酒場
勇者「僕、魔法使いを募集したはずだよね?」
デュエマ使い「はい」
勇者「デュエマ使いさんは……その……魔法使いなの?」
デュエマ使い「魔法は使えないけど呪文なら使えるよ」
勇者「ああ、そう……」
デュエマ使い「……」
勇者「(何か変な人来ちゃったなぁ。でもこの人以外に募集に応じてくれた人いないし……)不勉強で申し訳ないんだけど……デュエマって何?」
デュエマ使い「クリーチャーや呪文を駆使して相手を倒す古代の決闘術だ」
勇者「(よく分からないけど召喚師みたいなものかな?)へえ、試しに何か召喚してみて貰ってもいい?」
デュエマ使い「任せろ。>>2を召喚だ!」
※安価先がデュエル・マスターズのクリーチャー以外だった場合、ろくな事になりません。
シザー・アイ
シュインッ!!
シザー・アイ「シャァァァァァ」ゲギョゲギョ
デュエマ使い「どうだ、活きの良いシザー・アイだぞ」
勇者「す、凄い!本当にモンスターを召喚できるなんて!」
デュエマ使い「おい!!!!!」
勇者「!?な、何ですか?」
デュエマ使い「モンスターではなくクリーチャーだ!!二度と間違えるな!!!」
勇者「は、はい……(怖っ)」
デュエマ使い「で、俺は採用して貰えるのかな?」
勇者「(ぶっちゃけあんまり気は進まないけど……強そうだしまあいいか)はい、これからよろしくお願いします!」
デュエマ使い「そうか。それは良かった」
シザー・アイ「シャアッ!!」
デュエマ使い「で、せっかくパーティーを組んだんだ。早速クエストに出かけようぜ」
勇者「そうですね。まあ最初は手頃なやつから順当に……」
シザー・アイ「シャァァァ」ジッ
デュエマ使い「む?どうしたシザー・アイ?掲示板を見つめて……気になるクエストでもあったか?」
シザー・アイ「シャアッ!」ビシッ
デュエマ使い「ふむ、>>4の採集のクエストか。よしこれを受けようぜ」
デュエマ使い「洞窟の最奥の希少宝石の採集か、報酬も悪くない。これにしよう」
勇者「えぇ…でもこれ中級者向けのクエストだよ?大丈夫?」
シザー・アイ「シャアッ!」
デュエマ使い「シザー・アイもこう言ってるし大丈夫だろう」
勇者「何言ってるか分かるの?」
デュエマ使い「いや全く」
シザー・アイ「シャァ……」
勇者「というかいつまで召喚してるのこれ?」
デュエマ使い「海岸線を真っ青に染めるまでシザー・アイの進撃は止まらないんだ」
シザー・アイ「シャアッ!」
勇者(どうしよう……意思の疎通が図れてない気がする)
洞窟
デュエマ使い「よっしゃ。ちゃっちゃとクリアしようぜ」
勇者「あれ?シザー・アイは?」
デュエマ使い「なんか干からびて弱ってきてたから帰還させた」
勇者「そ、そう……」
デュエマ使い「うん?何か奥からこっちに向かってくるな?」
巨大コウモリ「キキィ!!!」バサッ! バサッ!
勇者「うわぁっ!?モ、モンス……クリーチャーだ!?」
デュエマ使い「別に俺が召喚した奴以外はモンスター呼びで構わないぞ」
勇者「そ、そう……とにかくモンスターだ!戦闘だよ!」チャキッ!
デュエマ使い「よーしここは……>>8を使おう」
※安価先がデュエル・マスターズのカード名以外だった場合、ろくな事になりません。
コッコ・ルピア(擬人化ver)
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