとはな」

シーマ「はっ!ジュピトリスを私的に使うアンタに言われたくないよ!ドゥガチが知ったらどう思うだろうね」

シロッコ「クラックス・ドゥガチなど関係は無い!あの男は所詮、木星に縛られた男だ」

シロッコ「だが、私は違う。私のような一握りの天才こそがこの世の中を動かす。それが分かるかっ!」

ボビュボビュボビューン!!

シロッコ「なんだっ!?」

アルナ「それは違いますよ!」

シーマ「アルナ!」

カミーユ「アルナさん!」

クワトロ「早いな。しかし、これならば!」

アルナ「世界を動かすのは一握りの天才でも、ましてやあなたのような人でもありません!」

シロッコ「小娘が知った風な口を利くなっ!!」

アルナ「そんな分からず屋は!」

アルナの行動
1.接近戦
2.リフレクターインコム
3.Gクルーザー突撃(コンマ70以上で成功)
↓1

アルナ「リフレクターインコム射出!」

ハロ「ロックオン!ロックオン!」

ALICEALICEALICEALICEALICE

「コノ男は…アルナのテキ?」

「アルナを…怒らせる…敵!」

ALICEALICEALICEALICEALICE

ハロ「データテンソウ。データリンク」

アルナ「いっけー!!」ドギュウウウン!

シロッコ「なんだ?」

インコム「ALICEALICEALICE」バシュ

シロッコ「反射板か。しかし、そんな物で私は止められん!」

インコム「ALICEALICEALICE」バシュ

シロッコ「なにっ!?」ドーンッ

インコム「ALICEALICEALICE」バシュ

シロッコ「な、なんだっ!?私の動きが読まれている?こんな小娘ごときが…ぐおっ!?」ドーン

アルナ「な、なに?スペリオルが勝手に動いているっ!?これがALICEなの?」

シロッコ「いくらマシンの性能が良かろうとコクピットさえ潰せば!落ちろカトンボ!」バビューン

アルナ「うっ!?」バキィーン

シロッコ「ビームバリアだと?小賢しいっ!!」

インコム「ALICEALICEALICE」バシュ

シロッコ「ぐあっ!」ドーンッ

カミーユ「あのガンダム、アルナさんの動きじゃない!」

クワトロ「ハロか?」

カミーユ「分かりません。けど、まるでアルナさんを助けるような…」

クワトロ(あれがALICEシステムなのか?)

サラ「パプテマス様!」

シーマ「おっと、ここは通さないよ」

サラ「くっ…」

シロッコ「このっ!いい気になるなぁ!!」ブンッ

アルナ「えっ?避けられな…」

ALICEALICEALICEALICEALICEALICE

「トモダチは…助け合うもの…」

「助ける…友達を、アルナを…守る!」

ALICEALICEALICEALICEALICEALICE

Sガンダム「……」スッ

シロッコ「避けただとっ!?」

ハロ「ソノスキハノガサン…ウテ!」

Sガンダム「ALICEALICEALICE」ボビューン!

シロッコ「ぐおわああああっ!」ドゴォン

カミーユ「アルナさん今です!」

アルナ「えっ?コントロール権が戻ってる?ならっ!」

アルナの行動
1.ジ・Oのコクピットを撃つ
2.ジ・Oの戦闘力だけを奪う
↓1

アルナ「あなただけは、この手で…」ピピピッ

Sガンダム「ターゲットロックオン」

ハロ(貴様を討ちたくはなかったが…さらばだパプテマス)

アルナ「撃ちますっ!!」

ドギュウウウウン!!

シロッコ「ぐおおおおおおおおおおつ!?」

ジ・O「や、やられたっ!」チュドーン!!

サラ「パプテマス様!」

カミーユ「倒したのか?」

ヒューン ポン!ポン!

クワトロ「停戦信号か!どうやらグリプスも制圧完了したようだな」

シーマ「さあ、アンタ達も大人しく投降しな」

マウアー「了解」

サラ「…はい」

エゥーゴはティターンズの宇宙最大の拠点であるグリプスを制圧した
時を同じくして地球のキリマンジャロ基地も陥落したとの報告が上がった

宇宙世紀0087年9月30日
エゥーゴとティターンズとの戦いはエゥーゴの勝利で終わる

しかし新たなる敵が目の前まで迫って来ていた

アクシズの動向
1.予定通り地球圏に到着
2.トラブルで予定より遅れている
3.こちらからアクシズを叩きに行く
↓1

ティターンズとの戦いから少し経過したある日

ーグラナダー

ブライト「それは本当なのか?」

クワトロ「ああ。直にこの地球圏に到着する」

アポリー「大尉はアクシズが地球に来るって知っていたんですか!?」

クワトロ「そうだ」

アポリー「どうして黙っていたんです!」

クワトロ「ティターンズとの戦いに集中してもらう為だ」

アポリー「本当にそうですかね」

ロベルト「アポリーやめろ!らしくないぞ!」

アポリー「ロベルトだって思わないのか?こんな重要な事だぞ!」

ロベルト「それは…」

アルナ「言い争い?どうしたんですか?」

ブライト「ん?アルナか。実はだな」

クワトロ「私から話す。アルナはアクシズという要塞を知っているか?」

アルナ「えっと、確かジオンの宇宙要塞でしたっけ?」

クワトロ「そうだ。そのアクシズが間もなく地球圏へ到達する」

アルナ「えぇっ!?それって大変な事じゃ…」

アポリー「そうなんだよ!なのに大尉は知ってて黙っていたんだ!」

アルナ「アポリーさん落ち合いて!どうしてアポリーさんがそんなに怒っているんですか?」

ロベルト「アルナはクワトロ大尉の正体を知っていたんだったな。まあ、大半は知っていて黙っているんだろうが」

クワトロ「……」

ロベルト「俺もアポリーも大尉と一緒にアクシズから地球圏へ来たんだよ。俺達は元ジオン軍さ」

アルナ「え?えぇえええええっ!?」

アポリー「分かったか?だから大尉を問い詰めてたんだよ」

アルナ「わ、分かりました。それでアクシズはどう対応するんですか?」

ブレックス「私は可能ならば交渉をしてみたい」

クワトロ「ブレックス准将!」

ブレックス「クワトロ大尉。君がアクシズにどういう想いを抱いているかは、ある程度だが察している」

クワトロ「……」

ブレックス「しかし問答無用で攻撃するなど、それではかつてのジオンやティターンズと変わらない。アルナ君もそう思うだろう?」

アルナ「…そうですね。先ずは同じテーブルで話し合うべきだと思います」

ブライト「大尉はどうする?」

クワトロ「准将がそうおっしゃるなら。しかし警戒は怠らないでいただきたい。今はこれ以上言う事はありません」

アルナ「クワトロ大尉…」

ーグラナダ ドッグー

ゼロ「久しぶりだなアルナ」

アルナ「ゼロさん!宇宙へ上がって来たんですね」

ゼロ「地球での戦いも一段落が付いたからな」

アルナ「ロ強化人間の皆さんはどうなりました?」

ゼロ「いまだ完全な治療とは行かないが、少しづつ改善には向かっている」

アルナ「それは良かった」

ゼロ「これから俺もエゥーゴに協力する。アムロ大尉のサイコガンダムも持ってきた」

アルナ「アムロ大尉は来ていないんですか?」

ゼロ「アムロ大尉はまだ宇宙に上がるのは躊躇っていた。だが、カラバでの活躍を考えれば時間が解決してくれるだろう」

アルナ「だといいですね」

宇宙世紀0087年10月12日
アクシズ地球圏へ到達

アルナはアクシズの会談に参加するか?
1.する
2.しない
↓1

ーグワダン 控え室ー

アクシズ兵「会談の準備中なので暫くここでお待ちください」

ブレックス「うむ。分かった」

ブライト「すぐに会談が開かれるとばかり思っていたが…」

カミーユ「まさかここで拘束とかないでしょうね?」

クワトロ「それは何とも言えん」

ウォン「なんとも言えんでは困るのだよ!ここは君の古巣だろう」

クワトロ「アクシズに居たのは何年も前なのです」

ウォン「大尉がそんな弱腰でどうする!」

アルナ「ウォンさん落ち着いてください。そう言えばランチを降りてからクワトロ大尉が呟いてたハマーンって誰なんです?」

クワトロ「聞いていたのか?」

アルナ「聞こえたんですよ」

カミーユ「ハマーンってさっき見掛けたピンク髪の?」

ハロ「ミンキーモモ!ミンキーモモ!」

アルナ「ハロは少し黙ってて」

レコア「ランチの時から気になっていたけど、どうしてハロを連れてきたの?」

アルナ「ハロが行きたいって言うから」

レコア「そんな理由で?もう仕方ないわね。その代わり静かにするのよ」

ハロ「イエス、マム」

アポリー「ハマーン様はこのアクシズの摂政なんだよ」

アルナ「摂政って君主が幼い人の代わりに政治をする役職でしたっけ?」

ロベルト「そうだ。ミネバ様はまだ幼い。だから代わりにハマーン様がアクシズを指揮している訳さ。だが、あのハマーン様は俺達の知っていた頃より随分と雰囲気が変わったように見えた」

アポリー「そうだな。当時も色々あったが…」

クワトロ「アポリー」

アポリー「軽率でしたね。済みません大尉」

クワトロ「ハマーンとはアクシズ時代に面識があった。それだけだ」

カミーユ「僕にはそれだけには聞こえませんね」

アルナ「そうやってまた喧嘩腰で聞くのは駄目でしょ」

カミーユ「す、済みません」

アルナ「でも私もカミーユ君と同じ意見です。今のクワトロ大尉からは苛立ちを感じます」

クワトロ「私が苛立っている?」

ブレックス「過去に彼女と何があったかを聞くつもりはない。しかし今回の代表は実質クワトロ大尉だ」

ブレックス「そんな君が感情に任せた行動を取ればこの会談は無駄となる。今だけでいい、怒りや苛立ちは飲み込んで冷静な対応に徹して欲しい」

クワトロ「ブレックス准将、私は…」

アルナ「クワトロ大尉。ここに来たからには腹を決めて下さい。みんなそのつもりで来たんです。後は大尉の気持ちだけです」

クワトロ「…分かった。努力はしてみよう」

アクシズ兵「準備が整いましたので案内します」

ブレックス「分かった」

ーグワダン 謁見の間ー

ハマーン「わざわざ艦隊での出迎えとはエゥーゴという組織は随分と殊勝なようだ」

クワトロ「……」

ブレックス「私はエゥーゴ代表のブレックス・フォーラだ。こちから会談を申し込んだのだ。それくらいはさせてもらう」

ウォン「早速だが会談を始めてくれないだろうか。こちらは待ちくたびれているんだ」

ブライト「ウォンさん?」

ハマーン「こちらの代表の紹介もしていないのに会談を始めようとは失礼な男がいたものだ」

ウォン「それはすまなかったな。てっきり君が代表とばかり思っていた」

ハマーン「フンッ…では紹介しよう。ザビ家の正統なる後継者、ミネバ・ザビ王女である」

ミネバ「……」

クワトロ「……」

アルナ「あの子がミネバ・ザビ…」

アポリー「ミネバ様か」

ロベルト「大きくなられた」

ハマーン「む?あれは…そうか」

アルナ(一瞬だけあの人の顔が緩んだように見えたけど、気のせい?)

ハマーン「サングラスの方、ミネバ様の前に」

クワトロ「……」

ハマーン「ミネバ様の前に!」

アルナ「呼ばれていますよ」

クワトロ「聞こえている」

アルナ「いいですか。感情的になったら駄目ですよ。もし暴れたらカミーユ君に止めてもらいますから」

カミーユ「僕に殴られない行動をして下さい」

クワトロ「分かっている」

レコア「本当に分かっているのかしら」

クワトロ「……」スタスタ

ミネバ「あー!やっぱりシャア・アズナブルだ!」

クワトロ「……」

ミネバ「変わりないようだ。また会えて嬉しい!遊んでくれたの、憶えているよ」

クワトロ「2歳の時の事を憶えていらっしゃるのか?」

ミネバ「えっ…」

ハマーン「……」

ミネバ「長い間の偵察ご苦労だった。いよいよアクシズが動き出す時が来た!ザビ家再興の為に力を貸してくれよ」

ミネバ「スペースノイドの真の反映は、ジオンの復興如何に掛かっている。ジオン・ダイクンの…」

クワトロ「お続け下さいミネバ様」スッ

ハマーン「シャア・アズナブル!」

アルナ「これはマズイかも…」

アルナの行動
1.行け!カミーユ!
2.ハロをクワトロに投げ付ける
↓1

アルナ「ハロごめん!いっけーーーー!!」ガシッ ブンッ

ハロ「ミライへノミズサキアンナイニンは!コノグラハム・エーカーがヒキウケタ!!」ズギューン!!

クワトロ「ぐほぉあっ!?」ゴーンッ!!

ミネバ「え?」

ハマーン「は?」

カミーユ「ざまぁないぜ!」

ハロ「……」ゴトッ

クワトロ「何をする!!」

アルナ「大尉から不穏な気配がしたので」

クワトロ「ハロを投げ付ける事はないだろう!!」

ハロ「マザコンとシスコンとロリコンのカタ!」

クワトロ「……」

ハロ「マザコンとシスコンとロリコンのカタ!」

カミーユ「クワトロ大尉呼ばれていますよ!」

クワトロ「私の事なのか?」

レコア「大尉以外に誰がいるの?」

クワトロ「えぇい!なんだ!」

ハロ「ハマーンとナカヨクシロ」

クワトロ「なに?」

ミネバ「ハマーン!これはなんなのだ?」

ハマーン「それはハロという玩具です」

ミネバ「ハロ!ハマーン!ハロ欲しい!」

ハマーン「はぁ」

ハロ「ハマーン」

ハマーン「な、なんだ?」

ハロ「スナオニナレ」

ハマーン「は?」

ハロ「……」

ハマーン「なんだこのハロは…」

ミネバ「ハロおいで」

ハロ「トッカンシマス!」コロコロ

アルナ「もしかして悪化しちゃった?」

ブレックス「アルナ君…」

ミネバ「ハロ~」

ハマーン「…また日を改める。それでいいだろうか?」

ブレックス「う、うむ。こちらこそ失礼をした」

ハマーン「ミネバ様。ハロをお返ししましょう」

ミネバ「嫌!」

ハマーン「ミネバ様、我が儘はいけません」

アルナ「うーん」

アルナの行動
1.ハロをミネバに貸す
2.ハロを返してもらう
↓1

アルナ「良かったらお貸ししますよ」

ハマーン「そ、そうか。良かったですねミネバ様」

ミネバ「大義であるぞ」

アルナ「あはは…」

会談は中断となり後日改めて開かれる事となった

ーグラナダー

アルナ「私のせいで済みません」

ブレックス「いや、幼いながらもミネバ・ザビはアクシズの頂点だ。機嫌を取るのは悪い事ではない」

ブライト「交渉がしやすくなると?」

ブレックス「そうだ」

クワトロ「代償は大きかったが」

アルナ「うっ…」

レコア「怪我の功名ですよ大尉」

カミーユ「ちっぽけなプライドなんて犬にでも食わせておけばいいんですよ」

クワトロ「お前達は…」

アポリー「これでハマーン様も少しは素直になってくれればいいんだが」

ロベルト「そうだな」

クワトロ「……」

ー再び交渉の日ー

ブレックス「交渉を再開しよう。先ずはそちらの要求を聞きたい」

ハマーン「我がアクシズの要求は一つ。ザビ家復興を…」

ミネバ「ハマーンよ」

ハマーン「はい」

ミネバ「私はザビ家復興などに興味はないと言っただろう?」

ハマーン「ミネバ様!?しかし!」

ミネバ「くどい!ザビ家復興を認めたければ、この私を倒せと言っている!」

クワトロ「何があったんだハマーン!」

ハマーン「貴様達がミネバ様に貸したハロだ!あれがミネバ様を狂わせた!」

アルナ「えぇ…」

ハマーン「止めようにもいつの間にか実力を身に付けて誰にも抑えられん!どう責任を取ってくれる!!」

クワトロ「私に言われても困る」

ミネバ「私が極めるは流派東方不敗よ!」ビシッ

アルナ「なんなの一体」

ハマーン「この通りだ。こうなった以上、
我々アクシズはエゥーゴと事を構えるつもりは無い」

ブレックス「そ、そうか。ではアクシズはどうするのだ?」

ハマーン「アクシズはアステロイドベルトへ戻る」

ミネバ「私は師匠と地球圏に残る」

ハマーン「…分かりました。シャア」

クワトロ「なんだろう?」

ハマーン「ミネバ様の事を頼む」

クワトロ「分かった。責任を持って預かろう」

ブレックス「では。次に来る時は、観光目的で願いたいものだ」

ハマーン「考えておこう」

アルナ「これで良かったの?」

ハマーンはミネバをクワトロに預けると
アクシズはアステロイドベルトへと帰還した。
暫くはティターンズ残党との戦いもあったが
これらを撃退するとアルナは程なくして軍を退く。
その後、周囲の後押しもあり彼女は政界へ進出すると、真に争いの無い世界を創る為の活動を始めるのであった。

おわり

『ムラゲVALORANTスクリム第2戦
MSG vs VAMOS』
(19:56~放送開始)

■Tonbo/スタヌ(元CR)
Million/釈迦(元Blue Bees)
Biju(元Team IXA)
KOKE(元FIRST Gaming)
Reo、なつ、じょーこー
コーチ・ate

https://www.twitch.tv/kato_junichi0817

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