【ダンガンロンパ】苗木「異世界でみんなと遊ぶ?」【安価コンマ】 (21)

アハハハハハハハハハハハハハハハ

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

キャハハハハハハハハハ

アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

「霧切さん!!!」

「なんで……なんで…?」

「クソが!!」

「嘘だ…こんなの…」



「こんなの……!!」





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……ぎ

…えぎ


「苗木!」

苗木「ッ!?」ビクッ

桑田「おいおい、なにボケっとしてんだ?」

セレス「行かないのですか?もう日が暮れてしまいますが」

戦刃「苗木くん……大丈夫?」

苗木「え?」

苗木(えーっと…)

苗木(ボク、なにしてたんだっけ?)

桑田「なんだよオメーその顔はよぉ」

セレス「ボクなにしてたんだっけ?といった具合でしょうか」

苗木「あ、正解」

桑田「マジか!?」

戦刃「な、苗木くん、ほんとに大丈夫?」

セレス「やれやれですわね」

苗木「ご、ごめん。ちょっとぼーっとしてて」

苗木(ゆうべ夜更かししてゲームしてたからかな…)

桑田「ガッコー終わったからオレらとゲーセン行くんだろ?」

苗木「!」

セレス「わたくしと賭けをする約束、桑田君と遊びに行く約束、戦刃さんにダーツを教えてもらう約束…」

セレス「浮気性のあなたは不覚にも予定をバッティングさせてしまったのです」

苗木「浮気性!?」ガーン

桑田「そーそー!んで、その3つを同時に満たせるから近くのでっかいゲーセン行こうぜって話!」

セレス「…わたくしと戦刃さんの約束だけなら学校内の娯楽室で満たせますわ。あなたの外出したいというワガママのせいですわよ?」

桑田「うるせーな!オレは苗木とイニDとか湾岸とかマリカとか色々やりてーの!」

戦刃「全部ドライブゲーム…」

苗木「そっか、そうだったね。ごめんごめん」

桑田「頼むぜ?」

セレス「まぁ、わたくしは約束さえ果たしてくれるのなら構いませんが」

戦刃「こういうのも楽しいよね」

苗木「あはは…次からは気を付けるよ」

苗木(現在17時半。寄宿舎の門限が21時だから、帰ってきてごはんを食べる余裕もあるよね)

苗木「それじゃ行こうか」

約3時間後…

桑田「しくじったぁ!!」

戦刃「やっちゃったね…」

苗木「もう20時50分だよ!まずいよ!」

セレス「完全に時間の概念を失念していましたわね」

桑田「楽しかったもんはしょうがねーだろ!チクショー!」

戦刃「苗木くん…人たらしだから…」

苗木「ぼ、ボクのせい!?」

セレス「ここから寄宿舎まで普通に帰れば15分はかかりますわ。どうしますの?」

桑田「オレと戦刃ちゃんの足ならヨユーだね!」

戦刃「じゃあ、私がセレスさんを背負うから…桑田くんは苗木くんをお願い」

桑田「逆でもいいのよん♪」

セレス「下心が見え見えですわ」

戦刃「きもちわるい」

苗木「桑田クン…キミは…」

桑田「ジョークに決まってんだろ!?オレどんだけ信用ないの!?」

桑田「って言ってる場合じゃねえ!行くぞ苗木!」グイッ

苗木「あ、うん!ありがとう!」

桑田「うぉおおおおお!!どいたどいたぁ!!」ドドド

戦刃「ごめんなさい!ごめんなさい!」ドドド

苗木(めちゃくちゃ目立ってるねボクたち)

セレス(な、なんという屈辱…!)

桑田「あっ!戦刃ちゃん!こっち!」

戦刃「えっ?」

桑田「こっちからならショートカットできるぜ!」

戦刃「わかった!」

苗木「桑田クン、こんな道よく知ってるね?」

桑田「葉隠のアホが言ってたんだよ!借金取りから逃げるとき発見したんだと!」

セレス「まぁ!あれがわたくしの役に立つ日が来るとは、なんとも驚きですわね」

戦刃「私もびっくり。今月一番のニュースかも」

苗木「辛辣だねふたりとも…」

桑田「舞園ちゃんにも教えたら『わぁ!桑田くんって物知りなんですね!』とか言ってもらえるかな?」

苗木「……」

セレス「……」

戦刃「……」

桑田「せ、せめてなんか言って?おねがい…」

苗木「…見えてきたね、学校」

桑田「ほらな!合ってたろ!?」

戦刃「全然ひとけが無い道だったから疑っちゃったよ」

セレス「苗木君、今は何時ですか?」

苗木「えっと、20時55分!このまま行けば間に合うよ!」

桑田「っしゃあ!飛ばすぜ戦刃ちゃん!」

戦刃「うん」

苗木(……?)

苗木(なんだろう、この違和感…)

苗木(初めて来た道のはずなのに……)

苗木(ボクはここを知ってる?)


カチッ、カチッ、カチッ、カチッ…



カチッ



ぐにゃぁあああああああああああ…



苗木「えっ」

桑田「あ?」

セレス「!」

戦刃「!?」




桑田「なんだぁ?急に景色が……」

戦刃「空が…真っ赤…?」

セレス「なんですの?これは」

苗木「わ、わからないよ…なにがなんだか…」

桑田「おいおい、さっきまで夜だったよな?」

セレス「えぇ。そのはずですわね」

戦刃(天体の異常現象かなにか?でも、あんな一瞬で…?)

桑田「…なんかよくわかんねーけど、とにかく急ごうぜ!」

戦刃「う、うん」

苗木「…!」

セレス「苗木君、どうしましたか?」

苗木「あれ……」

「あ、あ、あ、あ、あ…」

「あそ、ぼ…?あそ……ボ…?」

「ア…そ、ぼ?」



桑田「なんだアイツ?」

戦刃「女の人…かな?」

セレス「どちらにも見えますわね」

桑田「顔が包帯まみれでよくわかんねーよ…」

苗木「まっすぐこっちに向かってくるけど」


行動安価>>9
コンマ44、99で味方一人に大ダメージ

ひとまず距離を取って様子見

戦刃「桑田くん」

桑田「んあ?」

戦刃「明らかに様子がおかしいよ。ひとまず距離を取ろう」

桑田「…そーだな。不審者には近づくなってガッコーでも習ったしな」

セレス「小学生並みの理由ですわ」

桑田「うっせ!うっせ!」

苗木(ボクたちはおんぶされたままでいいのかな…)

戦刃「…」サッ

桑田「あっ!置いてかないで戦刃ちゃん!」ダッ

戦刃(とりあえず様子を見なきゃ)


「ぼ、ぼ、ぼ、ぼ」

「ぼ、ぼ……」

「ぼ…」


桑田「通り過ぎてったな」

苗木「なんだったんだろ」

セレス「わたくしにはわかりかねますが、一つだけハッキリしていることがあります」

戦刃「な、なに?」

セレス「もう門限には間に合わないということですわ」

苗木「あっ」

桑田「お、おい苗木!今何時だ!?」

苗木「に、20時59分…」

戦刃「あー……ここから1分じゃ流石に無理だね」

桑田「クソがぁ!さっきの包帯野郎のせいじゃねえか!」

苗木「しょうがないよ…多少お説教を食らうだろうけど、元はと言えばボクたちが悪いよ」

セレス「不測の事態もあったことですし」

桑田「うぅ、お前らは初めてだろうけどよぉ…オレはもう4回目なんだぜ…?ぜってーキツく言われちまうだろ!」

戦刃「ご愁傷様…」

セレス「阿呆ですわ」

苗木「ぼ、ボクも3回目…」

戦刃「えっ?苗木くんも?なんか意外だね」

セレス「どうせクラスの女子をたぶらかして遊んでいたのでしょう」

苗木「違うよ!?セレスさんはボクをなんだと思ってるの!?」

桑田「よしゃー!!さすが苗木!心の友だぜ!」

苗木「キミはキミで現金なヤツだね…」

桑田「怒られるのがオレだけじゃねーならもう怖くねえな!」

桑田「おい包帯野郎!てめーのせいでもあるんだからな!てめーも謝りやがれってんだ!」

戦刃「あっ…あんまり刺激しないほうが」


「ぼ……ぼ…」

「あ、あ、そ……」

「ぼ?」グルン


桑田「…は?」

戦刃「桑田くん!!」ガシッ

桑田「うぉお!?」

ビチャッ

戦刃「っ…!」

桑田「あ……?え…?」

苗木(桑田クンがさっきまで立ってたところ…)

苗木(アスファルトが溶けてる…!?)

「ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ」

「あそぼ?あそぼ?あそぼ?あそぼ?あそぼ?」

「あそぼ?」

桑田「な、な、」

桑田「なんなんだよ!?なんだよこいつ!!?」

戦刃「…あの口から吐き出したのかな」

セレス「あらあら。ずいぶんなご挨拶ですわね」

桑田「ふざけんじゃねえぞ!!!てめぇ!!」

苗木「く、桑田クン!下がって!!」

戦刃「苗木くんとセレスさんもだよ」

苗木「!」

戦刃「私がなんとかする」スチャ

直下コンマで勝利判定
00、44、99以外で勝利

「あははハはははハハははははははハハハははは!!!」

「あは」

べシャッ

戦刃「っ」ヒョイ

「あそぼ?あそぼ?あそぼ?あそぼ?」

ビチャビチャッ べチャッ

戦刃「いいよ」

ビュン

「あ」

戦刃「遊んであげる」ガッ

ゴキャッ!! 

「あ………が…」

ドガッ!! バキッ!! 

「が……が、が……が…」

戦刃「…」ヒュッ

グシャッ!!

「が……………」ビクンビクン

戦刃「…終わったかな」

戦刃(本当はノドを掻き切って確実に仕留めたいんだけど)チラッ

桑田「…」ポカーン

セレス「うふふ。まるで死にかけのカエルですわ」

苗木(め、めちゃくちゃ痛そう…)

戦刃(ここではやめておこうかな。どうせもう動けないし)

戦刃「もう大丈夫だよ」

桑田「…え?あ、マジで?」

セレス「相変わらずのお手前でしたわ」

苗木「戦刃さん!本当に平気!?」

戦刃「うん。関節を破壊しておいたから、アレはもう動けないよ」

苗木「そ、そうじゃなくて。戦刃さん…怪我とかしてないの?」

戦刃「…!」

苗木「ボク昔からよくずっこけちゃうから、いつも救急用具持ってるんだ。どこか怪我してたらすぐに…」

戦刃「大丈夫。そんなにヤワじゃないから」

苗木「…そっか。ごめん」

戦刃「いいよ別に」

戦刃「………嬉しかったし」

セレス「はいそこまで」

苗木「へ?」

セレス「苗木君に任せるとこうしておかしな空気になりがちなので、わたくしが仕切らせていただきますわ」

苗木「それはどういう」

セレス「今、考えるべきは」

桑田「…それぐれーオレでもわかるぜ」

セレス「あら。流石にこのぐらいはおわかりでしたか」

桑田「たりめーだろ」

桑田「オレらを襲いやがったこの包帯野郎はなんなのかってことだろ」

戦刃「そもそも人間なのかなアレ」

セレス「いくら世界広しと言えども、口から溶解液を吐き出す人間が存在するとはあまり考えたくありませんわね」

桑田「こいつがバケモンかなんかだって言いてえのか?いくらなんでもありえねーって!」

戦刃「それは…そうなんだけど」

桑田「あーチクショー!マキシマムイラつくぜ!」

桑田「ケーサツ沙汰とかめんどくせえけどこのままじゃ収まりがつかねえ!さっさと通報しちまうぞ!」

桑田「………あれ?」

苗木「どうしたの?」

セレス「バッテリーでも切れましたか?」

桑田「いや…これ…」

桑田「なんで圏外?」

苗木「!」

セレス「…あら。わたくしの物も圏外ですわ」

戦刃「私のも」

苗木「ボクのも…」

桑田「なんでだよ!?みんなケータイの契約会社違うのに!!」

苗木「やっぱりさっきから変だ」

苗木「いきなり空が赤くなったこと、変な人に襲われたこと、全員のケータイが圏外になったこと」

苗木「なにかが起きてるって考えるのが自然だよ」

桑田「な、なにかって…?」

苗木「そこまではわからないよ。でも」

苗木「……学校のみんなが心配だ」

戦刃「じゃあ、このまま学校へ行くの?」

セレス「わたくしはどちらかというと街の様子を伺いたいのですが」

戦刃「…桑田くんはどうする?」

桑田「えぁ?オレ?」

桑田「オレは…」

直下に選択。77ボーナスでどの選択肢でもヒントゲット。
1オレも学校へ行きたい
2まずは街の様子を見てからだろ
3その他自由記述

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