【ハイスクール・フリート】明乃「安価とコンマでやり直す」 (98)

明乃とましろが出会うくだりはカット

真雪「皆さん、ご入学おめでとうございます……」

明乃(ファー……。早く終わらないかな……)

10分後

真雪「……立派なブルーマーメイドになってください」

教官「それでは配布したパンフレットに従って移動してください」


明乃「すごーい!モカちゃん武蔵だよ!武蔵!しかも艦長!」

もえか「ミケちゃんだって艦長になったじゃない>>2の」

>>2
選択肢1 晴風
選択肢2 五十風(はたかぜ型護衛艦※FRAM済み)
選択肢3 みらい(ジパングの)


※選択肢によって、世界観が根底から変わります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1615725999

本日の0時00分までに来なければ、選択肢1で行きます

>>3 0時00分まで受け付ける

1

もえか「晴風の艦長なんだから」

明乃「えー。でも晴風は航洋艦クラスだから本隊では艦長って言わないらしいよ……」

もえか「で、でもここでは艦長だよ!」

もえか「そ、それに、小さい船の方が隅々まで目が行き届いていいんじゃないかな?」

明乃「確かに!」

明乃「でも……私で大丈夫かな……」

もえか「ミケちゃんなら大丈夫だよ!」

放送「生徒は各艦に乗り込んでください」

明乃「あ、行かなくちゃ!」

もえか「またね!ミケちゃん」

明乃「またねー!」

晴風の教室

ましろ(なぜ晴風に……ツイテない……)

明乃が入ってくる

明乃「あー。さっきの子!同じクラスだったんだね!」

ましろ(ツイテない……)

明乃「縁があるのかな?」

ましろ「絶対にない!」

明乃「ハハハ!面白いね!」

ましろ「笑うな!」

明乃「所で名前は?」

ましろ「宗谷……」

明乃「宗谷……ましろさん?」

明乃「副長さんだよね!私は岬明乃!よろしくね!」

ましろ「ああ……」

ましろ(ツイテない……)

古庄「晴風クラス、全員揃ったか!?」

古庄は見渡す

古庄「艦長!」

明乃「はい!」

ましろ(艦長!?)

明乃「起立!礼!」

古庄「着席してください」

ましろ(なんであんな奴が艦長に……)

古庄「指導教官の古庄です。(中略)あなたたちが立派なブルーマーメイドになることを、楽しみにしています」

古庄「では各自、出港準備!」

明乃「起立!礼!」

明乃「あの!古庄教官!」

古庄「何?

>>7

パソコンがバグった。

明乃「あの!古庄教官!」

古庄「何?岬さん」

明乃「なぜ私が艦長なんですか?もっと他に向いている子がいると思うんですが……」

古庄「では聞くが、あなたの理想の艦長とは?」

明乃「……船の中のお父さんみたいな……」

古庄「ではそうなればいいわ……」

古庄(あみだくじで決めたなんて言えない……)

晴風艦橋

明乃「改めまして、艦長の岬明乃です。よろしくね!」

ましろ「副長の宗谷ましろだ」

幸子「書記の納沙幸子です」

芽依「水雷長の西崎芽依よ」

リン「航海長の知床鈴です……」

志摩「ほ…ほ…」

明乃「砲術長の立石志摩さんだね」

志摩「うい……」

明乃「じゃあみんな!定位置について!」


描写が面倒なので出港シーンはカット

西ノ島新島沖

ましろ「現在位置は?」

リン「28度10.5分ノース、139度33.3分イースト……あと72.4マイル……」

ましろ「現速度で残り何時間だ……」

リン「巡行18ノットで4時間……」

ましろ「ツイテいな……」

リン「ごめんなさい!私が方向を間違えたから……」

幸子「エンジンも一回止まりましたしね……」

芽依「高圧缶だからねぇ」

明乃「速度は速いけど故障が多いよ……」

その時、砲弾が飛んできて着水する

明乃「!?」

ましろ「なんだ!?」

見張り台から野間の報告が飛ぶ

野間『着弾!右30度3.0!』

明乃「着弾!?」

野間『また着弾!』

広田『後甲板に浸水!』

伊良子『調理室で茶碗が割れちゃったよー!』

明乃「宗谷さん!」

ましろ「ハイ!」

明乃「肩車して!」

ましろ「は、はぁ……」

ましろは体を低くする。

明乃が乗る

明乃「ありがとう。私だけじゃ届かないから…」

ましろに肩車された明乃は天板を開ける

野間「艦長!>>11からの砲撃です!」


選択肢1 猿島(古庄教官、原作通り)
選択肢2 武蔵(モカちゃん)

2

野間「艦長!武蔵からの砲撃です!」

明乃は双眼鏡を覗く

明乃「モカちゃん……なんで……」

ましろ「猿島は!?」

野間「猿島及び他艦艇確認できません!」

更に晴風に砲弾が降り注ぐ

野間「右舷に着弾!」

明乃「爆発した……これって実弾!?」

ましろ「このままでは死人が!」

明乃「リンちゃん!回避運動を!」

リン「り、了解!」

明乃「そ、そうだ!宗谷さん、降ろして!」

明乃「ココちゃん!武蔵に砲撃をやめるよう打電を!」

リン「まだ撃ってくるよ!?」

芽依「そろそろヤバいんじゃない!?」

志摩「うい……」

幸子「武蔵の46㎝砲弾をまともに受ければ晴風は浮いていられませんよ!」

野間「右舷に着弾!!」

芽依「さっきより狙いが正確になってる……もうこうなったら反撃しようよ!」

ましろ「それでは反乱になる!」

芽依「武蔵が私たちを撃っている時点で、武蔵が反乱したってことでしょ!?」

野間「着弾!」

明乃「>>13を撃とう……」


選択肢1 模擬弾頭魚雷
選択肢2 通常弾頭魚雷
選択肢3 主砲一斉射

選択肢4 自由にどうぞなんでもあり

>>15 選んでちょーよ

>>14にしようとしたんだけどこれを書いたら>>15になるのか……

どう考えても駆逐艦相手に大和型の砲弾はやべーんだな

4、距離を離して隠蔽状態になる

明乃「逃げよう!」

ましろ「武蔵を野放しにするんですか!?」

幸子「46㎝砲の前に駆逐艦なんてゴミ以下ですよ!」

ましろ「ぐっ」

明乃「つぐチャン!ブルーマーメイドに連絡を!」

明乃「リンちゃん!進路反転180度、最大戦速!」

マロン『機関がもたねぇよ!』

明乃「今ここで沈むのと機関が壊れるのどっちがいいの!?」

マロン『わーったよ!』

晴風は進路を変える



もえか「ごめんねミケちゃん……」

古庄「やはり友情は捨てれない?」

もえか「一応幼馴染ですからね……」

古庄「まぁいいわ……」

もえか「予定通り、ブルーマーメイドに打電を!」

学校

教員A「武蔵より入電!『猿島以下全学生艦はこれより、海洋学校の指揮下を離れ、貴国に対し交渉を求める』と!」

教員B「猿島と学生艦が!?」

教員C「反乱という事か!?」

教員A「まだあります!弾頭は……」

教員B「なんだね!」

教員A「弾頭は通常にあらず!!」

教員C「なんだと!?」

教員B「と、とにかく、解海上安全整備局に報告だ!」




幸子「それにしても、あの砲撃は何だったんでしょう……」

芽依「ちゃんと逃げられるか、猿島が武蔵にやらせたんじゃないの?」

ましろ「ならばなぜ猿島が直接行わない」

リン「どっちにしても危ないよ……」

志摩「うい……」

幸子「もしかしたら猿島がクーデターを起こして武蔵を乗っ取ったとか!?」

幸子「『我々は、ブルーマーメイドの教官艦というちっぽけな存在ではない!宣言する!我々は独立国家武蔵ぃ!』」

ましろ「どこの『やまと』だ!」

明乃「でも、大きなけがが無くてよかった。被害状況をまとめたら、学校に連絡した方がいいよね」

明乃(モカちゃん……)

幸子「あ、無線ですね。取りまーす」

幸子が受話器を取る

幸子「……」

幸子「!!」

幸子「大変です……」

明乃「え?」

幸子「武蔵が……武蔵が反乱したって!」

ましろ「反乱!?」

幸子「それだけではありません!何故か私たちも共犯扱いに!」

明乃「!?!?!?」

学校 

真雪「学生艦全艦が反乱!?」

教頭「はい。猿島以下全艦艇の乗組員は武蔵に移乗、日本に対し、脅迫を行っているそうです」

真雪「なぜそんな状態に……」

教頭「電文は古庄薫の名で送られてきていました。教官が生徒を脅迫して行わせている可能性もあります……」

真雪「ああ……」


ブルーマーメイドの行動は?

選択肢1 宗谷真雪を速やかに更迭し、ブルーマーメイド艦隊を武蔵に送る(晴風にも艦隊がやってきて、撃沈しようとする)
選択肢2 武蔵に潜水艦を接近させ、内部制圧を図る
選択肢3 もう少し様子をうかがう
選択肢4 自由になんでもどうぞ

本日の0時00分までに来なければ1で続けます

海上安全整備局庁舎の一室

スタイガー「これはもう反乱と受け取るしかないだろう!」

スタイガー「猿島は武蔵を占拠し、生徒もそれに加担して日本に脅迫を仕掛けている。これはもうそうと受け取るしかない!」

真雪「待ってください!これは猿島教官古庄が一人で行い、生徒たちは力で脅され加担させられているという可能性も捨てられません!」

偉い人A「どうだかね!彼女たちはまだ何も要求していない。他国への亡命の恐れもある」

偉い人B「最悪の場合は撃沈か……」

真雪「撃沈!!」

真雪「ですから!……」

スタイガー「わかっている!」


ブルーマーメイド本隊の庁舎

曽根崎「諸君にも連絡したと通り、猿島以下全学生艦が反乱した」

曽根崎「防衛省及び海上安全整備局は武蔵を捕獲次第軍法会議、最悪の場合撃沈もありうると強固に言ってきた」

「撃沈!!」

真霜(なるほど……この面々が……裏の支配者と制服組か……)

真冬(曽根崎統幕に大島海幕、技術研の田中に万里小路重工の万里小路取締役、西日本電力の中野に影の総理と噂されている海樽とブルマーの幹部連か……裏の国防会議だなこれは……)

曽根崎「つまり、私たちは捜索だけで裁く権利はないということだ……」

大島「ブルマーではなく海上安全整備局所属にしたことが裏目に出ましたな……」

万里小路「しかし世界の世論はそうだったんだからあの時は仕方なかったのだよ……」

中野「いったい、奴らの狙いは何だ?」

幹部A「考えられるとすれば亡命ですな」

中野「亡命!?どこにだね?」

幹部A「実用性のある戦艦を欲しているロシア、中東近辺が考えられます」

幹部B「バカな!」

幹部B「彼女は親子代々ブルマーが誇るエリートだぞ!」

幹部C「やはり教官艦隊への左遷が裏目に出ましたかな……」

幹部B「つまりやけになっていると……?」

田中「まずいですな……間違ってでも民間人に被害があれば政府は転覆ですよ……」

幹部連中「!!」

幹部A「やはり、早めに沈めてしまった方がいいのでは!?」

万里小路「し、しかし!あの艦には国家予算の3パーセントをつぎ込み教育艦に改装されたのですぞ!」

海樽が杖を突く

海樽「武蔵を沈めてはならん!何のために日本のブルマーは海上安全整備局から半分独立しているんだ!」

海樽「曽根崎君、大島君……」

曽根崎、大島「ハイ……」

海樽「今はなんとしてでも海上安全整備局の艦隊を出させてはならん……」

曽根崎「ハ……?」

海樽「撃沈されてしまうのがオチだ。しかし、武蔵は日本の誇りである。今は様子を見る……」

曽根崎「ハイ……」

海樽「宗谷君」

真霜、真冬「は……」

海樽「君たちのお母さんに話を通しておいてくれ……」


※海上安全整備局は世界各国のブルーマーメイドを統括する国際機関です。

晴風


録音テープ「猿島以下全学生艦が反乱。発見次第観測を開始。攻撃するようであれば撃沈もやむなし」

芽依「なんで私たちまで反乱したことになってんのよ!」

芽依「武蔵が勝手にやっているだけでしょ!」

リン「うえぇぇ!?」

ましろ「知床さんに言っても仕方ないだろ!」

芽依「そうだよね……ごめん……」

リン「でも、どうして反乱なんてしちゃったんだろう……」

明乃「モカちゃんは反乱なんてしないよ!」

ましろ「ならば武蔵をどう説明する!」

幸子「きっと、古庄教官に脅されていたんですよ!『お前らー!この武蔵は我々が占拠する!晴風を撃沈せよ!』『そんな!晴風を攻撃なんてできませーん!』『ええい!ならば私が沈めてやる!』ズドーン『あ、逃げられた!ええい。このまま晴風も反乱したことにしてやる!』」

ましろ「……なるほど……無くはない……」

明乃「そんな……」

ましろ「それより納沙さん、タブレットの通信は切ってあるのか?」

幸子「艦長の指示があった時に切りました」

ましろ「通信が使えないのは何かと不便であるがな……」

芽依「まぁ、今発見されて沈められるよりはいいんじゃない?」

明乃「ごめんね。不便だと思うけど横須賀に帰るまでは絶対に見つかっちゃいけないからね」

リン「い、位置情報のビーコンも切ってあるけど…私たちってお尋ね者ってことだよね!?高校生になったばかりなのに犯罪者にされちゃったってことだよね!?」

ましろ「ネガティブに考えるな!」

海上安全整備局

スタイガー「君たちは武蔵がいかなる特殊弾頭の装備もあり得ないというのだな?」

スタイガー「もし武蔵が核を含む特殊弾頭を装備していたならば日本はブルーマーメイドの安全保障条約を踏みにじることになるが!?」

真雪「我が校の艦艇に限ってその様なことは……」

スタイガー「よろしい。ならば我々はそれに則った作戦を立案する」

ブルマー幹部「あくまでも武蔵は海上安全整備局の所属のはずだが…」

スタイガー「分かっている。だから今は迂闊に手を出す必要はない!」


>>25

武蔵は何を装備している?

1 核
2 RATtウイルス
3 GUSOH
4 核及び2か3
5 はったりである
6 ご自由に

GUSOHについては https://ja.wikipedia.org/wiki/GUSOH を参照

RATtウイルスについては 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88#%E7%94%A8%E8%AA%9E
のRATtを参照

>>26 0時00分まで

時間過ぎちゃってたけどまだ有効なら…
4 と2

明乃「各部、損害を教えて」

青木『後甲板は応急処置が必要ッス』

マロン『最大線速にしたから総点検が必要になっちまったでぇい!』

美甘『炊飯器以外損害ありません……』

マッチ『見張り台、異常ありません」

保健室『大丈夫だ……』

幸子「後甲板以外は目立った損害はありませんね」

リン「武蔵に砲撃されてこれだけで済んだなんて幸運だね……」

ましろ「砲撃されること自体がツイテない……」

明乃「はぁ、これからどうしたらいいんだろう……」

明乃(もかちゃん……)

リン「このまま横須賀まで退避でいいんだよね……」

明乃「うん……私たちに反乱の意思はないことを直接伝えないと……」

リン「横須賀に着いた途端捕まらないかな……」

幸子「『お前ら!なにやっているんだ!』『違うんです!私たちも武蔵に攻撃されて……』『えーい!問答無用だ!』」

志摩「ひっ!」

芽依「信じてもらえないってこと?」

ましろ「だが我々に反乱の意思はない。このまま太平洋を漂うこともできないのだから横須賀に行くしかないだろう」

芽依「うん……」

幸子「知床さん、横須賀までどのくらいかかりますか?」

リン「巡行速度で38時間かな……」

ましろ「ハァ、ツイテない……」

海上安全整備局


通信士「武蔵より通信です」

スタイガー「繫げろ」

古庄『こちら古庄。我々はこれをもって横須賀女子海洋学校の指揮権を離れ独立する』

真雪「古庄さん!何が目的ですか!?」

古庄『>>30


選択肢1 独立戦闘国家武蔵の樹立及び日本国との同盟
選択肢2 独立戦闘国家武蔵の樹立及び宣戦布告
選択肢3 辺野古ディストラクションの真実、RATtウイルスの存在、DAIS及びDAISによる民間船舶撃沈事件の公表
選択肢4 自由になんでもどうぞ

明日7時00分まで受け付けます。

>>31

お休みなさい。

1

真雪「古庄さん!何が目的ですか!?」

古庄『「我々は独立戦闘国家武蔵」である』

スタイガー「独立国家!?」

古庄『そうだ……』

スタイガー「そんなことは世界は認めんぞ!」

真雪は手でスタイガーを制する

真雪「なぜ生徒を巻き込んだのですか!?」

もえか『巻き込まれたのではありません』

真雪「あなたは?」

もえか『独立戦闘国家武蔵防衛長官知名もえか……武蔵の艦長だった者です』

真雪「なんと……」

もえか『我々は古庄さんの考えに協賛し、今回の行動に至ったのです」

真雪「すべての生徒が……?」

もえか『………ええ』

真雪「そうですか……」

スタイガー「我々は貴様らを許さんぞ!」

スタイガーが通信マイクを奪い取る

真雪「ちょっと!」

スタイガー「どこまでも追いかけて貴様らを沈めてやる!」

古庄『そうですか……我々は貴国と同盟を結ぼうと思ったのですが……』

真雪「同盟……?」

古庄『考えておいてください……』

通信使「通信、切れました」

日本ブルーマーメイド

曽根崎「やはり『武蔵』を救うことはできないのか……」

幹部A「海上安全整備局第7艦隊の裁量に委ねて決めてもらうのが最良かと……あくまで極秘裏に」

曽根崎「私たちは海上安全整備局の丁稚か!!」

幹部連「……」

情報部の隊員が入ってくる

隊員「横須賀の整備局より報告!「武蔵」が宣言しました!」

「宣言!?」

情報部の隊員が武蔵独立を報告する

幹部連中が一斉に立ち上がる

曽根崎「なんと!!」

真冬「独立国武蔵……」

幹部A「どういうことだ!?」

万里小路「つまりブルーマーメイド、日本の反乱軍という問題は免れたと」

田中「そんなわけあるか!乗員は全員日本人だぞ!」

海樽「フォフォフォフォフォフォフォ」

海樽「なかなか古庄君は面白いことを言うではないか」

海樽「天津君、君はどうか?」

天津「八ッ、古庄薫の真意が日本にもアメリカにも従属しない「独立」にあることだけはハッキリした……ということですかな……」

武蔵 

もえか「通信、きりました……これで良かったのですか?」

古庄「問題はないわ……」

もえか「では……」

もえかは伝声管に向かって話す

もえか「これより『シュペー』に対し、R作戦を実行する。総員、配置に着け!」





数時間後

晴風

志摩「鳥……」

幸子「こんな時、あんな風に学校に戻れたらな……」

志摩「うい……」

幸子「水素やヘリウムを使わないそれ飛ぶ船って、作れないですかね?」

ましろ「そんなものは空想の産物だ。バカバカしい……」

幸子「そうですかね……」


マッチ「はっ!」

野間がメガネを上げ、見張り台から身を乗り出す

マッチ「あれは……!!」


マッチ『右60度、距離3万、接近中の艦艇は『アドミラルシュペー』です!」

明乃「シュペー!?」

幸子「ドイツからの留学艦です」

明乃「総員配置に!」

ましろ「総員配置に着け!」

リン「速度20ノットで接近中……」

幸子「見つかっちゃいましたね……」

ましろ「そのようだな……」

マッチ『シュペー主砲旋回中!!』

明乃「え!?」

ましろ「撃ってくるぞ!」

幸子「反乱艦は撃沈ですか……」

明乃「野間さん、白旗を!」

野間が白旗を上げる

マッチ「シュペー発砲!」

明乃「なんで……」

ましろ「エンジンも止めないとだめだ!」

幸子「確かに、白旗だけでは降伏になりません!」

リン「でも、逃げるんだよね……」

明乃「うん、180度反転、面舵一杯!最大線速!」

マッチ「着弾!!」

大きな水しぶきが上がる

ましろ「撃ってきた……」

リン「早く逃げようよ!」

幸子「シュペーは基準排水量1万2千100トン、最大速度28.5ノット、28㎝主砲6門、15㎝砲8門、魚雷発射管8門、最大装甲160ミリと、小型ながらも巡洋艦並みの火力を持っています!」

マッチ『着弾!』

幸子「主砲の最大射程は最大、3万6千メートル!毎分2.5発発射可能で、一発でも当たれば……轟沈です……」

ましろ「火力と装甲は向こうがはるかに上か……」

明乃「速度と敏捷さは勝っている……」

リン「でも、このまま機関を動かし続けたら、壊れちゃうよ!」

芽依「魚雷撃って足止める!?」

ましろ「そしたら本当の反乱だ!!」

芽依「そっか……」

明乃「こっちの砲力は?」

志摩「70で5」

明乃「7千で50ミリ……シュペーの舷側装甲は?」

幸子「80ミリです」

志摩「30」

明乃「30まで寄れば抜けるのね……」

明乃「マロンちゃん、安定して出し続けられる速度は!?」

マロン『第4線速まででぇい!』

ましろ「27ノットか……」

明乃「どうしたら……」

ましろ「>>36することを具申します」


選択肢1 煙幕を出して8の字航行しながら逃げることを提案する
選択肢2 近づき、砲撃することを提案する(コンマが60以上及びぞろ目で足止め成功)
選択肢3 魚雷によるスクリューシャフトを打ち抜くことを提案(コンマが60以上及びぞろ目で足止め成功)
選択肢4 自由になんでもどうぞ

>>38

明日の7時まで受け付けます。来なければ1

間違えた。>>37じゃないといけないのに……
ということで>>38お願いします

1 逃げろ逃げたら明日はあるさ

ましろ「煙幕を出して8の字航行しながら逃げることを具申します」

明乃「たしかにそれなら!!」

明乃「リンちゃん!面舵一杯!」

明乃「もどーせ!取舵一杯!」

ましろ「機関室!機関を不完全燃焼させろ!」

マロン『合点承知!』

幸子「速度と小回りを活かして逃げ回るということですね!」

明乃「リンちゃん、不規則に進路を変えて!できれば速度も!」

明乃「ただし、20ノット以下にはしないでね!」

芽依「逃げ切るなら実弾を使うしかないよ!」

ましろ「そうすれば私たちを撃沈する口実を作ることになる!絶対に撃つな!」

マッチ『着弾!』

艦に大きな振動が走る

明乃「各部!受け持ちの区画のチェック!」

和住『第三主砲に被弾!三番主砲使用不能!』

芽依「やっぱり!!」

ましろ「絶対に撃つな!」

芽依「!!……これで誰かが死んだらアンタのせいだからね!」

ましろ「お前!」

マッチ『シュペーより小型艇が接近してきます!』

明乃は外を見る。

そこには砲弾を必死に避ける女学生の姿があった。

明乃「味方を攻撃している……?」

明乃「!!」

マッチ『小型艇の乗員が海に落ちました!』


>>40 明乃の行動は?

選択肢1 自らスキッパーで助けに行く(コンマが30以下で乗員が死亡している)
選択肢2 救出チームを編成し、救助に向かわせる(コンマが30以下で乗員が死亡している)
選択肢3 救助しない
選択肢4 自由になんでもどうぞ

2

明乃「救助する!私のスキッパーを!!」

ましろ「敵なのに助けるのですか!?何かの罠かもしれないんですよ!」

明乃「海の仲間はみんな家族だよ」

ましろ「!!……」

ましろ「分かりました。ですが、救助は私が指揮します。艦長はここに残って艦を指揮してください!」

明乃「宗谷さん……」

ましろ「スキッパー救助隊は直ちに搭乗!救出に向かう!」

1台のスキッパーが降ろされる。

ましろ「不規則に進路を変えて向かって!」

松永「了解!」


明乃「こちらに攻撃を引き付ける!取舵一杯!」

リン「取舵一杯」オロオロ

マッチ『目標、主砲旋回!』

明乃「攻撃をやめた……?」

芽依「何のための攻撃だったの……?」



ましろは海に落ちた女性を引き上げる

ましろ「よかった……あなた生きてるよ……」

医務室にて

明乃「美波さんどう?」

鏑木「外傷はない。脳波も正常。後は意識が戻るのを待つだけだな」

明乃「そっか……。ありがとう。私見てるから、美波さん食事してきて」

鏑木「感謝極まりない……」

明乃(よかった……)





海上安全整備局

通信員「武蔵より通信です!」

スタイガー「繫げろ!」

古庄『結論は出たかな?』

スタイガー「我々は貴様らを国家として認めない!よって同盟は無しだ!」

古庄『そうか……。では我々は更にRATtを広めるとしよう』

真雪「RATtですって!!」

古庄『すでにドイツからの留学艦アドミラルシュペーには投下済みだ』

真雪「!!」

古庄『もう一度考え直すことだな……』

通信員「切れました……」

偉い人A「RATtが奴らの手に……」



スタイガーたちの行動は?

選択肢1 ブルマー及びホワイトドルフィン全艦隊に学生艦の撃沈命令(潜水艦イベント)
選択肢2 武蔵に向けて艦隊を向ける(潜水艦イベント及びぞろ目で武蔵に勝利)
選択肢3 同盟を再考する(潜水艦イベントなし)
選択肢4 自由になんでもどうぞ

スタイガー「通信員!武蔵に通信は繋げられるか?」

通信員「は……可能でありますが……」

真雪「何をされるおつもりですか?」

スタイガー「日本と同盟を結ぶだけが奴らの目的とは思えん。脅しでRATtを使ってくるのだから何か裏があるはずだ」

真雪「……」

通信員「繋がりました」

古庄『こちら武蔵。考えてくれたかな?』

スタイガー「君たちの本当の目的は何だ?」

古庄『日本にもアメリカにも支配されない軍事国家の設立である』

スタイガー「食料や弾薬はどうするつもりだ!」

古庄『我が国が友好国と認めた国と契約する。その国に対し我が国は防衛力を提供する』

スタイガー「!!」

古庄『ではまた……』

真雪「待ってください!」

古庄『……なにか?』

真雪「あなたは箱根にお袋さんがいらっしゃいましたよね!その家族を捨てて何を守るというのですか!日本も!家族も!何もかもを捨てて何と戦うというのですか!」

古庄『捨てるも拾うもない』

真雪「どういうことですか」

古庄『地球を一つの国家にする』

真雪「そんなことが可能だと思っているのですか!」

古庄『ええ』

スタイガー「なんと……」

古庄『もう一度言おう。我々は日本と友好条約を結ぶ用意がある。決まり次第連絡を……』



スタイガーたちの行動は?

選択肢1 そんなことは不可能だとし、武蔵に向けて艦隊を向ける(潜水艦イベント及びぞろ目で武蔵に勝利)
選択肢2 RATtの被害を考え、もう少し様子を見る
選択肢3 総理大臣にこの件を上げる(同盟するかどうかも決めてね)
選択肢4 自由になんでもどうぞ

真雪「これは既に海上安全整備局の処理の範疇を越えています!総理に通すべきかと……」

スタイガー「待て!」

真雪「なんですか!?」

スタイガー「武蔵を沈める……」

真雪「正気ですか!?」

スタイガー「RATtを所持している以上この手以外はない!」

真雪「ですが!武蔵には多くの生徒が乗艦しているんですよ!」

スタイガー「これも平和のためだ!」

真雪「平和の為なら無実かもしれない人間を殺すのですか!?」

スタイガー「もちろん事前通告は行う」

真雪「それだけではなにも……」

スタイガー「これは決定事項だ!!」

真雪「そんな……」




ブルマー庁舎

情報隊員「海上安全整備局より報告!」

曽根崎「なんだね?」

隊員「武蔵を……武蔵を沈めると!」

海樽「なんと!!」

曽根崎「それは本当なのか!?」

隊員「はい。15分前、スタイガー長官が決定したとのことです!」

大島「またスタイガーか……」

万里小路「でも、これで作戦が失敗してもスタイガーの首だけで済みますな……」

海樽「そういう問題ではない!」

曽根崎「そ、そうだ!どうせ艦隊は我々が出すのだ!事前作戦会議を申し込め!」

海樽「なんとしてでも武蔵を沈めるのをやめさせよ!」

海樽「宗谷君!」

真霜「はい……」

海樽「君たちが行きなさい!」

真霜「は……」



>>48 先に会議の結果だけ教えて

選択肢1 勝つ見込みがあるとして武蔵に向けて艦隊を向ける(潜水艦イベント及びぞろ目で武蔵に勝利)
選択肢2 勝てないとし、低いのなら協定を結ぶために会おうと嘯いて戦艦に核爆弾を搭載して敵陣にて爆発させる計画を立てる(戦艦も選んでね。ただし、大和型以外で)

1

会議場の前

真霜「母さんたちは武蔵を沈めるつもりか!?」

真冬「母さんのことだから生徒のことを第一に考えているとは思うのだが……」

真霜「問題はスタイガーってことね……」



会議場

真霜「ブルーマーメイド所属宗谷真霜一等保安監督官です」

真冬「同じく宗谷真冬二等保安監督です」

スタイガー「海上安全整備局長官のスタイガーだ……」

スタイガー「君たちの教育が良ければこんなことにはならなかったのではないか?」

真霜「お言葉を返すようですがこの人事はそちらが決めたことですよ……」

スタイガー「フッ。狂った女はヒステリーを起こした女より危険なものだな。次に何をするか測るすべがないからな」

真冬「我々も古庄も考えははっきりしてますよ……」

スタイガー「正気だと!?ならばこれを見ろ!」

真冬「これは……」

スタイガー「奴らはRATtを使ったのだ!」

真霜「敵ながらあっぱれではないですか?これで私たちが要求を飲まなければならない状況に追い込まれたというのですから」

スタイガー「フン!日本人らしい考え方だ!」

スタイガー「武蔵は日本に母港が欲しい。日本は世界を変える強大な軍事力が欲しい。日本は表ではニコニコしながらアメリカとの同盟を維持しながら腹の裏では切り札スペードのジャックを手に入れるわけだ!」

スタイガー「日本人は日露から何も変わっていない!自らの利の為に平気で他人を欺く!」

スタイガー「君はローマに滅ぼされたカルタゴの例を知っているかね?他国の迷惑を顧みず自らの富を求めすぎるとローマの怒りを買うぞ!ローマはカルタゴの一平も残さず殲滅した!!」

真冬「その前にアンタ飛ばされないことだな!」

真冬「アンタは今まで武蔵に対してさんざん攻撃するチャンスがあったにもかかわらずそれをしなかった!これはもうアンタの負けだ」

スタイガー「我々は負けたのではない」

真冬「ローマ帝国もアジアの蛮族に追われたゲルマン人に滅ぼされたじゃないか!」

スタイガー「……」

真冬「言いたいのはそれだけか?」

スタイガー「OKだ」

真冬「我々は艦隊を出さないし、武蔵と同盟を組む用意がある。では」

スタイガー「OK-!前艦隊に通達!鳥島と小笠原諸島を結ぶラインを重点的に警戒せよ!武蔵及び学生艦を発見次第撃沈せよ!」

晴風


明乃(モカちゃん……どうしよう……みんなを危険にさらすわけにもいかないし……)

まふゆ(艦長……)


甲板

幸子「武田さん、主砲の様子はどうですか?」

美千留「見ての通り総点検だよ……いくら自動化されているとはいえ点検がね……」

美千留「どう光?」

光「まだちょっとぐずってる!」

幸子「後どのくらいかかりますか?」

光「日没までには!」

幸子「よろしくお願いします!」

美千留、光「了解!」


再び艦橋

幸子「損傷の確認できました」

ましろ「どうだ?」

幸子「現在、機関修理中。三番主砲使用不能、魚雷発射可能ですが模擬弾が1発のみ、爆雷も1発のみです。また、戦術航行装置並びに水上レーダー故障。通信は受信のみできます……」

ましろ「航行に必要な所を最優先でどのくらいかかる?」

幸子「機関だけなら後8時間くらいですね」

ましろ「マズイな……また発見されたら……」

幸子「今度は撃沈されますね……」

ましろ「ああ……。機関長!動きながらでも大丈夫か?」

マロン『巡行以上は出せねぜ!』

ましろ「分かった!」

ましろ「巡行で最短距離で学校に戻るルートでいいですね?艦長」

明乃「う、うん」

明乃(やっぱりモカちゃんが心配だよ……でもみんなを……)

その夜

幸子「八木さんが緊急電を傍受したそうです!」

明乃、ましろ「どこから!?」

幸子「海上安全整備局の広域通信ですね」

ましろ「国際機関まで動いていたのか……」

明乃「それで、内容は!?」

幸子「読み上げます『現在逃亡中の自称独立国家「武蔵」及び他学生艦は逸脱行為をしており、これを発見次第撃沈せよ!』との事です……」

志摩「げ……撃沈!?」
 
芽依「撃つのはいいけど撃たれるのは嫌だ!」

リン「私たち完全にお尋ね者になってるよぉ」(泣

幸子「それだけじゃないです。鳥島から小笠原諸島に繋がる海域を重点的にとあります……」

ましろ「今進んでいる海域じゃないか!?」

明乃「対潜、対水上警戒を厳として!当直、非直の子でローテーを組んで休んで」

幸子「了解しました。みんなに伝えますね」

ましろ「では、艦長も休んでください」

明乃「でも……」

ましろ「休んでください」

明乃「は、はい……」



艦長室

明乃(モカちゃん……大丈夫かな……やっぱり助けに行った方が……でも今は……)

明乃(私……どうすれば……)

明乃はベットに倒れる

明乃「もっと艦長らしくしないと……」

明乃はそのまま目を閉じる



幸子『艦長!水測の万里小路さんが何か海中で変な音がするって……艦長!』

明乃は飛び起きる

明乃「配置に着け!」

明乃は艦橋に上がる

明乃「ココちゃん、報告して!」

幸子「えっと、距離30に微弱のスクリュー音を探知。現在音紋照合中です」

明乃「水上目標がいない……潜水艦?」

光『主砲配置よし!』

マロン『機関修理中!巡行以上は出せねぇ!』

ましろ「了解」

ましろ「艦長、配置に着きました」

万里小路『音紋照合終わりました。海上安全整備局の潜水艦「立浪」ですわ」

芽依「絶対に私たちを沈める気だよ!撃っちゃお!」

明乃「いや、アクティブソナーでモールスを打って敵対する意思はないことを伝えたら?」

ましろ「自分の位置をさらけ出すんだぞ!?話を聞いてもらえるかどうか……」

明乃「やっぱり……」

万里小路『ソナーに感!アクティブソナーを打たれましたわ……」

明乃「出せる限りで最大船速!」

万里小路『270度より魚雷2本いらっしゃいました!!』

マッチ『了解!』

マッチ『……いた!』

マッチ『雷跡30度20!こちらに向かってます!』

明乃「取舵一杯!」

リン「取舵一杯……!!」

マッチ『魚雷、衝突コースから外れます!』

秀子「艦尾方向で2発爆発!」

明乃「ココちゃん!立浪の魚雷搭載数は!?」

幸子「満載で16本です!」

明乃「全部避けるのはキツイね……」


>>53 明乃たちはどうする?

選択肢1 水中を砲撃する(コンマが偶数もしくはぞろ目で足止め成功)
選択肢2 爆雷投下(コンマが奇数もしくはぞろ目で足止め成功)
選択肢3 ひたすら逃げる(コンマが奇数で晴風に魚雷命中ただしぞろ目は無し)
選択肢4 自由になんでもどうぞ

1

明乃「……左砲戦準備……」

芽依「撃つの!?」

ましろ「何を言っている!何のために今まで攻撃をしてこなかったんだ!」

明乃「ここで雷撃進路に着かせれば必ず魚雷を当てられる!そうしたらこの晴風なんて……みんなを守らなきゃ……」

ましろ「反乱したことになるんだぞ!」

明乃「分かってる!それでもやらなきゃいけないんだよ!」

ましろ「……わかりました……」

明乃とましろは実弾装填の鍵を差す

明乃、ましろ「実弾装填始め!」

明乃「タマちゃん、潜水艦には当てないで、雷撃進路に着くのを妨害して!」

志摩「うい!」

明乃「万里小路さん!敵潜水艦の位置は?」

万里小路『申し訳ございませんが、もう少しゆっくり進んでいただかないと……』

リン「でもこれ以上スピードを落としたら危ないよぉ!」

明乃「とにかく逃げよう!相手の位置がわかったら進路妨害をして」


1時間後

ましろ「そろそろ相手の速度も考えれば引き離した頃なのでは?」

明乃「なら何とか逃げられたかな?」

幸子「でも立浪は最新鋭の潜水艦ですからね……」

リン「ココちゃん……」

明乃「万里小路さん、何か聞こえる?」

万里小路『まだ何も……』

明乃「ありがとう。引き続きよろしくね」

万里小路『承知いたしました……』


数分後

マッチ「ファー……!!」

マッチ「雷跡2、左120度30、こちらに向かってます!」


芽依「まだついて来ていた!?」

明乃「タマちゃん!発砲許可!」

志摩「うい!」

魚雷が向かってくる方向に弾が撃ち込まれる

秀子「艦尾方向で爆発!」

ましろ「こんなにすぐ見つかるとは……」

明乃「万里小路さん、潜水艦の位置は!?」

万里小路『申し訳ございませんが捉えられません!』

明乃「120度の所にいない!?」

ましろ「おそらく艦の真後ろだ!バッフルと呼ばれるところだから音を聞き分けることができないんだ!」

明乃「ならどうして魚雷は120度から来たの!?」

ましろ「発射後放射状にヒットするように誘導設定したんだろう!」

明乃「分かった!取舵一杯!艦尾方向を中心的に狙って!」

志摩「うい!」

志摩「てぇー!」

マッチ『潜望鏡視認!左90度20!』

ましろ「近すぎる!」

万里小路『魚雷発射音確認致しました!』

明乃「機関一杯!面舵一杯!」

秀子「よけきれません!」

明乃「なっ!!」

ましろ「総員衝撃に備えろ!」


>>57 晴風のダメージは?(轟沈OK。三重の安全装置?そんな物は無い)
※魚雷2本命中、不発弾無し。

中破!…中破って何をもって中破って判定するんだろう?

中破は、戦闘能力を「ほぼ」失っている状態で、戦おうと思えば戦えるものの、無理をすればかなりの確率で沈没するというレベルらしいです

ましろ「総員衝撃に備えろ!」

艦に大きな振動が走る

明乃「被害状況は!?」


>>61 中破といっても色々あったので、ちょっと決めてもらいたいです

選択肢1 艦尾に被弾、航行は可能であるが2番3番主砲及び舵使用不能(医務室及び教室火災発生、コンマが偶数で救助者と美波さん死亡、奇数で無事)
選択肢2 缶室に被弾、浸水及び火災発生。航行不能(コンマが偶数で機関員全員死亡及び第2魚雷発射管誘爆、奇数で無事)
選択肢3 艦首に被弾、主砲弾薬庫に誘爆、火災発生(コンマが偶数で水側室及び主計室まで被害拡大、万里小路、等松死亡。奇数で被害拡大無し)
選択肢4 自由になんでも(ただし、中破と呼べるものであってください。)

晴風の艦内図は「晴風 艦内」で出てきますので

書き忘れ

1~3ゾロ目でも無事

百々『艦首に被弾っす!主砲使用不能!弾薬庫誘爆っす!』

ましろ「なっ!」

明乃「主計室!主計室!」

ましろ「応答なしだと!?」

媛萌『主計室にて火災発生!消火作業に入ります!』

幸子「等松さんと連絡取れません!」

明乃「私のせいだ……」

ましろ「艦長!指示を!艦長!」

明乃「私のせいで……」

ましろ「艦長!しっかりしてください!」

幸子「火災拡大中!ここも危なくなってきました!」

ましろ「なに!?」

ましろ(この下には水側室が!!)

ましろ「万里小路さん!応答を!万里小路さん応答を!」

万里小路『ゴッホ!ゴッホ!聞こえておりますわ……』

ましろ「よかった……万里小路さん!今すぐ水側室から脱出して!火災が発生した!」

万里小路『申し訳……ゴッホ、ございませんがゴッホゴッホ!足が瓦礫の下敷きになって……動くことが……できませんの……ゴホッゴホッ!』

ましろ「何てことだ……」

万里小路『私のことは構わず……皆さまは……お逃げゴッホ……ください……』

ましろ「万里小路さん!万里小路さん!」

リン「くっ!」



>>64 明乃たちはどうする?

選択肢1 分かってくれると信じ投降する(生存ルート)
選択肢2 分かってくれると信じ投降する(問答無用の皆殺しルート)
選択肢3 沈没覚悟で戦い抜く(偶数で轟沈、生存者無し。奇数で轟沈、全員無事。ゾロ目で勝利)
選択肢4 自由になんでもどうぞ

1 無駄に死んだな

明乃「離艦用意……」

芽依「ここまで来て逃げるの!?」

明乃「これ以上みんなを危険に晒すわけにはいかないよ!きっと向こうもわかってくれるはずだよ……」

ましろ「……」

幸子「賢明な判断かと思います……」

明乃「機関停止……ココちゃん、艦底を叩いて敵対する意思はないことを伝えて……」

幸子「はい……」

ましろ「くそっ……」


マッチ『「立浪」、浮上します!』

明乃「野間さん、白旗を……」

まゆみ「『立浪』よりゴムボート展開!」

明乃「みんな……ごめんなさい……」

ましろ「総員、後部甲板に集合……」



後甲板

立浪の艦長「海上安全整備局所属、深町洋二等保安監督官だ……」

深町「君たちに反乱の意思がないことは分かった。……すまなかった……」

明乃「……」

ましろ「敵対するような行動をとった我々に非があります……」

芽依「あんたそれでも……」

明乃「芽依ちゃん、その通りだよ……最初から私が……」

深町「そう悲観するな……」

山南「艦長、カクカクシカジカ」

深町「えー、君たちに悲しいお知らせだ。艦の火災と浸水が激しい。この艦は放棄するしかない……」

明乃「そんな……」

艦橋が爆発する

深町「早く乗れ!」



お知らせ

晴風編終了。これからは武蔵メインで話を進めます。

武蔵討伐艦隊

艦長「こちら秋月。武蔵をレーダーに捉えた!攻撃許可を!」

スタイガー「構わん!やってしまえ!」

艦長「了解!」

下っ端A「冬月が右翼、霜月が左翼に配置しました。距離35」

艦長「このまま艦砲射撃と噴進魚雷による飽和攻撃でいいだろう」

下っ端A「伝えます」


武蔵

砲術長「こちらを完全に包囲してますね……」

古庄「艦隊に向けて打電を……」

もえか「了解」

もえか「君たちに告ぐ。こちら武蔵。直ちに停船せよ!本艦は既に46㎝砲装填済みであり、貴艦らに照準を合わせている。警告する!中には通常ではない弾頭を含んでいる!繰り返す!通常ではない弾頭を含んでいる!」


秋月

副長「弾頭は通常では無いと……」

艦長「分かっとる!」

副長「RATtですかね……」

航海長「核ということも考えられますね…」

船務長「どっちを持っていたとしてもこれ以上押して敵を窮地に追い込むことが最も危険です!」

艦長「撃たんよ。報告通り、奴がRATtを持っていたとしても、この至近距離では自分の首を絞めることに繋がる……こいつは単なる威嚇だ。核にしてもな……」

副長「ですが、奴らが狂っていたら……核弾頭の核爆発は半径30キロ……我々は吹っ飛びます……」

艦長「…………」

艦長「忘れるな!この海域を既に世界が注目している!ここで我々が消滅するようなことがあれば、海上安全整備局が消滅するのだ!」

べんてん

副長「艦長、報告書です……」

真冬「……そうか……ましろは無事だったか……」

真霜「こっちも報告が来たわ……」

真冬「武蔵は!?」

真霜「結局スタイガーは自艦隊を出撃させた……」

真冬「事前協定もクソもねぇな……」

真霜「しかも、武蔵がRATt以外に核を装備している可能性がでてきた……」

真冬「つまり、双方が核を使うかもしれないってことか…」

真霜「どうする?」

真冬「『べんてん』単艦で突撃して乗り込む?」

真霜「冗談はよしてよ……」



武蔵

もえか「秋月の外にはロシアの原潜とアメリカの艦隊がいるものと思われます。明日になればブルマーも出動しざるを得ないでしょう」

古庄「私たちの意思を全世界に示すにはもってこいの舞台ね」

もえか「日本以外との同盟を結ぶつもりは?」

古庄「無いわ」

もえか「安心しました」

秋月

艦長「我々はあくまでも武蔵を脱走艦として処分する。明朝にはブルマー艦隊がやってくるが、その前にやってしまおう!」

司令「作戦開始!」


司令「霜月はもっと近づけ!確実に艦橋にあてられる位置に着けろ!」

下っ端B「武蔵より通信です!」

古庄『こちら独立国家武蔵元首古庄薫である』

司令「こちら海上安全整備局第2艦隊司令のボイスだ」

古庄『ボイス司令、あなたとお話しできて光栄です』

ボイス「寝ぼけるな!貴様らは脱走艦だ!そっちから要求することはできない!できるのは報告のみだ!」

ボイス「いいか!報告が終わり次第貴様らに攻撃を仕掛ける!脱走艦の処分は撃沈だ!屑鉄になって沈む前に何か報告することはあるか!?」

古庄『では、私は改めてここで全世界に向けて宣言しよう‼』

ボイス「独立国家か!?笑わせるな!!」

古庄『いくら拒否しようとあなたは聞かざるを得ない!この状況がお分かりか?』

ボイス「貴様の命がジ・エンドということだ!」

古庄『核がお互いを牽制しあっている状態が平和状態であると言っていたのはあなた方海上安全整備局ではなかったか?』

古庄『こうして互いを滅ぼす核を装填しながら打てずににらみ合っている。この状況、今の世界状況にそっくりだとは思わないか?』

古庄『全国のブルマーが海上安全整備局に所属しているとはいえ、ほとんどが独立状態にある。それをこのたかが半径5キロの海域に私は詰め込んだ!全世界が海上安全整備局第2艦隊の異常な行動を注視している。明朝になれば日本のブルマーも駆けつけてくるだろう。全世界がやがてこの海域に自分達国家の現実を見ることになるのだ!』

ボイス「それがどうした!」

古庄『まだお気づきにならないのか!!自分の目の前にあるのが何であるのか!』

ボイス「たわごとはそれだけか!」

古庄『我が艦が最強の戦艦であるから今回の戦闘のシナリオが描ける』

古庄『それにあなたは我が艦を脱走艦とおっしゃったが、我が艦は脱走艦などではない!我が艦は海上安全整備局所属というちっぽけな存在ではないのだ』

ボイス「独立国家武蔵という訳か!!」

古庄『そうだ……』

艦長「狂ってやがる……」

古庄『国際法により領海は12カイリ。領海を侵犯した他国に対し犯された国は当然の攻撃権が認められる。お分かりかボイス高等保安監督官。今領海を犯しているのはあなた方海上安全整備局の第2艦隊……つまりアメリカだ……。犯した国を我が国が友好国と認めない限り攻撃権はこちらにある』

ボイス「OK~~~~!!世界がなんと言おうとお前の独立を認めてやろうじゃないか!そうなればそっちとの戦争だ!戦争ならいくらでもやってやろうじゃないか!例え核を使おうとも生き残った者が多い方が勝ちだ!」

ブルーマーメイド庁舎

海上安全整備局のアメリカ人大使A「こと、ここに至れば『武蔵』は国籍不明艦として沈めるしかない!実質的には我が第2艦隊からの脱走に対する処分だ。君たちには傍観姿勢を要求する」

曽根崎「『武蔵』の維持費、本来無用のはずの試験開発費も日本が支払っているが?」

大使B「合意の上だが?」

大島「それは海上安全整備局が取り決めたことで我が国の議会は合意していないが?」

大使A「日本は我々と歩調を合わすことができないと?」

曽根崎「そうではない。もっと現実的な判断をしたい」

大使「?」

曽根崎「スタイガーさんにも伝えたが、我々は武蔵の同盟を認めようと思う。ブルーマーメイドでも、海上安全整備局でもない戦艦として……」

大使A「そんなことを認めたら武蔵の支援を受けて世界各国の軍事バランスが崩れかねない!世界の軍事条約を破棄した武蔵は絶対に許されない!」

曽根崎「海上安全整備局の局長国であるアメリカが父ならば副局長国である我が国は母親だ!父が子を殺そうとしているのを母が見過ごすわけにはいかない!」

Side武蔵

観測員「霜月、若月動きます!」

もえか「よろしいですね?」

古庄「構いません」

もえか「1番から3番まで交互撃ち方!各砲塔、一番近い目標に照準合わせ!」

管制員「発射準備よし!」

もえか「撃ち方始め!」

監視員A「初弾夾叉!!」

監視員B「噴進魚雷が来ます!」

古庄「取り舵一杯!」



Side 秋月

ボイス「よーし、そこでおとなしくしていろ!全艦攻撃はじめ!!」

噴進魚雷が発射される

計45本の噴進魚雷が武蔵に向かう」


Side武蔵

古庄「着水する前にある程度撃ち落とす!三式弾及び高角砲、攻撃はじめ!」

監視員A「25本突っ込んできます!」

監視員B「交わせーー!」

古庄「戦艦が簡単に沈むか!」

もえか「副砲、攻撃はじめ!」



Side秋月

下っ端3「魚雷5本命中!しかし、速力落ちず!」

下っ端4「霜月被弾!航行不能!」

下っ端5「若月に至近弾!」

次々に被弾報告が寄せられる

艦長「ボイス司令!やはり駆逐艦では武蔵相手には勝てません」

ボイス「陣形を組みなおせ!」

下っ端2「だめです!冬月と照月が衝突!戦闘可能は我が艦だけです!」

ボイス「何!?」

下っ端1「各艦の負傷者が我が艦に押し寄せています!」

ボイス「構わん!戦闘を続行だ!」

艦長「戦闘を終了する……」

ボイス「貴様!命令が聞こえなかったのか!?」

艦長「あなたは船乗りでしょう!船乗りなら人命救助が最優先だということをご存じでしょうが!!あなたは学校で何を学んだのだ!!」

ボイス「……」

艦長「負傷者を救助せよ……」


Side べんてん

真霜「そうか……」

真冬「第2艦隊は壊滅、武蔵は逃亡か……」

真霜「総理に上げるわ……」

Side天津

海樽宅

海樽「ふぉふぉふぉふぉ……さすが古庄の娘だ」

天津「第2艦隊からの報告では艦隊を戦闘不能にした後、姿を消したそうです」

海樽「おぬし、武蔵の世界各国に対する独立宣言をどう解釈する?」

天津「八ッ、武蔵を生かす素晴らしい発想かと」

海樽「戯言を!」

海樽「君たちは武蔵を独立国認知の方向でまとめようとしているそうじゃな!」

海樽「たわけが!奴は一隊員であって国家元首ではない!奴の言葉に踊らされて次官が務まるか!」

天津「お言葉ですが、武蔵を日本の「モノ」にすればアメリカは日米開戦を迫ってきます。そうなれば世界大戦です。残念ですが日本も武蔵も生き残れないでしょう」

海樽「何を言う。武蔵は日本の戦艦じゃ。大和型を推したてて日本を最強の軍事国家にする。それが我が日本の百年の夢じゃ!」

天津「まだそんな夢を見ていらっしゃるのですか!」

天津「日本はあなたのオモチャじゃない!武蔵の寄港先である移動式ドック「サザンクロス」の工事を繰り上げ、来月完成としました。今度武蔵が連絡をしてきた場合、友好条約を結ぶ用意があると打診します」



>>72 ブルーマーメイド(日本政府)はどうする?

選択肢1 武蔵を迎えに行く(ブルーマーメイドの選択)
選択肢2 ブルーマーメイドの提案を飲まず、武蔵を撃沈する(日本政府の選択)
選択肢3 自由になんでもどうぞ

3 逆転の発想で日系独立国武蔵+新しく新型の大和型建造でミリタリーバランスを日本有利に持っていけるのでは?というわけで友好条約を結ぼう

総理官邸

阿波総理「君たちの言い分は分かった。

>>73 家のパソコンはどうもスペックが悪いのか誤作動が多い……


総理官邸閣議室

阿波総理「君たちの言い分は分かった」

川内防衛相「ロシアやアメリカの横やりが入る前にか……」

津田外相「しかし、米露がなりふり構わず動き出す可能性があるということはやはり自重した方が良いのでは?」

近江官房長「うむ。やはりここは世界に追随した方が……」

曽根崎「あの戦艦は日本そのものなのです!」

曽根崎「過去、対米関係がギクシャクした時はいつもアメリカに日本が頭を下げてきた。ですが武蔵は、我々に先んじて自立を表明したもう一つの日本なのです!」

阿波「……同盟か……」

江田島アジア大洋州局長「ここはどうでしょう……カクカクシカジカ」

江田島は総理に耳打ちする

阿波「成程な……しかし……いや、その価値はあるな……」

阿波「曽根崎君、ちょっといいかな?」


総理のお部屋

曽根崎「超「大和」型戦艦ですか……」

阿波「そうだ。大和型全艦を再就役。武蔵を含めた防衛網を構築したのち新型の「超大和型」でアメリカからの完全なる独立……日露以降日本が夢見た世界だよ……」


※この世界の防衛省は日本におけるブルーマーメイドとホワイトドルフィンの運用組織



>>75 武蔵は日本と無事同盟を結ぶことができた?

選択肢1 できた(アメリカと戦争の危機になる。コンマが奇数で戦争END、偶数で続行、ゾロ目ボーナス無)
選択肢2 できた(アメリカブルーマーメイド艦隊と武蔵及び日本ブルーマーメイドの戦闘。戦闘結果はのちに安価で聞きます。)
選択肢3 できなかった(アメリカ、ロシアによる武蔵撃沈)
選択肢4 自由になんでも

2

再び総理官邸会議室

津田「武蔵への打診は終了しました。条約の調印は横須賀で行われる予定になりました」

川内「残るは武蔵を横須賀まで連れてこられるか……ですな……」

モブ官僚1「ロシアのブルーマー艦隊がオホーツク海を南下しています。それにアメリカの艦隊も武蔵に接近中との情報もあります」

モブ2「ロシア艦隊の大胆の行動はやはりアメリカと連動しているとしか考えられません」

阿波「ロシア政府は静観ではなく米との軍事協力を選択したか……」

川崎法務相「アメリカが何らかの政治工作でロシアを抱き込んだのでしょうな……」

近江「うむ。やはり自力で……」

天津「我々には同盟国国民の生命を守る義務があります!彼女らに対する米露の攻撃を黙認すれば日本は国際社会において大きく信頼を損ないます!」

津田「しかし、超法規的な行動をとればいずれ国民の目に触れる。そうなれば我が政府の機密を……」

天津「ロシアは我々に何の通告もなく領海を南下しているのです!これは国家の道義の問題です!」

天津「内閣の存続が問題ですか?それとも日本を守ることが問題ですか!?」

阿波「そうだな……横須賀第2艦隊の出動を要請する」

ブルーマーメイド横須賀基地横須賀地方隊旗艦「はるな」

真冬「結局日本は武蔵と友好条約……私たちは武蔵のお迎えか……」

真霜「先日の艦隊改編がまるでこの日を予言していたようね……」

真冬「今日私が「べんてん」から「はるな」への異動辞令が出たのは何かの予言か?」

真霜「さぁ?私も第2艦隊の司令に移動したのは偶然?」

真冬「これも古庄の思惑通りなのか……」

真霜「まぁ、私たちは言われたことをやるだけよ」



海上安全整備局の一室

スタイガー「遂に張子の虎が出たか……」

お偉いさん「ロシアの南下に居てもたってもいられず出動した感じですかね?」

スタイガー「だが日本が初めて日露以来アメリカの警告を無視した日にもなったわけだ」

お偉いさん「その無視した代償がどれほどでかいか知ることになりますよ」

スタイガー「どうだ?この辺で日本のメディアにこのことをリークしたら」

お偉いさん「ガソリンに火が付くでしょうな……ですが、その火が我が国の議会にも飛び火しますよ……」

スタイガー「フン。いつまで隠し通せるかな。こざかしい作戦を立ててると、ばれた後が怖いぞ」

お偉いさん「ですが、大統領は日米のメディアに触れず、極秘裏に深海にて処理することがお望みです……あくまでも日本の譲渡という形で」



ブルマー司令室

オペレーター「米露両艦隊が接触する時間はおよそ2000。第2艦隊の到着は2400」

曽根崎「米艦隊の発砲という事にならなければ良いのだが……」

天津「それはありえませんね」

天津「西側どうしが戦えば西側のリーダーシップを張っているアメリカがそのリーダーシップを失ったことになる。問題はロシアの出方です!!」





4月9日2030。旗艦「フルンゼ」「爆撃飛行船搭載空母ミンスク」を中心としたロシア艦隊が到達

直ちにホーモン対水上哨戒飛行船部隊及び巡洋艦による哨戒体制に入った。

その東3万メートル洋上にロシア潜水艦からの攻撃をかわすためにランダムにフォーメーションを組んだ「爆撃、雷撃飛行船搭載空母ワスプ」を中心とした米第3太平洋艦隊がロシアの哨戒網を監視するかのように陣を敷いた。

武蔵

レーダー員「レーダーコンタクト!方位2-2-6距離2万洋上に無数の反応!ロシアの太平洋艦隊が派手に動いているようです!」

もえか「さすが武蔵の高性能レーダーね……」

古庄「米艦隊の動きは?」

レーダー員「西に移動してきた米艦隊は停止しました。どうやら洋上で米露両艦隊が激突する構えです!」

古庄「やはり米艦隊は止まったか……」

もえか「?」

古庄「レーダーが届くギリギリの範囲まで退避」

もえか「なぜ米艦隊はロシア艦隊を妨害しないのでしょうか?」

古庄「妨害したくない理由があるのでしょう……」

もえか「アメリカはそこまで弱気な国ではありませんからね……」

古庄「アメリカの敵はロシアでは無いという事だ……」

もえか「では!」

古庄「今に両艦隊による猿芝居が見られるわ……」




Side 米ロス級原潜

モブ「艦長!スクリュー音探知!距離5000!近づいてきます!」

艦長「武蔵だ!魚雷発射管注水!」

艦長「エンジン音解析急げ!」

モブ「魚雷発射管注水音!」

艦長「何!?武蔵ではないのか!」

モブ「ロシアのヴィクターⅢ型です!」


Side ヴィクターⅢ型

モブ「アメリカのロス級です!」

艦長「上からは攻撃命令は出ていない……」

モブ「では……」

艦長「何もするな!」


Side ロス級

艦長「進路を妨害するな。そのまま直進」


Side 武蔵

ソナー員「両潜水艦深度600で通過……」


もえか「これは……」

監視員「米露はにらみ合っているフリか……」

古庄「海中では米露は手を握っているという事よ……」

もえか「では米艦隊は一体何を!?」

古庄「おそらく日本のブルマー艦隊がこっちに向かっている。米艦隊はそれを待っているのよ」

もえか「何のために……」

古庄「私が米司令官ならロシアとにらみ合っているふりをして本艦を護衛しようとするブルマー艦隊を叩く」

もえか「日本に思い知らせる絶好の機会ってわけですか」

副長「ですが、まだ条約は確定していません!」

古庄「一つだけあるわ……」

もえか「……まさか!!」

古庄「ええ。私たちが見つかることよ」


Side ロシア巡洋艦クレスターⅠ型

モブ「レーダーコンタクト!この大きさは……」

艦長「武蔵で間違いない」

艦長「転舵!0-0-2!武蔵を追いかけろ!」

艦長「アメリカに傍受されぬよう、発行信号で伝えろ!」

モブ「了解!」


Side アメリカ ワスプ

モブ「ランシング司令、ロシア艦隊が動き出しました」

ランシング「何!?」

モブ「動きから見て武蔵を見つけたものと思われます!」

ランシング「バカ者が!武蔵の位置をジャップに教えているようなものではないか!」

レーダー員「2-8-2にジャップのブルマー艦隊がレーダーに映りました!」

ランシング「まぁいい。各艦に出動準備を通達せよ!」



>>81 先に結果を聞いとく

選択肢1 武蔵は無事(日本のブルマー艦隊は壊滅寸前。ロシアに勝利し、ワスプ撃沈)
選択肢2 武蔵は無事(日本のブルマー艦隊全滅。ロシアに勝利し、ワスプ撃沈)
選択肢3 武蔵撃沈(日本のブルマー艦隊は壊滅寸前。ロシアに勝利も、アメリカには勝てなかった)
選択肢4 武蔵撃沈(日本のブルマー艦隊全滅。ロシアに勝利も、アメリカには勝てなかった)
選択肢5 自由になんでもどうぞ

1

Side はるな

レーダー員「右舷前方7000にロシア艦隊が集結していきます!」

真冬「武蔵に向かっているな……」

真霜「探す手間が省けたわね……」

真冬「武蔵との間に割って入るか?」

真霜「ええ。もちろん……」

真霜「各艦に発信!ロシアと武蔵の間に割って入る!各艦距離を500にとれ!」

航海員「はっ!」

真霜「ロシア艦隊の正面に転進!」



Side ミンスク

レーダー員「アンドロポフ司令、前方5000にブルマー艦隊が進路をこちらに向けてきました」

アンドロポフ「こっちを牽制するつもりだな」

アンドロポフ「これで気を許した武蔵が隙を見せればチャンスだ……一瞬の攻撃チャンスを見逃すな!」

モブ「八ッ!」



Side はるな

真冬「武蔵に発行信号を送れ!『こちらブルーマーメイド第2艦隊旗艦はるな。旗艦を護衛す……』とな!」

通信員「了解!」

真霜「艦隊はこのまま武蔵を囲うように陣形を展開後、ロシア艦隊の真ん中を突っ切ります!」

航海員「了解!」

真霜(この速度で行けば20分でドッキング……戦闘も覚悟しないとな……)

見張員「左舷280度より米艦隊が接近中!」

真霜「何!?」

真冬「姉さん、どうやって動くと思う?」

真霜「このまま力で押してくる感じだな……進路そのまま!武蔵を囲みこむ!」


見張員「ロシア艦隊、2手に散開!左右に大きく展開します!」

真冬「これは至近攻撃を嫌っての展開だな……」

真霜「ロシア艦隊に警告!」

「日本ブルーマーメイドよりロシア艦船へ!友好国武蔵に対する攻撃を中止せよ!中止せぬ場合我が艦隊も貴国の攻撃を全力で阻止する!」


真冬「ロシアは噴進魚雷を撃ってくるな……」

航海長「ですが、ロシア艦隊に対する攻撃命令は出ておりません」

真霜「我々が受けた命令は「武蔵を守れ」……飛んでくる噴進魚雷は着水する前に全弾撃ち落とすわよ!」

真冬「全艦に通達!使用武器は高性能20ミリ機関砲及び速射砲!武蔵が吹っ飛んだらこっちまで吹っ飛ぶぞ!」

モブS「ハイ!」

見張り員「噴進魚雷発射!こちらに向かってきます!」

真霜「全艦攻撃はじめ!」

はるな、くらま、たちかぜ、あおくも、あきぐも、たかつきが噴進魚雷に対して攻撃を始める

Side ブルマー本体基地

情報員「曽根崎長官!ロシアが噴進魚雷を撃ちました!」

曽根崎「何!?」

情報員「我が艦隊は噴進魚雷を撃ち落とすべく現在応射中!」

曽根崎「天津君、どうやら最悪の事態に突入したようだな」

天津「いえ武蔵の乗員推定120名がが海底に葬り去られることこそが最悪の事態です。


Side 武蔵

見張り員「左舷50度距離1200、2発着水!」

もえか「こんなもんでは沈みません!」

古庄「第二次独立戦争の始まりね……」

古庄「これを我が国及び友好国日本に対する攻撃と認定!」


Side はるな

通信員「『くらま』より報告!接近中の米艦隊が停止!」

真霜「我々がいる限り米露両艦隊の戦闘はないのか……?」

真冬「姉さんどうする!?」

真霜「更新転舵は間に合わない……!全艦に通達!全速でこのまま突っ切る!」

見張員「魚雷、武蔵に突っ込んでいきます!」

くらま艦長『武蔵の前に出ます!』

見張員「『くらま』魚雷針路に侵入!命中します!」


>>84 くらまの被害は? (轟沈、大破、中破のどれかでお願いします)※安価無き場合は中破で進めます

中破

見張員「『くらま』に命中!」

真冬「『くらま』!応答せよ!」

艦長『こちら「くらま」……左舷艦首に被弾……火災発生も損害は軽微!航行可能です!」

真冬「全力で事に当たれ!」


同日0229

日本のマスメディアが日米露の異様な艦隊集結を演習ではなく事件と報道し始めた


Side 武蔵

古庄「当てずに沈めるわよ……」

もえか「了解!」

もえか「目標、ロシア艦3番艦!左舷に着水させろ!てぇ!」


Side グローズヌイ

レーダー員「武蔵発砲!左舷10度!」

艦長「面舵一杯!全艦に打電!『我、武蔵の攻撃を受ける、支援を求む!』」

見張員「着水!」

レーダー「二射目来ます!」

艦長「面舵だ!避けろぉぉぉお!」

モブ「ひ、ひぇぇぇぇ!」

見張員「ちゃ、着水ぃぃい!」

艦長「照準が甘くて助かった……」

艦長「!!!!!」

見張員「正面駆逐艦オスモトリテルヌイ!!」

艦長「と……取舵……」


Side もえか

モブ「両艦とも激突!」

古庄「ふッ……」

Side はるな

見張り「両艦ともに炎上!乗員が退艦します!」

見張り「ロシア駆逐艦が救助に向かっています!」

真冬「姉さん!このままではロシアと砲火を交えることになるぞ!」

真霜「……後続艦に慌てて発砲せぬように伝達!」

真冬「姉さん!」

真霜「ロシアに警告を続けろ……」」

真冬「……」

通信員「ロシアより発信です!」

「我がロシア艦隊の作戦行動を阻止するつもりならば、貴艦らに対し攻撃を開始する!繰り返す!貴艦らに対し攻撃を開始する!」

真霜「……」



Side ブルマー基地

オペレーター「両艦とも沈没します!」

曽根崎「これでロシア達は後には引けぬぞ……」

天津(古庄……今まで積み上げてきた外交努力を火の海に投げ捨てることだけは止めるんだ!!)


Side アドミラル・スピリドノフ

レーダー員「レーダーに入りました!」

艦長「間違いない!奴だ!」

艦長「噴進魚雷攻撃h……」

レーダー員「待ってください!噴進魚雷着水地点にミンクスが!!」

艦長「何ぃ!!」


Side 漂流中のロシアブルマー隊員

モブ1「ミンスクの助けが来たぞぉ!」

モブ3「その奥には護衛艦のプロヴォルヌイもいるぞぉ!」

モブ4「乗り移れ!」

モブ2「負傷者が先だ!」

モブ5「む、武蔵発砲!」

モブ7「ミンクスに当たるぞ!」

モブ3「いや違う!この先は……アドミラル・スピリドノフだ!!」

モブ2「ああ………このままでは……全滅だ………」

Side 武蔵

古庄「ミンスクを牽制後、米艦船に照準を合わせろ」

もえか「艦長それではブルマー艦隊が!」

もえか「米艦隊を攻撃すれば日本と米露の武力衝突が起こります!」

古庄「……起こって欲しいものだな……」

古庄「ブルマー艦隊はそれほどの覚悟を持って出動したと思っている」

古庄「今洋上は火の海だ。死者も出ている。既にこの海域の映像は世界に渡っているだろう。ブルマーに対する米露の容赦ない攻撃を日本人に見せてやるのだ。身の回りで起こっているこの現実を!」

もえか「……日本は沈むのでしょうか……?」

古庄「……安穏と国家が存続すると思っている連中なら沈めて方が良い……」

古庄「だが、彼女たちなら牢獄の庭を歩くのではなく嵐だがどこまでも泳いで行ける自由の海を選ぶはずだ……」



Side 阿波

アメリカの偉い人「犠牲者を出しているロシア側は態度を硬化させ、非常に憂慮すべき局面を迎えている。我が政府としては速やかにこの事態を打開したい。そのためにも貴国のブルマー艦隊を下げてもらいたい」

阿波「下げた後、武蔵はどうなる?」

偉い人「我が政府の見解は変わっていない。処分は犯罪国として武装解除もしくは撃沈である」


この会議は結局、日本とアメリカの言い分が平行線をたどり、お開きとなった

Side ワスプ

見張員「ミンスク……炎上……轟沈していきます……」

ランシング「……」

通信員「司令カクカクシカジカ」

ランシング「第2艦隊を実力で排除せよ……か……」

ランシング「右翼のヴィンセンスに連絡!」



Side はるな

見張員「右舷40度、米巡洋艦がこちらに転進してきます!」

真霜「何!?」

真冬「ヴィンセンスだ……」

真冬「このままだと3分後には衝突コースだ……」


3分後

航海長「停船しましょう!」

真霜「え……」

真冬「いや取舵だ!停船したら衝撃をもろに喰らう!爆沈したくなかったら取舵だ!」

艦が大きく揺さぶられる

砲雷長「このままでは!攻撃命令を!」

真冬「落ち着け!力を分散させる!ヴィンセンスと並行にとれ!」

モブ「報告!右舷舷側、損傷軽微負傷者6名!」

真霜「もう一度来るぞ!衝撃に備えろ!」

レーダー員「米艦隊が続々と集結してきます!」



Side たちかぜ

レーダー員「ヴァりフォージより小型目標分離!まっすぐ突っ込んできます!」

艦長「噴進魚雷ではないのか!?」

レーダー員「違います!これは……試験導入されている誘導噴進弾です!!」

艦長「C、CIWS!!」

レーダー員「間に合いません!!」


Side はるな

見張員「『たちかぜ』に噴進弾命中!炎上中、航行不能!!」

真霜「……全艦、総力を挙げて生存者の救助に当たれ!」

Side 会議

通信官僚「現場海域にて米巡洋艦の発射した噴進弾と思わしき兵器が『くらま』に命中!『くらま』は航行不能!現在炎上中!死傷者は30名を上回る模様!!」

阿波「30……名!?」

近江「ターナー補佐官!アメリカは……!!」

ターナー「日本の勇敢なる乗員の死に対し哀悼の意を表します。ですが、彼女らの死はわが合衆国の責任ではない。全ては責任を無視して強引な作戦を取ったあなた方にある」

ターナー「これ以上犠牲者を出さないためにも警告に従うことです!」

津田「こんなちっぽけな東洋の島国を説得するのに演説ではなく拳銃を片手に脅すような政治家なのかアメリカは!?」

津田「貴様らは一体朝鮮とベトナムで何を学んだ!?」

津田「分からないのか!?死んだ乗員や残された私たちの中に何が残されたのか!尊敬でも敬愛でもまして恐怖でもない!」

津田「激しい怒りと憎しみと闘争心だけだ!!」

津田「殺すなら殺すがいい!その代わり一人でも日本人が残ればその一人が貴様らを滅ぼすぞ!それが歴史の審判だ!!」

津田「アメリカの猛省を要求する」

>>89
訂正


通信官僚「現場海域にて米巡洋艦の発射した噴進弾と思わしき兵器が『くらま』に命中!『くらま』は航行不能!現在炎上中!死傷者は30名を上回る模様!!」


通信官僚「現場海域にて米巡洋艦の発射した噴進弾と思わしき兵器が『たちかぜ』に命中!『たちかぜ』は航行不能!現在炎上中!死傷者は30名を上回る模様!!」

Side はるな

真霜「構わん!向こうの舷側をぶち破ってでも『たちかぜ』に向かえ!」

真冬「進路をこじ開けろ!」

真霜「左舷乗員は右舷に移れ!もう一度体当たりを敢行する!」


Side ワスプ

モブ「『ヴィンセンス』より報告!旗艦『はるな』以下全艦は『たちかぜ』救援のため0-9-0に転進中!『ヴィンセンス』は『はるな』の針路を妨害していますが、艦隊の動きは止まりません!」

ランシング「現在の日露の艦隊陣形は?」

モブ「ロシア艦隊はジグザグに動いています」

ランシング「日本の司令はムネタニ1等保安官か……しぶといな……」

ランシング「武蔵に動きは出たか?」

モブ「いえ、以前に本艦隊の内側にいます」

ランシング「なぜ武蔵は出てこない!日本艦隊を全滅させたいのか!?」


Side はるな

見張り「ヴィンセンスが転進します!やりました!」

真冬「体当たりから噴進魚雷攻撃に入るために離れただけだ!」

真霜「全艦に噴進魚雷、噴進弾を撃ち落とすよう伝えろ!」

真霜「『あきぐも』『くらま』は『たちかぜ』生存者の救助に全力で当たれ!」

見張り「戦艦『ニュージャージー』の全砲門がこちらを向いています!」

航海長「今攻撃を受けたらひとたまりもありません!」

真霜「構うな!生存者の救助を急げ!」



Side 武蔵

見張り「ニュージャージーが動きました!」

古庄「日本側の思わぬ抵抗にあって米国政府も焦っている!おそらくどこかでトップ会談が用意されるのだろう」

もえか「トップ会議でまとまりますかね……」

古庄「アメリカは会談で決着をつける国ではないよ」

Side ワスプ

ランシング「時間だ。大統領から変更の指令は入っていない。全艦に攻撃命令だ!」

見張り「司令!武蔵が動きました!こちらに向けて航行中!」


Side 武蔵

もえか「ブルマーは?」

見張り「一切動きません!」

古庄「銃を持っていても打てない国……やはり同盟を結ばねば……」

見張り「ニュージャージーが砲撃を開始!!」

見張り「『くらま』左舷に命中!一発で轟沈です!」

見張り「『あおぐも』、ジグザグ航行を取りながら消火作業中!」

もえか「艦長、噴進弾発射準備完了!」

古庄「発射!」


Side ワスプ

レーダー「む、武蔵が噴進弾を撃ちました!」

ランシング「何!?」

ランシング「なんで武蔵が……!!撃墜せよ!」


Side 武蔵

古庄「主砲、攻撃はじめ!」



Side ワスプ

ランシング「核なのか……!?」

砲雷長「CIWSコントロールオープン!」

CIWSは噴進弾を撃墜する

見張り「だ、弾頭はチャフです!」

レーダー「目を奪われました!すべての管制が不能!」

ランシング「どのくらいで収まる!?」

レーダー「およそ10分!!」

ランシング「対空見張りを厳となせ!」

見張り「武蔵発砲音!!」

ランシング「と、取舵!!」

見張り「命中します!」

甲板と舷側に命中弾を受けたワスプは他米艦艇に命令を出すことなく沈む

Side ニュージャージー


艦長「本艦もこの微速航行では危険だ!ひとまず砲撃体制を解除!両舷前進全速!」

レーダー「武蔵の砲弾が来ます!」

艦長「交わせ!」

レーダー「間に合いません!」

艦長「どこに当たった!?」

「機関室被弾!航行不能!」


Side ヴィンセンス

艦長「駆逐艦はニュージャージーの救助に向かえ!ジグザグ航行!」


Side 武蔵

もえか「ジグザグ航行の動きを読め!確実に仕留めろ!」

古庄「攻撃はじめ!」



Side アメリカ大統領

モブ「ヨークタウンが2発の主砲弾を受けました!」

もぶ2「すでにワスプは沈没。ニュージャージーも4発被弾して航行不能!」

モブ3「被害は拡大しています!」

モブ「残るレフトウィッチも時間の問題かと……」



>>94 アメリカの選択は?

選択肢1 全艦隊を向ける
選択肢2 日本に謝罪、武蔵の独立を認める
選択肢3 国連提訴
選択肢4 自由になんでも

日本に謝罪、武蔵の独立を認める

事態は急変した。

今回のアメリカ艦隊全滅を受けてアメリカ議会は大統領を更迭。暫定政府による武蔵との和平政策がとられることとなった。

そして暫定政府大統領「ドナルドダック」は日本に謝罪、態度を一変し、武蔵の独立を認めた。

これにより、世界は「武蔵」という核の前に屈したのである




【ハイスクール・フリート】明乃「安価とコンマでやり直す」 Fin

次回予告

【ハイスクール・フリート】明乃「もしも現代兵装だったら……」


を書く予定です。また会いましょう。さようなら

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 05:33:51   ID: S:_cj-zZ

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