環「ミヤマクワガタはフジ型とエゾ型があるぞ！」

環「オオアゴの根元の突起がするどいのがフジ型で、先端の突起がするどいのがエゾ型だぞ！」

環「さむい所にはエゾ型が、あったかい所にはフジ型が多いぞ！」

ミヤマクワガタ「……」ｼﾞｮﾎﾞﾎﾞ

環「わっ、おしっこした」

環「たまき、汚されちゃったぞ……」

環「アオカナブンつかまえたぞ！」

環「街中にはあんまりいないけど、自然豊かな森とかに行けばたまに見つかるぞ！」

環「カナブンよりも少し細長くて、色がすごくキレイだぞ！」

アオカナブン「……」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘ

環「わっ、うんちした」

環「たまき、汚されちゃったぞ……」

環「タマムシつかまえたぞ！」

環「晴れた日に桜とか広葉樹の近くを飛んでることがあるぞ！」

環「運よく降りてきたらつかまえるチャンスだ！」

環「タマムシ、すっごくキレイだぞ！」

環「あと、たまきとちょっと名前が似てるね」

タマムシ「……」ﾌﾞﾘﾌﾞﾘ

環「わっ、うんちした」

環「たまき、汚されちゃったぞ……」

環「甲虫が前バネをちょっと持ち上げておなかの下の方をヒクヒクさせたら、うんちするかもしれないぞ」

環「みんなも気をつけてね！」

環「トノサマバッタつかまえたぞ！」

環「トノサマバッタは日本のバッタの中だとすごく大きいぞ！」

環「でもバッタは大きい方が捕まえるのがむずかしいぞ」

環「トノサマバッタは体が大きいぶん脚とか羽の筋肉もムキムキで、跳んだり羽ばたいたりして一気に遠くに行っちゃうぞ」

環「だから網を使わないとつかまえるのがむずかしいぞ」

環「網を持ってなくても、頑張ればつかまえれるぞ！」

環「まず、バッタを背の高い草むらに追いこむぞ！」

環「背の高い草に囲まれたバッタは、草に引っかかってジャンプに失敗することがあるぞ！」

環「そのすきにつかまえるんだ！」

環「でもこれだと大変だから、もっといいつかまえ方があったら教えてほしいぞ！」

トノサマバッタ「ｵｴｴｴ」

環「わっ、茶色い汁吐いたぞ」

環「たまき、汚されちゃったぞ……」

環「バッタはつかまえるとだいたい茶色い汁吐くから、顔の周りはさわらないようにね！」

環「カブトムシつかまえたぞ！」

カブトムシ「……」ｶﾞｼｯ

環「？」

カブトムシ「……」ﾑｸﾑｸ

環「わっ、交尾器出したぞ」

環「たまきの手と交尾するつもりなの？たまきの手はメスカブトじゃないぞ」

カブトムシ「……！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

環「あっ、交尾器が爪のすき間に……」

環「痛い痛い、やめてよ！そ、そんなの入らないぞ……！」

カブトムシ「（ﾌｳ……）」

環「うう……ひどいぞ……」



END