女運のない巻き込まれ体質な男が普通の恋を目指すスレ。
・オリジナルだけど似てる作品あったらごめん
・一部不快な表現ありかも
・Hなシーンとかは考えてない(上手く文字に起こせそうにない)
・主人公は普通の女の子と恋愛したがってるが地雷系の女の子ルートにいくのももちろんあり
夜も更けてるし人も少ないと思うから本編垂れ流しは後日
とりあえず主人公だけ
【名前】
【性別】男
【年齢】
【職業】
【特徴】
とりあえずキャラクターシートのテンプレだけ貼っておきます。
今回は男主人公固定で。
下3までとりあえず募集してみて、なかなか下3まで埋まらなそうならきてる中から決めます
【名前】並野 雄(なみの ゆう)
【性別】男
【年齢】17
【職業】高校生
【特徴】平凡すぎて空気扱いがザラだった(友達いないとかではない)今までの自分を何とかしたいと思っている。テストの点数が常に平均点ジャストというズレた才能持ち。自称一途な恋愛感性
せっかく来てるので>>3に決めます
━━━━━━━新学期!!
それは新たな出会いに胸をときめかせ、桜満開の通学路を歩く時期!!
顔が知れてる面子もいれば、別世界にいるような面子も存在する!
この時期になると、環境がほぼ変わらずとも胸を躍らせるのは人間の性だろう。
そんな中、1人の男子高校生は人一倍の気合を抑えきれないでいた。
並野「うぉっし!!今年こそは!!」
並野雄、高校2年生。花のDKである。
並野「待ちに待った新学期……!!」
並野「この日をどれだけ待っていたことか……!」
何故この男子高校生は新学期を待ち侘びていたのか。
友人との再会、学業への励みなどを含めて学校が楽しいから。
そんな在り来りなものでは無い。
並野「今年こそは……いや!今年は絶対!!」
並野「普通の彼女を作る!」ドンッ!!
『彼女を作る』
そう、彼はもっと在り来りなものだった。
ここで『なんだ、普通の高校生じゃないか。ビバ青春!』と思った人。
少しストップをかけさせてほしい。
この男子高校生、並野雄は『普通の』彼女が欲しいのだ。
『普通?そりゃだいたいみんな普通の彼女は欲しいだろ』と思ったそこの御方。
今再びストップをかけさせてはくれまいか。
並野雄。この男は普通の彼女への執着心が異常ではない。
なぜそこまで普通の彼女に拘るのか?
それは彼の過去に遡る……
並野(14)『ちーちゃんどうしたの?こんな所に呼び出して』
並野雄14歳。当時中学2年生の秋だった。
並野は無難な部活に所属しており、無難な学校生活を送っていた。
そして何を隠そう彼には通称ちーちゃんという彼女がいた。
ちーちゃんは特段可愛い!と持て囃される存在ではないが無難に可愛い。クラスに1人は居る存在だった。
ここで彼が年齢=彼女いない歴だから焦っているわけではないことが分かっただろう。
『リア充かよ。地獄に落ちろ』と思ったそこの御人。
彼のこの後の出来事を見てもそう言えるだろうか。
ちーちゃん『来てくれてありがとねゆうくん。いきなり呼び出しちゃって……』
並野(14)『ううん!全然!気にしないで!』
並野(14)『今日は部活も休みで暇だったし……寧ろ好都合?っていうか』
ある日の放課後、ちーちゃんから河川敷へと呼び出された並野。
彼は少し脅えていた。
夕日が沈んでいく黄昏時の河川敷。
周りからサッカー少年たちの声の掛け合い。
普通ならこれは告白シーンに相違ないのだが、ちーちゃんとは既に付き合っている。
であれば……もしや破局の話?
彼の思考はそこに到達していた。
並野(14)(俺なにかやらかしたっけ……)
並野(14)(付き合って半年。不満とかも溜まってるだろうし……)
並野(14)(ちーちゃんと別れるの嫌だなぁ……)
並野の思考は完全に別れ話の可能性へとシフトしていた。
何事も経験だ!と日頃から思ってはいるものの、こんなつらいことはできれば経験したくないと心が叫んでいるのが丸わかりだった。
しかし、彼らがしているのは中学生の恋愛。
結婚まで考えているカップルなどいるはずもなく、長く続くカップルもほんのひと握り。
いずれは別れがくると心のどこかでは覚悟していただろう。
ちーちゃん『今日はね、ゆうくんにどうしても伝えたいことがあって』
並野(14)『……どうしてもかぁ』
並野(14)『言わないと我慢ならない感じなんだね……?』
ちーちゃん『……うん。もう我慢できなくて。ごめんね』
並野(14)(だよなぁ……)
この言葉を聞いて並野はああ。やっぱりか。と確信を持った。
そして同時に破局を覚悟した。
募りに募った不満。これを聞いて立ち直れるだろうか?
並野は1人でどんどん考え込んでしまっていた。
ちーちゃん『……?並野くん、大丈夫?』
並野(14)『……うん。大丈夫。覚悟はできてる』
並野(14)(いろいろ考えても仕方ない。ちーちゃんは言うって確固たる意思がありそうだし)
並野(14)『いいよ、話して。別れ話でもドンと来い……!』
ちーちゃん『……えっ、えぇ?!別れ話?!』
並野(14)(……ん?)
覚悟を決めたのもつかの間。
ちーちゃんの反応に並野は思わず困惑した。
まるで別れ話じゃなかったような反応。これはもしかして……?
並野(14)『ちょっ、ちょっといい?』
並野(14)『大事な話って……別れ話じゃないの?』
ちーちゃん『えっ?!ちっ、違うよ!!』
並野、絶叫。
たじろぐちーちゃんを他所に、並野はひたすら歓喜の雄叫びを上げた。
並野(14)『うぅ……よがっだ……てっきり別れ話かと……』グスグス
ちーちゃん『ごっ、ごめんね!勘違いさせちゃって……!』
並野(14)『神妙な面持ちだったから何事かと……』ウゥ…
ちーちゃん『私、ゆうくんのこと大好きだよ。わがままも嫌な顔せずたくさん聞いてくれるし』
並野(14)『わがままだなんてそんな!ちーちゃん全然そういうの言わないし、寧ろもっと言った方がいいよ!』
ちーちゃん『そう……かな?』
並野(14)『そうだよ!もっと頼ってもいいよ!』
ちーちゃん『……じゃあ、お言葉に甘えて。一つわがまま言わせて欲しいな』
並野(14)『俺でよければ!』
瞬間、並野は自身が微かに身震いしたことに気付かなかった。
ちーちゃん『じゃあ恥ずかしいけど、言うね……ゆうくんになら……頼める気がする』
並野(14)(今ならどんなわがままでも聞ける気がする……全部セーブしてやる!)
なお並野は後に自分の軽率な言動と思考に後悔する。
ちーちゃん『実は私……』
ちーちゃん『おしっこを人に飲まれるのが好きなの!!』
ちーちゃん『特に朝のおしっこなんか堪らなくて……』
ちーちゃん『今までは知らないおじさんとかに売って動画とかを送ってもらっていたんだけど……』
ちーちゃん『これからは毎日ゆうくんに私のおしっこを飲んで欲しいの!!』
並野(14)『ごめん無理!!』
並野、セーブ失敗。
意図せず自分から別れを切り出す結果となった。
そして現在。
並野(……おしっこは無理だって!)
未だにあの時のことを思い返してはこのフレーズを反復する。
並野(別れ話よりエグい話きて考えるより先に言葉出ちゃってたよ!)
並野(というかなんでこれ叶えてもらえると思ったのちーちゃんさん?!常人じゃ無理だ!)
もちろんちーちゃんに特殊性癖があると伝えた節は一切ない。
というかちーちゃんとは健全なお付き合いで手を繋ぐしか進展してなかった。
とんでもないチキンカップルである。
並野「……あれ聞いてからちーちゃんってあだ名の由来がそれから来てんじゃないかとか意味わからんことで悩むし」
それ言うならしーしーからのしーちゃんだろ。とか自分でツッコんだ夜もあった。
ちなみに彼はこの後、中3で学歴厨の彼女。
高1でゴムなし結合を強要してくる彼女と付き合う羽目になったのはまた別のお話。
要するに彼は女運が無いのだ。
並野「……とにかく、俺は普通の彼女を作る!!」
並野「そのためにも新学期のスタートダッシュ!」
並野「これだけはミスらないようにしないと……」
ガチャ
並野母「ゆうー?今日から学校でしょ?遅刻するわよ?」
並野「……母さん、俺一応男子高校生なんだからさ。部屋のノックぐらいしてよ」
並野母「はぁ?何言ってんの一丁前に」
並野母「アンタが部屋ですることなんて気にならないし。早く下降りてきて朝ご飯食べなさい」バタン
ちなみに並野母は図太い神経の肝っ玉母さんだ。
並野「……支度するか」
こうして女運のない並野雄の高校2年生の生活が始まった。
桐ヶ原高校。
並野が住んでいる県からするとまあまあ中規模な高校だ。
少し大きいぐらいの土地面積と建物。
平均より少し多めな生徒の人数。
まあ至る所にありそうな高校だ。
並野「春休みは学校に行く用事もなかったし……久しぶりだな」
並野(ここから俺の真・ハイスクールライフが始まる!)
並野(いや始まらなきゃならないんだ!)
並野「よし、まずは自分のクラスに乗り込むか……!」
意気揚々とクラスに突撃する並野。
実際はクラスに入る時はテンションを抑えて至って普通に入るのだが。
さて、そんな並野の新学期一発目の隣の席の人は……
【安価】
1.もちろん新たな女の子との出会い
2.まさかの腐れ縁の男友達
3.見知った顔の女子
4.関わりが今まで全くなかった男子
安価下2
今回はここまでにします。次からはしっかり安価とコンマ形式でやっていこうと思います。
更新時間は空いた時間にできるだけ行いますが、基本はハイになってる夜だと思います。
安価は下1です。ではお疲れ様でした。
ご報告
今夜更新するつもりですが、いつの間にか寝てる可能性もあると予防線張っておきます。すみません。
スムーズに進められるように一応安価だけ貰っておきます。
後並野くんの年齢ですが、今年17歳になるということにしておいて下さい。誕生日はランダムで決めておきます。
【名前】
【性別】女
【年齢】 16or17
【職業】 高校生
【特徴】
一応キャラクターシートテンプレです。今回は教室での新たな女の子との出会いなので同学年JK固定。
安価下3まで募集。全て埋まっていれば基本的にコンマ高いので決めます。
まだ更新まで時間かかりそうですが、覗いたらいろいろと助言を頂いたので。
キャラ採用ですが、皆様のアドバイスを参考にしてキャラ募集かけて集まった後に自分で判定コンマかけようと思います。それに1番近いものに決めます。アドバイスありがとうございます。
今回のキャラはこのレスのコンマ判定でいこうと思います。
改めて更新始める際にいろいろとシステムを決めましたので仮案としてお伝えしようと思います。不備があればのちのち修正。
それではまた
容姿設定が気になる
寝落ちの可能性大きいですが始めます。システムについては準じて説明していこうかと。
>>28
自分もあんまり想像できてないので原案者さんまたはどなたかがこんなイメージと教えてもらえるのを待ってます。
それと地雷要素についてですが、最初から分かってると面白みにかけるかな~とか思ってるので後で自分が付け足す形にしようと思っています。ただどうしてもこの要素にして欲しい!と思う方がいるなら、特徴欄に書いていただければそのまま採用させて頂くと思います。
まあでも正直自分でも数個ほどしか思いついていないのでアイデア待ってます。
どうやら並野は2年B組だったらしい。
だからといってどうという話もないのだが。
並野は無難に教室に入り、無難に友人と挨拶を交わしていた。
友人A「おー並野じゃん!久しぶり~」
並野「おぉ、久しぶり!あれ?肌焼けた?」
友人A「んなわけあるか!こちとらずっと家で寝てたんだからな!」
並野「ニートしてるな~」
友人A「うるせっ!お前も似たようなもんだろ」
まあこんな感じで他愛もない会話をしている。
良く言えば無難で久しぶりに会う友人との会話としては合格点の会話。
悪く言えば面白みのなく特に収穫もない会話だ。
並野「俺の席は~……っと。ここか」
並野(窓側の列の前から4番目……普通の位置だな)
流石はミスター平凡。可もなく不可もない席を初っ端から引き当てている。
さて、肝心の隣の席だが━━━━
「あなたが隣の席なんだ?よろしくねっ!」
並野「あぁ、うん。そうっぽいね。よろしく」
整った顔立ちに座っていてもわかるスタイルの良さ。
そこいらの女の子とはレベルが明らかに違った。
心の並野はガッツポーズとともに雄叫びを上げていた。
まるでテレビに出ていてもおかしくないような美貌━━━━━
並野(……いや、というかテレビで見たことある気がする)
瞬間、並野の男としての勘が働く。
比較的最近見たことある気がする顔。
そう、あれは夕飯の時間に教育テレビで流れていた番組。
今どきの女子高生が学校生活を赤裸々に語るという……
並野「あーー!!」
「うわっ?!なになに、どうしたの?」
並野「いっ、いや。勘違いだったら申し訳ないんだけど」
並野「もしかして、天野あまた?!」
天野「えーっ?今更気付いたのぉ?遅いよ~?」
今をときめくファッションモデル、天野あまた。
まさにその人だった。
ウェーブのかかった長めの茶髪ってイメージがある。ファッションモデルっていうくらいだから髪型はその日その日で変わる感じで
それとこれは何となくだけど惚れるまでは瞳にハイライトなさそう
彼女の知名度を考えれば、並野は気付くのが遅いと言うべきだ。
そしてリアクションも在り来りで面白みに欠ける。
並野「ごっ、ごめん!でもまさか本当にいるだなんて……」
並野は天野あまたがこの高校に在籍していたことを知らなかったわけではない。
寧ろこのことは全校生徒はおろか全国の学生が知っていることだ。
ではなぜ並野は忘れていたのか?
単純な話だ。
入学したての並野は癖の強い女の子としか交際経験がなく、丁度普通の彼女が欲しい!という今よりの思考になっている時期だった。
普通の女の子にしか眼中が無い彼にトップモデルが在籍している旨を伝えても右から左に流れるに決まっている。
それに実際に見たこともこれより一度もなく、この話を思い出すことも次第に無くなっていった。
もちろんこれは並野だけであり。
他の男子は暇さえあれば天野あまたの名前を口に出していた。
天野「ちょっとは私も有名になったと思ったんだけどな~」
天野「自惚れが過ぎちゃってたかな?」
並野「いっ、いやいや!そんなことはないよ!」
並野「ただちょっと、その……忘れっぽくて!」
漢、並野。苦し紛れの言い訳。
目が泳いでいるためか相手には効いていないようだ。
天野「そっか……私記憶にも残らない女の子なんだね……」シクシク…
並野「えっ?!いや、ちょっと?!」
漢、並野。反撃を喰らいダウン。
クラスメイトA「おいおい!お前あまたちゃん泣かせたのか?」
クラスメイトB「クズ野郎が!表出ろ!」
友人A「そーだそーだ!」
並野「ちょ、ちょっと待ってくれ!ちがっ、これには深いわけが」
並野は咄嗟に言っているが別に深いわけはない。
ただ有名人のことを覚えてなくて泣かせただけである。
言い訳もできない展開だ。
天野「みんな、ありがとね……でも怒らないであげて」
天野「私が記憶に残らない子だから悪いの」
クラスメイトA「いやいや!あまたちゃんは悪くないよ!」
クラスメイトB「10:0でコイツが悪いんだから!庇う必要ないって!」
友人A「そーだそーだ!」
並野(ひとまずコイツは後で殴ろ)
天野「私、頑張るね!もっと有名になって全世界の人に覚えてもらうの!」
天野「だからそれまで、応援してて欲しいなっ」
クラスメイトA「あっ、あまたちゃん……」
クラスメイトA「……分かった!俺、ずっと応援するから!頑張ってくれよな!」
クラスメイトB「あまたちゃん天使かよ……感動した……」
こうしてクラスの男子(並野除く)は天野あまたという旗のもとに団結した。
しばらくはあまたコールが鳴り響いたとかなんとか。
女子からの視線が痛かっただろうが、馬鹿な男共が気付くわけもなかった。
原案者だけど特に考えてなかったから>>1がしっくりくるもので決めちゃっていいよ
ガラガラ
先生「なんだ騒がしいな。おーい席に着けー」
先生の登場により、静まり返る生徒たち。
並野は窮地に一生を得たようだ。
並野(……殺されかけた)
天野「……ふふっ!」
天野「ごめんねっ。少しからかうつもりだけだったんだけど」
天野「なんだか大事になっちゃった」
並野「からかうって……勘弁して欲しいな」
天野「あーでもー忘れられていたのはほんとに悲しかったな~」
並野「うっ。それは……初めて見たから……」
終始たじろぎ圧倒されている並野。
平凡な彼には芸能人オーラを常に放つ天野の相手は務まりそうにない。
まあ身近にこんな有名人がいたら初対面の人は誰しもこうなるのではないか?
もっと酷くなる人もいるだろう。
そう考えると平凡も彼の強みのひとつかもしれない。
天野「そうだな~どう償ってもらおうかな?」
並野「つっ、償い?でも俺に出来ることなんて……」
普通の人なら金銭の要求を考えるだろうが。
何せ相手はトップモデル。
庶民からの上納金なんかはした金だろう。
並野の脳裏によぎるのは体による━━━━
天野「はいこれ!」
並野「えっ?これは……」
━━━━ではなかったらしい。
というかそもそも男の体を使った償いなぞ誰が見たいのか。
天野「私のNINEの連絡先だよっ!」
NINEというのはメッセージのやり取りができるアプリのことだ。
アプリ内の電話機能だと通話料がなんと無料。
まさに画期的なアプリ。こんなもの他にあるわけがない。
並野「え?!ど、どういうこと?」
天野「これで学校以外でもやりとりしよってこと!」
天野「せっかく席も隣なんだし何かの縁と思って!」
並野「えぇ?!いっ、良いの?」
なにか裏があるのか。これバレたら周りの男子から妬まれないか(確実に妬まれる)とか。
いろいろ考えたがなにより有名人尚且つ同級生美少女からの連絡先交換。
青春の範疇を超えたイベントに並野の湧き上がっていた。
天野「もちろん!お仕事の時とかは返信遅れるかもだけど……」
天野「私もできるだけ早く返事ができるようにするね!」
そう言って何やら周りを気にする素振りを見せる天野。
何かを確認したあと、並野の耳元に近づいた。
天野「これで私のこと、忘れられないね?」
耳元で小悪魔のような甘い声が囁く。
緊張と興奮とほんの少しのこそばゆさで並野の脳はエラーを発生していた。
男として一度は味わいたい美少女からの囁き。
それを初日から味わえるとは何たる幸運だろうか。
その日の学校生活、並野は妙に魂抜けたような顔で過ごしていた。
【天野の連絡先を手に入れた!】
キーンコーンカーンコーン……
先生「よーし、ひとまず今日は学校は終わりだ」
先生「みんな気をつけて帰るよーに」
生徒たち『さよーならー!』
クラス男子A「はーだるかったー」
クラス男子B「明日から普通に授業かよ……有り得ねぇ」
クラス女子A「ねねっ、先週オープンしたカフェがあるらしいけど行ってみない?」
クラス女子B「さんせー!あそこめっちゃ映えるってもう評判良いよね!」
放課後の教室でテンプレのような会話をするクラスメイトたち。
男子は過去の休みに未だにしがみつきたがっているが、女子は切り替えてこれからを楽しもうとしているようだ。
まあ、あるあると言えばあるあるだろう。
並野「ふ~……昼前に終わったのにすごい疲れた気がする」
並野(天野……さん、は放課後になってすぐ帰ったみたいだ)
並野(撮影かなんかか?)
並野(もう少し話そうと思ったけど今日は無理そうだなー)
並野「……ということは、今日半日は暇だな」
さて、ここで並野に浮かんだ選択肢は3つ。
1、無難にカフェや図書館で時間を潰す
2、ひとまず家に帰る
3、思い切って都市部に繰り出す
どれを選んでも良さそうだが、どうしようか。
ここでシステム(仮)の一部を説明します。
並野雄はもちろん人間なので体力とメンタル面に関する精神というステータスがあります。あとはいろいろ。
体力:初期MAX値は100。後に増える可能性あり。寝ると+50回復。0時以降は+30、3時以降は+10と就寝時間が遅くなるほど体力ゲージの回復量は減る。体力が無くなるとイベントが起こる。
精神:初期MAX値は100。後に増える可能性あり。寝ると+50回復。悩みの種や不安要素がひとつある度に-10。精神が無くなるとイベントが起こる。
その他ステータス:進行具合により随時追加。大体は高めの方がいい。
体力や精神がどれほど増減するかは基本選択肢には表示されますが、特殊イベントの場合は非表示となります。
そして本題の出会いのイベントに関するシステムです。
【出会い】
コンマ70以上かつ一桁が偶数だと恋人候補との出会いが発生。
コンマ30以下かつ一桁が奇数だと友人候補との出会いが発生。
【恋人候補】
関係が恋人へと昇華可能な候補。
ただし候補になれる数は決まっており、その中の1人は普通(?)の女の子。後は全員地雷持ち。
もちろん地雷とも交際可能。
恋人候補から友人候補にシフトすることがある。
親密度によるエンド分岐がある。
【友人候補】
関係が友人へと昇華可能な候補。
こちらは制限ないが、友人候補から恋人候補になることはできない。
友人を増やすと恋人候補の見極め。体力、精神の減少量抑制または回復。などといったメリットが多数存在する。
ただこちらをたくさん増やしたところで物語は終わらない。
出会いのコンマですがキャラ採用のようにそこまで敏感になる必要はないかと思ってとりあえずこの判定にしてます。むしろたくさん出会った方がいいと思っています。
並野「うーん……」
並野(今の気分的にはどれ選んでも良いな……どうしよう)
1、無難にカフェや図書館で時間を潰す 【体力-10、精神+5、出会いイベのコンマ判定あり】
2、ひとまず家に帰る【体力+15、精神+20】
3、思い切って都市部に繰り出す 【体力-10、精神-5、出会いイベのコンマ判定あり】
現在
体力:85 精神:70
安価直下
ちなみに選択肢の体力・精神の増減はそこに行くまででの増減です。その先で起こるイベによる増減は表記されていませんが、大きく減るようなことは滅多にないです。
並野「せっかくの半日休み……家でのんびり過ごすのもアリだけど」
並野「こういう時こそ出かけて気分転換だな!」
並野の住んでいる町は決して田舎ではない。
少なくとも田畑は見渡す限りは無さそうな場所だ。
しかしそれでも勝る町なぞいくらでもある。
世間は広い。
大都市に向かって『何もなくね?』とほざいているやつは大体中途半端に発展した町に住んでいる。
そんな人には井の中の蛙、大海を知らずという有名な言葉を教えたい。
話は逸れたが並野は家に帰り身支度を済ませ……
少し電車に揺られて都市部へと無事辿り着いた。
並野「相変わらず人混みがハンパじゃないな……」
……それにしても、平日のお昼だというのにカップルの多いこと。
並野は少し劣等感に苛まれながら、都市を練り歩くことにした。
体力:85→75 精神:70→65
並野の都市での収穫は何があった?
安価直下
今回はコンマ失敗なので新たな出会いに直接関わるような出来事は無しです。
ex)アイドルに出会った。クラスメイトに声をかけた。
後に出会いへと繋がりそうな出来事はありです。
ex)落し物を拾った。オシャレなカフェを見つけた。服を買ったなど
苗字よりも名前表記にした方が良さそうな気がする
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの少し余韻に浸り終わって更新再開
>>50
並野「」
↑ここの部分ですかね?じゃあ次回の更新で名前表記にしてみます
妹キャラとか出た時面倒になりそうだしね
並野「せっかく来たけど本当に何しようか……」
特に計画も立てずに思い立って都市部に来た並野。
1時間ほど経ってもひたすらブラブラと街中を歩いていた。
目的もなく来訪するとこうなるのは必然的だ。
並野「春なのに日差しが強くて暑いな~……」
並野「とにかく店の中にでも入るか」
大体こういう時に行くことになるのはデパートやショッピングモールではないだろうか?
田舎者だと特にこうなる傾向がありそうだが、都会人でもこういう人は少なくない。
並野もそれは例外でなく、大型ショッピングモールに来ていた。
並野「ふ~……地球温暖化マジでつらすぎる」
並野「春と秋ってほんといつの間にか終わってるよな」
並野(って誰に話してんだ俺。とりあえず飲み物……)
並野「……あっ!あれって……」
喉の渇きを忘れてバッグや帽子を取り扱っている店に入る並野。
無理もない。前から欲しかったバッグが売られていたのだ。
かなり人気の代物であるため、手に入れるのはネットショッピングでも困難だった。
そこまで高くもない金額であることも売れ切れ続出の要因だ。
並野「こんな出会い……二度とないかもしれない!」
並野(今月は少し厳しいけど……これは購入一択だ!)
並野「よし!」
後悔しない生き方、一期一会。
少なくとも都市部に来て並野に収穫はあったようだ。
【気になっていたバッグを手に入れた!】
体力:70→60、精神:65→80
並野「ただいま~」
並野母「お帰り。ご飯できてるわよ?用意していいの?」
並野「あーありがとう。お願いしようかな」
一人寂しく都市部に行った並野。
出会いはなかったが並野本人からすればこれ以上ない幸運だろう。
いつも通り母親のぬくもりを感じる夕飯をいただき風呂に入った。
並野「は~サッパリした」
並野「明日から普通に授業が始まるの、憂鬱だな……」
並野「中途半端な偏差値だから意識高い先生多いんだよなぁ」
並野「授業ついていけるか不安だ……」
だが悪い話ばかりでもない。
並野が求めていた新たな出会いに巡り会える可能性も増えた。
実際、今日という日に人気同級生モデルから連絡先を貰ったのだ。
並野「……あ!忘れてた、メッセージ送らなきゃな」
並野「危ない。また忘れたなんてことになってたら……」
その先の未来を想像して思わずヒィィと情けない声が漏れる並野。
反抗する力も意志もないのでこれは仕方ない。
並野「えーと……これかな。『あまた』……名前は普通だ」
ちなみにこの発言はNINE内の名前が普通という意味で。
決してあまたという親から貰った名前を否定したわけではない。
性格も平凡である彼はいちいち人の名前を気にしないのだ。
……変な名前では無い限り。
←天野 並野→
【あまた】
『天野さん、だよね?』
『隣の席の並野雄だから!』
『よろしくねー』(21:49)
並野「まあ、すぐには返信来ないだろうし……」
並野「今日は久しぶりの学校でなんだか疲れたし、寝てもいいな」
実際学校は半日しか行っていないのだが。
その残り半日を1時間も日差しを浴びながら外を歩いたのだ。
まあ疲れるに決まっている。
並野(けど天野さん仕事で基本返事は遅いって言ってたしな)
並野(少し待ってみるか?)
1.諦めて今日は寝る【体力・精神回復、翌日に移行】
2.少し返信を待ってみる【コンマ判定あり】
安価直下
2
コンマ判定失敗により時間経過
並野「ふわぁ~動画見すぎたな……無駄な時間過ごしたかも」
並野「今は……22時30分か。あれからだいぶ経ったけど……」
並野「返信はまだ来てない、か」
並野(まあ人気モデルだし遅くまで撮影があってるんだろうなー)
並野(自分から芸能界飛び込んでるわけだし、凄いな)
より雲の上の存在になればなるほど、尊敬の念を抱く現象。
あれはなんなのだろうか?
身近な人が10万ほど手に入れたと聞くとなんで俺には?と思うものだが
あまり関わりのない人が1000万持ってますと聞くと逆に嫉妬を通り越して感心してしまう。
その現象に近い気がする。
1.諦めて今日は寝る【体力・精神回復、翌日に移行】
2.もう少し返信を待ってみる【コンマ判定あり】
安価直下
並野「……ずっと待ってて無駄足になっても嫌だし」
並野「ひとまず今日は寝るか~」
そう言い床に就く並野。
本当に疲れていたのか、目をつぶってから寝息を立てるのにさほど時間はかからなかったという。
【リザルト】
【恋人候補:天野あまたと出会った】
【前から気になっていたバッグを購入できた】
体力:60→100、精神:80→100
《恋人候補との関係》
【顔見知り】
天野 あまた
《友人候補との関係》
現在友人候補なし
ここで行動についての説明。
【一日の行動】
朝:予定があればイベントが発生。
平日は基本スルー。休日は朝から行動可能。
昼:授業や合間はイベントがあれば発生。
お昼休みは確定で行動イベ。
休日は予定がなければ自由行動イベ。
夕方:放課後による行動イベ。
場合によっては2回行動イベがある。
休日は予定がなければ自由行動イベ。
夜:予定があればイベントが発生。
基本スルー。
【1年について】
このスレでは1年は春・夏・秋・冬と大雑把な分け方。
それぞれ4週あり、1週間に7日間詰まってる。
定番行事なんかはどこかの週で組み込む予定。
チュンチュン……チュンチュン……
並野「……ん、ふわぁ~……もう朝か~」
早く寝付けたためか気持ちの良い目覚めができた並野。
大きく背伸びをして朝日を浴びる。
起きてすぐ朝日を浴びると脳が活性化されるとかなんとか。
そういう簡単にできるネットの知識は積極的に取り入れている。
並野「少し早いけど……朝ご飯食べて早めに用意済ませるか~」
一人暮らしのデメリット。
それは何から何まで自分でしなければならないことだ。
一人暮らしの若者は皆口を揃えて言う。
『親のありがたみがわかる』、『誰かがご飯を作ってくれる嬉しさがわかる』
朝食の匂いにつられてリビングへと向かう並野は、さぞかし幸せ者だろう。
並野「うーん、今日は本当に目覚めが良いや」
並野「エネルギッシュというか、有り余る元気というか」
ここ2つはほぼ同じ意味だが気にするだけ無駄である。
そんなエネルギッシュで有り余る元気の並野。
学校への通学方法はもちろん
1.漢なら自転車
2.電車通学
3.バス通学
同時にコンマ。50から遠いほど家と学校の距離が遠くなる。
安価直下
コンマ16、かなり遠め
もちろん、電車通学である。
自転車?無理無理。波野の家の距離からだと遠すぎる。
甘えんな!という猛者も中にはいるかもしれないが免じてあげて欲しい。
朝から汗をかいて学校でいちいちケアをするのは手間がかかるものだ。
普通の彼女が欲しい男としては、女性陣に悪印象を与えたくはないだろう。
並野「うわ、気付いたらこんな時間か。もう家を出なきゃ」
時間に余裕がある時ほど結局ギリギリになって家を飛び出す現象に名前をつけたい。
あと余裕がある時に限って忘れ物がある現象にもだ。
今日の並野は心にも余裕があるため、忘れ物もなくいけた様子。
パンを咥えて走り出すシチュエーションは無さそうだ。
マモナクーデンシャガゴトウチャクシマス。ゴチュウイクダサイ。
並野「おっ、丁度いいタイミングだ」
並野「今日は……うん。席は空いてそうだな」
割と最初の駅に近い駅から乗っているため、人は現時点だと少ない。
座る余裕はありそうだ。
コンマ判定
コンマ70以上かつ一桁が偶数だと恋人候補との出会いが発生
コンマ30以下かつ一桁が奇数だと友人候補との出会いが発生
それ以外はスルー。学校に到着。
安価直下
学校に到着ということで今回はここまで。
電車での出会いイベントは定期的にやろうと思います。まあ友人候補含めて2、3人と出会えたら終わりかなと思っています。
>>53
その時はそのキャラと妹だけ名前表記にしようかなとか思ってました。
ひとまず次の更新で名前の方にしてみますね。忘れてたらすみません。それでは。
この後生きていれば更新する予定です。ほんの少しだけ。
電車で優雅に音楽を聴きながら、学校近くの駅まで辿り着いた。
途中何度か隣のイケメンに寄りかかろうとしたがなんとか堪えたらしい。
隣のイケメンは少し困った顔をしていた。
ガラガラ
友人A「おー並野。朝からご苦労様だな」
雄「チャリ通のお前よりは苦労してないけどな」
友人A「いやー電車通学ってそれまで揺られながら寝れるけどさ」
友人A「そのために早く起きるの嫌じゃね?」
友人A「俺はその瞬間に寝ておきたいわけ!」
雄「知らんがな。俺はどっちでもいいよ」
友人Aの言うことも理解できる。
他にも電車通学だと1本逃せば遅刻確定の可能性があるというのもデメリットだろう。
実は電車通学は恐ろしいものだ。
あまた「あっ、おはよ~!」
雄「天野さん!えっと、おはよう」
少々ぎこちないものの、最大限の挨拶はしたつもりだろう。
嘘くさい笑顔を向けて並野は挨拶をした。
雄「そういえば、俺自己紹介してなかったよね?」
雄「かなり遅くなったけど……」
あまた「あっ、大丈夫だよ!並野雄くんだよね?」
雄「えっ?そうだけど……自己紹介してたっけ?」
記憶がごちゃごちゃになっているのか。
似ている場面があると勘違いしてしまうのはよくあることだが
少なくとも最近こんな美少女に自己紹介をした経験は1回だ。
あまた「えっとね、実は昨日NINEのメッセージ見たんだけど」
あまた「あまりにも時間が遅かったから……通知くると迷惑かな?って思って……」
あまた「メッセージだけ既読つけたんだ」
なんと。天野は並野に配慮して返信をくれなかったのだ。
思わず並野はNINEを見ると、確かに既読はつけてある。
……天野が本当に配慮しただけなのか。単に返信がめんどくさかっただけではないのか?
そんな勘ぐりは野暮というものだ。
ここは文面通り受け取り、幸せな気持ちを噛み締めるべきだ。
雄「そっか。なんか気を遣ってもらってありがとう」
あまた「ううん、気を遣うだなんて!」
あまた「今日帰ったら返信するから、楽しみにしててね?雄くん♪」
雄「ゆっ、雄くん?!」
なんとそこまで親密度の高くない女子からの下の名前呼び+くん付け。
それにウィンクをおまけされている。
これで脳が崩壊されない男はいない。
並野ももれなく理性崩壊した。
キーンコーンカーンコーン……
先生「はい。じゃあ今日の授業はここまで」
先生「今日習った公式は必ず復習しておいてください」
クラスメイトA「はーやべぇ。初日から新公式とか」
クラスメイトB「これだから数学は嫌いなんだよなー」
クラスメイトC「数学は素直になれば答えは必ずあるんだよ?国語よりはマシだろ?」
クラスメイトB「うっせ!黙っとけ!」
クラスメイトC「なっ、なにをぅ!?ふざけるなよ!」
訳の分からない喧嘩が始まっているがそれは無視しよう。
所詮文系と理系は分かり合えない人種なのだ。
そんなこんなでお昼休み。
さすがにぼっちで教室はつらい。せめてぼっち飯が出来そうな場所に行くべきだろう。
……そもそも誰かと食べればいい話なのだが。
1.ぼっち飯の場所を探す【安価】
2.あまたを誘ってみる【親密度上昇、コンマ次第でイベントあり】
3.友人を誘う【友人候補確定で登場】
安価直下
今日はほんとに短いですがここまで。
もう少し早い時間に投稿したいんですが、なかなかリアルの方が……
できるだけ早い時間になるように努力します。
それと次は地の文(?)も名前表記にしてみますね。それでは。
安価は下です。
勝手ながらまとめてみた
キャラクターテンプレ >>18
システム >>44->>45 >>63->>64
地雷要素 >>30
恋人候補、友人候補ともに15%で出会える
恋人候補は数制限あり、友人候補はなし
恋人候補から友人候補になることも(条件は不明)。その際に数制限が緩和されるかは不明
地雷要素は恋人候補のキャラは一人除いて後付けで設定される(誰が地雷要素なしになるかは不明?)
ただしキャラ案作成側で設定も可
どの程度の設定で地雷認定になるか、地雷要素ありの彼女でもハッピーエンドになるか等は不明
選挙についての番組ばかりですね。皆さん投票行きましたか?
私は行ってないです、すみません。
今日はいつもより早めに始めます。
>>83概ねそのような感じです。ありがとうございます!
キャラクターテンプレシートはあの場合かなり限定的だったので、一応フリーなの置いときますね。
【名前】
【性別】
【年齢】
【職業】
【特徴】
並野「おーい!一緒に……あれ」
友人を誘ってお昼をしようかと思ったが友人の姿が見当たらない。
どうやらクラスメイトと食堂に行ったようだ。
出来立てホヤホヤのクラス。一緒にご飯を食べる友達などさすがにいない。
以前同じクラスだったメンバーさえも見当たらない。
並野(まさか……ナチュラルハブられ?!)
まあ結果だけいえばそうだろう。
彼は平凡すぎるが故に存在感が薄いのだ。
言わば空気。
もっとぶっちゃけるといてもいなくても変わらなくね?的な存在だ。
もしかして自分かも?と思った人。
好きでそういう扱いになった訳ではないなら、もっと個性を出していこう。
雄(ってことは……今日はぼっち飯か)
雄(なんだかんだアイツらと大体は食ってたし、一人は慣れないなー)
雄(とりあえずバレないようにコソッと教室を出よう)
こういうのはコソッと出るよりも堂々としていた方がバレにくい。
……などとアドバイスをする相手もおらず。
というか時すでに遅しで、数人にチラチラ見られながら雄は教室を出た。
さて、ここからぼっち飯の時間なわけだが。
ぼっち飯をするならどこに行けばいいだろうか?
1.定番のトイレ
2.やっぱ屋上よ
3.空き教室しか勝たん
4.その他具体的な場所指定
安価直下
ここで新たな恋人候補の募集をします。
>>78の安価でコンマ判定かけていたのでコンマ90で恋人候補登場です。
空き教室にいる恋人候補を↓3まで募集します。
その後再びコンマを振って決めます。
【名前】
【性別】
【年齢】
【職業】
【特徴】
キャラクターテンプレシートです。ご自由にお使いください。
コンマ判定です。>>1のコンマに近い安価を採用。
これ出会う場所にあった設定のヒロイン作りたくてもあらかじめ作ってスタンバってる人や過去案使い回しする人に即取りされるやん
狂いなく一致は逆に怖い。スナイプとかじゃないです。
>>95
その辺自分も少し考えているんですよね。
予めキャラ募集しておくとかでもいいんですけど自分の好み採用になってしまいますよね。
採用する分コンマ振るとかでいいんでしょうか?
中断すみません。再開します。
ところで職業って欄あるけど教師とかもいけるの?
新キャラ登場確定後に作成タイム10~20分設けてから安価出せばいいんじゃないの
ぶっちゃけキャラだけ募って>>1の選出で選ぶってのも有りだと思う
何よりもモチベが無いとやってられないと思うし扱いが難しそうなキャラが来てしまうのも避けられるからメリットではある
雄「ん~……空き教室でいっか」
この学校では空き教室に施錠がされていない。
というのも誰もいない時はさすがにされているが。
生徒や教師がいる場合は開放されているのだ。
この学校の風紀は大丈夫だろうか。
雄(ぼっち飯ってバレたくないし……)
雄(人がいなさそうな教室といったら……)
雄「うん。あそこだな」
雄が向かった場所は3階の空き教室。
3階はなかなかの段数を登るため、行くまでが億劫になる場所だ。
手頃な2階や1階の教室とは違い、ぼっち飯には最適だろう。
ガラガラ
「え?うわっ?!」
雄「え?うわっ?!」
奇しくも先客と寸分狂わない同じ反応。
どうやら他にも空き教室はあるのによりにもよって人がいる教室を引いたようだ。
こういう運は持ってない男、それが並野雄である。
少し中断。
>>98並野がいる場面にいてもおかしくない人なら大丈夫です!
それ含めて職業欄空けている部分ありますし。教室にOLとかはさすがに無理です。こじつけでも多分自分じゃ無理。
>>99じゃあ次からそうしてみますね。ありがとうございます。
>>100 >>1の好みに合わせたキャラとか作られそうで怖いですね(バレるかはさておき)ですが、今後検討してみます。
再開。
「えっ?ええっ?ここ人来るの?!」
雄「いやいや、それこっちのセリフなんだけど!」
お互い意図せず遭遇してしまったらこの反応にもなる。
『誰も来ないだろ』と高を括っていたので尚更だ。
雄(うわ、気まずいな。しかも知らない人だし)
雄(いや知ってる人だったら俺事故ってたかも……怖っ)
実際知ってる人が一人でいたらお互い『なんで1人?』となって、今より気まずくなるのは間違いない。
不幸中の幸いとはまさにこの事だろう。
雄「あ、あぁ~……えっと、俺そういえば用事あったな~……」
雄「あの、ごめん。なんか邪魔しちゃって!それじゃ!」
またもや下手くそな嘘。
いい加減自分が嘘をつくのが下手くそだというのを自覚した方がいい。
「ちょ、ちょっと待って!」
雄「え?な、何?」
「えーと、その……用事って今絶対しなきゃいけないことなの?」
雄「え?!あー、えーと、そうだね……いや、まぁ。うん?」
うん?って何だ。もはや訳が分からなくなっている。
某ゲームで例えるなら『ゆうは こんらんしている!』だ。
「も、もしだよ?もしそんなに急ぐ用じゃないなら……」
「一緒にお昼ご飯、どうかな?」
雄「えっ?」
思わず口から漏れた間抜けな返事。
今のは『えっ?』よりも『ゑ?』の方が正しいだろう。
しかしそれは置いておいて、なんと女の子の方からお誘いが来た。
予想もしない展開だったのだから間抜けな返事は許してやって欲しい。
ここで女子からのお誘いを断れるほど雄に余裕は無い。
雄「……そ、そうだな!うん!別に急ぐ用事でもなかったわ!」
雄「せっかくだし、お邪魔させてもらおうかな!」
「ほんと?!良かったぁ!」
まあ雄は気付いていないが実はここで相手に恥をかかせないムーブをかましている。
女性からのお誘いを断るだなんて余裕があるない以前に紳士として失礼だ。
……しかしこれだけは言っておこう。
さすがに選び権利はあるぞ、と。
雄「そういえば名前聞いてないな。俺は並野雄、2年生」
「あっ私も2年生だよ!同い年なんだ」
佳奈「私は天海佳奈!2年C組なんだけど並野は?」
雄「あ~…俺は2年B組だ。隣のクラスだな」
2人とも同時にホッとしている。
まあ同じクラスなのにあたかも初対面のような反応をしていたら気まずさは倍増だ。
おそらく空気感は重くなっていただろう。
というかナチュラルに最初からタメ口の2人。
どちらかが年上だったら気まずさ倍増ではすまないのだが、その辺考えていたのだろうか?
佳奈「まあでも隣のクラスの人と友達になっておくのも良いよね」
雄「だよな。忘れ物したとき借りれるし」
佳奈「そうそう、毎日忘れ物しても~……って!私は都合のいい女か!」
雄「いやそこまでは言ってないけど」
思わず冷静につっこむ雄。
まあここの反応はおそらく一般人の反応としては正解だ。
唐突のコンマ判定。
安価直下のコンマと次に振る>>1のコンマの差が±10だと連絡先ゲット。
ほい
コンマ失敗。連絡先は次回です。
雄「あっ、もうこんな時間か」
佳奈「えっ?うわ、本当だ。早かったね」
雄「そうだなー、1人じゃきっと遅く感じただろうな」
その瞬間、雄は思わず「あっ」と声を漏らし口を塞いだ。
そう。今の発言は『ぼっち飯する予定でした』と自白したもんだ。
佳奈「やっぱりぼっち飯の場所探してたんだ?」
雄「いや、ちがっ……というか!それなら天海もだろ!」
佳奈「いやーお恥ずかしいことにスタートダッシュに失敗しちゃって~」
佳奈「って、女の子にぼっちでしたってこと言わせるな!」
女の子かどうかは関係ない気がするが。
というか人に矛先を変える雄は少しずる賢い。漢とは呼べまい。
雄「いやそれはそっちが勝手に……」
キーンコーンカーンコーン……
雄「うわ、本当にやばい!俺次移動教室だから急ぐわ!じゃ!」
佳奈「あ、待って!」
天海の呼び止める声に思わず急ブレーキをかけて振り向き、肘をぶつける雄。
あの痺れるアレだ。よく分からないアレだ。
佳奈「あ、ごめん!大丈夫?」
雄「い、いや……これは俺のせいだし大丈夫……それで、どうした?」
佳奈「えーとね、今日は楽しかった!ありがと!」
佳奈「良ければ暇なとき、ここに来てまたお昼ご飯食べない?」
雄「え?いいのか?」
ここで断ってメリットなぞない。
実際天海との会話はそこまで嫌じゃなかった。
佳奈「うん。……私、待ってるから」
佳奈「たまにね!」
雄「たまにかよ……」
少し肩透かしを食らったような気がするが、まあ良しだ。
【天海佳奈と知り合った!】
先生「よし、みんな気をつけて帰れよー」
クラス男子A「古文の先生マジでハズレじゃね?」
クラス男子B「ヤバすぎる……次の授業までに教科書p6からp10まで現代語訳とか……」
クラス女子A「公園でめっちゃ満開らしいよ!」
クラス女子B「マジ?行こ行こ!」
いかにも高校生らしい会話を盗み聞きしたところで。
雄「疲れた~……」グッタリ
雄(……学校やめようかな)
これはたまに来る学校やめる詐欺である。
時期時間関係なく学生が一度は脳裏に思い浮かぶ事だ(個人差あり)
この後どうする?
1.既出の人と話す【現時点ではあまたor佳奈のどらちか指定】
2.恋人候補or友人候補を探す【どちらか指定】
3.町で情報収集【後ほど説明】
安価は少々お待ちください
ここで少し離脱します。また戻ってきますが今日は早めに終わる(当社比)予定です。
選択肢ですがド直球にメタっぽく聞きました。
2の選択肢は文面通りです。ここの選択肢で思い思いの出会うシチュエーションに沿った恋人候補もとい友人候補を募集します。
頻繁にやるとさすがになので、この選択肢が出る回数は制限を設けるつもりです。出るときは最初にアナウンスするようにします。
3はなんの情報でも構いません。コンマによってもしかしたら候補に繋がるかもです。これは以前の自由行動の場所指定ないバージョンのようなものです。
ちょっと見切り発車なので後で訂正などはしていくつもりです。
安価は下です。
遅くなりましたが再開。最初も言いましたが早めに終わる予定です。
雄「……あ、古典の教科書忘れた」
帰路の途中、雄は重大な忘れ物に気がついた。
なんとあの膨大な量のある古典の宿題をするのに必須である教科書を忘れたのだ。
こまめにやらなければ終わらない量のため、明日の自分の量を増やすのは心苦しい。
彼の選択肢にはやらないという言葉はない。
平凡は目立たぬように課題はきちんとこなすのだ。
……予習はあまりやらないが。
雄(しょうがない、取りに帰るか……)
軽くため息をつきながら、雄は学校へと引き返すことにした。
電車通学であるため1本遅れるのは確定した。
電車通学はこういうところにストレスを感じざるを得ない。
ガラガラ
あまた「あれ?雄くんだ。どうしたの?」
雄「あっ。天野……さん」
雄「いや、別に……ただ古典の教科書忘れて!取りに来ただけだよ」
思わず不自然なさん付けをしてしまう雄。
それもそうだ。雄は元々さん付けはしないタイプ。
最初から距離を取らずに親しくなるスタイルを取っている。
そんな雄ですらあまたには思わずさんをつけてしまう。
というかむしろキャラが変わってる。
自分と生きている世界が違うと思うだけで、ここまで態度に現れてしまう。
学生の身でありながら芸能人とはなかなか苦悩が多そうだ。
あまた「……むぅ」
実際、あまたは不満を持っていそうな顔をしていた。
雄「……えと、どうかした?」
あまた「私がテレビに出ている人だからって、なんか堅くなってない?」
雄「えっ?そう、かな?」
あまた「友達と喋っているときはもっとラフな感じだったよねっ?」
雄「あー、そうだっけ?まあアイツらは前もクラス同じだし……」
いきなりあまたに追い詰められる雄。
この展開を誰が予想出来たか。
会ってまだ1日しか経ってないとかいうのに。
あまた「……」
あまた「……ねぇ」
雄「こっ、今度は何?」
尋問のような何かを受けている雄。
その様もまるで警察と容疑者だ。
あまた「私ってさ、何かヘン?」
突如、あまたの目から光が無くなる。
雄(天野さん、どうしたんだ?)
雄はそれに気づいていないようだが、なにか異様な雰囲気なのは肌で感じとっているようだ。
ただ本能的なため、思考はあまり働いていない。
あまた「ねぇ、答えて欲しいな?」
あまた「私って、どこがヘンなのか」
ジリジリと詰め寄られる雄。
気迫のせいか少し後退りをして逃げる形となる。
ここを間違えれば、なにか嫌なことになる気がする。
なんて返事を返そう?
↓3まで募集。その後コンマ判定。
コンマ判定
雄「えーと……」
雄は迷った。正直に答えていいのか?
しかし何故だろうか。嘘をついても見透かされる気がするのだ。
光の無い目で心の奥を覗かれている気がする。
雄「俺みたいな会って間もなくて、交流もほとんどないやつに」
雄「自分のことどうかって聞くのはちょっと変かも……なんて」
迷った挙句、雄は最後には少し逃げたものの正直な感想を伝えた。
おそらくここで逃げの答えは正解ではない。
そう第六感が告げている気がした。
あまた「……そっか」
雄「あーいやでも、俺も距離のある感じで悪いところはあったし!」
雄「天野さんが一概に悪いわけじゃない……と思う」
雄「なんか色眼鏡で見てしまってごめん!」
ひとまず謝る。
自分に非が無くとも謝る。
これを美徳と言うつもりは無いが、少なくとも相手の態度は軟化するだろう。
あまた「……ううん、ごめんね?確かに私ヘンだった」
あまた「ヘンかどうか聞くところがヘンだなんて、なんだかおかしな話だね?」クスッ
あまたは少し笑ったようにしてみせた。
気付けばあまたの目には光が戻っている……気がする。
そもそも先程も光が無かったのか。
それも気がするだけで確かめようがない。
あまた「でもなんだか距離感じる話し方は気になるな~」
雄「いや、そこは……ほんとごめん。俺の問題なんだろうけど」
雄(芸能人が身近にいるなんてこと、初めてだしな……)
芸能人がクラスメイトのとき、どれほどの人が動じずに普通に人のように接することが出来るのか?
単純に気になる疑問だが……
それができる人は肝の据わっている人なのだろうと想像する。
雄「あの、とにかく……俺も堅くならないように努める……よ」
雄「まあそういうわけだし、まずはNINEのメッセージからゆっくり慣らしていくね……いくな」
どうしてもまだぎこちなさが残る雄。
そんな雄を見て思わずあまたは吹き出していた。
あまた「雄くん、そこまでぎこちないと笑っちゃうよっ」
雄「しょ、しょうがないよ……だろ」
もはやこういうキャラに見えてくる。
雄「おいっ、吹き出さないでくれよ!俺だって恥ずかしいんだし」
あまた「あはは!ごめんね!でもおかしくて……」ププッ
先程の異様な空気はどこへやら。
教室はなにやら青春を感じる空気に包まれていた。
あまた「じゃあね雄くん。……今日はなんかごめんねっ」
雄「ううん。なんか今日話せて良かったと思うし、結果オーライってことで」
あまた「……そっか。そう言ってもらえると嬉しいな~」
夕暮れ時の教室。
あの後、2人は少しぎこちなさを残しながらも談笑していた。
NINEのメッセージ機能を挟んで慣らす必要はあまり無いだろう。
あまた「今日絶対メッセージ送るからねっ。楽しみにしてて!」
雄「おっけー。待ってるよ」
さっとドアの方を向いて帰ろうとする雄。
パシッと。突然手に温かな感触が伝わってきた。
あまた「明日、また学校でねっ♪」
あまたが雄の手を握っていた。しかも両手で。
雄「えっ?!いや、ちょっ!いきなり手を握るのは……!」
あまた「バイバイっ」
いつの間にか手は離されており、あまたがなぜか先に教室を出ていた。
数秒呆気に取られた雄だったが、すぐに我に返る。
雄(……手、めっちゃ柔らかかった!)
その思いを常に思い出しながら、雄はルンルンと駅へ帰るのだった。
【あまたとの親密度が少し上がった!】
【今夜あまたとのメッセージのやりとりイベントが起こります】
雄「ただいまー」
雄母「お帰り。遅かったわね。ご飯早く食べちゃって」
雄「おっけー」
ちなみに今日の夕飯はカレイの煮つけだった。
なかなかご飯が進むおかずだったようで、雄は2杯分のご飯を平らげた。
雄(意外と上手いな)
『意外と』は、カレイと母親に失礼極まりない。
【イベント】
【天野あまた:メッセージのやりとり】
お風呂は専らシャワー派の雄。
早めに風呂を上がると宣言通り、あまたからNINEのメッセージが届いていた。
雄「あぁ、そういえばNINEしてくれるって言ってたっけ」
【あまた】
(昨日)
『天野さん、だよね?』
『隣の席の並野雄だから!』
『よろしくねー』(既読)
(今日)
『ごめんね返信遅れて!』
『こちらこそよろしく♪』
『さっそくだけど』
『ゆうくんって休日何してるか気になるな~』
雄(本当にさっそくだ……)
『ご想像にお任せかな』
『えぇ?!ゆうくんのイジワル……』
『せっかく共通の趣味見つけたかったのに』
雄「共通の趣味か……」
確かに共通の趣味があると話題に事欠かさないのは確かだ。
いざ話すことがなければその話で延々とやり過ごせる。
だがしかし、たまたま共通の趣味などという偶然があるのだろうか。
男子と女子。一般人とトップモデル。
いろいろと差が出ている。
雄の趣味↓3
その後>>1のコンマ判定を挟みます。
安価で今日はここまでです。
システムはまだまだ改善の余地ありそうなのでいろいろ考えてみます。なにか質問あれば明日には答えます。
それでは。
これって全恋人候補とのエンディング回収できるの?
今日の更新はお休みです。また明日お願いします。
>>133 分かりました。ではそのような方針でひとまずやっていこうと思います。
>>136 恋人候補から一人彼女ができてまあその後ちょちょいとしたら終わりと思っていますので。
今のところある時点まで戻ってまたやり直すか、あったかもしれない未来としてスレ完結後に出すかの二択ですね。
始めたいと思います。
今回上手くいけば自由なキャラ募集安価する予定です。
『お菓子作りかな』
『まあ趣味と言える頻度か分からないけど……』
並野雄、まさかのお菓子作りが趣味。
筋肉ムキムキの漢やいかつめの漢が作っているならなんだか可愛げがあるが。
普通の平凡男子がお菓子作りが趣味といって大丈夫だろうか?
もと他にあっただろ。と、声があがりそうなものだが。
だが考えてほしい。
今の世の中、料理ができる男子というのはモテるのだ。
即ちお菓子作りが趣味の男子もモテるのだ。
……まあ実際お菓子作り=料理男子というわけではない。
意外と料理とお菓子作りはなんか違ったりする。
あまたのお菓子作りの腕は?
コンマ判定。コンマの数字そのまま反映。
安価直下
雄自身の数値の方が気になる
>>141
趣味と豪語してるのでコンマにすると65~80あたりかなとか思ってます。
47……レシピ見れやれば失敗はしないレベル。
『お菓子作り? すごい趣味だね!』
『私より女の子っぽいかも?』
『私はたま~に作るぐらいかな~』
『趣味まではいかない?』
『うーんそうかも』
『けど嫌いじゃないよ!』
『よかったら今度教えて欲しいな~』
『俺はいいけど』
『スケジュールとか大丈夫?』
もちろん相手は人気ファッションモデル。
スケジュールが空いてる日は多くはない。
というか人気ファッションモデルと一緒に過ごすとか大丈夫なのだろうか?
スキャンダルの匂いがする気がする。
『そうなんだよね~』
『けど、雄くんと遊ぶなら……』
『無理にスケジュール
空けてみることもできるよ?』
『いやいやそこまでは!』
『空いた日があったら教えてほしい』
芸能人に対してお手数かけるわけにはいかない。
普通の人なら至極真っ当なことだ。
『えーそっか~』
『けどいつでも言ってね!』
『雄くんのためなら』
『いつでもスケジュール空けるよ♪』
『ありがとう』
『もしかしたらお言葉に甘えるかもな』
雄「な~んか距離近いよな天野さんって」
ここで普通の童貞諸君なら勘違いしてしまうだろう。
『もしかして俺に気が?』
だが雄はそうは思わない。
なぜなら彼は今まで地雷女数人と付き合ったからだ。
言わば修羅の道。それを彼はくぐっている。
女性経験のない童貞諸君とは違うのだ。
なお童貞であることは変わりない模様。
雄(男の扱いに慣れてるのか?)
雄「距離詰めてくれる女性に男ってドキドキするしな~」
まぁ誰しもそうとは限らないが大半はそうだろう。
女性の方々は是非とも気をつけてほしい。
【天野あまたとの親密度が少し上がった!】
【リザルト】
【電車通学の要素が追加された】
【恋人候補:天海佳奈と知り合った】
【天野あまたとの親密度が上がった】
【趣味がお菓子作りになった】
体力:100、精神:100
(ここの設定完全に忘れてました)
《恋人候補との関係》
【顔見知り】
天野 あまた
天海 佳奈
《友人候補との関係》
現在友人候補なし
【春 1週目】
チュンチュン……
雄「……ん……もう朝か……」
学校の日、朝目覚めた瞬間ほど憂鬱な時間はない。
また一日あの流れか……と考えるだけで病みそうになる。
学生の本分は勉強という。それは否定しない。
勉強というものは嘘をつかない財産だからだ。
ただ学ぶ意識がないと受けなくても一緒ではないか?
まあ高校生は義務教育ではないため、そこら辺は自己責任であるが。
今のご時世で学校には行きません!と宣言している者がいたら教えてほしいものだ。
なんだかんだ学校という場は勉学以外の学びも多い。
雄「……うわ、あんまり時間ないな~……」
そう呟いている割に急いでいる様子でないのは気のせいだろう。
眠い目を擦って階段を下る雄であった。
雄「やべ、ちょっと急がなきゃ」
雄「行ってきます!」
今度こそパンを咥えて。
……というわけではないが、結局雄は急ぐことになった。
時間に余裕があってもなくてもギリギリになるのはその人の人間性だろう。
雄「うへー死ぬ!定期無かったら切符購入で終わってたな……」
定期の存在に気がつくのは電車の発車ギリギリに改札を通ったときだ。
異論は認める。
電車での出会いコンマ判定。
出会いについては>>45参照。
安価直下
一時離脱の報告忘れてました。申し訳ない。
明日できるか分からないのでもう少し進めていきたいと思います。
電車で少し涼みながら、学校へと近づいていった雄。
電車のアナウンスは学校が嫌な人にとっては地獄への案内放送だろう。
ちなみに今日は隣に綺麗なお姉さんが座ってきた。
なんだか少し良いことがありそうな気がした雄だった。
雄「おっす」
友人A「お~、おはよう。古典どこまでした?」
雄「2ページほどかなーお前は?」
友人A「一行もしてない」
雄「詰んでね?」
友人A「おう、だから今日内職だ」
ちなみにここでの内職は『授業中にも関わらず課題や他の作業を行うこと』である。
雄「お前……テスト終わるぞ?」
友人A「結局テスト勉強するから同じよ!大丈夫!」
実際同じでも大丈夫でもない。
あまた「雄くんおはよっ♪」
雄「あぁ、おはよう」
昨日のことがあったからか、雄とあまたの間の壁は少し崩れたようだ。
腹を割って話せば良いこともある。
【プチイベント:私に教えてっ♪】
先生「であるからして~ここでマルクスの……」
3限目の途中。
この辺りから絶妙な暖かさが生徒たちに襲いかかり、眠りへと誘う。
特に窓際の生徒にその傾向が見られる。
春風が心地よい爽やかさを運び、春の日差しが体を眠りに最適な温度ヘする。
まさに鬼のタッグ。
雄「……ねむっ」
チョンチョン
雄(ん?隣から……ってことは天野さんから?)
ふと横を見るとあまたがこちらを見つめていた。
思わずドキッとしてしまう雄。
そこに作り物かと疑うほどの美貌がこちらを見ていたのもあるが
目が合ったからというのが一番の理由だ。
あまた「ふふっ、眠そうだね~?」
雄「あーまあ、そうだな……眠い……」
そう。何を隠そう雄は窓際、魔の窓際である。
ここにいると並の学生では耐えきれずまぶたが落ちるのは確実。
しかもなんとも運がないことに、この校舎は日差しがよく入るように設計されている。
いや運がないと言っていいのかは疑問であるが。
あまた「ん~……そうだっ。私に授業解説してほしいな!」
雄「え?授業の……解説?」
授業とは。
授業とは先生が教科書の内容を噛み砕いて分かりやすく解説してくれているものだ。
それを解説とはこれ如何に。
おそらく雄はそう思ったに違いない。
雄「いや……授業に解説って。なんだか先生に失礼じゃないか?」
というか思ってたらしい。
あまた「え~でも、先生の授業分かりにくいし……」
雄「ちょ、もう少し声をだな……」
先生「おい並野。そんなに先生の授業はつまらんか?」
雄「えっ?!俺ですか……?!」
先生「お前以外に誰が喋ってるんだ?」
そう言われて雄が隣を見るとあまたは外の景色を眺めていた。
あたかも一人の世界に入ってますよという空気を醸し出してる。
雄(裏切られたっ?!)
先生「ふぅ。並野、廊下に立ってなさい」
雄「え?!今どき廊下に立たせるって……」
先生「いいから立ってろ。入っていいとき呼ぶから」
完全なとばっちりでしかもどこぞやのアニメみたいなことを言われた雄。
これにはさすがに理不尽を感じざるを得なかった。
雄(嘘だろ……なんで俺?)
奇しくも教室中から注目を集めることになった雄。
ふと自分の席を見ると、あまたがこちらを見つめていることに気づく。
そして目が合った途端あまたの口が動く。
『ご・め・ん・ね♪』
口パクでもそう言っているのがハッキリとわかった。
罪悪感は感じてくれているらしい。
いや当然のことなのだが。基準が甘くなってしまうのが悔しい。
雄(そうそうやらかした……いや俺何もしてないけど!)
おもむろにポケットに手を入れるとカサカサとなにか音が聞こえてきた。
カサカサといえば例の黒いヤツを思い浮かぶ人もいるだろう。
ポケットにいたら絶叫ものだ。
しかし先にネタバレしておくとヤツではないので安心してほしい。
『いつか
勉強以外もいろいろと教えてほしいなっ♪』
……ひとまずこの手紙は丁寧に折り畳んで胸ポケットにしまうことにした。
キーンコーンカーンコーン……
雄「あ~疲れた~」
友人A「おうやらかし魔お疲れ!」
雄「うるせっ。黙ってろよ」
あの後すぐ教室に戻してもらった雄だったが、クラスメイトからは一躍有時の人として有名になった。
まあプラスには働いている気がするが何か違う気がする。
雄(もっとチヤホヤされた注目がほしいんだけどな~)
雄(人生うまくいかないもんだ)
お昼ご飯はどうしようか?
1.誰か誘う【既出のキャラのみ選択可】
2.前と同じくぼっち飯【安価】
3.友人と共にする【友人候補確定で登場】
安価直下
お昼ご飯を佳奈と共にで今日はここまで。
明日更新できるか分かりませんが、出来ない場合は一報は入れます。
質問あれば置いていってください。
それでは。
地雷じゃない一人ってどう決まるんだろ
その子も友人候補へのスライドありえるんかな
忙しくて報告できなくてすみません。
今日更新予定です。よろしくお願いします。
>>159 正直いうと基本的に友人候補に下がることはありません。
よほどの選択肢を選ばない限りです。
一昨日更新しなかった点と昨夜報告がなかった点、本当に申し訳ありません。
都合上夜中にしか更新できないことが多く、このような事態になりました。これからしっかり自分の体調を管理しながらこちらの更新を進めていきます。これから更新頻度は落ちていくかもしれませんがよろしくお願いします。
雄(……アイツらまた食堂行ってるのか)
雄(そっちに参戦してもいいけど……)
佳奈『うん。……私、待ってるから』
雄「……いやいや」
ふと思い浮かんだ佳奈の言葉。
友達と昼食を共にするのも大事だ。より親密になるためには必須だろう。
雄(……毎回待ってるわけじゃないだろうし)
雄(これでいなかったら恥ずかしくないか俺?)
傍から見れば女子とお昼ご飯を共にできると勝手に思い込んでる奴だ。
しかもいないとなると本当に勘違いしているようで恥ずかしさ倍増。
雄(けど、本当に待ってたら……一人だよな?)
雄「……見に行くだけ。そう、見に行くだけだ」
誰に言い訳しているのか知らないが……
とにかく雄は先日と同じ空き教室に向かうことにした。
一人で食事をする寂しさはなんとなく分かる。
経験があるわけでもない(実際しかけたが)
しかし、人はなんとなく孤独の寂しさというものが分かるものだ。
……ここまで考えていなかったら本当に恥ずかしい事よ。と、言ったところだろうか。
雄(……なんか緊張するな)
3階の空き教室の目の前まで来たものの。
なにか躊躇いを感じ、扉を開けられずにいた。
そんなに仲良くない子にお酒の場でだる絡みして次の日会ったときの気まずさ。
……と、細かいが分かりづらそうな例えで伝わるだろうか。
雄(いやでも、早くしないとお昼休みが終わる)
学生のお昼休みは本当に短い気がする。
40分。長いと感じるときは本当に長いが。
あのハードな授業内容に40分の休憩は見合ってない気がするのは気のせいだろうか?
途中の間休みがあるとはいえ。
というかあれは正直休憩時間とは言わない。
雄「……ふぅ。よし!」
意を決して扉を開けようとする雄。
まさに漢の顔。こんなところで最大の決意はしないでほしいものだ。
ガラガラ
佳奈「ひゃあああっ!?」
雄「うわああぁぁ!?」
雄が扉に手をかけた瞬間。
まあなんということでしょう。扉が勝手に開けゴマしたのです。
この扉は自動ドアでしょうか?
……というわけではなく、向こうから佳奈が開けただけだったようだ。
いやそうは言うが、お互い意図しない遭遇。
そりゃあこんな情けない声も出る。
佳奈「いっ、いい、いたの?!声かけてくれれば良かったのに!」
雄「いや今声かけようとしてたんだって!マジでびっくりした……」
佳奈「それは私のセリフ!」
お互い喋るのはいいが。
仮にも3階の空き教室の前で男女がデカい声で喋っていたら、変に思われないだろうか?
というか実際たまたまいた数人の生徒に奇異の目で見られている。
佳奈「と、とりあえず中入って!なんか視線感じる……」グイッ
雄「うわ、ちょ」
周りの視線を感じなから男を空き教室に引き込む女生徒。
これ絶対勘違いされてる気がする。
余計視線を集めることになったのは間違いない。
雄「今の……絶対ダメだったと思うぞ」
雄もなんとなく理解できたのか、2人きりになった後に忠告。
佳奈「え?何が?」
雄「……気付かないならいいや」
佳奈、気付かず。天然というより鈍感だ。
佳奈「というか……いたなら入ってくればいいのに。何してたの?」
雄「え?いやー、なんかな……」
一人で勝手に意識してた。
とは、口が裂けても言えない。
雄「まあ、その。今来たところだったんだよ。だからビックリした」
雄「それこそ天海はなんで帰ろうとしてたんだ」
佳奈「え?いや、トイレに行こうとしただけだけど?」
雄「あ、そうだったのね」
雄(俺が来ないから帰ろうとしたのかと思った……恥ずかしっ!!)
なんか思ってた返答と違って意表を突かれた雄。
口調まで変わってる。
雄(そもそも先日も天海は一人で先に飯食ってたわけだし、メンタルはつよつよなわけだ)
雄(それなのに俺……うわあああああああ!)
佳奈「……どしたの?いきなり頭を掻きだして」
雄「いや、ちょっと冷静にな」
佳奈「……?まあいいや。とにかく座りなよ!」
佳奈「お昼もあっという間に終わるわけだし、早めに済ませちゃお!」
佳奈からのお誘いを断るわけもなく、2人でお昼を過ごした。
女の子のお誘いを断るなんて男じゃない。
……いやよく見たらお誘いは受けてない?
【天海佳奈との親密度が少し上がった!】
先生「連絡事項は以上。じゃあ、気をつけて帰れよ~」
クラス男子A「やべ、古典明日までだっけ?」
クラス男子B「は?マジ?そうだっけ?やってねぇ……」
クラス男子C「えっと、古典や漢文ってぇ、必要ないんすよね」
クラス女子A「今日どっか行くー?」
クラス女子B「あーごめん。あたし今日バイトだわ~」
ホームルームが終わったあとのクラスの喧騒。
どこの学校でもこうだったのではないだろうか?
隣のクラスから聞こえてくると『もう終わってんじゃん。いいな~』となる。
自分のクラス担任が話の長い担任だったら終の極みだ。
雄「古典やらなきゃな……」
この後はどうしようか?
1.既出の人と話す【現時点ではあまたor佳奈のどらちか指定】
2.町で情報収集【安価とコンマあり】
今回は事前アナウンス無かったので恋人・友人候補探しはなしです。
安価直下
雄「ん~街ブラするか」
特段早く終わったわけでもないが寄り道してしまう。
道草を食おうとしてしまうのは人の本能だろうか?
あんまり決めつけるとどこかから怒られそうなので言及はしないものとする。
雄「なにか目的もあるわけじゃないし……」
雄「どこに行こうかな~」
目的の決まってない散歩やドライブ。
無計画もたまには気楽で良いものだ。
スケジュールがガチガチで忙しい人はたまにはこういう日を作ってみてもいい気がする。
どこに行こうか?
【場所を指定してください】
安価直下
ここで恋人候補の募集です。
この前宣言したように時間募集にします。夜中なのでそんなに集まらないと思いますが。
【名前】
【性別】
【年齢】
【職業】
【特徴】
キャラクターテンプレシートです。ご自由にお使いください。
2時50分まで募集します。締め切り後コンマ判定挟みます。
それとこちら的にあまりにもちょっと……的な安価だと採用しないかもしれません。
(例)還暦過ぎのおばあちゃん、ガチムチのゴリラ男子
余程のことがない限り無いとは思いますが伝えておきます。
それでは安価募集します。
伝え忘れていましたが連投は極力避けるようにお願いします。
【名前】代天師 苑寺絵瑠(だいてんし えんじぇる)
【性別】女
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】薄桃色の癖のないロングヘアにくりっとしたライトブルーのまん丸お目目。総資産5000兆円とも噂される世界屈指の大財閥、代天師財閥の一人娘。容姿端麗・才色兼備な非の打ち所がない完璧超人(自称)。良くも悪くもとにかくフリーダムでお嬢様らしさがなく、ゲーセンだろうとラーメン屋だろうと思い立ったら即突撃する。なお出会ったゲーセンは当然のように所有物である
【名前】柚原 真緒(ゆずはら まお)
【性別】女
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】紺色おさげ髪の少女。スタイルは結構良い
物静かで、あまりはしゃぐようなタイプではないが、寛容で心優しく、他人からの交流は拒まない
コツコツ努力するタイプ
和菓子とお茶が好きで、水筒にお茶を入れて持ち歩くことが多い
【名前】谷崎詩音
【性別】女性
【年齢】19
【職業】高校生(1留)
【特徴】水色髪ボブの低身長。天才女性ゲーマーで得意分野は音ゲー。卒業できるか怪しいレベルで出席日数がギリギリ。Twitterフォロワー数2万とそこそこ有名人
今更だけど近いコンマ採用よりは案の数で1~00を均等に分けて判定した方が良くない?
コンマが50.51.52で3案出たら明らかに2つ目の案だけ不利になるし
>>190というと3つ案が来てるとして
00~39は1の案……
みたいな感じでしょうか?
確かに仮にそうなったとして不憫かもしれませんね。
そんな感じ
1~33なら1つ目、34~66なら2つ目、67~99なら3つ目みたいな
ちょっと離脱してました。
>>193 いろいろ試している段階ですのでとりあえずそれでいってみますね。
コンマ判定
1~39なら>>186
40~69なら>>187
70~99なら>>188
00なら再コンマ+何かしらのイベント確定
それだと一つ目だけ確率高くなってる気がする
>>195 すみません素で間違えました。
3案の場合1~33、34~66、67~99でしたね。
コンマ判定はどちらにせよ3つ目の案になってたので良かったです。次から気をつけます。
雄「ひっさしぶりだな~」
雄(一人で来るにはちと寂しい気もするけど……)
雄が訪れたのは、放課後の寄り道場所の定番であるゲーセン。
今どきゲーセンだけの店というものはあまり無い気がするが、雄の町にはたまたまある。
店主が相当のゲーム好きなのか、レトロなものから最新のものまで揃ってる珍しいゲーセンである。
一つ難点を言うとすれば、クレーンゲームの景品の変わる頻度が遅いことだろうか。
雄「うわ、スロファイ2とかまだあるのか!懐かしっ!」
余談だが『スロファイ2』とは『スローモーションファイター2』の略である。
名の通りかなり動きの遅い格闘ゲーム。
格ゲーとしては致命的な気がするが、一部ファンからは絶大な人気を誇っている。
雄「しかし相変わらずクレーンゲームの景品は古いな」
軽くラインナップを見るだけでもその古さがわかる。
『有線イヤホン』、『2年前に流行った香水』、『ラジオ』……
いくらなんでも古すぎるという声が上がってもおかしくない。
雄(それにしても意外とお客さんいるなぁ)
それもそのはず。このゲーセンはマニアの間では名の知れたゲーセン。
雄が知らないだけで割と世間的知名度は高いのだ。
懐かしさと物珍しさゆえに、雄は思わずゲームをせずに店内を少し見回っていた。
雄(……うわ、凄いなあの人)
音ゲーが密集しているスペースにいくと、QNITHM(キューニズム)を熱心にプレイしている女性を雄は見かけた。
かなり濃密なノーツを難なくこなしている。
間違いなく熟練者の域に達しているだろう。
「ふっ、はっ……!」
その華麗なノーツさばきに思わず雄は見蕩れてしまっていた。
雄は別に音ゲーマーというわけではないが……
そうでない人でもわかる凄さだとは、一目瞭然だった。
【CLEARED!】
「……ふぅ~、疲れた」
リザルト画面を見ると全てPERFECT。
つまり全てのノーツをピッタリのタイミングで叩ききっている。
これには雄も感嘆せざるを得なかった。
雄「すげ~……」パチパチ
「……ん~?」
「おー、これはどうもありがとう……なのかな?」
雄「あぁ、はい。一応賞賛の拍手です」パチパチ
「嬉しいけど、なんだか照れくさいかな」
雄「あっ。それはすみません!」
QNITHMをしているときはキレのある動きをしていたが……
喋りにはキレがなくどちらかといえばゆったりとしてる雰囲気だ。
雄「プロの方なんですか?」
「うーん、プロレベル……とまではいかないかも」
雄(これでプロじゃないのか?)
忖度の可能性もあったわけだが、変に素直な雄は疑わない。
疑うべきタイミングをいろいろ間違えてる。
雄「よくここに来るんですか?俺、久しぶりにここに来たんですよ」
「そうなんだ?ここの近所の人?」
雄「いえ、家は遠いんですけど学校の帰り道です」
忘れている方もいるだろうが、雄の家はここから遠い。
昔、たまにこちらに遊びに来たときにここを利用していた程度だ。
回数なぞたかが知れている。
「そっか~。ここはマニアの間では有名なんだよ」
雄「えっ?そうなんですか?」
並野雄。ここで初めて周知の事実を知る。
まあ一生知らないより情報を仕入れられただけマシだろうか。
「私はゲームが好きだから。よくここにお邪魔するんだ」
「レトロなゲームも多いし、気分によってゲームを変えれるからね」
雄(ここ、結構凄いところだったのか)
雄「他のゲームもしていくんですか?」
「ん~……今日は帰ろうかな。人が多くなりそうだし」
雄「そうですか……」
自分がプレイするつもりが、なぜかこの人のプレイを見たいという傍観者側に変わった雄。
しかし生憎小柄な女性はゲームを終えるようだ。
声のトーンからも思わずがっかりの感情が漏れる。
「……またお邪魔するから、会えるかも……なんて」
雄「え?」
雄の落胆の感情を読み取ったのだろうか。
女性はまたここにいるかもという情報を示唆してくれた。
「邪魔されずに見られるのは悪い気分じゃないから……」
「また見かけてくれたなら、良ければ見ていってほしいな」
「人に見られると、私も気持ちが引き締まるから」
雄「あなたが良いなら是非!また見に来ます」
雄も二つ返事で見に行くと約束をしたようだ。
女性も悪い気がしなかったという点が良かった。
おそらく雄が女性のノーツさばきに対して拍手を起こしたことが、プラスに働いたのだろう。
「じゃあ……またね、バイバイ」
雄「はい、また」
雄(……小さくて可愛い人だったな)
雄(なんかほわっとした空気が出てたけど)
【謎のゲーマー女性と知り合った!】
【次のお出かけでゲーセンを選択すると確定でエンカします】
体力:80→70、精神:70→85
雄「ただいまー」
雄母「おかえり。どっか寄り道してたの?」
雄「まあちょっとね」
雄母「どこに行くにしても自由だけど、連絡ぐらい入れなさいよ?」
雄「ああごめん忘れてた」
親に連絡しないとかなり心配されたり。
飯食べてきてそれを報告してなかったらめちゃ怒られたり。
そんな経験はないだろうか?
ない人はこれから気をつけてほしい。
一人分作る作らないの手間はそこまで変わらないが
言わないと怒られる。
これが世間の定石だ。
ちなみに今日のご飯は生姜焼きだった。
豚肉が柔らかかったのでなにかひと手間加えていると見られる。
雄「……ふわぁ~古典やっと終わった~」
食事も風呂も終え、こまめにやっていたお陰でそこまで時間を食わずに課題をやり終えた雄。
明日には支障なく寝ることが出来そうだ。
雄「やば、おわったら眠気……が……」
……机に突っ伏したまま寝た。
全部終わると眠気がどっと押し寄せてくる。
空気を読んでくれる眠気に少し感謝である(たまに読まないが)
【リザルト】
【天野あまたとのプチイベントが発生した】
【天海佳奈との親密度が少し上がった】
【行き先にゲーセンが追加された】
【ゲーセンで謎の女性ゲーマーと知り合った】
体力:70→100、精神:80→100
《恋人候補との関係》
【顔見知り】
天野 あまた
天海 佳奈
《友人候補との関係》
現在友人候補なし
3日目終了で今日はここまでです。朝方までお付き合いありがとうございました。
次回の更新は今夜を予定しております。次の日が少し早いので遅くまでは厳しそうですが。
最初に述べた通り、体調管理に気をつけてこちらの更新もまめにしていこうと思います。できるだけ報連相は怠らないようにします。
それでは。
まだ新学期始まったばかりで出席日数ギリギリはおかしかったわ……
学校にあまり行かないので卒業が危うい~みたいに読み替えてもらえると……
ちょっと遅くなりましたが始めます。
さすがに昨日よりは早く終わる予定
>>210 了解です
あと今日は恋人or友人候補の自由安価を選択肢に入れる予定です。
【春 1周目】
雄「……!!」ビクッ!
雄「うおぉ、なんだ今の?ビックリした」
ジリリリリリリリ!
雄「うおっ?!いきなり目覚ましなるなよ!」
なぜか二度もびっくりして起きた雄。
夢で高いところから落ちる夢でも見たのだろうか?
2回目はたまにある気がする。
『目覚ましより早く起きたな~』
と、優越感に浸っている頃に止め忘れた目覚ましが鳴り響く。
皆さんも是非目覚ましの止め忘れには注意してほしい。
雄「数分でも目覚ましより早く起きれたら嬉しく感じるな~」
雄「今日はいい一日になる。……気がするな」
雄「母さんにうるさく言われる前に下に降りるかー」
起きたことを伝えるためにわざとらしく階段を降りる音を立てる。
雄母「ん?今日はやけに早いわね」
雄「いや、いつもと数分しか変わらないって」
雄母「学生は数分でも命取りでしょ?ほら早く用意しなさい」
学生じゃない母親に学生の言い分を言われてどうするんだ。
雄「えーと、古典の課題は……おっけしてる。そしてカバンに入れると」
『先生、宿題やってきたけど忘れました!』
これ、常套手段になりすぎて実際の場面になると信じてもらえない。
というか忘れたならしてないと一緒という先生の言い分も如何なものか。
宿題に限られた時間を割いたというのに……
それを無かったことにするとはどうなんだろうか?
努力を否定しているのと同じな気がする。
ただ、そこまで必死にやって忘れるかね?となる先生の気持ちも分かるのだ。
要するに早めにやって荷物に詰めろと言うことだ。
雄「行ってきまーす」
雄母「気をつけていきなよー」
今日は忘れ物は無さそうだ。
やはり早く起きるとこういう忘れ物の確認ができる。
ただしやる気持ちがなければ一緒だ。
電車での出会いコンマ判定。
出会いについては>>45参照。
安価直下
思わず寝過ごしそうになったがなんとか起きた雄。
目的地の駅付近でまたビクッとなって起きたようだ。
ちなみにこういうビクッとなって起きる現象。
ジャーキングというらしい。
……今ではこういう豆知識が広まってもはや周知の事実となってしまっている気がする。
ネットが普及したがゆえの出来事だろう。
雄「うーす」
友人A「やべえやべえ!ちょ、古典貸してくんね?!」
雄「はぁ?結局終わんなかったのか……」
友人A「余裕ぶっこいてた……」
締め切り数日前の課題ってどうしてやる気が出ないのだろうか?
そして前日にも余裕こいて当日に終わらず焦る。
この勝利の方程式を組んでる人はクラスに一人はいる。
こういう人がいて社会もといクラスは成り立つのだ。
雄「……古典前には返せよ」
友人A「マジ助かる!」
前々から思っていたのだが。
この友人Aは友人なのだろうか?
いい時に使われているだけのような……いややめておこう。
これ以上言うのは野暮&メタだ。
先生「……課題やってなかった者は明日の朝イチ持ってこい。以上」
クラス男子A「マジかよ……おわた……」
クラス男子B「おつー」
高校あるあるか分からないが。
いや高校というより学校全体でだろうか。
鬼のように厳しい先生が一人はいる。
他の先生とは比にならないほど恐れられているのだ。
課題も鬼のように出す、授業も鬼のように難しい。
各学校でバランスを取っているのか?気になるところである。
小・中学校のクラス分けでバランスを考えるというのは聞いたことがあるが……
雄「やっといて良かったな……」
雄(昼休みはゆっくり過ごすか……)
お昼ご飯はどうしようか?
1.誰か誘う【あまた・佳奈のみ選択可】
2.前と同じくぼっち飯【安価】
3.友人と共にする【友人候補確定で登場】
安価直下
せっかくなら友人Aをネームドキャラにしたい気もする
それでは友人候補の募集です。
深夜で人も少ないと思うので少し長めの2:40までで。
>>221 機会があればですかねー
友人Aだけ募集かけるかこういう友人候補募集の場で友人Aです!っていうキャラを誰かに作成してもらうかですね。
【名前】須藤快 すどうかい
【性別】男
【年齢】17
【職業】高校生
【特徴】細身で存在感の薄い男。情報通で恋人候補に関する意外な情報を教えてくれることも。女子達からは雰囲気がキモいと避けられているが男友達は結構多い
【名前】七海 忍(ななみ しのぶ)
【性別】男
【年齢】 16
【職業】 高校生
【特徴】
雄の友人でクラスメイト。
裏表が無く陽気でお人好しな性格。
小柄で可愛い系の顔立ちとショートカットにしたサラサラの髪など、一見小学生くらいの女の子に見える男の娘だがそれとは不釣り合いな絶倫巨根の持ち主。
見掛けとは裏腹に身体能力が高く、元々はサッカー部のエースだったが部員数名からケツを狙われたため返り討ちにして退部し現在は帰宅部。
彼自身はノンケで彼女がほしいが外見のせいで中々できないため雄とは彼女募集中の同志であり時おり情報交換もするが、「どちらが先に彼女ができるか」を競うライバルでもある。
【名前】代天師 苑寺絵瑠(だいてんし えんじぇる)
【性別】女
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】薄桃色の癖のないロングヘアにくりっとしたライトブルーのまん丸お目目。総資産5000兆円とも噂される世界屈指の大財閥、代天師財閥の一人娘。容姿端麗・才色兼備な非の打ち所がない完璧超人(自称)。ですます口調で声がでかい
良くも悪くもとにかくフリーダムでお嬢様らしさがなく、ゲーセンだろうとラーメン屋だろうと思い立ったら即突撃する
チョロいので少し煽ててやれば南国の別荘とか貸してくれるかも。また地頭はかなり良いので雄が何か困っていることがあれば相談役になってくれる……?
雄目線ではどう見ても普通な存在を逸脱しているので攻略対象になることはないようだ
友人ポジの方が面白そうかなと思ったのでちょいちょい変更してみた。今後ヒロイン案で使い回すつもりはないのでお許しを………
【名前】山城 翔一(やましろ しょういち)
【性別】男
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】黒髪短髪、男子高校生平均よりは小柄
陽気で人当たりが良い一方、かなり真面目な一面も
知的好奇心が強く、幅広い知識を持っている
小柄で細身なことを気にしており、日々牛乳飲んだり筋トレに励んだりしている
雄とは中学時代から面識はあり
かなり前から親友以上恋人未満の同級生がいるらしい
【名前】優仁 英(ゆうじん えい)
【性別】男
【年齢】 16
【職業】 高校生
【特徴】
友人A
お手本のような主人公の親友ポジ。基本イジられ役
雄とは小学生の頃からの付き合いである
ギターが趣味
【名前】宇佐見真矢
【性別】女
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】黒髪ショートの小動物系ロリ巨乳。大学生の彼氏持ちで、さらにセフレが多数いる。高校でも頼めばやらせてくれることで有名。性的な相談にもよくのってくれる。
>>232
ありがとうございます。余った部分は再コンマで残りはそのまま使わせてもらいますね。
1~16 >>223
17~32 >>224
33~48 >>225
49~64 >>228
65~80 >>230
81~96 >>231
97~00 再コンマ
ではコンマ判定です。
訂正
時間の流れについて
特殊な時間の流れを採用していたため、春の2週目からだということをすっかり忘れていました。今までのは春の2週目だということをご了承ください。
あと学校通学自転車で体力・精神を減らそうとしているのにいつも忘れていました。
現在の体力は100→95、精神100→90です。
これから忘れないように気をつけます。
雄「どっか飯食べる場所は……」
そのままふらりと教室を出た雄。
彼に教室でお昼を過ごすという選択肢は無いようだ。
それでいいのか並野雄。
自らクラスに馴染めなくしているような気がする。
雄(やべっ。そういや今日親から購買買ってって言われてたんだった)
雄の母親が米を炊くのを忘れていたらしく、弁当が作れなかったらしい。
おかずだけ渡して現地でおにぎり調達すればいいのでは?
そう思った諸君、これだけは知っておいてほしい。
自分以外のために作る弁当はなかなかめんどくさいのだ。
雄(この時間からじゃもう売り切れてるよなあ……ミスった)
雄の高校の購買のパンや弁当は意外や意外かは知らないがとても美味い。
そのため昼休みは早めに並ぶ必要がある。
購買のために嘘をついて授業を抜け出す生徒がいたぐらいだ。
一度学校全体の問題となり購買が廃止になりそうだったが、生徒の猛反発により辛うじて阻止された。
こういうときの生徒の団結力はすごい。
雄(もしかして今日お昼抜き?)
雄「俺ダイエット中のOLかよ……」
そう呟いた雄がふと視線を逸らす……と。
「……」モグモグ
雄(なっ、なにィッ?!)
雄(購買のパンを5個も買い占めている?!そんな奴がこの学校にいるのか?!)
雄(あの激戦区を勝ち抜いたというのか?!)
先述通り、雄の高校の購買は競争率が高い。
それはまるでスーパーの特売セールが始まった主婦の如く。
彼ら彼女らも自分の生活のためなら命を張れるのだ。
雄(あの学年章……俺と同じ2年生か……!!)
雄は思わず声をかけてしまっていた。
それほどの者だったのだ。
雄「なっ、なあっ!」
「……なにか?」モグモグ
雄「アンタそんなに、一体どうやって?!」
「……智を制する者は武を制す」モグモグ
雄「え……?」
「知略を持って挑めば簡単なことなのだよ。知りたいか?」
「━━━━━━並野雄」
雄「なっ……!!どうして俺の名前を?!」
不意に呼ばれた名前。
もちろん初対面であるため名乗った記憶もない。
人づてやイベントで知ったという可能性も無きにしも非ずだが……
果たしてそれだけで自信満々に言えるだろうか?
それも平凡すぎて空気扱いもザラだった雄に対して。
「知ってるとも」
「情報収集は欠かさない」
「何せ俺は裏で情報屋として活動している者なのだからな」
須藤「俺の名前は須藤快。キミも俺と仲良くしていた方が特かもしれないぞ」
雄「なるほど……そんな戦略が」モグモグ
快「ああ。これで購買は俺が支配しているようなものだ」モグモグ
何やら壮大な話をしているようだが、これは購買の商品を如何にたくさん買えるかを聞いているだけである。
あの後快から午後の授業を生き抜くためのパンを2個ほど恵んでもらった雄。
今日はなんとか乗り切れそうだ。
雄「須藤は同い年なのか。17ってことは早生まれか」モグモグ
快「そうだな。だが誕生日は非公開だ」モグモグ
雄「え?どうして?」
快「情報屋たる者、自分の情報は垂れ流してはいけない」
雄「なるほど……!!」
こうは言ってるが
17で早生まれと言ってる時点でほぼ答えは出ているものである。
雄は今少しばかりバカになっているため気付いていないようだが。
雄「ぷはぁっ、食った食った!本当にありがとう!助かった!」
快「礼なぞいらん。これくらい造作でもないからな」
快「今回は無償で助けてやったが、情報が欲しいときは何か持ってくることだ」
快「情報一つ仕入れるのにかなりの手間がかかるからな」
意外にも情報屋も苦労しているようだ。
まあ考えてみれば噂話を本気で調べ、玉石混交の情報を精査していく……
こう考えたらかなり大変そうだ。
雄「情報ねぇ……それって例えば何があるんだ?」
快「全て……と、言いたいところだが俺一人では限度もある」
快「もちろん協力者は数人いるが、あまりあてにはしていない部分もある」
快「女性関係なら特に強いと自負しているぞ」
雄(普通の女の子紹介してもらうか……?)
雄(……いやいや!ここで頼ってどうする!!自分の審美眼を磨かなきゃだろ!)
謎の漢のプライド発動。
ここで情報提供してもらえれば良かったが生憎プライドが邪魔する。
男はそういう生き物だ。
【須藤 快と知り合った!】
【次回から須藤との交流で恋人候補についての情報が聞けるかも……】
先生「よーし、今日もお疲れ様ー。また明日なー」
クラス男子A「明日行ったら休みかー」
クラス男子B「このために1週間頑張ってる」
クラス女子A「けど休み2日でまた……」
クラス男子A「うわああああああああああああああああ」
クラス男子B「おいバカ言うな!おい大丈夫かA!!」
クラスから疲れからくるため息と明日への闘魂注入な言葉。
これも週がもうすぐ終わる!ってときに使うものである。
大体その曜日によって掛け合う言葉は違う。
学生はこうでもしないと生きていけないのだ。
体力:95→85、精神:95→80
雄「明日で今週は最後……頑張るしかない……」
この後どうしようか?
1.既出の人と話す【既出の人のみ指定】
2.恋人候補or友人候補を探す【どちらか指定、選んだ方と確定で会える】
3.町で情報収集【安価とコンマあり】
安価直下
補足
現状谷崎詩音との交流を目指す場合1で谷崎と選ぶか、3を選んだ後の安価でゲーセンと指定すれば交流できます。
また1で須藤を選ぶと既出・新恋人候補の情報を貰えます。ただし情報を得るなら何かしらのアイテムを持っている必要があります。
須藤に会えばなんのアイテムがいいかヒントが貰えるかもです。
あまたと交流で今日はここまで。
明日おそらくですが更新できそうなので更新予定です。
水・木がこちらの都合上分からないのでまた連絡します。
それでは。お付き合いありがとうございました。
始めていきます。今日は昨夜より本当に早く終わる予定です。
偏りが多い件についてですが自分も少し感じていた部分もありますので(同じ学校とそうじゃないのとでは交流の量も違う)
適度にコンマ挟んでいろんなキャラと交流できるようにしていきたいと思います。
ヒロインの巻き戻しなんかは現状ぼや~っと考えているだけなので、真剣に考えてみようと思います。
あまた「雄くんっ♪」ギュッ
雄「うわっ?!あ、天野?!どうしたんだ?」
ホームルームも終わり帰ろうとしているところ。
廊下であまたから不意に手を握られてしまった。
突然手を握られて声が出ない人などいないのだ。
あまた「え~用がなきゃ話しかけちゃダメー?」ギュウッ
なぜか体と体の密接度を高めていくあまた。
なんだかえっちぃ表現になっている気がするがあくまで軽いスキンシップだ。
……あまたからすると。
雄「ちょ、ちょっと!そんなにくっつかなくていいって!」
自ら拒絶はしないものの、明らかに慌てふためく雄。
それもそのはず。
照れている反面、この学校にいる親衛隊に見られたら殺されるからだ。
あのクラスの暴徒化はまだ記憶に新しいだろうか。
あまた「え~雄くんのケチー」
ブーブー言いながらも少しだけ距離を取るあまた。
これだけでも十分周りの視線は集めていたものの……
幸い親衛隊の隊員からは見られてなかったようだ。
思わず胸を撫で下ろす雄。
明日は我が身。という言葉があるように他の方々も気をつけてほしい。
雄「えっと……本当に俺に用事があったりはする?」
あまた「ううん、ただ手を握ってみただけっ!」
あまた「今日はお仕事も休みだしー……直帰するのもつまらないかなーって思って」
あまた「そしたら雄くんがいたから、絡んじゃおっ♪って感じかな?」
以前の出来事が脳裏にチラつく雄。
距離がある気がすると教室で詰められ最終的には和解したが……
この態度を見るにほぼ雪解け状態と言ってもいいだろう。
少しホッとしつつも
雄(……せっかくだしここでもっと天野のこと知っておくか)
また不安にさせてはいけない。という男心が発動。
別にあまたのことは嫌いではない雄からしたら、距離を詰めるのは当たり前のことなのだ。
むしろ今までに会ったことのない雰囲気で興味がある。
……このような面が地雷系女子というものを引き寄せるのだろう。
雄「良ければなんだけどさ」
今から都市部に繰り出してもあまり時間はない。
ここは学校のどこかでゆったりと話すのが正解だろう。
【あまたと一緒に学校のどこに行こうか?】
学校の施設内ならどこでも構いません
特にマップとか用意してるわけでもないので好きな場所でどうぞ
安価直下
雄「中庭にでも行かない?」
あまた「中庭?いいけど、急にどうして?」
『どうして?』
中庭という無難な場所を選んだのには特に明確な理由はない。
ただ外で話すの気持ち良さそうだな~ぐらいしか雄は思っていない。
雄「いや、どこか落ち着いた所でゆっくり話そうかなって」
雄「せっかく隣の席なんだし仲良くしようって思ったんだ」
あまた「えー、私は2人っきりがいいけどな~?」
中庭には大体の時間帯には人がいる。
友人同士での雑談、恋人同士でのデートプラン……
誰もが一度は経験する青春の1ページだ。
雄「まあまあ。今日は外、丁度いい気温だし」
雄「それに2人っきりは俺がまだちょっと……」
雄「その……緊張するから!上手く話せなくなるかも」
ここの本音、言う相手を間違えると大変なことになる可能性もあるので気をつけよう。
人によって態度を変えるな!とよく言うが。
個人で性格も思考も違う。
たった一言でも人によっては受け取り方が異なるのだ。
『嘘も方便』という言葉があるように、臨機応変に本音と嘘を使い分けるのが……
良い人間関係を築くあるいは保つコツだという持論を展開してみる。
あまた「う~……ならしょうがないか。お互いリラックスして話したいもんねっ!」
雄「まあそういうこと」
雄「俺の為と思ってここはひとつ!中庭で!」
あまた「ふふっ♪雄くんの為ならしょうがないかな~なんて!」
あまた「それじゃ行こっか!早くしないと暗くなっちゃう!」
undefined
雄「モデル業ってやっぱり大変なのか?」
中庭に着いた2人。
とりあえず雄は芸能人には鉄板のネタであろう仕事についてで軽くジャブを打つ。
本人はうんざりするかもしれないが許してほしい。
足元も見えない暗い部屋で、明かりの方へ向かうのは当然なのだ。
それこそ共通の趣味や特技で繋がった者同士ならともかくだが。
あまた「う~ん、昔はつらいなーって思うこともあったよ?」
あまた「それこそ辞めたくなる時期もあったし……」
あまた「けど今は楽しいよ!周りにも恵まれているしっ♪」
あまた「お仕事も前より多くなったけど……」
あまた「それって私の力が認められているっていう証でもあるからね!」
雄(……純粋に、こう思えるのって凄い)
雄(進み続けるっていうのもひとつの才能。天野って本当に頑張ってるんだな)
……この想いをあまたにぶつければ好感度は爆上がりな気はするのだが。
そこは並野ズクオリティ。肝心なところで決めきれないのだ。
あまた「……っていうか、これじゃあ私のことばっかりじゃない?」
あまた「私はもっと雄くんのことを知りたいな~?」ツツツ
雄「ひぃぃっ?!」
突如中庭に響く情けない声。
胸辺りをあまたの細く長い指で撫でられればそうもなるのも無理はない。
雄は一気に中庭にいる生徒からの注目を浴びた。
肌が(物理的に)敏感な人に過度はスキンシップは注意である。
雄「アッ、スミマセン……」
情けない声再び。
それに思わず吹き出したのはあまただった。
あまた「……ぷっ!」
あまた「なんかごめんね?」ヒソヒソ
このヒソヒソ声にも思わず身震いしてしまう雄。
恥ずかしさで頬は紅潮しており、まるで熟した林檎のようだ。
親衛隊A「いたぞ!!こっちだ!」
親衛隊長「並野雄……!!この反逆者が!捕らえろ!!」
『うおおおおおおおおおおおおっ!!』
中庭でのトーク。終戦。
先程の情けない声で注目を集めて情報をリークされたのだろうか。
鬼の形相で親衛隊が突っ込んでくるのが目に見えた。
雄「うわ、なんか来た?!ごめん今日はここまでで!!」
雄「また埋め合わせは今度する!!」
あまた「えっ?ほんとっ?ふふっ、約束だからねっ♪」
……そもそもあまたのせいでこうなっているような気が。
いや、これ以上はやめておこう。
親衛隊に殺されかねない。
【天野あまたとの親密度が上がった!】
(体力:85→60、精神:80→70)
雄「はぁ、ただいま……」
あの後、なんとか改札を通りグッドタイミングで来た電車に飛び乗れた雄。
親衛隊は途中追ってなかったが、気付かず駅まで走っていたらしい。
少しトラウマになったかもしれない。
雄母「おかえりー……ってなんだか随分お疲れね」
雄父「先生にでも怒られたか~?しっかりしろよ!」ガッハッハッ
雄「いやそんなんじゃないけど……」
雄(ていうか父さんいるの珍しいな)
ここで雄父、まさかの初登場である。
雄母「今日は肉じゃがと小鉢ものを何品かだから」
雄母「自分の分は自分で運んでねー」
雄父「相変わらず美味そうな飯だな~」
ウッキウキで自分の食事を運ぶ雄父。
なんだか幸せそうな家庭である。
突然のコンマ判定
コンマによって何かしらのイベント発生。
今回はコンマ一桁で判定。
1~3:何も無し
4,5:親衛隊のトラウマ
6,7:あまたからのメッセージ
8:そういえば
9:思わず
0:???
安価直下
雄「は~風呂入ったら眠くなってきた……」
雄「古典の課題も終わったし、親衛隊からも逃げ切ったし」
雄「今日は早く寝よ……」
特に何かに睡眠妨害されることなく眠りにつけた雄。
親衛隊の鬼の形相がたまに夢に出てきたそうだが
眠りが深すぎて悪夢で目覚める!なんてことは無かった。
軽く魘されていたような気もするが。
【春 2週 4日目 リザルト】
【友人候補:須藤快と出会った】
【天野あまたとの親密度が上がった】
体力:60→100、精神:70→100
《恋人候補との関係》
【顔見知り】
天野 あまた
天海 佳奈
《友人候補との関係》
【顔見知り】
須藤 快
5日目の朝からスタートで今日はここまで。
予告していた通り、明日明後日は都合上忙しく更新できないかもしれません。もし出来るとしても唐突に始めて少しで終わると思います。
自分もひとまず恋人候補は枠分出しきりたいという想いがありますのでいろいろ考えておきます。
それでは。深夜にお付き合いありがとうございました。
今夜更新予定です。よろしくお願いします。
いろいろ考えましたがそもそも恋人候補全員出てから地雷要素を割り振ろうと思っていたので、こちらからどんどん出るようなギミック?は搭載していこうと思います。
皆さんが安価で気を遣う必要はないと思います。今まで通り好きな安価で大丈夫です。それではまた。
ここのためだけに夜中起きてるところあるから何時までに来なかったら更新ありませんみたいなのなんとなくで良いから教えてもらえると助かるかも
ぶっちゃけ更新予告しなくて良い気もする
開始宣言の後に20~30分いつも間空けてくれてるからその間に人も集まると思う
以前更新できなくてすみません。
今日は予告して待ってると寝そうなのでいつもより早いですが今から始めていきたいと思います。
お聞きしたいのですが恋人候補は何人ほどがいいと思いますか?
自分は最初10人とか考えていたんですが、さすがに多すぎと思って現在は5~6人と考えています。
>>282,>>284 了解です。これから更新する直前に報告しますが、もしそれでも寝そうなら何時に更新なければ~とアナウンスしておきます。
【春 2週 5日目】
雄「……ふわぁ……眠っ」
いつもよりも少ーしだけ眠たげな雄。
夜中に魘されたからだろうか?
何か大量の男の集団から追われたような夢を見た気がする。
それはおそらく、いや間違いなく親衛隊だろう。
雄「まあ電車で……多少は眠れるかな」
このようなあまい考えのときに限って電車の席が空いてないのはあるあるだ。
まあ雄の家の近くの駅は始発駅に少し近いので、そんなことはあまり無い。
家から遠い高校に通っているのだからこれくらいの特権は許されるだろう。
……最もその高校を選んだのは雄自身だが。
高校通学における電車通学も自転車通学も青春になり得るので、どちらもオススメしたい。
ガチャ
雄母「あら雄、起きてたの。早くご飯食べちゃってー」
雄「……だからノックをさぁ」
バタン!
雄「……」
こういうときに母親は聞いてないように振る舞うので無駄である。
母は、強し。
こういうときに使う言葉では無さそうだが。
雄「よーし今日で学校も最後だ」
こういうセリフは夏休み前といった長期休み前に言うセリフなのだが。
まあこうでも言わないとやってられない。
それが学生なのだ。
こうやって毎日のモチベーションを高める技術を向上し、1週間を淡々と過ごす。
これも学生の本分の一部だ。
雄「よし、早速行くとするか……」
たまには駅に早く着く日があってもいい。
そう思って行動しないことは多い。
なぜなら惰性を貪り結局いつも通りすごすからだ。
だからこそそう言った意識改革は難しい。
電車での出会いコンマ判定。
出会いについては>>45参照。
安価直下
雄「んー……よく寝た」
よくある電車での美女との遭遇がなかなか起きない雄。
当の本人は全く気にしてないようだが。
誰もが一度は夢見たことはあるのではないだろうか?
電車でいつも本を読んでいる文学少女!
なぜかいつも向かいに座るギャル!!
毎回同じ電車に乗り目が頻繁に会う清楚女子高生!!!
しかしそうは問屋が下ろさないのが現実である。
雄「うぃ~」
友人A「うぃーす」
雄「やっと今週の学校も終わりか~」
友人A「なー、これが1週間はキツくね?」
雄「死ねる」
友人A「それな」
高校生の会話なんてこんなものである。
だがこれも青春の一部となるのだ。
このなんでもない日常が愛おしくなる頃にはもう遅いのだろう。
おきづきかと思いますが更新頻度かなり落ちます。すみません。
雄「1限目はー………げ、めんどくさいやつだな……」
雄「……サボりたくなってきた」
誰もが一度は思うが実行には移さないこの気持ち。
本当にサボるやつなんかいるのだろうか?
いや過去にいた気がする。
だがそれも滅多に学校に来ない人だったり、授業を抜け出す不良だったり……
この平凡高校生の並野雄には大抵関係の無い話だ。
だが!!
男には意地を張らなければならないときもある!
それはいつか?
今なのではないか!!
今こそ戦うのだ!!
コンマ判定
直下
コンマ判定書いておくの忘れてました……
また書いて再度判定します
0~3:やっぱ真面目に授業受ける
4:サボろうとしてるのが先生にバレる
5:サボろうとしてるのが他の生徒に目撃される
6:安定の保健室!
7:青春の屋上へ
8:校舎裏へ
9:まさかの学校外へ
0:???
コンマ判定
直下
雄「……」
雄(漢とは、決めるべきときにはしっかり決めれる者!)
雄(学校始まってまだ5日目?ノンノン!)
雄(それがどうしたってんだ!)
雄(今しか楽しめない!ビバ青春!!)
そう思い雄は走り出した。
盗んだバイクで走り出したわけではないが
とにかく行先もわからぬままだ。
学校に来て1時間も経たずの出来事である。
友人A「え?おい並野!どこに行くんだよ?」
雄「具合悪いから保健室!!」
ガララッ!
友人A「……あの疾走感でそれはないだろ」
トイレと言っておけば少しは違和感なかった気がするが……
トイレならば実際、一刻をも争う下り龍が来た場合はああなることも多い。
ベースとしてはゆっくり静かにトイレに向かうスタイルではあるが。
……いや、もう一度熟考してみると。
一限サボる長時間でトイレとなると、どんだけトイレしてんだ!となるに違いない。
そうなれば雄の高校生活は……
考えるだけでおぞましい。他の人もよく考えて授業をサボってほしい。
雄「……勢いで飛び出たはいいものの」
雄(俺何しに来たんだ?!)
高校生によくある深夜テンションとはご存知だろうか?
友だちとのお泊まりや通話を深夜まで行っていると……
何故か不思議と力が湧いてきてノリで告白してしまうという卑劣なものだ。
だがこれは言うほど卑劣でもない。
実はこういうのは実際に気がある、むしろ付き合いたいという人に告白することが多い。
なにも自分が興味ない人に告白して
『ごめんこれ嘘告w』みたいな殺したくなる極悪人の行動ではないのだ。
そのため、朝になればその行動自体に後悔するしフラれればかなり落ち込む。
……長々と説明したが、雄はまさに先程この状態に近かったのだろう。
『深夜じゃないやん!』というツッコミはなしで。
雄(そもそも俺こういうキャラじゃないし!)
雄(うわ~、どうしよう……今からでも戻るか?)
雄「……うん、そうしよう。何してたんだ俺!しっかりしろ!」
自分の性格と立場を弁えている雄。
こういうキャラではないと自覚はあるのだ。
ただ、彼の内側から叫ぶ欲望がここまで導いた。
雄(校舎裏なんて良いイメージ無いし……先生に見つかったら?!)
雄「たっ、タバコなんか……持ってないよな?」
持ってなくても思わずポケットを確認する動作をする。
何もしてないのに警察を見ると少しビビるのと同じ現象だ。
だがなんだかんだ外の空気を少し吸って、雄は授業に戻った。
教科の担任からは疑いの目を向けられたがシラを通すことに成功。
だが何故だろう。少しサボるというのに快感を覚えた気がする。
【ステータス:少しサボり癖が追加された!】
【学校を抜け出しやすくなった!】
追記 精神:100→90
キーンコーンカーンコーン……
先生「はい!じゃあみんなお疲れ様!お昼休みに移していいよ!」
クラス男子A「あの先生の授業イージーよなー」
クラス男子B「マジでそれな。新任だからどうかと思ってたけど」
クラス男子A「別のクラスのこの教科の担任、マジでハズレらしいぜ」
クラス男子B「マジかよでっか!」
クラス女子A「お昼どうするー?」
クラス女子B「食堂でも行く?」
クラス女子A「ていうかカフェテリア欲しいよね~」
クラス女子C「マジそれな~」
高校生の会話なんて『マジ』『それな』『ガチ』で成り立っているようなものだ。
念押しの『マジ』同意の『それな』再確認の『ガチ』
無駄に造語を使わずこれを使っとけば高校生らしくは見える。
高校生と話したい社会人の方々へのアドバイスだ。
雄「さて……お昼どうしよう」
雄(……あれ、今日弁当持ってきたっけ?)
何度確認しても何故か持って来てないものが後で見つかるのも学生生活でのあるあるだ。
お昼ご飯はどうしようか?
1.誰か誘う【既出のキャラのみ、ただし詩音のみ不可】
2.前と同じくぼっち飯【安価】
3.学校外へ脱獄【安価とコンマ判定あり】
授業をサボったことで学校外へ脱獄する選択肢が増えました。
3は学校外の恋人候補、友人候補と平日にお昼を過ごすのに使える選択肢です。また学校外での新たな出会いもあります。
ただし3を選ぶとその後にコンマ判定。失敗するとランダムで何かしらのイベント発生です。サボり癖の大きさによってコンマ判定の幅が変わります。
安価直下
雄「……まだ見ぬ未開の地が俺を呼んでいる!!」
雄(震えるぜパッション!)
雄(待ってろサンクチュアリ!)
なぜ情熱が震えているのか、サンクチュアリとはどこなのか?
適当ぬかしているだけだが……
なんだかいい感じに聞こえるのでてんでおかしい。
というか雄は今日どうしたのだろうか?
内に秘めた欲望に自らを掻き回されているような気がする。
コンマ判定
0~30:脱獄成功
31以上:脱獄失敗
直下
なんか脱獄成功して恋人候補登場まで上手くいったのでここで恋人候補募集します。
長めに30分ほどの募集。その間に少し離脱して用事を終わらせます。
今回ですが前々から述べていた自由安価で設定は自由です。
ただし、学校外にいるので学校外での施設。そしてどこの施設で出会うか?までは最低限明記をお願いします。
例)裏路地でヤンキーと出会う、コンビニで店員と出会う……
最初に予告してから募集かけるといいましたが、すみません。今がいい機会だと思ったのでここで募集します。
【名前】
【性別】
【年齢】
【職業】
【特徴】
キャラクターテンプレシートです。ご自由にお使いください。
【名前】天海 李阿(あまみ りあ)
【性別】女
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】髪型以外は佳奈と瓜二つな黒髪ツーサイドアップの美少女
佳奈の双子の妹。猫のように気まぐれで感情の起伏が激しい。根は佳奈に似ていて結構ノリが良い
何でもできる完璧超人でテストは全国模試の順位表に名前が載るレベル……なのだが数学だけは佳奈にどうしても敵わず対抗心を燃やし続けている
大大大のお菓子好きで学外にいた理由は移動販売の超人気クレープ店が昼休みの時間帯ちょうどに高校に近いスーパーにきていたから。なお姉の作るお菓子が一番大好きだが複雑な年頃なのか正直に言えずにいる
【名前】柚原 真緒(ゆずはら まお)
【性別】女
【年齢】18
【職業】大学生
【特徴】髪は紺色ロングストレートの少女(仕事中はポニテ)
物静かで、あまりはしゃぐようなタイプではないが、寛容で心優しく、他人からの交流は拒まない
コツコツ努力するタイプ。和菓子とお茶が好きで、水筒にお茶を入れて持ち歩くことが多い
和風喫茶店でバイト中に、来店してきた雄と知り合う(大学の授業を取ってない時間帯)
将来はバイト先のような和風喫茶の店を持ちたいと思っている
【名前】さくら
【性別】女
【年齢】 16(享年)
【職業】 幽霊
【特徴】雑木林の幽霊少女。記憶があやふやで自分の名前以外を思い出せない。誰かに取り憑く事で林の外に出られるらしく家族探しに協力してくれる人を探している。雄と出会うまで誰にも存在を認知してもらえなかったらしい。言葉のチョイスが一昔前
遅くなりましたがコンマ判定。
もう少し進めて寝ます。
連投ですが人少ないので大丈夫です。何回もされると控えてほしくはなりますが。
コンマ判定
1~33なら>>315
34~66>>316
67~99>>319
00なら再コンマ+何かしらのイベント発生
雄「まさかこんな所に抜け穴があるとは……」
なんとかして脱獄しようと考えていた雄。
しかし正門や裏門は教師の目がある。
……わざわざお昼にお疲れ様ですと言いたくなる。
それはさておき、どうにかして学校の敷地内から抜け出そうとした雄に一筋の光が差した。
この学校には校舎裏を少し歩くと、庭園のような場所がある。
ここで植物を育てているのもあってか生徒たちからは人気の場所だ。
お昼休みと放課後は基本解放しており、誰もが自由に出入りできる。
そこにある茂みの陰に……なんと抜け道が存在していたのだ。
なんというラッキーボーイであろうか、並野雄。
我々は彼に賞賛を送らなければならないのかもしれない。
並野「ここが果たして完璧に外に通じているのか……」
並野(探求心が疼く……!)
男は洞窟や洞穴といった未知の世界に憧れるものなのだ。
これが男心というものであり、なかなか女性には理解されづらい。
茂みの奥の抜け道を進むと、無事外へ通じる部分だったようだ。
学校にいなければいない時間に外にいるという解放感。
これが人間の欲望なのだ。
並野(……まあ外に出たところで何かするわけでもないけど)
無計画でブラつくのも悪くはない。と以前告げた記憶があるが。
一つ注意しておく条件がある。
それは時間に制限がないのなら、だ。
一日休み。何もすることがない。
それならば無計画のぶらり旅でも悪くないだろう。
人間は何かと最終的には楽しめるようなつくりになっている。
しかし時間が限られているなら?
午後からバイト、夜から推しのライブ……
それで無計画など笑止千万だ。
並野(そういや結局弁当持ってきてなかったな……)
並野(よし、どっかお店見つけて外食だ!)
ちなみにこの弁当。
親に散々鞄に入れろと言われたのにも関わらず入れずに机の上に置きっぱなしである。
家に帰れば母親から小言を言われるのは間違いない。
並野「そう遠くには行けないけど、学校近く彷徨いてたらバレそうだな」
並野(……いい塩梅な距離がわからん!とりあえずお店見つけなきゃな)
雄の学校近くは飲食店が無いわけでもない。
ただ、学校の職員とは見知った顔の店主が多く……
こんな時間に出歩いていれば即刻連絡or事情聴取は間違いない。
その高校の制服を着ているだけの卒業生だったらどうするのだろうか。
……いやまあする人はなかなかいなさそうではあるが。
可能性は0ではないだろう?とだけ伝えておく。
フラフラとほっつき歩いていた雄。
あれこれ考えすぎていて、気付けば見慣れない場所へ来ていた。
雄「うわ、ヤバい……ここどこだ」
すぐに携帯を取り出しマップを開く。
マップを広げないと見えない位置に学校は来ていた。
雄「……うわ~思ったよりも離れてしまった」
雄(ここいらで早く昼飯を過ごす店を……)
そう思い周りを見渡す雄。
そこでふと気になる家が目に入った。
雄「……喫茶『雅』?」
たまに鎮座している和風景な家かと思えばそうではなく。
どうやら喫茶店のようだった。
それも昭和のノスタルジックな感じではなく、和を感じるテイストだ。
雄(他に飲食店は……無さそうだし)
雄「喫茶店ってペーペーの男が行っていいものなのか分からんが……」
そうは言っても足はその喫茶店に向かって歩き出している。
いろいろ考えるよりも喫茶店の中でゆっくりくつろぎたい気持ちが勝ったのだろう。
恋人候補を登場させる前に明日早いのを思い出したので寝ます。
恋人候補は一応6人を考えています。
なので自由安価で1人と場所などの設定が決まっている場面で1人ずつ追加したいなと考えています。そこからどうにかして地雷要素割り振ろうかと。
あと地雷要素についてですが、最初の飲尿みたいなのは極端な例を出したかっただけなのであそこまで酷くは無いです多分。
明日も更新予定です。1時までに更新がなければ無いということでお願いします。
それでは。
更新に関しては>>1がゆったりやれる時間で良いんじゃない?投下ペース的に深夜の方が書きやすいんだろうなってのは何となく伝わってくるし無理して早い時間から書き始めんでも
ぼちぼち更新します。
>>332 急に更新できない環境になったため、昨夜はあのようになってしまいました。更新に比較的集中できそうな環境をしっかり確保して更新しようと思います。
今日か明日中には恋人候補全員出したいところです。
カランカラン……
「いらっしゃいませ~お好きな席へどうぞ~」
雄「あぁ、はい……」
和のテイストを感じさせる店の内装。
古民家カフェなどといった今流行りのリメイクだろうか?
古都にありそうでなんだか異世界味の風が吹き抜けている気がする。
ひとまず陽光が当たる席に座ることにした雄。
「は~いこちらメニュー表です」
雄「あぁ、どうも……」
少し吃ってしまう雄。
無理もない。見慣れない雰囲気のお店。
ファミレスではないのだ。物静かで荘厳な雰囲気。
そして綺麗な女性店員。
いかにも和風カフェの衣装だ。こんな衣装はゲームの中でしか見たことがない。
雄(……はっ!思わず見惚れてた!店員さんにもだし、この店内にも!)
思い出してほしいが雄には時間が残されていないのだ。
まあ勝手に時間が無くなる状況に陥ったのは雄本人なのだが。
雄(メニュー表をゆっくり見る時間は無さそうだ……)
雄(……!そうだ!この手がある!)
雄「あのー、すみません」
「はーい、如何されました~?」
雄「ここのお店のオススメってなんですか?」
そう、初めて来たお店には使える常套手段『オススメってなんですか?』
とりあえずこれを聞いておけば間違えることはない。
通ぶったグルメ野郎に小馬鹿にされた目で見られず、常連にもまだまだだと呆れられることもない。
「う~ん……あ!お団子セットなんてどうですか?」
「お団子と店長の気まぐれスイーツ、そして美味しいお茶がついてますよ~」
「お団子は日によって変わりますけど……今日はみたらし団子ですよ」
うふふっと上品な笑い方を見せる女性店員。
何がおかしかったのかは分からないが、おそらくわかる人にはわかるツボがあるのだろう。
雄(……お昼ご飯ってないのか?)
いや違うそうではなかった。
雄はお昼ご飯を食べに来たのだ。それでお団子セットはちゃんちゃらおかしい。
お団子も確かにお腹には溜まる。腹持ちも良い。
だが昼食と言われるとどうだろうか?
なんだか物足りない気がする。
ガッツリ!というイメージではないためだろうか?
いやそれはサンドウィッチやサラダも一緒だ。
おそらく我々人間がお団子を昼食として認めておらず、3時のおやつとして認識しているからだろう。
雄「あのー……」
「は~い?どうしたんですか?」ニコニコ
ランチメニューについて聞こうとしたが、女性店員の笑顔があまりにも眩しく……
お団子セットはちょっと……と言い出せる空気でもなかった。
雄「……お、お団子セットでお願いします」
「は~い、ありがとうございます。少々お待ちくださいね?」
少し嬉しげなステップを刻みながら奥へと消える女性店員。
オススメしたお団子セットを注文したからだろうか?
厨房の奥からチラッと見えたが
どうやら今の時間帯はさっきの女性店員とこれまた古風な男店主の2人だけのようだ。
店が回っているのか心配だが、雄以外誰もいない辺り忙しくもないのだろう。
「は~い、お待たせしました。こちらお団子とお茶……」
「そして本日の気まぐれスイーツ、さくらのシフォンケーキです♪」コトッ
春に合わせたスイーツだろうか。
気まぐれスイーツルーレットはさくら味のシフォンケーキらしい。
さくら味は独特な風味で美味しくないと感じる人も多いとか。
性格と同じように味覚も人それぞれのため、もし仮に味覚の感じ方が違う友達がいても……
どうか頭ごなしに否定するのはやめてほしい。
もちろん、味覚以外の面でもだ。
雄「さくら、ですか?」
「はい~そうです。あ、苦手なら別のにもお取り替えできますよ?」
気まぐれスイーツなのに取り替えできては多少楽しみに欠ける気もするが。
まあそこは多様性を受け入れていると思っておこう。
雄「ああいやいや!別に嫌いな味じゃないですから!」
「そうですか?無理しなくてもいいですからね?」
「お客さんにのんびりと満足して帰ってもらうのがウチの目的ですから~」ウフフ
笑い方も笑うときの仕草でさえも上品なこの女性店員。
日本の所作法を身につけているのだろうか。
雄「じゃあ……いただきます」パクッ
まずはみたらし団子を一口入れる。
甘いみたらしと団子の丁度いい焦げ加減が絶妙なバランスを保つ。
これこそまさに匠の技だ。
雄「お、おぉ……すげぇ上手い!市販のも美味いけどなんだか格別だ……!」
どうやら舌を唸らせてくれる名店と出会ったらしい。
シフォンケーキもお茶も美味しく平らげ、気付けば充足感に満たされていた。
雄「あの、美味しかったです!ご馳走様でした!」
「は~い、お粗末さまでした♪」
手馴れたようにお皿を積み重ね、奥へと運ぶ女性店員。
……あまりこのセリフを店員が言うのを聞いたことがないのだが。
そもそも作ったのは男店主である。
その男店主はこちらをカウンターからチラッと見ると
男店主「……」ペコリ
なぜか軽く一礼。多分お粗末さまに対応する男店主なりの挨拶だろう。
慌てて雄も一礼を返す。
女性店員が奥から戻ると雄は立ち上がり、すぐに会計に向かう。
くつろいでいるようで実は時間はちゃんと気にしていた。
少々のんびりし過ぎたがこれぐらいの誤差なら問題ないだろう。
雄「あの、失礼かもしれないですけど……」
雄「こんな美味しいお店があるなんて知らなかったです」
まあ美味しい店に巡り会えたという感動からか。
思わず雄は会計の際に女性店員に話しかけていた。
これを店主もいる静かな店内で通常ボイスで話すのもいかがものかと思うが。
「ふふっ、ありがとうございます」
雄「また来させてください!今度は学校帰りにでも」
雄「俺、並野雄っていいます!絶対また来ますから!」
また来るのは個人の自由だが名乗るのに意味があったのだろうか。
ただのナンパにしか見えない。
顔と名前を覚えてもらおうと思ったのかわからないが、その言い訳だと余計ナンパになる。
「並野さん、ですね?」
真緒「私は柚原真緒っていいます。よろしくお願いしますね~」
真緒「あの人はこのお店の店主さんです」
男店主「……」ペコリ
そしてなぜ女性店員……真緒は自己紹介を返したのだ?
まるで面接……いや、実家に挨拶のような。
おそらくここにいる全員天然が発動している。
それも珍しいナチュラル天然だ。養殖ものではなく。
【恋人候補:柚原 真緒と知り合った!】
【行き先に喫茶『雅』が追加された!】
精神:90→100
キーンコーンカーンコーン……
先生「はい、1週間お疲れ様~」
先生「久しぶりの学校で疲れたと思うから休日でしっかり休めよー」
クラス男子A「あーやっと終わった!」
クラス男子B「これがあと2年も続くのかよ……」
クラス男子A「それ去年も言ってたけどなんだかんだ1年経ってるし、大丈夫だろ」
クラス女子A「ねぇねぇ、せっかくだし明日ワックでもいかない?」
クラス女子B「ワック?……ああもしかしてワクドのこと?」
クラス女子A「え?何それ?」
歳をとるにつれて時間の経過も早くなる。
小学生の頃はそうは思わないが中学、高校、大学、そして社会人……
上にグレードアップ(場合によってはグレードダウン)していく度に誕生日を迎えても何も感じない。
そのうち誕生日だということも忘れ、祝わなくもなる。
なんとも寂しいことだろうか。
……一応言っておくとワックとワクドは同一の店の呼称で。
さらに言うとかなり有名なチェーン店である。
ここまで言ったのだから勘弁してほしい。
雄「あー……つーかーれーたー」
雄「あとは家に帰るだけって考えるだけでだいぶ気が楽だなー……」
体力:100→90 精神:100→90
この後どうしようか?
1.既出の人と話す【既出の人のみ指定、恋人・友人どちらでも可】
2.町で情報収集【安価とコンマあり】
3.家に帰る【体力、精神回復】
友人候補ですが人数制限検討してみます。
2の選択肢で>>45の条件をクリアすれば恋人候補・友人候補がいきなり現れる可能性があります。外しても何かしらヒントは得られるかもです。また、ヒントなら1で須藤を選んでも同じように得ることが可能です。
安価直下
2夜連続で恋人候補登場です。
今回のも自由安価でいきます。残り一枠をシチュエーションが決まった状態での恋人候補募集にします。
募集時間は3:10までです。
【名前】
【性別】
【年齢】
【職業】
【特徴】
キャラクターテンプレシートです。ご自由にお使いください。
【名前】天海 李阿(あまみ りあ)
【性別】女
【年齢】16
【職業】高校生
【特徴】髪型以外は佳奈と瓜二つな黒髪ツーサイドアップの美少女
佳奈の双子の妹。猫のように気まぐれで感情の起伏が激しい。根は佳奈に似ていて結構ノリが良い
何でもできる完璧超人でテストは全国模試の順位表に名前が載るレベル……なのだが数学だけは佳奈にどうしても敵わず対抗心を燃やし続けている
大大大のお菓子好き。食べるのも作るのも好きでよく友達にプレゼントしている。お菓子作りが趣味の雄とは仲良くなれるかも?なお姉の作るお菓子が一番大好きだが複雑な年頃なのか正直に言えずにいる
街中で佳奈と喧嘩(という名のじゃれあい)しているところに偶然遭遇とかあり?ずっと下2で取れてないからそろそろ佳奈も出してあげたい
【名前】綺羅星輪花
【性別】女
【年齢】18
【職業】高校生、アイドル、ストーカー
【特徴】学園のマドンナにして今人気沸騰中のトップアイドル。抜群のスタイルに悩殺される男子は多い
……実は雄の元カノの一人で別れた後も諦めきれずにストーカー行為に及んでいる。アイドルなのにされる方ではなくする方なのだ。攻略する場合、輪花の好感度は既にカンスト直前なので雄からの好感度を上げていく形式になると思われる
【名前】蓼原 透子(たではら とうこ)
【性別】女
【年齢】37
【職業】教師
【特徴】
雄の通う学校の化学教師。面倒見がよく、生徒相手にも丁寧な口調で接し親身になって対応する。
身長140cm代前半。長い髪を一本のお下げにしている。おっとりとした雰囲気で優しそうな顔立ち。
所謂合法ロリで、特に手入れをしている訳ではないのに一見小学生に見えるほどの童顔とプニプニの肌をしている。華奢な体つきだが胸は膨らみかけ程度にはある。学校ではスーツ姿。
外見は幼いがかなりの酒好きで絡み酒。表には出さないが、実は性欲が強い。
なお彼氏いない歴=年齢(=処女)であり、かつての同級生が生徒の親になっていることもありコンプレックスになっている。
夕方ゲームセンターを見回る生徒指導のため同僚の教師と二人で見回る透子にばったり遭遇。
シチュがうまく思い浮かばない
明日参加できるか分からないから今日最終候補までいけるといいけどどうだろなあ
なんか気付いたら意識飛んでましたので今日はここまでにしておきます。
恋人候補はあと一人ですね。ちょっと出し方工夫しようかと思います。友人候補は残り2,3人程度かなと考えています。
それでは、お付き合いありがとうございました。
>>353 できるだけ早くに始めようとは思います。そもそもあくまで目標ですのでコンマや自分の更新速度によってはいかない可能性もあります。
それで終了してたら申し訳ないです。
昨夜は更新できずにすみません。
安価が偏る件については自分が更新時間が遅いのも悪いと思います。今後は今より少しでも早く更新できるように頑張ります。
それと自由行動では安価ばかりでなく、コンマで交流イベも挟もうと思います。安価→コンマ→安価→コンマ……のような感じで。
次は休日で一日自由行動なのでそこでチャレンジしてみます。
今日と明日は更新できる確率低めです。0時30分までに更新が無ければ無いです。ですが安価やコンマの手前までにはこの2日間で進めようと思います。
0時30分回ってしまいましたが進めます。
どの時間帯から人って減り出すのでしょうか?やはり0時以降ですか?今日は安価取りませんがこれからの参考に聞いておきたいです。
もしかしたらコンマは取るかもしれないです。
コンマの判定の仕方はいろいろやっていこうと思います。
時間帯というか、同じ人しか安価を取らなくなるとそれ以外の安価踏めない人は次第に皆離れてっちゃうと思うん
人が多いのは20時~24時くらいじゃないかなあ、多分だけど
基本深夜進行なら、コンマ主体でやるのも良いかもだけど、スレ主さんから見てそれ安価スレじゃないじゃんってなる可能性があるのが悩み所
(あとコンマはコンマで結局偏る可能性もあるのも悩み所)
雄「なんだかここ落ち着くな~」
雄が向かったのはゲームセンター。
無論、以前通ったゲームの種類が多いゲーセンだ。
そもそも現代が自宅でゲームをする時代のためか人自体は少ない。
友達とオンラインゲーム、1人で楽しくソロプレイ……
ゲーセンにはゲーセンの良さがあると思うのだが。
少なくとも昔ほどの人はいそうにない。
だが以前も述べたように通にはたまらない場所なのは間違いない。
こういう古きものは淘汰せず、現代になんとか残していってほしいものでもある。
雄「……あ。そういやあの人いるかな……」
雄(この前は確か音ゲーのコーナーに……)
あの人とは、以前素晴らしいテクニックを見せてくれた女性だ。
若いながらあの熟練の動き……
まさしく神の領域と呼べるだろう。
雄(……あ、いた)
当然のように女性はいた。
以前とは違うゲームのようだが、その美技は依然発揮しているようだ。
譜面だけを捉えて手元を見ずに感覚で叩いている。
>>375 人が多い時間帯だと採用法はともかく誰かに偏るとかは無さそうなので聞いてみました。確かにキャラ決めのコンマ判定だと良さそうです。
>>376 深夜になるにつれてコンマ増やすのもアリかもしれないですね。こちらが早めに更新するのが基本となりそうですが……
「……うーむ、記録は更新できなかったな~……」
雄「あの、こんにちはー……」
おそるおそる話しかける雄。
女性はゆっくりとこっちを振り向くと、目を細め雄に近づいてきた。
雄(ち、近っ……!)
なんだか距離感が近い。
目が悪いのか?と思ってしまうが別にそうではないらしい。
おそらくだがただのクセだろう。
「……う~ん?」
「あ、キミ……この前見てくれてた人だよね?」
「その節はどうもありがと~」
雄「あ、いやお礼言われることはしてないです」
思わず冷静に返してしまう雄。
女性は『そうだっけ?』と言わんばかりのとぼけ顔だ。
これもおそらくだが、彼女は渾身のボケをしたのではなく天然のボケをしたのだろう。
それかただのアホか。
「キミ、よくここに来るんだ?」
雄「ああいえ。なんか最近ここに来たくなる気持ちが高ぶってて」
「へぇー……キミゲーマーの才能あるかもね~」
雄「そ、そうですかね……?」
この理論でいくと大方の子どもは全員ゲーマーの才能があるわけだが大丈夫だろうか?
彼女は天然でもアホでもない。
天然でアホなのだ。
「……はっ。そういえば名乗ってなかったっけ」
「うん。名乗ってない気がする。とっても無礼な人だね私」
雄「え?いやいや、別にそうは思いませんけど……」
雄(むしろ接点が薄すぎる人に2回会って自己紹介は早い気が)
雄はこう言ってるが……
本当に仲良くなりたい人になら自己紹介は早めに済ませる人もいるのではないだろうか?
今どきフッ軽なんて言葉があるので一概にもそうとは言いづらい。
undefined
「未来のプロゲーマーに挨拶しておかなくちゃね」
詩音「私は谷崎詩音。よろしく~」
詩音「いつか同業になるかもだし、その時はまた改めてよろしくするね」
雄「えーと、俺は雄です。並野雄」
詩音「ふんふん、雄くんだね。覚えたよ~」
詩音「私名前覚えるのは得意だから任せておいて~」フンス
本当だろうか。
こういう態度の人の発言でその発言通りになった試しがない気がする。
この場合の疑いの目というのは当たる確率が高い。
雄「よろしくお願いします。えーと……谷崎さん」
詩音「あっ、名字で呼ばれるのはなんだかこそばゆいな~」
詩音「詩音でいいよ~。……それか、しーちゃんとか?」
雄「あ、しーちゃんは遠慮しておきます!詩音さんで!」
なぜしーちゃんは遠慮したいのかは、雄の過去を参照だ。
雄(あの話の関連ワード考えると思い出しちゃうからな……)
詩音「そう?私はなんでもいいから別にいいけど……」
詩音「あ、そういえば雄くんは何のゲームしに来たの?」
雄「え?うーん……別にこれといった目的があって来たわけじゃないですし……」
詩音「ふんふん、なるほど。つまり初心者ってことなのかな~」
詩音「だったら……」
そう言って辺りを見渡す詩音。
雄の頭には完全に?マークが浮かんでいる。
余談だが?マークはクエスチョンマーク、!はエクスクラメーションマークというらしい。
……本当に余談である。
詩音「ならこのゲームなんてどうかな?面白いと思うよ~?」
詩音が指さした筐体を見るとなんだかゴツすぎるアーケードゲームがあった。
最初の画面に出てくるスコアがカンスト近く記録しているものもある。
ガチ勢御用達。といったものだろうか?
雄「……これ、初心者お断りって感じしません?」
詩音「雄くん」
雄「はい」
詩音「みんな最初は初心者なんだからね。おそれてやらないのがダメなんだよ」ポンポン
雄(明らかに初心者でも優しいものを探している素振りだったのに……)
雄(……待てよ。これって詩音さんなりの打ち解けるためのボケなのか?)
違う。
これはただの天然のアホだ。心から思っているのだ。
詩音「……あ、ごめん。急いでお家に帰らなきゃ」
雄「あ、用事ですか?すみませんなんか引き止めてて」
詩音「ううん、まあ少しなら遅れても大丈夫かもだし」
詩音「実は今からオンラインゲームの大会があるんだ~」
詩音「ちょっと優勝してこなくちゃ」
雄「ははっ、随分アッサリ言い切るんですね」
……これ本気で言っているのではないだろうか?
雄は完全に冗談と思っているが、本気で言っている気がしてならない。
なぜなら彼女の目……
曇りなき眼。全く嘘をついているように見えないのだ。
詩音「じゃあね~またいつか会いましょー」ヒラヒラ
こっちを向きながら走る詩音。
あまりに前を見てなさすぎてドアに激突する。
自動ドアだが、自動は自動でも手で押して開くタイプの自動だ。
ぶつけたおでこを抑えながら詩音は走り去っていった。
雄(……あの人大丈夫だろうか)
人のドジ踏んでる姿を見るとその人のその後を心配してしまう。
日本人は母性に溢れている国民である。知らないけど。
雄「……でも確かにこのアーケードゲーム、少し楽しそうかも」
ガチ勢とかは置いといて……
シンプルに惹かれるゲーム性とグラフィック。
どうやらレトロなゲーム筐体が集まっているこのゲーセンでは珍しく、かなり最近のものらしい。
雄(スコアとか気にせずまずはプレイしてみるか……)
雄(詩音さんが言ってたおそれてやらないのがダメって言葉は確かにその通りだし)
なぜかまったく詩音の意図していない言葉で心に響いている。
薄々思っていたが雄も少しアホの子なのだろう。
「ちょっと、そこの貴方。貴方……桐ヶ原高校の生徒じゃありませんか?」
突如背後から声をかけられる雄。
逆ナン……というわけではなさそうだ。誘われている口調ではない。
忘れている人のために再び説明すると桐ヶ原高校。雄の通っている学校だ。
雄(うわ、まさか……先生?)
雄(今の時代ゲーセンで直接見回りする高校教師とかいるのかよ……)
雄の高校では別にゲーセンに立ち寄るのが禁止されているわけではない。
別にどこで道草しようと関係ない。高校生なのだからご自由に。
……というわけにもいかないらしい。
基本的に立ち寄りはOKだが非行防止のためなのか。
学校周辺だけでも。と先生たちが見回りをしていることがたまにあるのだ。
「カツアゲとかされてないですか?逆にされたりとかは?」
雄「いやいや、そんなこと一切ないですって」
雄「俺さっき来たばっかなんですよ」
さっき来たばっかは少し嘘だ。
まあだがバレない程度の嘘なのであんまり言うのはやめてあげよう。
他人に迷惑かけない自分を守るための嘘なのだ。許してあげてほしい。
昨日はのんびり進めすぎて寝落ちしてました。
今日も更新しますが、初の休日行動にも関わらず更新頻度はかなり遅いかもです。
学校外での恋人候補はどうにかして交流回数を増やそうと思います。
こうは言ったものの、先生が先生だとこの言い訳も通じない可能性もある。
声から察するに女の先生だ。
生活指導の先生は男のため、頭でっかちというわけではなさそうだ。
あまり背を向けておくのも失礼なので雄は後ろを振り向く。
そして雄は思わず拍子抜けしてしまう。
雄(ちっさ!!この人先生……だよな?)
そこにいたのはスーツを着た140前半ほどの女子……いや女性。
スーツを着ているためかろうじて年上、教師だとわかる。
雄(……ってあれ?この先生、どこかで……)
このフォルムの先生、一度見たら強烈すぎて忘れないような気がするが。
どうやら雄は真面目に授業を受けていないらしい。
まあいきなり授業をサボる生徒が真面目なわけない。
雄「あっ!」
「えっ何?もしかして何か心当たりが?」
雄「いやそうじゃなくて……」
雄「もしかして蓼原先生ですか?というかそうですね?」
蓼原「え?はい、そうですが……」
蓼原「もしかして私の授業を受けている生徒ですか?」
蓼原透子。
化学の授業を担当していて、雄もこの先生から教わっている。
『なんで覚えてないんだよ』って思った人。
まあ少し聞いてほしい。
というのもこの蓼原という教師、今年から来た新任の教師なのだ。
そのため、雄も蓼原……もとい透子もお互いの顔は覚えていない。
……まあ複数のクラスを受け持つ透子はともかく、雄は覚えておくべきだろう。
少なくともそれだけは間違いない。
むしろこの教師を忘れるのは才能に近い。
雄「あぁそうです。2年B組の並野雄っていいます」
透子「そうですか……それはすみません。私もまだ来たばっかりで」
透子「全員の顔を覚えるのはまだ難儀でして……」
雄「いやいや!別にそれはいいんですよ」
雄(というか最初に気付かなかった俺の方が失礼だしな……)
それはそうだ。もっと反省すべきだ。
透子「でもそれとこれは別です。ここで悪さしてませんよね?」
雄「まさか!そこまで度胸ありませんよ!」
透子「……本当ですか?」
雄「いやマジですって」
平凡な男子高校生、並野雄でもここまでの疑われよう。
新任だから生徒の人柄がよくわからないのだろう。
人は見た目に反するとも言うしその考えは捨ててはならない。
むしろ痛い目に遭うこともあるので重要な考えでもある。
透子「……あんまり疑うのも失礼ですね。たとえ生徒であろうと」
透子「ごめんなさい。少し配慮が足りなかったかも」
雄「あーいえ、お気になさらず」
女教師「蓼原先生?どうかされましたか?」
どうやら透子1人で見回りしていたわけではなく、もう1人教師がいたようだ。
ゲーセンに2人も見回りがいるとは……
ここは不良のたまり場にでもなっているのだろうか?
確かに雰囲気はそれっぽいが……
蓼原「いえ、生徒がいたので話しかけたんですが……」
蓼原「特に問題ないとのことでした。ここは大丈夫そうです」
女教師「そうですか。なら学校に戻りましょうか!」
女教師「キミも帰りには気をつけてね。あまり遅くならないように」
雄「あ、えっと……ご忠告ありがとうございます」
教師相手にやけに畏まって挨拶する雄。
学生にとって学校外で会う教師は警察と同じだ。
何もしてないのにやけに緊張してしまう。
心臓が止まりそうになるので予め止めておくのをオススメする。
【恋人候補:谷崎詩音と出会った!】
【恋人候補:蓼原透子と出会った!】
この前更新できなかったタイミング含めて恋人候補出し切る予定だったぽいし今回で強制登場したりするのかな?
雄「ただいま~」
雄母「お帰り。今日は遅かったわね」
雄「帰りに寄り道してたら時間忘れてた……」
結局あの後、詩音から進められたアーケードゲームをプレイした雄。
なんだかんだ時間を忘れるほど楽しんでしまった。
……教師に遭遇したにも関わらず、時間を忘れるほどの強心臓。
この辺は見習ってもいいような気がする。
雄母「今日みんな帰り遅いのよね」
雄母「まったく、ちゃんと連絡してほしいんだけど」
雄「?……すみません」
母親、または奥さんに『今日ご飯いらない』とその日の夜メッセージしてももう遅い。
単刀直入に言うと死ぬ。
雄母「まあいいわ。早く全部済ませちゃって」
雄「うぃーす」
ふとご飯の方を見ると何かあったのか少し奮発した料理だ。
これは怒るのも無理はない。
>>393 以前出し切りたいムーブに見えると指摘もらったのですが、実際その思いはあります。
遅く出るとそのキャラだけ交流イベント少なくなりそうで不憫になりそうですし……今でさえ少し不憫な感じのキャラもいるので。それに地雷設定なんかも全員出てきて割り振る予定ですし。
ですが、まだ始まって5日しか経っていませんしそこまで焦る必要もないかなと。今のところ春までには全員出したいですね。
追記 体力:90→70 精神:90→75
コンマ判定。
安価直下でコンマ判定。
今回はコンマ取った後に自分もコンマ判定して、お互いのコンマを引いた数の1桁めにします。
例)直下コンマが60、その後の自分のコンマが35の場合
60-35=25なのでコンマは5。
大きい方の数字から小さい方の数字を引きます。
1~3:何も無し
4:煩悩
5:明日は……
6:あまたからのメッセージ
7:須藤「俺だ」
8:そういえば
9:夜に駆ける
0:???
コンマ判定
【イベント:夜に駆ける】
雄「……眠れない」
食事も入浴も済ませた雄。
後は明日の休みに備えて眠るだけ━━━━━なのだが。
よりにもよって今日になかなか寝付けないようだ。
このままだと明日は無駄な時間を過ごしてしまうだろう。
雄「……気分転換でもするか」
チラリと横目でグレー基調のシンプルな掛け時計を見る雄。
現在22時。夜の10時という言い方が一般的だろうか。
幸い何かするには遅すぎる!
……という時間でもなさそうだ。
雄(でもゲームやテレビを見るって気分でもない……な)
雄(そもそも寝付けなくてゲームやテレビを見るのは逆効果らしいし……)
本を読むのも手だが……
こういう場合漫画や小説は続きが気になって余計に眠れなくなる。
……ってことが多い気がする。あくまで主観的な意見だ。
雄(あ、それなら……)
雄(いやいやでもこの時間から?ヤバくないか?)
雄(いや高校生だしおかしく……はないか?)
……おそらくだが雄の考えていることはわかる。
この時期はやんちゃをしたり冒険をしたりに憧れる年だ。
まあ男は生涯通して基本的にそうな気がするが。
雄「……よし、覚悟を決めた」
雄「行くぞ━━━」
雄「夜の町に繰り出す!」
なぜわざわざ自ら危険を犯すのだろうか。
教師に悪いことしてないか?と今日言われたばかりなのに。
だが夜の町というのはなんか楽しいのだ。
心躍るのだ。
さっさと着替え、最低限の荷物を持った雄は……
家のドアをバレないよう静かに開けるのだった。
雄「涼しいな~」
雄(夜と早朝の散歩ってなんでこんなにワクワクするんだろうな)
夜には夜にしか見られない景色。
早朝には早朝にしか見られない景色がある。
たとえ同じ場所だとしても時間によって受ける印象が変わる。
街灯が少ない場所は昼だと何も思わないが夜だと恐怖心を煽られる。
それと同じだと思ってみればわかりやすい。
そのため、未知の世界だと思わざるを得ないからだろう。
未知の世界に飛び込むとき大抵の感情はふたつ。
不安を心に募らせるか胸を高鳴らせるかだ。
どうやら雄は後者であったようだ。
雄「所在なさげにブラブラするのも悪くないかも」
雄「なーんにも考えなくていいしなー」
とは言っても、ずっとこうしてると帰るのが朝方になってしまいそうだ。
何もないのに朝帰りはさすがにまずいだろう。
ここは目的地を決めるべきだ。
雄「せっかくだし普段と景色が違ってそうな場所に行ってみたいな」
丁度雄もそう思ってくれたらしい。
さて、どこに行くべきだろうか?
下4まで安価。そこからコンマ判定。
どこに行くか指定。既出でも新規でも大丈夫です。
ただ場所によっては行くまでにコンマ判定かかる可能性ありです。
しばらくして4まで埋まらなければそれまでの安価で判定。
夜の公園
星がよく見えそうな高台
コンビニ
コンビニ
雄「ひとまず近くのコンビニにでも行くか」
雄(財布は一応持ってきてるし、なにか適当に買って帰るか~)
店員「ッシャーセー」
夜のコンビニの店員は接客態度がお昼と比べてなんだか適当だ。
だがそれも当然でないだろうか?
本来人が寝るべき時間に働いているのだ。謎の倦怠感があるのではないだろうか。
自らその職場と時間帯を選んでいるとはいえ、多少は許してあげた方がいい。
……まあよっぽどのことがあればそこは容赦なく指摘するのが正解だ。
雄(まあ当たり前だけど商品は少なめだ)
雄(俺は非行少年じゃないしお酒やタバコは買わないとして……)
親に黙って夜に外出してる時点でかなり非行少年に近い気がするのだが。
人間は自分のことは棚に上げたくなる生き物だ。
……さて、コンビニでどれほど買うのだろうか?
1.100~300円ほどの軽い買い物
2.500円付近のそこそこの買い物
3.なぜかこの時間からコンビニで1000円ほどの奮発した買い物
安価直下。同時にコンマ判定も入れます。
コンビニという近場のため-45
78-45=33で33分経過。
雄「さて、コンビニだしパッと決めて━━━━」
雄「おっこのお菓子、新フレーバー出てるのか」
雄「うえっ?!ゴリゴリくん焼き魚味ィ?!」
どうやら思ったより目を引く商品が多かったようだ。
新発売!や新作!という文字にどうして人は惹かれるのだろうか。
やはり人間の好奇心なのだろうか?
人間の好奇心や欲望は果てのないもので、ときに恐ろしいものである。
雄「あーやっぱおにぎりはツナマヨだよな~」
雄「なんでもかんでもアボガド使っておけばいいって思ってないか?」
雄「この飲み物復刻したのか!」
店員「1328円になりやす」
雄「……」
雄(どうしてこうなった!!)
並野雄、最大のミス。
色んなものに魅力を感じすぎてカゴにどんどん入れすぎたようだ。
なぜ高校生というお小遣いの限られた身分でありながら
このような小金持ちのようなことをするのだろうか?
しっかり頭で大方の計算をしながらカゴに入れるべきだった。
雄(けどここで商品返しに行くのは━━━━━)
みっともないッ!!
そう、お金が足りなくて商品棚に戻す。
この行為が如何にダサいことか。
並んでいる人がいるとなお辱めを受けることになる。
この行為が意味することはふたつのどちらか。
計算のできないおバカさんか……
自分の財布の中身も管理できていないおバカさんなのだ。
皆さんは出かける度に財布の中身は確認しておこう。
雄(……しょうがない。払うか……)
結局、なけなしのお小遣いを使ってすべての商品をお買い上げした雄だった。
店員「アリャーシター」
【なんかいろいろ手に入れた!】
雄「うわ、袋パンパンだ……」
大量のお買い上げをした雄。
レジ袋は大きめのを買ったはずだが、それでもみっちり隙間ない。
こんなに買ってどうするのだろうか。
雄(けどだいぶ時間は経ったな……今何時だ?)
雄(……大体22時半か。そろそろ家に戻るか)
雄「……あんまり遅いと……」ブルブル
まあここで何を想像したのかは容易にわかる。
おそらくその人物は頭に鬼の角を生やしているに違いない。
雄「さっさと帰るか、急げ急げ~」
かるーく走り出す雄。
ジョギング程度だがのんびり歩くよりは早く着くだろう。
果たして順当に家に着けるのか心配だが。
コンマ判定。
採用方法は>>397にします。
1~4:無事帰宅
5:ヤバい足が勝手に!
6:「何してるんだ?」
7:「雄、覚悟はいい?」
8:なんか星キレイじゃね?
9:「そこのキミ、ちょっといいかな?」
0:「まだまだ飲むわよ~!」
安価直下
コンマ判定
【プチイベント:生きた心地しない】
「そこのキミ、ちょっといいかな?」
雄「?ぇっ?!」
夜に声をかけられてそこまで驚くことだろうか?
……いや違うのだ。この声が出ても仕方ない。
なぜなら目の前に立っている人は━━━━━━
警察「見たところだいぶ若いねぇ~いくつ?」
雄(最ッ悪だ……!!)
よりにもよってこの時間帯に最も出会いたくない職業の人だった。
正直これは運だ。警察に遭遇するかどうかなんて。
それこそ車校の卒検で歩行者がいるかどうかぐらいの重要な運要素だ。
そして雄は運がない。
先程の例で言うと行く先々に歩行者がいる感じだ。
まさに終了のお知らせ。
雄(ああ、くそ……終わった。本当に最悪だ)
雄(今世紀最大最悪の出来事だと言っても過言じゃない)
ちなみに今世紀は始まってまだ数年ほどだ。
警察「ああ、そんなに緊張しなくていいよ~」
警察「ちょーっとお話聞くだけだから!」
雄「ハハ、ソウデスカ」
この言い方が一番怖い。
テレビから出てくる長髪の女の幽霊より怖い。
警察「うわ~なんかいろいろ買ってるね?ちょっと調べてもいいかな?」
雄「ハハ、ドウゾゴジユウニ」
警察「その後ポケットの中とかも見せてもらっても?」
雄「エェ、エェ。モチロンデストモ」
警察「職業は?年齢いくつ?」
……これだけは断言しておこう。
おそらく雄の人生史上、生きた心地しなかったランキング。
現在堂々たる1位だ。
【警察に補導された……】
体力:70→55、精神:75→25
ガチャ……
雄「……タダイマ」ボソッ
小さくただいまという雄。
出ていくときはバレるのにビビっていってきますも言わなかったが……
警察に尋問されてどうやらそんなのどうでもよくなったらしい。
雄「……オヤスミ」
誰に言ったのかも分からないが、部屋に直行してすぐ寝たようだ。
もちろん買った商品で要冷蔵や要冷凍のものは閉まった。
失意の中、雄は日付が越える前には睡眠できたようだ。
……精神は明日起きてもすり減ったままだろう。
【春 2週 5日目 リザルト】
【ステータス:少しサボり癖が追加された】
【学校を抜け出す選択肢が追加された】
【恋人候補:柚原真緒と知り合った】
【喫茶『雅』に行けるようになった】
【謎の女性→恋人候補:谷崎詩音になった】
【恋人候補:蓼原透子と知り合った】
【夜の非行:初級編その1をクリアした】
【警察に補導された】
【悩みの種:警察からの補導ができた】
体力:55→100、精神:25→65
《恋人候補との関係》
【顔見知り】
天野 あまた
天海 佳奈
谷崎 詩音
柚原 真緒
蓼原 透子
《友人候補との関係》
【顔見知り】
須藤 快
《ステータス》
【少しサボり癖】
【悩みの種:警察からの補導】
今回はここまで。
次回こそ休日に入ります。
明日は更新できるかグレーゾーンです。始められるとしても23時30分頃だと思います。1時までに更新がなければ更新無しです。安価があるので早めに始めようとは思います。
安価の採用方法ですが、以前提案していただいた恋人候補と同じような決め方で行こうと思います。最終的にはコンマ判定にはなるので偏りが出来ればこちらから調整入れる予定です。
それでは遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
今日と明日は更新できそうにないです。ゆっくり更新できそうな火曜日に更新します。
祝日なので早めに更新。夜遅くが今日はできそうにないので。
報告したかもしれませんが、安価はらしばらくキャラを決める際のコンマと同じようにしようかなと思います。先着順なのはあまり変わりませんが1人に偏るとかはなかなかなさそうなので。
ただ人の状況や安価の内容によっては直下や下2などにするかもです。
それでは休日編です。
雄「……うぅ、許して……うぐっ……」
雄「……はっ!?」ガバッ
雄「……夢、だったのか」
雄「……眠い……」
昨夜の補導が効いたのか、悪夢かなにかを見たらしい。
浅い睡眠だったのか少し寝不足気味なのが顔から窺える。
雄「せっかくの休日だっていうのに……」
雄「……まだ寝ておくのもアリか?」
休日に惰眠を貪るのはやめてほしいものだ。
かなり働いている社畜の方々なら別だが。いつもお勤めご苦労様です。
皆社会に出ると口を揃えて言うのだ。
『あの頃に戻りたい。青春がしたかった』と。
学生の頃には学生の頃でしか楽しめないことが多い。
酸いも甘いも含めて青春なのだ。学生の皆さんは是非今しかない時間を楽しんでほしい。
雄「……いやーでもこれ以上寝るのは勿体ないな。起きよっと」
果たして起きようと思って体を動かせる人が何人いるのか。
おそらく世界で指で数えられる程度だ。
……いや、さすがに言いすぎたかもしれない。
雄「おはよ……あれ、誰もいない」
雄「あ、置き手紙が……」
『お父さんとミュージカル見てきます by母』
雄「……ほんと仲良いな」
数十年経って夫婦二人っきりで出かけられるのは仲睦まじい証拠だ。
数年でも関係が終わりかけている家庭もあるぐらいだ。
夫婦間の会話がない或いは子どもの会話のみという家庭もあるはずだ。
雄(まぁ目の前で親のイチャイチャ見るのもこの歳だとキツい……)
雄(それに1人は気楽で嫌いじゃないし)
雄「まぁでもせっかくだし何かしてもいいよな~」
何かを成し遂げられる者というのは、思いたって行動できる人ではないだろうか。
すぐ!というわけではない。5年経っても10年経ってもいい。
時期の見極めは大事だが、行動をとりあえず起こしてみるというのもひとつの手だ。
今日はどうしようか?
【現在の時間:朝】
1.家で休む【体力・精神の回復】
2.どこかへ出かける【既出・新規どちらでも可】
3.誰かに連絡してみる【現状連絡できるのはあまたのみ】
1は現在は回復のみです。条件満たすとイベントがあるかもしれません。
2は文のままです。既出・新規でもどこへ行くかも同時にお願いします。現在既出なのは
・学校
・ゲームセンター
・喫茶『雅』
・コンビニ(追加したの忘れてました)
3は連絡先を交換した人に連絡して会うことができます。
関係が進展していないと断られる確率が高いです。
安価下3まで。そこからコンマ判定。
コンマ判定。
1~66:ゲーセン
67~99:街のでかい本屋
00だと再コンマ+イベント発生
雄「ん~……朝から本屋ってなんだか清々しいな!」
雄が来ていたのは町中で大きい本屋。
別に古めかしい昔ながらの本屋というわけではない。
比較的最近できた本屋だ。
だが普通の本屋とはひと味違う。
なんと若者に人気のある飲食店を併設しているのだ。
2階の景色のよく見える位置にあり、優雅にコーヒーブレイクもできる。
本屋で本を買い、テラス席でコーヒーを飲みながら読む……
誰もが一度は夢見るがやらないことランキングにランクインしていることだろう。
雄(テラス席で本読んでみたいけどな~……)
雄(ちょっと1人じゃハードル高いな。うん!!やめとこ!)
……こういうオシャレなことはあまりできないらしい。
まあ見る人によってはただ1人で寂しく本を読んでいる人だが。
ハードル高いと思っていつまでも牽制しているわけにも行かないだろうに。
雄「……せっかく来たんだし何か本買うか」
1.『これでイチコロ!初心者向け恋愛指南書』
2.『メンタリストTaiko』
間違えたので再投稿
雄「ん~……朝から本屋ってなんだか清々しいな!」
雄が来ていたのは町中で大きい本屋。
別に古めかしい昔ながらの本屋というわけではない。
比較的最近できた本屋だ。
だが普通の本屋とはひと味違う。
なんと若者に人気のある飲食店を併設しているのだ。
2階の景色のよく見える位置にあり、優雅にコーヒーブレイクもできる。
本屋で本を買い、テラス席でコーヒーを飲みながら読む……
誰もが一度は夢見るがやらないことランキングにランクインしていることだろう。
雄(テラス席で本読んでみたいけどな~……)
雄(ちょっと1人じゃハードル高いな。うん!!やめとこ!)
……こういうオシャレなことはあまりできないらしい。
まあ見る人によってはただ1人で寂しく本を読んでいる人だが。
ハードル高いと思っていつまでも牽制しているわけにも行かないだろうに。
雄「……せっかく来たんだし何か本買うか」
1.『これでイチコロ!初心者向け恋愛指南書』
2.『メンタリストTaikoが教える 日常で使える心理術』
3.『悪魔の経典』
4.『ONE ONE peace』
安価直下
雄「……お?これ面白そうかも」
雄が手に取ったのは『悪魔の経典』という本だ。
悪魔を呼び寄せる経典を読んだ住職が、悪魔の悪事によって人生観を見つめ直すというストーリーだ。
悟りを開いた住職が人生観を見つめ直すとはこれ如何にだが。
実際かなり売れているようで、週間の売上は小説部門だと1位らしい。
雄(小説とか買って詰んでおくってこと多いし……早めに読まなきゃな)
小中ぐらいで朝の15分ぐらいの読書時間があったが。
あのなぜか教科書はダメというルールはなんなのだろうか。
勉強を促進する。という意味では教科書が最適な気がする。
国語の教科書に載っている話を冒頭だけ読んで
つい気になって読破してしまった人もいるのではないだろうか?
意外と教科書はじっくり読むと面白いのだ。コラム枠だったり。
ただ、授業ではあまりそのような時間がない。
そうしている間にも授業は進むし、わざわざそんな所を取り上げる暇もない。
現代の教育が一方的に悪いとも言えないだろう。
雄「これお願いします」
本屋店員「はい。……1180円ですね」
どうやら読み応えのある量ではありそうだ。
【話のネタ:小説『悪魔の経典』が追加された】
こうやってなんでもない日常パートでは話のネタを追加する形で行こうと思います。話のネタによってはキャラとの親密度が上がりやすくなるかもですが、いい反応貰えないこともあります。
雄「ふう、少し読み進められたかな」
小説を購入した後、なんとか1人で飲食店でコーヒーを飲んだ雄。
テラス席……とまではいかなかったが、窓際の席で充実した時間を過ごせたようだ。
その証拠に雄の顔はツヤツヤだ。別に変な意味ではなく。
雄(こうやって華麗なる休日を過ごすのも悪くないよな)
雄(まあ家で時間を気にせず寝ているのも好きだけど!)
最初入れんかもああ言ってしまっが、確かに時間を気にせず眠れるのは最高の時間だ。
幼少期の頃に親にどこか連れて行けと駄々を捏ねた経験はあるだろうか?
大人になってそれが『可哀想なことをした』と思う出来事だとやっと理解するのだ。
雄「今は……もうお昼か」
雄(コーヒーで少しお腹は膨れてるし、軽食でもいいかも)
現在コーヒーで胃が満たされている雄。
お昼は軽食でも食事を摂らなくても大丈夫そうだ。
体力:100 精神:65→70
この後はどうしようか?
【現在の時間:昼】
1.一度家へ帰る【体力・精神の回復】
2.どこかへ出かける【既出・新規どちらでも可】
3.誰かに連絡してみる【現状連絡できるのはあまたのみ】
安価下3まで。そこからコンマ
2 ゲーセン
2 図書館
2
噴水の広場
透子は学校、詩音はゲーセン、真緒は雅に行けば会えるっぽいけど、あまたはどこに行けば会えるの?
コンマ判定
1~33 >>447
34~66 >>448
67~99 >>449
00は再コンマ+イベント
ちなみに新恋人候補や新親友候補は出かける選択だとコンマが>>45の場合+その後のコンマ判定で選ばれた場合に発生にします。だいぶ運が絡んでますが今はこれで。
>>450 まだその場所が出てきていない可能性もあります。
ただほかの恋人候補もその場所に行けば会えるわけでもないです。コンマ挟むので。
1番手っ取り早いのは連絡することです。
雄「は~ここってなんだか落ち着く……」
雄(噴水から湧き出る水の音……人の心地よくなる程度の話し声)
雄(雑音とまでいかず、かといって静寂とまではいかず……)
雄がここまで絶賛する場所は、雄の家からは少し離れた町にある噴水広場。
駅に少し近いためか人通りも多い。
ただお昼という時間帯にも関わらず今日は少なめである。
休日+お昼という悪条件が揃っているのだが……珍しいこともある。
噴水という場所がそもそも人気なのかデートスポットのひとつでもある。
実際、今日も噴水でゆったりと休日を過ごすカップルもいるようだ。
雄「噴水近くのベンチに腰かけて屋台のサンドウィッチを食べる……」
雄(ヤバい俺ってオシャレ上級者?!)
オシャレ上級者は先程の本屋でテラス席にはビビらないので安心してほしい。
雄は少し大人びたくなる年頃の立派な高校生だ。
恋人A「ねぇねぇ知ってる?ダーリン?」
恋人B「なんだいハニー?」
雄(……めちゃくちゃ聞きたくない会話聞かされそうだ)
熱烈なカップルの会話ほど聞きたくないものはない。
それと同じように熱烈なカップルのイチャつきほど見たくないものはない。
だがこういうのを否定している人ほど自分に彼女ができると目も当てられないほど惚気ける。
……雄の場合、今までの経験上それは無さそうかもしれない。
恋人A「この噴水広場ってぇ……」
1.コインを投げ入れて表面で沈むと願いが叶うという一般的な言い伝え
2.ここでキスをするとその人と結ばれるという恋の言い伝え
3.夜に誰かの声が聞こえるという怪談話
4.謎の美女がいるという噂話
5.その他【何かあれば】
安価直下
恋の言い伝え選択で今日はここまで。
次の更新は明日か明後日のどちらかです。1時までに更新ないとその日は無いです。次回はこの日終わってまた休日ですかね。
それではお付き合いありがとうございました。
長らく更新できずすみません。
最近忙しくて時間が作れなかったです。
今から更新します。
恋人A「この噴水広場ってぇ……」
恋人A「ここでキスをするとぉ、その人とは結ばれる……」
恋人A「っていう言い伝えがあるらしいよ!」
恋人A「ロマンチックだよねぇ、ステキ……」
恋人B「俺は準備できてるぜ、ハニー……」
恋人A「えっ?ダーリン……」
恋人B「ハニー……」
恋人A「ダーリン……」
雄(ここにいたら頭がおかしくなりそうだ……!!)
雄(まずいまずい!早く逃げないと!)
雄(他人のゲロ甘恋愛なんて聞いてたら死ねる……!!)
脳みそが他人の恋愛に侵食されて洗脳されそうだった雄。
どうにか間一髪で逃げ出すことができたらしい。
人前でイチャつくのも大概にしてほしいものだ。
だが人前でイチャつけるということは……
自分たちの世界にそれほど没入できるということだ。
自分たちの世界を大切にできるのも、恋人関係を長く続けるのに大切なことだ。
雄(……けど……ここの噴水、そんな言い伝えがあったのか)
雄(覚えていてもいいかもな)
雄(いつか、恋人ができたら……)
今まで恋人はできたことあるため、この発言だと少し語弊が生まれそうだが。
(普通の)恋人。ということだろう。
【ハナシのネタ:噴水広場の恋伝説が追加された】
体力:100→95 精神:70→60
質問
範囲安価の時、仮に直下で友人or恋人登場コンマを踏んだ人がいたとして続く他二人がその安価に同意したらどうなりますか?
雄「ぜぇ、はぁ……」
雄「……よし。もう聞こえない」
にしてもだいぶ聞こえない場所に来たようだ。
ただ近くにいただけでカップルの声はそこまで声は大きくなかったのだが。
まあ独身期間ほど恋人の会話が嫌でも聞こえてくるもんだ。
自分の悪口だけ鮮明に聞こえるのと同じ現象である。
人間は都合のいい耳をしているのだ。
だからこそ社会で上手く生き抜ける人もいれば、上手に生きられない人もいる。
この後はどうしようか?
【現在の時間:夕方】
1.一度家へ帰る【体力・精神の回復】
2.どこかへ出かける【既出・新規どちらでも可】
3.誰かに連絡してみる【現状連絡できるのはあまたのみ】
安価下3まで。そこからコンマ
2 ゲーセン
2 図書館
2
ゲーセン
>>468 そうすると同一人物が候補を登場させたいがゆえの行動と思われる可能性も無くはないので……条件満たしているものと満たしていないもので分けようと思います。
例えば>>468の状況が起こったとして
安価↓1がコンマ90、↓2がコンマ60、↓3が80だとしたら
1~66 ↓1と↓3が適用。新恋人候補登場。
67~99 ↓2が適用。新恋人候補は登場せず。
親友候補の場合も同じくです。
つまり今回の場合、同じゲーセンでも友人候補が出る場合と出ない場合があるのかな
最後のヒロインってシチュ固定って言ってた気がするけど行き先関係なく70以上の偶数で出てくるの?
友人候補か、詩音に会えるかの判定はして欲しいな
使い回し防止的な意味でも詩音と繋がりがありますみたいな条件つけて欲しいな
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません