―シアター
桃子「ほら、お兄ちゃん。お昼ご飯作ってきたからね」
育「明日は私が作るからね」
ミリP(以下P)「うまいうまい。ありがとな」ナデナデ
桃子「も、もう、髪の毛が乱れちゃうじゃない」ニヨニヨ
育「素直じゃないんだからぁ」
星梨花「いいなぁ……私の家は、そういうのをこっそりできないからなぁ」
エミリー「仕掛け人さまにご飯……」
エミリー「これも大和撫子への一歩ですわ!」メラメラ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1653099334
P「ところで桃子さんや」
P「お昼からうなぎに山芋にアサリにアボガドって、ナニがしたいんだ?」
桃子「え、えっと……し、知らないっ!」プイッ
P「こーら、人と話す時はちゃんと目を見て話しなさい」ニヤニヤ
育「うわー、プロデューサーさん、すごく悪い顔をしてるよ」
英国料理をけなすお話です。ライミーさんは立ち去って下さいな
こちらエミリー語を手抜きにする等、独自の内容がありますのでよろしくお願いします
―数日後
エミリー「仕掛け人さま~」トテトテ
P「おっ、エミリーか。どうした?」
エミリー「仕掛け人さまにお食事をと思って料理の方を……」
P「お、そうか。ありがとうな」ナデナデ
エミリー「えへへ~」ポヤポヤ
P「では、さっそく」カパッ
つ【ハギス】
P「」
P「えっと……これって」
エミリー「羊腸内臓物詰め物でしゅ!」
P「ハギスってなぁ……スコッチといっしょにちびちびやるならともかく、これ単体ではちょっと……」
P(正直、英国料理でもワーストの地位にあるヤツだぞ……エミリーには悪いが)
P「ちぴきーっ!」
アイエナー
P「友達を呼んでくれるか?」
ダゾッ
BLAM!PAM!
ギェー
メケメケメケ
ア、ドウモ
ジブン、クマデス
エミリー「ひぇぇぇぇ!」
P「おーい、この羊の腸詰め焼き食べたいやつはt」
ペロッ
ア、ズルイ
メケメケメケ
P「ざっとこんなもんよ」
エミリー「ガタガタブルブル」
――次の日
P「律子にバレて毒ヒュンチュラの酢の物を食べさせられるハメになった」
P「さて、エミリーは次はナニを持ってくるかな?」
P「定番のフィッシュアンドチップスやうなぎゼリー。嫌われネタ定番のスターゲイジーパイやスパム料理。はたまたブラッドソーセージとかか?」
ガチャ
エミリー「仕掛け人さま、お昼等よろしかったらいかがでしょうか?」
P「あぁ、いただくよ。今日は何かな?」
エミリー「今日はでしゅね」
つ【胡瓜のサンドイッチ】
P「マテ」
P「こんなパンと胡瓜を挟んだだけのモノなんぞ、環や千早に杏奈。ジュリアに紬や音無さんでもできるぞ!」むにー
エミリー「えふえふふぁふ!」
小鳥「ちょ!!」
小鳥「私でもって酷いですよ!」
P「じゃあ、昨日育と桃子が夜に作ってくれた、かしわめしと豚のピリカラ炒めに茶碗蒸し以上の料理は作れますか?」
小鳥「えっと……かしわめしに?」
P「豚肉を中華風の甘辛味噌で野菜と一緒に炒めたのと、手づくりの茶碗蒸しですよ」
小鳥「……」
小鳥「……私を食べて「はい、残念でした」ピヨぉぉぉ……」
エミリー「えっと……」
P「あぁ、すまん。とりあえず胡瓜のサンドイッチか……何か特別な材料を使っているとかあるかな?」
エミリー「いえ、特には……」
P「むぅ……」
P(何か使っていればそれについて言えたんだがなぁ……)
P「とりあえず」パクッ
P「」モグモグ
ポリポリ
エミリー「ドキドキ……」
P「やっぱり、ただの胡瓜のサンドイッチだ……な」
エミリー「うわーん!」バタバタバタ
P「お、おい!」
小鳥「バターを塗っただけですね……少しでいいのでカラシが欲しい所です」パクパク
P「そうですね……って勝手に食べないで下さいよ!」
小鳥「ピヨっ!前にみたいにいらないんじゃないんですか?」
P「今回のは料理としては不可ですが、食べ物としては可ですから、ちゃんと食べてあげないと」パクパク
小鳥「優しいんですね」フフッ
P「担当アイドルですから」フンッ
P「とはいえ、胡瓜だけのを……皿いっぱいはさすがにキツイなぁ」ボソボソ
フレデリカ「そこで!」ニュッ
志希「うちのありすちゃんゴヒーキのいちごジャムをどうぞ!」ニュッ
P「あ、こら!勝手に塗るな!」
フレデリカ「まぁまぁ、ダマされたと思って」
P「まったく」パクッ
P「あ、うまい」
フレデリカ「でしょー」
志希「でもお高いんでしょ?」
フレデリカ「ノンノン、脚立が無くても塗れますわよ」
志希「これで雨降りもダイジョーブ!」
P「どんないちごジャムだよ……」
P「しかしうまいなぁ……」パクパク
志希「……」
志希「ニチャァ」
―この後、このプロデューサーがしばらくの期間、何にでもいちごジャムを塗るようになり、パンやご飯、とんかつや魚まで塗り始め、仕舞いにはうどんやラーメンにまで塗り始めてようやく皆に心配されるがそれはまた別の話である
―しばらく後
P「さて、久々に桃子も育もお昼に会わず、美奈子もいない……そもそもエミリーには中華料理とティータイムは禁止にしてあるから重なることはないだろうが」
P「さて、次は何を持ってくるか……スコーンやショートブレッドなどの素材系か、ベジマイトマーマイトやウスターソース等の調味料系で来るか……」
P「はたまた、スイトンをダンプリングシチューと言い張るとかになるか……」
コンコン
エミリー「失礼します」
エミリー「仕掛け人さま。このエミリー・スチュワート、渾身の料理をお持ちしました」
P「あ、あぁ……」
P(不思議だ……エミリーの背中からオーラを感じる。同じ13歳でも成宮由愛ちゃんは癒しを感じたというのに……)
エミリー「ではお召し上がり下さいませ」
P「おぅ……」
P(さて……メニューは何だ?!)
つ【辛味入り汁かけ御飯】
P「」ズコー
P「カレーライスかよっ!!」むにー
エミリー「ひひゃい!ひひゃいれす!」むにー
エミリー「も、元は、日本の辛味入り汁かけ御飯の元は、英国の辛味入り汁ですから!」
P「おぅ、知っとるよ。ついでに言えば、インドの北の地方でジャポニカ米が採れる地方があって、そこのカレー(インドでいう煮物の総称)をかけたのがさらに元祖ってのもな」
エミリー「え?」
エミリー「インドの汁のみが、英国で御飯かけになって、それが日本に伝わったのではないのですか?」
P「伝達云々は色々と所説あるからな。だから英国から日本なのは間違いないが、インドに(英国や日本風の)カレーライスがないってのはまた間違いになるからな」
エミリー「はえー」
P「まぁ、肉が腐らないようにとスパイスで何とかしたのは英国人の知恵だから、ビーフカレーが好きだからそれには感謝するさ」
エミリー「知恵というと「そっちは佐々木千枝」……智絵里さんのことかと」
P「Oh……」
P「まぁ、いい。うまそうなカレーだ。某総理大臣じゃないが、カレーは熱いうちにな」
エミリー「はいっ!!」
P「ところで、エミリー」
エミリー「はい、何でしょうか?」
P「俺に料理っていうから、てっきり大和撫子の成果とか何か言って和食とか日本料理を出すと思ったんだが……」
エミリー「……」
P「……まさか」
エミリー「か、考えてもいましぇんでした……」
P「」
おしまい
なお、カレーはおいしかったそうです
ちなみに作者は一回しか本場の英国料理を食べたことはありません
その中ではホワイトティーはめちゃくちゃおいしかったです(察して!)
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません