カリーナ「あなたが新しい指揮官様ですね! (25)

カリーナ「初めまして、指揮官様! あなたをサポートするオペレーターのカリーナです!」

???「これからよろしく頼む」

カリーナ「は、はい・・・!<な、なんて濃い顔、クルーガ社長と同じくらい濃すぎる! というより明らかに歴戦の傭兵じゃないですか!>」

???「どうしたんだ、そんなに人の顔を見て? 怖がらせてしまったならすまん」



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カリーナ「いえ、そんなことは・・・これから長く付き合っていけるといいですねジョンさん」

???「確かにそれは俺の名だが・・・その名で呼ばないでくれ」

カリーナ「ではなんとお呼びすれば?」

???「そうだな」

スネーク「 スネークでいい 俺は蛇だ!」

カリーナ「スネークさんですか? わかりました、以後そのように気をつけます!」

スネーク「よしてくれ、さんなんてつけなくていい。ただのスネークでいえ

訂正 ただのスネークでいい

スネーク「それにしても、グリフィンでは君のようなハイスクールに通っているような子を働かせているのか?」

カリーナ「失礼な、こう見えても二十歳すぎてるんですから!
きちんと我がグリフィンは、労働法規を守っています!」

カリーナ「それに私はオペレーターですし、フロントラインを担うのは戦術人形がーーー」

スネーク「・・・戦争は変わったな、いい意味でも悪い意味でも」

カリーナ「えっ」

訂正 ハイスクールに通っていてもおかしくない

スネーク「今じゃどの先進国も生身の兵士ではなく、アンドロイドの兵士を地上戦に投入している 確かに味方の人間の兵士の損耗がないのは素晴らしいことだ」

スネーク「その反面、敵の兵士の命に無頓着になった 確かに相手は敵の兵士だが、生身の人間対人間の戦いでなくなったことで戦場の悲劇はました」

スネーク「俺は・・・戦場でしかいきられない人間だがそれがいいこととは、どうしても思えない 君のような女性でさえ、殺し合いに抵抗感を・・・」

カリーナ「・・・し、指揮官様、そのえっと・・・」

スネーク「すまない、気を取り直して続けてくれ」

カリーナ「は、はい 指揮官様、いえスネークの仕事は、このsゼロ地区を担当する支部を運用することになります」

カリーナ「具体的には戦術人形の指揮・編成決め、 生産計画、資材管理、訓練計画の策定です! あと1番大切なのは、鉄血人形との戦いですね!」

スネーク「鉄血人形?」

カリーナ「戦術人形を主力とした中国重工業の雄 鉄血工造・・・そこが新規製造した新型戦術人形シリーズが原因不明の破壊活動を開始したんです」

スネーク「なるほど、企業名をもじって鉄血人形といわけか 大々的にニュースになっていてもおかしくないのに初耳だな?」

カリーナ「最近勢力を拡大していて、人民解放軍とも派手にドンパチ交わしてるんですが、なにぶんアジアの辺境だから注目の的になってないんですよ!」

カリーナ「とはいえ、我々グリフィンには無視できない脅威です! スネークの仕事は、暴走した鉄血人形の駆除が主体となるはずです!」

スネーク「少なくとも人間同士で殺しあうといことはないわけか」

訂正 にんげんどうしでころしあうことはないわけか

カリーナ「スネークがいったような、戦術人形で人間を殺害する展開は当分ありません!」

カリーナ「さて、それでは早速戦術人形の指揮訓練に移りましょう!」

スネーク「戦術人形の指揮訓練か・・・入社試験でも出てきたが、戦闘の指揮をするとなると不安でたまらないな」

カリーナ「大丈夫ですよ、なんてたって指揮の成績は歴代ナンバーワンなんですから!」

スネーク「確かに高級指揮幕僚過程はうけているが、戦術人形の指揮は初めてだからな」

カリーナ「高級指揮幕僚過程って・・・ スネークは何者なんですか!?」

スネーク「退役したアメリカ陸軍の軍人だ」

スネーク「一兵卒で軍に入隊し、その後運良く士官に登りつめられた」

カリーナ「ほ、本職のプロじゃないですか!」

カリーナ「それなら、私がスネークに教えられることなんて素人知識なんじゃあ」

スネーク「そんなことはないぞ、カリーナ さっきも言ったように戦術人形の指揮は初めての経験だ 君の知識は頼りにしている」

カリーナ「そうですね、その言葉励みになります そろそろ戦術人形との顔合わせに行きましょう」

スネーク「では早速と言いたいところだが、準備がある 待ってほしい」

カリーナ「準備?」

スネーク「ふん!」

カリーナ「きゃあ! す、スネーク、いきなり上半身をはだけるなんて、セクハラで訴えますよ!」

スネーク「誤解させてすまないが、初対面の女性の前で裸になるわけないだろう」

スネーク「ちゃんと制服の下に服は着ているさ!」

カリーナ「なるほど、確かに服は着てますね」

カリーナ「ってなんですか、スネークのその格好は!」

ネイキッド・スネークの格好

室内のためカムフラージュ率マイナス50


ウッドランド迷彩の迷彩服 ノーフェイスペイント 無限バンダナ

弾帯にサスペンダー 弾帯に取り付けたマガジンポーチに水筒 バックパック レッグホルスターに収納した サプレッサー付きM1911A1 サスペンダーにはさめた高周波振動機能付きナイフ

カリーナ「迷彩服はともかく、アサルトライフルやハンドガンはどこにしまってたんですか! スネーク、一体何がどうなって!」

スリング付きSIGMCX

スネーク「カリーナ、別に不思議なことではないだろ?」

スネーク「俺なんてこのバックパックの中に各種迷彩服やタキシード、白衣を入れて任務に当たったことがあるんだからこれぐらい大したことじゃない」

カリーナ「・・・まるであなたとは生きている世界が違う気がします 」

カリーナ「それよりなんでそんな格好を 下手な戦術人形より重武装じゃないですか!」

スネーク「勿論、前線で戦術人形の指揮を取るためだけ!」

カリーナ「ええええ!」

カリーナ「スネーク、入社試験の際に聞いたと思いますが、指揮官といっても前線指揮を取ることはないんですよ!」

カリーナ「事前の情報を元に適切な編成の戦術人形を派遣するだけで後方で待機しているのが、グリフィンの指揮官のありかたです!」

スネーク「アンドロイドとはいえ、女性の姿をした兵士にだけ戦わせ、安穏と過ごしているのは趣味じゃない」

スネーク「それに固有の人格まで再現したとはいえ、AIの性能はそこまでではないと聞いている なら人間の指揮官が適時戦術的な判断を下した方が合理的だ」

カリーナ「はぁ、スネーク・・・。わかりました、前言は翻しそうにないですから、前線指揮は認めましす」

カリーナ「ただし、上にバレたらわたしも含めて怒られるんですから、お礼に甘いものを奢ってくださいね!」

スネーク「ああ、そんなのでいいならいくらでも奢ってやるるさ!」

カリーナ「じゃあ、あの高級ブランドのチョコレートをたっぷらりと・・・。わたしの月給よりも値段が高いチョコを食べ放題・・・」

スネーク「・・・お手柔らかに頼む・・・」





AK-47「今日が信任の指揮官との顔合わせだな」

M1911「うう、ドキドキしてきたあ・・・」

M1911「無茶苦茶な指揮を取らない人だといいなあ」

M16<AR小隊ではない>「何、どんな方だろうとその元で最善を尽くせばいいだけだ 不適切な指揮をするようなら、そこも含めて補佐していけばいい」

VZ-61「わたしはサソリじゃないけど、本当にどーしようもないやつなら尻尾を刺しちゃうぞ! 具体的にはフレンドリファイアーとか暴発に見せかけて後ろから打てばいいんだよか!」

AKー47「怖いこというなよ、お前・・・。無能な指揮官ならぶちのめすのは賛成だけどよ。ま、政治将校よりクソってことはないよな?」

VZ-61「これでもドイツの秘密警察が使ったこともあるサブマシンガンだからね!」

カリーナ「皆さん、これから指揮官様が着任します!」

カリーナ「気をつけ!」

戦術人形一同気をつけ

VZ61「カリーナ、いつになく真面目だね!」

カリーナ「スコーピオン、少しだけ黙って」

カリーナ「では、指揮官様入って来てください」

スネーク「こんなに大げさにしなくてもいいいんだが」

カリーナ「指揮官様に敬礼! かしら、中!」

戦術人形一同頭を正面上に上げるかしらの敬礼

スネーク「そんなにかしこまらなくてもいい 楽にしてくれ」

カリーナ「休め!」

戦術人形一同両足を話し、腕を後ろ手に組もうとするが・・・

スネーク「かしこまらなくていい 思い思いの姿勢でくつろいでくれ」

スネーク「カリーナ、ここはPMCだ 起立まで軍隊式にしなくていい」

カリーナ「普段はそうしてるんですけど、スネークは軍隊出身の指揮官様なのでつい・・・」

スネーク「まったく・・・皆、俺が新しくS09地区の指揮官に着任したスネークだ 戦術人形と共に戦うのは初めての経験なので、至らないところもあるかもしれないが、これからよろしく頼む」

M-16<見るからに歴戦の兵士っていう風体ね それも見かけ倒しじゃない>

M-16<体に決して消えない硝煙の香りと血臭がこびりついている どうやら指揮官としての心配はなさそうね>

AK-47<体が震えている? 怖いのか、この私が! 違うな、これは歓喜だ!>

AK-47<この男、下手をすれば私よりも長く戦場で暮らしている! そんな歴戦の古強者の指揮で戦えるのは、兵士の誉れよ!>

AK-47<指揮官、これから末長く頼むぞ!>

M-1911<クルーガー社長並みに濃い顔だなあ でも何だろう、不思議と懐かしい気がする>

M-1911<まるでこの人に使い込まれたことがあるような・・・>

VZ-61「これからよろしくね、指揮官! 私は、スコーピオンだよ」

VZ-61「といっても毒サソリじゃないからね~」

スネーク「スコーピオン・・・。戦術人形は実在する銃と合体させているんだったな、ということは君の素体はVZ-61?
チェカスロバキアさんのサブマシンガンだな?」

スコーピオン「そうだよ、おじさん!」

スネーク「お、おじさん・・・」

カリーナ「VZ-61 、指揮官様に失礼ですよ! 仲間内ならともかく、指揮官様にその態度は会社の従業員として・・・」

スネーク「ハ、ハ、カリーナ、面と向かって言われたことがないから戸惑っただけだ そこまで怒ることじゃあない 俺が60代のロートルなのは間違いない」

スネーク「それに・・・」


カリーナ「それに?」

スネーク「俺も言えた口じゃあないが、君のそのファッションは会社の人間として問題あるものじゃないか?」

VZ-61「おお、誰も指摘ないことを突っ込んだ~おじさん、やるう」

カリーナ「う、う、それをいわれると反論できません・・・」

カリーナの格好 着崩した女子高生風の会社のユニフォーム? 下はミニスカ サングラス マガジンポーチらしきもの ソリッド「制欲を持て余す」カズ「いいセンスだ!」 オタコン「君もオタクかい」

スネーク「とにかくだ、俺は格好を機にすることはしないし、おじさん呼びでも構わない 軍隊じゃないんだからはめをはずなければ好きにしてくれていい」

スネーク「個人的には、迷彩効果がない格好を人形がしているのが気になるが・・・」

カリーナ「男性型の戦術人形も実在するんですが、人間の兵士のメンタルケアから女性にしてるんですよー!それに復興作業を行う上でも女性型が安心できるとの判断からです!」

カリーナ「実はここだけの話、宣伝効果を狙ってモデルみたいな格好をさせてたりはしませんよ!」

スネーク「・・・再就職を俺は間違えたのか? ウォールマートかコンビニでレジ打ちか老人ホームにおとなしく行った方がいい気がしてきた」

AK-47「安心しろ、指揮官 実戦なら我々もドーランを塗るし、ギリースーツもちゃんと使う 匍匐前進で泥まみれになったこともある」

AK-47「我々が弱兵ということはないから安心してほしい それより自己紹介を続けてほしいのだが」

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