男「は? 召喚術士? 君が?」 女召喚術士「はい!」(8)

男「は、はははは……あ~……キミは、その……えっと?」

女召喚術士「あっ、ごめんなさい! ワタシったら自分の名前も言わないで……」

女召喚術士→召喚士「改めまして、召喚士って言います! 召喚術士の端くれを名乗らせてもらっています」 ニコッ

男「へ、へぇ~……そうなんだぁ? ……あっ、ちょっとゴメンお湯が沸いたみたいだから今お茶入れてくるね」

召喚士「お茶ですか? あっ、それならワタシも何かお手伝いを」 スッ

男「大丈夫!! 大丈夫だから!! キミは、そこで、 ジ ッ と し て て ……OK?」

召喚士「お……おーけー……?」 ストン

男「うん、ちょ~~~っとそこで待っててね?」 ガララッピシャッ

男(……………………………これは、アレだな、うん) シュンシュントポポポ......

男「【悲報】道端で拾った外国人美少女がトンデモなデンパだった件について……って所かな……はは、ははははぁぁ」 ガクッ


・・・・・・遡ること数時間・・・・・・

男「……っあ~~……疲れたぁ~……繁盛するのは良いけど残業残業で結局この時間だもんなぁ」

男「まぁ、色々と融通利かせてもらってる手前、あんまり強く言えないんですけど、ねぇ……ふぅ」

男(明日は特に予定もないとは言え、腹も減ったし近道してさっさと帰りましょ~っと) トットット

男「……? おっ、なんだ今日は満月か……へぇ~、池に月が写ってこれは中々……」

男「などと言いつつも空腹に背中を押されて足早にその場を去る男であった、な~んてn」

   rr......r......

男(ん? ……? 気のせいかな? いま水面の月が風もないのに歪んで見えt)

  rr......a...aa......ァァ......アアアア

男(……え……え? なんだ、なんかどっかから声、か? いやいや、周りに人とかいないし風の音いやそれにしてはなんだか人っp)

ド ォ ッ ッ パ ア ア ァ ア ア ァ ン ン ッ ! ! !

男「どぅおうぇ!? ナニ!? はぅあ!? はい? はいっ? はいぃぃっ!?!?」

男(なになになになにぃぃっ!? なんこれ!? ドッキリ!? なんで!? は??? )

ッ ッ ッ サ ァ ア ァ ア ァ ァ ァァァァァァァ......

男「な……なんなんだってばよ……?」

男(池の水がメチャクチャに波打ってる、ってことはひょっとして今の、池に何かが落ちた……のか?)

男「何かって何だよ……えぇぇ、マジで何なん……? ドッキリ? わけわかんね……だとしたら性質わるぅ……」

男「それにしてもトンデモない爆音だったけどこれ爆発物とかじゃないよな?だとしたら別の意味でヤバ……イ……」

女の子?「」 プカァ

男「」 ピシッ(張り詰めた意識にヒビが入る音)

男「……おーけー、おーけー、ウェイト、ウェイトン、ウェイテスト(?)」

男「あ~~~……ん~~……????? これって、もしかして、アレか?」

男「……親方! 空から女の子が! ってか? はははんなアホn」

女の子?「」 ...ブクブクブク

男「はは、は、は……は? え……沈んで、ません? え? え? え?」 キョロキョロ

女の子?「」 ...ブクブクブ

男「いや、いやいやいやいや……へ? いや、そういうドッキリ? いや、マジそういうの面白くないんだけど……?」 オロオロ

女の子?「」 ...ブクブ...コポポ

男「え? 人形? めっちゃリアルなんだけど、えっ? いや、そうだよねフツーに考えてそんな生身の女の子な訳が……」 ジッ

女の子?「」 ...コポポポ......トプン......

 ……     シ    ィ    ィ    ィ    ン    ……

男「………ぅ……うわぁあああぁぁああああ!!!!??」 ザバァッ? ザブッザブッ?

男(水冷たっ!? クッサ!!? 地味に深っ!!? あぁぁもう何なんだよぉぉぉ!!?) ザッブザッブ?

男(これで! ドッキリだったりした日には!! ボッコボコのボコ殴りにした上に警察に突き出してやる!!ボッコボコのボッコb) ザブザブバシャバシャ?

……ポコッ

男「!! そこ、待っいま、~~~~~~~~~っ」 ザバッ...ムンズ

男「つか、ん……っだぁぁっ~~~!!」 ググイッ...

女の子?「」 ...ザパァッ

男(は、はやく、みずから、あげっ、あぷっ、こきゅう、かくにn、んぷぇっ! ひぃ、ひぃっ) ガボガボジャバジャバ

女の子?「   ッゲェホ!? ンォエ!? ガボッバハッ!!?」 ビクンッモガモガ

男(!! 意識がっ! でも、このままじゃ、おぼ、れ……っ、はやっ、きしに……っ) ザバッジャブッザボッ

男(っ、足がつい……お、っもっ……!? 服、が水でぇっ……っ!) ジャバッザブッ......ベシャッ

女の子?「ッケホォ! ェホッ、ッッ……ゴホッゴホォッ」 ジャバッ...ドチャリ

男「ひぃっ、ひぃっ……た、たすかっ……ゴホッオホッ……はぁ、はぁぁぁ」 バチャリ

男(あぶな、かった……あやうく俺も、おぼれて……あぁクソ、いったいぜんたいどんなツラして) チラッ

女の子?→美少女「ハァ.……ェホッ……ハァァ……」 ピトォッ(濡れた服が全身にピッタリと張り付いている)

男「」

男(………エッッッッッ!!?)

男(いや!! 待て待て待て!! 落ち着けそんな場合じゃないだろJK!! 何はともあれ安否確認をっ!)

男・美少女「「あ、あのぉっ!」」

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