【オリジナル】まさかりはさんで禁太郎 (23)

路地裏

麗流「イヤアアアアアア!」

女子高生の岡佐麗流(おかさ・れる)は、路地裏の奥まで猛ダッシュしていた。

麗流「はあ、はあ、げほっげほっ!ヤバイ!行き止まりだ!」

麗流は、追い詰められていた。

麗流「あ……ひっ……」

禁太郎「フーッ、フーッ、フーッ、フーッ」

身長215cm、体重250kgの超大型強姦魔、玉袋禁太郎(たまぶくろきんたろう)に……。

麗流「止めて……来ないで……」

禁太郎「俺の股間のまさかりをお前のまんまんで挟んでくれよお!はははははははははは!」

麗流「イヤアアアアアア!」

その時、禁太郎の背後から銃声が聞こえた。

禁太郎「!」

麗流「ひっ!」

慶子「そこまでよ」

禁太郎「何者だあ!邪魔するな!」

狩「警察だ!動いたら撃つぞ!」

麗流「け、警察……た、助かった……」

助けに来たのは、警察の二又狩(にまた・がり)と大間野慶子(おおまの・けいこ)だった。

狩は身長188cm、体重191kg、巨漢なので熊二又(くまにまた)と呼ばれている。たまに慶子に股がってお馬の稽古をしている。

慶子は身長174cm、体重62kg、狩の後輩である。たまに狩の馬になる。

狩「無駄な抵抗は、止めな。ここは行き止まり、俺達は銃を持ってる、お前に勝ち目は無い」

慶子「今すぐその子を解放しなさい!」

禁太郎「だが断る!」

禁太郎は、近くにあった鉄パイプを持って狩と慶子に襲いかかった。

禁太郎「うおおおおお!」

狩「こいつは、俺に任せな!お前は、あの子を助けるんだ!」

慶子「はい!」

狩(あいつ、熊二又と呼ばれた俺よりでかい……だが、やらなきゃならねぇ!)

禁太郎「食らえ!」

禁太郎は、鉄パイプを狩に向かって勢いよく投げつけた。狩は、それを片手でキャッチした。

狩「らあっ!」

狩は、禁太郎の腹を鉄パイプでぶっ叩いた。

禁太郎「……」

狩「……」

禁太郎「……ん?」

狩「……ヤバイ」

慶子「……大丈夫?」

麗流「あ、有難うございます……警察が来てくれなかったら私……うっ……」

慶子「……」

慶子は、麗流を優しく抱き締めた。

麗流「うぅ……」

慶子「……早く逃げるわよ」

麗流「……はい」

狩「ぐわああああああ!」

その時、禁太郎の人差し指が狩の右目に突き刺さった。

慶子「先輩!?」

禁太郎「左も!」

慶子「させない!」

慶子は、禁太郎の背中に向かって発砲した。

禁太郎「痛っ、ん?」

慶子「銃が効かないの!?」

狩「化け物め……」

禁太郎は、狩の左目に人差し指を突き刺した。

狩「ぎゃああああああああああ!」

慶子「先輩!」

麗流「ひいいいいいい!」

慶子「……こうなったら」

禁太郎「俺のレイプを邪魔しなければ「目が潰れる」という目に遭わなかったんだぜ!目だけに!」

狩「……お前も」

禁太郎「あ?」

狩「お前も潰れろ!」

狩は、禁太郎の両目に向かって目突きを放った。禁太郎は、それを噛み付きで受け止めた。

狩「ぐああっ!」

禁太郎「馬鹿か!目が見えないのに目突きしやがった!当たるわけねぇだろ!」

狩「ぐっ……声で……顔の位置が……分かるんだよ……」

禁太郎「あっそ!」

狩「だから……当てられる……」

禁太郎「何度やっても無駄だぜ!」

狩「……これでもか?」

狩は、禁太郎の右目を銃で撃ち抜いた。

禁太郎「うぎゃああああああああああ!」

狩「当たったぞ、目突き」

禁太郎「うっ……目が……」

狩「そこだな」

狩は、禁太郎の左目に向かって発砲した。禁太郎は、両腕で防いだ。

禁太郎「ハズレだ!」

狩「!」

禁太郎は、狩の顎に右アッパーカットを食らわせた。

狩「ぐはぁ!」

禁太郎「おらおらおらぁ!禁太郎様をなめんじゃねぇ!」

禁太郎は狩に右ストレート、左フック、頭突き、金的蹴りを叩き込んだ。

狩「のおおおおおおおおおおおお!」

禁太郎「ははははは!」

狩「はあ……はあ……」

禁太郎「元力士の攻撃は、痛ぇだろ!」

狩「……これまでか」

禁太郎「これで終わりだ!!!!!」

禁太郎は、鉄パイプを拾って振り上げた。

慶子「終わりは、お前だ!!!!!」

その時、慶子が運転するパトカーが禁太郎に激突した。

禁太郎「がはぁ!」

狩「……ナイスだ」

禁太郎「」

慶子「やったの!?」

麗流「今ので死ななかったら人間じゃないですよ!」

禁太郎「うぅ……」

麗流「ファッ!?」

禁太郎「うがああああああああああ!」

狩「もう一回ぶつけろ!」

慶子「はい!」

慶子は、再びパトカーを禁太郎に激突させた。

禁太郎「どうわがはああああああああああ!」

麗流「やったー!」

禁太郎「はあ……はあ……痛ぇ……痛ぇよ……」

狩「……それがこれまでお前が犯した女達の痛みだ」

慶子「一生苦しめ!」

禁太郎「……た、助けてくれ……」

狩「……助けてやるよ……お前を運ぶのは、救急車じゃなくてパトカーだがな」

こうして女子高生強姦未遂事件は、幕を閉じた。

両目が潰れた狩は、警察を辞職した。

数年後、慶子に後輩が出来た。

慶子「禁太郎が脱獄……女の敵は、絶対に許さないわ!行くわよ岡佐!」

麗流「はい!」

慶子(先輩の目を潰したキモブタ野郎!絶対捕まえてやるわ!)


あとがき
オリジナルSSは漫画・アニメのSSより書きやすいですね。
これ思ったより短い話になったな。

登場人物
玉袋禁太郎(たまぶくろ・きんたろう)身長215cm、体重250kg、25歳

二又狩(にまた・がり)身長188cm、体重191kg、29歳

大間野慶子(おおまの・けいこ)身長174cm、体重62kg、24歳

岡佐麗流(おかさ・れる)身長160cm、体重54kg、18歳

http://imgur.com/CEWQPWG.jpg

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