雷雨が叩き付けるように降りしきるある真夜中のこと
コナン「こんな時間に俺を呼んで・・・何の用だ博士」
阿笠「すまんのう新一。雨の中ワシの家まで行くのは大変じゃったろう」
コナン「御託はいい。早く用件を言いな――いや、もう大体目星はついてるけどな」
阿笠「ほほ・・・そうか。じゃが当てられてしまうのも癪じゃからのう。ここはワシに言わせてくれ、花を持たせると思って」
コナン「・・・・・・全く。しょうがねえジジイだ。早くしなよ」
阿笠「フフフ・・・新一・・・」
コナン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
阿笠「ワシじゃよ新一・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
コナン「・・・・・・何が博士だって?」
阿笠「ふん、とぼけよって。新一ならとうの昔に知っておるじゃろう」
コナン「さあ、どうだかね。もっとも、博士が何者だろうと最早何人にも止められない巨剛たる恐怖の存在に変わりはないけどな」
阿笠「恐怖か・・・新一にとっての恐怖とはなんじゃ?黒の組織の黒幕か?」
コナン「バーロ、黒の組織程度なら時間さえかければ対処できないこともない。だが博士、アンタは――」
阿笠「・・・・・・・・・ワシは?」
コナン「存在自体が天地鳴動の災厄をもたらす、生きる絶望・・・もとい絶望の根源!」
阿笠「WAR SHE JAR YOU SIN ITCH」
コナン「ん?ああ」
阿笠「WAR SHE JAR YOU SIN ITCH」
コナン「もっと唱えろよ、その呪文」
阿笠「WAR SHE JAR YOU SIN ITCH」
阿笠「WAR SHE JAR YOU SIN ITCH」
阿笠「WAR SHE JAR YOU SIN ITCH」
阿笠「WAR SHE JAR YOU SIN ITCH」
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