変異ゴブリンの生体記 安価 (49)


理性や知性、特殊なスキルを得て産まれたゴブリンが生きていく話が書きたくて建てました
ゴブリンらしく女冒険者や村娘を犯し回って力を付けたり、その逆に助けたりして交流を持って知識や関係を深めたりと割りと自由に冒険していきます

・基本的に夜に更新予定
・更新頻度は日によってまちまち
・安価内容によっては再安価などを取ることもある
・その他いろいろ追加していくルールもあるかもしれません


ゴブリンとは、小鬼の姿をした小型の魔物の名称。

二足歩行で歩くことができ、人間の子供のような背格好だが知性が低くその生態はとても野蛮である。

基本的には複数匹で群れを成して行動する習性があり、これは自身の力が及ばない獲物を相手にも負けぬように数で襲うのがゴブリンの狩りの基本である。

それは裏を返せば一匹のゴブリンの力は他の魔物に比べて余りにも脆弱ということでもある。
彼らはそれを本能で察知しており、思考能力などは獲得していないように見える。


………しかし、この世界に生まれ落ちた一匹のゴブリン。
このゴブリンはなにか、他のゴブリンとは違った力を得て産まれたようです。

>>3>>4>>5まででゴブリンが得た特殊な能力
※二つめはコンマ50以上、三つめはコンマ70以上で習得
※身体的なもの、戦いで役立ちそうなもの、えっちで効果的なものなどetc.

危機感知

あらゆる魔法を同時に使用できる

洗脳


どうやらこのゴブリンは【危機感知能力】に優れているみたいです。
自分たちの力が及ばない敵が近くに来ると気配で察知できる能力が備わっているようです。
この力はゴブリンが生き抜く事にとって非常に重要な能力でしょう。

そしてこのゴブリンは魔法を同時に使用できる力をお持ちみたいです。
【デュアルマジック】と呼ばれる技術ですが魔術師にとって高等な技術をこのゴブリンは天性の才能で使用することができます。
しかし残念ながら彼はまだ縄張りの外すら知らない井の中の蛙、魔法の才能こそあれど知識が無いので今はすぐにこの力を活用することはできないでしょう。


このゴブリンは他のゴブリンが一生をかけても手に入れられない不思議な力を手に入れてます。


しかし……本当に凄いのはそこではありません。


ゴブリンA「ゲギャッ!グギャギャ!」グチャグチャ

ゴブリンB「ゴブッ!ゴブッ!グキキキィ!」ケラケラ


ゴブリン(……コイツらはナンデ、タベモノで、アソンデるんダ?)

ゴブリン(そんなコトをしてはモッタイナイ…ナニもカンガエテないのカ?)


そう、このゴブリンには知性がある。


思考能力を産まれながらに獲得しているゴブリンは後にも先にもこのゴブリンだけでしょう。
魔物の身でありながら考えて動くことのできる事の凄さは魔物学者ならば理解できるかもしれません。

おっと、どうやら痺れを切らしたゴブリンが洞窟の外から出るようです。


ゴブリン(ツマラン……ソトにイッテ、タベモノをサガソウ)


この狭い世界はこのゴブリンにとっては窮屈なよう、しかし世界はゴブリンにとってはあまりにも広すぎる。
このゴブリンもまた、低級の魔物と同じような末路を辿ることになるのか、はたまた…。



ゴブリン(……ソト、カゼがキモチイイ)

ゴブリン(これならモリにイケバ、チイサいニクがいそう)


どうやらこのゴブリンは森に棲息するリスや鳥を捕まえて食べているようです。
しかしゴブリンの眼にある光景が止まったようです。


先に3票獲得した選択安価が選ばれます

1冒険者(普通~弱め)が魔物相手に狩りをしている
2村娘が魔物に襲われている
3冒険者(上級)が森の主を相手に闘っている


先に魔物に襲われている村娘の安価取ります>>18

【名前】
【職業】(非戦闘職、ただの村人なら無しでも良い)
【年齢】
【容姿】
【性格】
【その他】

【名前】サーシャ
【職業】医者
【年齢】18
【容姿】銀髪ロング。平均的な身長で可愛らしい美少女
【性格】温和で親しみやすい。土壇場でも落ち着いて考えることができる子
【その他】勉強家で色々と博識


(オオカミ、イッピキだけ……でもオレデはカテナイ)

(ソシテ…なんだ、アレは)


ゴブリンが見たのは狼型の魔物、しかし一匹とはいえその素早い動きからの爪の一撃はゴブリン一匹仕留めるのに十分な力を持っている。

しかしゴブリンの視線はもう一つの獲物に釘付けだった。


狼魔物「ぐるるる…!」

サーシャ「はぁ…はぁ…!」

サーシャ(油断した…薬の材料を採取しに来ただけなのに、魔物避けの効果が切れていたなんて)


近隣の村に住む医者の娘、サーシャは森に生えている薬草を採りに森へと来ていた。

しかし採取に夢中になっている内に魔物避けの薬の効果が切れていることに気がつけなかった、背後から来ていたウルフの強襲に足を損傷してしまったようだ。


サーシャ(落ち着いて…落ち着くのよ、あの魔物が突進してきた時にこの薬を投げるの…!)ゴソッ


サーシャは聡い娘だ。

医者として薬の材料を取るべく危険な場所に出向かなければいけない時がある。
そういった場所、状況に陥っても対処できるよう準備と冷静な頭を備えていた。

狼魔物「ばうっ!!!」ダッ

サーシャ(来た!これを当てれば!!)バッ


惜しむべきは彼女に魔物と戦えるほどの身体能力と腕が無かったということであろうか。


狼魔物「ガウッ!ばうう!」タッ!ダン!


サーシャ(しまった…避けられた!!)

サーシャ(次の薬、ダメ…!!もう、)

サーシャ(間に合わ、な…)



ゴブリン「がァッ!!!」ゴツン!!

狼魔物「ぎゃうん!?」ドサッ

サーシャ「…え?」


ゴブリン単体では狼の魔物には勝てない、しかしそれは一対一で正面から向かい合っていればの話。

目の前の獲物に集中している時に横槍を入れるように遅いこめば同じく低級に位置するゴブリンにも勝ちの目はあるのだ。

ゴブリンは持っている棍棒で狼魔物を何度も何度も叩きのめす、動かなくなっても安心してはいけない。
念入りに何度も、挽き肉してしまう勢いで棍棒を叩きつける。


ゴブリン(コレでタベモノはテニイレタ、アトは…)

サーシャ「くっ…!」ジリッ

ゴブリン(……なんだ、このイキモノは)

ゴブリン(テアシもホソイ、ニクもアツくない、ホネっぽくてマズソウだ)

ゴブリン(ナノに…ドウシテ……ぐがが…!)


ゴブリンという生き物はこの世界において脆弱な生き物だ、しかし魔物として忌み嫌われるのには理由がある。

ゴブリンは人間の女性を犯す習性があるのだ。
基本的にゴブリンにはメスが存在しない故に他の種族の雌に種を付けることを本能としている。

このゴブリンはどうやら初めて見た人間の雌に生まれ持った本能と理性の間に苦しんでいるようです。


ゴブリン「グギギィ…」


この後ゴブリンが取る行動安価>>23

お前は誰だ?この食べ物が欲しいのかのと尋ねる


ゴブリン「グギ…ギャウ、ゴブ…ゴギャキャ?」

サーシャ「な、なんなの…?」

サーシャ(このゴブリン……私を襲ってこない…?)

ゴブリン「ゴブゴブ!クキ、ギャウギャウ…?」

サーシャ(まさかこれ…私とコミュニケーションを取ろうとしてるの?)


サーシャの読みは正しかった。
ゴブリンは未知の生き物であるはずのサーシャに対して素性と先程仕留めた魔物の肉が欲しいのかと訪ねていたようです。

しかし人間と魔物……言語の壁という物は易々と越えられるものではなく、博識なサーシャといえどもゴブリンの言葉を理解できるほどの知識など存在しなかった。

……そもそもゴブリンの言葉を理解しようとする人間がいるのかすらも不明なのだが。


サーシャ(……予備の刺激薬はまだある、これを投げつければゴブリン一匹なら退散させられる)

サーシャ(だけど……)チラッ

ゴブリン「……?」


サーシャ「……助けてくれてありがとう、でも私にはあなたの言葉は分からないの」

サーシャ「ここにゴブリンが居ることは黙っておくわ、あなたはあなたの住みかにおかえり…」スッ


怪我をした足でそれでもなんとか立ち上がったサーシャは優しくゴブリンにそう言い聞かせ、森の外へと去っていった。


ゴブリン(ニクがホシカッタんジャナカッタのカ)

ゴブリン(…あのメス、ナにかイイニオイ、シタ)

ゴブリン(……タベモノ、モッテカえろう)

ゴブリン(………マタ、アエルだロウか?)


翌朝、ゴブリンは巣穴の中でジッとしていました。

他のゴブリンは昨日ゴブリンが持ち帰った魔物の骨片などで楽しそうに遊んでいるようです。

しかしこのゴブリンはなにやら物思いに耽ってるよう。


ゴブリン(ニク、ウマカッタ)

ゴブリン(デモナニカ、ミタサレナイ……アノ、イキモノにアッタせいだ)

ゴブリン(アソコにモウイチドイケバ、アえるのだロウか?)


ゴブリンのこの後に取る行動安価>>28

おっと安価下で


ゴブリン(コトバ…コトバワカレバ、シャベッタリできるノか?)

なんということでしょうか。
このゴブリンは自ら人間の言葉を学びに行こうとしているのです!
この世界が生まれてから初めて、ゴブリンが知識を深めるという行為に手を染めようとしています。

ゴブリンはそそくさと洞窟を出ると少し離れた先にある村へと向かいました。







────とある田舎の村────


ゴブリン(ミタコトナイイキモノ、コンナニイタノか…!)


ゴブリンは村を被う柵の外から人間が暮らす村の様子を窺っているようです。

しかしここからでは人間の会話は聞こえてきません。
ゴブリンはもうちょっとだけ村の中へ入ることにしました。


ゴブリンの語学能力上昇コンマ>>32(語学Lv1 0/100)
※100貯まると言葉の意味がなんとなく理解できます。

また、>>33のコンマが70以上で村人に見つかってしまいます。

たかく

昨日は消え入るようにスッと寝てしまいました、更新できなくて申し訳ないです


ゴブリンの語学能力上昇コンマ32(語学Lv1 32/100)


「今日もいい仕事しただなぁー」

「んだな、今年は豊作だからお国さんもなんも言わねぇべ…あとはもう少しこっちに兵隊さんを増やしてもらえればなぁ」

「田舎だからしかたないべ、帰って飯にするかぁ」


「うぇーん!痛いよー!お母さーん!!」

「あらあら膝を擦りむいたのかい?サーシャちゃんに診てもらわないと」


「そういやサーシャちゃんの怪我は大丈夫なのかねぇ?」

「ほんと命からがらだったみたいだよ、今はもう普通に歩けるみたいだけど」

「サーシャちゃんはこの村唯一のお医者さんなんだから本当に自分の体を大事にしてほしいもんだ」

「ほんとにねぇ…」


ゴブリン(……コイツらハ、コトバでカイワがデキテイル)コソッ

ゴブリン(オレタチには、デキナイコトダ……モット)

ゴブリン(モットクワシク、ナリタイな)


この後どうするか>>36

1もう少し人間の会話を聞いてみる
2サーシャを探してみる
3切り上げて一度住み処に帰る

3


ゴブリン(コレイジョウは、アブナイ…)

ゴブリン(ミツカルマエ、ニ、かえロウ)


どうやら今日のところ人間に見つかる前に帰ることにしたみたいです。
彼の危険感知が働いたのか、それとも気まぐれか…。
いずれにせよゴブリンはまた村に言葉を学びに行くのかもしれません。

※ゴブリンの朝の行動安価に村で言葉を学ぶが追加されました。




────翌日

ゴブリンはまた洞窟の中で他のゴブリンと戯れることなく隅っこで座り込んでいます。
知性を得た彼にとって他のゴブリンの行動に馴染むことは難しい模様です。


ゴブリンのこの後に取る行動安価>>39

1自由安価
2村に言葉を学びに行く

2


どうやら今日もゴブリンは村に忍び込んで人の言葉を聞きに行くようです。
この学習意欲の高さは他のゴブリンには無い特別なものを感じますね。


ゴブリンの語学能力上昇コンマ>>42(語学Lv1 32/100)
※100貯まると言葉の意味がなんとなく理解できます。

また、>>43のコンマが70以上で村人に見つかってしまいます。

ほい

はい

ゴブリンの語学能力上昇コンマ18(語学Lv1 50/100)


「ほらいらっしゃいー、港町から朝イチで仕入れた新鮮な海の魚だよぉー」

「新鮮って言っても町まで結構距離あるでしょ?本当に新鮮?川魚の方がマシのような…」

「今日は氷に浸けて運んできてるから間違い無しよ!どうよ奥さん!」

「う、うーん…」



ゴブリン(ウミ…コオリ……ソレニ、ミナトマチ…)コソッ

ゴブリン(わカラナイ、コトバオオイ…)



この後どうするか>>45

1もう少し人間の会話を聞いてみる
 ※ニンゲンに見つかる確率が少し上昇(見つかると翌日は村に行けなくなります)
2サーシャを探してみる
3切り上げて一度住み処に帰る

3


おや?どうやらゴブリンは巣穴の洞窟に帰るみたいです。
このゴブリンはどうやら慎重さも兼ね備えているようですね、短絡的な他のゴブリンとは一味違うところを見せていきます。

しかしこの調子ですと人の言葉を理解するのには時間がかかりそうなのも事実。
なにかきっかけがあれば直ぐにでも成長しそうですが…。


────翌日

今日もゴブリンは村に行くのでしょうか?しかしあまり狩りをしてないと食糧面も不安なところでしょう。
また、拠点の外を出歩いて新たな出会いを求めてみるのも良いかもしれません。

ゴブリンのこの後の取る行動安価>>47

1自由安価
2村に言葉を学びに行く

2

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