国王「勇者よ、わしも同行するぞ」(6)

勇者「えっ、危険ですよ」

国王「危険だろうが、わしも魔王の姿を見ておきたいんじゃ」

勇者「うーん」

戦士「大丈夫だろ勇者、俺たちが守るさ」

女騎士「うむ、任せろ」

金で裏切る盗賊「だぜ!」

勇者「みんながそう言うなら」

国王「よろしくじゃ」

女騎士「お任せ下さい!命がけで国王様をお守りしままままままままま」ガクガク

国王「!?」

勇者「あーただの薬切れです」

国王「薬切れ!?」

勇者「はい、この女騎士は過去のトラウマから二時間おきに鎮静剤を打たないとごらんのありさまなんですよ」

国王「大丈夫なのかそれは」

戦士「腕は確かですからねぇ、仲間から外す訳にもいかないんでさぁ」

金で裏切る盗賊「だぜ!」

国王「なんだか不安になってきたぞよ…」

~~~~~宿屋~~~~~

勇者「寝るぞー!」

国王「まぁ確かに宿屋でする事といえば就寝じゃが」

女騎士「明日からはいよいよ魔王討伐の旅が始まるのです、ゆっくり休まねばなりません」

戦士「そうですぜ国王様」

国王「うむ」

金で裏切る盗賊「ぐっすり眠るといいんだぜ!多少物音がしても目が覚めないくらい熟睡するといいんだぜ!」

国王「…」

~~~~~翌朝~~~~~

国王「案の定財布を盗まれたわい…」

国王「確実にあの盗賊の仕業じゃな、部屋に押し掛け問い詰めてやる!」ダダダッガチャツ

国王「盗賊!貴様やりおったな!」

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