【安価】探偵「助手が隠し事をしている……」 (53)

やあみなさん。僕は探偵だ。

それなりに仕事はできる方だと自負している。

そんな僕の探偵アイズを通してみると、
どうやら助手が何かきな臭い。怪しい。

そんなこともあり、僕は彼女に話を聞くことにした

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探偵「助手よ」

助手「な、なんです?私も忙しいので手短にお願いしたいんですけど」

探偵「何か僕に隠し事をしていないか?新年早々すまないが」

助手「……探偵なんですから、もっとカマかけたりとかしないんですか」

探偵「手短に話せと言ったじゃないか。それに、僕は君を信用しているからね」

助手「>>4

はて、? 去年の分の鏡餅100個を近所にお裾分けしてることですかねぇ

助手「はて、? 去年の分の鏡餅100個を近所にお裾分けしてることですかねぇ」

探偵「それ賞味期限大丈夫なのか!?」

助手「たぶん大丈夫です」

探偵「ならいい。廃棄されるよりはマシだ……まったく」


これは去年のことであるが、
彼女は大量の鏡餅を買ってきたのだ
事務所は鏡餅で埋め尽くされ、
しばらく我々の主食は鏡餅一択になってしまった
何より出費が大きく、帳簿に刻まれたあんな赤字はもう二度と見たくない

助手「お年玉ください」

探偵「ガキか。お前は僕の子供じゃないぞ」

助手「そう言わずに、折角のお正月までここに来て仕事してるんですからちょっとぐらいいいでしょう」

探偵「仕事?朝からそこでスマホゲームしてる癖にか?」

助手「じゃあどうしろって言うんですか!」バァン

探偵「指示待ち人間かお前は!……とにかく、お年玉なんてやらんぞ」

助手「分かりました。じゃあ>>9しますからお年玉ください」

頭踏みつけてあげます

助手「頭踏みつけてあげますから」

探偵「ふざけてんのか?」

助手「まぁ落ち着いてください」

探偵「落ち着いていられるか」

助手「大体、給料が少なすぎるんですよ」

探偵「働けェ!」

助手「仕事がないんです」

探偵「犬でも猫でも探してくればいいじゃないか」

助手「この寒空の中!?」

探偵「当たり前だろ!?……もう許さん、怠け者にはお仕置きだお仕置き」

助手「パワハラですよ!いいんですか!?」

探偵「働かずにお給金の入る職場を失いたいならなんとでも言え!」

助手「さすが探偵、完全犯罪だ……」

探偵「お仕置きは>>14だ」

面倒くさい依頼主からの浮気調査

探偵「面倒くさい依頼主からの浮気調査だ」

助手「面倒くさいってなんですか」

探偵「いやぁ……調査対象はなんかもう、浮気してる感じがすごい」

助手「なら証拠をとってくればいいんですね!」

探偵「依頼主についても少し調べたが、癇癪持ちなんだよなぁ……調査対象を信じてることを強調してきたし、絶対面倒なことになる……」

結局、助手は一人で放り出された


助手「あのクソ探偵……絶対に仕返ししてやる……」


コーヒーを買い、コートのフードを被って資料に標された通りへ向かう


助手「そろそろ、対象が来るはずです……」

助手「む、女を連れていますね……それでは、背後から写真を一枚……」パシャ

助手「よし、一旦帰りましょう」

その後、依頼人の女を事務所に呼び出した


助手「お客様の旦那についてなのですが……」

依頼人「はい……」

助手「残念ながら、こちらの写真の通りです……」


助手はテーブルの上に写真を置き、依頼人に差し出す


依頼人「>>20

・・・生かしておけない(レイプ目)

依頼人「・・・生かしておけない」(レイプ目)

助手「……え」

依頼人「今日はありがとうございました。それで「ちょちょちょい!」

助手「いくらなんでも命だけは助けてあげて下さいよ」

依頼人「もちろん貴方には感謝しています。だけれど、これは私たちの問題」

助手「し、しかし……」

探偵「まァ落ち着いて。早とちりなさらないで」


彼は、突然現れた。
しかも、調査対象の男性を引き連れて。


助手「な……」

依頼人「彼を連れてきてくれるなんて、サービスがいいんですね。早とちりとは?」

探偵「説明不足で申し訳ありません。これは彼からです」


探偵はネックレスを取り出し、依頼人に持たせた

依頼人「……これが?」

探偵「ええ。彼が話したいことがあるそうで」


男性はおずおずと口を開き、


男性「君に誤解を与えてしまって、すまないと思っている。彼女は職場の友人で、君に贈るプレゼントを選ぶ為に協力してもらったんだ」

依頼人「……………………」

男性「……………………」ニコ

依頼人「なぁんだ。そうだったんですね」

それから彼女は上機嫌で男性を連れて帰った
料金にも色をつけて支払ってくれた


探偵「ふぅ……」

助手「……どういう、ことですか」

探偵「なんのことだい」

助手「あの話、本当なんですか」

探偵「はは、面白いことを言うね……嘘に決まってる」

助手「はぁ!?探偵が嘘ついてどうするんですか!?一体どうして!?」

探偵「>>26

私は事件を未然に防ぐ「予防探偵」……どんな形であれ事件は防ぐのが私の仕事だ

探偵「私は事件を未然に防ぐ「予防探偵」……どんな形であれ事件は防ぐのが私の仕事だ 」

助手「なるほど……なるほど?でも、浮気はあったんですよね?」

探偵「未然に防ぐのが仕事であって、起こってしまったことは管轄外だ」

助手「……探偵って、そんなものでしょうか。もっとこう、犯人はお前だ!みたいな……」

探偵「それは答えを発表するだけの探偵さ。間違っているとは言わないが、無責任だね……おっと、電話だ、もしもし?」

探偵「ああ、そうだとも。ネックレス代手数料含めて十万。振り込んでおいてくれ」

助手「今のって……」

探偵「そう。それに、未然探偵は金になる」

×未然探偵○予防探偵


探偵「助手が予防してくれないから、疲れてしまったよ」

助手「そりゃそうです。そんなことしませんよ普通」

探偵「でも、殺人を止めようとしただろう。探偵らしく、僕は君のそういう所を見抜いたから助手にしているんだ」

助手「………………」

探偵「どうかしたのか」

助手「すみません。本当は、別に隠し事があったんです」

探偵「……なんだ。言ってみてくれ」

助手「>>29

妹がありもしない罪でいじめられてまして

助手「妹がありもしない罪でいじめられてまして」

探偵「……そうか」

助手「はは……ごめんなさい。これはもう、起こったことですよね」

探偵「……そう、だな……そうなる……」

助手「………………」

結局、助手はこの日は妹のいる実家に泊まった

妹は部屋に籠ってしばらく出てきていない


助手「……探偵さんが、予防探偵なら」


助手は探偵から借りたツールと指南書で、妹の部屋の施錠を解除し、中に入った


妹「……お、お姉ちゃん……?どうして……」

助手「私が、解決探偵だから」

妹「……無理。お姉ちゃんが探偵事務所で働いてるのは知ってるけど、いくらなんでも……」

助手「いいから任せなさい」

妹「えぇ……」

助手「私があなたを守る。だから、どんな罪を背負わされたのか教えて」

妹「>>34

学校の暴力団の息子とその取り巻きを半殺しにして全治半年の怪我を負わせ病院送りにした

妹「学校の暴力団の息子とその取り巻きを半殺しにして全治半年の怪我を負わせ病院送りにしたって……」

助手「……そんなことできるやつがいる時点で物騒すぎるけど……ともかく、無実を証明しなきゃ……」

妹「無理だよ……そもそも、私なんかにできる訳ないのは見ての通りだし、こんなのは適当な大義名分だよ……」

助手「その大義名分を取り上げればひとまずは終わるってことね、任せなさい」

妹「取り上げるって?」

助手「真犯人を見つける!それが探偵の流儀!」

翌日、事務所にやってきた彼女はやる気に満ち溢れていた


助手「探偵さん!協力して下さい!」

探偵「えー……」

助手「なんでそんなリアクションなんですか!」

探偵「金、払えるのかい?」

助手「う……この際、給料から天引きしてくれても良いです」

探偵「……はは、冗談だよ。金ばかり要求すると、事件が起きかねない」

助手「やった!」

探偵「で、どうしろと」

助手「学校の暴力団の息子とその取り巻きを半殺しにして全治半年の怪我を負わせ病院送りにした奴を探して下さい!」

探偵「???????」

助手「そんな顔しないで下さい!こっちは大真面目なんですよ!」

探偵「わかった。探してみよう……そこまでの奴なら、この町の危険人物リスト(独自調査)に載ってるかもしれないな。うーん」

助手「どうですか。載ってますか!?」

探偵「>>39

とある新興宗教の幹部の息子(不良)

探偵「とある新興宗教の幹部の息子(不良) のようだ……うわぁまじか……宗教は相手にしたくないんだけど……」

助手「なるほど、ありがとうございます。その宗教団体の拠点はどこですか?」

探偵「えーっと、スマホで調べると……ここら辺だろう」

助手「分かりました。行ってきます」

探偵「……大丈夫か?」

助手「ええ。心配してくれてるんですか?」

探偵「い、いやぁ、そういう訳じゃないさ」

助手「なら行ってきます」

助手は事務所を出て、新興宗教のアジトを目指した

川沿いを歩き、そのアジトまでやってきたのだ

中に入ると、受付係のような人物が話しかけてくる

受付「いかがなさいましたか?」

助手「……ここの教義を、教えていただけますか?」

受付「>>43

ファミレスで好きな料理もしくは飲料をオーダーしたら、紙ナプキンの投げ合いっこをするのです。

受付「ファミレスで好きな料理もしくは飲料をオーダーしたら、紙ナプキンの投げ合いっこをするのです」

助手「はぁ……わかりました。ありがとうございます」

受付「入信する気になってくださいましたか?」

助手「……ええ。妹も連れてきます」

数日後


助手「いじめが解決しましたよ」

探偵「そういえば、どうやったんだ?」

助手「入信してコネを作って、幹部の息子本人をいじめっ子にぶつけました。まぁ、怪我はさせてませんけどね」

探偵「……それはよかった。もし喧嘩になってたら、僕が止めに出ることになってたかもしれないからね」

助手「そうですね、私も探偵さんとは敵対したくないです」

探偵「……これから、どうするんだ」

助手「これから?」

探偵「君はもう立派な探偵だよ。サボり癖こそあれ、腕は保証する。……単刀直入に言おう。独立する気はないか?」

助手「>>47

今回の事件も探偵さんの助力がなければ解決できませんでした
私はまだ当分「助手」がお似合いです

助手「今回の事件も探偵さんの助力がなければ解決できませんでした
私はまだ当分「助手」がお似合いです」

探偵「……ふふ、そうか」

助手「なんですか」

探偵「じゃあ今日の営業時間が終わったら焼き肉にでも行こうか。独立祝い金の使い道も無くなってしまったし」

助手「やった!」

探偵「……おや、誰か訪ねてきたようだ。依頼人かな」

依頼人「あの……」

探偵「どうぞ座って、お話をどうぞ」

助手(あれ?この人どこかで……)

依頼人「ありがとうございます。実は、浮気の調査をして欲しいのです。この写真の彼について」

探偵「!」

依頼人「それでは、よろしくお願いします。前金はこちらです」

探偵「ど、どうも……」

助手「さっきの人、この前の浮気調査で浮気相手だった人ですよ」

探偵「この写真に写ってるのは、その浮気調査の調査対象だ……」

助手「………………」

探偵「いやぁ、面倒なことになりそうだなぁ」

助手「やっぱり、何も『解決』してないじゃないですか!!!」

探偵「うっさい!僕は予防探偵だ!!」


END

以上です。安価に付き合っていただいたみなさん
ありがとうございました!

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