【ミリマス×ヒプマイ】静香「ディビジョン・アイドル」翼「ラップバトル?」 (36)

アイドル達が、あのラップバトルをする話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1625039893

P「ああ。2人はヒプマイって知ってるか?」

静香「確か声優さんによるラップバトルプロジェクト、でしたよね」

P「そうだ。そこのプロジェクトチームがアイドルにラップバトルさせたら面白いんじゃないか、ということで企画した特番らしいんだ」

翼「でもヒプノシスマイクって架空のマイクだよね?」

P「それなら問題ない。水瀬企業と346プロの某発明家アイドルの共同開発によってヒプノシスマイクを再現することに成功した」

静香「まあ、あの子ならそれくらいはできるでしょうね…」

P「ここからが本題だが、2人はこれに出てみたくないか?」

静香「…興味はありますね。ただ、ラップバトルは今まで見たことあるレベルしか…」

P「まあ予選開始は半年後だ。練習する時間ならたくさんある。」

翼「私は出てみたい!面白そうだし!未来と静香と私の3人なら勝てると思う!」

静香「そういえば未来はこの話は知らないのですか?」

P「未来には昨日この話をしたんだよ。そしたら『一旦家に持ち帰っていいですか?』って言われたんだ」

静香「未来が、ですか?」

翼「未来なら何も考えないで『出ます!』って言いそうだけどね」

未来「どうせ何も考えてないですよ」

静香「あ、未来」

翼「き、来てたんだ」

未来「プロデューサー、昨日のことで話があります」

P「ああ。どうするんだ?」

未来「昨日1日考えたんだけど、やってみることにします」

P「了解した」

未来「2人はどうするの?」

静香「未来がやるなら、私もやります」

翼「私たち3人で優勝しようよ!」

未来「…悪いけど、それはできない」

しずつば「「え?」」

未来「この大会って、1つの事務所から何チームでも出ていいんですよね」

P「ああ。共通項があったらな。出身地だったら事務所の垣根を越えてもいい」

未来「だから、私がリーダーのプリンセスディビジョン、静香ちゃんがリーダーのフェアリーディビジョン、翼がリーダーのエンジェルディビジョンでやってみたいんです」

未来「3人で一緒に戦うのも面白いけど、私は2人と戦いたいんです」

P「なるほど…2人はどうだ?」

静香「…未来、その話乗ったわ」

翼「絶対負けないよ!」

未来「2人ならそう言うと思ったよ。私も本気でやるからね」

未来「じゃあ私ボイトレしてくるから。またね」

こうして3人の熱い戦いが幕を開けた。

翼「なんか今日の未来、いつもと雰囲気違ってたね」

静香「ええ…普段と表情と話し方も違うし…」

翼「もしかして未来、ヒプマイファンで、その分本気度が違うとか…」

静香「そうかもしれないわね…じゃあ私たちもメンバー考えないとね」

翼「そうだね。未来はもう決めてるぽかったし」

今日は導入部分のみとなります。亀更新となる予定ですがご了承ください。

Side未来

百合子「…」

未来「その本面白いの?」

百合子「あ、未来ちゃんおはよう」

未来「何読んでたの?」

百合子「スライムに転生する漫画の原作」

未来「あああれね」

未来「で、あの話考えてくれた?」

百合子「ディビジョンバトルの件ですね」

未来「もう1回言うけど、プリンセスで1番語彙力あるのは百合子さんなんです。それはラップバトルではかなりの武器になりますから」

百合子「未来ちゃん、その話だけど…」

未来「…」

百合子「まだ付け焼刃程度だけど、準備はできてるよ」つラップバトル入門

未来「ありがとうございます」

未来「じゃあ私、もう1人のメンバースカウトしてくるので」

百合子「誰にするの?」

未来「実は、事務所に入った時から目を付けてた子がいるの」

シアター屋上

可奈「発声練習ら~ら~♪」

未来「今日も自主トレ?」

可奈「あ、未来ちゃんおはようございま~す!」

未来「最近調子いいみたいじゃん」

可奈「はい!昨日もトレーナーさんに褒められたんです!」

未来「それはよかったね」

未来「ところで、この前の話のことだけど…」

可奈「…本当に私でいいの?」

未来「可奈ちゃんの即興ソングのスキルは、努力で手に入れられるものじゃない。その才能をラップに活かすことができたら、かなりのものになる」

可奈「で、でも私、経験ないですよ」

未来「大丈夫。可奈ちゃんが努力で歌唱力を身に着けたようにすればいいだけのこと。時間はまだいっぱいある」

可奈「…わかりました!よろしくお願いします!」

プリンセスディビジョン Pinky Tiara結成

リーダー 春日未来  MC NAME MC FUTURE
メンバー 七尾百合子 MC NAME Lilyknight
     矢吹可奈  MC NAME Crazy Clarinet

今日はここまで。次回はSide静香の予定です。
あとこれを呼んだ方は↓の安価SSに協力してもらうと助かります。

【アイマス】IAソロ部門決勝戦【安価】
【アイマス】IAソロ部門決勝戦【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1620708656/)

Side静香

静香「…」

ジュリア「あれ?シズ、何悩んでんだ?」

静香「ジュリアさんおはようございます。実はディビジョンバトルのメンバーを誰にしようかと」

ジュリア「そういやPが言ってたな」

静香「最初は本場のラップバトルに触れてそうな歩さんを誘ったんですけど…」

歩『ああ悪い。そういうとこ近寄らないようにしてたから。それにアタシ、早口でまくし立てるみたいなのも苦手だし。あとまだ腰も完治してないし』

静香「と、断られまして…」

ジュリア「まあそういうの苦手そうだもんな歩は」

ジュリア「…なあシズ、それ、アタシじゃだめか?」

静香「え!?ジュリアさんラップの経験あるんですか?」

ジュリア「いや本格的なのはないけどラップ調の曲なら何曲か作ったことあるから、練習すれば大丈夫だと思う。そのくらいのレベルでも大丈夫なら入れてほしんだが…」

静香「十分です!ありがとうございます!」

静香「これであと1人です。でも誰にすれば…」

ジュリア「…シズ、確かヒプノシスマイクって、ラップで精神攻撃するやつだよな」

静香「ええ。そうですけど…」

ジュリア「じゃあうちにいるじゃねえか。鋼の精神持ってるやつが」

静香「…あっ!」

=======

朋花「なるほど。それで私に話を持ち掛けてきたんですね~」

静香「はい。技術がありそうな人ばかり考えてたので、ジュリアさんの助言がなかったら路頭に迷うところでした」

ジュリア「ところで、トモカってラップの経験は…」

朋花「ありませんよ~。でも、子豚ちゃんたちに、聖母に不可能なことはないと証明しないといけませんしね~」

静香「で、では…」

朋花「はい。喜んでメンバーになってあげましょう~」

静香「ありがとうございます!」

ジュリア「ところでシズ、チーム名はどうするんだ?」

静香「え?」

ジュリア「ここまでお膳立てしたんだ。チーム名くらい自分で決めてくれよな」

静香「ええとじゃあ…『Twinkle Blue Star』というのは…」

朋花「なるほど~。フェアリースターズのマークからとりましたか~」

ジュリア「シズ、いいチーム名だと思うぜ」

静香「で、ではこれからこのチーム名で頑張っていきましょう!」

ジュリア「ああ!」

朋花「はい~」

フェアリーディビジョン Twinkle Blue Star結成

リーダー 最上静香 MC NAME Ms.Grain
メンバー ジュリア MC NAME Red Rock
     天空橋朋花 MC NAME Maria Mary

今日はここまでです。次はSide翼となります。お楽しみにお待ちください

Side翼

レッスンルーム

翼「歌織さんいる?」

歌織「あ、翼ちゃんおはよう」

翼「今日も年少組の子たちにレッスンしてたの」

歌織「はい。みんなと一緒にやると楽しいですから」

翼「じゃあもっと楽しいことしてみない?」つディビジョンアイドルラップバトル申込書

歌織「それって…」

翼「歌織さんもプロデューサーさんから聞いてるでしょ?」

歌織「聞いてますけど…私でいいんですか?」

翼「うん。私のチームコンセプトは『楽しんで勝つ』だから。だからまず音楽を楽しんでる人を入れたかったの」

歌織「それで私ってこと?」

翼「だってエンジェルで一番音楽を楽しんでるのは歌織さんだもん」

歌織「…ちょっと考えてもいいかしら」

翼「わかった。じゃあ私もう1人誘ってくる」

歌織「もう決めてるの?」

翼「うん。多分今ゲーセンにいると思う」

ゲームセンター

杏奈「…」

You win!

翼「おはよう杏奈!」

杏奈「あ…翼、さん…おはよう」

翼「ちょっと私と対戦してくれないかな?」

杏奈「え…翼、さん…このゲーム…したこと、あるの…?」

翼「家庭用ならやりこんでるよ。それでお願いがあるんだけど、私が勝ったら、私のお願い聞いてくれない?」

杏奈「うん。いい、よ…。ルール、は…翼、さん、が、決めて、いい、よ…」

翼「じゃあ3本勝負でいい?」

杏奈「わかった…」

30分後

翼「あー面白かった」

杏奈「翼、さん、すごいね…杏奈が、1本、取った、後、ストレートで、返され、ちゃった…」

翼「じゃあ約束ね。それじゃあ私とラップチーム組んでよ」

杏奈「え…もしかして、あの…」

翼「そう。杏奈も聞いてるでしょ」

杏奈「翼、さん…」

杏奈「それならもう、準備、できてる…」つオルタナティブラップバトル

翼「よかった!杏奈なら面白いラップしてくれそうだもん!」

杏奈「足、引っ張らないよう…頑張る…」

ピピピピ ピピピピ

翼「あ、もしもし歌織さん?」

翼「うん、うん…入ってくれる!?ありがとう!」

杏奈「もう1人…歌織、さん、なの…?」

翼「うん。さっき誘ってきたんだ」

杏奈「歌織、さん、なら…安心、できる…」

翼「じゃあこれから3人で頑張ろう!」

エンジェルディビジョン Yellow Wing結成

リーダー 伊吹翼  MC NAME Little Devil's wing
メンバー 桜守歌織 MC NAME Sonic Diva
     望月杏奈 MC NAME Vivid Rabbit

今回はここまで。次回からはレッスン編で未来のチームの様子を書きます。しばしお待ちを

SideP.T

未来(あの日から1ヶ月、2人の実力はかなりのものになった)

未来「2人とも、私の予想以上に成長したね」

百合子「未来ちゃんの教え方がうまいからだよ」

可奈「うんうん!すごくわかりやすい!」

未来「それはよかった」

百合子「未来ちゃんがこんなにラップに詳しいとは思わなかったよ」

未来「いや、私というより、友達が詳しかったんだ」

可奈「え?」

未来「5年前、私の友達にすごくヒップホップ好きな人がいて、私がなんちゃってDJやって、その子がその音に合わせてラップをする、っていうのが私の一番の遊びだったんだ」

未来「その子いつもいつか日本で一番のラッパーになるって言ってたから、私も応援してたんだ。私が2人に教えたことも、その子の受け売りってわけ」

百合子「その子は今どうしてるの?」

未来「それが…今はものすごく遠い場所に行っちゃって」

百合子「あ…」

可奈「それってどういう…」

百合子「…」ヒソヒソ

可奈「!?」

可奈「未来ちゃんごめん!悲しいこと思い出させちゃって!」

未来「いいよ、もう過ぎたことだし」

百合子「そ、それっていつのこと…なの?」

未来「その子が初めてラップの大会に出るってなって、当日その会場に行く途中に交通事故で…」

ゆりかな「「…」」

未来「ごめんね、湿っぽい空気にさせちゃって」

百合子「い、いや私が不用意に聞いちゃったせいだよ」

可奈「わ、私もごめんね」

未来「…よし!切り替えていっぱい練習しよう!」

ゆりかな「「はい!」」

本日はここまで。次回はSideT.B.Sとなります。お楽しみに

SideT.B.S

ジュリア「よし、今日はここまでだな」

静香「2人ともすごいですね。私なんか2人に食らいつくのに精いっぱいで…」

朋花「いやいや、静香ちゃんもちゃんとレベルアップしていますよ~」

静香「で、でも今日も何回も詰まっちゃってましたし…」

ジュリア「…シズ、もしかしてライムに重点が行き過ぎてるんじゃないのか?」

静香「え?でもラップバトルってそういうものじゃ…」

ジュリア「確かにライムは必要だ。だが時には自分の思うままに生まれた言葉も大切だ」

ジュリア「これ、アタシが作詞するときに気を付けていることだ」

静香「なるほど…朋花さん、もう1回だけ私とサイファーしてもらえませんか?」

朋花「いいですよ~」

=====

ジュリア「…シズ、いいフローじゃないか!」

朋花「どうやら静香ちゃんには、このスタイルが合うみたいですね~」

静香「本当ですか!?ありがとうございます!」

ジュリア「これからもどんどんスキルを上げていこうぜ!」

静香「はい!」

お待ちいたしました。次はSIDEY.Wです。お楽しみに

SideY.W

翼「よし!もう1回やろう」

歌織「翼ちゃん最近すごいですね」

杏奈「うん…。いつも、だったら、このあたりで、飽きてくるのに…」

翼「確かにそうかも。でもラップバトルの楽しさに気付いたんだ。こんなに面白いものだったんだって」

翼「それに…あんな表情の未来みたら、飽きたなんて言ってられないよ」

歌織「どんな感じだったの?」

翼「普段と全然違うよ。まるで別人みたいな感じ」

杏奈「そう、なんだ…」

翼「だから未来がどんなラップしてくるかすごく楽しみなんだ」

杏奈「…話聞いてたら、杏奈も、楽しみに、なってきた」

歌織「私もです。別人のような未来ちゃんって気になりますね」

翼「じゃあ本番まで楽しみに待ってようよ」

ピロン

翼「ん?プロデューサーさんからだ」

P『ヒプノシスマイクが届いた。各チームのリーダーは取りに来るように』

翼「…どうやら明日から本格的なレッスンになりそうだよ。2人ともついてきてね」

歌織「はい!」

杏奈「うん…」

次回はレッスン編2週目+各チームメンバーのヒプノシスマイク&スピーカー紹介となります。お楽しみに。

SideP.T

可奈「これがヒプノシスマイクなんだ…」

未来「ご丁寧に中王区のマークも入れてあるよ」

未来「早速起動してみようか。まずは百合子さんから」

百合子「はい!」カチッ ブイン

可奈「すごい!ちゃんと変化しました!」

未来「百合子さんはヘッドセットマイク型で本と本棚風のスピーカーね。百合子さんらしいね」

可奈「じゃあ次は私!」カチッ ブイン

未来「可奈ちゃんはおもちゃっぽいマイクと管楽器風のスピーカーね」

可奈「これ、私が小さい頃に使ってたマイクに似てる…」

百合子「使用者の個性に合わせて変化するのも一緒ですね…」

未来「じゃあ私も…」カチッ ブイン

百合子「銀色のハンドマイクに…ターンテーブルとスピーカー?」

可奈「な、なんか普通だね…」

未来「まあいいじゃん。私らしくて」

未来「じゃあ今日からこれを使ってレッスンするよ。ついてきてね」

ゆりかな「「はい!!」」

次回はTwincle Blue Starのマイク&スピーカー紹介となります。お楽しみに

SideT.B.S

ジュリア「これがヒプノシスマイクってやつか」

静香「原作だと使用者の個性に合わせてマイクが変形して、さらに特殊なスピーカーが現れるそうです」

朋花「じゃあ私からいきますね~」カチッ ブイン

ジュリア「翼をあしらったスタンドマイクに、マリア像風のスピーカーか」

静香「朋花さんらしいですね」

ジュリア「次はアタシ!」カチッ ブイン

静香「赤いスタンドマイクに、ギターとドラムセット、みたいですね」

朋花「最後は静香ちゃんですよ~」

ジュリア「シズってなると…うどんか?」

静香「いや流石にうどんのスピーカーは私でもちょっと…」カチッ ブイン

朋花「ヘッドセットマイクに、ピアノですか~」

ジュリア「そういやシズ、ピアノ得意だったな」

静香「ではレッスン始めていきましょう」

ジュリア「ああ、今日からが本当のスタートだ!」

次回はYellow Wingのマイク&スピーカー紹介となります。お楽しみに

SideY.W

杏奈「これ…すごい…。ちゃんと、マイクが、変形するところまで、一緒…」

歌織「とんでもない技術ですね…」

翼「ええっと、歌織さんが無線機型のマイクでF1カー風のスピーカーで、杏奈が64用っぽいマイクでポリゴン風のスピーカーだね」

翼「私もかっこいいのがいいけど…」カチッ ブイン

歌織「黒い羽根をあしらったスタンドマイクに、コスメ風のスピーカーね」

杏奈「翼さん、なら、納得…」

翼「私もこれなら納得かな」

TRLLLLLL

翼「はいもしもし。はい…じゃあすぐ行きます」

杏奈「誰、から…?」

翼「プロデューサーさんから。優勝賞金の件で話があるから来てほしいって」

-------

みらしずつば「「1億円!?」」」

P「ああ。なんかマイクの開発資金が思ったより余ったからちょっと色付けて賞金にしようってなったらしい」

静香「その辺杜撰すぎませんか?」

翼「でも1億円だよ!?いっぱい化粧品買えちゃうよ!」

未来「…」

静香「未来?」

未来「あ、ごめん。考え事してた」

未来(1億ってなったら他のチームの本気度も変わってくるはず)

未来(この大会、面白いことになりそう)

次回、いよいよ本番となります。お楽しみに

その後3チームとも鍛錬に励み、予選を突破。ついに本選を迎えた。

静香「…」

ジュリア「シズ、何みてるんだ?」

静香「今回のトーナメント表です」

朋花「確か1~3回戦は代表者による個人戦で、準決勝からはチーム戦でしたね~」

静香「そうです。できれば未来と翼のチームと戦いたいのですが…」

ジュリア「この表だと、あたるのは決勝だな」

朋花「そうですね~」

コンコン ガチャ

翼「静香、おはよっ」

静香「翼、おはよう」

ジュリア「よっ翼」

翼「静香、ジュリアーノと朋花さんを仲間にしたんだ」

静香「そうよ。翼は誰を仲間にしたの?」

翼「もうすぐ来るよ」

歌織「翼ちゃんここにいたのね」

杏奈「翼…おはよう…」

朋花「なるほど、歌織さんと杏奈ちゃんですか~」

静香「翼、面白い組み合わせね」

翼「うん!とにかく楽しいチームにしたかったからね!」

コンコン ガチャ

百合子「おはよう。あれ?みんないるんですか?」

可奈「おっはようございま~す♪」

静香「百合子さんに可奈?」

翼「もしかして、2人が未来のチームメイト?」

百合子「はい」

ジュリア「肝心のリーダーは何してるんだ?」

可奈「それがお守りを忘れたから少し遅れるって…多分もうすぐ着くと思う」

ガチャ

未来「あ、ここにいたんだ」

百合子「未来ちゃん!待ってたよ」

未来「ごめんね2人とも」

歌織「百合子ちゃんは分かるけど、可奈ちゃんは予想になかったですね」

未来「どうですか歌織さん。これが私のチーム『Pinky Tiara』です」

可奈「歌織さん、普段はレッスンでお世話になってますけど、今回は負けませんよ!」

歌織「私もよ。お互い全力を尽くしましょうね」

翼「ねーねー未来。私たちのチームどう思う?」

未来「んー…翼は面白い組み合わせだけど、静香ちゃんは予想通りって感じかな」

未来「あとプロデューサーさんから聞いたけど、静香ちゃん自分でメンバー決めれなかったんでしょ?そんな人がよく予選勝ち抜けたよね」

静香「ちょっと未来、今の発言取り消しなさい」

未来「え?いや事実を言っただけじゃん」

静香「確かにメンバーは私じゃ決めきれなかった。それでも私たちは予選上位で勝ち上がることができた」

静香「それに未来のチームは、ギリギリで勝ち上がったって聞いたわよ」

未来「まああの時は私の調子が悪かったの。本調子だったらもっと順位上だったよ」

静香「それただの言い訳にしか聞こえないわよ」

ジュリア「おいおい落ち着けって2人とも」

百合子「そうですよ。戦いならステージでやりましょうよ」

未来「…まあそうだね。じゃあ2人とも、私先に控室に戻るからね。それじゃあ」

バタン

ジュリア「…話には聞いていたが、本当に雰囲気違うな」

杏奈「あんな…未来ちゃん…見たこと、ない…」

百合子「静香ちゃんごめんね。最近の未来ちゃんずっとあんな感じで」

静香「…まあいいわ。この感情は本選でぶつけましょう」

翼「…じゃ、じゃあ私たちもそろそろ戻ろうか」

歌織「そ、そうね。戻って作戦会議しましょう」

杏奈「3人とも、またね…」

バタン

静香「では2人とも、まずは1~3回戦で戦う順番を決めましょう」

ジュリア「そ、そうだな」

朋花「はい~」

今日はここまで。次の更新をお待ちください

Pinky Tiara控室

未来「じゃあ初戦は百合子さん、2回戦は可奈、3回戦で私でいいね」

可奈「う、うん…」

百合子「…ところで、忘れたお守りって何だったの?」

未来「ああ、これだよ」

可奈「ゴーグル?」

未来「これはあの子がラップするときに装着してたものなんだ。これを持ってたら、あの子が近くにいるように感じるんだ」

百合子「そうなんだ…」

コンコン ガチャ

AD「すいません。そろそろオープニングの収録を行いますのでスタジオへの移動お願いします」

未来「あ、わかりました」

未来「それじゃあ2人とも、絶対に優勝するよ」

ゆりかな「「はい!」」

今日はここまで。次回をお楽しみに

ついに始まった本戦。

3チームとも1,2回戦は余裕で突破。

そして3回戦。

『勝者、Yellow Wing!』

翼「やった!」

歌織「おめでとう翼ちゃん!」

杏奈「相手も…強かった、ね…」

翼「うん。でも静香のチームも勝ったし、ここで負けるわけにはいかないよ」

翼「それに…次は未来のチームだからね」

歌織「確か未来ちゃんのチームの相手って…」

杏奈「ARMooo…だよ…」

翼「未来…大丈夫かな…」

歌織「ARMooo、予選トップ通過したチームですからね」

杏奈「頑張って、応援、しよ…」

翼「そうだね」

次はいよいよ未来のチームが登場です。お楽しみに

未来「いよいよ私の出番だね」

百合子「未来ちゃん、大丈夫なの?」

未来「何が?」

可奈「だって未来ちゃん、人をディスるラップは苦手だって…」

未来「苦手だけど、2人が頑張ってここまで連れてくれたから、なんとかなるよ」

未来「じゃあ…いってくる」ゴーグルソウチャク

『3回戦最終戦はPinky Tiara VS ARMooo!代表者は前へ!』

律子「未来、ゴーグルなんか着けてどういうつもり?そんなので普段の私じゃないとか言うつもりじゃないでしょうね」

未来「…うっせえな秋月。事務員兼任アイドルという中途半端なやつには言われたくねえよ」

律子「!?」

律子(何この威圧感…いつもの未来じゃない!?)

『先攻、ARMooo!Get Ready…Bring the Beat!』

律子「…まあいいわ。さっさと仕留めるわよ!」ブイン

未来(パソコン風のスピーカーか、秋月らしいな)

律子「何なのそのださいゴーグル あなたの魂丸ごと葬る 完璧な計算で勝利をアジェンダ 今夜私がこのステージのセンター!」

ドォン!

未来「…ふうん、結構やるみたいじゃん」

亜美「う、嘘…」

真美「りっちゃんの攻撃が、効いていない、だと…」

未来「それじゃあ、こっちもいくよ」

未来「お前がセンター?笑わせんな お前は端っこがお似ええだ 中途半端なやつは速攻退治 お前に送るぜR.I.P」

ドォォォン!

律子「うわああああああ!」

バタン

『1,2,3…9,10!』

カンカンカン

『な…なんと春日未来が予選1位のARMoooの秋月律子を1Verseで倒したー!すごい逸材が現れましたディビジョンアイドルラップバトル!』

未来「…ふう」ゴーグルカイジョ

未来「もう律子さん、もうちょっと楽しませてくださいよ」

百合子「…」ボーゼン

可奈「…」サラニボーゼン

次回は幕間となります。お楽しみに

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 01:50:03   ID: S:wq3B7z

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