無惨「平伏せよ」

釜鵺(無惨様の声…！)

ひろゆき「あれ？なにしてるんすか？笑」

病葉(下弦の伍…こいつ無惨様の前でなんて態度を)

無惨「何をしているのか問いたいのは私だ。それとも聞き取れなかったか？」

釜鵺(馬鹿！面倒なことに！)

無惨「面倒なことだと？」

釜鵺(マズイ…思考が読めるのか…)

無惨「まあ、よい　貴様の始末は後だ」

無惨「私を前にして一切動揺しないとは…異常者を鬼にしてしまったものだ…上弦に自由に勧誘されるのも考えものだな」

ひろゆき「僕誘った人も変な人だったんで、類は友を呼ぶってやつかなーって思ってます笑」

無惨「誰が勧誘したなどと想像はつくが、そんな話はどうでも良い
貴様も命はないと思え」

～

無惨「累が殺された　下弦の伍だ。」

釜鵺(下弦の伍が死んだ…？ならばこいつは…？)

無惨「その無礼な鬼は十二鬼月が一人欠けたことによる穴埋めだ。　それ以上でもそれ以下でもない」

無惨「私が問いたいのは一つ。何故に下弦の鬼はそこまで弱いのか」

ひろゆき「え、なんかそういうデータあるんすか？十二鬼月って言うのはいわゆる鬼の幹部で、能力の強さっていうのは貴方の裁量次第で決まってくると思うんですけど、強くしたいならもっと血を与えたりしません？鬼を弱いまま放置しておいて鬼殺隊の柱が倒せないだの言っても仕方なくないですか？」

無惨「貴様ら下弦が弱いのは向上心がないからにほかならないだろう。貴様が怠けている間にも上弦は人を喰いさらに強くなる」

零余子「おっしゃる通りで御座います！私達が不甲斐ないばかりに」

ひろゆき「いや、だから血を与えればよくありません？　それに伴う不利益とかあるんだったら納得するんですけれど」

無惨「何故お前の指図で血を与えねばならないのか。…ここまで我慢してやったがもう良いだろう…最期に言い残す言葉は？」

ひろゆき「え、待ってくださいよ笑　指図というか僕としては提案しただけなんすけど…それについてどう思うか聞かせて下さいよ笑」

病葉(こいつは馬鹿なのか…？このままでは俺の命も危ないんじゃないか？　ここは逃げるしか！) ダッ…


轆轤(あいつどこへ行くつもりだ…)

魘夢(愚かだなぁ…)

病葉「あいつに注目が行っているうちに逃げきれるぞ…」

ザクッ

病葉「あっ…いつのまに首を切られて…身体が再生しない…死ぬ…」

釜鵺(あの一瞬で参が…逃げることも出来ないのか…伍のやつなんてことをしてくれたんだ)

無惨「身の程を弁えろ。全ての決定権は私にあるのだ」

ひろゆき「質問に答えてくださいよ笑
これはあくまで僕の想像の域を出ないんすけど、部下を強くしちゃうと自分の立場が危うくなるとかですか？」

無惨「違う！だが、面白いそこまで言うのならば血を分けてやろう
鬼狩りの柱を倒して来い。花札のような耳飾りをつけた鬼狩りもだ」

ブスッ

ひろゆき「！」(目ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ)

無惨「私の血をふんだんに分けてやった。　だが、お前はこの血の両刀に耐えきれず死ぬかもしれん。　耐えてお前の力を示せ」

轆轤(無惨様が下弦の伍などに血を…なんということだ)

零余子(あんなに反抗期的だったのに気に入られたとでもいうの…？)

…

ひろゆき「…」

無惨「ほう…生きているのか。どうだ気分は？」

ひろゆき「なんというか、全身から力が湧き出てる自分に驚いてるんだよね」

無惨「それはそうだろう。早速だがお前の力を見せてみろ」

無惨「釜鵺…！」

釜鵺「えっ…」

無惨「陸、お前だ。　下弦の伍を倒してみよ。命のやり取りだ。お前が勝利したならば先程の無礼は許してやろう。」

無惨「どうする？やらぬなら私が今すぐお前の首を斬ることになるが」

釜鵺「た、戦います！」(十二鬼月になれたのにここで終わったたまるか…！)

無惨「そういうことだ。残りの者もよく見ておけ」

ベンッ

釜鵺「悪いが死んでもらうぞ！」

ひろゆき「それ僕に言ってます？笑」

釜鵺「動きが遅い！隙だらけだ！」スカッ

釜鵺「外した…馬鹿な…たしかに俺の拳は奴の頭を捉えて…」

ひろゆき「あ、すみません何かしました？笑」

釜鵺「これが、無惨様の血の力？攻撃がまるで当たらない…」

ひろゆき「え、待ってください待ってください笑　もともと僕下弦の伍で、貴方は陸ですよね。その時点で勝負ついてません？」

釜鵺「ぐっ…穴埋めの分際で偉そうに」

ひろゆき「この階級っていうのは無惨様からの言わば評価なんですよ。穴埋めするにしても貴方を下弦の伍にして僕が陸になるっていう場合も考えられるじゃないですか笑
それって無惨様の意見に不満があるって言っているようなものですよね？」

釜鵺「うるさい！お前のことが気に入らないだけだ！」