久川凪「名もない花を労るように」久川颯「流れる星を愛するように」 (25)

カチャカチャ

んー、どれがいいんだろう?

夕美「わぁ、すごーい。愛梨ちゃんはそんな大胆なのを付けてるんだ」

愛梨「違いますよ~。これぐらいじゃないと暑くて」

――大胆なのは止めた方がいい……よね?

文香「あ……あの、白雪さんにはこれぐらいシンプルなのが……」

ちとせ「んー、あまりに保守的じゃないかな?これなんてどう?!」サッ

千夜「お嬢様?!」



む、無理ッ!///

あんなスケスケなんか、絶対に無理ッ!!



芳乃「ほー……雫殿の……すごいおっきくてー」チマッ

雫「そうですか?おっきいだけで走りにくいですし……」タユンッ

藍子「……」ストーン

珠美「……」チマッ



あっちの小学生なんて、私より大きそうだし……

「お決まりですか?」キャハッ



「えっ……えっと……」



美波(13歳)「ちゅ……中学生が初めてつけるブラジャーを探していて……」

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…………
……

美波「……なので、中学生からブラジャーをつけるのは決して遅くないんですよ」

ありす「ふぁ……そうだったんですか」

みりあ「みりあが早いだけなんだ……」

みりあ「ごめんね、ありすちゃん」ペコッ

ありす「い、いえ……私の方こそ」ペコッ



凪「これで二人の仲は安心安全。夕日が落ちるぐらいには明るい風景が待っているでしょう」

颯「また変なことを……」

凪「ところで、新田さん……いえ、ここは師匠とお呼びすればよいのでしょうか?」

美波「師匠……?なんだが、こそぐったいし…美波でいいわよ」

凪「では美波様」





凪「今履いている、高橋さんや柊さんに岡崎さんが最寄り駅一つ前で途中下車して裸足で逃げ出すぐらいえちちなショーツはいつから着用し始めたのでしょうか?」

颯「なーっ!?」





美波「え……嘘…今履いてるのって、泰葉ちゃんのよりえぐいの……?」

颯「?!」

ありす「えぐい基準が岡崎さん……なのですか!?」

みりあ「たしか、お尻がすっごい丸見えな透明なパンツだったよね?」

ありす・颯『詳しく』ズイッ

凪「えぐいといえば、カリスマ(笑)でおなじみの城ヶ崎美嘉さんですが」

颯「何か間が開いているような……」

凪「あの方も、『終日太陽を眺められるオフィス』と称した夏は地獄の一室みたいなパンツをお持ちで……」

美波(どんなのだろ……?)

ありす(どのようななものでしょうか……?)

みりあ(こないだ莉嘉ちゃんが履いてきたのよりすごいのかな……?)

凪「おっと、興味が湧いた所で未成年者の口からは、どのような一品かなどは何も言えませんので……」

颯「じゃあ、何で口に出すの?!」

凪「そして、それは悲劇の始まりでしかなかった……」

颯「聞いて、人の話!!」

凪「それは、ある夏の日……」

~~~~~~~~~~~~

―城ヶ崎家

莉嘉「うわぁ……お姉ちゃんの下着、セクシーなのばっかだぁ」

莉嘉「でも……ブラはサイズが合わないや……」ゴソゴソ

莉嘉「あ、このパンツなら横の紐で調節できるから履けるよね!」

ゴソゴソ



莉嘉「じゃじゃーん!」

莉嘉「どうかな?これならPくんをノウサツできるよね!」ヒラヒラ

莉嘉「よーしっ、レッスンにいくぞーっ!」

凪「その時、片方だけを紐で留めるのにしておけばよかった……そう思ったでしょうね」

颯「なんとなくオチが読めたな……」





美波(もしかして、この間落ちていたのって……)///

ありす(あんなのを美嘉さんが……)///

みりあ(やっぱり、莉嘉ちゃんが履いていたやつなんだー)





凪「あと、紐のパンツはこたつで横になると、ごわごわして……まるでナプキンがズレたかのように居心地悪いですね。はい」

颯「はー!!……って、持ってるの!?」

みりあ(うんうん、よくわかるよー)

美波(たしかに、ひっかかるのよね……あれ)

ありす(お、大人です……)

凪「話は戻ります。ナマコのようにうねうねと」

颯「なーっ!!」

~~~~~~~~~~~~

莉嘉「ふぅ……今日のレッスンもキツかったな」

みりあ「お疲れ様ー」

きらり「みんなお疲れだにぃ♪」

莉嘉「あ、二人とも!」



莉嘉「見て見て、このセクシーなパンティを」フリフリ

きらり「わぁー、莉嘉ちゃんダイタンだにぃ!」

みりあ「でもそれって紐で留めるんだよね?痒くなったりしない?」

莉嘉「ヘーキヘーキ!セクシーになるためのシレンってアレだよ」

きらり「でも、本当に解けたりしたら危ないから、今日は早く帰った方がいいときらりは思うなぁ」

莉嘉「んー、Pくんに見せようと思ったんだけどダメかぁ」

きらり「んもー!莉嘉ちゃんはもっとオンナノコなんだから、恥じらいを持った方がハピハピになれると思うなぁ」

みりあ「きらりちゃんの言う通りだよ。それにそんな透けて後ろが丸見えのなんて、風邪引いちゃうよー」

莉嘉「うー、アタシのオシャレのタワモノがぁ……」

―その頃

美嘉「ない、ないっ!」ゴソゴソ

美嘉「あまりにスケスケだから隠しといた、読モ時代の知り合いにこないだ貰ったショーツが見つからない!」ゴソゴソ

美嘉「ちょうど燃えないゴミの日だから、処分しようと思ったら……」

美嘉「まーた、莉嘉の仕業ね……まったくもう」



美嘉「今度こそ懲らしめないとっ!」ダッ

―そして

莉嘉「ぐすっ……ぐすっ……」

みりあ「な、泣かないで……今、きらりちゃんが買いに行ってるから」オロオロ

莉嘉「で、でも……」

莉嘉「もし、パパラッチとかにバレだら……」グスグス

みりあ「ふぇーん!プロデューサーでも、きらりちゃんでも美嘉ちゃんでもいいから誰か助けてーっ!」







美嘉「っ!」

美嘉「みりあちゃんが呼ぶ声が気がする!」

美嘉「こっちか!?」クンクン

…………
……

?「おんやぁ~」

?「脱ぎたてのパンティが落ちてる……?」

?「うわぁ……アタシの履いてるのと比べても、紐とスケスケの生地しかないアブナイ下着だぁ」

?「ハスハス……これは美嘉ちゃん…とは似てるけど違うかな?」

?「……ま、いいか」





志希「にゃはは、とりあえずスカートをめくっちゃえばわかるからねぇ!」



莉嘉「ぐすっ、ぐすっ……」

みりあ「ど、どうしよう……」オロオロ

みりあ「ふ……ふぇぇぇ……」グスッ



ズダダダダダダ

みりあ「ん?」



美嘉「みりあちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁー―――んっ!!」ズサササササーッ

みりあ「」

美嘉「誰!誰なの!?みりあちゃんを泣かせたのは!!」ハァハァ

みりあ「」

美嘉「みりあちゃんをこんな風にして……」

美嘉「許さん!!」

パコッ

美嘉「あいたっ!」グキッ

きらり「もーっ!みりあちゃんを怖がらせる美嘉ちゃんなんて『めーっ!』だからね!!」

美嘉「き、きらりちゃん……?」

みりあ「う……うん……」

きらり「莉嘉ちゃんも、もう大丈夫だにぃ」

美嘉「どういう……こと?」ズキズキ

莉嘉「ごめんなさいっ!!」



美嘉「まったく……もういいわ。どうせ捨てようとしていたのだったし」

きらり「ちょーっとアレは恥ずかしいにぃ……」///

みりあ「えーっ、夏とかよさそうだけどなーっ」

きらり「それはおいといて……まず、莉嘉ちゃんは買ってきたパンツを履かないと」

莉嘉「うん……」ゴソゴソ

美嘉「ちょ!待ちなさいよ!こんなとこで…」アセアセ

美嘉「とりあえず、今お姉ちゃんが着てるのを一枚脱いでカーテン代わりにするから」ヌギヌギ



志希「やっほー!美嘉ちゃーん!」

美嘉「げっ」

…………
……



凪「これ以上は18禁になりますので、FanB○xの九条ネギコースにて承って……」

颯「なーっ!!」





美波「じ、実際どうだったのかしら?」コソコソ

みりあ「志希ちゃんに美嘉ちゃんと莉嘉ちゃんがスカートをめくられてから、きらりちゃんがみりあの目を塞いじゃって

『みりあちゃんには、ちょーっと早いにぃ』

って言ってから先はわからないの……」

美波「そ、そう……」

美波(本当に何があったのかしら……?)





颯「……」

颯「……」

颯「ノーパンか……」ボソッ

凪「はーちゃん?」

颯「わわっ……な、なー?」

凪「はい、あなたのなーです。電話は一番カステラ二番、お呼びとあれば即参上」

颯「あはは……な、なんでもないよ」

颯「じゃあ、ちょっとトイレに行ってくるから」ビュー





凪「……」

凪「怪しいですね」

凪「こういう時……トイレですることといえば、唯さんも未遂で余計身体が疼く原因になった自家発d「わー!わー!わー!」

美波「もう……女の子そういうことを言わないのっ!」

みりあ「自家発電……ってなぁに?」

凪「おやおや、興味津々な世代にダイレクトに直撃してしまいました。艦娘なら轟沈間違いないでしょうね」

美波「あふゥ!」←中の人はあちらに出演

―トイレ

颯「はぁ……」

颯「やっぱ、濡れてるよ……」

颯「替え、どうしよう……」





颯(はーが、こういうのに目覚めたのは……小学生のプールの授業があったある日)

颯(朝から水着を着ていったため、替えのパンツを忘れてノーパンで帰ったけど……)

颯(言葉にできないぐらい、開放感に満ち溢れていてドキドキしながら帰って……)コスコス

颯(気がついたら、あそこがびしょびしょで……触ったら気持ちよくて)クチュクチュ







颯「はーッ…はーッ……」

颯(し、しちゃった……事務所のトイレで……)

颯「下着までぐちょぐちょに……」

颯「……」

颯「……」

颯「……」

颯「……」ゴクリ

スルスル



颯「あ……」ハァハァ

颯(ぬ……脱いじゃった……)ドキドキ

颯(はー……今、スカートの中、何も履いてないよ……)ドキドキ

颯(こ、これで……帰るんだよね……)ドキドキ

ギイィィ

颯(トイレのドアを開け、お手洗いから外に出てみる)

颯(こ、ここまでは誰もいなかったけど……)

颯(外じゃないから風はないし、スカートも簡単にはめくれないよね……)ドキドキ



カツカツ

颯(っ!)

颯(だ、誰か来るっ!?)

カツカツ

智絵里「あれ?えっと……颯…ちゃん?」

颯「は、はいっ。久川は颯です!」ペコッ

智絵里「お、緒方……智絵里です」ペコッ

颯「この度はどうも……」

智絵里「いえ、私こそ……」

颯「……」

智絵里「……」





颯(か……)

颯(会話が続かないーっ!)

颯(いつものはーなら、もっと会話できるのに、下半身に意識がいっちゃってるから考えが浮かばないよーっ!)

タラー

颯「っ!」

颯(や、やだ……足に垂れてきた……)



颯「ご、ごめんなさい!はー、急いでるんで!」ビュー



智絵里「あ……」

智絵里「……なんか腰をかがめてたし、トイレに行きたかったのかな?」

智絵里「……あ。スカートがめくれ……っ?!」

智絵里「お、お尻が丸見え?!」

智絵里「そ、そういう下着なのかな……?」

智絵里「わ、私はとても履けないよ……」ドキドキ

―屋上

颯「ハァハァ……」

颯「知ってる人に会って……」

颯「ノーパンだって意識しただけで……こんなに濡れちゃった……」

颯「これで街中に出ちゃったら、唯ちゃんみたいに大勢の人の前で……」

颯「……はゥン!?」ビクッ

颯「……や、やだ。今、軽くイっちゃった……」

颯「わ、私……」



颯「もう我慢できないっ!!」

スッ

颯(スカートの裾を持ち上げる……)

クッ

颯(少しずつ……少しずつ……)

ススッ

颯(心の中で「まだ引き返せる」って声が聞こえる気がする……)

颯(でも……)





颯(……)

颯(下半身がスースーして、なんか変な感じ……)

颯(でも、身体中すごく熱を帯びている……)

颯(頭はクラクラして、お腹はきゅんきゅんいってて……)

颯(すごく……)





颯(キモチイイっ!!)

颯(すごい……こんな開放感っていうか、ドキドキしてクラクラして頭がフットーしそうで)ハァハァ

颯(も、もっと早く……やればよかったかな)ハァハァ

颯(このまま……人のいるところまで……)ハァハァ

フラッ



颯(あ……あれ……?)



トスッ

颯(頭の中が真っ白になった瞬間、はーの身体は……)

颯(床に寝転んでしまい、そのまま意識を失ってしまった)

パタパタ

颯(再び目が覚め、気がついたらなーの膝の上だった)

颯(手団扇で、まだほんのり熱を帯びたはーの顔に風を送ってくれている)

凪「お、お目覚めでしたか?」

凪「キスをこれからしようとしていたのに、残念無念」

颯(そう冗談を言いながら見せる顔に、涙のあとがあったのは見逃せなかった……)

凪「さて、凪の足もしびれてきました。このままネギよりも細い足が折れてしまう前に帰りましょう」

颯「うん……」



颯「ありがとう……なー」

凪「さぁ、何のことでしょう?はーちゃんに膝枕ができて眼福というものでしたから」

颯(……)





颯「お姉ちゃん、ありがとう」ボソッ

凪「何か言いましたか?もしや、滅びの呪文!?なら、40秒で支度しないと……」

颯「うんっ!」



颯(帰って来てスカートの中を見たら、なーのパンツが履かされていた)

颯(姉妹とはいえ、少し恥ずかしい気持ちと……)



颯「つまり……あの時なーは、ノーパンだったの?」



颯(という疑問だ)

颯(なんとなく聞いてみたがはぐらかれてばかりだ)

颯(なーももしかして……と勘繰ってしまうのは仕方がないよね?)

颯(莉嘉ちゃんももしかして……と考えてしまう)

颯(とりあえず……)





颯「なー、今度の休みにパンツ買いに行こうね!」

凪「おや、姉妹丼のお誘いですか?はーちゃんが卵なら、凪は三ツ葉でお願いします」

颯「なーっ!」



おしまい

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月21日 (木) 04:36:04   ID: S:2WqC8k

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