本作品には当然ながら『シン・エヴァンゲリヲン』に関するネタバレが含まれております。
まだ観ていない方はくれぐれもご注意ください。
それでは以下、本編です。
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お、建てれなかったと思ったら建てれた・・・・
第3新東京市 飲食店
鈴原トウジ(28)「ほな、撮影お疲れさんでした~乾杯!」
碇シンジ(28)「お疲れ様でしたー」
碇アスカ(28)「お疲れ様でしたー」
加持ミサト(43)「ぷはー やっぱ人生、この時のために生きているようなもんよね」
碇シンジ(28)「さすがミサトさん、いい飲みっぷりです」
加持ちゃん(44)「おいおい!ミサト倒れるまで飲むなよ??」
鈴原ヒカリ(28)「もうあなた飲み過ぎないでよね」
加持ちゃん(44)ってなんやねん加持リョウジさん(44)ね
鈴原トウジ(28)「せやけど、長かった撮影やったなー。始まったんわしら中学んときやで」
加持ミサト(43)「まさか生徒が書いた原稿が映画製作会社の目に留まるとか思わなかったから付き合っちゃったけど・・・」
碇アスカ(28)「まさか14年もかかるとは思わなかったわね」
碇シンジ(28)「最後なんか大変だったよね。俺とアスカ小さくするんだって全部モーションキャプチャしてCGで作り直して・・・」
鈴原サクラ(22)「わたしはお金かけるところ間違えたんじゃないかと思ってたんです。もっとこう戦闘シーンとかロボットとかに・・・」
鈴原トウジ(28)「サクラ、それ以上言うたらアカン」
加持ミサト(43)「しかしトウジ君がお医者さんになるとは思わなかったわー中学の時なんか成績ひっどいもんだったのに」
鈴原トウジ(28)「ミサトセンセ、そりゃ堪忍してくださいな。医者言うてもまだ2年目、まだまだこれからの身分なんで・・・
しかし高校の時のケガがなかったら今頃なにしてたんかな?」
碇シンジ(28)「トウジはすごいよ。お医者さんになったうえに洞木さんと結婚したのも一番最初だったし」
碇アスカ(28)「平凡な地方公務員の私達とは違うわよね」
碇ゲンドウ(62)「アスカ君、その平凡という日常が一番大事だからな」
加持ミサト(43)「これはこれは陸上幕僚長!」
碇ゲンドウ(62)「葛城君、私はもう定年した民間人だ。その呼び方はやめたまえ」
鈴原ヒカリ(28)「ラピュタでも言うじゃない『地元に根をおろし、地元とともに生きよう』って」
真希波マリ(30)「おや?『土に根をおろし、風とともに生きよう』じゃなかったっけ?」
鈴原ヒカリ(28)「それに私、結婚したのは勢い余ったって言うかその・・・」
鈴原トウジ(28)「ちーとばかしゴムが古かったんやろ」
加持リョウジ(44)「まぁ大体そんなもんだろ。俺とミサトもだしな」
加持ミサト(43)「あんたね、なに言ってんの生徒の前で」
ケンスケファンの方はごめんなさい・・・。
??は結婚している設定という事で勘弁してください
??リツコ(44)「しかし完成品を見たときはぶったまげたわね。監督が呼ばれない撮影打ち上げ。通常ならあり得ないわ」
??マヤ(38)「アスカちゃん、よく撮影から逃げなかったですよね」
真希波マリ(30)「姫はよく耐えたぞ!エライ!」
碇アスカ(28)「マリ先輩は良いわよ。相手がシンジ(うちの旦那)で・・・なんとなくハッピーエンドみたいな感じになるし。でもアタシ・・・」
碇シンジ(28)「毎回撮影が終わった後『シンジ!浄化!』とか抱き着いてくるからどうしたかと思ってたんですよ・・・。こんな目にあってただなんて・・・」
鈴原トウジ(28)「アイツ、あんなやったっけ?高校んとき式波に振られて根に持ってたんかなにか知らんけど、
脚本ぜーんぶチャラにして自分と式波と一緒んなる脚本に書き換えるとかさすがのワシでも理解出来んで。どうやって撮影したんや?」
渚カヲル(29)「脚本変更で撮影は9年も押したねぇ・・・」
真希波マリ(30)「わざわざ別々に撮影してあとから合成する用意周到なやり方ニャン」
碇アスカ(28)「あの?マリ先輩?そのニャンって言うの辞めません?もう三十路なんですから」
真希波マリ(30)「これは姫、手厳しい・・・」
綾波レイ(28)「アスカはあとからいろいろ設定を後付けされたのがキツイわよね。私みたいに最初からクローンの設定なら・・・いや駄目ね」
碇アスカ(28)「そうよ!ユーロ空軍の天才っていう設定だから協力したのに!
クローンでおバカさんのキチガイにされたのよアタシ!(涙」
綾波レイ(28)「名作と言われた過去作も人形(クローンが人形(クローン)に説教するというお笑いになってしまったわ」
渚カヲル(29)「僕が言えることはアスカ君はよく頑張った。それがこの場にいる総意と思うよ。」
碇シンジ(28)「アスカ、決めた事は最後までやるっていう頑張り屋さんだから・・・」
綾波レイ(28)「親友が困っている姿、放っておけないもの」
碇シンジ(28)「俺たち、いい友人持てたね(泣)」
碇アスカ(28)「シンジ・・・あたし、こんなの世間様に見せられたら孤児だったアタシを
引き取ってずっと可愛がってくれた惣流のママに顔向けできなくなるし、
娘同然に可愛がってくれた碇のおば様にも迷惑かけちゃうって思ったの」
鈴原ヒカリ(28)「だから突然と結婚したとか?」
碇アスカ(28)「その通りで本当に申し訳ないんだけどね」
鈴原サクラ(22)「うち、実はシンジさんの事狙ってたんですけどアスカさんやったら応援します!」
鈴原トウジ(28)「ほんまかいな!」
碇シンジ(28)「冴えない俺なんかでずっと良いのかな?ってなかなか踏ん切り付かなかったんだけど、
『シンジ!結婚するわよ』って・・・」
碇アスカ(28)「シンジ、アタシが選んだ男なんだか自信持ちなさいよね!
最後に相田にはっきり言った所なんかかっこよかったわよ。
『碇シンジは【胸の大きなイイ女】なんて言いません』って」
碇シンジ(28)「あの表現だと、俺がおっぱいバカみたいに思われちゃうじゃないですか。人は胸の大きさじゃないです。心です。」
真希波マリ(30)「あーだから違う役者だったんだ?『あれっ?』って思ったんだけどそういう理由か」
加持ミサト(43)「それじゃー改めて、行くわよ!シンジ君、アスカ、結婚おめでとう!」
碇シンジ・アスカ(28)「ありがとう!」
終劇
とりあえず、読んだ、乙。
わんだわ
>>6
読んでくれてありがとう。
それではネオンジェネシス!
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